JP4741518B2 - 燃焼動力式締結具駆動工具のための燃焼室制御 - Google Patents

燃焼動力式締結具駆動工具のための燃焼室制御 Download PDF

Info

Publication number
JP4741518B2
JP4741518B2 JP2006552165A JP2006552165A JP4741518B2 JP 4741518 B2 JP4741518 B2 JP 4741518B2 JP 2006552165 A JP2006552165 A JP 2006552165A JP 2006552165 A JP2006552165 A JP 2006552165A JP 4741518 B2 JP4741518 B2 JP 4741518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve sleeve
combustion
tool
piston
lockout device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006552165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007521972A (ja
Inventor
エム. モーラー,ラリー
イー. ドーティー,ジェイムズ
イー. ファビン,ジョゼフ
Original Assignee
イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド filed Critical イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド
Priority claimed from PCT/US2005/002747 external-priority patent/WO2005077605A1/en
Publication of JP2007521972A publication Critical patent/JP2007521972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4741518B2 publication Critical patent/JP4741518B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/08Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

本発明は、締結具をワーク内へ駆動するための締結具駆動工具に関し、特に、燃焼工具とも称される燃焼動力式締結具駆動工具に関する。
燃焼動力式締結具駆動工具は、ニコリッシュ(Nikolich)に付与され出願人に譲渡された米国再発行特許第32452号、米国特許第4522162号、米国特許第4483473号、米国特許第4483474号、米国特許第4403722号、米国特許第5133329号、米国特許第5197646号、米国特許第5263439号、米国特許第6145724号に記載されて従来公知となっており、これらの全ての開示を本願と一体をなすものとして参照する。また、燃焼動力式締結具駆動工具は、一例がイリノイ州グレンビュー所在のイリノイツールワークス社により製造され、ワークに締結具を駆動するために用いるインパルス(IMPULSE)(登録商標)の商標名で知られている。
こうした工具は、小型の内燃エンジンを包囲するピストル形の工具ハウジングを有している。該エンジンは、燃料セルとも称される加圧された燃料ガスのキャニスターを動力源とする。バッテリー式の電力分配ユニットによって点火用の火花が生成され、燃焼室に配設されたファンによって燃焼室内の燃焼を促進し、また、装置の燃焼に付随する工程を容易にする。こうした付随工程は、燃焼室内への燃料供給、燃焼室内での燃料と空気の混合、燃焼生成物の除去または排気を含む。前記エンジンは、細長い剛性のブレードを備え単一のシリンダ本体内に配設された往復動ピストンを含む。
弁スリーブが、リンク機構によってシリンダの周囲で軸方向に往復動自在に設けられており、前記リンク機構の先端部に設けられたワーク接触要素がワークに対して押圧されると、前記弁スリーブが移動して燃焼室を閉鎖する。この押圧作用によって、また燃料計量弁が起動し、所定量の燃料が閉鎖された燃焼室内に導入される。
トリガースイッチが引かれると、火花が生成されて燃焼室内の燃料ガスが点火され、ピストンおよび駆動ブレードが下方に押し出されて、位置決めされている締結具に衝当して該締結具をワーク内に駆動する。次いで、ピストンは、ガスの差圧によって初期位置または点火前位置へ復帰する。締結具は、マガジン式にノーズ部に供給され、駆動ブレードによる衝当を受けるための適切な位置、配向で保持される。可燃性の燃料/空気混合気に点火すると、燃焼室内の燃焼によって、ピストンと駆動ブレードの組立体が加速し、そのとき締結具が存在すれば、締結具はワーク内に進入する。
現在市販されている燃焼動力式工具は、逐次操作式の工具である。工具は、釘を打込むためにトリガーを引き込む前に、ワークに対して押圧してワーク接触要素(WCE)を工具に対して押し込まなければならない。これは、繰返しサイクル操作として知られる操作によって点火可能な工具と正反対である。つまり、後者の工具では、トリガーが押下モードに保持されていれば、工具をワークに押圧することによって繰返し点火が行われる。この相違点は、各工具の様式で1秒当りに打込み可能な締結具の数の違いとなって明らかとなる。繰返しサイクルモードは、逐次点火モードよりも実質的に速く、繰返しサイクルモードでは1秒当り4〜7の締結具を打込むことができるのに対して、逐次点火モードでは1秒当り2〜3の締結具しか打込むことができない。
燃焼動力式工具を逐次点火動作に制限する1つの際だった特徴は、工具の点火後に駆動ピストンを初期位置へ復帰させる方法である。燃焼動力式工具は、ピストンを復帰させるために、自己生成式の真空を用いている。真空によってピストンを復帰させるためには、ピストンの復帰動作のために供給ラインから空気の正圧を用いる工具よりも非常に長い時間を要する。
本願と一体をなすものとして参照した上記の特許に開示されたタイプの燃焼動力式工具では、点火速度および弁スリーブの制御によって、操作者は真空式にピストンを復帰させるための時間間隔を制御している。混合気の燃焼および高圧の燃焼ガスの排気の後に真空が生成される。工具内に残留する高温ガスが、周囲を取巻く低温のアルミニウム製の構成要素によって冷却、収縮され、真空が生成される。仕上げ作業時のように、工具の操作サイクル速度が十分に遅く、真空による復帰動作が確実で信頼性のあることも多くある。
米国再発行特許第32452号明細書 米国特許第4522162号明細書 米国特許第4483473号明細書 米国特許第4483474号明細書 米国特許第4403722号明細書 米国特許第5133329号明細書 米国特許第5197646号明細書 米国特許第5263439号明細書 米国特許第6145724号明細書
然しながら、工具を非常に高いサイクル速度で操作する場合、操作者は、ピストンが復帰サイクルにある間に、工具をワークから離反させることにより、燃焼室を開いてしまう場合がある。これによって真空が喪失され、シリンダの頂部へ到達する前にピストンストの移動が停止する。これによって、駆動ブレードは、ノーズ部のガイド溝内に残り、釘帯の前進が妨げられる。最終的に、打出し溝内に釘がなく、次工程で釘が打ち出されない。
上述した逐次点火モードを用いた燃焼工具において十分な燃焼室停止時間を確保するために、燃焼室ロックアウト機構がトリガーに連動するようになっている。この機構は、操作者がトリガーを離すまで燃焼室を閉じたままに保持する。これは、操作者による比較的遅い筋肉応答時間を考慮して、燃焼室が閉じている停止時間を長くする。つまり、物理的なトリガー解放が点火サイクルの十分な時間を消費し、ピストンが確実に復帰できるようにするのである。上記機構は、また、例えば、硬い木に打込んだり、他の釘の頂部に打込んだりしたときに生じる大きな反動に際して燃焼室を閉じたままに保持する。ピストンの復帰に要する最小時間よりも長く燃焼室を閉じたままにすることは、工具の冷却および掃気が妨げられるので欠点となる。
本出願人が共有する米国特許第6145724号には、ピストンと駆動ブレードが点火前位置に復帰する前に、燃焼室が早期に開いてしまうことを防止するための、駆動ブレードによって作動するカム機構が開示されている。この方法の主な欠点は、釘が詰まったり、シリンダ壁が汚れていたり粘着性を帯びていたりして、ピストンが完全に復帰しなかった場合に、ピストンを点火前位置に復帰させるために、手操作式のリセット棒がピストンに必要となることである。ピストンが戻らないと、燃焼室は閉じたままで、従って、工具を再び点火することができない。
従って、ピストンの復帰性能を高めた繰返しサイクルモードで作動可能な燃焼動力式締結具駆動工具が必要である。また、繰返しサイクルモードにおいて、ピストンを完全に復帰させるために、燃焼室の開放を遅延させる特別の必要性に対応した燃焼動力式締結具駆動工具の必要性がある。
上述した必要性は、最新技術の制限を克服する本願発明の燃焼動力式締結具駆動工具によって充足または突破される。特に、本発明の工具は、燃焼室の閉鎖を管理するための電磁式に形成された機構であって、ピストンの復帰に必要な時間の長さを制御する機構を具備する。
高サイクル速度の点火を達成するために、好ましい実施形態では、手操作によって所望の遅延を得ることに代えて、燃焼室ロックアウト装置として機能する電磁石装置を用いている。この電磁石装置を管理するために用いる制御プログラムは、ピストンが復帰するまで燃焼室の閉鎖を確実にするためにタイマーを含んでいる。
より詳細には、本発明の燃焼動力式締結具駆動工具は、燃焼式動力源と、前記動力源に関して休止位置と点火位置との間で往復自在に設けられ少なくとも1つの接触部を含む弁スリーブと、前記動力源内に設けられたピストンが点火前位置に復帰するまで、前記弁スリーブが前記点火位置からの往復動作を自動的に防止するロックアウト装置とを具備し、前記ロックアウト装置は、励磁されたときに前記少なくとも1つの接触部との間に作用する磁気引力によってのみ、前記弁スリーブを前記点火位置に固定する防止する電磁石を具備する
更に、本発明によれば燃焼動力式締結具駆動工具において、燃焼式動力源と、前記動力源に関して休止位置と点火位置との間で往復自在に設けられ少なくとも1つの接触部を含む弁スリーブと、前記動力源内に設けられたピストンが点火前位置に復帰するまで、前記弁スリーブが前記点火位置からの往復動作を自動的に防止するロックアウト装置であって、該ロックアウト装置は、励磁されたときに、前記少なくとも1つの接触部との間で前記弁スリーブの動作に平行な軸線沿いに作用する磁気引力のみによって、所定時間前記弁スリーブを固定する電磁石装置を具備するロックアウト装置と、前記ピストンが点火前位置へ復帰するための前記所定時間、前記ロックアウト装置を励磁する制御装置とを具備する燃焼動力式締結具駆動工具が提供される。
図1〜3を参照すると、本発明に係る燃焼動力式締結具駆動工具は、全体的に参照番号10で指示されており、好ましくは、本願と一体をなすものとして参照した上記の特許に詳細に説明されているタイプと概ね同様の工具である。工具10のハウジング12が、ハウジング主室16内に内蔵された内部動力源14(図2)を包囲する。従来の燃焼工具と同様に、動力源14は内部燃焼によって動力を発生し、シリンダ20に連通する燃焼室18を有している。シリンダ20内に往復動自在に配設されたピストン22が、駆動ブレード24の上端に連結されている。図2に示すように、ピストン22の往復動作の上限は点火前位置と称され、そしてそれは点火の直前の、つまり、燃焼性ガスに点火、締結具(図示せず)に衝当してワークに押し込むために駆動ブレード24の下方への駆動が開始する直前の位置である。
トリガー26を押込むことによって、操作者は、燃焼室18内に燃焼を引き起こし、駆動ブレード24がノーズ部28内を下方へ駆動される。ノーズ部28は、締結具マガジン30によってノーズ部内に給送された締結具に衝当させるために、駆動ブレード24を案内する。
ノーズ部28にはワーク接触要素32が設けられており、ワーク接触要素はリンク機構または上端プローブ34によって、往復動する弁スリーブ36に連結されている。弁スリーブの上端は、燃焼室18の一部を画成する。図1に示すように、工具のハウジング12をワーク接触要素32に対して下方(周知となっているように、他の操作方向でもよい)へ押込むと、ワーク接触要素は休止位置から点火前位置へ移動する。この移動は、バネ38(図1では隠れている)によるワーク接触要素32の通常下方への付勢に対向して行われる。バネ38の位置は用途に応じて変えることができ、ノーズ部28から更に離れた位置でもよい。
リンク機構34を通じて、ワーク接触要素32は、弁スリーブ36に連結され、該弁スリーブと共に往復動作する。休止位置(図2)では、弁スリーブ36とシリンダヘッド42とを隔てる環状の間隙40があるので、燃焼室18は密閉されていない。前記環状の間隙には、燃焼室スイッチ44とスパークプラグ46が配設されている。より詳細には、シリンダヘッド42の近傍には上方間隙40Uが設けられており、シリンダ20の上端近傍には下方間隙40Lが設けられている。本工具10の好ましい実施形態では、シリンダヘッド42は、また、冷却ファン48および該冷却ファンを駆動するファンモータ49のための取付部となっている。該冷却ファンおよびファンモータの少なくとも一部は、周知のように、また、本願と一体をなすものとして参照した上記特許に記載されているように、燃焼室18内に突き出ている。図2に示す休止位置では、燃焼室18はその頂部がシリンダヘッド42により密閉されておらず、また、燃焼室スイッチ44が開いているので、工具10は点火不能となっている。
操作者がワーク接触要素32をワークに押圧すると、点火可能となる。この操作は、バネの付勢力に対抗して行われ、これによって弁スリーブ36がハウジング12に関して上動し、間隙40U、40Lが閉じ、燃焼室スイッチ44が起動するまで燃焼室18が密閉される。この操作によって、また、計量された量の燃料が燃料キャニスター50(部分的に示されている)から燃焼室18内に供給される。
トリガー26が引かれると、点火プラグ46が通電され、燃焼室18内の燃料と空気の混合気が点火し、ピストン22および駆動ブレード24が、ワークへ打込むために待機している締結具へ向けて下方へ送出される。ピストン22がシリンダを下方へ移動すると、該ピストンは空気を押して、少なくとも1つのペタル弁(petal valve)または逆止弁52、および、ピストンの移動行程を越えた位置(図2)に配置されている少なくとも1つの排気孔53を介して排気が行われる。ピストン行程の下端、つまりピストンの最大移動距離の位置で、周知のようにピストン22は弾性バンパー54に衝接する。ピストン22が排気逆止弁52を越えると、大気圧に近い状態が得られ、逆止弁52が閉じるまでシリンダ20から高圧気体が排気される。シリンダ20内の内部圧力の違いによって、ピストン22は図2に示す点火前位置へ復帰する。
上述したように、このタイプの燃焼動力式工具の1つの問題は、ピストン22を点火前位置へ迅速に復帰させ、次のサイクルの前に燃焼室18の制御を改良することである。この必要性は、トリガー26が引込まれた位置または押入された位置に保持され、ワーク接触要素32が後退する度に点火する繰返しサイクルモードで工具を点火すべき場合に、特に決定的となる。
図2〜図4を参照すると、こうした構成上の問題に対処するために、本工具10は、好ましくは、全体的に参照番号60により指示されるロックアウト装置を有している。動作ロックアウト装置は、ピストン22が点火前位置へ復帰するまで、弁スリーブ36が閉鎖位置または点火位置から移動することを防止するようになっている。このロックアウト装置60の保持または固定機能は、ピストン22が点火前位置へ戻るのに要する所定時間作用する。こうして、工具10を繰返しサイクルモードで使用する操作者は、締結具が駆動されたワークから工具を持ち上げ、そして該工具を次ぎの点火サイクルのために再び位置決めを開始することができる。繰返しサイクル動作に伴い点火サイクル時間が短くなるので、ロックアウト装置60は、燃焼室18を密閉状態に保持し、通常ピストンの復帰を阻害する燃焼室18の早期の開放の前に、ピストン22が復帰するように差圧を確実に維持する。本ロックアウト装置60によって、ピストン22の復帰およびそれに続く燃焼室18の開放は、工具10をワーク上の次の位置へ移動させている間に行うことが可能となる。
より詳細には、図2〜図4を参照すると、ロックアウト装置60は、スライドカムまたはスライドラッチ64に係合する電磁石62を具備しており、前記スライドカムまたはスライドラッチは、弁スリーブ36に対して横方向に往復動作して、所定時間弁スリーブ36が移動することを防止する。この所定時間は、典型的にはハウジング12のハンドル部分(図1)内に収納されている中央処理装置または制御モジュール67(隠れ線で表示されている)により実現される制御回路またはプログラム66(図1)によって制御される。他の方向でもよいが、好ましい実施形態では、電磁石62は、電磁石のコイルおよびスライドラッチの中心軸が工具10の駆動動作に関して横断方向となるように、スライドラッチに結合されている。ロックアウト装置60は、傾斜した先端74を有したラッチ64のスライドレグまたはスライドカムが、取付ブラケット78およびハウジング12の開口部を貫通して、弁スリーブ36が点火位置に到達したときに、該弁スリーブの凹所または肩部80に係合するように、シリンダ20の上方部分70に取付けられている。図4に示すように、ラッチ64は、バネ82によって係止位置に付勢され、かつ、電磁石62によって所定時間保持される。
ロックアウト装置60の適切な作動のために、制御プログラム66は、点火の後にピストンが点火前位置へ復帰可能とするために、電磁石62が適切な時間励磁されるように設定されている。操作者が、ワークに対して工具10を押圧し、燃焼室18が密閉されると、ラッチ64はレグ72を突出して耐摩耗板(wear plate)83(図4)へ付勢される。より詳細には、スイッチ(図示せず)の操作手順によって起動する制御プログラム66が、燃焼室に火花を発生させる条件が整ったことを示すと、電磁石62は、制御プログラム66によって約100ミリ秒間励磁される。この間、ラッチ64は正しい位置に保持され、これによって、燃焼室18が開くことが防止される。電磁石62を励磁する時間は、全ての操作条件でピストンが完全に復帰できるような休止時間が得られるように、決定することができよう。この時間は、用途に応じて変更することができる。
制御プログラム66は、ピストン22が点火前位置へ復帰したときに、電磁石62が消磁され、レグ72に作用する横方向の力が低下するように構成されている。ユーザが工具10をワークから持ち上げ、次いで電磁石62が消磁されると、バネ38はバネ82の力および電磁石62に残留する力に打ち勝って、弁スリーブ36を休止位置または伸長位置へ移動させ、燃焼室18および間隙40U、40Lが開く。この動作は、レグ72のカム面74により容易になり、弁スリーブ36が開くと該レグは後退する。周知となっているように、弁スリーブ36は、燃焼室18を開いて該燃焼室のガスを交換し、次の燃焼に備えるために、ファン48から下方へ離反しなければならない。
好ましい実施形態では、バネ82、ラッチ部材64および電磁石62をカバー86により覆い、アイレット88および適当なネジ、リベットその他の公知の締結具(図示せず)の使用によって、これらの要素が、取付ブラケット78に確実に取付けられるようにしている。図1〜図4には、電磁石62はハウジング12の正面に図示されているが、工具10上の他の位置、または、ハウジング12内の他の位置に配置することができる。
図5を参照すると、ロックアウト装置60の代替実施形態が参照番号90にて指示されている。装置60、90で共通の構成要素には、同じ参照番号が付されている。2つの装置との主要な相違点は、ラッチ64が回動ラッチ部材92により置換されている点である。この回動ラッチ部材は、弁スリーブ36が閉鎖位置に到達したときに、該弁スリーブの凹所96に係合するラグ94を有している。ラッチ部材92は、シリンダ20または工具10の他所に固定されたピンのような軸98を中心として回動する。軸98は、弁スリーブ36の往復動作方向に関して概ね横断方向となっている。ソレノイド102の往復動するプランジャ100がラッチ部材92と協働して、ソレノイドが励磁されたときに、前記ラグを押圧し係合させる。プランジャ100には、好ましくは、ラグ94が凹所96内に移動できるように、回動ラッチ部材92を弁スリーブ36に対して付勢するためのバネ104が設けられている。ソレノイド102が所定のタイミングで消磁されると、弁スリーブ36は休止位置に移動して燃焼室18が開くようになっている。プランジャ100が後退すると、バネ38によって弁スリーブ36が下方へ引張られ、ラグ94の傾斜した上面が下動し、ラッチ部材92が凹所96から脱離する。
図6、7を参照すると、ロックアウト遅延装置60の他の代替実施形態が参照番号120にて指示されている。この実施形態では、上述した工具10の構成要素は同じ参照番号にて指示されている。装置120とロックアウト装置60との主要な相違点は、電磁石62、ラッチ64、バネ82およびカバー86に代えて、少なくとも1つの機械的ダッシュポット122が設けられている点である。ダッシュポット122は、2点間の動作を鈍らせ或いは遅延するために用いられる機械的な装置である。この場合、上記2点は、弁スリーブ36とシリンダヘッド42である。1つのダッシュポット122が図示されているが、用途によって設ける付加的なダッシュポットの数および配置は変更することができる。
ダッシュポット122は、2つの端部を有しており、該端部の各々は、弁スリーブ36と動力源14に関連した固定位置に取付けられている。好ましい実施形態では、前記固定位置は、シリンダヘッド42上の位置である。シリンダヘッド42とは別に、燃焼サイクルの間に弁スリーブ36に対して移動しない動力源14の他の位置もまた上記固定位置とすることができる。第1の端部またはロッド端124がピン位置126において弁スリーブ36に取着され、かつ、ピストンロッド128とピストン130とを含んでいる。
周知のように、ダッシュポット122は、ピストンとシリンダとの間の摺動するシール、空気作用または粘性の液状材料を用いて、動作を遅延したり鈍らせたりする。ダッシュポット122の第2の端部132は、取付位置134においてシリンダヘッド42に取着可能であり、かつ、ピストン130を摺動自在に受容可能な大きさの開口端136を有したシリンダを形成する。少なくとも1つの通気開口部または通気孔138が、弁スリーブ36の位置に対応させて、点火前位置に先立ってシリンダヘッド42上のシール部材139と接触する領域内で、シリンダ132に設けられている。こうして、ダッシュポット122は、ピストン130が通気孔138の上方に配置されているときに、遅延機能のみを提供する。本ダッシュポットの構成は、工具10がワークに対して再び起動したときに、ダッシュポットのシリンダ132内の空気を排出可能とする逆止弁140を具備している。これにより、ユーザに付加的な荷重や反動が作用することが防止される。
図6、7の実施形態が作動する間、燃焼に際して、前記ダッシュポットの効果、この例では、ピストン130とシリンダ132との間の真空の形成によって、ピストン22が最上位置または点火前位置へ復帰可能な時間を以て燃焼室18の開放が遅延する。操作者が工具10をワークから持上げると、弁スリーブ36はシリンダヘッド42からの離反動作を開始し、ダッシュポット122のみによって遅延する。ピストン130が通気孔138を通過すると、ダッシュポット122による付加的な遅延作用は停止または解放される。
工具10がワーク表面から離反すると、ダッシュポット122は、オリフィス142を通る戻り空気のオリフィス調整された吸気を通じて、燃焼室の開放を制御する。好ましくは、これは、弁スリーブ36の動作の燃焼室主シール部材139が効果を奏する間の部分で生じる。弁スリーブ36の移動中にシール部材139によるシール作用が消失した時点で、ダッシュポットのピストン130は通気孔138または一連の小孔を通過し、これによって、ダッシュポットの効果は消失する。燃焼室の残りの動作は遅延されない。これにより、燃焼室18の戻り開放時間は短くなる。
点火前位置にある弁スリーブ36を示した図8を参照すると、ロックアウト装置の第2の代替実施形態は概括的に参照番号150により指示されている。図1−7の実施形態と共通の構成要素には、同じ参照番号が付されている。実施形態150の主要な特徴は、燃焼サイクルの間の弁スリーブ36の開放の遅延は、動力源14の固定位置、他の位置でもよいが、好ましくはシリンダヘッド42に取付けられた電磁石装置152によって得られるようにした点である。電磁石装置152は、ピストン22および弁スリーブ36の往復動作の方向に平行な軸線に沿って動作する。電磁石装置62の場合と同様に、電磁石装置152は、制御プログラム66およびCPU67に接続されている。電磁石装置152は、接触端154が弁スリーブ36と協働するように、シリンダヘッド42から垂下されている。
好ましい実施形態では、弁スリーブ36には、少なくとも1つの半径方向に突出する接触部156が設けられており、該接触部は、装置152の接触端154を受承するように形成、構成されている。好ましくは、本実施形態において、接触部156は板状に形成されているが、接触部の数、形状、配置は、弁スリーブ36が閉鎖位置または点火前位置(図3)に到達したときに、電磁石装置152と接触部156との間に十分な磁力が作用する限り、用途に応じて適切に変更することができる。
点火前位置に到達したとき、電磁石装置152が励磁され、ピストン22が点火前位置(図3)に復帰するのに十分な時間(制御プログラム66により決定される)、接触プレート156および連結を介して弁スリーブ36を往復動作から保持するのに十分な磁力が発生する。制御プログラム66によって制御される所定時間が経過すると、電磁石装置152が消磁されて、弁スリーブ36が解放され、既述したように、次の燃焼サイクルのために内部のガスが交換される。
図9を参照すると、上述したロックアウト装置の他の代替実施形態が参照番号160にて指示されている。装置60、90、150との共通の構成要素には、同じ参照番号が付されている。実施形態160は、実施形態150と同様に作用し、弁スリーブ36の往復動作の方向と概ね平行な、弁スリーブに作用する軸方向の保持力を発生する。
図9において、弁スリーブ36には、耐久性金属のような剛性の磁性材料から成る概ね軸方向に延設されたピン162が設けられている。電磁石装置164が、動力源14、好ましくはシリンダヘッド42の固定位置に取付けられている。然しながら、弁スリーブ36の往復動作に関して固定された状態に保持される位置であれば、他の位置であってもよい。電磁石装置164は、制御プログラム66によって制御され、ピン162を受容可能な寸法に形成された細長い通路166を形成する、中空またはスリーブ上の構造を有している。弁スリーブ36が点火前位置(図3)に到達したときに、制御プログラム66によって電磁石装置164が励磁され、ピン162を保持し弁スリーブ36の往復動作を防止するのに十分な磁力が発生する。制御プログラム66は、また、ピストンの復帰に必要な時間に対応した装置164の励磁時間を決定するタイマー(図示せず)を起動する。それ自体、次の燃焼サイクルの開始前にピストン22が点火前位置へ復帰可能な時間である。
図10、11を参照すると、上述したロックアウト装置の他の代替実施形態が参照番号170にて指示されている。本実施形態では、制御プログラム66およびCPU67によって制御される往復動する電磁ソレノイド172が、往復動作の中心軸が弁スリーブ36の往復動作に概ね平行となるように動作するように、ハウジング12の方へ向けられている。ソレノイド171の作用端部または先端部分174は、回転カム180の横断方向のピン178が係合する長孔176を有したドッグレグとして形成されている。ピン178は、カム180の一方の端部分182に配置されており、反対側の端部分186には回動軸またはピン184が配置されている。この反対側の端部分186には、弁スリーブ36の下端190に係合する固定タブ188が形成されている。
ソレノイド172を図10に示す休止位置または非固定位置へ復帰させるために、該ソレノイドには戻りバネのような付勢装置192が設けられている。バネ192は、半径方向に突き出た環状フランジ部196によって、ソレノイド172の主軸194に保持されている。図10に示すように、ソレノイド172が消磁されている限り、バネ192の作用によって固定タブ188は弁スリーブ36から離反しており、これによって、燃焼の前に生じるような、往復動作が可能となる。
図11を参照すると、弁スリーブ36が閉鎖位置または点火前位置に到達し、燃焼のための条件が整った(図3)直後に、制御回路66はソレノイド172を励磁して、バネ192によって発生する力に対抗させて主軸194を後退させる。その結果、軸194の直線動作はカム180の端部分182に作用して、固定タブ188が弁スリーブ36の下端190との係合位置へ回転する。この回転の間、横断方向のピン178は長孔176内で移動する。
既に説明した他のロックアウト装置の場合と同様に、ソレノイド172の励磁のタイミングは、燃焼後にピストン22が点火前位置に到達可能なように決定される。予め設定された励磁期間の終末に、ソレノイド172は消磁され、バネ192の力によって固定タブ188は弁スリーブ36から離反動作する。こうして燃焼室18が開いて排気ガスが除去可能となる。
次に図12、13を参照すると、ロックアウト装置170の他の実施形態が概括的に参照番号200により指示されている。ロックアウト装置170と共通の構成要素には、同じ参照番号が付されている。ソレノイドの主軸202の往復動作の中心軸線が、弁スリーブ36の往復動作の中心軸線に関して、概ね直角または垂直に配向されている点で、機構200は、機構170と本質的に相違している。ソレノイドの主軸202は、戻りバネ192の配置、および、該主軸においてドッグレグ状の端部分208の反対側の端部206に設けられている半径方向に突出したフランジ部204の配置が、主軸194とは異なっている。また、バネ192およびフランジ部204は、機構170上の対応の構造からソレノイドユニット210の反対側の端部に設けられている。ドッグレグ状の端部分208の長孔212が、主軸202の往復動作の中心軸線に関して角度を形成するように延設されており、回転カム180の横断方向のピン178と係合する。
ソレノイド210が消磁されると、戻りバネ192が環状フランジ204を弁スリーブ36から離反方向に付勢し、燃焼のときまで弁スリーブは自由に移動可能となる。図13を参照すると、弁スリーブ36が最上位置(図3)に到達した後、燃焼のための条件が整った後に、制御回路66はソレノイド210を励磁して、バネ192によって発生する力に対抗させて主軸202を弁スリーブ36へ向けて移動させる。その結果、横断方向のピン178は長孔212内で移動し、カム180が弁スリーブ36の下端190と係合する。この位置は、機構170の場合と同様に、制御回路66によって、ピストン22が点火前位置へ復帰するまでの所定時間保持される。
燃焼動力式締結具駆動工具用の本発明による排気システムの特定の実施形態を説明したが、本発明の広い特徴の範囲および特許請求の範囲から逸脱することなく、その変更と修正が可能であることは当業者の当然とするところである。
本発明のロックアウト装置を備えた締結具駆動工具の正面斜視図である。 図1の工具の垂直部分断面図であ、休止位置を示す図である。 図2の工具の垂直部分断面図であり、点火前位置を示す図である。 図1の工具、特に燃焼室と電気機械式の燃焼室ロックアウト装置とを示す部分分解斜視図である。 固定位置にある図2〜図4のロックアウトシステムの代替実施形態の略図である。 排気位置または休止位置にあるダッシュポットを用いた図1〜図4の遅延システムの代替実施形態の部分垂直断面図である。 点火前位置にある図6の実施形態の部分垂直断面図である。 電磁石式のロックアウト装置を用いた図1〜図4の遅延システムの第2の代替実施形態の部分垂直断面図である。 図1〜図4の遅延システムの第3の代替実施形態の部分垂直断面図である。 休止位置にある図1〜図4の遅延システムの第4の実施形態の略示側面図である。 点火前に関連した固定位置または遅延位置にある図10の実施形態の略示側面図である。 休止位置にある図10、11の遅延システムの代替実施形態の略示側面図であり、該実施形態は図10、11のシステムに対して横断方向に向けられている。 点火前に関連した固定位置または遅延位置にある図12の実施形態の略示側面図である。
符号の説明
10 燃焼動力式締結具駆動工具
12 ハウジング
14 内部動力源
16 ハウジング主室
18 燃焼室
20 シリンダ
22 ピストン
24 駆動ブレード
26 トリガー
28 ノーズ部
60 ロックアウト装置
90 ロックアウト装置
150 ロックアウト装置
170 ロックアウト装置
200 ロックアウト装置

Claims (6)

  1. 燃焼動力式締結具駆動工具において、
    燃焼式動力源と、
    前記動力源に関して休止位置と点火位置との間で往復自在に設けられ少なくとも1つの接触部を含む弁スリーブと、
    前記動力源内に設けられたピストンが点火前位置に復帰するまで、前記弁スリーブが前記点火位置からの往復動作を自動的に防止するロックアウト装置とを具備し、
    前記ロックアウト装置は、励磁されたときに前記少なくとも1つの接触部との間に作用する磁気引力によってのみ、前記弁スリーブを前記点火位置に固定する防止する電磁石を具備する燃焼動力式締結具駆動工具。
  2. 前記弁スリーブは前記休止位置へ向けて付勢されており、前記電磁石を具備するロックアウト装置は、消磁されると、前記弁スリーブの前記休止位置への往復動作によって前記弁スリーブから脱離するようになっている請求項1に記載の工具。
  3. 前記電磁石を具備するロックアウト装置は、前記弁スリーブを前記休止位置に固定するように、前記弁スリーブの動作に平行な軸線に沿いに配設されている請求項1に記載の工具。
  4. 前記弁スリーブが少なくとも1つの接触部を含み、前記電磁石を具備するロックアウト装置は、励磁されたときに、前記少なくとも1つの接触部に係合して、前記弁スリーブの往復動作を防止するようになっている請求項1に記載の工具。
  5. 燃焼動力式締結具駆動工具において、
    燃焼式動力源と、
    前記動力源に関して休止位置と点火位置との間で往復自在に設けられ少なくとも1つの接触部を含む弁スリーブと、
    前記動力源内に設けられたピストンが点火前位置に復帰するまで、前記弁スリーブが前記点火位置からの往復動作を自動的に防止するロックアウト装置であって、該ロックアウト装置は、励磁されたときに、前記少なくとも1つの接触部との間で前記弁スリーブの動作に平行な軸線沿いに作用する磁気引力のみによって、所定時間前記弁スリーブを固定する電磁石装置を具備するロックアウト装置と、
    前記ピストンが点火前位置へ復帰するための前記所定時間、前記ロックアウト装置を励磁する制御装置とを具備する燃焼動力式締結具駆動工具。
  6. 前記少なくとも1つの接触部は、記弁スリーブを定期的に正しい位置に固定するための、電磁石によって係合可能なプレートを具備する請求項5に記載の燃焼動力式締結具駆動工具。
JP2006552165A 2004-02-09 2005-01-31 燃焼動力式締結具駆動工具のための燃焼室制御 Expired - Fee Related JP4741518B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US54305304P 2004-02-09 2004-02-09
US60/543053 2004-02-09
US11/028,432 US7487898B2 (en) 2004-02-09 2005-01-03 Combustion chamber control for combustion-powered fastener-driving tool
US11/028432 2005-01-03
PCT/US2005/002747 WO2005077605A1 (en) 2004-02-09 2005-01-31 Combustion chamber control for combustion-powered fastener-driving tool

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007521972A JP2007521972A (ja) 2007-08-09
JP4741518B2 true JP4741518B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=34829663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006552165A Expired - Fee Related JP4741518B2 (ja) 2004-02-09 2005-01-31 燃焼動力式締結具駆動工具のための燃焼室制御

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7487898B2 (ja)
JP (1) JP4741518B2 (ja)
NZ (1) NZ548480A (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7673779B2 (en) * 2004-02-09 2010-03-09 Illinois Tool Works Inc. Combustion chamber distance control combustion-powered fastener-driving tool
US7163134B2 (en) * 2004-02-09 2007-01-16 Illinois Tool Works Inc. Repetitive cycle tool logic and mode indicator for combustion powered fastener-driving tool
US7383974B2 (en) * 2005-01-03 2008-06-10 Illinois Tool Works Inc. Combustion chamber control for combustion-powered fastener-driving tool
US7931181B2 (en) * 2005-02-18 2011-04-26 Hitachi Koki Co., Ltd. Combustion-type power tool with trigger control arrangements
CA2629761C (en) * 2005-11-17 2013-01-15 Illinois Tool Works Inc. Variable ignition delay for combustion nailer
JP4720551B2 (ja) * 2006-03-08 2011-07-13 日立工機株式会社 燃焼式動力工具
CA2666273C (en) * 2006-10-16 2013-01-15 Illinois Tool Works Inc. Recharge cycle function for combustion nailer
JP2009006451A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Max Co Ltd ガス燃焼式打込み工具
JP5064958B2 (ja) * 2007-10-04 2012-10-31 株式会社マキタ 打ち込み工具
US8925517B2 (en) * 2009-10-23 2015-01-06 Joseph S. Adams Gas-powered tool motor
US20120097730A1 (en) * 2010-10-20 2012-04-26 De Poan Pneumatic Corp. Nail-pushing rod restoring apparatus for pneumatic nail gun
US9486906B2 (en) 2012-05-11 2016-11-08 Illinois Tool Works Inc. Lockout for fastener-driving tool
US9486907B2 (en) * 2013-01-15 2016-11-08 Illinois Tool Works Inc. Reversion trigger for combustion-powered fastener-driving tool
DE102013106657A1 (de) 2013-06-25 2015-01-08 Illinois Tool Works Inc. Eintreibwerkzeug zum Eintreiben von Befestigungsmitteln in ein Werkstück
DE102013106658A1 (de) 2013-06-25 2015-01-08 Illinois Tool Works Inc. Eintreibwerkzeug zum Eintreiben von Befestigungsmitteln in ein Werkstück
US9662777B2 (en) 2013-08-22 2017-05-30 Techtronic Power Tools Technology Limited Pneumatic fastener driver
US9662776B2 (en) 2013-12-17 2017-05-30 Illinois Tool Works Inc. Fastener-driving tool including a reversion trigger with a damper
TWM486527U (zh) * 2014-05-08 2014-09-21 Basso Ind Corp 瓦斯釘槍及其瓦斯瓶驅動器
US9862083B2 (en) 2014-08-28 2018-01-09 Power Tech Staple and Nail, Inc. Vacuum piston retention for a combustion driven fastener hand tool
US10759031B2 (en) 2014-08-28 2020-09-01 Power Tech Staple and Nail, Inc. Support for elastomeric disc valve in combustion driven fastener hand tool
US11034005B2 (en) 2017-08-03 2021-06-15 Tti (Macao Commercial Offshore) Limited Dry-fire lockout mechansim for a powered fastener driver
US11065749B2 (en) 2018-03-26 2021-07-20 Tti (Macao Commercial Offshore) Limited Powered fastener driver
US11624314B2 (en) 2018-08-21 2023-04-11 Power Tech Staple and Nail, Inc. Combustion chamber valve and fuel system for driven fastener hand tool
US11491623B2 (en) 2019-10-02 2022-11-08 Illinois Tool Works Inc. Fastener driving tool
EP4304813A1 (en) * 2021-03-11 2024-01-17 Illinois Tool Works Inc. Fastener-driving tool with chamber member retaining assembly
US11794323B2 (en) 2021-03-11 2023-10-24 Illinois Tool Works Inc. Fastener-driving tool with chamber member retaining assembly
EP4397442A1 (en) * 2023-01-06 2024-07-10 Illinois Tool Works Inc. Fastener-driving tool with chamber member retaining assembly

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6145724A (en) * 1997-10-31 2000-11-14 Illinois Tool Works, Inc. Combustion powered tool with combustion chamber delay
JP2004074296A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Hitachi Koki Co Ltd 燃焼式打込み工具

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2851739C2 (de) * 1978-11-30 1981-01-15 Maschinenfabrik Weingarten Ag, 7987 Weingarten Schwungradbefestigung einer Spindelschlagpresse
IN157475B (ja) * 1981-01-22 1986-04-05 Signode Corp
US4403722A (en) * 1981-01-22 1983-09-13 Signode Corporation Combustion gas powered fastener driving tool
US4483474A (en) * 1981-01-22 1984-11-20 Signode Corporation Combustion gas-powered fastener driving tool
US4483473A (en) * 1983-05-02 1984-11-20 Signode Corporation Portable gas-powered fastener driving tool
DE4032204C2 (de) * 1990-10-11 1999-10-21 Hilti Ag Setzgerät für Befestigungselemente
US5133329A (en) * 1991-11-25 1992-07-28 Illinois Tool Works Inc. Ignition system for combustion-powered tool
US5197646A (en) * 1992-03-09 1993-03-30 Illinois Tool Works Inc. Combustion-powered tool assembly
US5263439A (en) * 1992-11-13 1993-11-23 Illinois Tool Works Inc. Fuel system for combustion-powered, fastener-driving tool
US6123241A (en) * 1995-05-23 2000-09-26 Applied Tool Development Corporation Internal combustion powered tool
US5713313A (en) * 1997-02-07 1998-02-03 Illinois Tool Works Inc. Combustion powered tool with dual fans
US5909836A (en) * 1997-10-31 1999-06-08 Illinois Tool Works Inc. Combustion powered tool with combustion chamber lockout
US6826935B2 (en) * 1997-12-22 2004-12-07 Security People, Inc. Mechanical/electronic lock and key therefor
DE19950345C2 (de) * 1999-10-19 2003-06-05 Hilti Ag Verfahren und Vorrichtung zum Antrieb eines Kolbens eines brennkraftbetriebenen Arbeitsgeräts, insbesondere eines Setzgeräts für Befestigungselemente
DE19962599C2 (de) * 1999-12-23 2002-09-19 Hilti Ag Tragbares, brennkraftbetriebenes Arbeitsgerät, insbesondere Setzgerät für Befestigungselemente, sowie Verfahren zu seiner Betriebssteuerung
DE19962598C2 (de) * 1999-12-23 2002-03-14 Hilti Ag Tragbares, brennkraftbetriebenes Arbeitsgerät, insbesondere Setzgerät für Befestigungselemente und Verfahren zu seiner Betriebssteuerung
US6842401B2 (en) * 2000-04-06 2005-01-11 Teratech Corporation Sonar beamforming system
DE10032310C2 (de) * 2000-07-04 2003-07-17 Hilti Ag Tragbares, brennkraftbetriebenes Arbeitsgerät, insbesondere Setzgerät für Befestigungselemente, und Verfahren zu seiner Betriebssteuerung
DE10135031C2 (de) * 2001-07-18 2003-08-14 Hilti Ag Tragbares, brennkraftbetriebenes Arbeitsgerät, insbesondere Setzgerät für Befestigungselemente
JP3969195B2 (ja) * 2002-06-03 2007-09-05 日立工機株式会社 ガス釘打機
CN1273270C (zh) * 2002-08-09 2006-09-06 日立工机株式会社 以燃气为动力的射钉枪
JP4135069B2 (ja) * 2002-08-09 2008-08-20 日立工機株式会社 燃焼式打込み工具
US6715655B1 (en) * 2003-01-03 2004-04-06 Illinois Tool Works Inc. Combustion chamber lock-out mechanism
DE10308359B4 (de) * 2003-02-27 2020-12-10 Hilti Aktiengesellschaft Brennkraftbetriebenes Setzgerät
DE602004013860D1 (de) * 2003-03-19 2008-07-03 Hitachi Koki Kk Verbrennungskraftbetriebenes Werkzeug mit Vorrichtung zur Vermeidung von Überhitzung der mechanischen Komponenten im Werkzeug
US6892524B1 (en) * 2003-11-03 2005-05-17 Illinois Tool Works Inc. Latching mechanism for combustion chamber plate of a fastener driving tool
US7673779B2 (en) * 2004-02-09 2010-03-09 Illinois Tool Works Inc. Combustion chamber distance control combustion-powered fastener-driving tool
US7703649B2 (en) * 2004-05-04 2010-04-27 Illinois Tool Works, Inc. Collations for fasteners of various lengths
JP4353076B2 (ja) * 2004-11-16 2009-10-28 日立工機株式会社 燃焼式動力工具
US7383974B2 (en) * 2005-01-03 2008-06-10 Illinois Tool Works Inc. Combustion chamber control for combustion-powered fastener-driving tool

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6145724A (en) * 1997-10-31 2000-11-14 Illinois Tool Works, Inc. Combustion powered tool with combustion chamber delay
JP2004074296A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Hitachi Koki Co Ltd 燃焼式打込み工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007521972A (ja) 2007-08-09
NZ548480A (en) 2011-01-28
US20050173484A1 (en) 2005-08-11
US7487898B2 (en) 2009-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4741518B2 (ja) 燃焼動力式締結具駆動工具のための燃焼室制御
EP1813394B1 (en) Combustion chamber control for combustion-powered fastener-driving tool
US7383974B2 (en) Combustion chamber control for combustion-powered fastener-driving tool
JP4833864B2 (ja) 燃焼動力式締結具駆動工具のための排気システム
US7673779B2 (en) Combustion chamber distance control combustion-powered fastener-driving tool
CA2250457C (en) Combustion powered tool with combustion chamber lockout
TWI466761B (zh) 用於緊固件驅動工具的緊固件饋送器延遲
US20240051105A1 (en) Reversion trigger for combustion-powered fastener-driving tool
CA2865996C (en) Lockout for fastener-driving tool
US20090152316A1 (en) Selectable firing mode with electromechanical lockout for combustion-powered fastener -driving tool
MXPA06009078A (en) Combustion chamber control for combustion-powered fastener-driving tool

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101122

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees