JP2000218546A - 溶接線の研掃方法およびその研掃装置 - Google Patents
溶接線の研掃方法およびその研掃装置Info
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- JP2000218546A JP2000218546A JP11017781A JP1778199A JP2000218546A JP 2000218546 A JP2000218546 A JP 2000218546A JP 11017781 A JP11017781 A JP 11017781A JP 1778199 A JP1778199 A JP 1778199A JP 2000218546 A JP2000218546 A JP 2000218546A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】連続して延びる溶接線のほぼ上面を、研掃材投
射装置を用いてこの溶接線に沿い適確に研掃することを
可能にする。 【解決手段】連続して延びる溶接線のほぼ上面をこの溶
接線に沿って研掃するに当たり、溶接線のほぼ中心部を
中心部検出手段により連続的に検出し、この検出結果に
基づき研掃材投射装置を溶接線に沿って移動させながら
研掃材を投射するようにする。
射装置を用いてこの溶接線に沿い適確に研掃することを
可能にする。 【解決手段】連続して延びる溶接線のほぼ上面をこの溶
接線に沿って研掃するに当たり、溶接線のほぼ中心部を
中心部検出手段により連続的に検出し、この検出結果に
基づき研掃材投射装置を溶接線に沿って移動させながら
研掃材を投射するようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続して延びる溶接線
のほぼ上面をこの溶接線に沿って研掃するのに好適な方
法およびその装置に関する。
のほぼ上面をこの溶接線に沿って研掃するのに好適な方
法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、石油タンクの底板を連続的に溶
接して成る溶接線を含む石油タンク底部において、塗装
された塗料のうちこの溶接線の上面に沿った部分を帯状
に剥離する場合、この塗料の剥離は、従来、ハンドル操
作により水平面内で移動可能にして台車に搭載された研
掃材投射装置を、溶接線に沿って移動させ、その移動の
途中で研掃材を投射する方法で行っていた。
接して成る溶接線を含む石油タンク底部において、塗装
された塗料のうちこの溶接線の上面に沿った部分を帯状
に剥離する場合、この塗料の剥離は、従来、ハンドル操
作により水平面内で移動可能にして台車に搭載された研
掃材投射装置を、溶接線に沿って移動させ、その移動の
途中で研掃材を投射する方法で行っていた。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかし、このような従
来の剥離方法では、溶接線を目視で確認しかつ研掃材投
射装置をハンドル操作により水平面内で移動させながら
溶接線に沿って移動させて研掃材を投射することにより
行っているため、塗料を効率良く剥離することができな
いうえに、装置で剥離を行った後剥離跡を手作業で修正
する必要があり、生産性が非常に悪いなどの問題があっ
た。
来の剥離方法では、溶接線を目視で確認しかつ研掃材投
射装置をハンドル操作により水平面内で移動させながら
溶接線に沿って移動させて研掃材を投射することにより
行っているため、塗料を効率良く剥離することができな
いうえに、装置で剥離を行った後剥離跡を手作業で修正
する必要があり、生産性が非常に悪いなどの問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、連続して延びる溶接線のほぼ上面
を、研掃材投射装置を用いてこの溶接線に沿い適確に研
掃することが可能な方法および装置を提供することにあ
る。
ので、その目的は、連続して延びる溶接線のほぼ上面
を、研掃材投射装置を用いてこの溶接線に沿い適確に研
掃することが可能な方法および装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の溶接線の研掃方法は、連続して延びる溶接
線のほぼ上面をこの溶接線に沿って研掃する方法であっ
て、前記溶接線のほぼ中心部を中心部検出手段により連
続的に検出し、この検出結果に基づき研掃材投射装置を
溶接線に沿って移動させながら研掃材を投射するように
したことを特徴とする。
めに本発明の溶接線の研掃方法は、連続して延びる溶接
線のほぼ上面をこの溶接線に沿って研掃する方法であっ
て、前記溶接線のほぼ中心部を中心部検出手段により連
続的に検出し、この検出結果に基づき研掃材投射装置を
溶接線に沿って移動させながら研掃材を投射するように
したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】なお、本発明においては、溶接線
の上面の研掃は、塗料の剥離に限らず、いわゆる溶接線
のカスなどを剥離する場合でもよい。また、研掃材の投
射は、遠心力によるもの、あるいは圧縮空気によるもの
等がある。また、溶接線の中心部としては溶接線が凸状
に肉盛りされた場合はその頂部、V字状に肉盛りされた
場合はその底部をいう。
の上面の研掃は、塗料の剥離に限らず、いわゆる溶接線
のカスなどを剥離する場合でもよい。また、研掃材の投
射は、遠心力によるもの、あるいは圧縮空気によるもの
等がある。また、溶接線の中心部としては溶接線が凸状
に肉盛りされた場合はその頂部、V字状に肉盛りされた
場合はその底部をいう。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図3
に基づき詳細に説明する。本発明の溶接線の研掃装置
は、図2に示すように、溶接線Lのほぼ中心部を検出す
る中心部検出手段1と、この中心部検出手段1の検出結
果に基づき溶接線Lに沿って移動されながら溶接線Lに
研掃材を投射する研掃材投射装置2と、で構成してあ
る。
に基づき詳細に説明する。本発明の溶接線の研掃装置
は、図2に示すように、溶接線Lのほぼ中心部を検出す
る中心部検出手段1と、この中心部検出手段1の検出結
果に基づき溶接線Lに沿って移動されながら溶接線Lに
研掃材を投射する研掃材投射装置2と、で構成してあ
る。
【0008】そして、中心部検出手段1は図1に示すよ
うに、溶接線Lに向けてレーザー光線3を照射する発光
素子4と、拡散反射するレーザー光線5を検知する複数
の検知素子6・6と、前記発光素子4と前記検知素子6
・6とを制御する制御部7(図1参照)とで構成してあ
る。
うに、溶接線Lに向けてレーザー光線3を照射する発光
素子4と、拡散反射するレーザー光線5を検知する複数
の検知素子6・6と、前記発光素子4と前記検知素子6
・6とを制御する制御部7(図1参照)とで構成してあ
る。
【0009】また、前記研掃材投射装置2は、図2に示
すように研掃材を溶接線Lの上面に向けて所定の投射領
域で遠心力を利用して投射する遠心投射機構8と、投射
された後跳ね返る研掃材を吸引回収する回収機構9と、
回収した研掃材を再び前記遠心投射機構8に供給する供
給機構10と、これら遠心投射機構8・回収機構9・供
給機構10および前記中心部検出手段1を搭載して移動
させる走行台車11とで構成してある。
すように研掃材を溶接線Lの上面に向けて所定の投射領
域で遠心力を利用して投射する遠心投射機構8と、投射
された後跳ね返る研掃材を吸引回収する回収機構9と、
回収した研掃材を再び前記遠心投射機構8に供給する供
給機構10と、これら遠心投射機構8・回収機構9・供
給機構10および前記中心部検出手段1を搭載して移動
させる走行台車11とで構成してある。
【0010】そして、走行台車11は、台車本体12
と、それぞれに駆動モーター13を有する4個の車輪1
4・14とで構成してあって、前記中心部検出手段1の
制御部7の指令に基づき前記駆動モーター13・13が
適宜駆動されて走行するようになっている。なお、前記
回収機構9には集塵機15が連通装着してある。
と、それぞれに駆動モーター13を有する4個の車輪1
4・14とで構成してあって、前記中心部検出手段1の
制御部7の指令に基づき前記駆動モーター13・13が
適宜駆動されて走行するようになっている。なお、前記
回収機構9には集塵機15が連通装着してある。
【0011】次に、このように構成された装置の作動に
ついて説明すると、例えば、石油タンクの底板P・Pを
連続的に溶接して成る溶接線Lを含む石油タンク底部に
塗装された塗料を、この溶接線Lのほぼ上面に沿って剥
離する場合、中心部検出手段1の発光素子4から走査線
状に溶接線L上にレーザー光線5・5を照射し、拡散反
射されたレーザー光線5・5を複数の検知素子6・6で
検知して溶接線Lの肉盛り形状を検出し、溶接線Lの肉
盛りの頂点を溶接線Lの中心とみなして、中心部検出手
段1の検出結果に基づき、研掃材投射装置2の駆動モー
ター13・13の回転数をそれぞれ適宜修正しながら駆
動して車輪14・14を適宜回転させ、これにより、走
行台車11を介して遠心投射機構8等を溶接線Lに沿っ
て移動させることができる。
ついて説明すると、例えば、石油タンクの底板P・Pを
連続的に溶接して成る溶接線Lを含む石油タンク底部に
塗装された塗料を、この溶接線Lのほぼ上面に沿って剥
離する場合、中心部検出手段1の発光素子4から走査線
状に溶接線L上にレーザー光線5・5を照射し、拡散反
射されたレーザー光線5・5を複数の検知素子6・6で
検知して溶接線Lの肉盛り形状を検出し、溶接線Lの肉
盛りの頂点を溶接線Lの中心とみなして、中心部検出手
段1の検出結果に基づき、研掃材投射装置2の駆動モー
ター13・13の回転数をそれぞれ適宜修正しながら駆
動して車輪14・14を適宜回転させ、これにより、走
行台車11を介して遠心投射機構8等を溶接線Lに沿っ
て移動させることができる。
【0012】そして、この走行台車11の移動途中で研
掃材投射装置2を駆動して遠心投射機構8により研掃材
を溶接線Lの上面に向けて所定の投射領域で投射し、投
射された後跳ね返る研掃材を回収機構9により吸引回収
し、回収した研掃材を供給機構10により再び遠心投射
機構8に供給する。以上の操作を続けることにより、溶
接線L上の塗料を一定の幅で帯状に剥離することができ
る。
掃材投射装置2を駆動して遠心投射機構8により研掃材
を溶接線Lの上面に向けて所定の投射領域で投射し、投
射された後跳ね返る研掃材を回収機構9により吸引回収
し、回収した研掃材を供給機構10により再び遠心投射
機構8に供給する。以上の操作を続けることにより、溶
接線L上の塗料を一定の幅で帯状に剥離することができ
る。
【0013】なお、上記の実施例では、溶接線L上の塗
料を剥離する場合に適用したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、石油タンクの底板やその他の板材の
溶接線L上のカスを除去するのに用いても同様の作用効
果が得られる。
料を剥離する場合に適用したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、石油タンクの底板やその他の板材の
溶接線L上のカスを除去するのに用いても同様の作用効
果が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、連続して延びる溶接線のほぼ上面をこの溶接線に沿
って研掃するに当たり、溶接線のほぼ中心部を中心部検
出手段により連続的に検出し、この検出結果に基づき研
掃材投射装置を溶接線に沿って移動させながら研掃材を
投射するようにしたから、連続して延びる溶接線を、研
掃材投射装置を用いてこの溶接線に沿い適確に研掃する
ことが可能になるなどの優れた実用的効果を奏する。
は、連続して延びる溶接線のほぼ上面をこの溶接線に沿
って研掃するに当たり、溶接線のほぼ中心部を中心部検
出手段により連続的に検出し、この検出結果に基づき研
掃材投射装置を溶接線に沿って移動させながら研掃材を
投射するようにしたから、連続して延びる溶接線を、研
掃材投射装置を用いてこの溶接線に沿い適確に研掃する
ことが可能になるなどの優れた実用的効果を奏する。
【図1】本発明の主要部の縦断面図である。
【図2】本発明を適用した溶接線の研掃装置の正面図で
ある。
ある。
【図3】図2の左側面図である。
中心部検出手段 研掃材投射装置
Claims (2)
- 【請求項1】連続して延びる溶接線のほぼ上面をこの溶
接線に沿って研掃する方法であって、前記溶接線のほぼ
中心部を中心部検出手段により連続的に検出し、この検
出結果に基づき研掃材投射装置を溶接線に沿って移動さ
せながら研掃材を投射するようにしたことを特徴とする
溶接線の研掃方法。 - 【請求項2】連続して延びる溶接線のほぼ上面をこの溶
接線に沿って研掃する装置であって、溶接線のほぼ中心
部を検出する中心部検出手段と、この中心部検出手段が
装着され中心部検出手段の検出結果に基づき溶接線に沿
って移動されながら溶接線に研掃材を投射する研掃材投
射装置と、を備えたことを特徴とする溶接線の研掃装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11017781A JP2000218546A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 溶接線の研掃方法およびその研掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11017781A JP2000218546A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 溶接線の研掃方法およびその研掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000218546A true JP2000218546A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=11953274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11017781A Pending JP2000218546A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 溶接線の研掃方法およびその研掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000218546A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009190129A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Jfe Engineering Corp | バキュームブラスト装置およびバキュームブラスト方法 |
CN106944934A (zh) * | 2017-04-24 | 2017-07-14 | 贵州金石车载式流动打砂机制造有限责任公司 | 动力转换式的可移动小型打砂机 |
-
1999
- 1999-01-27 JP JP11017781A patent/JP2000218546A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009190129A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Jfe Engineering Corp | バキュームブラスト装置およびバキュームブラスト方法 |
CN106944934A (zh) * | 2017-04-24 | 2017-07-14 | 贵州金石车载式流动打砂机制造有限责任公司 | 动力转换式的可移动小型打砂机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041224 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050428 |