JP2000218092A - 洗濯物用ハンガー - Google Patents
洗濯物用ハンガーInfo
- Publication number
- JP2000218092A JP2000218092A JP11076258A JP7625899A JP2000218092A JP 2000218092 A JP2000218092 A JP 2000218092A JP 11076258 A JP11076258 A JP 11076258A JP 7625899 A JP7625899 A JP 7625899A JP 2000218092 A JP2000218092 A JP 2000218092A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- movable
- holding
- piece
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クリップの構造を根本的に変える事によって
絡み付きを防止し、かつクリップの組み付け工程を簡素
化し、以って洗濯物用ハンガーのコスト低減を図るこ
と。 【構成】 本発明におけるクリップは、固定挟み片1
と、揺動又は揺動的運動が可能な可動挟み片3と、両者
を支持するフレーム8とを有し、可動挟み片3の挟み部
4が固定挟み片1の挟み部2の方へ押し戻される様に構
成し、かつ可動挟み片3の挟み部4の上端とこの上端が
動く時の瞬間中心6(20)とを結ぶ直線と固定挟み片
1の挟み部2との為す角の内で下方側の角θを鋭角とし
てある。本発明では以上のクリップを複数個一体的に成
したクリップブロックVをハンガーの枠Hに複数個取り
付ける様にした。
絡み付きを防止し、かつクリップの組み付け工程を簡素
化し、以って洗濯物用ハンガーのコスト低減を図るこ
と。 【構成】 本発明におけるクリップは、固定挟み片1
と、揺動又は揺動的運動が可能な可動挟み片3と、両者
を支持するフレーム8とを有し、可動挟み片3の挟み部
4が固定挟み片1の挟み部2の方へ押し戻される様に構
成し、かつ可動挟み片3の挟み部4の上端とこの上端が
動く時の瞬間中心6(20)とを結ぶ直線と固定挟み片
1の挟み部2との為す角の内で下方側の角θを鋭角とし
てある。本発明では以上のクリップを複数個一体的に成
したクリップブロックVをハンガーの枠Hに複数個取り
付ける様にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯物を挟んで吊り下げ
るクリップを多数備えた洗濯物用ハンガーに関するもの
である。
るクリップを多数備えた洗濯物用ハンガーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に洗濯物用ハンガーは多数のクリッ
プを備えており、組付け工程ではハンガーの枠にクリッ
プを1つ1つ組付けてゆく必要があり、加えて完成品と
して出荷するに当ってはクリップの絡み付きを防止する
等の為、クリップを輪ゴムで留めておく必要があった。
従って手間がかかり、コスト高を招いていた。
プを備えており、組付け工程ではハンガーの枠にクリッ
プを1つ1つ組付けてゆく必要があり、加えて完成品と
して出荷するに当ってはクリップの絡み付きを防止する
等の為、クリップを輪ゴムで留めておく必要があった。
従って手間がかかり、コスト高を招いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、ク
リップの構造を根本的に変える事によって絡み付きを防
止し、かつクリップの組付け工程を簡素化し、以ってコ
スト低減を図る事にある。
リップの構造を根本的に変える事によって絡み付きを防
止し、かつクリップの組付け工程を簡素化し、以ってコ
スト低減を図る事にある。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】本発明は従来の欠点を解
決する為、固定挟み片と、揺動又は揺動的運動が可能な
可動挟み片と、両者を支持するフレームとを有し、前記
可動挟み片の挟み部が固定挟み片の挟み部の方へ押し戻
される様に構成し、かつ前記可動挟み片の挟み部の上端
とこの上端が動く時の瞬間中心とを結ぶ直線と前記固定
挟み片の挟み部との為す角の内で下方側の角を鋭角とし
たクリップであり、以上のクリップを複数個一体的に成
したクリップブロックをハンガーの枠に複数個取り付け
た。
決する為、固定挟み片と、揺動又は揺動的運動が可能な
可動挟み片と、両者を支持するフレームとを有し、前記
可動挟み片の挟み部が固定挟み片の挟み部の方へ押し戻
される様に構成し、かつ前記可動挟み片の挟み部の上端
とこの上端が動く時の瞬間中心とを結ぶ直線と前記固定
挟み片の挟み部との為す角の内で下方側の角を鋭角とし
たクリップであり、以上のクリップを複数個一体的に成
したクリップブロックをハンガーの枠に複数個取り付け
た。
【0005】
【実施例】図1は本発明による洗濯物用ハンガーの一実
施例で、図1(イ)の如く複数のクリップKを一体的に
成したクリップブロックVを図1(ロ)、(ハ)の如く
ハンガーの枠Hに取り付ける様にしている。図ではハン
ガーの大きさに対してクリップブロックVを拡大して描
いてある。本発明のクリップは容易に複数個一体的に成
し得る事が大切で、先ず図1(イ)のクリップを図2
(イ)の如く拡大して詳しく説明する。即ち図2(イ)
において本クリップKは固定挟み片1と、揺動的運動が
可能な可動挟み片3と(固定された揺動中心を中心とし
て正しい意味での揺動運動をするわけではないが.これ
に近い運動をする)、両者を支持するフレーム8とから
成り、例えば合成樹脂製である(ポリプロピレン、ポリ
カーボネート、ポリアセタール等)。可動挟み片3の挟
み部4は固定挟み片1の挟み部2の方へ押し戻される様
に構成され、例えば可動挟み片の根本部5を薄肉とし
て、この部分の弾性(バネ特性)により挟み部2の方へ
押し戻される様にするが、図3(ホ)の如く可動挟み片
3を全体的に薄肉として(根本部は薄肉ではない)同じ
結果をもたらす様にしても良い。以上により可動挟み片
3は揺動的運動を行なう。A方向、B方向から見た矢視
図を図2(ハ),(ニ)に各々示すが、可動挟み片3、
フレーム8の各々の所定部(例えば可動挟み片本体、フ
レーム本体から突出して形成されたつまみ片9,10)
を互いに接近させる如く指でつまんで可動挟み片3を開
き、洗濯物(図示せず)を挟む事ができる。本発明では
可動挟み片の挟み部4の上端とこの挟み部4の上端が動
く時の瞬間中心6(可動挟み片3は揺動的運動を行な
い、挟み部4の上端は固定された中心を中心として正し
い意味での揺動運動をするわけではないが、瞬間的には
ある中心を中心とした円運動と見做され、これを瞬間中
心と称し、可動挟み片3の動きに伴ない刻々と位置を変
える)とを結ぶ直線と固定挟み片の挟み部2との為す角
の内で下方側の角θを鋭角とし、固定挟み片1と可動挟
み片3の各々の挟み部2,4間に挟まれた洗濯物の自重
を支える為の摩擦力が作用した時に可動挟み片3が洗濯
物により一層食い込む様に働らく如く備える様にしてい
る。
施例で、図1(イ)の如く複数のクリップKを一体的に
成したクリップブロックVを図1(ロ)、(ハ)の如く
ハンガーの枠Hに取り付ける様にしている。図ではハン
ガーの大きさに対してクリップブロックVを拡大して描
いてある。本発明のクリップは容易に複数個一体的に成
し得る事が大切で、先ず図1(イ)のクリップを図2
(イ)の如く拡大して詳しく説明する。即ち図2(イ)
において本クリップKは固定挟み片1と、揺動的運動が
可能な可動挟み片3と(固定された揺動中心を中心とし
て正しい意味での揺動運動をするわけではないが.これ
に近い運動をする)、両者を支持するフレーム8とから
成り、例えば合成樹脂製である(ポリプロピレン、ポリ
カーボネート、ポリアセタール等)。可動挟み片3の挟
み部4は固定挟み片1の挟み部2の方へ押し戻される様
に構成され、例えば可動挟み片の根本部5を薄肉とし
て、この部分の弾性(バネ特性)により挟み部2の方へ
押し戻される様にするが、図3(ホ)の如く可動挟み片
3を全体的に薄肉として(根本部は薄肉ではない)同じ
結果をもたらす様にしても良い。以上により可動挟み片
3は揺動的運動を行なう。A方向、B方向から見た矢視
図を図2(ハ),(ニ)に各々示すが、可動挟み片3、
フレーム8の各々の所定部(例えば可動挟み片本体、フ
レーム本体から突出して形成されたつまみ片9,10)
を互いに接近させる如く指でつまんで可動挟み片3を開
き、洗濯物(図示せず)を挟む事ができる。本発明では
可動挟み片の挟み部4の上端とこの挟み部4の上端が動
く時の瞬間中心6(可動挟み片3は揺動的運動を行な
い、挟み部4の上端は固定された中心を中心として正し
い意味での揺動運動をするわけではないが、瞬間的には
ある中心を中心とした円運動と見做され、これを瞬間中
心と称し、可動挟み片3の動きに伴ない刻々と位置を変
える)とを結ぶ直線と固定挟み片の挟み部2との為す角
の内で下方側の角θを鋭角とし、固定挟み片1と可動挟
み片3の各々の挟み部2,4間に挟まれた洗濯物の自重
を支える為の摩擦力が作用した時に可動挟み片3が洗濯
物により一層食い込む様に働らく如く備える様にしてい
る。
【0006】洗濯物が厚手になるほど可動挟み片3の開
度が大で、これに従って挟み部4は挟み部2に対してか
なり傾斜した状態となり、洗濯物への接触面積が減少す
るから(傷み易い)、図示の如く可動挟み片の挟み部4
において所定部から下方側へ逃げ7を形成する事が望ま
しい(可動挟み片3の開度が大の時は、この逃げ7が挟
み部2とほぼ平行となり、接触面積を増す)。本発明で
はクリップ全体を合成樹脂製とし、金型等で一体成形す
る事が望ましいが、するとどうしても挟み部2,4間に
ギャップgを作っておかねばならず、極く薄手の洗濯物
を挟む場合は保持力に問題が残る。この対策としては図
3(ロ)の如く固定挟み片1と可動挟み片3の各々の挟
み部の間に挟み力強化部材16を追加的に備えて(ギャ
ップgよりも肉厚の挟み力強化部材16を固定挟み片1
に嵌め込む)、可動挟み片3の極低開度における保持力
を強化する事が考えられる。この場合、挟み力強化部材
は図3(ニ)の如く固定挟み片1に接着又は溶着する事
もできるし、図3(ハ)の如く可動挟み片3に備える事
もできる。尚、固定挟み片1と挟み力強化部材16(1
8)とを全体として新たな固定挟み片と見る事もできる
し、可動挟み片3と挟み力強化部材17とを全体として
新たな可動挟み片と見る事もできる。更には図3(イ)
の如く可動挟み片3の挟み部が固定挟み片1の挟み部の
方へ可動挟み片3の弾性により互いに接着する寸前まで
(即ち互いに非接触状態であり、図2(イ)のgに相当
するギャップがある)押し戻される様に構成し、可動挟
み片3と固定挟み片1の各々の挟み部において可動挟み
片3の最低開度では一方の挟み部に形成された凸部14
(図では可動挟み片側に形成―スペースの関係上、1〜
2個位)が他方の挟み部に形成された凹部15(図では
固定挟み片側に形成)に嵌り込んで噛み合う如く構成
(もちろん非接触状態)する事が考えられる。こうする
と、挟まれた洗濯物(極く薄手のもの)は凸部14,凹
部15間で折れ曲り、かつ洗濯物がずり落ちようとする
と洗濯物の凸部14の上半部にある部分が可動挟み片3
を引っ張って閉じようとする為、洗濯物は強く挟まれ、
かくして極く薄手の洗濯物でも強い保持力が維持され
る。あるいは図4(イ)の如く可動挟み片3の挟み部が
固定挟み片1の挟み部の方へ可動挟み片3の弾性により
押し戻される様に構成し、可動挟み片3と固定挟み片1
の各々の挟み部において一方の挟み部に形成された凸部
14(図では可動挟み片側に形成)が他方の挟み部に形
成された凹部15に予め小さなギャップを有する状態で
(図2(イ)のgに相当するギャップ)嵌り込む様に構
成しておき(即ち、金型等により予めその様に作ってお
く)、可動挟み片3を強制的に動かして図4(ロ)の如
く凸部14と凹部15とを無理やりに離反させる様にす
る事が考えられる。凸部14と凹部15とを離反させる
時は可動挟み片3は瞬間中心6を中心に回転運動しよう
とし、斜線部Sにひっかかって容易には離反できない
が、可動挟み片3(特に根本部5)は柔軟性がある為、
強い力を加える事により離反させる事ができる.こうす
ると各々の挟み部は可動挟み片3の最低開度において互
いに接触する様になり、極く薄手の洗濯物でも強い保持
力が得られる。以上は図5の如くクリップKを1つ1つ
ハンガーの枠に取り付ける場合にも(合成樹脂製の紐1
9を用いて吊り下げる如く取り付けるのが一般的)適用
される。
度が大で、これに従って挟み部4は挟み部2に対してか
なり傾斜した状態となり、洗濯物への接触面積が減少す
るから(傷み易い)、図示の如く可動挟み片の挟み部4
において所定部から下方側へ逃げ7を形成する事が望ま
しい(可動挟み片3の開度が大の時は、この逃げ7が挟
み部2とほぼ平行となり、接触面積を増す)。本発明で
はクリップ全体を合成樹脂製とし、金型等で一体成形す
る事が望ましいが、するとどうしても挟み部2,4間に
ギャップgを作っておかねばならず、極く薄手の洗濯物
を挟む場合は保持力に問題が残る。この対策としては図
3(ロ)の如く固定挟み片1と可動挟み片3の各々の挟
み部の間に挟み力強化部材16を追加的に備えて(ギャ
ップgよりも肉厚の挟み力強化部材16を固定挟み片1
に嵌め込む)、可動挟み片3の極低開度における保持力
を強化する事が考えられる。この場合、挟み力強化部材
は図3(ニ)の如く固定挟み片1に接着又は溶着する事
もできるし、図3(ハ)の如く可動挟み片3に備える事
もできる。尚、固定挟み片1と挟み力強化部材16(1
8)とを全体として新たな固定挟み片と見る事もできる
し、可動挟み片3と挟み力強化部材17とを全体として
新たな可動挟み片と見る事もできる。更には図3(イ)
の如く可動挟み片3の挟み部が固定挟み片1の挟み部の
方へ可動挟み片3の弾性により互いに接着する寸前まで
(即ち互いに非接触状態であり、図2(イ)のgに相当
するギャップがある)押し戻される様に構成し、可動挟
み片3と固定挟み片1の各々の挟み部において可動挟み
片3の最低開度では一方の挟み部に形成された凸部14
(図では可動挟み片側に形成―スペースの関係上、1〜
2個位)が他方の挟み部に形成された凹部15(図では
固定挟み片側に形成)に嵌り込んで噛み合う如く構成
(もちろん非接触状態)する事が考えられる。こうする
と、挟まれた洗濯物(極く薄手のもの)は凸部14,凹
部15間で折れ曲り、かつ洗濯物がずり落ちようとする
と洗濯物の凸部14の上半部にある部分が可動挟み片3
を引っ張って閉じようとする為、洗濯物は強く挟まれ、
かくして極く薄手の洗濯物でも強い保持力が維持され
る。あるいは図4(イ)の如く可動挟み片3の挟み部が
固定挟み片1の挟み部の方へ可動挟み片3の弾性により
押し戻される様に構成し、可動挟み片3と固定挟み片1
の各々の挟み部において一方の挟み部に形成された凸部
14(図では可動挟み片側に形成)が他方の挟み部に形
成された凹部15に予め小さなギャップを有する状態で
(図2(イ)のgに相当するギャップ)嵌り込む様に構
成しておき(即ち、金型等により予めその様に作ってお
く)、可動挟み片3を強制的に動かして図4(ロ)の如
く凸部14と凹部15とを無理やりに離反させる様にす
る事が考えられる。凸部14と凹部15とを離反させる
時は可動挟み片3は瞬間中心6を中心に回転運動しよう
とし、斜線部Sにひっかかって容易には離反できない
が、可動挟み片3(特に根本部5)は柔軟性がある為、
強い力を加える事により離反させる事ができる.こうす
ると各々の挟み部は可動挟み片3の最低開度において互
いに接触する様になり、極く薄手の洗濯物でも強い保持
力が得られる。以上は図5の如くクリップKを1つ1つ
ハンガーの枠に取り付ける場合にも(合成樹脂製の紐1
9を用いて吊り下げる如く取り付けるのが一般的)適用
される。
【0007】本発明では以上の様なクリップKを図1
(イ)の如く複数個(図では4個)一体的に成したクリ
ップブロックVを予め金型等で作っておき、これを図1
(ロ)、(ハ)の如くハンガーの枠Hに複数個(前者に
は4個、後者には6個のクリップブロックVが取り付け
られている)取り付ける様にしている。図はハンガーを
下方側から見た図であり、12は鎖、13は竿などにひ
っかけるフックである.即ち、クリップブロックVには
取り付け具11(頭部にスリット付)が一体形成され、
図では表わされいないが、ハンガーの枠Hに形成された
穴に取り付け具11を嵌め込む事によってクリップブロ
ックVをハンガーの枠Hにしっかりと取り付けるのであ
る。図1(ハ)のハンガーは長い為、D−D´線で折り
畳める構造としても良い。尚、図1(イ)のおいて最も
左側のクリップを除く残りの3つのクリップはいずれも
固定挟み片とフレーム部とが隣り合わせになっているか
ら、これを図3(ヘ)の如く共通化しても良い。
(イ)の如く複数個(図では4個)一体的に成したクリ
ップブロックVを予め金型等で作っておき、これを図1
(ロ)、(ハ)の如くハンガーの枠Hに複数個(前者に
は4個、後者には6個のクリップブロックVが取り付け
られている)取り付ける様にしている。図はハンガーを
下方側から見た図であり、12は鎖、13は竿などにひ
っかけるフックである.即ち、クリップブロックVには
取り付け具11(頭部にスリット付)が一体形成され、
図では表わされいないが、ハンガーの枠Hに形成された
穴に取り付け具11を嵌め込む事によってクリップブロ
ックVをハンガーの枠Hにしっかりと取り付けるのであ
る。図1(ハ)のハンガーは長い為、D−D´線で折り
畳める構造としても良い。尚、図1(イ)のおいて最も
左側のクリップを除く残りの3つのクリップはいずれも
固定挟み片とフレーム部とが隣り合わせになっているか
ら、これを図3(ヘ)の如く共通化しても良い。
【0008】図2(ロ)に示すクリップは固定挟み片1
と、固定された揺動中心(瞬間中心20)を中心に揺動
可能な可動挟み片3と、両者を支持するフレーム8とか
ら成り、可動挟み片の挟み部4は突起23に強く接触す
るバネ22(フレーム8と一体成形)によって固定挟み
片の挟み部2の方へ押し戻される様に構成したものであ
る.図2(イ)と同様に角θを鋭角としているが、瞬間
中心20は可動挟み片3の動きには無関係に一定の位置
を保っている(従って、可動挟み片3は正しい意味での
揺動運動を行なう)。図2(イ)と同様に可動挟み片
3、フレーム8の各々の所定部(つまみ片9,10)を
互いに接近させる如く指でつまんで可動挟み片3を開
き、洗濯物を挟む事ができる。C−C´断面を示した図
2(ホ)の如く、この断面のフレーム部の両端には位置
決め溝24が形成され、この位置決め溝24に可動挟み
片3の揺動中心軸両端部にある嵌り込み部21が嵌り込
む事により可動挟み片3の揺動中心軸方向の位置決めが
為される。本発明ではこの様なクリップでも図1(ニ)
の如く複数個一体的に成したクリップブロックVを図1
(ロ)、(ハ)の如くハンガーの枠Hに複数個取り付け
て洗濯物用ハンガーとする事ができる。但し、図1
(ニ)のクリップブロックVは金型により成形したまま
の状態であり、各々のクリップに可動挟み片3を組み付
けた後にハンガーの枠Hに取り付ける。
と、固定された揺動中心(瞬間中心20)を中心に揺動
可能な可動挟み片3と、両者を支持するフレーム8とか
ら成り、可動挟み片の挟み部4は突起23に強く接触す
るバネ22(フレーム8と一体成形)によって固定挟み
片の挟み部2の方へ押し戻される様に構成したものであ
る.図2(イ)と同様に角θを鋭角としているが、瞬間
中心20は可動挟み片3の動きには無関係に一定の位置
を保っている(従って、可動挟み片3は正しい意味での
揺動運動を行なう)。図2(イ)と同様に可動挟み片
3、フレーム8の各々の所定部(つまみ片9,10)を
互いに接近させる如く指でつまんで可動挟み片3を開
き、洗濯物を挟む事ができる。C−C´断面を示した図
2(ホ)の如く、この断面のフレーム部の両端には位置
決め溝24が形成され、この位置決め溝24に可動挟み
片3の揺動中心軸両端部にある嵌り込み部21が嵌り込
む事により可動挟み片3の揺動中心軸方向の位置決めが
為される。本発明ではこの様なクリップでも図1(ニ)
の如く複数個一体的に成したクリップブロックVを図1
(ロ)、(ハ)の如くハンガーの枠Hに複数個取り付け
て洗濯物用ハンガーとする事ができる。但し、図1
(ニ)のクリップブロックVは金型により成形したまま
の状態であり、各々のクリップに可動挟み片3を組み付
けた後にハンガーの枠Hに取り付ける。
【0009】
【発明の効果】本発明におけるクリップでは挟み部2,
4間に挟まれた洗濯物の自重を支える為の摩擦力が作用
すると、挟み部4が洗濯物に一層食い込む様らき、洗濯
物が重いほどますます強く食い込む様になる為、クリッ
プの保持力は強力で、洗濯物の脱落はない。従って可動
挟み片3を固定挟み片1の方へ押し戻そうとする力(バ
ネ力)は弱くて十分であり、クリップを開く時の指の負
担が軽減される.本発明ではこの様なクリップを複数個
一体的に成したクリップブロックVを予め作っておき、
これをハンガーの枠Hに取り付ける構成の為、従来の様
にクリップを1つ1つ組み付ける面倒な作業は不要で、
クリップの組付け工程が簡略化され、コスト低減が図ら
れる(従来のクリップでは複数個一体的に成したクリッ
プブロックを構成できない)。又、従来のクリップでは
紐(合成樹脂製が一般的)でハンガーの枠から吊り下げ
る様に取り付けざるを得ない為、クリップは絡み易く、
完成品として出荷するにはクリップを輪ゴムで留めてお
くなどの必要があった。本発明ではクリップは絡むこと
がない為、その様な必要はなく、手間が省ける。以上に
よりコストの大幅低減が図られる。尚、既に図2(イ)
で述べた如く製造上の理由からギャップgを作っておく
必要があり、極く薄手の洗濯物を挟む時に保持力に問題
が残る場合は、別の方法として図3(ト)の如く支え片
25を有する可動挟み片3をフレーム8内に嵌め込む事
が考えられる。破線示は可動挟み片3の脱落を防ぐ為の
突起(又は凹部)である。可動挟み片3と支え片25と
の為す角はフレーム8内に嵌め込む前の状態(自由状
態)の方が大きく、従ってフレーム8内に嵌め込むと、
可動挟み片3は固定挟み片1に接触する様になり(バネ
力を及ぼしている)、極く薄手の洗濯物でも強い保持力
が得られる。この場合、クリップを複数個一体的に成し
たクリップブロックとするには、予め可動挟み片3のな
い状態で金型により成形しておき(図1(ニ)参照のこ
と)、然る後に支え片25を有する可動挟み片3を各々
嵌め込む様にする。以上は図5と同様にクリップを紐1
9(又は鎖等)を用いて1つ1つハンガーの枠に取り付
ける場合にも適用される。
4間に挟まれた洗濯物の自重を支える為の摩擦力が作用
すると、挟み部4が洗濯物に一層食い込む様らき、洗濯
物が重いほどますます強く食い込む様になる為、クリッ
プの保持力は強力で、洗濯物の脱落はない。従って可動
挟み片3を固定挟み片1の方へ押し戻そうとする力(バ
ネ力)は弱くて十分であり、クリップを開く時の指の負
担が軽減される.本発明ではこの様なクリップを複数個
一体的に成したクリップブロックVを予め作っておき、
これをハンガーの枠Hに取り付ける構成の為、従来の様
にクリップを1つ1つ組み付ける面倒な作業は不要で、
クリップの組付け工程が簡略化され、コスト低減が図ら
れる(従来のクリップでは複数個一体的に成したクリッ
プブロックを構成できない)。又、従来のクリップでは
紐(合成樹脂製が一般的)でハンガーの枠から吊り下げ
る様に取り付けざるを得ない為、クリップは絡み易く、
完成品として出荷するにはクリップを輪ゴムで留めてお
くなどの必要があった。本発明ではクリップは絡むこと
がない為、その様な必要はなく、手間が省ける。以上に
よりコストの大幅低減が図られる。尚、既に図2(イ)
で述べた如く製造上の理由からギャップgを作っておく
必要があり、極く薄手の洗濯物を挟む時に保持力に問題
が残る場合は、別の方法として図3(ト)の如く支え片
25を有する可動挟み片3をフレーム8内に嵌め込む事
が考えられる。破線示は可動挟み片3の脱落を防ぐ為の
突起(又は凹部)である。可動挟み片3と支え片25と
の為す角はフレーム8内に嵌め込む前の状態(自由状
態)の方が大きく、従ってフレーム8内に嵌め込むと、
可動挟み片3は固定挟み片1に接触する様になり(バネ
力を及ぼしている)、極く薄手の洗濯物でも強い保持力
が得られる。この場合、クリップを複数個一体的に成し
たクリップブロックとするには、予め可動挟み片3のな
い状態で金型により成形しておき(図1(ニ)参照のこ
と)、然る後に支え片25を有する可動挟み片3を各々
嵌め込む様にする。以上は図5と同様にクリップを紐1
9(又は鎖等)を用いて1つ1つハンガーの枠に取り付
ける場合にも適用される。
【図1】本発明による洗濯物用ハンガー及びこれに使用
するクリップブロックの図。
するクリップブロックの図。
【図2】本発明による洗濯物用ハンガーに使用するクリ
ップを示す図。
ップを示す図。
【図3】本発明におけるクリップの各種実施態様の図。
【図4】極く薄手の洗濯物でも十分な保持力が得られる
クリップの構造を示す図。
クリップの構造を示す図。
【図5】ハンガーの枠に1つ1つクリップを吊り下げる
如く取り付ける場合の図。
如く取り付ける場合の図。
1は固定挟み片,2は挟み部,3は可動挟み片,4は挟
み部,5は根本部,6は瞬間中心,7は逃げ,8はフレ
ーム,9・10はつまみ片,11は取り付け具,12は
鎖,13はフック,14は凸部,15は凹部,16・1
7・18は挟み力強化部材,19は紐,20は瞬間中
心,21は嵌り込み部,22はバネ,23は突起,24
は位置決め溝,25は支え片,Kはクリップ,Vはクリ
ップブロック,gはギャップ,sは斜線部で、可動挟み
片をそのまま開いた時に凸部14が当って開けなくなる
部分である。
み部,5は根本部,6は瞬間中心,7は逃げ,8はフレ
ーム,9・10はつまみ片,11は取り付け具,12は
鎖,13はフック,14は凸部,15は凹部,16・1
7・18は挟み力強化部材,19は紐,20は瞬間中
心,21は嵌り込み部,22はバネ,23は突起,24
は位置決め溝,25は支え片,Kはクリップ,Vはクリ
ップブロック,gはギャップ,sは斜線部で、可動挟み
片をそのまま開いた時に凸部14が当って開けなくなる
部分である。
Claims (2)
- 【請求項1】 固定挟み片と、揺動又は揺動的運動が可
能な可動挟み片と、前記固定挟み片と可動挟み片とを支
持するフレームとを有し、前記可動挟み片の挟み部が固
定挟み片の挟み部の方へ押し戻される様に構成し、かつ
前記可動挟み片の挟み部の上端とこの挟み部の上端が動
く時の瞬間中心とを結ぶ直線と前記固定挟み片の挟み部
との為す角の内で下方側の角を鋭角とし、かくして前記
固定挟み片と可動挟み片の各々の挟み部の間に洗濯物を
挟んで吊り下げるクリップであり、以上から成るクリッ
プを複数個一体的に成したクリップブロックをハンガー
の枠に複数個取り付けた事を特徴とする洗濯物用ハンガ
ー。 - 【請求項2】 洗濯物を挟んでいない状態において、可
動挟み片の挟み部が固定挟み片の挟み部の方へ可動挟み
片の弾性により互いに接触する寸前まで押し戻される様
に構成し、前記可動挟み片と固定挟み片の各々の挟み部
において可動挟み片の最低開度では一方の挟み部に形成
された凸部が他方の挟み部に形成された凹部に嵌り込ん
で噛み合う如く構成されたクリップを有する請求項1記
載の洗濯物用ハンガー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076258A JP2000218092A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 洗濯物用ハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076258A JP2000218092A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 洗濯物用ハンガー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000218092A true JP2000218092A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=13600197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11076258A Withdrawn JP2000218092A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 洗濯物用ハンガー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000218092A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2511580A (en) * | 2013-03-05 | 2014-09-10 | Jon Otegui Van Leeuw | Clothes dryer |
JP2019126512A (ja) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | モリト株式会社 | 挟持具 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11076258A patent/JP2000218092A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2511580A (en) * | 2013-03-05 | 2014-09-10 | Jon Otegui Van Leeuw | Clothes dryer |
JP2019126512A (ja) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | モリト株式会社 | 挟持具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6779695B2 (en) | Garment hanger | |
KR830006595A (ko) | 타이훅, 특히 고무 스프링 훅 | |
US4884726A (en) | Hanger for supporting plural garments | |
JP2000218092A (ja) | 洗濯物用ハンガー | |
WO1994027477A1 (en) | Garment hanger with pivotable arms | |
JP2001238547A (ja) | 植物茎誘引用クリップ | |
JP2000308563A (ja) | 衣類用ハンガー | |
JPH09220113A (ja) | 髪止めクリップ | |
JP3060491U (ja) | 髪止め具 | |
JP2000107015A (ja) | クリップ | |
JP2003038332A (ja) | 被服用ハンガー | |
JP3433706B2 (ja) | ファイル用具におけるゴム紐の支持構造 | |
JP3020381U (ja) | ヘアークリップ | |
JPS6329520Y2 (ja) | ||
JPH08215018A (ja) | 多段式ハンガー | |
JPH0631985Y2 (ja) | ハンガー | |
JP3031634U (ja) | 洋服ハンガー | |
JP2000145852A (ja) | ばね及びこれを用いたネット張設構造 | |
JPH0415196Y2 (ja) | ||
JP3030040U (ja) | クリップ | |
JP4423624B2 (ja) | ハンガー用挾持具の取付構造 | |
JPH11289881A (ja) | 温室用ハウスバンドの留め具 | |
JPH0629525Y2 (ja) | 樹脂製クリップ | |
JPH09117595A (ja) | 合成樹脂製ふとん挟み | |
JP3065863U (ja) | カフスボタンおよびその保持具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060404 |