JP2000217734A - 浄水シャワーシステム - Google Patents

浄水シャワーシステム

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JP2000217734A
JP2000217734A JP11020792A JP2079299A JP2000217734A JP 2000217734 A JP2000217734 A JP 2000217734A JP 11020792 A JP11020792 A JP 11020792A JP 2079299 A JP2079299 A JP 2079299A JP 2000217734 A JP2000217734 A JP 2000217734A
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正昭 岡野
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仁史 高山
Atsushi Hatakeyama
厚 畠山
Takashi Tachikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水処理性能の向上、長寿命化、浄水流量の増
加が達成でき、シャワーヘッド重量が軽く、シャワーヘ
ッドの高さ等を調整可能な、高性能で利便性に優れた浄
水シャワーシステムを提供する。 【解決手段】 内部に水処理材が充填された浄水カート
リッジ10を有する浄水部2と、この浄水部2にシャワ
ーホース6によって接続され、原水または浄水を噴出す
るシャワーヘッド3と、前記シャワーヘッド3を着脱可
能に係止するシャワー係止具4とを具備してなり、前記
シャワー係止具4が前記浄水カートリッジ10の外周壁
にスライド可能に設けられている浄水シャワーシステム
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室内などに設置
され、水道水中に含まれる残留塩素等を浄水カートリッ
ジで取り除き、浄水をシャワー吐出する浄水シャワーシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、健康や美容に関する意識が高ま
り、水道水に入っている残留塩素が飲料用のみならず、
浴室での入浴や洗髪時に髪を傷めたり肌を刺激し、ま
た、カルキ臭を発生する要因として着目され、この残留
塩素を除去することが望まれている。こうした要望に対
し、残留塩素を除去する浄水シャワーシステムが販売さ
れている。
【0003】図3は、従来の浄水シャワーシステムの一
例を示す図である。この浄水シャワーシステム40は、
主に、浄水を噴出するシャワーヘッド41と、水道51
より原水を供給する給水口42と、一端が前記シャワー
ヘッド41に連結され、他端が給水連結部43を介して
前記給水口42に連結されたシャワーホース44と、前
記シャワーヘッド41を壁52に固定するフック45を
有して概略構成されるものである。
【0004】また、前記シャワーヘッド41は、浄水を
散水する散水板46が設けられたシャワー散水部47
と、このシャワー散水部47に先端部が着脱可能に連結
されるグリップ部48と、このグリップ部48とシャワ
ーホース44とを連結するヘッド連結部49と、前記グ
リップ部48内部のカートリッジ収納空間に着脱可能に
収納された浄水カートリッジ50とからなるものであ
る。
【0005】前記浄水カートリッジ50は、概円筒形を
有しており、その内部には、仕様性能に応じた適量の水
処理材が充填されている。水処理材としては、原水中の
残留塩素の除去を目的とするならば、例えば、亜硫酸カ
ルシウム、活性炭等が用いられる。
【0006】この浄水シャワーシステム40に給水口4
2から供給された原水は、シャワーホース44を通り、
シャワーヘッド41内の浄水カートリッジ50を通過し
て浄水となり、シャワー散水部47の散水板46からシ
ャワー状になってシャワーヘッド41外に散水される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
浄水シャワーシステム40においては、シャワーヘッド
41のグリップ部48内に浄水カートリッジ50を収納
するため、シャワーヘッド41本体のサイズによって、
浄水カートリッジ50の大きさが限定され、それ故、浄
水カートリッジ50に充填される水処理材の量も限定さ
れていた。そのため、浄水カートリッジ50の水処理性
能の向上、長寿命化を目的にした場合、水処理材の量が
大きく増やせないため、その目的の達成が難しいという
不具合があった。
【0008】また、同様に浄水カートリッジ50内部の
通水断面積も限定されてしまうため、断面積を大幅に増
やすことができず、そのため、圧力損失を減らして、浄
水流量を増加させることが難しいという不具合があっ
た。
【0009】また、本来中空であるグリップ部48に、
水処理材が充填された浄水カートリッジ50を収納して
いるため、シャワーヘッド41本体の重量が重くなって
しまい、女性や子供にとって取扱い難いという不具合が
あった。
【0010】さらに、従来の浄水シャワーシステム40
は、壁52のフック45にシャワーヘッド41を保持さ
せても、シャワーヘッド41の高さや散水されるシャワ
ー浄水の方向や角度を調節することができなかった。そ
のため、通常、筒状のグリップ部48を片手で持って使
用しなければならず、両手の空いた状態でシャワー浄水
を吐出、使用することが困難であった。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑み、水処理性
能の向上、長寿命化、浄水流量の増加が達成でき、シャ
ワーヘッド重量が軽く、シャワーヘッドの高さ、方向等
を調整可能な、高性能で利便性に優れた浄水シャワーシ
ステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の浄水
シャワーシステムは、内部に水処理材が充填された浄水
カートリッジを有する浄水部と、この浄水部にシャワー
ホースによって接続され、原水または浄水を噴出するシ
ャワーヘッドと、このシャワーヘッドを着脱可能に係止
するシャワー係止具とを具備してなり、前記シャワー係
止具が前記浄水カートリッジの外周壁にスライド可能に
設けられていることを特徴とする。
【0013】また、前記シャワー係止具は、前記浄水カ
ートリッジにスライド可能に設けられたスライド部と、
前記シャワーヘッドを着脱可能に係止するフック部と、
前記スライド部とフック部とを回動可能に連結している
連結部とを有するものが望ましい。また、前記浄水カー
トリッジには、原水が前記水処理材を通って吐出される
第一の流路と、原水が前記水処理材を通らずに吐出され
る第二の流路とが形成され、前記浄水部には、前記第一
の流路と第二の流路とを切り換える切換機構が設けられ
ていることが望ましい。
【0014】また、前記浄水部は複数の浄水カートリッ
ジを有し、これら浄水カートリッジが連結可能であるこ
とが望ましい。また、前記浄水カートリッジは、直列に
連結されていることが望ましい。また、前記浄水カート
リッジ内の水処理材の少なくとも一部が、脱塩素処理剤
であることが望ましい。また、前記浄水カートリッジ内
の水処理材の少なくとも一部が、多孔質中空糸膜である
ことが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を元に本発明の浄水シ
ャワーシステムを説明する。図1は、本発明の浄水シャ
ワーシステムの一例を示す全体図である。この浄水シャ
ワーシステム1は、供給された原水を浄化して、浄水を
吐出する浄水部2と、原水または浄水を噴出するシャワ
ーヘッド3と、このシャワーヘッド3を着脱可能に係止
し、前記浄水部2にスライド可能に設けられたシャワー
係止具4と、水道51より原水を供給する給水口5と、
一端が前記浄水部2に連結され、他端が前記シャワーヘ
ッド3に連結されたシャワーホース6と、一端が前記浄
水部2に連結され、他端が前記給水口5に給水連結部7
を介して連結された給水ホース8と、前記浄水部2の上
部および下部を壁52に着脱可能に固定する壁掛固定具
9,9とを有して概略構成されるものである。
【0016】浄水部2は、図2に示すように、内部に水
処理材11が充填され、原水が前記水処理材11を通っ
て吐出される第一の流路12および原水が前記水処理材
11を通らずに吐出される第二の流路13が形成された
円筒形の浄水カートリッジ10,10と、この浄水カー
トリッジ10,10の連結体の最基端部14に着脱可能
に連結され、前記第一の流路12と第二の流路13とを
切り換える切換部15と、前記浄水カートリッジ10,
10の連結体の最先端部16に着脱可能に連結され、前
記第一の流路12を通って浄水カートリッジ10から吐
出される浄水、または、第二の流路13を通って浄水カ
ートリッジ10から吐出される原水が通過する集水部1
7と、前記給水ホース7と切換部15とを連結する入水
連結部18と、前記シャワーホース6と集水部17とを
連結する出水連結部19とから構成される。
【0017】前記浄水カートリッジ10には、その先端
部に凸型の吐水口20と、基端部に凹型の入水口21が
形成されており、相互に嵌合可能となっている。浄水カ
ートリッジ10は、最基端部14に着脱可能に連結され
た切換部15、または最先端部16に着脱可能に連結さ
れた集水部17を取り外すことにより、交換することが
できる。これら、浄水カートリッジ10と切換部15、
浄水カートリッジ10と集水部17の連結方式について
は、特に図示しないが、周知のネジ嵌合方式やバイヨネ
ット方式などが用いられる。
【0018】浄水カートリッジ10の内部に充填されて
いる水処理材11としては、亜硫酸カルシウム、粒状活
性炭、繊維状活性炭、アスコルビン酸等の脱塩素処理
剤、多孔質中空糸膜、イオン交換樹脂などが用いられ
る。これらは、単独で用いても、2種類以上を併用して
もよい。原水中の残留塩素の除去を主な目的とする場
合、脱塩素処理剤を用いることが好ましく、中でも、脱
塩素能力に優れた亜硫酸カルシウムが好適に用いられ
る。また、原水中の濁質成分の除去を目的とした場合、
細菌の除去まで可能な多孔質中空糸膜を用いることが好
ましい。
【0019】また、2本の浄水カートリッジ10に充填
される水処理材11の種類も、特に同一でなくて良く、
用途に合わせて各々変更して組み合わせることが好まし
い。例えば、原水中の残留塩素と重金属イオンの除去を
目的とする場合、脱塩素処理剤が充填された浄水カート
リッジと、イオン交換樹脂が充填された浄水カートリッ
ジとを併用することができる。
【0020】前記切換部15は、図1および図2に示す
ように、第一の流路12と第二の流路13との切り換え
を操作する外部の切換レバー22と、この切換レバー2
2に連動する内部の切換機構23とを有するものであ
る。また、切換部15内部には、原水を第一の流路に導
く第一の導入路24と、原水を第二の流路に導く第二の
導入路25とが形成されている。また、前記切換機構2
3としては、ロータ弁式、ボール弁式等の切換弁など、
周知の切換機構を用いることができる。
【0021】浄水カートリッジ10、切換部15および
集水部17の材質としては、耐圧性、耐熱性、成形性を
考慮して、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスル
ホン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリフェニレンエーテル樹脂等のプラスチックが好
ましく、更に強度を持たせたい場合、ステンレス金属を
用いることが好ましい。
【0022】シャワー係止具4は、前記浄水カートリッ
ジ10の外周壁にスライド可能に設けられたスライド部
26と、前記シャワーヘッド3を着脱可能に係止するフ
ック部27と、前記スライド部26とフック部27とを
回動可能に連結している連結部28とから構成されるも
のである。また、スライド部26は、略半円形状の2本
のアームから構成されている。スライド部26は、この
2本のアームで円筒形の浄水カートリッジ10の外周壁
を左右から挟み込む構造を有している。
【0023】シャワー係止具4は、前記2本のアームで
浄水カートリッジ10の外周壁を強く挟み込むことによ
って、浄水カートリッジ10に固定され、一方、2本の
アームによる挟み込みを緩めることによって、浄水カー
トリッジ10の長手方向にスライド可能となる。また、
シャワー係止具4は、2本のアームによる挟み込みを緩
めることによって、浄水カートリッジ10外周壁の円周
方向に沿って回動可能となる。また、アーム部27は、
スライド部26に対して、連結部28を回転中心として
上下に回動可能である。また、スライド部26のアーム
の挟み込み構造としては、バネやボルトを用いた周知の
構造を使用すれば良い。
【0024】シャワー係止具4の材質としては、耐圧
性、耐熱性、成形性を考慮し、ABS樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂等の
プラスチックが好ましく、更に強度を持たせたい場合、
ステンレス金属を用いることが好ましい。
【0025】シャワーヘッド3は、浄水を散水する散水
板29と、この散水板29が設けられたシャワー散水部
30と、このシャワー散水部30と一体成形されたグリ
ップ部31と、このグリップ部31の基端部とシャワー
ホース6とを連結するヘッド連結部32とを有して概略
構成される。シャワーヘッド3は、一般家庭の浴室等に
おいて通常使用されるシャワーヘッドを用いればよく、
その材質、形状等は特に限定はされない。また、浄水シ
ャワーシステム1に使用される、給水口5、給水ホース
8、シャワーホース6も、一般家庭の浴室等において通
常使用されるシャワーシステムのものを用いればよく、
その材質、形状等は特に限定はされない。
【0026】壁掛固定具9は、図1に示すように、一般
家庭の浴室などに既設の上下2箇所のフック45に引っ
かけて設けてもよく、または、直接壁52にボルトや接
着剤等を介して固着してもよく、特に限定はされない。
壁掛固定具9の材質は、耐圧性、耐熱性、成形性を考慮
し、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
フェニレンエーテル樹脂等のプラスチックが好ましく、
更に強度を持たせたい場合、ステンレス金属を用いるこ
とが好ましい。
【0027】この浄水シャワーシステム1は、浄水カー
トリッジ10上にシャワーヘッド3を、シャワー係止具
4を介してスライド可能に係止するものである。同様の
機能を有するものとして、浄水カートリッジ10を収納
した縦長円筒形のハウジングの外周壁にシャワーヘッド
3を、シャワー係止具4を介してスライド可能に係止す
る構造のものも考えられる。しかしながら、ハウジング
に浄水カートリッジ10を収納する構造のものに比べ、
図示例の浄水シャワーシステム1は、コンパクト化と部
材削減による低コスト化が図れること、浄水カートリッ
ジ10の交換が容易であること、浄水カートリッジ10
の表面が汚れても定期的に交換されるので衛生的である
ことなどの優れた長所を有するので、図示例の浄水シャ
ワーシステム1の構造を用いることが望ましい。
【0028】なお、図示例では、浄水カートリッジ10
は縦に直列連結されているが、その連結形態については
特に限定されず、その他、並列連結、直列と並列を組み
合わせたものでも構わない。中でも、浄水部2の設置の
しやすさや、複数物質の多段除去、高除去性能化等を考
慮すると、直列連結が好ましい。また、浄水カートリッ
ジ10の数は、図示例では2つのものを示したが、特に
これに限定されるものではない。浄水カートリッジ10
が1つの場合は、そのサイズを大きくすればよい。ま
た、前記壁掛固定具9,9を設置する間隔を拡げること
によって、より多くの浄水カートリッジを配置すること
ができる。
【0029】また、図示例では、浄水カートリッジ10
として、その内部中央に第二の流路13、その周囲に水
処理材11が充填された第一の流路12が形成されたも
のを用いたが、これ以外に、例えば、その内部中央に水
処理材11が充填された第一の流路12、その周囲に第
二の流路13が形成されたもの、浄水カートリッジ10
内部を長手方向にわたって半分に仕切り、一方に水処理
材11が充填された第一の流路12を設け、他方に第二
の流路13を設けたものなどでも良く、特に限定されな
い。また、図示例では、浄水部2の上部に切換部15お
よび入水連結部18を設け、下部に集水部17および出
水連結部19を設けているが、特にこの形態に限定され
るものではなく、浄水部2の上部に集水部17および出
水連結部19を設け、下部に切換部15および入水連結
部18を設けたものでもよい。
【0030】次に、浄水シャワーシステム1の設置方法
および使用方法について説明する。まず、既設の2箇所
のフック45,45に壁掛固定具9,9を取り付け、こ
の壁掛固定具9,9に浄水部2を取り付ける。さらに、
この浄水部2の浄水カートリッジ10外周壁にシャワー
係止具4を取り付ける。ついで、給水ホース8の一端
を、浴室等の既設の水道51に設けられた給水口5の給
水連結部7に連結し、他端を浄水部2の入水連結部18
に連結する。さらに、シャワーホース6の一端を浄水部
2の出水連結部19に連結し、他端を既存のシャワーヘ
ッド3のシャワー連結部32に連結する。
【0031】このようにして設置された浄水シャワーシ
ステム1においては、水道51の給水口5から供給され
た残留塩素を含んだ原水は、給水ホース8を通って浄水
部2に導入される。ここで、切換レバー22を浄水側
(第一の流路12側)に切り換えると、原水は、切換機
構23により第一の流路12に導入され、脱塩素処理剤
からなる水処理材11によって原水中の残留塩素が取り
除かれ浄水となり、浄水部2から吐出される。吐出され
た浄水は、シャワーホース6を通ってシャワーヘッド3
に流入し、シャワーヘッド3の散水板29から散水され
る。一方、切換レバー22を原水側(第二の流路13
側)に切り換えると、原水は、切換機構23により第二
の流路13に導入され、浄水部2から吐出される。吐出
された原水は、シャワーホース6を通ってシャワーヘッ
ド3に流入し、シャワーヘッド3の散水板29から散水
される。
【0032】このような浄水シャワーシステム1にあっ
ては、シャワーヘッド3から独立した浄水部2に、水処
理材11が充填された浄水カートリッジ10を複数、着
脱自在に装填可能としているので、水処理材11の量を
シャワーヘッド3のサイズの制限を受けずに増加させる
ことができ、そのため、水処理性能の向上、長寿命化が
可能となる。また、浄水カートリッジ10内部の通水断
面積もシャワーヘッド3のサイズの制限を受けずに拡げ
ることができ、そのため、圧力損失が減少し、浄水流量
の増加が可能となる。また、浄水カートリッジ10上に
シャワーヘッド3を、シャワー係止具4を介してスライ
ド可能に保持しているので、ハウジングに浄水カートリ
ッジ10を収納する構造の浄水シャワーシステムに比
べ、コンパクト化と部材削減による低コスト化が図れ、
浄水カートリッジ10の交換が容易であり、浄水カート
リッジ10の表面が汚れても定期的に交換されるので衛
生的である。
【0033】また、浄水部2がシャワーヘッド3から独
立しているので、シャワーヘッド3内に浄水カートリッ
ジ10を収納する必要がなく、シャワーヘッド3本体の
重量が軽くなり、女性や子供にとって取扱いが簡単とな
る。また、シャワーヘッド3がシャワー係止具4を介し
て浄水カートリッジ10にスライド可能に係止されてい
るので、任意の高さでシャワーヘッド3を保持し、任意
の方向にシャワーヘッド3を向けることができ、両手の
空いた状態でシャワー浄水を吐出使用することが可能と
なる。また、フック4は、スライド部26とフック部2
7とが回動可能に連結され、シャワーヘッド3の散水角
度を変えることができるので、さらに使い勝手がよくな
る。
【0034】また、浄水カートリッジ10は、原水が水
処理材11を通って吐出される第一の流路12と、原水
が水処理材11を通らずに吐出される第二の流路13と
を切り換えることができるので、桶やタオルを洗いたい
時など、浄水を必要としないときに、原水を浄化せずに
そのまま用いることができ、水処理材11の長寿命化が
可能となる。
【0035】また、複数の浄水カートリッジ10を連結
可能としているので、原水処理量の大幅な向上が可能と
なる。また、浄水カートリッジ10を直列に連結してい
るので、浄水部2の設置が行いやすく、複数物質の多段
除去が行いやすく、また高除去性能化が可能となる。ま
た、浄水カートリッジ10内の水処理材11の少なくと
一部が、脱塩素処理剤であるので、原水中の残留塩素を
除去できる。また、浄水カートリッジ10内の水処理材
11の少なくとも一部が、多孔質中空糸膜である場合、
原水中の濁質成分、細菌等の除去が可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浄水シャ
ワーシステムによれば、内部に水処理材が充填された浄
水カートリッジを有する浄水部と、この浄水部にシャワ
ーホースによって接続され、原水または浄水を噴出する
シャワーヘッドと、このシャワーヘッドを着脱可能に係
止するシャワー係止具とを具備してなり、前記シャワー
係止具が、前記浄水カートリッジの外周壁にスライド可
能に設けられているので、水処理性能の向上、長寿命
化、浄水流量の増加を達成でき、また、シャワーヘッド
の軽量化や、シャワーヘッドの高さや方向の調整が可能
となり、利便性に優れる。
【0037】また、前記シャワー係止具が、前記浄水カ
ートリッジにスライド可能に設けられたスライド部と、
前記シャワーヘッドを着脱可能に係止するフック部と、
前記スライド部とフック部とを回動可能に連結している
連結部とを有するものの場合、シャワーヘッドの浄水吐
出角度を調整することができるので、さらに利便性が向
上する。また、前記浄水カートリッジには、原水が前記
水処理材を通って吐出される第一の流路と、原水が前記
水処理材を通らずに吐出される第二の流路とが形成さ
れ、前記浄水部には、前記第一の流路と第二の流路とを
切り換える切換機構が設けられている場合、さらに浄水
カートリッジを長寿命化できる。
【0038】また、複数の浄水カートリッジを連結可能
とした場合、原水の処理量が大幅に向上できる。また、
浄水カートリッジを直列に連結した場合、浄水部の設置
が容易で、複数物質の多段除去化、高除去性能化が行え
る。また、浄水カートリッジ内の水処理材の少なくと一
部が、脱塩素処理剤である場合、原水中の残留塩素の除
去が可能となる。また、浄水カートリッジ内の水処理材
の少なくとも一部が、多孔質中空糸膜である場合、原水
中の濁質成分、細菌等の除去が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の浄水シャワーシステムの一例を示す
全体図である。
【図2】 本発明の浄水シャワーシステムに用いられる
浄水カートリッジの一例を示す側断面図である。
【図3】 従来の浄水シャワーシステムの一例を示す全
体図である。
【符号の説明】
1 浄水シャワーシステム 2 浄水部 3 シャワーヘッド 4 シャワー係止具 6 シャワーホース 10 浄水カートリッジ 11 水処理材 12 第一の流路 13 第二の流路 23 切換機構 26 スライド部 27 フック部 28 連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠山 厚 東京都港区港南一丁目6番41号 品川クリ スタルスクエア 三菱レイヨン株式会社内 (72)発明者 立川 敬史 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 Fターム(参考) 2D032 FA00 FA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に水処理材が充填された浄水カート
    リッジを有する浄水部と、この浄水部にシャワーホース
    によって接続され、原水または浄水を噴出するシャワー
    ヘッドと、このシャワーヘッドを着脱可能に係止するシ
    ャワー係止具とを具備してなり、 前記シャワー係止具が、前記浄水カートリッジの外周壁
    にスライド可能に設けられていることを特徴とする浄水
    シャワーシステム。
  2. 【請求項2】 前記シャワー係止具は、前記浄水カート
    リッジにスライド可能に設けられたスライド部と、前記
    シャワーヘッドを着脱可能に係止するフック部と、前記
    スライド部とフック部とを回動可能に連結している連結
    部とを有することを特徴とする請求項1記載の浄水シャ
    ワーシステム。
  3. 【請求項3】 前記浄水カートリッジには、原水が前記
    水処理材を通って吐出される第一の流路と、原水が前記
    水処理材を通らずに吐出される第二の流路とが形成さ
    れ、 前記浄水部には、前記第一の流路と第二の流路とを切り
    換える切換機構が設けられていることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の浄水シャワーシステム。
  4. 【請求項4】 前記浄水部が複数の浄水カートリッジを
    有し、これら浄水カートリッジが連結可能であることを
    特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載の浄水
    シャワーシステム。
  5. 【請求項5】 前記浄水カートリッジが、直列に連結さ
    れていることを特徴とする請求項4記載の浄水シャワー
    システム。
  6. 【請求項6】 前記浄水カートリッジ内の水処理材の少
    なくとも一部が、脱塩素処理剤であることを特徴とする
    請求項1ないし5いずれか一項に記載の浄水シャワーシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記浄水カートリッジ内の水処理材の少
    なくとも一部が、多孔質中空糸膜であることを特徴とす
    る請求項1ないし5いずれか一項に記載の浄水シャワー
    システム。
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