JP2002011463A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JP2002011463A
JP2002011463A JP2000199779A JP2000199779A JP2002011463A JP 2002011463 A JP2002011463 A JP 2002011463A JP 2000199779 A JP2000199779 A JP 2000199779A JP 2000199779 A JP2000199779 A JP 2000199779A JP 2002011463 A JP2002011463 A JP 2002011463A
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shower head
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JP2000199779A
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Masaaki Okano
正昭 岡野
Takashi Tachikawa
敬史 立川
Hitoshi Takayama
仁史 高山
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い浄水化処理能力を維持しつつも、強度及
び耐久性が著しく高く、しかも、邪魔とならない利便性
・安全性に優れる浄水器。 【解決手段】 壁面6に固定された金属製管体30内に
浄水カートリッジを内蔵して密封され、原水を取り入れ
る流入口16と、外部に水を流出する流出口38が形成
されている。強度及び耐久面で著しい向上を果たし、
又、薄肉化が可能なため、スリム化、又は、水処理性能
のアップも達成でき、更に、浄水専用ではなく、浄水器
と手摺とが兼用されたものなので、高付加価値なもので
ある。特に、手で掴める程度に壁面との間に間隙を形成
して壁に這わせて固定されるものなので、出っ張りも少
なく、圧迫感がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室や洗面台等に
設置され、水道水中に含まれる残留塩素等を浄水カート
リッジで浄化する浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、健康や美容に関する意識が高ま
り、水道水に入っている残留塩素が飲料用のみならず、
浴室での入浴や洗髪時、洗面台での洗髪時に髪を傷めた
り肌を刺激し、又、カルキ臭を発生する要因として着目
され、この残留塩素を除去することが望まれている。こ
うした要望に対し、残留塩素を除去する浄水器が販売さ
れている。
【0003】このような従来の浄水器の一例を図3に示
す。図示例のものは浴室用のもので、床12上に設置さ
れた浄水器10に形成された流入口16と水栓20の湯
水供給口22とがホース24で接続され、また、浄水器
10に形成された浄水出口18とシャワーヘッド1とが
ホース2で接続されている。浄水器10は、プラスチッ
ク製の筐体の内部に、浄化機能を有する浄水カートリッ
ジが内蔵されたもので、流入口16から取り入れられた
原水を浄化して浄水出口18からシャワーヘッド1に送
給している。シャワーヘッド1は非使用時、または、ハ
ンドフリーにして使用する際には、壁面6に取り付けら
れた専用のフック14に引っ掛けて固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
浄水器においては、浄水器10がプラスチック製の筐体
で形成されていたため、洗髪や洗面等の作業時に、シャ
ワーヘッド1や洗面道具等が不注意で衝突してしまった
場合、割れたり欠けたりして破損してしまう可能性があ
り、強度面での不安を有していた。また、一般家庭にお
いては、自宅の湯水供給口22の水圧がどの程度か把握
できていないのが現状である。そこで、設置後、長期間
使用したものであると、水圧が著しく高かった場合に、
プラスチック製筐体がもたなくなり、割れ等の破損が生
じる可能性があるという耐久面での不安を有していた。
強度、耐久性を向上するには、プラスチック製筐体を金
属製の筐体にすることが考えられる。しかし、剛直かつ
強固な金属製の筐体をもつ浄水器10を床上に設置する
と、洗面道具等を強くぶつけてしまった場合の衝撃が大
きくなり、ぶつかった洗面道具等の破損等につながりや
すい。この対策として、足場となる場所、作業時に邪魔
になる場所から浄水器を離す必要があり、設置場所を工
夫する必要がある。
【0005】この設置場所の問題に関し、壁に浄水器を
固定する手段が検討されている。例えば、実用新案第3
009615号公報には、図4、5に示すように、浄水
器4を取付具5によって壁面6に固定し、その浄水器を
金属パイプ7で混合栓8と接続すると共に、シャワーヘ
ッド1とシャワーホース2で接続している。このよう
に、床上に載置していたものを壁面に固定することによ
って、床面上の空間を広くすることができるので、上記
問題が大幅に改善される。しかしながら、その実用新案
第3009615号公報に記載の考案は、当該公報に明
記されているように、浄水フィルタ(浄水カートリッ
ジ)3について、サイズを大きくして浄水処理能力の向
上を図ることを目的としたもので、図示されているよう
に、かなり太くて大型なものを混合栓8の直ぐ近傍に配
備するものである。その為、壁面に設けたものの、浄化
処理の為だけの器具を別途設けなければいけないこと
は、壁面が煩雑となり、デザインの悪化や圧迫感等を生
じさせ、また、浴室を狭く感じさせてしまうものであっ
た。さらに、シャワーヘッドを引っ掛けるフックを別途
設けなければならないことからも、浴室の空間利用効率
は必ずしも高いものではなかった。
【0006】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、高い浄水化処理能力を維持しつつも、強度及
び耐久性が著しく高く、しかも、邪魔とならない利便性
・安全性に優れる浄水器を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の浄水器は、壁面
に固定された金属製管体内に浄水カートリッジを内蔵し
て密封され、原水を取り入れる流入口と、外部に水を流
出する流出口が形成されていることを特徴とするもので
ある。この金属製管体は、外径が2〜5cmの円管状
で、その肉厚が0.5〜2mmのものが望ましい。流入
口にはホースを接続することができる。流出口にはホー
スでシャワーヘッドに接続することができる。この場
合、シャワーヘッドを着脱可能に係止するフックを金属
製管体にスライド可能に設けることが望ましい。この金
属製管体は手摺であることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の浄水器は、手摺サイズま
たは手摺としての機能を発揮する金属製としたことを特
徴とする。図1、2を参照して本発明の浄水器を詳説す
る。図示例の浄水器は、浄水カートリッジ36を内部に
内蔵する円管状の金属製管体30を主体とし、その上端
部に蓋部材32が、下端部には底部材34が設けられて
密封されている。この金属製管体30は壁面に固定され
る。固定方法としては、図1に示すように、取付具50
を使って取り付ける手段の他、金属製管体自体の両端部
を屈曲させる等して直に取り付けることも可能である。
また、壁面に既設のシャワーフックがある場合は、それ
を利用して引っ掛けたり、挟み込んだり等して取り付け
ることも可能である。こうして、金属製管体30は壁面
に固定されることで、手摺として機能する。金属製管体
30の形状は適用する浄水カートリッジ36を内蔵でき
ればよく、また、手摺として掴みやすい外形状のものが
良好で、円管状が望ましいが、他の多角形の管状体でも
よい。この金属製管体30はステンレス、黄銅、アルミ
ニウム等の剛性のある金属からなり、特に、高強度かつ
軽量安価で腐食しにくいステンレスが望ましい。中で
も、強度、耐久性に優れるSUS304が好ましい。こ
のようなステンレス等の金属製管体で手摺を構成するの
で、強度の向上については、手摺として機能させる点で
も重要であり、プラスチック製の手摺に比べ、手摺の中
央部の引っぱり、曲げ強度等を大幅に向上させることが
でき、安全性の向上につながる。また、特に、鍛造で製
造したものがよい。鍛造で成形することで、鋳型で成形
した金属のものに比べ、生産性がよく、大幅なコストダ
ウンが達成でき、使用者に対して低価格で製品が提供可
能となる。また、壁面に設置されるので、物の落下によ
る衝撃がなく、足場となる場所にないため作業時に邪魔
にならず、足や手がぶつかることもなく、設置面で著し
い利点がある。しかも、金属製管体で構成されているの
で、プラスチック製に比べ、強度及び耐久性に優れ、仮
に、洗面道具等が不注意で衝突しても、割れたり欠けた
りして破損するおそれが少ない。また、強度が高いこと
から、金属製管体の肉厚を薄肉とすることができ、0.
5〜2mmとすることができる。管の径及び長さについ
ては、壁付近に設けることを前提として、邪魔になら
ず、かつ手摺として有効利用できるようにする。具体的
には、径は握りやすいサイズとして2〜5cmの小径と
し、長さは短いと掴みにくく、長いと施工しにくいた
め、50〜100cmが好ましい。コストを下げるため
市販のステンレス管を転用するのも有効である。
【0009】また、強度的に厚みが4〜5mm程度必要
なプラスチック製に比べ薄肉化が可能なため、スリム化
も達成できる。スリム化は本実施例のような縦長の円筒
形状を有するものについては、径方向で全体が短縮され
るため非常に効果的であり、浴室のような狭い場所で
は、スペース面で著しい効果が得られる。又、スリム化
よりも水処理性能のアップを重点に置く場合は、外径を
同じとすると、薄肉になった容積分を、内蔵する浄水カ
ートリッジの水処理材の充填量アップに充てることがで
き、大幅な水処理性能のアップが可能である。例えば、
外径4cm、厚み4mm、長さ80cmのプラスチック
製の管を、厚み1mmのステンレス管で形成した場合、
内部の容積は4割アップとなり、浄水カートリッジの水
処理材の充填量も同様に増え、大幅な水処理性能のアッ
プが図れる。このように、高効率な水処理性能を有しつ
つ、外寸径を細くできることから、湯水供給口等の水栓
の近傍に配備しなければならない等の制約がなく、デザ
イン性も高く、圧迫感等を生じにくく、また、浴室を狭
く感じさせない。
【0010】蓋部材32及び又は底部材34は浄水カー
トリッジ36の出し入れが可能なように、螺着等によ
り、着脱自在に設けることが望ましい。底部材34は、
鍛造で成形された金属製のものが好ましく、材質として
は、広く水栓等に用いられている黄銅が好適である。肉
厚は、厚いと重量及びコストが増すので、3mm以下に
抑えるのが好ましい。鍛造型や成形方法については公知
の技術を適用できる。図示例の浄水器では、底部材34
に流入口16と流出口38が形成されている。流入口1
6は湯水供給口22と柔軟性のあるホース24で接続し
ている。また、流出口38はシャワーヘッド1と柔軟性
のあるホース2で接続している。これらシャワーヘッド
1やホース2、24は既存の汎用のものを適用できる。
本発明では、このような柔軟性のあるホースを適用でき
ることから、設置性や使い勝手が良い。また、シャワー
ヘッドとしても、特別なものを用いることなく、浄水を
散水させることができるので、シャワーヘッドの大型
化、重量化を招くことがない。この底部材34には流路
切換機構が設けられており、レバー42と連動する切換
弁40を回動することにより、流入口16から入ってき
た水を浄水カートリッジ36に送給するか、または、流
出口38に短絡して浄水カートリッジ36を経由させず
に流出させることができる。切換弁40は、公知のロー
ター弁やボール弁等を用いることができる。このよう
に、流出口38から流出する水を浄水または原水のまま
とに切り換えることができるので、シャワーヘッド1か
らの散水を身体に浴びる時には浄水を、浴槽や足場の清
掃時には原水のまま流出することができ、必要に応じて
水処理材の節約を図ることができる。
【0011】尚、本例では、流入口16及び流出口38
を共に底部材34に形成しているが、これに限られるも
のではなく、これらを共に、蓋部材32に設けたり、ま
たは、いずれか一方を蓋部材32に設け、他方を底部材
34に設けて流出口16と流出口38を離間して設ける
ことも可能である。
【0012】内蔵させる浄水カートリッジ36として
は、耐圧性、耐熱性、成形性、コスト等を考慮し、AB
S樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリ
アセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレ
ンエーテル樹脂等のプラスチックが好ましい。浄水カー
トリッジ36の形状としては、耐圧性と金属製管体の形
状を考慮し、縦長円筒形が好ましい。図示例の浄水カー
トリッジ36は一端に凹部44が、他端にその凹部44
が嵌合する凸部46が形成され、それら凹部44及び凸
部46に開口部が穿孔され、浄水カートリッジ36内に
水を導入し、かつ、浄水カートリッジ36内から外部に
導出できるようになっている。この凸部46は底部材3
4に形成された環状凸起48に嵌合し、浄水カートリッ
ジ36は金属製管体30内に固定されて内蔵される。ま
た、その内蔵された状態において、浄水カートリッジ3
6と金属製管体30の内壁面の間に間隙が形成され、こ
れが流入口16から導入された水が浄水カートリッジ3
6の開口部への水路50となる。浄水カートリッジ36
は特に限定されるものではなく、その内部には、仕様性
能に応じた適量の水処理材が充填される。水処理材とし
ては、残留塩素の除去を目的とした場合、従来使用され
る、亜硫酸カルシウム、粒状活性炭、繊維状活性炭等の
濾過材を用いればよく、中でも高性能で成形性に優れ、
フィルターとしての機能も有する繊維状活性炭が好まし
い。又、濁質成分の除去を目的とした場合は、従来使用
される細菌の除去まで可能な多孔質中空糸膜を用いるの
が好ましい。これらの濾過材は目的に応じて随時併用す
ることが好ましい。
【0013】尚、内蔵する浄水カートリッジは1本でも
よいが、図示例のように複数本を直列に連結して用いて
もよい。但し、この本数が多いと交換作業に時間がかか
り、少ないと一本あたりの長さが長くなって搬送や交換
作業がしづらくなるため、2〜3本が好ましい。図示例
では、上部に位置する浄水カートリッジ36の凸部46
が下部に位置する他方の浄水カートリッジ36の凹部4
4に嵌合し、上部の浄水カートリッジ36で浄化された
水が、下部の浄水カートリッジ36でさらに浄化処理さ
れるようになっている。従って、切換弁40によって流
入口16から入ってきた原水が水路50に誘導されるよ
うになっているときには、その原水は最上部の浄水カー
トリッジ36の端部から浄水カートリッジ36内に入っ
て浄化処理されて最下部の浄水カートリッジ36の凸部
48に形成された開口部を経て流出口38から流出す
る。
【0014】また、浄水カートリッジ36を複数本使用
する場合には、複数種の浄水カートリッジを用いること
が可能である。即ち、機能の異なる浄水カートリッジを
組み合わせることで、各機能を共に発揮させることがで
きる。例えば、原水中の残留塩素と重金属イオンの除去
を目的とする場合、脱塩素処理剤が充填された浄水カー
トリッジと、イオン交換樹脂が充填された浄水カートリ
ッジとを併用できる。これらは目的に応じて適宜変更し
て使用できる。特に使用者が気分に応じて芳香剤入り浄
水カートリッジを利用することで、シャワーによるリラ
クリゼーション等の向上を図ることもできる。
【0015】図示例の浄水器においては、シャワーヘッ
ド1を着脱自在に係止するフック52が金属製管体30
に設けられている。即ち、フック52は金属製管体30
に沿って上下に摺動し、かつ、金属製管体30を挟持す
るようにして、操作等の積極的な外力を加えない状態で
はフック52がその任意の場所で停止するようにするこ
とで、フック52に係止されたシャワーヘッド1の高さ
を自在に変更できる。従って、使用者が自分の好みの高
さにシャワーヘッド1を調整して、両手を自由に使える
ハンドフリー状態で浄水を浴びることができる。しか
も、フック52が金属製管体30を軸として回転自在と
することで、散水方向を左右方向にも調整して使用でき
る。さらに、フック52にヒンジ54を設けておくこと
で、シャワーヘッド1が揺動し、散水角度を調整でき
る。これらの挟持力、回転力や揺動力は、フックの有す
る弾性力の他、バネやボルト等の周知の手段の調整によ
って制御可能である。従って、このようなフック52を
設けておくことで、シャワーヘッドを使用する際の利便
性を大きく向上できる。特に、シャワーヘッドを引っ掛
けるフックを別途設ける必要がないので、壁面がすっき
りし、浴室の空間利用効率が高い。従って、狭いユニッ
トバスにおいても支障無く適用できる。
【0016】また、図示例の浄水器では、水抜き機構6
0が設けられている。水抜き機構60のハウジング62
の側面には流入した水を排出するための水抜き孔70が
設けられている。さらに、ハウジング62内の開口部6
6は水平方向に向かって開口しており、ばね等の弾性部
材68に連結された球体状のボールからなる封止部材7
2は水平方向に往復動可能とされている。従って、給水
時は、ホース24から供給される原水は、弾性部材68
の弾性力に抗して封止部材72を水抜き孔70に向かっ
て(図1中左側に向かって)押圧し、開口部66を塞ぐ
まで移動させる。これにより、ホース24から供給され
る原水は、水抜き機構60の水抜き孔70から排出され
ることなく、流入口16へと流れる。一方、湯水供給口
22を閉じてホース24からの原水の供給を停止する
と、弾性部材68の弾性力により封止部材72は開口部
66から離れる方向(図1中右側)に向かって移動し、
封止部材72によって塞がれていた開口部66が開口す
る。
【0017】なお、浄水器の滞留水を水抜き孔70から
送り出す際に作用する力は、水抜き機構60よりも上方
に位置する滞留水の自重に起因する水圧によるが、この
力は、弾性部材68を弾性変形させて封止部材72で開
口部66を封止させることはないようにされている。従
って、このような水抜き機構60を設けることによっ
て、浄水器内の滞留水を外部に排出することができる。
その結果、かびや雑菌の繁殖を抑制して浄水器をより衛
生的に保つことができると共に、滞留水が凍結して浄水
器が損傷してしまうことを防ぐことができる。しかも、
この例の水抜き機構では、ポンプ等の特別な機構を設け
ることなく滞留水を送り出すことができるため、極めて
低コストで水抜きを実現することができる。さらに、湯
水供給口22からの原水の供給が停止した時点で自動的
に滞留水を排出できる。水抜き機構は、この例に限定さ
れず、手動式のバルブ等により滞留水を排出する構造と
することも可能である。この場合、例えば頻繁に浄水器
を使用する際に使用の度に滞留水を抜くことが無いた
め、節水することができる。
【0018】尚、上記説明では、金属製管体を鉛直方向
に沿って壁面に固定した例を説明したが、これに限られ
るものではない。例えば、水平方向に沿った手摺が望ま
れる場合には、金属製管体を水平方向に沿って壁面に固
定すれば良い。その場合、フックを水平方向にスライド
させて用いることができる。また、上記説明では、シャ
ワーヘッドに接続して浄水をシャワー状に散水する例で
説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、シ
ャワー以外の用途にも適用可能なものである。
【0019】
【発明の効果】本発明の浄水器によれば、従来のプラス
チック製に比べ、強度及び耐久面で著しい向上を果た
し、又、薄肉化が可能なため、スリム化、又は、水処理
性能のアップも達成でき、更に、浄水専用ではなく、浄
水器と手摺とが兼用されたものなので、高付加価値なも
のである。特に、手で掴める程度に壁面との間に間隙を
形成して壁に這わせて固定されるものなので、出っ張り
も少なく、圧迫感がない。しかも、壁面に設けられるこ
とから、物の落下による衝突・破損がなく、足場となる
場所にないため作業時に邪魔にならず、足や手がぶつか
りにくい。
【0020】さらに、フックを設けることで、吐水の角
度が自由に変更可能であり、又、吐水の高さ及び方向が
自由に変更可能であり、よって使用者が両手を自由に使
えて、更に使用者が自分の好みの高さに水の出る位置を
変えられるため多大な利便性が得られる。特に、浄水
器、手摺、シャワーヘッドのフックの全ての機能を兼ね
備えた多機能なものなので、極めて高い付加価値を有
し、空間利用効率の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の浄水器の一例を示す側面図である。
【図2】 同浄水器の縦断面図である。
【図3】 従来例の浄水器を示す側面図である。
【図4】 他の従来例を示す側面図である。
【図5】 同従来例の部分拡大図であり、図5(a)は
正面図、図5(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 シャワーヘッド 2 ホース 3 浄水フィルタ 4 浄水器 5 取付具 6 壁面 7 パイプ 8 混合栓 10 浄水器 12 床 14 フック 16 流入口 18 浄水出口 22 湯水供給口 24 ホース 30 金属製管体 32 蓋部材 34 底部材 36 浄水カートリッジ 38 流出口 52 フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E03C 1/10 A47K 3/22 (72)発明者 高山 仁史 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 Fターム(参考) 2D032 FA02 FA11 GA00 2D060 BF07 CD09 4D024 AA02 AB11 BA02 BB02 BC01 CA04 CA13 CA15 DB05 4F033 AA11 CA01 PA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に固定された金属製管体内に浄水カ
    ートリッジを内蔵して密封され、原水を取り入れる流入
    口と、外部に水を流出する流出口が形成されていること
    を特徴とする浄水器。
  2. 【請求項2】 前記金属製管体は、外径が2〜5cmの
    円管状であり、その肉厚が0.5〜2mmであることを
    特徴とする請求項1記載の浄水器。
  3. 【請求項3】 前記流入口にホースが接続されているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の浄水器。
  4. 【請求項4】 前記流出口がホースでシャワーヘッドに
    接続されていることを特徴とする請求項1、2、3のい
    ずれかに記載の浄水器。
  5. 【請求項5】 前記シャワーヘッドを着脱可能に係止す
    るフックが金属製管体にスライド可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の浄水器。
  6. 【請求項6】 前記金属製管体が手摺として機能するこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の浄水
    器。
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