JP2020033839A - 水路形成機構 - Google Patents
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Abstract
Description
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
まず、水路形成機構54が用いられる給水路を説明する。図2は、浴室ユニット10に用いられる水路を示す構成図である。浴室ユニット10は、水栓装置18から吐水装置20に至る給水路28を有する。給水路28の途中には水路形成機構54のカートリッジ62(後述する)が設けられる。給水路28は、機能ユニット26に設けられる一次側通水路30、二次側通水路32および原水通水路34を有する。なお、本実施形態では、二次側通水路32は下流側の通水路を例示している。一次側通水路30は、カートリッジ62より上流側に設けられ、一次側ホース22から原水Lbが供給される。二次側通水路32は、カートリッジ62より下流側に設けられ、二次側ホース24に原水Lbやカートリッジ62で改質された改質水Laを供給水Lcとして供給する。
図3は、機能ユニット26を周辺構造とともに示す正面図である。水栓装置18は、入浴者による流量操作部18aに対する操作を通じて、給水路28に供給される水の流量を調整可能である。本実施形態の水栓装置18は、入浴者による温度操作部18bに対する操作を通じて、給水路28に供給される水の温度も調整可能である。
図4は、機能ユニット26の一部を示す側面図である。本実施形態の機能部品36は、前述の荷重を受ける機能を発揮するための長尺部42と、浴室壁部16に長尺部42を支持させる支持部44、46とを有する。本実施形態の長尺部42は鉛直方向に沿って延びるように設けられる。支持部44、46は、浴室壁部16から突き出るように設けられ、その浴室壁部16にビス等の固定具を用いて固定される。機能部品36は、浴室壁部16に直接に固定されることになる。本実施形態の支持部44、46には、長尺部42に繋がる上側支持部44(第1支持部)と、上側支持部44とは長尺部42の長手方向の異なる箇所で長尺部42に繋がる下側支持部46(第2支持部)とが含まれる。
図2、図5〜図9を参照して水路形成機構54を説明する。図5は、機能ユニット26の一部の側面図である。水路形成機構54は、機能部品36と一体化される。図6は、水路形成機構54を模式的に示す側面断面図であり、弁機構58が開いた状態を示している。図7は、水路形成機構54を模式的に示す別の側面断面図であり、弁機構58が閉じた状態を示している。図8は、水路形成機構54の一部を模式的に示す側面断面図であり、図6の一部を拡大して示している。図9は、水路形成機構54の一部を模式的に示す別の側面断面図であり、図7の一部を拡大して示している。以下、便宜的に浴室壁部16の法線方向を方向Pと表記し、鉛直方向を第2方向Qと表記する。第2方向Qを上下方向ということもある。本実施形態では、方向Pおよび方向Qは互いに直交する。なお、方向Pおよび方向Qと直交する方向を左右方向と呼ぶこともある。
図5に示すように、改質ユニット38は、カートリッジ62と、ケーシング64とを有する。本実施形態の改質ユニット38は、機能部品36から突出するようにケーシング64が設けられる。図5に示すよう、ケーシング64は、方向Qに突出している。本実施形態のケーシング64は、方向Qに直交する断面の外形輪郭が楕円または長円である楕円柱状の部材である。ケーシング64には、カートリッジ62を収容するための収容部64sが設けられる。ケーシング64は、浴室空間に露出する改質ユニット38の最外表面を形成し、カートリッジ62を保護する。収容部64sは、方向Qに延びる略円筒状の内部空間を包囲し、基端側が開放され、先端部が閉塞されている。
図2、図5〜図9に示すように、切替機構56は、水路形成機構54に組み込まれる。切替機構56は、二次側通水路32に供給される供給水Lcを、原水Lbと改質水Laとの何れかに切り替えるためのものである。本実施形態の切替機構56は、操作部材60の操作に応じて、弁機構58を開閉することにより、供給水Lcを切り替えるように構成されている。図6および図8に、弁機構58が開いたときの原水Lb、改質水Laおよび供給水Lcの経路を示す。図7および図9に、弁機構58が閉じたときの原水Lb、改質水Laおよび供給水Lcの経路を示す。
図2、図5〜図9に示すように、弁機構58は、原水通水路34と二次側通水路32の間に介在して、操作部材60の操作に応じて開閉される開閉弁である。弁機構58は、弁座部58aと、弁体部58cと、を含む。本実施形態の弁座部58aは、原水通水路34と二次側通水路32との境界部分において、下側ブラケット部52に形成された環状部分である。本実施形態の弁体部58cは、カートリッジ62の第1キャップ部材62aの外周面に形成された環状部分であり、周状凹部58dに嵌装されたシール部材58e(例えば、Oリング)を含む。図8に示すように、弁体部58cが弁座部58aに接触していないとき、弁機構58は開かれ、原水Lbの流通が許容される。図9に示すように、弁体部58cが弁座部58aに接触しているとき、弁機構58は閉じられ、原水Lbの流通は遮断される。
操作部材60は、ユーザによって操作力が入力され、操作されることによりカートリッジ62を移動可能な部材である。図8、図9の例では、操作部材60は、浴室壁部16に向かう方向Pの操作力Fsが入力される押しボタンである。操作部材60は、操作力Fsが入力されるボタン部材80と、ボタン部材80から方向Pに延びる駆動軸部60jと、を有する。駆動軸部60jの延伸端には第1傾斜面部60gが設けられる。第1傾斜面部60gは、方向Pに直交する面に対して傾斜しており、後述する第2傾斜面部56gと略平行な面である。駆動軸部60jは、ボタン部材80と一体的に構成されてもよいし、ボタン部材80と別体に構成されてもよい。駆動軸部60jは、1ピースの部材であってもよいし、複数のピースの部材で構成されてもよい。
付勢部材Spは、カートリッジ62を付勢して開閉弁を閉止するための部材である。本実施形態の付勢部材Spは、カートリッジ62の弁機構58とは反対側に配置され、カートリッジ62を弁機構58側に向かって付勢する。図6、図7の例では、付勢部材Spは、ケーシング64の収納底部64cに収容され、カートリッジ62の第2キャップ部材62bに反発力を加えるコイルスプリングである。図6に示すように、付勢部材Spは、カートリッジ62にケーシング64の収納底部64cから遠ざかる方向Q(図6中で上向き)の付勢力を付与する。
次に、図2、図5〜図10を参照して、カートリッジ62を説明する。図10は、カートリッジ62の側面図である。カートリッジ62は、給水路28を流れる原水を改質可能であり、その原水を改質することで改質水を生成する。本明細書での「改質」とは、物理変化や化学変化を経て、特定の成分を原水から除去又は原水に付与することで、原水の組成や性質を変化させることをいう。物理変化を経る場合とは、例えば、吸着による特定成分の除去、溶解による特定成分の付与である。化学変化を経る場合とは、例えば、化学反応や電気分解による特定成分の除去や付与である。本実施形態のカートリッジ62は、残留塩素の除去により原水を浄化可能であり、その原水を浄化することで改質水として浄水を生成する。
図6、図7、図10に示すように、改質部62eは、一次側周面部66に送られた原水を二次側内部水路68に通すことができる。改質部62eは、一次側の原水から特定成分を除去し、二次側に改質水を供給することができる。改質部62eの形状に限定はないが、本実施形態の改質部62eは、中空部62jを有する中空円筒形状を呈する。改質部62eは、透水性及び定形性を持つ素材を用いて構成される。改質部62eは、その外周面が一次側周面部66を構成し、中空部62jが二次側内部水路68の一部を構成する。改質部62eは、一次側周面部66から中空部62jに原水を通すことで原水を改質可能である。本実施形態の改質部62eは、原水を浄化可能な素材を用いて構成される。この素材は、例えば、活性炭、中空糸膜、亜硫酸カルシウム、アスコルビン酸等である。
図10に示すように、第1キャップ部材62aは、改質部62eの下流側の端面を覆い、中空部62jの下流側に設けられるキャップ状の部材である。第1キャップ部材62aは、改質部62eの下流側に接着などの手段により固定される。第1キャップ部材62aの形状に限定はないが、本実施形態の第1キャップ部材62aは、円錐台部分62fと、円柱部分62dと、第1筒状部62gと、を有する。円錐台部分62fは、カートリッジ62の長手方向から視て略円形状をなし、改質部62eから離れるに連れて小径になる円錐台形状を有する。円柱部分62dは、円錐台部分62fから上向に突出する円柱形状を有する。第1筒状部62gは、改質部62eの上端部を環囲する中空円筒形状を有する。本実施形態の第1キャップ部材62aは、円錐台部分62f、円柱部分62dおよび第1筒状部62gが一体形成されている。
図10に示すように、第2キャップ部材62bは、改質部62eの上流側の端面を覆い、二次側内部水路68(中空部62j)の上流側を閉塞するキャップ状の部材である。第2キャップ部材の形状に限定はないが、本実施形態の第2キャップ部材62bは、改質部62eの下端部を環囲する第2筒状部62pと、第2筒状部62pの上流側を塞ぐ底部62kとを有する有底筒状部材である。図6、図7に示すように、第2キャップ部材62bは、収納底部64cに配置された付勢部材Spと当接し、付勢部材Spの反発力をカートリッジ62に伝達する。第2キャップ部材62bは、改質部62eの上流側に接着などの手段により固定される。
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施の形態と相違する構成について重点的に説明する。
Claims (7)
- 上流側からの原水と、前記原水から改質した改質水と、を切替えて下流側の通水路に供給可能な水路形成機構であって、
一次側の前記原水を改質して二次側に前記改質水を供給するカートリッジを有し、
前記カートリッジの一次側は、前記下流側の通水路に前記原水を流すための原水通水路と連通され、
前記原水通水路と前記下流側の通水路の間には、前記原水の前記下流側の通水路への流れを閉止可能な弁機構が設けられ、
前記原水通水路は、前記弁機構の開閉状態に関わらず、前記カートリッジを介して前記下流側の通水路と連通していることを特徴とする水路形成機構。 - 前記弁機構は、前記カートリッジと連動して前記弁機構の開閉状態を切り替え可能な弁体部を有することを特徴とする請求項1に記載の水路形成機構。
- 前記弁体部は、前記カートリッジと一体的に設けられることを特徴とする請求項2に記載の水路形成機構。
- 前記カートリッジを付勢して前記弁機構を閉止可能な付勢部材を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の水路形成機構。
- 操作されることにより前記カートリッジを移動可能な操作部材を備え、
前記操作部材は、前記カートリッジの前記付勢部材とは反対側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の水路形成機構。 - 前記弁機構の弁座部には、当該弁機構が閉じるとき、前記弁体部を前記弁座部の中央位置に案内するためのガイド部が設けられることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の水路形成機構。
- 前記下流側の通水路は吐水装置に至り、
水栓装置から分離されているとともに浴室壁部に固定される浴室用機能部品と一体化されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の水路形成機構。
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