JP3112008U - 脱着洗眼器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用者が携行した可能な洗眼器具であって、洗浄具取付水栓に取り付けて、洗眼が容易に行えるようにする。
【解決手段】 給湯栓3、給水栓4の混合部と吐水口2との間の水栓20の一部に、通常の吐水口2への配水時には閉塞し、給水ホース12の端部が挿入された際に開口するように、給水ホース12の端部が水密性を保持して取り付けられた洗浄具取付口22に脱着可能に取り付けられ、給水ホース21の先端に洗眼カップ11が取り付けられ、洗眼カップ11を眼の回りに宛った状態で、洗浄部取付口22から通水される洗眼水を、浄水部材15を介して、洗眼カップ11内に導いて、給水ホースの噴霧孔12aから噴霧して洗眼を行うとともに、洗眼後の水が、洗眼カップ11内に設けられた排水口13aに連結された排水ホース13を介して洗眼カップ11外に排水されるようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】 給湯栓3、給水栓4の混合部と吐水口2との間の水栓20の一部に、通常の吐水口2への配水時には閉塞し、給水ホース12の端部が挿入された際に開口するように、給水ホース12の端部が水密性を保持して取り付けられた洗浄具取付口22に脱着可能に取り付けられ、給水ホース21の先端に洗眼カップ11が取り付けられ、洗眼カップ11を眼の回りに宛った状態で、洗浄部取付口22から通水される洗眼水を、浄水部材15を介して、洗眼カップ11内に導いて、給水ホースの噴霧孔12aから噴霧して洗眼を行うとともに、洗眼後の水が、洗眼カップ11内に設けられた排水口13aに連結された排水ホース13を介して洗眼カップ11外に排水されるようにした。
【選択図】 図3
Description
本考案は脱着洗眼器具に係り、洗浄具取付水栓の取付孔に装着して使用することができる脱着洗眼器具に関する。
近年、春先等に発生するスギ花粉による花粉症の症状を訴える人が急増している。花粉症では鼻水が出る、眼がかゆくなる等、いわゆるアレルギー症状が顕著であり、特に眼がかゆい場合には、目薬をさしてアレルギー症状を緩和、治癒させるより、洗面所等で顔を洗うようにして眼を濯ぎ、付着した花粉等を洗い流して、かゆみ等の症状をやわらげていることが多い。
その他、眼だけを洗ういわゆる洗眼器具として、容器に洗眼液を入れたポンプ式等の洗眼器具が提案されている(特許文献1)。また、水道水の蛇口にホースを取り付けて、その先端に眼を覆う洗眼具が取り付けられた洗眼用携帯器具もある(特許文献2)。
ところで、出願人は、すでに洗面所等に設けられた湯水混合水栓に、持参した口腔洗浄具を脱着可能に取り付けて、給湯、給水水栓により温度調整された圧力洗浄水を利用した口腔洗浄を行えるようにした口腔洗浄具取付水栓及び口腔洗浄具を提案している(特願2005−60931参照)。提案したこの口腔洗浄具取付水栓(以後、単に洗浄具取付水栓と記す。)は、図2に示したように、センターセットタイプの2ハンドル混合栓20に示した形状からなり、この浄具取付水栓10の水栓パイプ11の上面には洗浄具取付口22が形成され、さらに取付口22の吐水口2側には止水栓24が設けられている。通常の湯水混合栓として使用する場合には、この洗浄具取付口22は、内蔵された閉止弁で閉塞されているので、給湯ハンドル3、給水ハンドル4の調整により適温の湯水が吐水口2から配水されるようになっている。そして、この洗浄具取付水栓の洗浄具取付口22に接続された口腔洗浄具によって口内洗浄を行えるものである。
出願人は、上述した口腔洗浄具の脱着自在な点に着目して、上述した洗浄具取付水栓に口腔洗浄具に代えて取り付けて、洗眼が行えるようにした脱着洗眼器具を提案するものである。提案する脱着洗眼器具は、特許文献1のように特別な洗眼薬液等を用いずに、水道水を利用したシャワー効果で眼を洗い流すことでき、特許文献2で述べられたような携帯利便性が高い。また、特許文献2に開示された洗眼用具は、単に水道蛇口の吐水口にホース端を取り付けて水道水を洗眼部に供給するだけの機能しか有していないので、排水機能については一切考慮されていないため、眼から離した状態で眼に向けて水道水を噴出させる機能しかない。
そこで、出願人は上述の問題点を解消し、出願人がすでに提案した口腔洗浄具の関連製品としての位置づけができる本考案を提供することとした。
そこで、出願人は上述の問題点を解消し、出願人がすでに提案した口腔洗浄具の関連製品としての位置づけができる本考案を提供することとした。
上記目的を達成するために、本考案は給湯、給水系統の混合部と吐水口との間の水栓パイプの一部に、通常の前記吐水口への配水時には閉塞し、給水ホース端部が挿入された際に開口するように、前記給水ホース端部が水密性を保持して取り付けられた洗浄具取付口に脱着可能に取り付けられ、前記給水ホースの他端に洗眼カップが取り付けられ、該洗眼カップを眼の回りに宛った状態で、前記洗浄部取付口から通水される洗眼水を、前記洗眼カップ内に導いて前記給水ホースの噴霧孔から噴霧して洗眼を行うことを特徴とする。
このとき、前記給水ホースの一部に浄水部材を設けることが好ましい。
また、前記洗眼後の水が、前記洗眼カップ内に設けられた排水口に連結された排水ホースを介して前記洗眼カップ外に排水されるようにすることが好ましい。
以上に述べたように、本考案によれば、洗浄具取付水栓を用いて水道水による洗眼をコンパクトな器具を用いて容易に、効率よく行うことができるという効果を奏する。
以下、本考案の脱着洗眼器具の実施するための最良の形態として、以下の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は、本考案の脱着洗眼器具(以下、単に洗眼器具と記す。)の全体構成を示した斜視図である。洗眼器具10は、同図に示したように、眼よりやや大きめの開口部11a部分が眼のまわりの窪み(眼窩)の回りの形状にフィットするようなカーブに加工された洗眼カップ11と、洗眼カップ11の底部に連結された給水ホース12、排水ホース13とから構成されている。洗眼カップ11は、透明樹脂成形品で、上述したように、カップ底部中央には、先端に噴霧孔が設けられた給水ホース端12aが突出し、その周囲の所定位置に排水ホース13の端部13aが給水ホース12の端部12aより低い高さで突出している。これら給水ホース12と排水ホース13とは2本が並列した状態で一体化加工されており、収納した状態では、図示したような緩いコイル状のコンパクトな状態になるように加工されている。
給水ホース12の端部12b側の近傍には、浄水部材15が取り付けられている。この浄水部材15は、筒状カートリッジタイプからなり、水道水を通水した際に、水道水内の残留塩素、トリハロルメタンやその他の不純物等を除去することで、眼への刺激を軽減する役割を果たす。浄水材料としては、通水時に浄水機能を奏する公知の素材を適宜使用することができる。たとえば不織布フィルタ、活性炭フィルタ、粉砕した備長炭等を透明な筒状体内に収容することで、たとえば使用に応じて変化する汚れ具合を目視確認することで、その交換時期を容易に判断することができる。交換時には、浄水部材両端のホース取付部で、内部に浄水素材が充填された筒状体ごと取り外して、新品部品と交換するのが簡便である。
図2は、本考案の洗眼器具を取り付ける洗浄具取付水栓の全体を示した斜視図である。この洗浄具取付水栓は、上述したように、カランカバー5の上面に設けられたワンタッチ継手22に、図1に示した洗眼器具10の給水ホース12bを差し込むことで、洗眼水を供給できるようになっている。たとえば図示した湯水混合栓1は、外観が樹脂カバー5で覆われ、その内部に金属配管からなる水栓パイプ(図示せず)が収容されていて、その水栓パイプ上面にワンタッチ継手22が水栓パイプと通水可能に固着されている。この公知のワンタッチ継手22は、湯水混合栓1の吐水口2から湯水を出して利用する場合には、内部の逆止弁(図示せず)に作用する内圧により、ワンタッチ継手22からの漏水が遮断された状態にある。さらにワンタッチ継手22の孔内の内周面には給水ホース12の開口端部12bが挿入された際に、ホースの側面に密着して水密性を保持してホース端部の脱落を防止する図示しないロック爪、漏水防止用Oリングとが装着され、ワンタッチ継手22の外周にはロック解除機構(図示せず)が装着されている。このロック解除機構は、ホース12の下端部12bがワンタッチ継手22の孔内に挿入され、ホース下端部12bがロック爪に保持された際に、ホースのカラー12c位置まで上方に移動する。ホース12を取り外すには、このロック解除機構を押し下げればロック爪のロックが解除され、ホース12は簡単にワンタッチ継手22から取り外せる。
このとき、水栓パイプの吐水口2とワンタッチ継手22との間には止水栓24が設けられており、給水ホース端部12bをワンタッチ継手22に差し込むとともに、この止水栓24を閉じることにより、吐水口2に向かう水流は、ワンタッチ継手22、給水ホース12を介して洗眼器具10の洗眼水として洗眼カップ12に供給することができる。
なお、ワンタッチ継手22にホース12の端部12bを挿入した際に、水栓パイプの吐水口2への水流を遮断する止水機能を持たせることにより、止水栓14を省略した水栓を使用することもできる。
次に、本考案による洗眼器具を用いた洗眼の仕方について図3,図4を参照して説明する。まず、洗眼器具の給水ホース端部12bをワンタッチ継手22に差し込み、ロックさせるとともに、排水ホースの筒先13bをカランの樹脂カバー5の側面に設けられたホルダ8に取り付ける。この状態ではあらかじめ、給湯ハンドル3、給水ハンドル4の調整により適温の湯水が吐水口2から配水されるようになっている。そこで、止水栓24を閉塞することで、給水ホース12を通じて洗眼水Sが洗眼カップ11内の給水ホース12の先端12aの微小孔から霧状ないしシャワー状に噴霧される。その際、図4に示したように、洗眼する人Uが洗眼カップ11を眼に当てておくことで、眼球の表面を満遍なく洗浄することができる。洗眼水が眼に当たる具合がソフトな方が良い場合には、霧状ノズルを用い、多少刺激を与えたいときはシャワー状ノズルを用いたりすることができる。この変更は、ノズル形状の向きの変更や、ノズルの交換により実現できる。
噴出し眼を洗浄した洗眼水は洗眼カップ内に溜まるが、ある程度の量になると、排水ホース13から排水され、カラン近くに保持された排水ホースの端部から排水31として排水できる。
上述したように、この洗眼器具は、洗浄具取付水栓の取付口に連結して使用するため、上述の出願の口腔洗浄器具とセットで携帯することで、宿泊施設の洗面所に設けられた洗浄具取付水栓を利用し、旅先でも口腔洗浄、洗眼というトータルなケアを図ることができるという利点を有する。
1 洗浄具取付水栓
2 吐水口
10 洗眼器具
11 洗眼カップ
12 給水ホース
13 排水ホース
15 浄水部材
22 取付口
24 止水栓
2 吐水口
10 洗眼器具
11 洗眼カップ
12 給水ホース
13 排水ホース
15 浄水部材
22 取付口
24 止水栓
Claims (3)
- 給湯、給水系統の混合部と吐水口との間の水栓パイプの一部に、通常の前記吐水口への配水時には閉塞し、給水ホース端部が挿入された際に開口するように、前記給水ホース端部が水密性を保持して取り付けられた洗浄具取付口に脱着可能に取り付けられ、前記給水ホースの他端に洗眼カップが取り付けられ、該洗眼カップを眼の回りに宛った状態で、前記洗浄部取付口から通水される洗眼水を、前記洗眼カップ内に導いて、前記給水ホースの噴霧孔から噴霧して洗眼を行うことを特徴とする脱着洗眼器具。
- 前記給水ホースの一部に浄水部材が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の脱着洗眼器具。
- 前記洗眼後の水が、前記洗眼カップ内に設けられた排水口に連結された排水ホースを介して前記洗眼カップ外に排水されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の脱着洗眼器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005002650U JP3112008U (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 脱着洗眼器具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010504768A (ja) * | 2006-09-29 | 2010-02-18 | テイアサイエンス・インコーポレーテツド | 流体ジェットを用いてマイボーム腺機能不全を治療する方法および装置 |
JP5999429B2 (ja) * | 2010-06-24 | 2016-09-28 | 学校法人 久留米大学 | 眼洗浄器具および眼洗浄装置 |
US9719977B2 (en) | 2005-07-18 | 2017-08-01 | Tearscience, Inc. | Methods and systems for treating meibomian gland dysfunction using radio-frequency energy |
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US10905898B2 (en) | 2005-07-18 | 2021-02-02 | Tearscience, Inc. | Methods and apparatuses for treating gland dysfunction |
US10940074B2 (en) | 2005-07-18 | 2021-03-09 | Tearscience Inc | Melting meibomian gland obstructions |
US10952896B2 (en) | 2006-05-15 | 2021-03-23 | Tearscience Inc | Methods and apparatuses for treatment of meibomian gland dysfunction |
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2005
- 2005-04-26 JP JP2005002650U patent/JP3112008U/ja not_active Expired - Fee Related
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