JP2000217649A - ラウンド棚板取付構造 - Google Patents

ラウンド棚板取付構造

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JP2000217649A
JP2000217649A JP11018398A JP1839899A JP2000217649A JP 2000217649 A JP2000217649 A JP 2000217649A JP 11018398 A JP11018398 A JP 11018398A JP 1839899 A JP1839899 A JP 1839899A JP 2000217649 A JP2000217649 A JP 2000217649A
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JP11018398A
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English (en)
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Yoichi Kagawa
洋一 香川
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Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラウンド棚板及び棚板ブラケットの水平方向
のがたつきを防止するとともに、ラウンド棚板の外側端
部に荷重がかかっても、棚板の外側端が浮き上がらない
ようにする。 【解決手段】 左右1対の棚板ブラケット13の上縁内
側端部に外向爪17を設けるとともに、外側端部の上縁
に上向爪16を設け、かつラウンド棚板20の下面に、
前後方向を向く外側部補強部材と、内側面に前後1対の
嵌合孔を穿設した前後方向を向く内側部補強部材とを固
着し、外向爪17を内側部補強部材の嵌合孔に嵌合さ
せ、両棚板ブラケット13を互いに逆側方に弾性撓曲さ
せた状態で、上向爪16を外側部記補強部材21の外側
面に係止させることにより、外向爪17と上向爪16と
により、内外両補強部材を挾持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商店、スーパーマ
ーケット、百貨店等で使用される商品陳列台の側方に設
置される、ラウンド型商品棚におけるラウンド棚板取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のラウンド棚板取付構造と
しては、例えば特開平9-19329号公報に記載されている
ものがある。この従来技術では、ブラケット(1)の前端
部上面に設けた後方を向く爪部(3)を、棚板(11)の下面
に設けた補強部材(21)の前面に設けた嵌合穴(22)に嵌合
させることにより、棚板(11)の前部が浮き上がらないよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この取付構造
では、棚板の前部に荷重が集中すると、棚板の後部が浮
き上がり、棚板が外れて落下するおそれがあり、また棚
板が前後方向及び左右方向にがたつくおそれがある。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑み、ラウンド
棚板及び棚板ブラケットの水平方向のがたつきを確実に
防止するとともに、ラウンド棚板の前部に荷重が集中し
ても、その後部が浮き上がらないようにすることを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) ラウンド支柱に係止した棚板ブラケットにラウン
ド棚板を載置するようにしたラウンド棚板取付構造にお
いて、前記各棚板ブラケットの内側端上部に、外向爪を
設けるとともに、外端部に上向爪を設け、かつ前記ラウ
ンド棚板の下面に、前後方向を向く外側部補強部材と、
内側面に前後1対の嵌合孔を穿設した前後方向を向く内
側部補強部材とを固着し、前記外向爪を前記内側部補強
部材の嵌合孔に嵌合させ、前記棚板ブラケットを互いに
逆側方に弾性湾曲させた状態で、前記上向爪を外側部補
強部材の外側面に係止させることにより、前記外向爪と
上向爪との間に、前記外側部補強部材と内側部補強部材
とを挾持させる。
【0006】(2) 上記(1)項において、ラウンド支柱
の外側面の前後縁を斜面部とし、該斜面部に、斜め外方
を向く棚板ブラケットを、外側方へ向ってハ字状に拡開
するように係止させる。
【0007】(3) 上記(1)または(2)項において、棚
板ブラケットの垂直片の上縁に、水平の受支片を設け
る。
【0008】(4) 上記(1)項において、前後1対のラ
ウンド支柱を間隔を隔てて設け、各ラウンド支柱に、ほ
ぼ外側方を向く棚板ブラケットの内端部を係止させる。
【0009】(5) 上記(4)項において、左右1対の棚
板ブラケットを、途中から互いに逆方向に折曲する。
【0010】(6) 上記(5)項において、棚板ブラケッ
トにおける互いに逆方向に折曲した部分を除く上端に、
側方を向く水平の受支片を連設する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、添
付図面を参照して説明する。なお、図1における右斜め
下方を前側、左斜め上方を後側、左斜め下方を外側、右
斜め上方を内側とする。図1において、左右の支柱(1)
(2)の下端同士は、前後方向を向く脚(図示省略)により
支持され、支柱(1)(2)の前後面には、それぞれ左右2
列の縦長の係止孔(3)が、上下方向に列設されている。
【0012】支柱(1)(2)の前後面における左右2列の
係止孔(3)のうちの内側、すなわち近接する側のものの
所望の係止孔(3)には、前後方向を向くブラケット(図
示省略)が係止され、このブラケットに、主棚板(4)が
架設されている。
【0013】支柱(1)(2)間の下端部前後面には、それ
ぞれベース棚(5)が、適宜の取付構造により配設されて
いる。
【0014】左端の支柱(1)の左側面すなわち外側面に
は、ラウンド棚装置(10)におけるラウンド支柱(6)が重
合して固着されている。ラウンド支柱(6)の外側面下端
部にはラウンドベース棚(7)が、図2に示す2本の斜向
脚杆(8)及び周辺部材(9)により、ベース棚(5)と同一
の高さとして設けられている。
【0015】上記ラウンド支柱(6)は、外側面の前後の
隅部を45度の角度で斜めに切った五角形断面をなし、
各斜面部(11)には、1列の縦長の係止孔(12)が列設され
ている。
【0016】この係止孔(12)に係止されるラウンド棚板
(20)用の斜向ブラケット(13)(図2参照)は、図3及び図
4に示すように、下縁が外側方に向かうほど上向傾斜す
る垂直片(14)の内側端に、複数の下向きの係止片(15)を
穿設してなるものである。
【0017】斜向ブラケット(13)の外端部上面には、上
向爪(16)が、また、垂直片(14)の上縁の内側端寄りに
は、水平の外向爪(17)が設けられている。上向爪(16)と
外向爪(17)との間において、垂直部(14)の上縁には、側
方を向く水平の受支片(18)が形成されている。
【0018】図2に示すように、支柱(1)の前後面にお
ける互いに遠去かっている側の係止孔(3)には、前後方
向ブラケット(19)が係止され、これに、ラウンド棚板(2
0)の内端部を支持するようになっている。
【0019】ラウンド棚板(20)の下面には、図6に示す
ように、前後方向を向く内外複数の補強部材(21)(22)が
設けられている。補強部材(21)(22)は、板金を断面上向
きコ字状に折り曲げてなり、最も内側の補強部材(22)の
内側面の中央部の前後対称位置には、図5に示すよう
に、それぞれ嵌合孔(23)が穿設されている。
【0020】ラウンド棚板(20)の取り付けに当たって
は、まず図2に示すように、前後方向ブラケット(19)を
支柱(1)の前後両面の外側の係止孔(3)に取付ける。
【0021】次いで、2本の斜向ブラケット(13)の内側
端の係止片(15)を、ラウンド支柱(6)の斜面部(11)に穿
設された係止孔(12)に差し入れ、斜向ブラケット(13)
を、図6に想像線(a)により示すように、斜面部(11)と
直交し、かつ互いの挾み角がほぼ90度をなしてハ字状
に拡開するようにして係止させる。
【0022】このように係止した2個の斜向ブラケット
(13)の外側端を、挾み角がほぼ65度となる破線(b)の
位置まで弾性撓曲させて、互いに引き寄せ、この状態
で、ラウンド棚板(20)の内端部を、両棚板ブラケット(1
9)の上に載せ、ラウンド棚板(20)を水平状態としなが
ら、その最内側の補強部材(22)における嵌合孔(23)(図
5参照)に、斜向ブラケット(13)の内端部寄りの外向爪
(17)(図4参照)を差し入れる。
【0023】このように、外向爪(17)を嵌合孔(23)に差
し入れた状態では、斜向ブラケット(13)の外側端の上向
爪(16)は、外側部の補強部材(21)の外側面をかわして、
僅かに外方となる位置にあるが、両斜向ブラケット(13)
を撓めていた力を釈放すると、斜向ブラケット(13)は、
図6に実線により示す位置まで戻り、上向爪(16)は、弾
性力をもって、外側部の補強部材(21)の外側面に当接す
るに至る。
【0024】この時、図7に示すように、斜向ブラケッ
ト(13)の上縁の受支片(18)は、ラウンド棚板(20)の補強
部材(21)(22)の下面に当接し、ラウンド棚板(20)を安定
して支持する。
【0025】上述の斜向ブラケット(13)の弾性力は、そ
れ自体の全体の撓みと、係止片(15)と係止孔(12)との係
止部における撓みとにより生じるが、この弾性力をより
確実にするためには、嵌合孔(23)の近接端(23a)(図5)
を、図6の斜向ブラケット(13)の実線位置と補強部材(2
2)の内側面との交点か、若干それよりも外側に位置させ
るのがよい。
【0026】このようにすれば、2本の斜向ブラケット
(13)を互いに引き寄せる時、外向爪(17)が嵌合孔(23)の
近接端(23a)に早目に当接し、斜向ブラケット(13)の撓
曲の程度が大となり、斜向ブラケット(13)の上向爪(16)
と外向爪(17)とにより、内外の補強部材(21)(22)を挾む
力が大となる。
【0027】図8〜図11は、本発明の変形例を示すも
ので、この場合、図8に示すように、左方の支柱(1)の
外側には、前後方向を向くエンドパネル(24)が取り付け
られている。エンドパネル(24)の前後両端には、断面四
角形のラウンド支柱(25)が設けられ、各ラウンド支柱(2
5)の外側面には、多数の係止孔(25a)が上下方向に列設
されている。
【0028】前後2本のラウンド支柱(25)に取り付けら
れる棚板ブラケット(26)は、図9及び図10に示すよう
に、前述の実施例と同じく、垂直片(14)の外側端に上向
爪(16)、内側端に係止片(15)、内端部上縁に外向爪(17)
を有するが、垂直片(14)の外端部は、折曲げ部(27)か
ら、遠ざかる方向へ鈍角に折れ曲げられている。そのた
め、垂直片(14)の上縁の受支片(18a)(18b)は、折曲げ部
(27)を避けるように、前後に2分割されている。
【0029】ラウンド棚板(20)の取り付けに当たって
は、図11に示すように、2本のラウンド支柱(25)の外
側面にそれぞれ棚板ブラケット(26)を取り付け、つい
で、ラウンド棚板(20)の内側部補強部材(22)の嵌合孔(2
3)に、棚板ブラケット(26)の内端部の外向爪(17)を嵌入
させる。
【0030】なお、嵌合孔(23)の近接端(23a)は、図1
1に示す棚板ブラケット(26)と内側部補強部材(22)の内
側面とが交わる点か、あるいはそれよりも僅か外側とな
るように設定されている。
【0031】それぞれがほぼ外側方を向いて互いに平行
をなす2本の棚板ブラケット(26)の外側端同士を、互い
に近ずくように引き寄せると、棚板ブラケット(26)は、
その折曲げ部(27)の付近で、折り曲げ角度が大となるよ
うに撓んで、左右長が若干大となる。
【0032】この状態で、上向爪(16)を、外側部補強部
材(21)の外側面をかわして、外方に位置させ、ラウンド
棚板(20)を水平としてから、棚板ブラケット(26)に加え
ていた力を釈放すれば、上向爪(16)は、外側部補強部材
(21)の外側面に、弾性力をもって当接する。この状態が
図11及び図12に示されている。
【0033】なお、図11に示す例では、両棚板ブラケ
ット(26)の折曲げ部(27)の曲げ方向を、遠ざかる方向と
しているが、これを互いに近づく方向として、ラウンド
棚板(20)の装着時に、両棚板ブラケット(26)の外側部を
互いに離れる方向に弾性撓曲させるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ラウンド
棚板の外側端部が、棚板ブラケットの上向爪により係止
されて、外側方への移動が抑制され、かつ内側端が、外
向爪により掛止されて、前後方向の移動が抑制されるの
で、水平方向の移動やがたつきが確実に阻止される。ま
た棚板ブラケット自体も、弾性をもってラウンド棚板に
係合しているので、揺動やがたつきが生じない。
【0035】さらに、ラウンド棚板の外側部に荷重が集
中しても、外向爪が係止していることにより、外側部の
浮き上がりが規制され、ラウンド棚板が外れたり落下し
たりすることがない。
【0036】請求項2記載の発明によれば、1本のラウ
ンド支柱により、ラウンド棚板を安定よく支持すること
ができる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、棚板ブラケ
ットの耐荷重性が増し、また、側方への弾性撓曲力が増
して、ラウンド棚板の補強部材を強固に挾持することが
できる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、ラウンド棚
板を、より安定よく支持することができる。
【0039】請求項5記載の発明によれば、棚板ブラケ
ットの耐荷重性が増し、また、弾性撓曲させる部分を1
個所に集中させることができるので、取扱いが便利であ
り、さらに、棚板ブラケットをほぼ平行に保つことがで
きるので安定性がよい。
【0040】請求項6記載の発明によれば、棚板ブラケ
ットの弾性力を保持させながら、棚板ブラケットの耐荷
重性を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラウンド棚板取付構造の一実施形態を
備える棚装置の前部の斜視図である。
【図2】図1の棚装置の分解斜視図である。
【図3】本発明のラウンド棚板取付構造の一実施形態に
おける棚板ブラケットの拡大平面図である。
【図4】図2に示した棚板ブラケットの拡大側面図であ
る。
【図5】ラウンド棚板の下面に固着する後部補強部材の
斜視図である。
【図6】ラウンド支柱及び棚板ブラケットに取り付けた
ラウンド棚板の下面を示す底面図である。
【図7】図6のラウンド棚板の概略縦断側面図である。
【図8】本発明のラウンド棚板取付構造の変形例を備え
る棚装置の前部の斜視図である。
【図9】図8の取付構造に用いる棚板ブラケットの平面
図である。
【図10】同じく側面図である。
【図11】図8の取付構造におけるラウンド支柱及び棚
板ブラケットに取り付けたラウンド棚板の下面を示す底
面図である。
【図12】図11のラウンド棚板の概略縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
(1)(2)支柱 (3)係止孔 (4)棚板 (5)ベース棚 (6)ラウンド支柱 (7)ラウンドベース棚 (8)斜向脚杆 (9)周辺部材 (10)ラウンド棚装置 (11)斜面部 (12)係止孔 (13)斜向ブラケット (14)垂直片 (15)係止片 (16)上向爪 (17)外向爪 (18)(18a)(18b)受支片 (19)前後方向ブラケット (20)ラウンド棚板 (21)(22)補強部材 (23)嵌合孔 (23a)近接端 (24)エンドパネル (25)ラウンド支柱 (25a)係止孔 (26)棚板ブラケット (27)折曲げ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラウンド支柱に係止した棚板ブラケット
    にラウンド棚板を載置するようにしたラウンド棚板取付
    構造において、 前記各棚板ブラケットの内側端上部に、外向爪を設ける
    とともに、外端部に上向爪を設け、かつ前記ラウンド棚
    板の下面に、前後方向を向く外側部補強部材と、内側面
    に前後1対の嵌合孔を穿設した前後方向を向く内側部補
    強部材とを固着し、前記外向爪を前記内側部補強部材の
    嵌合孔に嵌合させ、前記棚板ブラケットを互いに逆側方
    に弾性湾曲させた状態で、前記上向爪を外側部補強部材
    の外側面に係止させることにより、前記外向爪と上向爪
    との間に、前記外側部補強部材と内側部補強部材とを挾
    持させたことを特徴とするラウンド棚板取付構造。
  2. 【請求項2】 ラウンド支柱の外側面の前後縁を斜面部
    とし、該斜面部に、斜め外方を向く棚板ブラケットを、
    外側方へ向ってハ字状に拡開するように係止させてな
    る、請求項1記載のラウンド棚板取付構造。
  3. 【請求項3】 棚板ブラケットの垂直片の上縁に、水平
    の受支片を設けてなる、請求項1または2記載のラウン
    ド棚板取付構造。
  4. 【請求項4】 前後1対のラウンド支柱を間隔を隔てて
    設け、各ラウンド支柱に、ほぼ外側方を向く棚板ブラケ
    ットの内端部を係止させた、請求項1記載のラウンド棚
    板取付構造。
  5. 【請求項5】 左右1対の棚板ブラケットを、途中から
    互いに逆方向に折曲してなる、請求項4記載のラウンド
    棚板取付構造。
  6. 【請求項6】 棚板ブラケットにおける互いに逆方向に
    折曲した部分を除く上端に、側方を向く水平の受支片を
    連設した請求項5記載のラウンド棚板取付構造。
JP11018398A 1999-01-27 1999-01-27 ラウンド棚板取付構造 Withdrawn JP2000217649A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006204729A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Kokuyo Store Creation Co Ltd 棚板支持用ブラケット及び棚板支持構造

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Effective date: 20060404