JP2000217345A - 昇降圧電源回路 - Google Patents

昇降圧電源回路

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JP2000217345A
JP2000217345A JP11011672A JP1167299A JP2000217345A JP 2000217345 A JP2000217345 A JP 2000217345A JP 11011672 A JP11011672 A JP 11011672A JP 1167299 A JP1167299 A JP 1167299A JP 2000217345 A JP2000217345 A JP 2000217345A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力の損失を低減し、能率を向上せしめた昇
降圧電源回路を提供する。 【解決手段】 この昇降圧電源回路の出力端子19と第
1の接続線路J1又は第2の接続線路J2間にダイオー
ド11aとコンデンサ11bとからなる第1の充電回路
11を設けると共に、降圧用のスイッチングトランジス
タ2に並列に第1のスイッチングトランジスタ4を設
け、この第1のスイッチングトランジスタ4のゲートと
第1の充電回路11のダイオード11aのカソードとを
接続したものであり、叉、この昇降圧電源回路の入力端
子1と第1の接続線路J1又は第2の接続線路J2間に
ダイオード10aとコンデンサ10bとからなる第2の
充電回路10を設けると共に、逆流防止ダイオード13
に並列に第2のスイッチングトランジスタ12を設け、
この第2のスイッチングトランジスタ12のゲートと第
2の充電回路10のダイオード10aのカソードとを接
続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降圧電源回路に
係わり、特に、電力の損失を低減し、能率を向上せしめ
た昇降圧電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】昇降圧電源回路としては、例えば、特開
平8−191566号公報に記載されたようなチョパー
型の昇降圧電源回路が知られている。図6にその回路を
示したが、この回路では、昇圧時には、降圧スイッチン
グ素子31をON状態にすると共に、昇圧スイッチング
素子32をON・OFF制御して出力電圧を高くし、降
圧時には、昇圧スイッチング素子32をOFF状態にす
ると共に、降圧スイッチング素子31をON・OFF制
御して出力電圧を降圧するものである。
【0003】しかし、昇圧時、降圧スイッチング素子3
1のON抵抗が大であると、能率良く所定の昇圧電圧が
得られず、逆に、降圧時、ダイオードの33が無駄に電
力を消費するという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、電力の損失を低減
し、能率を向上せしめた新規な昇降圧電源回路を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる昇
降圧電源回路の第1態様は、電源の入力側に設けられた
降圧用のスイッチングトランジスタとコイルとの直列回
路と、前記スイッチングトランジスタとコイルとの第1
の接続点にカソードが接続され、アノードがグランドに
接続された還流ダイオードとからなる降圧電源回路と、
前記コイルに直列に接続された逆流防止ダイオードと、
前記コイルと逆流防止ダイオードとの第2の接続線路と
グランド間に設けた昇圧用のスイッチングトランジスタ
とからなる昇圧電源回路とで構成した昇降圧電源回路に
おいて、この昇降圧電源回路の出力端子と前記第1又は
第2の接続線路間にダイオードとコンデンサとからなる
第1の充電回路を設けると共に、前記降圧用のスイッチ
ングトランジスタに並列に第1のスイッチングトランジ
スタを設け、この第1のスイッチングトランジスタのゲ
ートと前記第1の充電回路のダイオードのカソードとを
接続したことを特徴とするものであり、叉、第2態様
は、電源の入力側に設けられた降圧用のスイッチングト
ランジスタとコイルとの直列回路と、前記スイッチング
トランジスタとコイルとの第1の接続点にカソードが接
続され、アノードがグランドに接続された還流ダイオー
ドとからなる降圧電源回路と、前記コイルに直列に接続
された逆流防止ダイオードと、前記コイルと逆流防止ダ
イオードとの第2の接続線路とグランド間に設けた昇圧
用のスイッチングトランジスタとからなる昇圧電源回路
とで構成した昇降圧電源回路において、前記第1又は第
2の接続線路とグランド間にコンデンサとダイオードと
の直列回路を設け、このダイオードのカソードをグラン
ドに接続した第1の充電回路を設けると共に、この第1
の充電回路で得られた電圧で前記降圧用のスイッチング
トランジスタを制御することを特徴とするものであり、
叉、第3態様は、この昇降圧電源回路の入力端子と前記
第1又は第2の接続線路間にダイオードとコンデンサと
からなる第2の充電回路を設けると共に、前記逆流防止
ダイオードに並列に第2のスイッチングトランジスタを
設け、この第2のスイッチングトランジスタのゲートと
前記第2の充電回路のダイオードのカソードとを接続し
たことを特徴とするものであり、叉、第4態様は、前記
第1又は第2の接続線路とグランド間にコンデンサとダ
イオードとからなる直列回路を設け、このダイオードの
カソードを接地した第2の充電回路を設けると共に、こ
の第2の充電回路で得られた電圧をツェナーダイオード
を介して、前記逆流防止ダイオードに並列に設けられた
第2のスイッチングトランジスタのゲートに印加するよ
うに構成したことを特徴とするものであり、叉、第5態
様は、出力電圧と前記ツェナーダイオードのツェナー電
圧とを略等しくしたことを特徴とするものであり、叉、
第6態様は、前記降圧用のスイッチングトランジスタと
並列にバイポーラトランジスタを接続し、このバイポー
ラトランジスタを起動時ON状態に制御することを特徴
とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係わる昇降圧電源回路
は、図1に示すように、電源の入力側に設けられた降圧
用のスイッチングトランジスタとコイルとの直列回路
と、前記スイッチングトランジスタとコイルとの第1の
接続点にカソードが接続され、アノードがグランドに接
続された還流ダイオードとからなる降圧電源回路と、前
記コイルに直列に接続された逆流防止ダイオードと、前
記コイルと逆流防止ダイオードとの第2の接続線路とグ
ランド間に設けた昇圧用のスイッチングトランジスタと
からなる昇圧電源回路とで構成した昇降圧電源回路にお
いて、この昇降圧電源回路の出力端子と前記第1又は第
2の接続線路間にダイオードとコンデンサとからなる第
1の充電回路を設けると共に、前記降圧用のスイッチン
グトランジスタに並列に第1のスイッチングトランジス
タを設け、この第1のスイッチングトランジスタのゲー
トと前記第1の充電回路のダイオードのカソードとを接
続したものであり、叉、この昇降圧電源回路の入力端子
と前記第1又は第2の接続線路間にダイオードとコンデ
ンサとからなる第2の充電回路を設けると共に、前記逆
流防止ダイオードに並列に第2のスイッチングトランジ
スタを設け、この第2のスイッチングトランジスタのゲ
ートと前記第2の充電回路のダイオードのカソードとを
接続したものである。
【0007】
【実施例】以下に、本発明に係わる昇降圧電源回路の具
体例を図面を参照しながら詳細に説明する。 (第1の具体例)図1は、本発明に係わる昇降圧電源回
路の回路図であって、図1には、電源の入力側に設けら
れた降圧用のスイッチングトランジスタ2とコイル8と
の直列回路と、前記スイッチングトランジスタ2とコイ
ル8との第1の接続点J1にカソードが接続され、アノ
ードがグランドに接続された還流ダイオード9とからな
る降圧電源回路と、前記コイル8に直列に接続された逆
流防止ダイオード13と、前記コイル8と逆流防止ダイ
オード13との第2の接続線路J2とグランド間に設け
た昇圧用のスイッチングトランジスタ7とからなる昇圧
電源回路とで構成した昇降圧電源回路において、この昇
降圧電源回路の出力端子19と前記第1の接続線路J1
又は第2の接続線路J2間にダイオード11aとコンデ
ンサ11bとからなる第1の充電回路11を設けると共
に、前記降圧用のスイッチングトランジスタ2に並列に
第1のスイッチングトランジスタ4を設け、この第1の
スイッチングトランジスタ4のゲートと前記第1の充電
回路11のダイオード11aのカソードとを接続した昇
降圧電源回路が示され、叉、この昇降圧電源回路の入力
端子1と前記第1の接続線路J1又は第2の接続線路J
2間にダイオード10aとコンデンサ10bとからなる
第2の充電回路10を設けると共に、前記逆流防止ダイ
オード13に並列に第2のスイッチングトランジスタ1
2を設け、この第2のスイッチングトランジスタ12の
ゲートと前記第2の充電回路10のダイオード10aの
カソードとを接続した昇降圧電源回路が示されている。
【0008】以下に、本発明を更に詳細に説明する。入
力端子1と出力端子19との間には、降圧用のPチャン
ネルのスイッチング用トランジスタ(MOSFET)2
とコイル8とダイオード13とが直列に接続され、降圧
用のスイッチング用トランジスタのドレインが入力端子
1に接続され、降圧用のスイッチング用トランジスタ2
のソースがコイル8の一方の端子に接続している。コイ
ル8の他方の端子はダイオード13のアノードに接続さ
れ、ダイオード13のカソードが出力端子19に夫々接
続している。
【0009】叉、降圧用のスイッチング用トランジスタ
2のソースとグランド間には、カソードが降圧用のスイ
ッチング用トランジスタ2のソースに接続され、アノー
ドがグランドに接続された還流ダイオード9が設けら
れ、叉、ダイオード13のアノードとグランド間には昇
圧用のスイッチングトランジスタ(MOSFET)7が
設けられ、出力端子19とグランド間に設けられた分圧
抵抗15、16、17で分圧された電圧に基づき昇圧コ
ントローラ5がスイッチングトランジスタ7のスイッチ
ングを制御するように構成している。叉、降圧用のスイ
ッチング用トランジスタ2は、出力端子19とグランド
間に設けられた分圧抵抗15、16、17で分圧された
電圧に基づき降圧コントローラ6がスイッチングトラン
ジスタ2のスイッチングを制御するように構成してい
る。
【0010】叉、出力端子19とダイオード13のアノ
ード間にはダイオード11aとコンデンサ11bとの直
列回路が設けられ、更に、ダイオード11aのカソード
とグランド間には、ダイオード11cとコンデンサ11
dとの直列回路が設けられ、ダイオード11cのカソー
ドが、降圧用のスイッチング用トランジスタ2に並列に
接続したNチャンネルのスイッチングトランジスタ(M
OSFET)4のゲートの接続され、スイッチングトラ
ンジスタ4を制御するように構成している。
【0011】叉、入力端子1とダイオード9のカソード
間にはダイオード10aとコンデンサ10bとの直列回
路が設けられ、ダイオード10aのカソードが、逆流防
止ダイオード13に並列に接続したNチャンネルのスイ
ッチングトランジスタ(MOSFET)12のゲートに
接続され、このスイッチングトランジスタ12を制御す
るように構成している。
【0012】入力端子1の電圧Viが所望の出力端子1
9の電圧Voより低い場合、昇圧スイッチング動作を行
うが、この時、降圧用のスイッチングトランジスタ2は
常時ON状態であるが、そのON抵抗分だけ電力損失が
生じている。また、低電圧起動時(概ね1.5V以下)
ではP型MOSFET2はON状態に移行できず、起動
出来ないことになる。
【0013】入力電圧Viが所望の出力設定電圧Voよ
り高い場合には、P型MOSFET2のON時間を制御
する降圧スイッチング動作を行うが、この時ショットキ
ーダイオード13は降圧動作には不要であるにもかかわ
らず、その順電圧Vf分だけ電力損失が生じている。
今、順電圧0.3V、出力設定電圧Voを3.3Vと仮
定すると、9%程度効率を低下させていることになる。
【0014】このような構成に対し、本発明では、降圧
用のスイッチングトランジスタ2と逆流防止用のショッ
トキーダイオード13に並列に夫々N型MOSFET
4、12を設けている。夫々のMOSFET4、12
は、チャージポンプ回路11、10によって与える電圧
によって制御される。チャージポンプ回路10は降圧ス
イッチング動作時に、チャージポンプ回路11は昇圧ス
ッチング時に動作し、夫々ゲート電圧を発生させ、各ス
イッチングトランジスタをコントロールする。
【0015】これにより、昇圧動作時にはMOSFET
4がONし、降圧動作時にはMOSFET12がONす
るものである。低電圧起動の際、MOSFET2は一般
に1.5V以下ではON状態に移行出来ないので、MO
SFET4もONしない。これを解決する手段として、
PNPトランジスタ3をMOSFET2と並列に接続
し、起動時のみベース電位を0V保持することにより、
降圧用のスイッチングトランジスタ2がOFF状態でも
昇圧スイッチング動作を可能にし、これによりバイパス
用のMOSFET4をONさせるように構成している。
【0016】PNPトランジスタ3は、MOSFET4
がONした後に、ベース電位を入力電圧Viにすること
でOFFさせることにより、不要な電力損失を抑えるこ
とが出来る。図1のチャージポンプ11は以下のような
動作となっている。即ち、還流ダイオード9のカソード
電圧は、略接地電位から入力電圧まで降圧用のスイッチ
ングトランジスタ2のスッチングに同期して変化する。
従って、コンデンサ11b両端の電圧は略Voになるか
ら、MOSFET4のゲート電圧は、出力電圧の略2倍
の電圧2Voになる。同様に、降圧用のスッチングトラ
ンジスタ2のドレインとグランド間にダイオード10a
とコンデンサ10bとの直列回路を設け、得られた電圧
を平滑することにより、入力電圧の略2倍のゲート電圧
2Viを得ることができるものである。
【0017】なお、図1の昇圧コントローラ5、降圧コ
ントローラ6は、当業者にとってよく知られており、ま
た、本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成は
省略する。次に、図2を参照して本具体例の動作につい
て説明する。まず、ゲートのコントロール電圧の動作つ
いて、図2のタイミングチャートを用いて説明する。初
めに、昇降圧動作であるが、入力電圧Viが出力設定電
圧Voを越えて直線的に増加する場合を考える。
【0018】入力電圧Viが設定出力電圧Voより低い
場合は、昇圧コントローラ5がN型MOSFET7を昇
圧スイッチング波形aで昇圧動作を行う、この時、チャ
ージポンプ回路11は出力電圧VoとFET7のドレイ
ン電圧とを加算し平滑することにより2・Voのゲート
コントロール電圧を発生し、MOSFET4のゲートに
供給する。入力電圧が設定電圧Voを越えた場合は、O
FFデュユーティ100%となり、チャージポンプ回路
11の出力は略出力電圧Voとなる。MOSFET4の
ゲート・ソース電圧Vgsの値は、昇圧動作時は2・V
o−Viであり、Vo>Viで有るから、MOSFET
4をONさせることでき、MOSFET2のON抵抗を
見かけ上小さくする。降圧動作時のVgsはVo−Vi
でVo<Viであるから、MOSFET4はOFF状態
となる。
【0019】一方、降圧スイッチング動作において、入
力電圧Viが設定出力電圧Voよりも高い場合は、降圧
スイッチング波形bがMOSFET2のゲートに加えら
れ、チャージポンプ回路10により、FET12のゲー
トには2・Viの電圧が加わりゲート・ソース電圧Vg
sは約2・Vi−Voであり、Vi>VoであるからM
OSFET12はON状態になり、これによりショット
キーダイオード13をバイパスするものである。また、
入力電圧が設定出力電圧に対して低くなった場合には、
チャージポンプ回路10は動作せず、ゲート電圧は略V
iとなるから、MOSFET12のVgsはVi−Vo
でVo>Viであるため、MOSFET12はOFF状態
となる。
【0020】次に、低電圧起動動作について、図3のタ
イミングチャートにしたがって説明する。即ち、通常
1.5V近辺では、P型MOSFET2はゲートカット
OFF状態もしくは高ON抵抗状態であるため、昇圧コ
ントローラ5が動作せす、MOSFET4もON状態に
移行出来ない。この為、本発明では、MOSFET4が
ON状態に移行するまでの期間、PNPタイプのバイポ
ーラトランジスタ3をON状態に制御するものである。
なお、このトランジスタ3のベース電流が流れることに
よる電力の損失が発生するため、昇圧コントローラ5の
起動後、速やかにOFF状態に移行させることが望まし
い。
【0021】(第2の具体例)図5は、本発明の第2の
具体例の回路図であって、図5には、電源の入力側に設
けられた降圧用のスイッチングトランジスタ2とコイル
8との直列回路と、前記スイッチングトランジスタ2と
コイル8との第1の接続点J1にカソードが接続され、
アノードがグランドに接続された還流ダイオード9とか
らなる降圧電源回路と、前記コイル8に直列に接続され
た逆流防止ダイオード13と、前記コイル8と逆流防止
ダイオード13との第2の接続線路J2とグランド間に
設けた昇圧用のスイッチングトランジスタ7とからなる
昇圧電源回路とで構成した昇降圧電源回路において、前
記第1の接続線路J1又は第2の接続線路J2とグラン
ド間にコンデンサ21aとダイオード21bとの直列回
路を設け、このダイオード21bのカソードをグランド
に接続した第1の充電回路21を設けると共に、この第
1の充電回路21で得られた電圧で前記降圧用のスイッ
チングトランジスタ2を制御すること昇降圧電源回路が
示され、叉、前記第1の接続線路J1又は第2の接続線
路J2とグランド間にコンデンサ20aとダイオード2
0bとからなる直列回路を設け、このダイオード20b
のカソードを接地した第2の充電回路20を設けると共
に、この第2の充電回路20で得られた電圧をツェナー
ダイオード23を介して、前記逆流防止ダイオード13
に並列に設けられた第2のスイッチングトランジスタ1
2のゲートに印加するように構成した昇降圧電源回路が
示されている。
【0022】以下に、第2の具体例について更に詳細に
説明する。入力端子1と出力端子19との間には、降圧
用のPチャンネルのスイッチング用トランジスタ(MO
SFET)2とコイル8とダイオード13とが直列に接
続され、降圧用のスイッチング用トランジスタ2のソー
スが入力端子1に接続され、降圧用のスイッチング用ト
ランジスタ2のドレインがコイル8の一方の端子に接続
している。コイル8の他方の端子はダイオード13のア
ノードに接続され、ダイオード13のカソードが出力端
子19に夫々接続している。
【0023】叉、降圧用のスイッチング用トランジスタ
2のドレインとグランド間には、カソードが降圧用のス
イッチング用トランジスタ2のドレインに接続され、ア
ノードがグランドに接続されたダイオード9が設けら
れ、叉、ダイオード13のアノードとグランド間には昇
圧用のスイッチングトランジスタ(MOSFET)7が
設けられ、出力端子19とグランド間に設けられた分圧
抵抗15、16、17で分圧された電圧に基づき昇圧コ
ントローラ5がスイッチングトランジスタ7のスイッチ
ングを制御するように構成している。叉、降圧用のスイ
ッチング用トランジスタ2は、出力端子19とグランド
間に設けられた分圧抵抗15、16、17で分圧された
電圧に基づき降圧コントローラ5がスイッチングトラン
ジスタ25のスイッチングを制御すると共に、スイッチ
ングトランジスタ(MOSFET)25のソースに加え
られた電圧をスイッチングトランジスタ2のゲートに印
加することで、降圧用のスイッチングトランジスタ2を
制御するように構成している。
【0024】叉、ダイオード13のアノードとグランド
間にはコンデンサ21aとダイオード21bとの直列回
路が設けられ、更に、ダイオード21bのアノードとグ
ランド間には、ダイオード21cとコンデンサ21dと
の直列回路が設けられ、ダイオード21cのアノード
が、スイッチング用トランジスタ25のソースに接続さ
れ、スイッチングトランジスタ25を介して、降圧用の
スイッチングトランジスタ2を制御するように構成して
いる。
【0025】叉、スイッチングトランジスタ2のドレイ
ンとグランド間には、コンデンサ20aとダイオード2
0bとの直列回路が設けられ、ダイオード20bのアノ
ードとグランド間にはダイオード20cとコンデンサ2
0dとの直列回路が設けられ、ダイオード13に並列に
接続したPチャンネルのスイッチングトランジスタ(M
OSFET)12のゲートとダイオード20cのアノー
ド間にはツェナーダイオード23が設けられ、ダイオー
ド20cの負電圧を前記スイッチングトランジスタ12
のゲートに導くように構成している。
【0026】なお、20dは、ダイオード20cの電圧
を平滑するためのコンデンサ、26はツェナーダイオー
ド23へバイアスを加えるための抵抗である。この第2
の具体例の降圧用のスイッチングトランジスタ2は、P
型MOSFETであるからソース電圧に対してゲート電
圧を低い値に設定することにより、スイッチング回路を
導通させるものである。
【0027】従って、P型MOSFET2、12を用い
た第2の具体例の昇降圧変換動作動作のタイミングは図
5のようになる。即ち、出力設定電圧Voに対して入力
電圧Viが低い場合は昇圧スイッチング動作が行われ、
スイッチング波形aによりチャージポンプによる反転回
路21により、図5上のA点で−Voのゲート電圧を発
生させることで、FET2のゲート・ソース電圧Vgs
電圧は−(Vo+Vi)となり、この第2の具体例の回
路を用いない場合に比較してVoだけ大きな電位差を与
えることができ、これによりより、低抵抗なON抵抗で
バイパス出来るように構成したものである。
【0028】さて、入力電圧Viが出力設定電圧Voよ
り高い降圧動作に於いては、降圧スイッチング波形bよ
りチャージポンプ20により入力電圧を反転させ、ツェ
ーナ電圧Vzのツェーナダイオード23を介してFET
12のゲート電圧を与えることにより、ダイオード13
のVfを無視した場合、FET12のゲート・ソース間
電圧VgsはVz−VoからVz−Vi−Voへと変化
する。ここで、ツェーナ電圧Vzの値を出力電圧Voと
略等しい値に設定した場合、0Vから−Viへと変化す
ることになり、これにより、降圧動作時にはショットキ
ーダイオード13をMOSFET12によりバイパスす
るものである。
【0029】このように、本具体例では、降圧時のバイ
パスFETを降圧スイッチングトランジスタで兼用する
ことができるからFETの素子数を減らすことが可能で
ある。また、第1の具体例では入出力電圧の2倍の電圧
を各々のゲート電圧に与えていたが、この具体例では等
倍の負電圧である為、低耐圧、低ON抵抗の素子も活用
できるという効果が得られる。
【0030】本構成において、第1の具体例で設けた起
動用バイパストランジスタは配置していないが、同様に
配置してもよい。また、第1の具体例では、2つのチャ
ージポンプは2倍昇圧、第2の具体例では、2回路とも
反転動作、即ち、負電位を得るように構成したが、勿
論、これらは自在に組み合わせることが可能であり、例
えば、昇圧時は反転動作のチャージポンプを機能させ、
降圧時は2倍昇圧のチャージポンプを機能させることも
可能であり、使用するMOSFETに応じて4種類の組
合わせが可能で、MOSFETの共用化など利点がある
ものである。
【0031】なお、上記した説明では、チャージポンプ
で発生する電圧の計算において、使用したダイオードの
順方向電圧Vfについては、簡単にするため無視した。
【0032】
【発明の効果】本発明に係わる昇降圧電源回路は、昇圧
動作時に於ける降圧用のスイッチング素子と降圧動作時
に於ける逆流防止用ショットキダイオードとを各々バイ
パスする回路をMOSFETで構成し、このMOSFE
Tのゲートを簡単な構成のチャージポンプ回路で制御す
るように構成したので、外部電源を必要せずに高効率な
昇降圧電源が実現できる。
【0033】例えば、昇圧動作時、降圧スイッチングト
ランジスタであるP型MOSFETのON抵抗を1Ω、
バイパストランジスタであるN型MOSFETのON抵
抗を0.1Ωとした場合には、入力電流1Aの時、約9
10mWの電力損失が低減できる。また、降圧動作時、
ショットキダイオードの順方向電圧を0.3Vとした場
合は同じく出力電流1Aで225mWの電力損出が低減
できるものである。
【0034】また、ゲート電圧の制御は、昇圧時、設定
出力電圧より入力電圧が高い場合にはOFFデューティ
100%となり、降圧時、設定出力電圧より入力電圧が
低い場合はOFFデューティ100%となるという一般
的特性を利用しているので、特別な制御回路は不要であ
り、一般的なコントローラが利用出来る利点がある。
叉、本発明では、降圧スイッチング素子にP型MOSF
ETを用いた場合問題となる1.5V以下での低電圧起
動に対しても、起動時のみ動作するPNPトランジスタ
を具備しているため、広範囲な入力電圧に対して動作可
能な昇降圧電源が実現出来る。
【0035】なお、上記具体例では、2個のコントロー
ラを使用したが、2CHのコントローラを使用すること
も可能でであり、それにより部品点数の削減も可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる昇降圧電源の第1の具体例の回
路図である。
【図2】第1の具体例の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図3】第1の具体例の起動時の各部の動作を説明する
タイミングチャートである。
【図4】本発明に係わる昇降圧電源の第2の具体例の回
路図である。
【図5】第2の具体例の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図6】従来の昇降圧電源の回路図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 降圧用のスイッチングトランジスタ 3 PNPトランジスタ 4 NチャンネルMOSFET 5 昇圧コントローラ 6 降圧コントローラ 7 昇圧用のスイッチングトランジスタ 8 コイル 9 還流ダイオード 10 第2の充電回路 10a ダイオード 10b コンデンサ 11 第1の充電回路 11a、11c ダイオード 11b、11d コンデンサ 12 NチャンネルMOSFET 13 逆流防止ダイオード 14 起動コントロール端子 15〜17 分圧抵抗 18 平滑コンデンサ 19 出力端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月1日(1999.11.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる昇
降圧電源回路の第1態様は、電源の入力側に設けられた
降圧用のスイッチングトランジスタとコイルとの直列回
路と、前記スイッチングトランジスタとコイルとの第1
の接続線路にカソードが接続され、アノードがグランド
に接続された還流ダイオードとからなる降圧電源回路
と、前記コイルに直列に接続された逆流防止ダイオード
と、前記コイルと逆流防止ダイオードとの第2の接続線
路とグランド間に設けた昇圧用のスイッチングトランジ
スタとからなる昇圧電源回路とで構成した昇降圧電源回
路において、この昇降圧電源回路の出力端子にアノード
が接続される第3のダイオードと、この第3のダイオー
ドのカソードに一方の端子が接続され、他方の端子が
記第1又は第2の接続線路に接続されるコンデンサと
設けると共に、前記降圧用のスイッチングトランジスタ
に並列にMOSFETからなるスイッチングトランジス
タを設け、このスイッチングトランジスタのゲートを、
前記第3のダイオードとコンデンサとの接続点に表れる
電圧で制御することを特徴とするものであり、叉、第2
態様は、電源の入力側に設けられた降圧用のスイッチン
グトランジスタとコイルとの直列回路と、前記スイッチ
ングトランジスタとコイルとの第1の接続線路にカソー
ドが接続され、アノードがグランドに接続された還流ダ
イオードとからなる降圧電源回路と、前記コイルに直列
に接続された逆流防止ダイオードと、前記コイルと逆流
防止ダイオードとの第2の接続線路とグランド間に設け
た昇圧用のスイッチングトランジスタとからなる昇圧電
源回路とで構成した昇降圧電源回路において、前記第1
又は第2の接続線路に一方の端子が接続されるコンデン
サと、アノードが前記コンデンサの他方の端子に接続さ
れ、カソードがグランドに接続される第3のダイオード
とを設け、前記コンデンサと第3のダイオードとの接続
点に表れる電圧を整流して負電圧を生成し、この負電圧
で前記降圧用のスイッチングトランジスタを制御するこ
とを特徴とするものであり、叉、第3態様は、電源の入
力側に設けられた降圧用のスイッチングトランジスタと
コイルとの直列回路と、前記スイッチングトランジスタ
とコイルとの第1の接続線路にカソードが接続され、ア
ノードがグランドに接続された還流ダイオードとからな
る降圧電源回路と、前記コイルに直列に接続された逆流
防止ダイオードと、前記コイルと逆流防止ダイオードと
の第2の接続線路とグランド間に設けた昇圧用のスイッ
チングトランジスタとからなる昇圧電源回路とで構成し
た昇降圧電源回路において、この昇降圧電源回路の入力
端子にアノードが接続される第3のダイオードと、一方
の端子が前記第3のダイオードのカソードに接続され、
他方の端子が前記第1又は第2の接続線路に接続される
コンデンサとを設けると共に、前記逆流防止ダイオード
に並列にMOSFETからなるスイッチングトランジス
タを設け、このスイッチングトランジスタのゲートと前
第3のダイオードのカソードとを接続したことを特徴
とするものであり、叉、第4態様は、電源の入力側に設
けられた降圧用のスイッチングトランジスタとコイルと
の直列回路と、前記スイッチングトランジスタとコイル
との第1の接続線路にカソードが接続され、アノードが
グランドに接続された還流ダイオードとからなる降圧電
源回路と、前記コイルに直列に接続された逆流防止ダイ
オードと、前記コイルと逆流防止ダイオードとの第2の
接続線路とグランド間に設けた昇圧用のスイッチングト
ランジスタとからなる昇圧電源回路とで構成した昇降圧
電源回路において、カソードがグランドに接続された第
3のダイオードと、一方の端子が前記第1又は第2の接
続線路に接続され、他方の端子が前記第3のダイオード
のアノードに接続されるコンデンサとを設け、前記第3
のダイオードとコンデンサとの接続点に表れる電圧を整
流して負電圧を生成し、この負電圧をツェナーダイオー
ドを介して、前記逆流防止ダイオードに並列に設けられ
MOSFETからなる第3のスイッチングトランジス
タのゲートに印加するように構成したことを特徴とする
ものであり、叉、第5態様は、前記ツェナーダイオード
のツェナー電圧は、入力電圧が出力電圧より高い降圧動
作において、前記第3のスイッチングトランジスタがオ
ンするように設定したことを特徴とするものであり、
叉、第6態様は、前記降圧用のスイッチングトランジス
タと並列にバイポーラトランジスタを接続し、前記電源
の入力側に入力電圧が印加され、この電源回路が動作を
開始する時、このバイポーラトランジスタをON状態に
制御することを特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】PNPトランジスタ3は、MOSFET4
がONした後に、ベース電位を入力電圧Viにすること
でOFFさせることにより、不要な電力損失を抑えるこ
とが出来る。図1のチャージポンプ11は以下のような
動作となっている。即ち、還流ダイオード9のカソード
電圧は、略接地電位から入力電圧まで降圧用のスイッチ
ングトランジスタ2のスッチングに同期して変化する。
従って、コンデンサ11b両端の電圧は略Voになるか
ら、MOSFET4のゲート電圧は、出力電圧の略2倍
の電圧2Voになる。同様に、降圧用のスッチングトラ
ンジスタ2のドレインと第1の接続点J1間にダイオー
ド10aとコンデンサ10bとの直列回路を設け、得ら
れた電圧を平滑することにより、入力電圧の略2倍のゲ
ート電圧2Viを得ることができるものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】(第2の具体例)図4は、本発明の第2の
具体例の回路図であって、図4には、電源の入力側に設
けられた降圧用のスイッチングトランジスタ2とコイル
8との直列回路と、前記スイッチングトランジスタ2と
コイル8との第1の接続点J1にカソードが接続され、
アノードがグランドに接続された還流ダイオード9とか
らなる降圧電源回路と、前記コイル8に直列に接続され
た逆流防止ダイオード13と、前記コイル8と逆流防止
ダイオード13との第2の接続線路J2とグランド間に
設けた昇圧用のスイッチングトランジスタ7とからなる
昇圧電源回路とで構成した昇降圧電源回路において、前
記第1の接続線路J1又は第2の接続線路J2とグラン
ド間にコンデンサ21aとダイオード21bとの直列回
路を設け、このダイオード21bのカソードをグランド
に接続した第1の充電回路21を設けると共に、この第
1の充電回路21で得られた電圧で前記降圧用のスイッ
チングトランジスタ2を制御すること昇降圧電源回路が
示され、叉、前記第1の接続線路J1又は第2の接続線
路J2とグランド間にコンデンサ20aとダイオード2
0bとからなる直列回路を設け、このダイオード20b
のカソードを接地した第2の充電回路20を設けると共
に、この第2の充電回路20で得られた電圧をツェナー
ダイオード23を介して、前記逆流防止ダイオード13
に並列に設けられた第2のスイッチングトランジスタ1
2のゲートに印加するように構成した昇降圧電源回路が
示されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】従って、P型MOSFET2、12を用い
た第2の具体例の昇降圧変換動作動作のタイミングは図
5のようになる。即ち、出力設定電圧Voに対して入力
電圧Viが低い場合は昇圧スイッチング動作が行われ、
スイッチング波形aによりチャージポンプによる反転回
路21により、図4上のA点で−Voのゲート電圧を発
生させることで、FET2のゲート・ソース電圧Vgs
電圧は−(Vo+Vi)となり、この第2の具体例の回
路を用いない場合に比較してVoだけ大きな電位差を与
えることができ、これによりより、低抵抗なON抵抗で
バイパス出来るように構成したものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】さて、入力電圧Viが出力設定電圧Voよ
り高い降圧動作に於いては、降圧スイッチング波形bよ
りチャージポンプ20により入力電圧を反転させ、ツェ
ーナ電圧Vzのツェーナダイオード23を介してFET
12のゲート電圧を与えることにより、ダイオード23
のVfを無視した場合、FET12のゲート・ソース間
電圧VgsはVz−VoからVz−Vi−Voへと変化
する。ここで、ツェーナ電圧Vzの値を出力電圧Voと
略等しい値に設定した場合、0Vから−Viへと変化す
ることになり、これにより、降圧動作時にはショットキ
ーダイオード13をMOSFET12によりバイパスす
るものである。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月7日(2000.2.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる昇
降圧電源回路の第1態様は、電源の入力側に設けられた
降圧用のスイッチングトランジスタとコイルとの直列回
路と、前記スイッチングトランジスタとコイルとの第1
の接続線路にカソードが接続され、アノードがグランド
に接続された還流ダイオードとからなる降圧電源回路
と、前記コイルに直列に接続された逆流防止ダイオード
と、前記コイルと逆流防止ダイオードとの第2の接続線
路とグランド間に設けた昇圧用のスイッチングトランジ
スタとからなる昇圧電源回路とで構成した昇降圧電源回
路において、この昇降圧電源回路の出力端子にアノード
が接続される第3のダイオードと、この第3のダイオー
ドのカソードに一方の端子が接続され、他方の端子が前
記第1又は第2の接続線路に接続される第1のコンデン
サとを設けると共に、前記降圧用のスイッチングトラン
ジスタに並列にMOSFETからなる第3のスイッチン
グトランジスタを設け、この第3のスイッチングトラン
ジスタのゲートを、前記第3のダイオードと前記第1の
コンデンサとの接続点に表れる電圧で制御することを特
徴とするものであり、叉、第2態様は、電源の入力側に
設けられた降圧用のスイッチングトランジスタとコイル
との直列回路と、前記スイッチングトランジスタとコイ
ルとの第1の接続線路にカソードが接続され、アノード
がグランドに接続された還流ダイオードとからなる降圧
電源回路と、前記コイルに直列に接続された逆流防止ダ
イオードと、前記コイルと逆流防止ダイオードとの第2
の接続線路とグランド間に設けた昇圧用のスイッチング
トランジスタとからなる昇圧電源回路とで構成した昇降
圧電源回路において、前記第1又は第2の接続線路に一
方の端子が接続される第2のコンデンサと、アノードが
前記第2のコンデンサの他方の端子に接続され、カソー
ドがグランドに接続される第のダイオードとを設け、
前記第2のコンデンサと第のダイオードとの接続点に
表れる電圧を整流して負電圧を生成し、この負電圧で前
記降圧用のスイッチングトランジスタを制御することを
特徴とするものであり、叉、第3態様は、電源の入力側
に設けられた降圧用のスイッチングトランジスタとコイ
ルとの直列回路と、前記スイッチングトランジスタとコ
イルとの第1の接続線路にカソードが接続され、アノー
ドがグランドに接続された還流ダイオードとからなる降
圧電源回路と、前記コイルに直列に接続された逆流防止
ダイオードと、前記コイルと逆流防止ダイオードとの第
2の接続線路とグランド間に設けた昇圧用のスイッチン
グトランジスタとからなる昇圧電源回路とで構成した昇
降圧電源回路において、この昇降圧電源回路の入力端子
にアノードが接続される第のダイオードと、一方の端
子が前記第のダイオードのカソードに接続され、他方
の端子が前記第1又は第2の接続線路に接続される第3
コンデンサとを設けると共に、前記逆流防止ダイオー
ドに並列にMOSFETからなる第4のスイッチングト
ランジスタを設け、この第4のスイッチングトランジス
タのゲートと前記第のダイオードのカソードとを接続
したことを特徴とするものであり、叉、第4態様は、電
源の入力側に設けられた降圧用のスイッチングトランジ
スタとコイルとの直列回路と、前記スイッチングトラン
ジスタとコイルとの第1の接続線路にカソードが接続さ
れ、アノードがグランドに接続された還流ダイオードと
からなる降圧電源回路と、前記コイルに直列に接続され
た逆流防止ダイオードと、前記コイルと逆流防止ダイオ
ードとの第2の接続線路とグランド間に設けた昇圧用の
スイッチングトランジスタとからなる昇圧電源回路とで
構成した昇降圧電源回路において、カソードがグランド
に接続された第のダイオードと、一方の端子が前記第
1又は第2の接続線路に接続され、他方の端子が前記第
のダイオードのアノードに接続される第4のコンデン
サとを設け、前記第のダイオードと前記第4のコンデ
ンサとの接続点に表れる電圧を整流して負電圧を生成
し、この負電圧をツェナーダイオードを介して、前記逆
流防止ダイオードに並列に設けられたMOSFETから
なる第のスイッチングトランジスタのゲートに印加す
るように構成したことを特徴とするものであり、叉、第
5態様は、前記ツェナーダイオードのツェナー電圧は、
入力電圧が出力電圧より高い降圧動作において、前記第
のスイッチングトランジスタがオンするように設定し
たことを特徴とするものであり、叉、第6態様は、前記
降圧用のスイッチングトランジスタと並列にバイポーラ
トランジスタを接続し、前記電源の入力側に入力電圧が
印加され、この電源回路が動作を開始する時、このバイ
ポーラトランジスタをON状態に制御することを特徴と
するものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源の入力側に設けられた降圧用のスイ
    ッチングトランジスタとコイルとの直列回路と、前記ス
    イッチングトランジスタとコイルとの第1の接続点にカ
    ソードが接続され、アノードがグランドに接続された還
    流ダイオードとからなる降圧電源回路と、前記コイルに
    直列に接続された逆流防止ダイオードと、前記コイルと
    逆流防止ダイオードとの第2の接続線路とグランド間に
    設けた昇圧用のスイッチングトランジスタとからなる昇
    圧電源回路とで構成した昇降圧電源回路において、 この昇降圧電源回路の出力端子と前記第1又は第2の接
    続線路間にダイオードとコンデンサとからなる第1の充
    電回路を設けると共に、前記降圧用のスイッチングトラ
    ンジスタに並列に第1のスイッチングトランジスタを設
    け、この第1のスイッチングトランジスタのゲートと前
    記第1の充電回路のダイオードのカソードとを接続した
    ことを特徴とする昇降圧電源回路。
  2. 【請求項2】 電源の入力側に設けられた降圧用のスイ
    ッチングトランジスタとコイルとの直列回路と、前記ス
    イッチングトランジスタとコイルとの第1の接続点にカ
    ソードが接続され、アノードがグランドに接続された還
    流ダイオードとからなる降圧電源回路と、前記コイルに
    直列に接続された逆流防止ダイオードと、前記コイルと
    逆流防止ダイオードとの第2の接続線路とグランド間に
    設けた昇圧用のスイッチングトランジスタとからなる昇
    圧電源回路とで構成した昇降圧電源回路において、 前記第1又は第2の接続線路とグランド間にコンデンサ
    とダイオードとの直列回路を設け、このダイオードのカ
    ソードをグランドに接続した第1の充電回路を設けると
    共に、この第1の充電回路で得られた電圧で前記降圧用
    のスイッチングトランジスタを制御することを特徴とす
    る昇降圧電源回路。
  3. 【請求項3】 この昇降圧電源回路の入力端子と前記第
    1又は第2の接続線路間にダイオードとコンデンサとか
    らなる第2の充電回路を設けると共に、前記逆流防止ダ
    イオードに並列に第2のスイッチングトランジスタを設
    け、この第2のスイッチングトランジスタのゲートと前
    記第2の充電回路のダイオードのカソードとを接続した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の昇降圧電源回
    路。
  4. 【請求項4】 前記第1又は第2の接続線路とグランド
    間にコンデンサとダイオードとからなる直列回路を設
    け、このダイオードのカソードを接地した第2の充電回
    路を設けると共に、この第2の充電回路で得られた電圧
    をツェナーダイオードを介して、前記逆流防止ダイオー
    ドに並列に設けられた第2のスイッチングトランジスタ
    のゲートに印加するように構成したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の昇降圧電源回路。
  5. 【請求項5】 出力電圧と前記ツェナーダイオードのツ
    ェナー電圧とを略等しくしたことを特徴とする請求項4
    記載の昇降圧電源回路。
  6. 【請求項6】 前記降圧用のスイッチングトランジスタ
    と並列にバイポーラトランジスタを接続し、このバイポ
    ーラトランジスタを起動時ON状態に制御することを特
    徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の昇降圧電源回
    路。
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