JP2000217164A - 片方向通信先のエラ―等検出装置及びこの装置を用いたパチンコ遊技機 - Google Patents

片方向通信先のエラ―等検出装置及びこの装置を用いたパチンコ遊技機

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JP2000217164A
JP2000217164A JP11015082A JP1508299A JP2000217164A JP 2000217164 A JP2000217164 A JP 2000217164A JP 11015082 A JP11015082 A JP 11015082A JP 1508299 A JP1508299 A JP 1508299A JP 2000217164 A JP2000217164 A JP 2000217164A
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JP
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operation signal
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lamp
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JP11015082A
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English (en)
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Atsushi Inamura
淳 稲村
Keiichi Shimada
恵一 島田
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Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片方向通信であるにもかかわらず、副制御装
置が主制御装置の予期しない動作を行った場合、あるい
は主制御装置が送信した動作信号に対応した動作を行わ
なかった場合に、それらのことを異常として認識する。
パチンコ遊技機に応用して、不正行為等を検知する。 【解決手段】 主制御装置20と副制御装置30との2
つの制御装置を有していると共に、発信側から受信側
に、動作信号40及び制御用の電流を供給可能に形成す
る。発信側に、制御用の電流の変化検出装置21を設
け、動作信号40と変化検出装置21からの検出信号が
対応しない場合に異常とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は片方向通信先のエラ
ー等検出装置及びこの装置を用いたパチンコ遊技機、さ
らに詳しくは複数の制御装置を有しているにもかかわら
ず、双方向通信を行うことができず、一方の制御装置か
ら他方の制御装置には信号を送信できるものの、他方の
制御装置から一方の制御装置には信号が送信できないよ
うな片方向通信の場合であって、特に信号を送られた制
御装置に異常が生じても、信号を送信する側の制御装置
でその異常を認識することができるような片方向通信先
のエラー等検出装置及びこの装置を用いたパチンコ遊技
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の制御装置を使用したも
のがあった。このような場合、通常は複数の制御装置の
間で、双方向通信を行っていた。例えば、複数の制御装
置が、主制御装置と副制御装置とからなっている場合、
通常主制御装置から副制御装置に動作信号を送るように
形成されていると共に、副制御装置からは主制御装置に
動作を完了した場合に完了信号を送信するようになって
いた。
【0003】このように、双方向通信を可能としていた
ので、主制御装置からの動作信号に基づいた動作の完了
信号が副制御装置から主制御装置に送信されなかった場
合や、あるいは主制御装置から動作信号が送信されなか
ったにも係わらず副制御装置から動作の完了信号が主制
御装置に送信された場合には、いずれも何らかのエラー
があったものとして認識することが可能であった。
【0004】一方、パチンコ遊技機等では、コンピュー
ター化された初期の段階では、主制御装置のみを用いて
いたものの、カラーディスプレィ等の採用、あるいは多
数のランプあるいはスピーカー等の使用により、制御が
高度化するに伴って、主制御装置の他に副制御装置が用
いられるようになってきた。ただ、パチンコ遊技機で
は、一定の大きさの容量を持つメモリを用いて全体の遊
技を成立させることで、各社が技術を争っている。
【0005】そこで、遊技性に関係する部分を主制御装
置中のメモリに記憶し、遊技性に直接関係しない部分、
例えばランプ、スピーカ、液晶等のような出力制御及び
制御用のメモリを副制御装置で行っていた。その上で、
副制御装置にパチンコの遊技性の制御のためのメモリを
設けないようにするために、主制御装置から動作信号を
副制御装置に送信するものの、副制御装置から動作信号
を主制御装置に送信できないような、いわゆる片方向送
信としていた。
【0006】ただ、このように片方向送信とした場合、
主制御装置から副制御装置への動作信号と異なる動作を
行ってしまう、あるいは動作を行わないような場合に、
そのような異常事態を主制御装置で認識できないことと
なっていた。例えば、主制御装置から特定の動作信号を
副制御装置に送信したにも係わらず、ノイズ等の影響で
副制御装置からの制御が行われない場合であっても、主
制御装置は動作信号に対応する動作が行われたか否かの
認識ができないこととなっていた。
【0007】また逆に、主制御装置からは動作信号を送
信していないにも係わらず、ノイズを副制御装置が主制
御装置からの動作信号として受信してしまい、特定の動
作が行われてしまうこともあったが、送信していない動
作信号に基づく動作を行ったことを主制御装置で認識す
ることができないものであった。更に、パチンコ遊技機
にあっては、パチンコ球の盤面落下に伴う静電気の発生
等により、ノイズが多い環境で使用されていると共に、
場合によっては、不正の目的でノイズをパチンコ遊技機
に送信することも行われ、このようなノイズ対策が求め
られていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、片方
向通信であるにもかかわらず、副制御装置が主制御装置
の予期しない動作を行った場合、あるいは主制御装置が
送信した動作信号に対応した動作を行わなかった場合
に、それらのことを異常として認識することを可能とし
て、ノイズ等の外乱による影響を検知可能にすることを
目的としたものである。
【0009】また特に、請求項2または3記載の発明で
は、副制御装置から主制御装置への送信が禁止され、か
つ静電気が原因するノイズ等が多い環境で使用され、そ
の上不正行為等による人為的ノイズもあり得るパチンコ
遊技機に応用することによって、ノイズ検知を可能にし
て、不正行為等を防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、片方向通
信先のエラー等検出装置に関するものであって、発信側
の制御装置と受信側の制御装置との2つの制御装置を有
していると共に、発信側から受信側に、動作信号及び制
御用の電流を供給可能に形成し、発信側に、制御用の電
流の変化検出装置を設け、更に発信側に、受信側に発信
した動作信号と変化検出装置での検出結果の対応手段を
有するように形成したことを特徴とする。
【0011】また請求項2記載の発明は、片方向通信先
のエラー等検出装置を用いたパチンコ遊技機に関するも
のであって、主制御装置と、この主制御装置からの動作
信号及び供給電流によって作動する副制御装置とを有し
ているパチンコ遊技機であって、主制御装置に、副制御
装置への供給電流の変化検出装置を設けると共に、主制
御装置に、副制御装置に発信した動作信号と変化検出装
置での検出結果の対応手段を有するように形成したこと
を特徴とする。
【0012】更に、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明の構成に加えて、副制御装置を、ランプ、スピ
ーカ、液晶等のような出力制御を行うように形成したこ
とを特徴とする。なおここで、対応手段とは、主制御装
置からの動作信号に対応した動作を、副制御装置からの
指示によって行われたか否かの対応関係を確認するため
の手段である。
【0013】具体的には、ランプ、スピーカ、液晶等が
特定の動作を行った場合には、その動作を行うために電
流値に変化が生じる。そこで、主制御装置から送信した
動作信号と変化検出装置によって検出された電流値の変
化とを対応させ、動作信号があったにもかかわらず電流
値変化がなかった場合、あるいは動作信号がなかったに
もかかわらず電流値変化があった場合には、これを異常
と認識するものである。
【0014】動作信号があったにもかかわらず電流値変
化がなかった場合とは、具体的には、主制御装置から動
作信号が送信されたにも係わらず、副制御装置から、ラ
ンプ、スピーカ、液晶等への動作信号が送信されなかっ
た場合、あるいは副制御装置から動作信号が送信された
にも係わらず、ランプ、スピーカ、液晶等が作動しなか
った場合が考えられる。いずれも何らかの異常が発生し
ていることとなる。またこのような異常発生の原因とし
て考えられるのは、故障の他に、外部ノイズあるいは静
電気等である。
【0015】また逆に、動作信号がなかったにもかかわ
らず電流値変化があった場合とは、具体的には、主制御
装置からの動作信号がないままに、副制御装置から動作
信号がランプ、スピーカ、液晶等に送信された場合であ
る。このような異常の原因としては、故障、外部ノイ
ズ、静電気等の他に、不正を行う目的で外部から異常電
流をパチンコ遊技機内部に流した場合も考えられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、図示
例と共に説明する。またここでは本発明をパチンコ遊技
機に応用した場合について説明することとする。なお、
図1は本発明の概略図であり、図2は実際に応用した場
合の回路図の一実施形態である。なお図1及び図2にお
いて、電流の流れを実線で、また動作信号の送信を鎖線
で表示した。
【0017】図1では、外部電源10から主制御装置2
0に電流が供給されている。更にこの主制御装置20に
供給された電流は、主制御装置20中に設けられた電流
値の変化検出装置21を介して副制御装置30に送信さ
れている。一方、主制御装置20からは、副制御装置3
0に動作信号40が送信されるようになっている。ま
た、主制御装置20には、副制御装置30に送信した動
作信号40と、変化検出装置21での検出結果の対応手
段22が設けてある。
【0018】ここで、例えば主制御装置20には、パチ
ンコ遊技機における遊技性を左右するようなメモリ、例
えば有利な条件でパチンコ遊技を行えるようにするため
の抽選手段、有利な条件とするための割数を設定するた
めの手段、適当な波を作るための手段、等が設けられて
いる。また、副制御装置30には、遊技性に直接関係し
ない部分、例えばランプ33、スピーカ34、液晶35
等のような出力制御を行うためのメモリが設けられてい
る。更に具体的には、例えば、ランプ33の点灯で説明
すると、「有利な条件でパチンコ遊技が行えるようにな
った」時の点灯順序を記憶したメモリ、「有利な条件が
終了した」時の点灯順序を記憶したメモリ、「入賞し
た」時の点灯順序を記憶したメモリ、等が記憶されてい
る。そして、主制御装置20から「有利な条件でパチン
コ遊技が行えるようになった」旨の動作信号40が送信
されると、その動作信号40を受けて、「有利な条件で
パチンコ遊技が行えるようになった」時の点灯順序を記
憶したメモリを呼び出し、その順序通りに点灯させるた
めの信号をランプ33に送信するものである。勿論、ラ
ンプ33の点灯以外にも、スピーカ34からの音楽の演
奏、あるいは液晶35画面への表示が、各場面毎にメモ
リされていて、主制御装置20からの動作信号40よっ
て呼び出され、出力されるものである。
【0019】また、対応手段22とは、主制御装置20
からの動作信号40に対応した動作を、副制御装置30
からの指示によって行われたか否かの対応関係を確認す
るための手段である。具体的には、ランプ33、スピー
カ34、液晶35等が特定の動作を行った場合には、そ
の動作を行うために電流値に変化が生じる。そこで、主
制御装置20から送信された動作信号40と変化検出装
置21による電流値の変化とを対応させ、動作信号40
があったにもかかわらず電流値変化がなかった場合、あ
るいは動作信号40がなかったにもかかわらず電流値変
化があった場合には、これを異常と認識するものであ
る。
【0020】動作信号40があったにもかかわらず電流
値変化がなかった場合とは、具体的には、主制御装置2
0から動作信号40が送信されたにも係わらず、副制御
装置30から、ランプ33、スピーカ34、液晶35等
への動作信号40が送信されなかった場合、あるいは副
制御装置30から動作信号40が送信されたにも係わら
ず、ランプ33、スピーカ34、液晶35等が作動しな
かった場合が考えられる。いずれも何らかの異常が発生
していることとなる。またこのような異常発生の原因と
して考えられるのは、故障の他に、外部ノイズあるいは
静電気等である。
【0021】また逆に、動作信号40がなかったにもか
かわらず電流値変化があった場合とは、具体的には、主
制御装置20からの動作信号40がないままに、副制御
装置30から動作信号40がランプ33、スピーカ3
4、液晶35等に送信された場合である。このような異
常の原因としては、故障、外部ノイズ、静電気等の他
に、不正を行う目的で外部から異常電流をパチンコ遊技
機内部に流した場合も考えられる。
【0022】ここで不正を行う目的で外部から異常電流
を流した場合とは、例えば電子ライターの着火時の電流
のように、異常高電圧の電流等であり、このような電流
はアースされる以前に副制御装置30に流れ、副制御装
置30が主制御装置20からの動作信号40であると認
識してしまうことがある。このようにして副制御装置3
0が主制御装置20からの動作信号40であると認識し
てしまった場合には、誤認した動作信号をランプ33、
スピーカ34、液晶35等に送信し、動作させてしまう
こととなる。一方、主制御装置20からは、このような
動作信号40が出されていない。ただ、ランプ33、ス
ピーカ34、液晶35等を動作させるに際しては、主制
御装置20から副制御装置30を介してランプ33、ス
ピーカ34、液晶35等に供給している電流値の変化
が、変化検出装置21で検出されることとなる。
【0023】従って、主制御装置20にとっては、動作
信号40を出していないにも係わらず、変化検出装置2
1での電流値変化があることから、対応手段22によっ
て、対応しないことが認識され、異常発生があったとさ
れるものである。次に、この図1に従って、実際の作動
を説明する。ここでは、まず最初に、主制御装置20か
らの動作信号40に対応して、ランプ33、スピーカ3
4、液晶35等が作動した場合である正しい作動につい
て説明し、次に、主制御装置20から動作信号40があ
ったにもかかわらず、ランプ33、スピーカ34、液晶
35等が作動しなかった場合、主制御装置20から動作
信号40がなかったにもかかわらず、ランプ33、スピ
ーカ34、液晶35等が作動した場合について、順次説
明する。
【0024】主制御装置20からの動作信号40に対応
して、ランプ33、スピーカ34、液晶35等が正しく
作動した場合について説明する。パチンコ遊技を行って
いる時には、主制御装置20に外部電源10から電流が
供給されていると共に、変化検出装置21を介して主制
御装置20から更に副制御装置30に電流が供給され、
この電流が、副制御装置30から、ランプ33、スピー
カ34、液晶35等に供給されている。
【0025】ここまでの説明は、以下の各場合について
共通である。このような状態で、主制御装置20から、
副制御装置30に対して動作信号40、例えば「有利な
条件になった」旨の信号が送信されたとする。すると、
副制御装置30では、この「有利な条件になった」旨の
動作信号40を受信し、「有利な条件になった」時のラ
ンプ33、スピーカ34、液晶35等の表示態様を副制
御装置30中のメモリから呼び出し、そのメモリに記憶
されている手順に従った動作信号40をランプ33、ス
ピーカ34、液晶35等に出力するものである。
【0026】すると、このようなメモリに記憶されてい
る手順に従ってランプ33、スピーカ34、液晶35等
の表示を行うための電流は、主制御装置20の変化検出
装置21、副制御装置30を順次介して、ランプ33、
スピーカ34、液晶35等に供給されることとなる。す
ると、主制御装置20からの供給電流が、従前の供給電
流に対して、ランプ33、スピーカ34、液晶35への
表示等が、「有利な条件になった」時の表示態様を示す
ために変化することとなる。ここで、液晶35への供給
電流の変化は少ないものの、ランプ33、スピーカ34
等への供給電流の変化は大きなものとして検出される。
【0027】この変化は、主制御装置20の変化検出装
置21で検出されることとなる。さらに、主制御装置2
0では、送信した動作信号40と、変化検出装置21か
らの変化信号とを対応させ、上記例では、動作信号40
が送信された後に、動作信号40に対応した動作を実行
するための電流変化があったことが対応手段22によっ
て確認されるので、動作信号40に対応した動作が正し
く実行されたとして認識する。
【0028】次に、主制御装置20から動作信号40が
あったにもかかわらず、ランプ33、スピーカ34、液
晶35等が作動しなかった場合について説明する。主制
御装置20から、副制御装置30に対して動作信号4
0、例えば「有利な条件になった」旨の信号が送信され
たとする。すると、副制御装置30では、この「有利な
条件になった」旨の動作信号40を受信し、「有利な条
件になった」時のランプ33、スピーカ34、液晶35
等の表示態様を副制御装置30中のメモリから呼び出
し、そのメモリに記憶されている手順に従って、動作信
号40をランプ33、スピーカ34、液晶35等に出力
するものである。
【0029】ここでは、メモリに記憶されている手順に
従った動作信号40に対応する動作をランプ33、スピ
ーカ34、液晶35等が実行しなかったとする。このよ
うなときには、主制御装置20からの供給電流が、「有
利な条件になった」時の表示態様を示すために変化する
はずのところを、変化しなかったこととなる。
【0030】即ち、供給電流の変化が主制御装置20の
変化検出装置21で検出されないこととなる。すると、
主制御装置20では、送信した動作信号40と、変化検
出装置21からの変化信号とを対応させようとするもの
の、上記例では、動作信号40が送信された後に、動作
信号40に対応した動作を実行するための電流変化がな
かったことが対応手段22によって確認されるので、動
作信号40に対応した動作が実行されなかったとして認
識される。即ち、何らかの異常が発生したものである。
【0031】原因としては、故障、静電気、あるいは外
部ノイズ等によって、主制御装置20からの動作信号4
0が副制御装置30に送信されなかった場合、副制御装
置30からの動作信号40がランプ33、スピーカ3
4、液晶35等に送信されなかった場合、動作信号40
がランプ33、スピーカ34、液晶35等に送信された
ものの、作動しなかった場合、が考えられる。
【0032】ただいずれの場合についても、異常である
ことから、対応手段22によって、全ての場合を異常と
して認識するものである。またこのような異常が生じた
場合には、異常が生じた旨を、外部に出力できるよう形
成することが望ましい。最後に、主制御装置20から動
作信号40がなかったにもかかわらず、ランプ33、ス
ピーカ34、液晶35等が作動した場合について説明す
る。
【0033】主制御装置20からは何らの動作信号40
を送信していないにも係わらず、副制御装置30が主制
御装置20からの動作信号40であると間違えて、例え
ば「有利な条件になった」旨の信号として誤受信したと
する。すると、副制御装置30では、この「有利な条件
になった」旨の誤った動作信号40を受信し、「有利な
条件になった」時のランプ33、スピーカ34、液晶3
5等の表示態様を副制御装置30中のメモリから呼び出
し、そのメモリに記憶されている手順に従って、動作信
号40をランプ33、スピーカ34、液晶35等に出力
するものである。
【0034】すると、このようなメモリに記憶されてい
る手順に従ってランプ33、スピーカ34、液晶35等
の表示を行うための電流は、主制御装置20の変化検出
装置21、副制御装置30を順次介して、ランプ33、
スピーカ34、液晶35等に供給されることとなる。す
ると、主制御装置20からの供給電流が、従前の供給電
流に対して、ランプ33、スピーカ34、液晶35への
表示等が、「有利な条件になった」時の表示態様を示す
ために変化することとなる。
【0035】この変化は、主制御装置20の変化検出装
置21で検出されることとなる。すると、主制御装置2
0では、動作信号40を送信していないにも係わらず、
変化検出装置21からの変化信号では、「有利な条件に
なった」時に示す電流値変化を検出することとなる。こ
れらを対応手段22によって対応させた結果、主制御装
置20では、動作信号40を送信しなかったにも係わら
ず、変化検出装置21からの変化信号が検出されたこと
から、何らかの異常が発生したことを認識するものであ
る。
【0036】原因としては、故障、静電気、あるいは外
部ノイズ等が副制御装置30に流れてしまったことが考
えられる。ただ、この他にも、不正を行う目的で外部か
ら異常電流をパチンコ遊技機内部に流した場合も考えら
れる。ここで不正を行う目的で外部から異常電流を流し
た場合とは、例えば電子ライターの着火時の電流のよう
に、異常高電圧の電流等であり、このような電流はアー
スされる以前に副制御装置30に流れ、副制御装置30
が主制御装置20からの動作信号40であると認識して
しまうことがある。このような場合にも、結果として異
常が認識されるものである。
【0037】ただいずれの場合についても、異常である
ことから、対応手段22によって、全ての場合を異常と
して認識するものである。またこのような異常が生じた
場合には、異常が生じた旨を、外部に出力できるよう形
成しておくことが望ましい。特に、不正を行ったことが
考えられる異常であることから、パチンコ遊技店の店員
に知らせることができるようにすることが望ましい。
【0038】次に、図2に従って、本発明の実際の使用
例を説明する。全体は、発信側の制御装置と受信側の制
御装置との2つの制御装置を有していると共に、発信側
から受信側に、動作信号及び制御用の電流を供給可能に
形成してある。また制御用の電流は、外部電源10から
供給されるものである。発信側の制御装置としての主制
御装置20には、メインCPU23の他に、変化検出装
置21が設けてある。この変化検出装置21は、抵抗2
4及びトランジスタ25から構成され、供給電流値が一
定以下となった場合、メインCPU23への入力が0に
なるように形成されている。またここで、供給電流値が
一定以下となった場合の具体的数値は、抵抗24の大き
さによって、決定することが可能である。
【0039】またメインCPU23には、主制御装置2
0からの動作信号40と、変化検出装置21からの出力
とを対応させるため対応手段22が設けてあると共に、
パチンコ遊技機における遊技性を左右するようなメモ
リ、例えば有利な条件でパチンコ遊技を行えるようにす
るための抽選手段、有利な条件とするための割数を設定
するための手段、適当な波を作るための手段、等が設け
られている。
【0040】また受信側の制御装置である副制御装置3
0には、サブCPU32の他に、ランプ33、スピーカ
34、液晶35等に出力するためのスイッチボックス3
1を有している。さらにこのスイッチボックス31から
は、ランプ33、スピーカ34、液晶35に電流が供給
できるように形成されている。またサブCPU32に
は、遊技性に直接関係しない部分、例えばランプ33、
スピーカ34、液晶35等に出力制御を行うためのメモ
リが設けられている。更に具体的には、例えば、ランプ
33の点灯で説明すると、「有利な条件でパチンコ遊技
が行えるようになった」時の点灯順序を記憶したメモ
リ、「有利な条件が終了した」時の点灯順序を記憶した
メモリ、「入賞した」時の点灯順序を記憶したメモリ、
等が記憶されている。
【0041】そして、メインCPU23からの動作信号
40と、変化検出装置21からの変化信号とによって、
主制御装置20からの動作信号40に一致した動作をラ
ンプ33、スピーカ34、液晶35等が行ったことを確
認するものである。なお、通常のパチンコ遊技において
は、例えば「有利な条件になった」時等には、液晶の表
示を変化させると共に、音楽、光によるディスプレィ等
が行われるので、電流値の変化を認識することが容易で
ある。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、片方向通信であるにもかかわらず、
副制御装置が主制御装置の予期しない動作を行った場
合、あるいは主制御装置が送信した動作信号に対応した
動作を行わなかった場合に、それらのことを異常として
認識することを可能として、ノイズ等の外乱による影響
の検知を可能としたものである。
【0043】また特に、請求項2または3記載の発明で
は、副制御装置から主制御装置への送信が禁止され、か
つ静電気が原因するノイズ等が多い環境で使用され、そ
の上不正行為等による人為的ノイズもあり得るパチンコ
遊技機に応用することによって、ノイズ検知を可能にし
て、不正行為等を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】作動を説明するための概略図である。
【図2】実際に応用した場合の回路図の一実施形態であ
る。
【符号の説明】
10 外部電源 20 主制御装置 21 変化検出装置 22 対応手段 23 メインCPU 24 抵抗 25 トランジスタ 30 副制御装置 31 スイッチボック
ス 32 サブCPU 33 ランプ 34 スピーカ 35 液晶 40 動作信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信側の制御装置と受信側の制御装置と
    の2つの制御装置を有していると共に、 発信側から受信側に、動作信号及び制御用の電流を供給
    可能に形成し、 発信側に、制御用の電流の変化検出装置を設け、 更に発信側に、受信側に発信した動作信号と変化検出装
    置での検出結果の対応手段を有するように形成したこと
    を特徴とする片方向通信先のエラー等検出装置。
  2. 【請求項2】 主制御装置と、この主制御装置からの動
    作信号及び供給電流によって作動する副制御装置とを有
    しているパチンコ遊技機であって、 主制御装置に、副制御装置への供給電流の変化検出装置
    を設けると共に、 主制御装置に、副制御装置に発信した動作信号と変化検
    出装置での検出結果の対応手段を有するように形成した
    ことを特徴とする片方向通信先のエラー等検出装置を用
    いたパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】 副制御装置を、ランプ、スピーカ、液晶
    等のような出力制御を行うように形成したことを特徴と
    する請求項2記載の片方向通信先のエラー等検出装置を
    用いたパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003325751A (ja) * 2002-02-06 2003-11-18 Yamasa Kk スロットマシン
JP2011152277A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Heiwa Corp 遊技機

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