JP2000215929A - 接地用インサ―ト - Google Patents

接地用インサ―ト

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JP2000215929A
JP2000215929A JP11017152A JP1715299A JP2000215929A JP 2000215929 A JP2000215929 A JP 2000215929A JP 11017152 A JP11017152 A JP 11017152A JP 1715299 A JP1715299 A JP 1715299A JP 2000215929 A JP2000215929 A JP 2000215929A
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JP
Japan
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metal
insert
bottom plate
honeycomb core
metal wire
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JP11017152A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Okubo
充 大久保
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハニカムコアとの間の導通が温度変化・振動
衝撃印加等に対し安定している金属インサートを得る。 【解決手段】 アルミハニカムコアに電気的に接続され
た底板と金属インサートが、バネ性のある金属ワイヤス
ポンジを介して端面にてある一定の圧力を保ったまま接
続されるため、温度変化・振動衝撃印加等に対し安定し
た導通経路を得ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハニカムサンド
イッチ板に設けた接地用の金属インサートのハニカムコ
アとの導通の安定化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の接地用インサートの一例を
示した断面図である。図において、1はハニカムサンド
イッチ板の表皮、2は金属ハニカムコア、3は例えばア
ルミ合金製の金属インサート、4は底板、5は充填剤、
6は導電性接着剤、7は下穴である。
【0003】例えば、人工衛星の構造体として使用され
るハニカムサンドイッチ板は、軌道上において太陽光が
人工衛星に照たらない蝕中に人工衛星の表面に溜まる電
荷により放電現象が起こることを防止するために、全て
の導電部を人工衛星の接地点(グランド)に電気的に接
続する必要がある。また、人工衛星に限らず、ハニカム
サンドイッチ板に電子機器を搭載する際に搭載した電子
機器の種類によっては、電子機器の動作の安定をはかる
ために、ハニカムサンドイッチ板を接地してその電位を
安定させる必要がある。従来、ハニカムサンドイッチ板
に接地点を設けるために用いられている技術には以下に
示すものがあった。すなわち、金属インサート3挿入前
に導電性接着剤6aを塗布した底板4を下穴7に挿入
し、金属インサート3の底面に導電性接着剤6bを塗布
して金属インサート3を下穴7に挿入し、金属インサー
ト3の周囲に充填剤5を注入した後に、充填剤5及び導
電性接着剤6を硬化することにより金属インサート3は
ハニカムサンドイッチ板に固定し、かつ金属インサート
3と金属ハニカムコア2が電気的に接続していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の接地用インサー
ト3は、以上のように導電性接着剤6そのものを通電の
経路として金属ハニカムコア2と電気的に接続されてい
たために、導電性接着剤6の広がり形状により、金属ハ
ニカムコア2との間の導通が温度変化等に対して不安定
となってしまうという課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、温度変化・振動衝撃印加等が生じ
ても、金属ハニカムコアに安定して電気的に接続されて
いる接地用インサートを得るためになされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による接地用
インサートは、金属インサート3と底板4の間に金属ワ
イヤスポンジを挿入して金属インサート3と底板4及び
金属ハニカムコア2の間に電気的接続の経路を設けたも
のである。
【0007】第2の発明による接地用インサートは、金
属インサート3と底板4の間に挿入した金属ワイヤスポ
ンジに導電性接着剤6を含浸して金属インサート3と底
板4及び金属ハニカムコア2の間の電気的接続を確実な
らしめたものである。
【0008】第3の発明による接地用インサートは、金
属ワイヤスポンジ8を円筒アプリケータ9を使用して圧
縮状態で下穴7に挿入して金属インサート3と底板4及
び金属ハニカムコア2の間の電気的接続を確実ならしめ
たものである。
【0009】第4の発明による接地用インサートは、導
電性接着剤6を含浸した金属ワイヤスポンジ8を円筒の
アプリケータ9を使用して圧縮状態で下穴7に挿入して
金属インサート3と底板4及び金属ハニカムコア2の間
の電気的接続を確実ならしめたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示した断面図、8は例えばステンレス製
の金属ワイヤスポンジ、図2は金属ワイヤスポンジの形
状を示した外観図である。
【0011】上記に示す接地用インサートにおいて、金
属ワイヤスポンジ8の長さは金属インサート3と底板4
との間の距離よりわずかに大きくしてある。そのため、
金属インサート3と表皮1とを接着固定することにより
金属ワイヤスポンジ8が金属インサート3及び底板4に
常に押し付けられ、金属インサート3と底板4の間の導
通経路ができ、導電性接着剤6により金属ハニカムコア
2に電気的に接続された底板4を介して金属インサート
3と金属ハニカムコア2の間に導通経路が保たれる。
【0012】以上のとおり、この発明では金属ハニカム
コア2に電気的に接続された底板4と金属インサート3
が、バネ性のある金属ワイヤスポンジ8を介して端面に
てある一定の圧力を保ったまま接続されるため、温度変
化・振動衝撃印加等に対し安定した導通経路を得ること
が可能である。
【0013】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示した断面図であり、図において、6bは金属ワ
イヤスポンジ8に含浸された導電性接着剤である。
【0014】上記に示す接地用インサートにおいて、金
属ワイヤスポンジ8は含浸された導電性接着剤6bによ
り金属インサート3及び底板4に電気的に接続され、金
属インサート3と底板4の間の導通経路ができ、導電性
接着剤6aにより金属ハニカムコア2に電気的に接続さ
れた底板4を介して金属インサート3と金属ハニカムコ
ア2の間に導通経路が保たれる。
【0015】以上のとおり、この発明では金属ハニカム
コア2に電気的に接続された底板4と金属インサート3
が、バネ性のある金属ワイヤスポンジ8を間に挟んで導
電性接着剤6で電気的に接続されるため、温度変化・振
動衝撃印加等に対し安定した導通経路を得ることが可能
である。
【0016】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3を示した断面図で、図4(a)は金属ワイヤスポン
ジ8を下穴7に挿入する方法を示す図、図4(b)は動
作時を示す図である。9は金属ワイヤスポンジ8を下穴
7に挿入する際に使用する円筒アプリケータである。
【0017】上記に示す接地用インサートにおいて、金
属ワイヤスポンジ8の長さは金属インサート3と底板4
との間の距離よりわずかに大きく、さらに金属ワイヤス
ポンジ8の直径は下穴7の直径より大きくしてあるが、
円筒アプリケータ9を使用することにより金属ワイヤス
ポンジ8を下穴7に挿入することが可能となる。下穴7
の中に金属ワイヤスポンジ8を挿入した後、アプリケー
タ9を下穴7より抜き取ることにより金属ワイヤスポン
ジ8は、図4(c)に示すように、下穴7により金属ハ
ニカムコア2中にできた空間に広がり、金属ワイヤスポ
ンジ8と金属ハニカムコア2が接触している状態が生成
される。さらに、金属インサート3を下穴7に挿入して
表皮2と金属インサート3とを接着固定することにより
金属ワイヤスポンジ8が金属ハニカムコア2、金属イン
サート3及び底板4に常に押し付けられ、金属インサー
ト3と金属ハニカムコア2の間に直接の導通経路が保た
れることに加え、導電性接着剤6aにより金属ハニカム
コア2に電気的に接続された底板4を介した間接的な導
通経路が保たれる。
【0018】以上のとおり、この発明では金属ハニカム
コア2に電気的に接続された底板4、金属ハニカムコア
2及び金属インサート3が、バネ性のある金属ワイヤス
ポンジ8を介して端面にてある一定の圧力を保ったまま
接続されるため、温度変化・振動衝撃印加等に対し安定
した導通経路を得ることが可能である。
【0019】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4を示した断面図で、図5(a)は金属ワイヤスポン
ジ8を下穴7に挿入する方法を示す図、図5(b)は動
作時を示す図である。
【0020】上記に示す接地用インサートにおいては実
施の形態3と同じく、金属ワイヤスポンジ8が金属ハニ
カムコア2、金属インサート3及び底板4に常に押し付
けられた状態が保たれるのに加え、金属ワイヤスポンジ
8に含浸された導電性接着剤6bにより金属ワイヤスポ
ンジ8が金属ハニカムコア2、金属インサート3及び底
板4に接着されることにより信頼性の高い導通経路を設
けることができる。
【0021】以上のとおり、この発明では金属ハニカム
コア2に電気的に接続された底板4、金属ハニカムコア
2及び金属インサート3が、バネ性のある金属ワイヤス
ポンジ8を介して導電性接着剤6により電気的に接続さ
れるため、温度変化・振動衝撃印加等に対し安定した導
通経路を得ることが可能である。
【0022】
【発明の効果】第1の発明によれば、金属ハニカムコア
に電気的に接続された底板と金属インサートが、バネ性
のある金属ワイヤスポンジを介して端面にてある一定の
圧力を保ったまま接続することにより、温度変化・振動
衝撃印加等に対し安定した導通経路を得ることが可能で
ある。
【0023】第2の発明によれば、金属ハニカムコアに
電気的に接続された底板と金属インサートが、バネ性の
ある金属ワイヤスポンジを間に挟んで導電性接着剤で電
気的に接続することにより、温度変化・振動衝撃印加等
に対し安定した導通経路を得ることが可能である。
【0024】第3の発明によれば、金属ハニカムコアに
電気的に接続された底板、金属ハニカムコア及び金属イ
ンサートが、バネ性のある金属ワイヤスポンジを介して
端面にてある一定の圧力を保ったまま接続することによ
り、温度変化・振動衝撃印加等に対し安定した導通経路
を得ることが可能である。
【0025】第4の発明によれば、金属ハニカムコアに
電気的に接続された底板、金属ハニカムコア及び金属イ
ンサートが、バネ性のある金属ワイヤスポンジを介して
導電性接着剤により電気的に接続することにより、温度
変化・振動衝撃印加等に対し安定した導通経路を得るこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による接地用インサートの実施の形
態1を示す図である。
【図2】 金属ワイヤスポンジの形状を示した外観図で
ある。
【図3】 この発明による接地用インサートの実施の形
態2を示す図である。
【図4】 この発明による接地用インサートの実施の形
態3を示す図である。
【図5】 この発明による接地用インサートの実施の形
態4を示す図である。
【図6】 従来の接地用インサートを示す図である。
【符号の説明】
1 ハニカムサンドイッチ板の表皮、2 金属ハニカム
コア、3 金属インサート、4 底板、5 充填剤、6
導電性接着剤、7 下穴、8 金属ワイヤスポンジ、
9 円筒アプリケータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ハニカムコアと薄板表皮より構成さ
    れるハニカムサンドイッチ板に付設された金属インサー
    トにおいて、上記ハニカムサンドイッチ板に開けた下穴
    の中の、上記金属ハニカムコアと上記金属インサートと
    の間に、金属ワイヤスポンジを設けたことを特徴とする
    接地用インサート。
  2. 【請求項2】 上記金属ワイヤスポンジに導電性接着剤
    を含浸したことを特徴とする請求項1記載の接地用イン
    サート。
  3. 【請求項3】 上記金属ワイヤスポンジが圧縮された状
    態で保持されたことを特徴とする請求項1記載の接地用
    インサート。
  4. 【請求項4】 上記金属ワイヤスポンジに導電性接着剤
    を含浸し、当該金属ワイヤスポンジを円筒のアプリケー
    タを用いて圧縮状態で上記下穴に挿入したことを特徴と
    する請求項1記載の接地用インサート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009512822A (ja) * 2005-10-19 2009-03-26 エアバス ドイチェランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ハニカムコアを有するサンドイッチ部材用インサート
CN104540345A (zh) * 2014-12-09 2015-04-22 中国科学院上海技术物理研究所 一种防静电的金属蜂窝芯复合材料箱体结构
CN107053080A (zh) * 2017-06-19 2017-08-18 江西洪都航空工业集团有限责任公司 一种蜂窝夹层板镶嵌件安装的压紧工装及工艺
WO2018100721A1 (ja) * 2016-12-01 2018-06-07 三菱電機株式会社 パネル加工方法、パネルおよびパネル加工装置

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