JP2000215837A - 試料ホルダ - Google Patents

試料ホルダ

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JP2000215837A
JP2000215837A JP11014628A JP1462899A JP2000215837A JP 2000215837 A JP2000215837 A JP 2000215837A JP 11014628 A JP11014628 A JP 11014628A JP 1462899 A JP1462899 A JP 1462899A JP 2000215837 A JP2000215837 A JP 2000215837A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料を大気に曝すことのない試料ホルダの提
供 【解決手段】 内側にホルダ軸通過孔2aが形成された
ホルダ筒2と前記ホルダ軸通過孔2aと連通する気密室
Aが形成され気密室形成部材3とを有するホルダ軸支持
ケース1と、試料保持部9bが試料Sの観察時に前記ホ
ルダ筒2の前端から突出する前端位置と前記試料保持部
9bが前記気密室A内に配置される後端位置との間で移
動可能なホルダ軸9と、前記試料保持部9bが前記後端
位置に移動したときに前記ホルダ軸9と一体的に回転可
能な回転部材7と、前記回転部材7と連動して、前記ホ
ルダ軸通過孔2a内と前記気密室A内とを気密に遮断す
る遮断位置と前記試料保持部9bの移動に障害とならな
い退避位置との間で回動する開閉弁14と、流体流入排
出用配管18が連結される配管連結部材17とから構成
される試料ホルダH。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気に曝されると
変質する試料を保持する試料ホルダに関する。本発明の
試料ホルダは、試料面に蒸着等の加工を施した試料を、
電子顕微鏡の試料ステージ等に大気に曝すことなく搬送
する際に使用される。
【0002】
【従来の技術】試料ホルダとしては、従来下記の技術
(J01)が知られている。 (J01)(図5、図6に示す技術)図5は従来の試料ホ
ルダが装着された透過型電子顕微鏡の縦断面図である。
図6は従来の試料ホルダの拡大説明図である。図5にお
いて、透過型電子顕微鏡01は、内部を真空に保持され
た鏡筒02を有し、鏡筒02上端に電子銃03が設けら
れている。鏡筒02下端部には、観察窓04および、実
線で示す観察位置と二点鎖線で示す退避位置との間で移
動可能な蛍光板05が設けられている。また、前記蛍光
板05の下方には電子顕微鏡画像を撮影するためのフィ
ルムFを撮影位置に配置するための装置が配置されてい
る。前記電子銃03の下方には電子線集束用の集束レン
ズ07が配置され、前記蛍光板05の上方には拡大結像
用の結像レンズ08が配置されている。そして、前記集
束レンズ07および結像レンズ08の間にはゴニオステ
ージGs、ゴニオメータGm、および試料ホルダHが設け
られている。図6において、前記試料ホルダHは、中間
部分に設けられたホルダ筒011と、前記ホルダ筒01
1の後端に設けられた取手012と、前記ホルダ筒01
1の先端に設けられた板状の試料取付部013とを有し
ている。前記ホルダ筒011には、前記透過型電子顕微
鏡01のゴニオメータGmに装着された際、前記透過型
電子顕微鏡01内を気密に保持するためのOリング01
4,014が装着されている。前記試料取付部013に
は、試料収容孔013aおよび前記試料取付部013を
上下方向に貫通するビーム通過孔013bが形成されて
おり、前記試料収容孔013aには試料Sが保持されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(前記(J01)の問題
点)前記従来技術(J01)では、前記大気中でない場所
で加工(蒸着等)した試料Sを試料ホルダHで保持して
前記透過型電子顕微鏡等の観察位置まで搬送する間、前
記試料Sは大気に曝されてしまう。したがって、大気に
曝されると変質してしまうような試料Sの移動を行う場
合には前記従来の試料ホルダHは使用できないという問
題がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑み、下記(O01)
の記載内容を課題とする。(O01)試料を大気に曝すこ
とのない試料ホルダの提供。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決し
た本発明を説明するが、本発明の説明において本発明の
構成要素の後に付記したカッコ内の符号は、本発明の構
成要素に対応する後述の実施例の構成要素の符号であ
る。なお、本発明を後述の実施例の構成要素の符号と対
応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするた
めであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではな
い。
【0006】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明の試料ホルダは下記の要件を備えたこ
とを特徴とする、(A01)内側にホルダ軸通過孔(2
a)が形成された前後に延びるホルダ筒(2)と、前記
ホルダ筒(2)の後端部に設けられて内側に前記ホルダ
軸通過孔(2a)と連通する気密室(A)が形成され且
つ前記ホルダ軸通過孔(2a)と同軸のホルダ軸貫通孔
(3d)が後端部に設けられた気密室形成部材(3)と
を有するホルダ軸支持ケース(1)、(A02)前端部に
設けられた試料保持部(9b)と後端部に設けられた操
作部(9a)とを有し、中間部が円筒状外側面を有する
ホルダ軸(9)であって、前記中間部が前記ホルダ軸貫
通孔(3d)を貫通し、前記操作部(9a)が前記気密室
(A)の外部に配置されるとともに、前記ホルダ筒
(2)の中心軸線であるホルダ軸線(L)に沿って前記
試料保持部(9b)が試料(S)の観察時に前記ホルダ
筒(2)の前端から突出する前端位置と前記試料保持部
(9b)が前記気密室(A)内に配置される後端位置と
の間で移動可能な前記ホルダ軸(9)、(A03)前記ホ
ルダ軸貫通孔(3d)内に気密に且つ回転可能に支持さ
れて前記ホルダ軸貫通孔(3d)と同軸のホルダ軸支持
孔(7d)が形成された回転部材(7)であって、前記
ホルダ軸(9)中間部を前記ホルダ軸支持孔(7d)に
より気密でスライド可能且つ回転可能に支持し、前記ホ
ルダ軸(9)の試料保持部(9b)が前記後端位置に移
動したときに前記ホルダ軸(9)と一体的に回転可能な
前記回転部材(7)、(A04)前記回転部材(7)と連
動して、前記ホルダ軸線(L)上に移動し前記ホルダ軸
通過孔(2a)内と前記気密室(A)内とを気密に遮断
する遮断位置と、前記ホルダ軸線(L)上から前記試料
保持部(9b)の移動に障害とならない退避位置との間
で回動する開閉弁(14)、(A05)前記気密室(A)
内への流体の流入または排出を行うための流体流入排出
用配管(18)が連結される配管連結部材(17)。
【0007】(第1発明の作用)前述の特徴を備えた第
1発明の試料ホルダでは、ホルダ軸支持ケース(1)の
気密室形成部材(3)のホルダ軸貫通孔(3d)には回
転部材(7)が気密に且つ回転可能に支持される。前記
回転部材(7)のホルダ軸支持孔(7d)により前記ホ
ルダ軸(9)の中間部が気密でホルダ筒(2)の中心軸
線であるホルダ軸線(L)に沿ってスライド可能且つ回
転可能に支持される。配管連結部材(17)には前記気
密室形成部材(3)の気密室(A)内への流体の流入ま
たは排出を行うための流体流入排出用配管(18)が連
結される。
【0008】大気中でない場所で加工した試料(S)
を、大気に曝されない状態で前記ホルダ軸(9)の試料
保持部(9b)に試料(S)を保持した後、前記ホルダ
軸(9)の操作部(9a)を操作して試料保持部(9b)
を後端位置に移動させ、前記試料保持部(9b)を気密
室(A)内に配置する。この状態で、前記ホルダ軸
(9)を回転させると、前記回転部材(7)が前記ホル
ダ軸(9)と一体的に回転する。前記回転部材(7)が
回転すると、前記回転部材(7)と連動する開閉弁(1
4)が遮断位置に回動して、前記ホルダ筒(2)のホル
ダ軸通過孔(2a)内と前記気密室(A)内とを気密に
遮断する。前記流体流入排出用配管(18)から前記気
密室(A)内の流体を排出して前記気密室(A)内を真
空にする。この状態で試料ホルダ(H)を大気中で移動
しても前記試料(S)は大気に曝されず変質しない。ま
た、たとえば、前記流体流入排出用配管(18)から前
記気密室(A)内へ試料(S)に変質等の影響を与えな
い流体を流入させて前記試料(S)を気密室(A)内に
密封し且つ前記流体を満たした状態で第1発明の試料ホ
ルダ(H)を大気中で移動しても前記試料(S)は大気
に曝されず変質しない。
【0009】前記試料ホルダ(H)を大気中で移動させ
て、たとえば、電子顕微鏡の試料ステージ等に装着した
後、前記ホルダ軸(9)を回転させて、前記回転部材
(7)を回転させ、前記開閉弁(14)を退避位置に回
動させる。前記試料保持部(9b)を前端位置に移動さ
せて前記ホルダ筒(2)の前端から前記試料保持部(9
b)を突出させると、前記試料(S)は顕微分析作業を
行う位置に配置される。
【0010】(第2発明)前記課題を解決するために、
本出願の第2発明の試料ホルダは下記の要件を備えたこ
とを特徴とする、(B01)内側にホルダ軸通過孔(2
a)が形成された前後に延びるホルダ筒(2)と、前記
ホルダ筒(2)の後端部に設けられて内側に前記ホルダ
軸通過孔(2a)と連通する気密室(A)が形成され且
つ前記ホルダ軸通過孔(2a)と同軸のホルダ軸支持孔
(3d′)が後端部に設けられた気密室形成部材(3)
とを有するホルダ軸支持ケース(1)、(B02)前端部
に設けられた試料保持部(9b)と後端部に設けられた
操作部(9a)とを有し、中間部が円筒状外側面を有す
るホルダ軸(9)であって、前記中間部が前記ホルダ軸
支持孔(3d′)により気密でスライド可能に支持さ
れ、前記操作部(9a)が前記気密室(A)の外部に配
置されるとともに、前記ホルダ筒(2)の中心軸線であ
るホルダ軸線(L)に沿って前記試料保持部(9b)が
試料(S)の観察時に前記ホルダ筒(2)の前端から突
出する前端位置と前記試料保持部(9b)が前記気密室
(A)内に配置される後端位置との間で移動可能な前記
ホルダ軸(9)、(B03)前記気密室(A)内への流体
の流入を行うための流体流入用配管(18′)が連結さ
れる配管連結部材(17)。
【0011】(第2発明の作用)前述の特徴を備えた第
2発明の試料ホルダでは、ホルダ軸支持ケース(1)の
気密室形成部材(3)のホルダ軸支持孔(3d′)によ
り前記ホルダ軸(9)の中間部が気密でホルダ筒(2)
の中心軸線であるホルダ軸線(L)に沿ってスライド可
能に支持される。配管連結部材(17)には前記気密室
形成部材(3)の気密室(A)内への流体の流入を行う
ための流体流入用配管(18′)が連結される。前記流
体流入用配管(18′)から前記気密室(A)内へ流体
を流入させ続けて前記ホルダ支持ケースの気密室(A)
内およびホルダ軸(9)のホルダ軸通過孔(2a)内を
流体で満たされている状態にする。
【0012】大気中でない場所で加工された試料(S)
を、大気に曝されない状態でホルダ軸(9)の試料保持
部(9b)に固定し、前記ホルダ軸(9)の操作部(9
a)を操作して試料保持部(9b)を後端位置に移動させ
て、前記試料保持部(9b)を流体で満たされている気
密室(A)内に配置する。この状態で、第2発明の試料
ホルダ(H)を大気中で移動しても前記試料(S)は大
気に曝されず変質しない。
【0013】
【発明の実施の形態】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施の形
態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の
実施例に限定されるものではない。なお、以後の説明の
理解を容易にするために、図面において、前後方向をX
軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向と
し、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向また
は示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、
下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側と
する。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたも
のは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中
に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢
印を意味するものとする。
【0014】(実施例1)図1は本発明の実施例1の試
料ホルダの縦断面図で、前記試料ホルダのホルダ筒から
試料を保持する試料保持部が突出した状態を示す図であ
る。図2は前記試料ホルダの縦断面図で、前記試料保持
部が前記試料ホルダの気密室内に配置された状態を示す
図である。図3は前記試料ホルダの要部拡大図である。
図1において、試料ホルダHのホルダ軸支持ケース1
は、ホルダ筒2と前記ホルダ筒2の後端部(−X端部)
に気密に連結された気密室形成部材3とを有している。
前記ホルダ筒2の内側には、ホルダ軸通過孔2aが形成
されている。前記ホルダ筒2の外周で前端部(X端部)
には2個のOリング収容溝2b,2bが形成されており、
前記2個のOリング収容溝2bの間には、排気孔2c,2
cが形成されている。前記ホルダ筒2の前端には前記ホ
ルダ軸通過孔2aの内径よりも小さな内径を有する試料
保持部突出口2dが形成されている。前記Oリング収容
溝2b,2bにはOリング4,4が収容されている。
【0015】図1、図3において、前記気密室形成部材
3の内側には気密室Aが設けられている。また、前記気
密室形成部材3の前端側の壁には、ホルダ筒嵌合孔3a
が形成されており、ホルダ筒嵌合孔3aの前記気密室A
側の縁には弁座3bが設けてある。前記ホルダ筒嵌合孔
3aには、前記ホルダ筒2の後端部が嵌合して固定され
ており、前記ホルダ筒2のホルダ軸通過孔2aと前記気
密室形成部材3の気密室Aとが連通する。図1、図3に
おいて、前記気密室形成部材3の側面には流体流入排出
用孔3cが形成されており、前記ホルダ筒2の中心軸線
であるホルダ軸線Lに沿って前記気密室形成部材3の後
端部には、ホルダ軸貫通孔3dが形成されている。前記
ホルダ軸貫通孔3dは、前側(X側)の前側大径孔3d1
と後側(−X側)の後側小径孔3d2とを有している。前
記後側小径孔3d2の後端側(−X端側)には、Oリング
収容孔3e(図3参照)が形成されている。図3におい
て、前記Oリング収容孔3eにはOリング5が収容され
ており、前記Oリング5は前記気密室形成部材3の後端
面に固定されているプレート6によって脱落しないよう
に保持されている。前記プレート6の中心部にはホルダ
軸貫通孔6aが形成されている。
【0016】図1〜図3において、前記前側大径孔3d1
には、回転部材7の円筒部7aの外周面が回転可能に支
持されている。前記円筒部7aの外周面にはOリング8
が収容されるOリング収容溝が形成されている。前記円
筒部7aの中間部にはフランジ部7bが形成されており、
前記フランジ部7bは前記前側大径孔3d1の前端の開口
部外周縁に当接して、前記回転部材7の後方(−X方)
への移動を制限している。前記回転部材7の前端部には
かさ歯車7cが形成されている。図1、図2において、
前記回転部材7の内側には前記ホルダ軸線Lに沿って前
記回転部材7の前端および後端を貫通するホルダ軸支持
孔7dが形成されており、前記ホルダ軸支持孔7dの前端
側(−X端側)には、ピン係止溝7e,7eが形成されて
いる。
【0017】図1、図2において、前記ホルダ軸支持孔
7d、前記プレート6のホルダ軸貫通孔6aおよび前記気
密室形成部材3のホルダ軸貫通孔3dには、ホルダ軸9
が前記ホルダ軸線L上に沿って前記ホルダ筒2のホルダ
軸通過孔2aおよび前記気密室A内をスライド且つ軸周
りに回転可能に支持されている。前記ホルダ軸9の中間
部は円筒状外側面を有し、前記気密室Aの外部に配置さ
れる前記ホルダ軸9の後端部には操作部9aが装着され
ており、前記ホルダ軸通過孔2aおよび前記気密室A内
を移動可能に配置される前端部には板状の試料保持部9
bが形成されている。前記試料保持部9bの後方(−X
方)にはOリング装着部9cが形成されている。図1に
おいて、前記試料保持部9bには、試料Sを保持する試
料収容孔9b1およびビーム通過孔9b2が形成されてい
る。また、前記Oリング装着部9cには、Oリング11
が装着されている。前記Oリング装着部9cの後方(−
X方)には弁回動用ピン12,12が設けられている。
【0018】前記ホルダ軸9は、前記ホルダ軸線Lに沿
ってスライド移動し、前記試料保持部9bが試料Sの観
察時に前記ホルダ筒2の試料保持部突出口2dから突出
する前端位置(図1参照)と前記試料保持部9bが前記
気密室A内に配置される後端位置(図2参照)との間で
移動するように構成されている。図2に示すように前記
ホルダ軸9の後端位置では弁回動用ピン12,12が前
記回転部材7のピン係止溝7eに係止されるようになっ
ており、この状態で前記ホルダ軸9を前記ホルダ軸線L
周りに回転させると前記回転部材7も回転するようにな
っている。また、前記前端位置では、前記ホルダ筒2の
前端の試料保持部突出口2dが、前記ホルダ軸9のOリ
ング11により気密に閉塞されるようになっている。図
1〜図3において、前記気密室A内の回転部材7のかさ
歯車7cは、弁連結かさ歯車13と噛合っている。前記
弁連結かさ歯車13には、開閉弁14が連結されてい
る。前記開閉弁14には、Oリング装着溝14aが形成
されており、前記Oリング装着溝14aにはOリング1
6が装着されている。
【0019】前記開閉弁14は、前記弁連結かさ歯車1
3とともに回動して、前記ホルダ軸線L上に移動し前記
ホルダ軸通過孔2a内と前記気密室A内とを気密に遮断
する遮断位置(図2参照)と、前記ホルダ軸線L上から
前記試料保持部9bの移動に障害とならない退避位置
(図1、図3参照)との間で回動するように構成されて
いる。前記遮断位置では、前記開閉弁14のOリング1
6が前記気密室形成部材3の弁座3bに密着して前記気
密室A内を気密に保持するようになっている。
【0020】図1〜図3において、前記気密室形成部材
3の流体流入排出用孔3cには、配管連結部材17が取
付けてある。前記配管連結部材17には、前記気密室A
内への前記試料Sに変質等の悪影響を与えないガスの流
入または排出を行うための流体流入排出用配管18のホ
ルダ連結部材19が着脱可能に連結されており、前記ホ
ルダ連結部材19を前記配管連結部材17に着脱するこ
とにより、前記気密室Aと流体流入排出用配管18との
接続、切断が可能となる。なお、前記ホルダ連結部材1
9および配管連結部材17には、弁(図示せず)が内蔵
されており、弁開閉操作部材19a,17aにより前記弁
を開閉することにより前記流体流入排出用配管18およ
び気密室Aの開閉を行うことができる。
【0021】(実施例1の作用)図1の状態、すなわち
ホルダ軸9が前端位置へ移動している状態で、前記試料
Sが試料保持部9bに保持されていない試料ホルダHの
流体流入排出用管18から前記試料Sに変質等の悪影響
を与えないガスを気密室A内に流入させると、前記気密
室A内およびホルダ軸通過孔2a内の空気は、ホルダ筒
2の排気孔2c,2cから押しだされ、前記気密室A内お
よびホルダ軸通過孔2a内は前記ガスで置換される。
【0022】この状態の試料ホルダHを前記ガスで満た
された容器内に入れ、前記流体流入排出用管18からの
前記ガスの供給を止める。前記試料保持部9bへ大気中
でない場所で加工された試料Sを保持し、前記ホルダ軸
9の操作部9aを操作して、前記試料保持部9bを後端位
置(図2参照)へ移動させて前記試料保持部9bを前記
気密室A内へ引き込む。前記試料保持部9bが前記気密
室A内へ達すると、前記試料保持部9bの後方の弁回動
用ピン12,12が前記回転部材7のピン係止溝7e,
7eに係止される。このとき、前記操作部9aをホルダ軸
9の軸周りに回転させると、前記回転部材7と前記回転
部材7のかさ歯車7cと噛合った弁連結かさ歯車13と
が回転し、前記弁連結かさ歯車13に連結された開閉弁
14も回動して遮断位置(図2参照)へ移動する。この
とき、図2に示すように前記開閉弁14のOリング16
が気密室形成部材3の弁座3bに押し付けられて、前記
気密室Aは気密に封じられる。この状態で前記試料ホル
ダHを前記ガスで満たされた容器から引き出して大気中
を移動させても、前記気密室A内は前記ガスで満たされ
ており、前記試料Sが大気と接触して変質することがな
い。
【0023】次に前記流体流入排出用管18を通じて前
記気密室A内を真空に排気し、前記配管連結部材17の
内蔵弁を閉じてから、前記流体流入排出用配管18のホ
ルダ連結部材19を切り離すと、前記試料ホルダHは、
前記流体流入排出用配管18の長さに制約を受けず、ど
こへでも持ち運ぶことができる。
【0024】前記試料ホルダHを図示しない電子顕微鏡
まで運び、装着する。前記電子顕微鏡内を真空にするた
めに行われる予備排気の段階で前記試料ホルダHのホル
ダ軸通過孔2a内が排気されて真空になる。前記ホルダ
軸通過孔2a内が真空になった後、前記ホルダ軸9の操
作部9aを操作して、前記開閉弁14を退避位置(図1
参照)へ回動させる。さらに、前記試料保持部9bを前
端位置(図1参照)に移動させて、前記試料保持部9b
をホルダ筒2の前端の試料保持部突出口2dから突出さ
せる。前記試料保持部9bの試料Sが電子顕微鏡内の所
定の観察位置に到達すると前記試料Sの観察が可能とな
る。前記試料ホルダHの取り出しは装着と逆の手順で実
施する。なお、前記試料ホルダHを前記電子顕微鏡へ運
ぶ前に前記気密室A内の前記ガスを真空排気する代わり
に、前記気密室A内に前記ガスを封入したままで前記試
料ホルダHを前記電子顕微鏡へ運び、前記電子顕微鏡内
で真空排気、観察することも可能である。
【0025】(実施例2)図4は本発明の実施例2の試
料ホルダの縦断面図である。なお、この実施例2の説明
において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素
には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違してい
るが、他の点では前記実施例1と同様に構成されてい
る。図4において、この実施例2の試料ホルダHでは、
前記実施例1の前記気密室A内の回転部材7、弁連結か
さ歯車13、開閉弁14およびホルダ軸9の弁回動用ピ
ン12,12が省略されている。また、実施例2の試料
ホルダHのホルダ軸9は、気密室形成部材3のホルダ軸
支持孔3d′により前記ホルダ軸線Lに沿ってスライド
可能に支持されており、前記ホルダ軸9のスライド移動
にともなって、前記ホルダ軸9の試料保持部9bが前記
試料Sの観察時に前記ホルダ筒2の前端から突出する前
端位置(図4の実線)と前記試料保持部9bが前記気密
室A内に配置される後端位置(図4の2点鎖線)との間
で移動するようになっている。
【0026】また、前記配管連結部材17に連結されて
いる流体流入用配管18′は、前記試料ホルダHを、前
記試料保持部9bに試料Sを保持する作業を行う場所か
ら前記電子顕微鏡への装着位置まで持ち運び可能な長さ
に構成されている。
【0027】(実施例2の作用)図4において、前記ガ
スを前記流体流入用配管18′から供給し続け、前記気
密室A内を常に前記ガスで満たした状態にする。この試
料ホルダHを前記ガスで満たされた容器内に入れ、前記
試料保持部9bへ試料Sを保持し、前記ホルダ軸9を後
端位置(図4の2点鎖線参照)へ移動させて前記試料保
持部9bを前記気密室A内へ引き込む。前記試料ホルダ
Hを前記ガスで満たされた容器内から大気中へ持ち出
す。前記試料Sは前記ガスで満たされた気密室A内に配
置されているので、前記試料Sが大気と接触して変質す
ることがない。
【0028】前記試料ホルダHを電子顕微鏡に装着し、
前記気密室A内への前記ガスの供給を停止するととも
に、前記電子顕微鏡内の排気を行って、前記電子顕微鏡
内および前記試料ホルダH内を真空にする。前記電子顕
微鏡内および前記試料ホルダH内が真空になった後、前
記ホルダ軸9の試料保持部9bを前端位置に移動させ
て、前記試料保持部9bをホルダ筒2の前端の試料保持
部突出口2dから突出させる。前記試料保持部9bの試料
Sが電子顕微鏡の所定の観察位置に到達すると前記試料
Sの観察が可能となる。
【0029】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱すること
なく、種々の設計変更を行うことが可能である。本発明
の変更実施例を下記に例示する。(H01)前記ホルダ筒
2のホルダ軸通過孔2aおよび気密室A内の空気と置換
するガスの代わりに前記試料Sに変質等の悪影響を与え
ない液体を用いることも可能である。(H02)前記回転
部材7のかさ歯車7cおよび弁連結かさ歯車13以外の
他の回転伝達部材を使用して前記開閉弁14を回動させ
ることも可能である。
【0030】
【発明の効果】前述の本発明の試料ホルダは、下記の効
果を奏することができる。(E01)試料を大気に曝さず
に扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1の試料ホルダの縦断
面図で、前記試料ホルダのホルダ筒から試料を保持する
試料保持部が突出した状態を示す図である。
【図2】 図2は前記試料ホルダの縦断面図で、前記試
料保持部が前記試料ホルダの気密室内に配置された状態
を示す図である。
【図3】 図3は前記試料ホルダの要部拡大図である。
【図4】 図4は本発明の実施例2の試料ホルダの縦断
面図である。
【図5】 図5は従来の試料ホルダが装着された透過型
電子顕微鏡の縦断面図である。
【図6】 図6は従来の試料ホルダの拡大説明図であ
る。
【符号の説明】
A…気密室、H…試料ホルダ、L…ホルダ軸線、S…試
料、1…ホルダ軸支持ケース、2…ホルダ筒、2a…ホ
ルダ軸通過孔、3…気密室形成部材、3d…ホルダ軸貫
通孔、3d′…ホルダ軸支持孔、9…ホルダ軸、9a…操
作部、9b…試料保持部、7…回転部材、7d…ホルダ軸
支持孔、14…開閉弁、17…配管連結部材、18…流
体流入排出用配管、18′…流体流入用配管。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えた試料ホルダ、(A0
    1)内側にホルダ軸通過孔が形成された前後に延びるホ
    ルダ筒と、前記ホルダ筒の後端部に設けられて内側に前
    記ホルダ軸通過孔と連通する気密室が形成され且つ前記
    ホルダ軸通過孔と同軸のホルダ軸貫通孔が後端部に設け
    られた気密室形成部材とを有するホルダ軸支持ケース、
    (A02)前端部に設けられた試料保持部と後端部に設け
    られた操作部とを有し、中間部が円筒状外側面を有する
    ホルダ軸であって、前記中間部が前記ホルダ軸貫通孔を
    貫通し、前記操作部が前記気密室の外部に配置されると
    ともに、前記ホルダ筒の中心軸線であるホルダ軸線に沿
    って前記試料保持部が試料の観察時に前記ホルダ筒の前
    端から突出する前端位置と前記試料保持部が前記気密室
    内に配置される後端位置との間で移動可能な前記ホルダ
    軸、(A03)前記ホルダ軸貫通孔内に気密に且つ回転可
    能に支持されて前記ホルダ軸貫通孔と同軸のホルダ軸支
    持孔が形成された回転部材であって、前記ホルダ軸中間
    部を前記ホルダ軸支持孔により気密でスライド可能且つ
    回転可能に支持し、前記ホルダ軸の試料保持部が前記後
    端位置に移動したときに前記ホルダ軸と一体的に回転可
    能な前記回転部材、(A04)前記回転部材と連動して、
    前記ホルダ軸線上に移動し前記ホルダ軸通過孔内と前記
    気密室内とを気密に遮断する遮断位置と、前記ホルダ軸
    線上から前記試料保持部の移動に障害とならない退避位
    置との間で回動する開閉弁、(A05)前記気密室内への
    流体の流入または排出を行うための流体流入排出用配管
    が連結される配管連結部材。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えた試料ホルダ、(B0
    1)内側にホルダ軸通過孔が形成された前後に延びるホ
    ルダ筒と、前記ホルダ筒の後端部に設けられて内側に前
    記ホルダ軸通過孔と連通する気密室が形成され且つ前記
    ホルダ軸通過孔と同軸のホルダ軸支持孔が後端部に設け
    られた気密室形成部材とを有するホルダ軸支持ケース、
    (B02)前端部に設けられた試料保持部と後端部に設け
    られた操作部とを有し、中間部が円筒状外側面を有する
    ホルダ軸であって、前記中間部が前記ホルダ軸支持孔に
    より気密でスライド可能に支持され、前記操作部が前記
    気密室の外部に配置されるとともに、前記ホルダ筒の中
    心軸線であるホルダ軸線に沿って前記試料保持部が試料
    の観察時に前記ホルダ筒の前端から突出する前端位置と
    前記試料保持部が前記気密室内に配置される後端位置と
    の間で移動可能な前記ホルダ軸、(B03)前記気密室内
    への流体の流入を行うための流体流入用配管が連結され
    る配管連結部材。
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