JP2000215761A - 多方向操作キ―構造 - Google Patents

多方向操作キ―構造

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JP2000215761A
JP2000215761A JP11014835A JP1483599A JP2000215761A JP 2000215761 A JP2000215761 A JP 2000215761A JP 11014835 A JP11014835 A JP 11014835A JP 1483599 A JP1483599 A JP 1483599A JP 2000215761 A JP2000215761 A JP 2000215761A
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directional operation
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JP11014835A
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Keizo Harada
慶三 原田
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Original Assignee
Kenwood KK
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器のケースを薄型化でき、多方向に一
定の操作荷重で操作できる操作性の良い多方向操作キー
構造を提供する。 【解決手段】 所定の操作面に操作キー穴10aを形成
した電子機器のフロントケース10を有し、このフロン
トケース10に第1回動軸26aを中心として回動可能
に係合する第1回動部材26と、この第1回動軸26a
と直交する第2回動軸24aを中心に第1回動部材26
を回動可能に支持してフロントケース10の操作キー穴
10aに嵌入する第2回動部材24と、この第2回動部
材24に形成した中心部の貫通穴24cに装着するプッ
シュキー22とを備えた多方向操作部20を設けるとと
もに、この多方向操作部20の多方向動作によりオン・
オフされる板バネ接点部2を有した回路基板1を設け、
この回路基板1と多方向操作部20との間に軟質部材3
0を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多方向操作キー構
造に係り、より詳細には電子機器ケースの操作面に配置
されて多方向に動作することにより複数の機能を一つの
操作キーで操作可能に設けた多方向操作キー構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器は、種々の機能が付加さ
れて多機能化されている一方、使用者が所定の機能を容
易に且つ確実に実行できるように様々な操作キーを配置
して操作性を向上している。特に、例えば、PHS、携
帯電話機などの移動体通信端末においては頻繁に種々の
機能が付加されるため、これに応じて使用者が容易に操
作できる操作性の良い操作キーを開発している。従来、
このような移動体通信端末の操作キーとしては、例え
ば、多方向に動作して複数の機能を一つの操作キーで操
作できる多方向操作キーをよく使用している。また、こ
のような従来の多方向操作キー構造としては、例えば、
表示画面(LCD)上のカーソルを4方向に移動する4
方向キー(又は十字キー)がよく知られている。図14
は、このような4方向の操作を可能にした従来の多方向
操作キー構造を示す斜視図である。また、図15は、図
14に示した多方向操作キーの底面を示す斜視図であ
る。また、図16は、図14に示したG−G線断面での
多方向操作キーの動作を示す動作説明図であり、図16
(a)は回路基板上に配置された状態を、図16(b)
は多方向操作キーに押し圧を加えた状態を各々示してい
る。
【0003】図14に示すように、4方向の操作を可能
にした従来の多方向操作キー構造は、シリコンゴムなど
の軟質材からなり電子機器のケース内に装着されるキー
トップ70と、このキートップ70の動作に対応してオ
ン・オフする接点回路を形成した回路基板74(図16
参照)とにより形成されている。
【0004】ここで、キートップ70は、前述したよう
にシリコンゴムなどの軟質材からなり、矩形で薄板状に
形成された薄板部70aと、この薄板部70aの表面か
ら突出して外周が内側に傾斜するスカート部70bと、
このスカート部70bの突出する先端に延在する円筒状
の4方向キー部70cとを一体に形成している。このキ
ートップ70は、スカート部70bの内部が図15に示
すように空洞になっており、この空洞内の上端部には4
方向キー部70cの4方向動作に対応する4箇所に各々
導電部材72を設けている。この導電部材72は、導電
材からなり内部に電気が流れるように形成されている。
【0005】このように形成されたキートップ70は、
図16に示すように、回路基板74の上面に載置して使
用される。ここで、回路基板74の表面には、キートッ
プ70を載置した際に導電部材72と近接するように接
点パターンを形成している。この接点パターンは、図1
6(a)に示すように、回路基板44の表面にお互いに
対向して配列する一対の第1パターン74a及び第2パ
ターン74bを各々形成している。また、回路基板74
は、第1パターン74aから第2パターン74bに電流
が流れることにより電子機器の所定の機能を実行できる
ように形成されている。
【0006】従って、キートップ70は、4方向のうち
所定の一方向である図16(b)に示す矢印方向から押
し圧を加えると、スカート部70bが変形して導電部材
72が降下することにより、導電部材72が回路基板7
4の第1パターン74aと第2パターン74bとに各々
当接する。このように、回路基板74は、導電部材72
が降下して第1パターン74aと第2パターン74bと
に各々当接することで、第1パターン74aから導電部
材72を介して第2パターン74bに電流が流れて電子
機器の所定の機能が実行される。
【0007】また、スカート部70bは、図16(b)
に示した矢印方向に押し圧を加えることで、ある部分は
収縮し、ある部分は水平方向に引っ張られ、また、ある
部分は引っ張り部と収縮部との中間状態になり様々な形
状に変形する。そして、キートップ70に加えた押し圧
を解除すると、スカート部70aの復元力により図16
(a)に示した状態に戻る。
【0008】このように、4方向の操作を可能にした従
来の多方向操作キー構造は、キートップ70にシリコン
ゴムなどの軟質材により復元力を備えたスカート部70
bを形成し、押し圧により4方向に傾斜させて接点を短
絡することで電子機器の所定の機能を実行していた。
【0009】一方、このような4方向に操作する従来の
多方向操作キー構造とは異なり、5方向の操作を可能に
する従来の多方向操作キー構造がある。図17はこのよ
うな5方向の操作を可能にした従来の多方向操作キー構
造を示す斜視図である。図17に示すように、5方向の
操作を可能にした従来の多方向操作キー構造は、電子機
器のケース内に収納され、5方向の動作に応じて5つの
接点をオン・オフする接点部品80と、この接点部品8
0を実装してケース内に収納する回路基板84とを備え
ている。
【0010】ここで接点部品80は、5方向の動作とし
て、図17に示した前後左右の4方向による傾斜動作
と、下方向の降下動作とからなる5方向の動作が可能に
形成されている。
【0011】また、接点部品80は、内部に5つの接点
(図示せず)を備えた箱状の本体80aと、この本体8
0a内から延在して突出する操作軸80bと、この操作
軸80bの先端に装着する多方向操作キー80cとから
形成されている。この接点部品80は、操作軸80bを
図17に示した前後左右方向及び下方向に動作させるこ
とにより、本体80aの内部に設けた5つの接点のうち
いずれかをオン・オフできるように形成されている。
【0012】このように形成された5方向の操作を可能
にした従来の多方向操作キー構造によれば、図16
(b)に示した従来技術の4方向の動作に加えて、図1
7に示した下方向の降下動作が可能になり、一つの操作
キーで5つの機能を操作できるようになる。
【0013】このように、従来の多方向操作キー構造
は、スカート部の復元力を利用した4方向キーによる動
作、または接点部品を使用した5方向の接点動作のいず
れかにより、1つの操作キーで複数の機能を容易に操作
できるように形成していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多方向操作キー構造では、図14に示した4方向に動作
するキートップ70の場合、4方向の傾斜動作のみが可
能あり図17に示した5方向の接点動作を実現すること
は困難であるという不具合があった。また、この4方向
に動作するキートップ70は、図15に示したように、
4方向の動作に対応する4つの導電部材72が1つのス
カート部70b内に各々仕切られることなく配置されて
動作するため、操作中に目的とは違う他の方向の接点を
短絡してしまう可能性が高いという不具合があった。ま
た、4方向の動作に対応して変形するスカート部70b
は、各方向での不規則に変形して操作荷重が一定になら
ないため、キートップの操作感にバラツキが発生して押
し圧を一定に維持することが困難であるという不具合が
あった。また、従来の多方向操作キー構造では、図17
に示した5方向に動作する接点部品80の場合、部品自
体が多方向に操作できるモジュールであるが、電子機器
のケース内に収納する際に図14に示したキートップ7
0に比べて本体80aの設置スペースを必要とするた
め、電子機器ケースの厚さが増加して薄型化が困難にな
るという不具合があった。本発明はこのような課題を解
決し、電子機器のケースを薄型化でき、多方向に一定の
操作荷重で操作できる操作性の良い多方向操作キー構造
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、電子機器のケースに装着して複数の機能
を一つの操作キーにより操作可能にする多方向操作キー
構造において、電子機器の外装を形成するケースと、こ
のケースに係合してケースの表面で垂直方向の動作及び
傾き動作による複数方向の動作を可能にした多方向操作
部と、ケースの内部で多方向操作部が動作することによ
りオン・オフされる複数の接点を有した回路基板と、多
方向操作部と回路基板との間に配置される軟質部材とを
備え、多方向操作部の垂直方向の動作及び傾き動作によ
り軟質部材を介して回路基板上の複数の接点をオン・オ
フするように設ける。
【0016】ここで、回路基板に設けた複数の接点は、
押し圧により金属板バネが変形して回路基板上に形成し
た2つの回路パターンに当接して短絡することにより電
流が流れて電子機器の所定機能を実行する板バネ接点部
であるこが好ましい。また、多方向操作部は、ケースに
係合してケースの表面に平行する所定の軸方向を中心と
して回動する第1回動部材と、この第1回動部材をケー
スに係合する方向と直交する軸方向を中心に回動可能に
支持するとともにケースの表面に露出するように嵌合す
る第2回動部材と、この第2回動部材に装着して垂直方
向に降下動作するプッシュキーとにより形成することが
好ましい。また、多方向操作部の他の実施の形態とし
て、ケースの表面に配置されて外側に傾斜動作する傾斜
キーと、この傾斜キーに装着して垂直方向に降下動作す
るプッシュキーとにより形成することが好ましい。
【0017】また、ケースの表面に配置される多方向操
作部は、回路基板に配置されてケースに装着される軟質
部材により支持されていることが好ましい。また、軟質
部材は、シリコンゴムなどの軟質材からなり、表面に凹
状に形成した凹部を設け、この凹部内に突出する突起部
を設けるとともに接点を配置することで、多方向操作部
により突起部が押されて接点をオン・オフするように形
成することが好ましい。また、凹部は、多方向操作部が
動作する多方向に対応して軟質部材の表面に複数配置す
るとともに各々個々に仕切られて形成することが好まし
い。また、凹部の他の実施の形態として、多方向操作部
が外側に動作する多方向に対応して軟質部材の表面に複
数形成され、この外側の多方向から中心に向かって延在
させて中心部で連通するように形成することが好まし
い。
【0018】また、多方向操作部と軟質部材とは透明な
材質により形成し、この軟質部材には回路基板に実装し
た発光素子を覆うLED凹部を更に設けて嵌入し、多方
向操作部が軟質部材を介して発光素子の光を取り込んで
発光するように設けることが好ましい。また、LED凹
部は、凹部と連通させることで発光素子の光を容易に取
り込めるように形成することが好ましい。また、電子機
器はPHS電話機、携帯電話機、トランシーバなどの移
動体通信端末であり、この移動体通信端末に使用する軟
質部材はテンキー、機能キーなどの操作キーを一体に形
成したキートップスイッチにすることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による多方向操作キー構造の第1の実施の形態を詳細に
説明する。図1は、本発明による多方向操作キー構造を
携帯電話機に採用した第1の実施の形態を示す斜視図で
ある。図2は、図1に示したA−A線の断面を示す断面
図である。また、図3は、図1に示したB−B線の断面
を示す断面図である。また、図4は、図2に示したE部
の詳細を示す斜視図である。
【0020】図1に示すように、本発明による多方向操
作キー構造を携帯電話機に採用した第1の実施の形態
は、携帯電話機の外装を形成するフロントケース10
と、このフロントケース10に装着されて図1に示した
前後左右方向の傾斜動作と下方向の降下動作とにより5
方向に動作する多方向操作部20と、この多方向操作部
20の傾き及び降下動作によりオン・オフされる板バネ
接点部2を複数備えた回路基板1と、この回路基板1と
多方向操作部20との間に配置する軟質部材30とを備
えている。従って、第1の実施の形態は、図14に示し
た従来技術のキートップを多方向操作部20と軟質部材
30とに分けて形成したものである。また、フロントケ
ース10は、図示されていないがリアケースと嵌合する
こにより携帯電話機の外装を形成している。
【0021】ここで、フロントケース10は、略中央部
に円形状に開口する操作キー穴10aを形成している。
この操作キー穴10aの周壁には、図1に示した前後方
向の下端両側に半円状に切り欠を設けて多方向操作部2
0を装着する切り欠き部10bを2箇所形成している。
また、多方向操作部20は、フロントケース10の切り
欠き部10bに回動可能に係合するリング状の第1回動
部材26と、この第1回動部材26をフロントケース1
0の切り欠き部10bと直交する左右方向を中心として
装着する第2回動部材24と、この第2回動部材24の
中心部に貫通するように装着するプッシュキー22とを
備えている。
【0022】ここで、第1回動部材26は、リング状に
形成されており、このリング状の外周から図1に示した
前後方向に突出してフロントケース10の切り欠き部1
0bに係合する第1回動軸26aと、この第1回動軸2
6aの方向と直交する図1に示した左右方向下端に2箇
所半円状に切り欠いた回動凹部26bとを一体に形成し
ている。第1回動軸26aは、図1に示した上下方向の
高さが低くなるように、円筒を半分にして半円状に延在
するように形成している。また、回動凹部26bは、第
1回動軸26aと同様に半円状に切り欠いて上下方向の
高さを低く形成している。このように形成された第1回
動部材26は、第2回動部材24に装着することで回動
凹部26bが回動可能に支持される。
【0023】第2回動部材24は、円筒状の円筒部24
bと、この円筒部24bの上端に円板状に延在する上面
部24cとを一体に形成している。また、円筒部24b
には、外周から図1に示した前後方向に突出する第2回
動軸24aを一体に形成している。この第2回動軸24
aは、第1回動軸26aと同様に円筒を半分にして半円
状に延在するように形成し、図1に示した上下方向の高
さが低くなるように形成している。また、上面部24c
には、表面の中心部から円筒部24b内に貫通する貫通
穴24dが形成されている。この貫通穴24dには、下
部からプッシュキー22が装着される。
【0024】プッシュキー22は、円板状に形成された
プッシュ部22aと、このプッシュ部22aの下端から
外側に延在するリブ部22bと、このリブ部22bの底
面中心から更に下方に突出するプッシュ部22cとを一
体に形成している。このように形成された第2回動部材
24には、リング状に形成した第1回動部材26を変形
させて、上面部24cと第2回動軸24aとの間に位置
するように圧入する。また、第2回動部材24の貫通穴
24dには、図1に示した下方からプッシュキー22を
装着して多方向操作部20を形成する。この多方向操作
部20は、フロントケース10の操作キー穴10bに嵌
入して下部から軟質部材30を介在させた回路基板1に
より支持する。
【0025】ここで、回路基板1は、表面に回路パター
ン(図示せず)を形成しているとともに、所定のパター
ン上に板バネ(図示せず)を設けて複数の板バネ接点部
2を形成している。また、回路基板1には、フロントケ
ース10にネジ止めするためのネジ穴3(図1では4箇
所)を設け、板バネ接点部2の近傍に複数のLED4
(図1では4箇所)を実装している。尚、LED4は、
少なくとも板バネ接点部2に対して対角線上に2箇所設
けてもよい。そして、回路基板1の表面には、矩形で薄
板状に形成された軟質部材30が配置される。
【0026】軟質部材30(キートップ)は、シリコン
ゴムなどの軟質材からなり、多方向操作部20の第1回
動部材26、第2回動部材24による前後左右方向の傾
斜動作及びプッシュキー22による下方向の降下動作に
各々対応して裏面に凹状に形成した複数の凹部30aを
形成している。この凹部30aには、図2に示すよう
に、内部中心から突出する突出部30bを一体に形成し
ている。また、軟質部材30には、図1に示したよう
に、回路基板1に実装したLED4を覆うように嵌入す
るLED凹部30cが形成されている。また、軟質部材
30には、表面から複数突出するテンキー30dを一体
に形成している。このテンキー30dは、図示されてい
ないが、裏面に導電体が装着されており、この導電体が
回路基板1の表面に形成されたパターンを短絡すること
により携帯電話機の所定の機能を実行できるように形成
されている。
【0027】このように形成された回路基板1、多方向
操作部20、及び軟質部材30をフロントケース10に
装着するとき、図2に示すように、ネジ6により回路基
板1がフロントケース10にネジ止めされることで、軟
質部材30が回路基板1とフロントケース10との間に
挟み込まれるとともに、この回路基板1の表面に配置さ
れた軟質部材30により多方向操作部20の底面を支持
した状態で装着される。ここで、多方向操作部20は、
軟質部材30により第2回動部材24の底部を上部に押
し上げるように支持される。これにより第1回動部材2
6は、第2回動部材24の第2回動軸24aにより押し
上げられる。そして、第1回動部材26は、図3に示す
ように、第1回動軸26aがフロントケース10の切り
欠き部10bの上端に押し上げられて固定される。これ
により多方向操作部20は、フロントケース10の操作
キー穴10aに装着されて図1に示した前後左右方向の
傾斜動作と下方向の降下動作とによる5方向の動作が可
能になる。
【0028】また、軟質部材30に設けた複数の凹部3
0a内には、図2に示すように、回路基板1に形成され
た複数の板バネ接点部2が各々配置されている。これに
より複数の板バネ接点部2は、軟質部材30の凹部30
aにより各々仕切られて各凹部30a内で独立して動作
するように形成されている。従って、軟質部材30は、
図14に示した従来技術とは異なり、目的と異なる他方
向の接点を短絡してしまうことを防止できる。
【0029】また、軟質部材30のLED凹部30cに
は、図1に示したように、回路基板1に実装したLED
4が嵌入される。そして、多方向操作部20及び軟質部
材30は、光を透過させる透明な材質により形成されて
いる。これにより多方向操作部20は、軟質部材30を
介して回路基板1に実装したLED4の光を取り込むこ
とにより、所定面をフロントケース10の表面で発光さ
せることができる。この際、図1に示した上面部24c
において、三角印及びプッシュキー22のプッシュ部2
2a以外を黒塗装することにより、塗装しない部分のみ
がLED4の光を取り込み視認性をより向上することが
できる。
【0030】また、板バネ接点部2は、図4に示すよう
に、回路基板1の表面に円形状に形成された第2パター
ン2bと、この第2パターン2bを囲むように円環状に
形成された第1パターン2aと、この第1パターン2a
に電気的に接続されて弾性を備える略半球状に形成した
板バネ2cとにより形成されている。そして、回路基板
1は、第1パターン2aから第2パターン2bに電流が
流れることにより携帯電話機の所定の機能を実行できる
ように形成されている。
【0031】従って、板バネ接点部2は、図2に示した
多方向操作部20に押し圧を加えて突出部30bを降下
させることにより、板バネ2cが変形して第2パターン
2bとに当接する。これにより、回路基板1では、第1
パターン2aから板バネ2cを介して第2パターン2b
に電流が流れて携帯電話機の所定の機能を実行すること
ができる。また、複数の板バネ2cは、図示されていな
いが、所定のテープに複数装着するとともに一括して回
路基板1に形成した複数の第1パターン2aに各々電気
的に接続できるようになっている。
【0032】次に、このように形成された本発明による
多方向操作キー構造を携帯電話機に採用した第1の実施
の形態の動作を図5乃至図7を参照して詳細に説明す
る。図5は、図3に示したプッシュキー22に押し圧を
加えた状態を示す断面図である。また、図6は、図2に
示した第2回動部材24の上部に押し圧を加えた状態を
示す断面図である。また、図7は、図3に示した第2回
動部材24の他の上部に押し圧を加えた状態を示す断面
図である。
【0033】図5に示すように、まず、プッシュキー2
2は、図6に示した矢印方向から押し圧を加えることに
より降下し、プッシュ部22cが軟質部材30の上面に
押し圧を加える。そして、軟質部材30は、プッシュ部
22cにより上部が変形して突出部30bが回路基板1
上に設けた板バネ接点部2の板バネ2c(図4参照)の
上部に降下する。また、板バネ2cは、突出部30bに
より変形して図4に示した第2パターン2bに当接す
る。このように、突出部30bが降下して板バネ2cを
第2パターン2bに当接させると、第1パターン2aか
ら板バネ2cを介して第2パターン2bに電流が流れて
携帯電話機の所定の機能が実行される。そして、押し圧
を解除するとプッシュキー22は、軟質部材30と板バ
ネ2cとの弾性力により押し上げられて図2及び図3に
示した元の状態に戻る。
【0034】また、第1回動部材26は、第2回動部材
24の上端部に図6に示す矢印方向から押し圧を加える
ことで、図1に示した第1回動軸26aを中心に矢印C
方向に回動し、この動作に案内されて第2回動部材24
が図6に示したように傾く。このように第2回動部材2
4が傾くと、第2回動部材24の円筒部24b下端が軟
質部材30の上面に押し圧を加える。そして、軟質部材
30は、円筒部24bの下端により押されて上部が変形
し、突出部30bが回路基板1上に設けた板バネ接点部
2の板バネ2c(図4参照)の上部に降下する。これに
より板バネ2cは、変形して図4に示した第2パターン
2bに当接し、第1パターン2aから板バネ2cを介し
て第2パターン2bに電流が流れて携帯電話機の所定の
機能が実行される。そして、押し圧を解除すると第1回
動部材26と第2回動部材24とは、軟質部材30と板
バネ2cとの弾性力により押し上げられて回動して図2
に示した元の状態に戻る。
【0035】一方、第2回動部材24は、上端部に図7
に示す矢印方向から押し圧を加えると、図1に示した第
2回動軸24aを中心として矢印D方向に回動して図7
に示したように傾く。このように第2回動部材24が回
動して傾くと、第2回動部材24の円筒部24b下端が
軟質部材30の上面に押し圧を加える。そして、軟質部
材30は、円筒部24bの下端により押されて上部が変
形し、突出部30bが回路基板1上に設けた板バネ接点
部2の板バネ2c(図4参照)の上部に降下する。これ
により板バネ2cは、変形して図4に示した第2パター
ン2bに当接し、第1パターン2aから板バネ2cを介
して第2パターン2bに電流が流れて携帯電話機の所定
の機能が実行される。そして、押し圧を解除すると第2
回動部材24とは、軟質部材30と板バネ2cとの弾性
力により押し上げられて回動して図3に示した元の状態
に戻る。
【0036】以上、説明したように本発明による多方向
操作キー構造の第1の実施の形態によると、多方向操作
キー構造を多方向操作部20と軟質部材30とに分け
て、軟質部材30に複数の凹部30aを形成して各々独
立して動作するように設けているため、所定の動作によ
り他の接点スイッチを押してしまうことを防止でき、操
作性を向上することができる。また、簡単な構造で5方
向の動作を可能するとともに、図17に示した5方向に
動作する従来技術に比べて回路基板からケースまでの高
さを薄型化することがきるとともに、携帯電話機のケー
ス本体を薄型化することがきる。
【0037】次に、図8乃至図13を参照して本発明に
よる多方向操作キー構造の第2の実施の形態を詳細に説
明する。図8は、本発明による多方向操作キー構造を携
帯電話機に採用した第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。また、図9は、図8に示したフロントケース40の
裏面を示す斜視図である。また、図10は、図9に示し
た軟質部材60の他の実施の形態を示す斜視図である。
また、図11は、図8に示したF−F線の断面を示す断
面図である。また、図12は、図11に示したプッシュ
キー53に押し圧を加えた状態を示す断面図である。ま
た、図13は、図11に示した傾斜キー52に押し圧を
加えた状態を示す断面図である。ここで、第2の実施の
形態では、回路基板が第1の実施の形態と同一の構成要
素であり、同じ構成要素には同一符号を記載している。
【0038】図8に示すように、本発明による多方向操
作キー構造を携帯電話機に採用した第2の実施の形態
は、携帯電話機の外装を形成するフロントケース40
と、このフロントケース40に装着されて図8に示した
前後左右方向の傾斜動作と下方向の降下動作とにより5
方向に動作する多方向操作部50と、フロントケース4
0に装着されて多方向操作部50の傾き及び下方向の降
下動作によりオン・オフされる複数の板バネ接点部2を
設けた回路基板1と、この回路基板1と多方向操作部5
0との間に配置される軟質部材60とを備えている。従
って、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様
に、図14に示した従来技術のキートップを多方向操作
部50と軟質部材60とに分けて形成したものである。
また、フロントケース40には、図示されていないが、
リアケースが嵌合され、携帯電話機の外装を形成してい
る。
【0039】ここで、フロントケース40は、略中央部
に円形状に開口する操作キー穴40aを形成している。
この操作キー穴40aには、フロントケース40の内側
から突出するように多方向操作部50を嵌合している。
【0040】この多方向操作部50は、フロントケース
40の操作キー穴40aに嵌入して図8に示す前後左右
方向に傾斜動作する傾斜キー52と、この傾斜キー52
の中心部に貫通するように装着されて図8に示す下方向
に降下動作するプッシュキー54とを備えている。ここ
で、傾斜キー52は、円筒状に形成されて中心に貫通す
るプッシュキー穴52dを設けた円筒部52bと、この
円筒部52bの外周下端から外側に延在するリブ部52
cとを一体に形成している。そして、傾斜キー52のリ
ブ部52cは、略円板状に形成され、所定の一端が外側
に突出するように形成した回転止め部52eを設けてい
る。この回転止め部52eは、図9を参照して後述する
が、フロントケース40の裏面に配置された回転止めリ
ブ40b内に傾斜キー52を装着した際、傾斜キー52
自体の回転を防止する役割をもっている。一方、プッシ
ュキー54は、円柱状に延在する円柱部54aと、この
円柱部54aの外周下端から外側に延在するリブ部54
bとを一体に形成している。このリブ部54bは、傾斜
キー52のリブ部52cと同様に、所定の一端が外側に
突出するように形成した回転止め部54cを設けてい
る。この回転止め部54cにおいても、図9を参照して
後述するが、傾斜キー52の裏面に配置された回転止め
穴52fにプッシュキー54を装着した際、プッシュキ
ー54自体の回転を防止する役割をもっている。このよ
うに形成された多方向操作部50は、フロントケース4
0の操作キー穴40aに嵌入して下部から軟質部材60
を配置した回路基板1により支持される。
【0041】ここで、回路基板1は、表面に回路パター
ン(図示せず)を形成しているとともに、所定のパター
ン上に板バネ(図示せず)を設けて複数の板バネ接点部
2を形成している。また、回路基板1には、フロントケ
ース40にネジ止めするためのネジ穴3(図8では4箇
所)を設け、板バネ接点部2の近傍に複数のLED4
(図8では4箇所)を実装している。尚、LED4は、
少なくとも板バネ接点部2に対して対角線上に2箇所設
けてもよい。そして、回路基板1の表面には、矩形で薄
板状に形成された軟質部材60が配置される。そして、
回路基板1は、フロントケース40にネジ6により固定
され、その間に軟質部材60を挟んで固着(装着)され
る。
【0042】軟質部材60(キートップ)は、シリコン
ゴムなどの軟質材からなり、多方向操作部50の傾斜キ
ー52による傾斜動作及びプッシュキー54による降下
動作に各々対応して表面に複数の凸部60aを形成して
いる。また、この凸部60aの裏側には、図9に示すよ
うに、凹状に形成された凹部60cと、この凹部60c
の中心から突出する突出部60bとを一体に形成してい
る。また、軟質部材60には、回路基板1に実装したL
ED4を覆うように嵌入するLED凹部60dが形成さ
れている。また、軟質部材60には、表面から複数突出
するテンキー60e(図8参照)を一体に形成してい
る。このテンキー60eは、図示されていないが、裏面
に導電体が装着されており、この導電体が回路基板1の
表面に形成されたパターンを短絡することにより携帯電
話機の所定の機能を実行できるように形成されている。
【0043】ここで、軟質部材は、第1及び第2の実施
の形態において、複数の凹部が各々個別に仕切られた実
施の形態を説明したが、これとは異なり個別に仕切るこ
となく各凹部を連通するように形成した軟質部材の他の
実施の形態がある。この軟質部材の他の実施の形態を図
10を参照して詳細に説明する。
【0044】図10に示すように、軟質部材の他の実施
の形態は、第1及び第2の実施の形態とは異なり、裏面
に形成する凹部62cが中心から外側に延在して十字状
に形成されている。また、凹部62cには、凹状に形成
された底面から円筒状に複数突出する突起部62bが一
体に形成されている。この凹部62cの近傍には、LE
Dを覆うように嵌入するLED凹部62dが形成されて
いる。そして、このLED凹部62dには、LEDの光
を効率よく誘導するために十字状の凹部62cと連通し
た連通部62eが形成されている。
【0045】このように形成された軟質部材の他の実施
の形態によると、凹部62cを十字状に形成しているた
め、所定の動作により他の接点スイッチを押してしまう
ことを防止でき、操作性を向上することができる。
【0046】再び、図9を参照して、フロントケース4
0には、多方向操作部50を装着する操作キー穴40a
の周囲に、傾斜キー52のリブ部52c外周を囲むよう
に形成した回転止めリブ40bを一体に形成している。
従って、傾斜キー52は、例えば、図8に示したように
上面に印刷部52gを設けた場合、この印刷部52gが
他の方向に回転することを防止できる。また、これと同
様に傾斜キー52には、プッシュキー54の回転を防止
するため、リブ部54bを嵌入する回転止め穴52fを
形成している。
【0047】このように形成された回路基板1、多方向
操作部50、及び軟質部材60をフロントケース40に
装着すると、図11に示すように、ネジ6により回路基
板1がフロントケース40にネジ止めされると、軟質部
材60が回路基板1とフロントケース40とで挟み込ま
れて回路基板1の表面に配置された軟質部材60により
多方向操作部50の底面を支持した状態で装着される。
【0048】ここで、軟質部材60に設けた複数の凹部
60c内には、回路基板1に形成された複数の板バネ接
点部2が各々配置される。これにより複数の板バネ接点
部2は、図11に示したように軟質部材60の凹部60
cにより各々仕切られて各凹部60c内で独立して動作
するように形成されている。従って、軟質部材60は、
図14に示した従来技術とは異なり、目的と異なる他方
向の接点を短絡してしまうことを防止できる。
【0049】また、軟質部材60のLED凹部60dに
は、回路基板1に実装したLED4が嵌入される。そし
て、多方向操作部50及び軟質部材60は、光を透過さ
せる透明な材質により形成している。これにより多方向
操作部50は、軟質部材60を介して回路基板1に実装
したLED4の光を取り込むことにより、フロントケー
ス10の表面で発光させることができる。この際、図8
に示した傾斜キー52の印字部52g及びプッシュキー
54の円柱部54a以外を黒塗装することにより、塗装
しない部分のみがLED4の光を取り込み視認性をより
向上することができる。また、図10に示した軟質部材
を使用することにより、連通部62eを形成しているた
め、図9に示した軟質部材に比べてLEDの光を効率よ
く凹部に誘導して多方向操作部を発光させることができ
る。
【0050】また、板バネ接点部2は、図4に示した第
1の実施の形態と同様に、回路基板1の表面に円形状に
形成された第2パターン2bと、この第2パターン2b
を囲むように円環状に形成された第1パターン2aと、
この第1パターン2aに電気的に接続されて弾性を備え
る略半球状に形成した板バネ2cとにより形成されてい
る。そして、回路基板1は、第1パターン2aから第2
パターン2bに電流が流れることにより携帯電話機の所
定の機能を実行できるように形成されている。従って、
板バネ接点部2は、図11に示した多方向操作部50に
押し圧を加えて突出部60bを降下させることにより、
板バネ2cが変形して第2パターン2bに当接する。こ
れにより、回路基板1では、第1パターン2aから板バ
ネ2cを介して第2パターン2bに電流が流れて携帯電
話機の所定の機能を実行することができる。また、複数
の板バネ2cは、図示されていないが、所定のテープに
複数装着するとともに一括して回路基板1に形成した複
数の第1パターン2aに各々電気的に接続できるように
なっている。
【0051】次に、このように形成された第2の実施の
形態の動作を図12乃び図13を参照して詳細に説明す
る。図12に示すように、まず、プッシュキー54は、
図12に示した矢印方向から押し圧を加えることによ
り、軟質部材60が変形して突出部60bが板バネ接点
部2の上部に降下する。そして、この軟質部材60の突
出部60bは、板バネ接点部2の板バネ2c(図4参
照)上部に降下し、この板バネ2cを変形させて第2パ
ターン2bに当接させる。このように、突出部60bが
降下して板バネ2cを第2パターン2bに当接させるこ
とによより、第1パターン2aから板バネ2cを介して
第2パターン2bに電流が流れて携帯電話機の所定の機
能が実行される。そして、押し圧を解除するとプッシュ
キー54は、軟質部材60の弾性力により押し上げられ
て図11に示した元の状態に戻る。
【0052】一方、傾斜キー52は、上部の図8に示し
た前後左右いずれかの端部近傍に押し圧を加えることで
動作する。ここで、図13に示すように所定の矢印方向
(図8に示す後方向)から押し圧を加えると、傾斜キー
52が傾いて軟質部材60を変形させて突出部60bを
板バネ接点部2の上部に降下させる。そして、この軟質
部材60の突出部60bは、板バネ接点部2の板バネ2
c(図4参照)上部に降下し、この板バネ2cを変形さ
せて第2パターン2bに当接させる。ここで、軟質部材
60の凸部60aは、図13に示したように、傾斜キー
52が傾斜する際、リブ部52bの端部が軟質部材60
に当接して傾斜動作の妨げにならないように形成されて
いる。そして、突出部60bが降下して板バネ2cを第
2パターン2bに当接させると、第1パターン2aから
板バネ2cを介して第2パターン2bに電流が流れて携
帯電話機の他の機能が実行される。また、押し圧を解除
すると、傾斜キー52は軟質部材60及び板バネ接点部
2の弾性力により押し上げられて図11に示した元の状
態に戻る。
【0053】このように形成された第2の実施の形態に
よると、多方向操作キー構造を多方向操作部50と軟質
部材60とに分けて各々独立して動作するように設けて
いるため、第1の実施の形態と同様の効果を得ることが
できる。また、第1の実施の形態に比べて多方向操作部
の構造を簡単に形成しているため、組み立て工程を簡略
化でき、製造効率を向上することができる。
【0054】以上、本発明による多方向操作キー構造の
実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述の実施の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で変更可能である。例えば、多方向操作部が5方向
に動作する多方向操作キー構造の実施の形態を説明した
が、これに限定されるものではなく、回路基板に接点部
を増やせば、多方向(例えば、8方向)に動作させるこ
とも可能である。また、携帯電話機に採用した多方向操
作キー構造の実施の形態を説明したが、これに限定され
るものではなく、例えば、PHS、トランシーバなどの
移動体通信端末にも適用可能である。
【0055】
【発明の効果】このように本発明による多方向操作キー
構造によれば、多方向操作キー構造を多方向操作部と軟
質部材とに分けて各々独立して動作するように形成して
いるため、所定の動作により他方向の接点スイッチが押
されてしまうことを防止できるとともに、全ての方向で
一定した押し圧で操作できる操作性の良い多方向操作キ
ーを得ることができる。また、本発明による多方向操作
キー構造によれば、電子機器のケースに装着した多方向
操作部により多方向の動作が可能になるとともに、回路
基板からケース表面までの高さを薄型化することがきる
ため、電子機器のケース本体を薄型化することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多方向操作キー構造を携帯電話機
に採用した第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1に示したA−A線の断面を示す断面図。
【図3】図1に示したB−B線の断面を示す断面図。
【図4】図2に示したE部の詳細を示す斜視図。
【図5】図3に示したプッシュキーに押し圧を加えた状
態を示す断面図。
【図6】図2に示した第2回動部材の上部に押し圧を加
えた状態を示す断面図。
【図7】図3に示した第2回動部材の他の上部に押し圧
を加えた状態を示す断面図。
【図8】本発明による多方向操作キー構造を携帯電話機
に採用した第2の実施の形態を示す斜視図。
【図9】図8に示したフロントケースの裏面を示す斜視
図。
【図10】図9に示した軟質部材の他の実施の形態を示
す斜視図。
【図11】図8に示したF−F線の断面を示す断面図。
【図12】図11に示したプッシュキーに押し圧を加え
た状態を示す断面図。
【図13】図11に示した傾斜キーに押し圧を加えた状
態を示す断面図。
【図14】4方向の操作を可能にした従来の多方向操作
キー構造を示す斜視図。
【図15】図14に示した多方向操作キーの底面を示す
斜視図。
【図16】図14に示したG−G線断面での多方向操作
キーの動作を示す動作説明図。
【図17】5方向の操作を可能にした従来の多方向操作
キー構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1 回路基板 2 板バネ接点部 3 ネジ穴 4 LED 6 ネジ 10 フロントケース 10a 操作キー穴 10b 切り欠き部 20 多方向操作部 22 プッシュキー 22a 円柱部 22b リブ部 22c プッシュ部 24 第2回動部材 24a 第2回動軸 24b 円筒部 24c 上面部 24d 貫通穴 26 第1回動部材 26a 第1回動軸 26b 回動凹部 30 軟質部材 30a 凹部 30b 突起部 30c LED凹部 30d テンキー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器のケースに装着して複数の機能
    を一つの操作キーにより操作可能にする多方向操作キー
    構造において、 前記電子機器の外装を形成するケースと、 前記ケースに係合して前記ケースの表面で垂直方向の動
    作及び傾き動作による複数方向の動作を可能にした多方
    向操作部と、 前記ケースの内部で前記多方向操作部が動作することに
    よりオン・オフされる複数の接点を有した回路基板と、 前記多方向操作部と前記回路基板との間に配置される軟
    質部材とを備え、 前記多方向操作部の垂直方向の動作及び傾き動作により
    前記軟質部材を介して前記回路基板上の複数の接点をオ
    ン・オフするように設けたことを特徴とする多方向操作
    キー構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記回路基板に設けた複数の接点は、押し圧により金属
    板バネが変形して前記回路基板上に形成した2つの回路
    パターンに当接して短絡することにより電流が流れて前
    記電子機器の所定機能を実行する板バネ接点部であるこ
    とを特徴とする多方向操作キー構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記多方向操作部は、前記ケースに係合して前記ケース
    の表面に平行する所定の軸方向を中心として回動する第
    1回動部材と、この第1回動部材を前記ケースに係合す
    る方向と直交する軸を中心に回動可能に支持するととも
    に前記ケースの表面に露出するように嵌合する第2回動
    部材と、この第2回動部材に装着して垂直方向に降下動
    作するプッシュキーとにより形成されていることを特徴
    とする多方向操作キー構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記多方向操作部は、前記ケースの表面に配置されて外
    側に傾斜動作する傾斜キーと、この傾斜キーに装着して
    垂直方向に降下動作するプッシュキーとにより形成され
    ていることを特徴とする多方向操作キー構造。
  5. 【請求項5】 請求項3及び請求項4のいずれかに記載
    の多方向操作キー構造において、 前記ケースの表面に配置される前記多方向操作部は、前
    記回路基板に配置されて前記ケースに装着される軟質部
    材により支持されていることを特徴とする多方向操作キ
    ー構造。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記軟質部材は、シリコンゴムなどの軟質材からなり、
    表面に凹状に形成した凹部を設け、この凹部内に突出す
    る突起部を設けるとともに前記接点を配置することで、
    前記多方向操作部により前記突起部が押されて前記接点
    をオン・オフするように形成したことを特徴とする多方
    向操作キー構造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記凹部は、前記多方向操作部が動作する多方向に対応
    して前記軟質部材の表面に複数配置するとともに各々個
    々に仕切られて形成されていることを特徴とする多方向
    操作キー構造。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記凹部は、前記多方向操作部が外側に動作する多方向
    に対応して前記軟質部材の表面に複数形成され、この外
    側の多方法から中心に向かって延在して中心部で連通す
    るように形成していることを特徴とする多方向操作キー
    構造。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記多方向操作部と軟質部材とは透明な材質により形成
    し、前記軟質部材には前記回路基板に実装した発光素子
    を覆うLED凹部を更に設けて嵌入し、前記多方向操作
    部が前記軟質部材を介して前記発光素子の光を取り込ん
    で発光することを特徴とする多方向操作キー構造。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の多方向操作キー構造
    において、 前記LED凹部は、前記凹部と連通させることで前記発
    光素子の光を容易に取り込めるように形成していること
    を特徴とする多方向操作キー構造。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の多方向操作キー構造
    において、 前記電子機器は、PHS電話機、携帯電話機、トランシ
    ーバなどの移動体通信端末であることを特徴とする多方
    向操作キー構造。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の多方向操作キー構
    造において、 前記移動体通信端末に使用する軟質部材は、テンキー、
    機能キーなどの操作キーを一体に形成したキートップス
    イッチであることを特徴とする多方向操作キー構造。
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