JP2000214574A - パタ―ン描画用デ―タ作成方法 - Google Patents

パタ―ン描画用デ―タ作成方法

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JP2000214574A JP1438299A JP1438299A JP2000214574A JP 2000214574 A JP2000214574 A JP 2000214574A JP 1438299 A JP1438299 A JP 1438299A JP 1438299 A JP1438299 A JP 1438299A JP 2000214574 A JP2000214574 A JP 2000214574A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光露光用マスクに微細なパターンを精度良く
かつスループットの低下なしに形成することができるパ
ターン描画用データ作成方法を提供する。 【解決手段】 電子線描画装置によって光露光装置の光
露光用マスク上にパターンを形成するためのパターン描
画用データの作成方法で、パターンの内側に解像限界の
微細スペースを挿入あるいはパターンの外側に解像限界
の微細ラインを配置した描画用データを用いることで、
描画時の電子線量が変化し描画時のグリッド以下のパタ
ーンを描画することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線描画装置に
よって光露光用マスクにパターンを形成するためのパタ
ーン描画用データ作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、DRAMを始めとする半導体装置
の製造に用いられる光露光装置では、実際の半導体装置
の回路パターンを5〜10倍に拡大して作成された光露
光用マスク(レチクルとも呼ぶ)を用い、レジストを塗
布したウェハー上に回路パターンを結像させる縮小投影
露光が主流になっている。しかしながら、半導体装置の
回路パターンの微細化が進み光露光装置の露光光の波長
が半導体装置の回路パターンの幅に近づいてきているた
め、光露光用マスクに形成されたパターンの角部や辺の
周辺部で光の回折や干渉が起こり解像度や焦点深度が不
足して光学像が歪む光の近接効果による問題が顕著にな
ってきている。通常の光露光用マスクでは、近接効果に
よって、例えば回路パターン長辺部の縮みや角部の膨ら
み等、露光後のレジストパターンの変形が起こるため、
ウェハー上に所望のサイズの半導体装置の回路パターン
を形成することが困難になっている。そこで、光露光後
の回路パターンの変形をなくすため、光学像の歪み量を
予め考慮して光露光用マスクのパターンを補正しておく
近接効果補正が必須になる。
【0003】一般に、光露光用マスクに形成するパター
ンの形状を設計もしくは補正する際には、ある一定間隔
の幅をもって格子状に規則正しく並べられた線を用いこ
の線上で行う。パターンの形状を設計する際に半導体装
置の回路パターンを配置する場所は任意ではなく、上述
した一定間隔の幅をもって格子状に規則正しく並べられ
た線の交点に配置する。以下、この一定間隔の幅をもっ
て格子状に規則正しく並んだ線の様子をグリッド、線を
グリッド線、グリッド線とグリッド線の間隔をグリッド
間隔と称す。
【0004】上述したグリッドは、光露光用マスクにパ
ターンを描画するときに用いる電子線描画装置の走査ピ
ッチ(以下描画グリッドと称す)を、半導体装置のリソ
グラフィ工程で使用する光露光装置の投影縮小率で縮小
した値となる。例えば光露光装置の投影縮小率が1/5
の場合、光露光用マスクに配置するパターンを設計する
際に用いるグリッドは、光露光用マスクへパターンを描
画する描画グリッドの1/5となる。
【0005】また、前述した光近接効果により光露光用
マスクに形成されているパターンを微調整する場合、例
えばパターンの中央位置を変えないようにパターンの幅
を微調整するには、グリッドの2倍を1単位にして微調
整する。具体的には、最小幅が0.2μmのパターンを
0.01μmのグリッドで設計した後このパターン幅を
微調整するには、微調整する間隔をグリッド0.01μ
mの2倍の0.02μmとする。これにより、パターン
の幅を広げるように微調整するには、微調整後のパター
ン幅を0.22μm、0.24μm、0.26μ
m...とする。一方、パターン幅を狭くする方向に微
調整するには微調整後のパターン幅を0.18μm、
0.16μm、0.14μm...とする。このとき、
パターンの微調整の間隔はパターンの幅0.2μmの1
0%である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、光露光用
マスクのパターンを修正する場合は、パターン幅の10
%の寸法間隔で調整しなければならない。パターンの幅
を修正する寸法間隔が大きいと寸法間隔以下の微細な寸
法の調整は不可能となり、光露光用マスクのパターンの
寸法精度は低下する。
【0007】また、光露光用マスクにパターンを電子線
描画装置で描画する際に用いるグリッドが制限されてい
るため、描画グリッドに対応しないパターンを寸法通り
に描画することは難しくなる。また、パターンを寸法通
りに形成しようとすると電子線描画装置の描画グリッド
をパターンを修正した際に用いたグリッド程度に設定し
なければならず、元来低スループットであるマスク電子
線描画装置のスループットが益々低下する問題が発生す
る。
【0008】本発明は、上記したような従来の技術が有
する問題点を解決するためになされたものであり、光露
光用マスクに微細なパターンを精度良くかつスループッ
トの低下なしに形成することができるパターン描画用デ
ータ作成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のパターン描画用データの作成方法は、光露光装
置で用いる光露光用マスクに所望のパターンを形成する
ためのパターン描画用データ作成方法であって、半導体
装置の回路パターンを前記パターンとして形成するため
に所定のグリッド間隔を有する第1のグリッドを用いて
所定の形状を有する第1のパターンを設計し、前記第1
のグリッドを前記光露光装置の投影縮小率の逆数を拡大
倍率として拡大した第2のグリッドに変換し、前記第1
のパターンを前記光露光装置の投影縮小率の逆数を拡大
倍率として拡大した第2のパターンに変換し、前記第2
のグリッドを2倍に拡大して第3のグリッドに変換し、
前記第3のグリッドの中間に位置する第2のパターンの
辺を伸長もしくは縮小して前記第3のグリッドのグリッ
ド線上に移動させて第3のパターンを形成し、前記第3
のパターンの辺から前記第3のグリッドの1グリッド間
隔分内側に所定の形状を有する微細スペースを挿入して
第4のパターンを形成する方法である。
【0010】このとき、前記微細スペースは、前記第3
のグリッドの1グリッド間隔分乃至数グリッド間隔分の
幅であってもよい。
【0011】また、前記微細スペースは、前記光露光用
マスクに描画する際に使用するレジストをネガ型レジス
トとした場合、前記第4のパターンの辺における電子線
量減少に伴うレジストパターンの収縮寸法と前記第3の
グリッドのグリッド間隔の半分とが等しくなる幅であっ
てもよく、前記光露光用マスクに描画する際に使用する
レジストをポジ型レジストとした場合、前記第3のパタ
ーンの辺における電子線量減少に伴うレジストパターン
の伸長寸法と前記第3のグリッドのグリッド間隔の半分
とが等しくなる幅であってもよい。
【0012】さらに、前記微細スペースは、前記光露光
用マスクに描画する際に使用する前記ネガ型レジストで
は解像されない形状であってもよく、前記光露光用マス
クに描画する際に使用する前記ポジ型レジストでは解像
されない形状であってもよい。
【0013】本発明の他のパターン描画用データの作成
方法は、光露光装置で用いる光露光用マスクに所望のパ
ターンを形成するためのパターン描画用データ作成方法
であって、半導体装置の回路パターンを前記パターンと
して形成するために所定のグリッド間隔を有する第1の
グリッドを用いて所定の形状を有する第1のパターンを
設計し、前記第1のグリッドを前記光露光装置の投影縮
小率の逆数を拡大倍率として拡大した第2のグリッドに
変換し、前記第1のパターンを前記光露光装置の投影縮
小率の逆数を拡大倍率として拡大した第2のパターンに
変換し、前記第2のグリッドを2倍に拡大して第3のグ
リッドに変換し、前記第3のグリッドの中間に位置する
第2のパターンの辺を伸長もしくは縮小して前記第3の
グリッドのグリッド線上に移動させて第3のパターンを
形成し、前記第3のパターンの辺から前記第3のグリッ
ドの1グリッド間隔分外側に所定の形状を有する微細ラ
インを挿入して第4のパターンを形成する方法である。
【0014】このとき、前記微細ラインは、前記第3の
グリッドの1グリッド間隔分乃至数グリッド間隔分の幅
であってもよい。
【0015】また、前記微細ラインは、前記光露光用マ
スクに描画する際に使用するレジストをネガ型レジスト
とした場合、前記第4のパターンの辺における電子線量
増大に伴うレジストパターンの伸長寸法と前記第3のグ
リッドのグリッド間隔の半分とが等しくなる幅であって
もよく、前記光露光用マスクに描画する際に使用するレ
ジストをポジ型レジストとした場合、前記第3のパター
ンの辺における電子線量増大に伴うレジストパターンの
収縮寸法と前記第3のグリッドのグリッド間隔の半分と
が等しくなる幅であってもよい。
【0016】さらに、前記微細ラインは、前記電子線描
画装置を用いて前記光露光用マスクに描画する際に使用
する前記ネガ型レジストでは解像されない形状であって
もよく、前記電子線描画装置を用いて前記光露光用マス
クに描画する際に使用する前記ポジ型レジストでは解像
されない形状であってもよい。
【0017】上記のような描画用データ作成方法では、
光露光用マスクのパターンの内側に電子線描画装置で描
画する際に解像されない形状の微細スペースを挿入した
パターン描画用のデータ、又は光露光用マスクのパター
ンの外側に電子線描画装置で描画する際に解像されない
形状の微細ラインを配置したパターン描画用データを作
成する。このパターン描画用データを用いることで電子
線描画装置の描画グリッドの半分のグリッド単位でパタ
ーンを描画することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を用いて詳細に説明する。
【0019】(第1の実施の形態)最初に、光露光用マ
スクにパターンを電子線描画装置で描画する際に用いる
レジストがネガ型の場合の光露光用マスクのパターンデ
ータの作成方法を説明する。
【0020】まず第1プロセスとして、図1(a)に示
すように、半導体装置の回路パターンを、所定のグリッ
ド間隔を持つ第1のグリッドG1を用いて所定の形状を
持つ第1のパターンAP1を設計する。
【0021】次に第2プロセスとして、図1(a)の第
1のパターンAP1及び第1のグリッドG1を、光露光
用マスクを使用する光露光装置の投影縮小率の逆数を拡
大倍率値として拡大する。すると第1のパターンAP1
は図1(b)に示すように第2のパターンAP2に拡大
され、第1のグリッドG1は第2のグリッドG2に変換
される(なお図面上では図1(b)の第2のグリッドG
2と図1(a)の第1のグリッドG1は都合上同じグリ
ッド間隔とした)。
【0022】次に第3プロセスとして、第2プロセスで
拡大された第2のグリッドG2を図1(c)に示すよう
にさらに2倍に拡大して第3のグリッドG3に変換す
る。このとき、第2のパターンAP2は拡大させずにそ
のままの大きさにしておく。第2のグリッドG2を2倍
に拡大したことにより、第2のパターンAP2の上下の
辺は第3のグリッドG3のグリッド間隔の中間に位置し
ている。
【0023】次に第4プロセスとして、図1(d)に示
すように、第3のグリッドG3のグリッド間隔の中間に
位置している第2のパターンAP2の上下の辺を、第3
のグリッドG3のグリッド線上に第2のパターンAP2
のサイズを大きくする方向に移動させ、これを第3のパ
ターンAP3とする。
【0024】次に第5プロセスとして、第3のパターン
AP3の上辺から第3のグリッドG3の1グリッド間隔
分下に図1(e)に示すように第1の微細スペースS1
を挿入し、さらに第3のパターンAP3の下辺から第3
のグリッドG3の1グリッド間隔分上に第2の微細スペ
ースS2を挿入して第4のパターンAP4とする。この
とき第1の微細スペースS1及び第2の微細スペースS
2の大きさは、光露光用マスクにパターンを電子線描画
装置を用いて描画する際に解像されない大きさで、幅h
は第3のグリッドG3の1グリッド間隔分〜数グリッド
間隔分とする。
【0025】上述した第4のパターンAP4を有するパ
ターン描画用データを用いて電子線描画装置で光露光用
マスクに描画すると、第4のパターンAP4の上辺及び
下辺の電子線量は第1の微細スペースS1及び第2微細
スペースS2を挿入したことにより減少する。
【0026】光露光用マスクの描画の際に塗布されたレ
ジストがネガ型の場合、上記の電子線量の減少に伴い第
4のパターンAP4の長辺方向が収縮する。このとき、
第4のパターンAP4の収縮寸法と第3のグリッドG3
のグリッド間隔の半分とが同じ寸法になるように、第4
のパターンAP4の内側に挿入する第1の微細スペース
S1及び第2の微細スペースS2の幅hを設定すると、
第4のパターンAP4の長辺方向の長さは第3のグリッ
ドG3のグリッド線上に辺を移動させる前の長さ、すな
わち図1(b)に示した光露光装置の投影縮小率の逆数
で拡大された第2のパターンAP2になる。
【0027】したがって、電子線描画装置の描画グリッ
ドである第3のグリッドG3のグリッド間隔の半分であ
る第2のグリッドG2で形成した第2のパターンAP2
を、光露光用マスクの描画グリッドである第3のグリッ
ドG3を用いて描画することができる。
【0028】次に、光露光用マスクの描画の際にポジ型
のレジスタを用いる場合について説明する。なお、上述
したネガ型レジストを用いた場合の第1のプロセス〜第
5のプロセスは同じプロセスのためここでは省略する。
【0029】光露光用マスクの描画の際に塗布されたレ
ジストがポジ型の場合は、上記の電子線量の減少に伴い
第4のパターンAP4のレジストパターンは長辺方向が
伸長する。第4のパターンAP4の伸長寸法と第3のグ
リッドG3のグリッド間隔の半分とが同じ寸法になるよ
うに第4のパターンAP4の内側に挿入する第1の微細
スペースS1及び第2の微細スペースS2の幅hを設定
すると、第4のパターンAP4の長辺方向の長さは第3
の描画グリッドG3のグリッド線上に辺を移動させる前
の長さ、すなわち図1(b)に示した光露光装置の投影
縮小率の逆数で拡大された第2のパターンAP2にな
る。
【0030】したがって、光露光用マスクの描画グリッ
ドである第3のグリッドG3の半分のグリッド間隔であ
る第2のグリッドG2で形成された第2のパターンAP
2を、描画グリッドである第3のグリッドG3を用いて
描画することができる。
【0031】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図2を用いて説明する。なお、第1の実
施の形態で説明した第1プロセス〜第3プロセスは同じ
なのでここでは省略する。
【0032】まず光露光用マスクの描画の際にネガ型レ
ジストを用いる場合について説明する。
【0033】図2(a)は、第1の実施の形態の第1プ
ロセス〜第3プロセスで説明した第1のパターンAP1
及び第1のグリッドG1を投影縮小率の逆数を拡大倍率
値として第2のパターンAP2及び第2のグリッドG2
に拡大したものである。図2(b)は図2(a)に示し
た第2のパターンAP2はそのままに、第2のグリッド
G2のみをさらに2倍に拡大して第3のグリッドG3に
変換したものを示したものである。
【0034】次に図2(c)に示すように、第2のパタ
ーンAP2の上下の辺をそれぞれ第2のパターンAP2
のサイズを小さくする方向に第3のグリッドのグリッド
線上に移動させ第6のパターンAP6とする。
【0035】次に、図2(d)に示すように第6のパタ
ーンAP6の上辺から第3のグリッドG3の1グリッド
間隔分上に第1の微細ラインL1を配置し、さらに第6
のパターンAP6の下辺から第3のグリッドG3の1グ
リッド間隔分下に第2の微細ラインL2をそれぞれ配置
し第7のパターンAP7とする。第1の微細ラインL1
及び第2の微細ラインL2の大きさは、光露光用マスク
に描画する際に解像されない大きさで、幅hは第3のグ
リッドG3の1グリッド間隔分〜数グリッド間隔分とす
る。
【0036】上述した第7のパターンAP7を有するパ
ターン描画データを用いて光露光用マスクに描画する
と、第7のパターンAP7の上辺及び下辺における電子
線量は第1の微細ラインL1及び第2の微細ラインL2
を配置したことにより増加する。
【0037】光露光用マスクの描画の際に塗布されたレ
ジストがネガ型の場合、上記の電子線量が増加すること
に伴い、第7のパターンAP7は長辺方向が伸長する。
したがって、レジストパターンの伸長寸法と第3のグリ
ッドG3のグリッド間隔の半分とが同じ寸法になるよう
に第7のパターンAP7の外側に配置する第1の微細ラ
インL1及び第2の微細ラインL2の幅hを設定する
と、第7のパターンAP7の上下方向の長さは第3のグ
リッドG3のグリッド線上に辺を移動させる前の長さ、
すなわち光露光装置の投影縮小率の逆数で拡大された第
2のパターンAP2になる。よって描画グリッドである
第3のグリッドG3の半分のグリッド間隔の第2のグリ
ッドG2で形成した第2のパターンAP2を、光露光用
マスクの描画グリッドである第3のグリッドG3を用い
て描画することができる。
【0038】次に、光露光用マスクの描画の際にポジ型
のレジストを用いる場合について説明する。
【0039】光露光用マスクの描画の際に塗布されたレ
ジストがポジ型の場合は、上記の電子線量が増加するこ
とに伴いレジストパターンが収縮する。したがって、レ
ジストパターンの収縮寸法と第3のグリッドG3のグリ
ッド間隔の半分とが同じ寸法になるように第1の微細ラ
インL1及び第2の微細ラインL2の高さhを設定する
と、第7のパターンAP7の上下方向の長さは第3のグ
リッドG3のグリッド線上に辺を移動させる前の長さ、
すなわち光露光装置の投影縮小率の逆数で拡大された第
2のパターンAP2になる。よって描画グリッドである
第3のグリッドG3の半分のグリッド間隔をもつ第2の
グリッドG2で形成した第2のパターンAP2を、描画
グリッドである第3のグリッドG3を用いて描画するこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、電子線描画装置を用いて光露
光用マスクに形成するパターンを、電子線描画装置の描
画グリッドの半分単位で描画することできるので電子線
描画装置の描画グリッドの制限が見かけ上緩和され、光
露光用マスクに微細なパターンを精度よく、かつ光露光
用マスクに微細なパターンをスループットの低下なしに
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパターン描画用データ作成方法の第1
の実施の形態の作成手順を示す図であり、パターンが変
換される様子を示す平面図である。
【図2】本発明のパターン描画用データ作成方法の第2
の実施の形態の作成手順を示す図であり、パターンが変
換される様子を示す平面図である。
【符号の説明】
AP1 第1のパターン AP2 第2のパターン AP3 第3のパターン AP4 第4のパターン AP6 第6のパターン AP7 第7のパターン G1 第1のグリッド G2 第2のグリッド G3 第3のグリッド S1 第1の微細スペース S2 第2の微細スペース L1 第1の微細ライン L2 第2の微細ライン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光露光装置で用いる光露光用マスクに所
    望のパターンを形成するためのパターン描画用データ作
    成方法であって、 半導体装置の回路パターンを前記パターンとして形成す
    るために所定のグリッド間隔を有する第1のグリッドを
    用いて所定の形状を有する第1のパターンを設計し、 前記第1のグリッドを前記光露光装置の投影縮小率の逆
    数を拡大倍率として拡大した第2のグリッドに変換し、 前記第1のパターンを前記光露光装置の投影縮小率の逆
    数を拡大倍率として拡大した第2のパターンに変換し、 前記第2のグリッドを2倍に拡大して第3のグリッドに
    変換し、 前記第3のグリッドの中間に位置する第2のパターンの
    辺を伸長もしくは縮小して前記第3のグリッドのグリッ
    ド線上に移動させて第3のパターンを形成し、 前記第3のパターンの辺から前記第3のグリッドの1グ
    リッド間隔分内側に所定の形状を有する微細スペースを
    挿入して第4のパターンを形成するパターン描画用デー
    タ作成方法。
  2. 【請求項2】 前記微細スペースは、 前記第3のグリッドの1グリッド間隔分乃至数グリッド
    間隔分の幅である請求項1記載のパターン描画用データ
    作成方法。
  3. 【請求項3】 前記微細スペースは、 前記光露光用マスクに描画する際に使用するレジストを
    ネガ型レジストとした場合、前記第4のパターンの辺に
    おける電子線量減少に伴うレジストパターンの収縮寸法
    と前記第3のグリッドのグリッド間隔の半分とが等しく
    なる幅である請求項1記載のパターン描画用データ作成
    方法。
  4. 【請求項4】 前記微細スペースは、 前記光露光用マスクに描画する際に使用するレジストを
    ポジ型レジストとした場合、前記第3のパターンの辺に
    おける電子線量減少に伴うレジストパターンの伸長寸法
    と前記第3のグリッドのグリッド間隔の半分とが等しく
    なる幅である請求項1記載のパターン描画用データ作成
    方法。
  5. 【請求項5】 前記微細スペースは、 前記光露光用マスクに描画する際に使用する前記ネガ型
    レジストでは解像されない形状である請求項3記載のパ
    ターン描画用データ作成方法。
  6. 【請求項6】 前記微細スペースは、 前記光露光用マスクに描画する際に使用する前記ポジ型
    レジストでは解像されない形状である請求項4記載のパ
    ターン描画用データ作成方法。
  7. 【請求項7】 光露光装置で用いる光露光用マスクに所
    望のパターンを形成するためのパターン描画用データ作
    成方法であって、 半導体装置の回路パターンを前記パターンとして形成す
    るために所定のグリッド間隔を有する第1のグリッドを
    用いて所定の形状を有する第1のパターンを設計し、 前記第1のグリッドを前記光露光装置の投影縮小率の逆
    数を拡大倍率として拡大した第2のグリッドに変換し、 前記第1のパターンを前記光露光装置の投影縮小率の逆
    数を拡大倍率として拡大した第2のパターンに変換し、 前記第2のグリッドを2倍に拡大して第3のグリッドに
    変換し、 前記第3のグリッドの中間に位置する第2のパターンの
    辺を伸長もしくは縮小して前記第3のグリッドのグリッ
    ド線上に移動させて第3のパターンを形成し、 前記第3のパターンの辺から前記第3のグリッドの1グ
    リッド間隔分外側に所定の形状を有する微細ラインを挿
    入して第4のパターンを形成するパターン描画用データ
    作成方法。
  8. 【請求項8】 前記微細ラインは、 前記第3のグリッドの1グリッド間隔分乃至数グリッド
    間隔分の幅である請求項7記載のパターン描画用デー
    タ。
  9. 【請求項9】 前記微細ラインは、 前記光露光用マスクに描画する際に使用するレジストを
    ネガ型レジストとした場合、前記第4のパターンの辺に
    おける電子線量増大に伴うレジストパターンの伸長寸法
    と前記第3のグリッドのグリッド間隔の半分とが等しく
    なる幅である請求項7記載のパターン描画用データ作成
    方法。
  10. 【請求項10】 前記微細ラインは、 前記光露光用マスクに描画する際に使用するレジストを
    ポジ型レジストとした場合、前記第3のパターンの辺に
    おける電子線量増大に伴うレジストパターンの収縮寸法
    と前記第3のグリッドのグリッド間隔の半分とが等しく
    なる幅である請求項7記載のパターン描画用データ作成
    方法。
  11. 【請求項11】 前記微細ラインは、 前記電子線描画装置を用いて前記光露光用マスクに描画
    する際に使用する前記ネガ型レジストでは解像されない
    形状である請求項9記載のパターン描画用データ作成方
    法。
  12. 【請求項12】 前記微細ラインは、 前記電子線描画装置を用いて前記光露光用マスクに描画
    する際に使用する前記ポジ型レジストでは解像されない
    形状である請求項10記載のパターン描画用データ作成
    方法。
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