JP2000213964A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000213964A
JP2000213964A JP11014335A JP1433599A JP2000213964A JP 2000213964 A JP2000213964 A JP 2000213964A JP 11014335 A JP11014335 A JP 11014335A JP 1433599 A JP1433599 A JP 1433599A JP 2000213964 A JP2000213964 A JP 2000213964A
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JP
Japan
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light
optical element
optical elements
light source
display device
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Pending
Application number
JP11014335A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Imoto
政善 井本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ式の数量表示の指針像として使用可
能な光線像を簡易な構成で表示させることができ、指針
像の高精細化が容易に行える表示装置を提供する。 【解決手段】 この表示装置では、略板状の光学素子
5,7,9の裏面側表面に、断面略円弧状の反射面33
aを有する複数の微小光学要素33が、所定の仮想円の
周方向に沿って互いに平行に延びるように、かつ前記仮
想円の径方向に対して周期的に同心円上に配列するよう
に一体に設けられているとともに、複数の光源10が、
光学素子5,7,9の外周側の端面5a,7a,9aに
対向配置されている。そして、各光源10からの光15
が端面5a,7a,9aから光学素子5,7,9中に入
射され、各反射面33aで前面側に全反射されて出射さ
れることにより、複数の微小光学要素33の曲率中心側
から点灯されている光源10に対応する放射方向に直線
的に延びる指針像が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に疑似指針
を生成する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、指針を用いた従来の表示装置で
は、指針を機械的に回転させて車両速度等の表示を行う
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表示装置では、指針を回転させるための複雑な駆動機構
が必要であり、装置構成が複雑であるという問題があ
る。
【0004】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、アナ
ログ式の数量表示の指針像として使用可能な光線像を簡
易な構成で表示させることができ、指針像の高精細化が
容易に行える表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、所定の透光材料で形成された略板状の
形状を有し、その裏面側表面に、断面略円弧状の反射面
を有する複数の微小光学要素が、所定の延設方向に沿っ
て互いに平行に延びるように、かつ前記延設方向と垂直
な配列方向に対して周期的に配列するように形成された
光学素子と、前記光学素子の前記配列方向外方側の端面
に対向配置された少なくとも1つの光源と、を備え、前
記光源からの光を前記端面から前記光学素子中に入射さ
せ、屈折および反射させつつ前記複数の微小光学要素に
導き、前記各反射面で前面側に反射させて前記光学素子
の前面側表面から出射させることにより、前記配列方向
に延びる光線像を表示することを特徴とする。
【0006】好ましくは、前記光学素子は、前記裏面側
表面に前記複数の微小光学要素が形成された略板状の素
子本体と、前記素子本体の前記配列方向外方側縁部から
前記素子本体の裏面側に湾曲するようにして延設され、
前記端面となるその前記配列方向外方側の外周端面が前
記光学素子の略裏面側に向き、前面側に面する部分の内
面に、前記外周端面を介して入射した前記光を前記素子
本体の前記複数の微小光学要素側に向けて反射させる反
射させる反射部が設けられた導入部と、を備えるのがよ
い。
【0007】また、好ましくは、前記導入部の前記外周
端面の前記光源と対向する部分には、前記延設方向に垂
直な前記光学素子の略厚み方向に対して1次元的に凸レ
ンズとしての機能を有する凸レンズ部が設けられている
のがよい。
【0008】さらに、好ましくは、前記導入部の前記外
周端面の前記光源と対向する部分には、前記外周端面の
延設方向に対して1次元的に凸レンズとしての機能を有
する凸レンズ部が設けられているのがよい。
【0009】また、好ましくは、前記光学素子の前記複
数の微小光学要素は、所定の仮想円の周方向に沿って互
いに平行に延びるように、かつ前記仮想円の径方向に対
して周期的に同心円上に配列するように形成されてお
り、前記光源は、前記光学素子の前記外周端面に沿って
規則的に複数配置されているのがよい。
【0010】さらに、好ましくは、前記光学素子は、片
側表面に前記複数の微小光学要素が、所定の仮想円の周
方向に沿って互いに平行に延びるように、かつ前記仮想
円の径方向に対して周期的に同心円上に配列するように
形成された透光性の板状体の一部を切り出して得られる
ような所定の外形形状を有しているのがよい。
【0011】また、好ましくは、前記光学素子の前記複
数の微小光学要素が設けられる部分の厚みが、前記配列
方向外方側から前記配列方向内方側に向けてテーパ状に
小さくなるように設定されているのがよい。
【0012】さらに、好ましくは、前記各微小光学要素
は、円形をその径方向に4等分して得られるような略扇
形の断面形状を有し、その円弧状の外周面が前記反射面
となっているのがよい。
【0013】また、好ましくは、前記光学素子は、所定
の色に着色された透明樹脂からなるのがよい。
【0014】さらに、好ましくは、前記光学素子の前記
複数の微小光学要素が設けられる部分の前面側表面に
は、前記光学素子の前面側から前記複数の微小光学要素
に入射する外来光を抑制する反射防止コートが設けられ
ているのがよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る表示装置の正面図であり、図2は前記表示装置の断面
図であり、図3は前記表示装置に備えられる光学素子の
正面図であり、図4は図3の光学素子構成を模式的に示
す断面図であり、図5は前記表示装置に備えられる光源
の配設形態を示す平面図であり、図6は図5の光源の配
設形態を示す正面図である。
【0016】この表示装置は、図1および図2に示すよ
うに、車両のインストゥルメントパネル部に配設されて
各種のメータ表示を行うためのものであり、大略的に、
ケース体1と、ケース体1の前面部に設けられた表示パ
ネル3と、表示パネル3の各部に設けられた複数(ここ
では3つ)の窓部3a,3b,3cにそれぞれ設けられ
た複数(ここでは3つ)の光学素子5,7,9と、各光
学素子5,7,9ごとに複数配設された光源10と、外
部から入力される信号に基づいて各光学素子5,7,9
の各光源10を個別にオンオフ制御して所定のメータ表
示を行う図示しない制御部とを備えて構成されている。
【0017】ここで、中央の光学素子5は、速度表示の
ためのものであり、左側の光学素子7は、燃料残量を表
示するのためのものであり、右側の光学素子9は、冷却
水温度を表示するためのものである。また、光学素子5
が配設される窓部3aの下方に設けられる窓部3dに
は、トリップメータ表示およびオドメータ表示のための
LCD11が配設される。LCD11は、表示パネル3
の裏面側に設置される基板13上に配設される。
【0018】各光学素子5,7,9は、各光源10から
の光15を受けて所定の指針像(光線像)17を生成
し、その指針像17を用いて各種のメータ表示をアナロ
グ式に行うものであり、これに対応して、表示パネル3
の各窓部3a,3b,3cの外周部には、指針像17の
表示位置に基づき、その表示位置に対応する所定の数量
(ここでは、車両速度、燃料残量および冷却水温度)を
読み取るための指標表示(ここでは文字盤表示)21,
23,25が設けられている。
【0019】なお、ここでは、印刷等により指標表示2
1,23,25が設けたが、遮光領域中に指標表示2
1,23,25に対応する透光パターンを表示パネル3
に設け、その透光パターンの裏面側に所定の光源を配設
し、その透光パターンを照らし出すことにより、指標表
示21,23,25を表示するようにしてもよい。
【0020】各光学素子5,7,9は、図3および図4
に光学素子5について代表して示すように、所定の色に
着色された透光性の所定の樹脂材料(ここでは、アクリ
ル(PMMA)等)で形成された板状体であり、その裏
面側表面には、所定の仮想円31の周方向に沿って互い
に平行に延びるように、かつ仮想円31の径方向に対し
て周期的に同心円上に配列するように複数の微小光学要
素33が一体に配設されている。
【0021】各微小光学要素33は、円形をその径方向
に4等分して得られるような略扇形の断面形状を有して
おり、その円弧状の外周部の内面が、光源10からの光
15を前面側に反射して指針像17を生成する反射面3
3aとなっている。各微小光学要素33は、その反射面
33aが前記径方向内方を向くようにして配設されてい
る。
【0022】ここで、各光学素子5,7,9の厚みは、
1〜10mm(ここでは2mm)に設定されており、各
微小光学要素33の前記径方向の配列ピッチは、0.1
5mmに設定されており、これに対応してその反射面3
3aの曲率半径は、0.15mmに設定されている。
【0023】また、各光学素子5,7,9は、図1に示
すように、片側表面に微小光学要素33が同心円上に周
期的に配設された透光性の円形の板状体の一部分を必要
最小限のサイズだけ切り出したような外形形状を有して
いる。
【0024】ここでは、光学素子7,9は、図1に示す
ように、前記円形の板状体の一部分を、その板状体の中
心(前記仮想円31の中心)と同心に所定半径の扇形に
切り出したような外形形状を有している。
【0025】光学素子5は、図1および図3に示すよう
に、前記円形の板状体の中心35から所定距離だけ外方
に偏心し、その部分に形成される微小光学要素33の曲
率よりも小さな曲率で内方に湾曲して分布する前記板状
体内の略三日月形の領域を切り出したような外形形状を
有している。また、光学素子5は、その微小光学要素3
3の径方向外方側の外周端が、前記仮想円31の中心3
5を通る光学素子5と平行に延びる光学素子5の中心線
37上に位置する点39を中心とした仮想円41に沿っ
て延びるように形成さている。
【0026】そして、本実施形態では、各光学素子5,
7,9の各微小光学要素33の径方向外周側の端面(外
周端面)5a,7a,9aから、各光源10からの光1
5が入射されるようになっている。
【0027】光源10は、図3に示すように、各微小光
学要素5,7,9ごとに複数設けられており、各微小光
学要素5,7,9の端面5a,7a,9aに対向して、
端面5a,7a,9aの長手方向に沿って等間隔に規則
的に配設されている。本実施形態では、各光源10は、
表面実装型のLEDであり、図5に示すように、FPC
(フレキシブルプリント基板)等の可撓性を有する基板
43上に一方向に沿って等間隔に配設されている。そし
て、図6に示すように、その基板43を各光学素子5,
7,9の外周側の端面5a,7a,9aに沿うように湾
曲させた状態で各光学素子5,7,9の外周側に配設す
ることにより、各光源10が各光学素子5,7,9の外
周側端面5a,7a,9aに沿って対向配置されるよう
になっている。
【0028】図4に示す3つの光線A,B,Cは、各光
学素子5,7,9内に入射する各光源10からの光15
に含まれる代表的な光線を示すものである。光線Aは、
各光学素子5,7,9の図示しない中心軸と垂直な仮想
平面に対して所定角度αを持って斜め前方方向に光学素
子5,7,9中に入射するものであり、光源B,Cは、
前記仮想平面に対して斜め後方方向に光学素子5,7,
9中に入射するものである。
【0029】光線Aは、端面5a,7a,9aから各光
学素子5,7,9に入射すると、光学素子5,7,9の
前面に入射する。このとき、入射角θが、臨界角以上で
ある場合には、光源Aは、前面によって裏面側に全反射
され、臨界角未満の場合には、反射させることなく透過
する。裏面側に反射された光線Aは、裏面側に設けられ
る微小光学要素33の反射面33aに入射し、同様に入
射角が臨界角以上である場合には反射面33aによって
前面側に全反射されて前面から前方に出射し、視認者の
視点に到達し、後述するように指針像17を生成する一
方、反射面33aへの入射角が臨界角未満の場合には、
反射面33aで反射させることなく裏面側に透過する。
なお、本実施形態では、光学素子5,7,9に屈折率が
1.491の樹脂材料を使用しているため、光15が光
学素子5,7,9の内側表面に入射するときの臨界角は
42°になっている。
【0030】光線B,Cは、端面5a,7a,9aから
各光学素子5,7,9に入射すると、前面で反射させる
ことなく裏面側の各微小光学要素33の反射面33aに
入射する。光線Bは、臨界角以上の入射角で反射面33
aに入射するため、反射面33aを透過することなく、
前面側に全反射される。光線Cは、臨界角未満の入射角
で反射面33aに入射するため、反射面33aを透過し
て外部に出射して屈折された後、再び内部に入射して屈
折され、内周側の他の微小光学要素33の反射面33a
に臨界角以上の入射角で入射し、前面側に全反射され
る。このように前面側に反射された光線B,Cは、前面
から前方に出射し、視認者の視点に到達し、後述するよ
うに指針像17を生成する。
【0031】このように、各光源10が発した光15の
各光学素子5,7,9の厚み方向に拡散する光線成分
は、端面5a,7a,9aから各光学素子5,7,9内
に入射して光学素子5,7,9の前面側および裏面側で
反射屈折されつつ各微小光学要素33の反射面33aに
導かれ、反射面33aで前面側に全反射されて視認者者
の視点に到達し、これによって、所定の像形成位置45
(図4参照)に、図1および図3に示すように、各光学
素子5,7,9の各微小光学要素33の曲率中心側から
点灯されている各光源10に対応する放射線方向に直線
的に延びる指針像17が表示されているように視認され
る。
【0032】なお、各光源10が発した光15の光学素
子5,7,9の周方向に拡散する光線成分は、同様に端
面5a,7a,9aから各光学素子5,7,9内に入射
するのであるが、各微小光学要素33の反射面33aに
よって視認者の視点以外の方向に反射されるため、指針
像17の形成には寄与しない。
【0033】制御部は、車速センサ、燃料残量を検知す
る燃料センサ、および冷却水温度を検知する温度センサ
から与えられる信号が示す数量値(車両速度、燃料残量
および冷却水温度)に対応する各光学素子5,7,9の
各光源10を個別にオンして他の光源10をオフし、前
記信号が示す数量値の変化に伴ってオンする光源10を
順次切替えることにより、数量値に対応する指針像17
を表示するようになっている。
【0034】これによって、視認者は各光学素子5,
7,9によって生成される指針像17の周方向に対する
表示位置に基づき、車両速度、燃料残量および冷却水温
度を認識できるようになっている。
【0035】以上のように、本実施形態によれば、光源
10からの光15を端面5a,7a,9aから光学素子
5,7,9中に入射させ、屈折および反射させつつ複数
の微小光学要素33に導き、各微小光学要素33の反射
面33aで前面側に反射させて光学素子5,7,9の前
面側表面から出射させることにより、その出射される光
15によって各微小光学要素33の曲率中心側から点灯
されている光源10に対応する放射線方向に直線的に延
びる指針像17が生成されるようになっているため、こ
の指針像17を指針として用いることにより、アナログ
式の数量表示のための疑似指針として使用可能な指針像
17を簡易な構成で表示することができる。
【0036】また、光学素子5,7,9を使用して指針
像17を生成する他の方法として、光源10からの光1
5を裏面側から光学素子5,7,9内に入射させ、その
入射した光15のうちの複数の微小光学要素33によっ
て所定の方向に屈折された光15によって指針像17を
生成する方法があり、この方法では、光源10が発光す
る光15を複数の微小光学要素33の配列方向の全域に
入射させようとすると、光源10と光学素子5,7,9
との間の間隔を所定距離以上確保する必要があるため、
表示装置の奥行き方向のサイズの小型化が困難であると
いう問題があるが、本実施形態によれば、光源10から
の光15を、光学素子5,7,9の外周側の端面5a,
7a,9aから光学素子5,7,9内に入射させて、複
数の微小光学要素33の反射面33aで反射させて指針
像17を生成するようにしているため、光源10を光学
素子5,7,9の外周側に配置することができ、表示装
置の奥行き方向のサイズの小型化(薄型化)を容易に行
うことができる。
【0037】さらに、本実施形態では、光学素子5,
7,9が、微小光学要素33の延設方向に連続的に一体
に形成されており、複数の光源10を設けて複数の指針
像17を生成する場合に、光学素子5,7,9の構成に
依存することなく、光源10の発光部の幅と、光源10
の配設ピッチとにより、指針像17の幅および表示ピッ
チ(回転ピッチ)を決定することができるため、指針像
17の幅および表示ピッチを容易に変更することがで
き、複数の微小光学要素33の曲率中心側から放射方向
に細長く延び、かつ微小光学要素33の周方向に細かな
ピッチで滑らかに移動する指針像17を生成することが
でき、指針像17の高精細化を容易に行うことができ
る。
【0038】また、本実施形態では、指針像17を生成
する各微小光学要素33の反射面33aが断面略円弧状
の形状を有しており、各微小光学要素33の反射面33
aに入射した光源10からの光15は、反射面33aに
よって比較的広範囲の領域に反射されるため、幅広い範
囲のいずれの視認方向から視認された場合にも指針像1
7が生成され、指針像17を視認可能な視認方向の範囲
が広いという利点がある。
【0039】さらに、本実施形態では、各微小光学要素
33の反射面33aに入射した光源10からの光15
は、反射面33aによって比較的広範囲の領域に反射さ
れるようになっており、各微小光学要素33の反射面3
3aで反射された光源10からの光15のうちの一部は
基本的に必ず視認者の視点に届くため、図7に示すよう
に、光源10の像(輝点)41,43が連続的に連なっ
て視認され、どの視点D,Eから視認しても連続的に線
状に連なる光線像を視認することができる。
【0040】また、光学素子5,7,9の複数の微小光
学要素33が、所定の仮想円の周方向に沿って互いに平
行に延びるように、かつ前記仮想円の径方向に対して周
期的に同心円上に配列するように形成されており、光源
10が、光学素子5,7,9の外周側の端面5a,7
a,9aに沿って規則的に複数配置されているため、点
灯させる光源10を順次切替えることにより、表示すべ
き数量の変化に対応して指針像17の表示位置を周方向
に変化させることができる。
【0041】さらに、各光学素子5,7,9は、図1に
示すように、片側表面に微小光学要素33が同心円上に
周期的に配設された透光性の円形の板状体の一部分を必
要最小限のサイズだけ切り出したような外形形状を有し
ているため、光学素子5,7,9の外形形状を微小光学
要素33の配列形状に束縛されることなく自由に決定で
き、その結果、指針像17を表示する表示面の外形形状
に自由度ができ、デザイン性の向上が図れるとともに、
光学素子5のようにその外形形状を横長形状とすること
により、光学素子5の上下方向のサイズを小さくするこ
とができる。
【0042】また、各微小光学要素33が、円形をその
径方向に4等分して得られるような略扇形の断面形状を
有しているため、各微小光学要素33の断面形状を略半
円形とする場合等に比して、高い配列密度で微小光学要
素33を配列することができ、これによって、高輝度で
前記放射方向に滑らかに延びる指針像17を生成するこ
とができ、その結果、表示装置の表示品位の向上が図れ
る。
【0043】さらに、光学素子5,7,9を所定の色に
着色することによって、種々の色の光線像を生成するこ
とができるとともに、光学素子5,7,9の前面側から
各微小光学要素33に入射する不要な外来光が抑制さ
れ、指針像17のコントラストの向上が図れる。
【0044】図8は本発明の第2実施形態に係る表示装
置の部分的構成を示す断面図であり、図9はその表示装
置に備えられる光学素子の部分的構成を示す正面図であ
り、図10はその光学素子の要部拡大断面図であり、図
11はその光学素子の要部拡大正面図であり、図12は
その光学素子の要部拡大側面図である。本実施形態に係
る表示装置は、各光学素子5,7,9の形態、および各
光源10の配設形態を変更したのみで他の構成は第1実
施形態に係る表示装置と同様であり、対応する部分には
同一の参照符号を付す。
【0045】本実施形態では、各光学素子5,7,9の
各微小光学要素33の径方向外周側縁部の外周部に、各
光源10からの光15を受け入れて、複数の微量光学要
素33が設けられる裏面側の部分に導く導入部51が前
記縁部の延設方向に沿って延設されている。
【0046】導入部51は、図8および図10に示すよ
うに、断面略ラッパ形の形状を有し、各光学素子5,
7,9の微小光学要素33が裏面側に設けられる略板状
の素子本体5b,7b,9bの外周端から裏面側に湾曲
しつつその厚みが末広がり広がっている。なお、ここで
素子本体5b,7b,9bは、第1実施形態に係る光学
素子5,7,9に対応している。また、本実施形態で
は、この導光部51は、素子本体5b,7b,9bと一
体に形成されているが、素子本体5b,7b,9bと別
体に形成して後で接着するようにしてもよい。
【0047】これに伴って、導入部51の外周側の端面
5a,7a,9aは、光学素子5,7,9の外向きに斜
め後方に向けられている。このため、本実施形態では、
光源10を、光学素子5,7,9の裏面側に光学素子
5,7,9と平行に配設された平面基板53上に配設し
ても、光源10を端面5a,7a,9aに対向配置する
ことができ、端面5a,7a,9aを介して各光源10
からの光15を効率よく光学素子5,7,9内に入射さ
せることができるようになっている。このように、光源
10を平面基板53上に配設することができるため、光
源10に、光源として利用可能なLCD、VFD(真空
蛍光表示管)、無機EL素子および有機EL素子等の種
々の素子を採用することができる。
【0048】また、導入部51の外周部の前面側に面す
る部分(反射部)51aの内面は、その断面の湾曲形状
が、端面5a,7a,9aから入射する光15が、その
部分51aの各部に臨界角以上の入射角で入射し、その
各部で光学素子5,7,9の裏面側に全反射されるよう
な湾曲形状となるように設定されている。このため、端
面5a,7a,9aを介して導入部51内に入射した光
15は、反射部51aで光学素子5,7,9の裏面側に
全反射されるようになっている。なお、本実施形態で
は、反射部51aの外面には特別の反射部材は設けてい
ないが、反射部51aの外面に蒸着等によりアルミ等の
金属膜を設けて鏡面を設け、反射部51aでの反射効率
を向上させるようにしてもよい。
【0049】さらに、導光部51の端面5a,7a,9
aの各光源10と対向する部分には、図8ないし図12
に示すように、断面円弧状に外方に凸に突出する凸レン
ズ部55が設けられている。すなわち、この凸レンズ部
55は、光学素子5,7,9の略厚み方向および端面5
a,7a,9aの延設方向に対してそれぞれ1次元的に
凸レンズとしての機能を有している。各光源10は、対
向する各凸レンズ部55の焦点に位置するように配設さ
れている。なお、ここでは、凸レンズ部55は、光学素
子5,7,9の略厚み方向および端面5a,7a,9a
の延設方向の2方向に対してそれぞれ1次元的に凸レン
ズとしての機能を有しているが、いずれか一方の方向に
対してのみ凸レンズとしての機能を有していてもよい。
【0050】このため、各光源10から放射状に発せら
れた光15は、凸レンズ部55のレンズ面によって集光
されて(絞られて)略平行光となり、反射部51aで全
反射されて各微小光学要素33に入射するようになって
おり、これによって、各微小光学要素33によって視認
者の視点側に反射される光の光量が増加し、指針像17
の高輝度化が図れるようになっている。
【0051】また、本実施形態では、各光学素子5,
7,9は、図8に示すように、複数の微小光学要素33
が設けられる部分(素子本体5b,7b,9b)の厚み
が、微小光学要素33の径方向外方側から径方向内方側
に向けてテーパ状に小さくなるように形成されており、
各微小光学要素33は、その各微小光学要素33の曲率
中心を通る中心軸に対して、その曲率中心側から外方に
向けて所定角度で斜め後方に傾斜する傾斜面を基準とし
て配設されている。
【0052】このように光学素子5,7,9をテーパ形
状にしたのは、導入部51の反射部51aで反射されて
素子本体5b,7b,9b内に導かれた光15が、微小
光学要素33に入射せずに光学素子5,7,9の内周側
の端面から出射してしまうのを防止するためであり、こ
れによって、光学素子5,7,9内に入射した光15を
確実に各微小光学要素33に入射させることができ、入
射した光15の有効利用が図れるようになっている。
【0053】さらに、各光学素子5,7,9の複数の微
小光学要素33が設けられる部分の前面側表面の全域
(すなわち、図1および図9において鎖線で微小光学要
素33が示されるいる領域の全域)に、光学素子5,
7,9の前面側から複数の微小光学要素33に入射する
外来光を抑制する反射防止コート(ARコート)が設け
られている。
【0054】以上のように、本実施形態によれば、第1
実施形態と同様な効果が得られるとともに、光源10か
らの光15を受け入れる光学素子5,7,9の導入部5
1の外周側の端面5a,7a,9aは、光学素子5,
7,9の斜め後方側に向いており、その端面5a,7
a,9aから入射された光15が導入部51の反射部5
1aによって複数の微小光学要素33側に反射されるよ
うになっているため、光源10を、光学素子5,7,9
の裏面側に光学素子5,7,9と平行に配設された平面
基板53上に配設しても、光源10を導入部51の端面
5a,7a,9aに対向させて配設して、光源10から
の光15を導入部51の端面5a,7a,9aを介して
効率よく素子本体5a,7a,9a内に入射させること
ができ、これによって、特に複数の光源10を配設する
際に、光源10の配設を容易に行うことができる。
【0055】また、光源10を平面基板53上に配設す
ることができるため、光源として表面実装型の素子を採
用する場合、利用可能な素子の種類を増大させることが
できる。
【0056】さらに、導入部51の外周側の端面5a,
7a,9aの各光源10と対向する部分には、光学素子
5,7,9の略厚み方向および端面5a,7a,9aの
延設方向に対して1次元的に凸レンズとしての機能を有
する凸レンズ部55が設けられているため、各光源10
からの光15が光学素子5,7,9内に入射する際、凸
レンズ部55によって光学素子5,7,9の厚み方向お
よび端面5a,7a,9aの延設方向に対して絞られる
ようになっているため、各微小光学要素33によって視
認者の視点側に反射される光15の光量を増加させるこ
とができ、指針像17の高輝度化が図れる。
【0057】また、光学素子5,7,9の複数の微小光
学要素33が設けられる部分(素子本体5b,7b,9
b)の厚みが、微小光学要素33の径方向外方側から径
方向内方側に向けてテーパ状に小さくなるように設定さ
れているため、端面5a,7a,9aから入射した光1
5を確実に各微小光学要素33に入射させて前面側に反
射させることができ、その結果、光源10が発した光1
5を有効に利用して指針像17を生成することができ、
指針像17のさらなる高輝度化が図れる。
【0058】さらに、光学素子5,7,9の複数の微小
光学要素33が設けられる部分(素子本体5b,7b,
9b)の前面側表面に反射防止コートが設けられている
ため、前面側表面から光学素子5,7,9内に入射した
外来光が複数の微小光学要素33によって反射されて不
要な指針像17が生成されてしまうのを防止することが
でき、その結果、光源10からの光15によって生成さ
れる指針像17のコントラストを向上させることができ
る。
【0059】なお、上述の各実施形態では、各光学素子
5,7,9の微小光学要素33が設けられる部分の裏面
側の外面には特別の反射部材を設けていないが、その部
分の裏面側の外面に蒸着等によりアルミ等の金属膜を設
けて鏡面を設け、反射面33aでの反射効率を向上させ
るようにしてもよい。
【0060】また、上述の各実施形態では、光学素子
5,7,9の複数の微小光学要素33を仮想円の円周に
沿って延設したが、直線あるいは他の曲線に沿って延設
してもよい。
【0061】
【発明の効果】請求項1ないし10に記載の発明によれ
ば、光源からの光を端面から光学素子中に入射させ、屈
折および反射させつつ複数の微小光学要素に導き、各微
小光学要素の反射面で前面側に反射させて光学素子の前
面側表面から出射させることにより、複数の微小光学要
素の配列方向に延びる光線像が表示されるようになって
いるため、この光線像を指針として用いることにより、
アナログ式の数量表示のための指針像として使用可能な
光線像を簡易な構成で表示することができる。
【0062】また、光学素子を使用して光線像を生成す
る他の方法として、光源からの光を裏面側から光学素子
内に入射させ、その入射した光のうちの複数の微小光学
要素によって所定の方向に屈折された光によって光線像
を生成する方法があり、この方法では、光源が発光する
光を複数の微小光学要素の配列方向の全域に入射させよ
うとすると、光源と光学素子との間の間隔を所定距離以
上確保する必要があるため、表示装置の奥行き方向のサ
イズの小型化が困難であるという問題があるが、本発明
によれば、光源からの光を、光学素子における複数の微
小光学要素の配列方向外方側の端面から光学素子内に入
射させて、複数の微小光学要素の反射面で反射させて光
線像を生成するようにしているため、光源を光学素子の
外周側に配置することができ、表示装置の奥行き方向の
サイズの小型化(薄型化)を容易に行うことができる。
【0063】さらに、本発明では、光学素子が微小光学
要素の延設方向に連続的に一体に形成されており、複数
の光源を設けて複数の光線像を生成する場合にも、光学
素子の構成に依存することなく、光源の発光部の幅と、
光源の配設ピッチとにより、指針像として表示する光線
像の幅および表示ピッチを決定することができるため、
光線像の幅および表示ピッチを容易に変更することがで
き、複数の微小光学要素の配列方向に細長く延び、かつ
微小光学要素の延設方向に細かなピッチで滑らかに移動
する指針像を生成することができ、指針像の高精細化を
容易に行うことができる。
【0064】また、本発明では、光線像を生成する各微
小光学要素の反射面が断面略円弧状の形状を有してお
り、各微小光学要素の反射面に入射した光源からの光
は、反射面によって比較的広範囲の領域に反射されるた
め、幅広い範囲のいずれの視認方向から視認された場合
にも光線像が生成され、光線像を視認可能な視認方向の
範囲が広いという利点がある。
【0065】さらに、本発明では、各微小光学要素の反
射面に入射した光源からの光は、反射面によって比較的
広範囲の領域に反射されるようになっており、各微小光
学要素の反射面で反射された光源からの光のうちの一部
は基本的に必ず視認者の視点に届くため、光源の像(輝
点)が連続的に連なって視認され、いずれの視点から視
認しても連続的に線状に連なる光線像を視認することが
できる。
【0066】請求項2に記載の発明によれば、光源から
の光を受け入れる導入部の外周端面は、光学素子の略後
方側に向いており、その外周端面から入射された光が導
入部の反射部によって複数の微小光学要素側に反射され
るようになっているため、光源を、光学素子の裏面側に
光学素子と平行に配設された平面基板上に配設しても、
光源を導入部の外周端面に対向させて配設して、光源か
らの光を導入部の外周端面を介して効率よく素子本体内
に入射させることができ、これによって、特に複数の光
源を配設する際に、光源の配設を容易に行うことができ
る。
【0067】また、光源を平面基板上に配設することが
できるため、光源として表面実装型の素子を採用する場
合、利用可能な素子の種類を増大させることができる。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、導入部の
外周端面の光源と対向する部分には、微小光学要素の延
設方向に垂直な光学素子の略厚み方向に対して1次元的
に凸レンズとしての機能を有する凸レンズ部が設けられ
ているため、光源からの光が光学素子内に入射する際、
凸レンズ部によって光学素子の略厚み方向に対して絞ら
れるようになっているため、各微小光学要素によって視
認者の視点側に反射される光の光量を増加させることが
でき、光線像の高輝度化が図れる。
【0069】請求項4に記載の発明によれば、導入部の
外周端面の光源と対向する部分には、外周端面の延設方
向に対して1次元的に凸レンズとしての機能を有する凸
レンズ部が設けられているため、光源からの光が光学素
子内に入射する際、凸レンズ部によって外周端面の延設
方向に対して絞られるようになっているため、各微小光
学要素によって視認者の視点側に反射される光の光量を
増加させることができ、光線像の高輝度化が図れる。
【0070】請求項5に記載の発明によれば、光学素子
の複数の微小光学要素が、所定の仮想円の周方向に沿っ
て互いに平行に延びるように、かつ前記仮想円の径方向
に対して周期的に同心円上に配列するように形成されて
おり、光源が、光学素子の外周端面に沿って規則的に複
数配置されているため、点灯させる光源を順次切替える
ことにより、表示すべき数量の変化に対応して光線像の
表示位置を周方向に変化させることができる。
【0071】請求項6に記載の発明によれば、光学素子
の外形形状を微小光学要素の配列形状に束縛されること
なく自由に決定できるため、光線像を表示する表示面の
外形形状に自由度ができ、デザイン性の向上が図れると
ともに、光学素子の外形形状を横長形状とすることによ
り、光学素子の上下方向のサイズを小さくすることがで
きる。
【0072】請求項7に記載の発明によれば、光学素子
の複数の微小光学要素が設けられる部分の厚みが、微小
光学要素の配列方向外方側から内方側に向けてテーパ状
に小さくなるように設定されているため、光学素子の外
周端面から入射した光を確実に各微小光学要素に入射さ
せて前面側に反射させることができ、その結果、光源が
発した光を有効に利用して光線像を生成することがで
き、光線像のさらなる高輝度化が図れる。
【0073】請求項8に記載の発明によれば、各微小光
学要素が、円形をその径方向に4等分して得られるよう
な略扇形の断面形状を有しているため、各微小光学要素
の断面形状を略半円形とする場合等に比して、高い配列
密度で微小光学要素を配列することができ、これによっ
て、高輝度で前記配列方向に滑らかに延びる光線像を生
成することができ、その結果、表示装置の表示品位の向
上が図れる。
【0074】請求項9に記載の発明によれば、光学素子
を所定の色に着色することによって、種々の色の光線像
を生成することができるとともに、光学素子の前面側か
ら各微小光学要素に入射する不要な外来光が抑制され、
光線像のコントラストの向上が図れる。
【0075】請求項10に記載の発明によれば、光学素
子の複数の微小光学要素が設けられる部分の前面側表面
に反射防止コートが設けられているため、前面側表面か
ら光学素子内に入射した外来光が複数の微小光学要素に
よって反射されて不要な光線像が生成されてしまうのを
防止することができ、その結果、光源からの光によって
生成される光線像のコントラストを向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態に係る表示装置の
正面図である。
【図2】図1の表示装置の断面図である。
【図3】図1の表示装置に備えられる光学素子の正面図
である。
【図4】図3の光学素子構成を模式的に示す断面図であ
る。
【図5】図1の表示装置に備えられる光源の配設形態を
示す平面図である。
【図6】図5の光源の配設形態を示す正面図である。
【図7】図1の表示装置において指針像が生成される際
の様子を模式的に示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る表示装置の部分的
構成を示す断面図である。
【図9】図7の表示装置に備えられる光学素子の部分的
構成を示す正面図である。
【図10】図8の光学素子の要部拡大断面図である。
【図11】図8の光学素子の要部拡大正面図である。
【図12】図8の光学素子の要部拡大側面図である。
【符号の説明】
5,7,9 光学素子 5a,7a,9a 端面 5b,7b,9b 素子本体 10 光源 17 指針像 33 微小光学要素 33a 反射面 51 導入部 51a 反射部 55 凸レンズ部
フロントページの続き (72)発明者 井本 政善 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 2F074 AA04 BB03 BB07 DD02 EE02 FF02 GG06 3D044 BA03 BA21 BB01 BC07 BD02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の透光材料で形成された略板状の形
    状を有し、その裏面側表面に、断面略円弧状の反射面を
    有する複数の微小光学要素が、所定の延設方向に沿って
    互いに平行に延びるように、かつ前記延設方向と垂直な
    配列方向に対して周期的に配列するように形成された光
    学素子と、 前記光学素子の前記配列方向外方側の端面に対向配置さ
    れた少なくとも1つの光源と、を備え、 前記光源からの光を前記端面から前記光学素子中に入射
    させ、前記光学素子の表面で屈折および反射させつつ前
    記複数の微小光学要素に導き、前記各反射面で前面側に
    反射させて前記光学素子の前面側表面から出射させるこ
    とにより、前記配列方向に延びる光線像を表示すること
    を特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記光学素子は、 前記裏面側表面に前記複数の微小光学要素が形成された
    略板状の素子本体と、 前記素子本体の前記配列方向外方側縁部から前記素子本
    体の裏面側に湾曲するようにして延設され、前記端面と
    なるその前記配列方向外方側の外周端面が前記光学素子
    の略裏面側に向き、前面側に面する部分の内面に、前記
    外周端面を介して入射した前記光を前記素子本体の前記
    複数の微小光学要素側に向けて反射させる反射部が設け
    られた導入部と、を備えることを特徴とする請求項1に
    記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記導入部の前記外周端面の前記光源と
    対向する部分には、前記延設方向に垂直な前記光学素子
    の略厚み方向に対して1次元的に凸レンズとしての機能
    を有する凸レンズ部が設けられていることを特徴とする
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記導入部の前記外周端面の前記光源と
    対向する部分には、前記外周端面の延設方向に対して1
    次元的に凸レンズとしての機能を有する凸レンズ部が設
    けられていることを特徴とする請求項2に記載の表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光学素子の前記複数の微小光学要素
    は、所定の仮想円の周方向に沿って互いに平行に延びる
    ように、かつ前記仮想円の径方向に対して周期的に同心
    円上に配列するように形成されており、 前記光源は、前記光学素子の前記外周端面に沿って規則
    的に複数配置されていることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記光学素子は、片側表面に前記複数の
    微小光学要素が、所定の仮想円の周方向に沿って互いに
    平行に延びるように、かつ前記仮想円の径方向に対して
    周期的に同心円上に配列するように形成された透光性の
    板状体の一部を切り出して得られるような所定の外形形
    状を有していることを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記光学素子の前記複数の微小光学要素
    が設けられる部分の厚みが、前記配列方向外方側から前
    記配列方向内方側に向けてテーパ状に小さくなるように
    設定されていることを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記各微小光学要素は、円形をその径方
    向に4等分して得られるような略扇形の断面形状を有
    し、その円弧状の外周面が前記反射面となっていること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の表示
    装置。
  9. 【請求項9】 前記光学素子は、所定の色に着色された
    透明樹脂からなることを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれかに記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記光学素子の前記複数の微小光学要
    素が設けられる部分の前面側表面には、前記光学素子の
    前面側から前記複数の微小光学要素に入射する外来光を
    抑制する反射防止コートが設けられていることを特徴と
    する請求項1ないし9のいずれかに記載の表示装置。
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