JP2000213134A - 螺旋階段の組立構造 - Google Patents

螺旋階段の組立構造

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JP2000213134A
JP2000213134A JP11016651A JP1665199A JP2000213134A JP 2000213134 A JP2000213134 A JP 2000213134A JP 11016651 A JP11016651 A JP 11016651A JP 1665199 A JP1665199 A JP 1665199A JP 2000213134 A JP2000213134 A JP 2000213134A
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Futoshi Kamiyama
太志 上山
Yoshiaki Kamiyama
義明 上山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家屋内に設置される従来の螺旋階段では、支
柱の外周に嵌装させた各段板を該支柱に対して有効に固
定できないので、段板上に人が乗ると段板がガタついた
り段板基端部が軋んだりする。 【解決手段】 支柱1の外周にスペーサー2と段板3と
を交互に複数個づつ嵌装させ、さらに支柱上部に踊場板
4を嵌装させて、主として1本の支柱1で各段板3を支
持するようにした螺旋階段において、支柱1の上端部に
ネジ13を形成する一方、該ネジ13にフランジ91つ
きのネジ部材9を螺合して、踊場板4と各スペーサー2
と各段板3とをネジ部材9のフランジ91下面で下方に
押付けることにより、踊場板4、各スペーサー2、及び
各段板3を支柱1の外周に嵌装させた状態で強固に固定
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、主として家屋内
に設置される螺旋階段に関し、特に1本の支柱の外周に
所定個数の段板と踊場板とを順次螺旋状に取付けた螺旋
階段の組立構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家屋内に螺旋階段を設置した場合、該螺
旋階段が本来(階段)の機能のほかにインテリアとして
の機能を果たすようになり、近年では、一般家庭の家屋
にも螺旋階段が徐々に普及しつつある。又、螺旋階段を
高級感のあるインテリアとして機能させるには、少なく
とも外から見える部分は木製にすることが好ましい。
【0003】ところで、図1には、本願が対象にしてい
る螺旋階段を示している。又、図2には、図1に示す螺
旋階段を構成するための従来の各部材を示し、さらに図
3には図2の各部材を使用した螺旋階段の組立構造を示
している。そして、この従来の螺旋階段は、床面10上
に立設固定した支柱1の外周に、それぞれスペーサー2
を介して複数枚(図示例では12枚)の段板3,3・・
の各基端部3aと1枚の踊場板4の基端部(角部)4a
とを嵌装し、さらに各段板3,3・・及び踊場板4を平
面視において所定角度(例えば角度30°)づつ変位さ
せた状態で、該各段板3及び踊場板4の外端部3b,4
bと螺旋状の手摺部材6とをそれぞれ柵材7,7・・で
連結するとともに、踊場板4の上面の一辺部分に柱材
8、笠木42、上部手摺46及び柵材47からなる柵体
を形成して構成されている。
【0004】支柱1は、高強度を必要とすることから、
例えば外径が90mm程度の鋼製パイプが使用されてい
る。支柱1の下端部には、支柱1を床面10上に立設固
定するためのフランジ11が形成されている。又、この
螺旋階段における支柱1以外の各部材(図1において、
スペーサー2、段板3、踊場板4、手摺部材6、柵材
7、柱材8、笠木42、上部手摺46、柵材47等)
は、全て木製である。
【0005】スペーサー2は、例えば高さが175mm、
外径が170mm程度の円筒形に形成されている。スペー
サー2の中心部、各段板3の基端部3a、踊場板4の1
つの角部(基端部)4a、笠木42の基端部には、それ
ぞれ支柱1の外径とほぼ同じかそれよりごく僅かに大き
い程度の穴21,31,41,43が形成されている。
これらの穴21,31,41,43は、それぞれスペー
サー2、段板3、踊場板4を支柱1の外周に嵌装させる
ためのものである。
【0006】柱材8の下部には、下方に向けて突棒81
が形成されている。この下部突棒81は、支柱1の内径
とほぼ同径となっている。
【0007】そして、図2及び図3の螺旋階段は、次の
ように組立てられている。まず、支柱1は、図3に示す
ように、その下端部フランジ11をビス12(6本使
用)で床面10に締め付けることで該床面10上に立設
固定する。次に、支柱1の外周に、その支柱上端部から
1つのスペーサー2と1枚の段板3を1組とする合計1
2組を嵌装させ、さらにその上に1つのスペーサー2と
踊場板4とを嵌装させる。尚、この状態では、各段板
3,3・・及び踊場板4は、支柱1に対してそれぞれ水
平回動可能となっている。そして、まず踊場板4を2階
の出入口(又は通路)に位置合わせした後、その踊場板
4を基準にして、各段板3,3・・を上段側から順に所
定角度(例えば角度30°)づつずらせた状態でそれぞ
れ連結材(スペーサー2と同高さ)7aで連結する。
尚、このとき各段板3,3・・の基端部3aは支柱1に
対して直接ビス等で固定することはできない。又、各ス
ペーサー2,2・・は、その外側面から支柱1に対して
ビス等で固定することが可能であるが、その場合にはビ
スが外部に露出して意匠感を損ねるので、この螺旋階段
では各段板3及び各スペーサー2は支柱1に対して特に
個別に固定していない。次に、各段板3,3・・の外端
部3b及び踊場板4の外端部4bにそれぞれ柵材7,7
・・を立設し、続いて該各柵材7,7・・の先端部に螺
旋状の手摺部材6を連結する。そして、踊場板4の上面
に笠木42、柱材8、上部手摺46、柵材47等を組付
ければ、この螺旋階段の組立ては完了する。尚、柱材8
の下部突棒81は、笠木42の穴43及び支柱1の上部
開口内に接着剤を介した状態で差込まれているが、これ
は柱材8を笠木42及び支柱1に固定するだけのもの
で、特に踊場板4や各スペーサー2や各段板3等を下方
に押付けているものではない。
【0008】ところで、この種の螺旋階段では、各段板
3,3・・の外端部3b側は柵材7を介して手摺部材6
で連結されているが、該手摺部材6には段板3,3・・
に加わる荷重を支持する支持力はほとんどなく、段板3
上に人が乗ったときの荷重はほとんど支柱1側で支持す
るようになっている。従って、段板3上に人が乗ると、
図3に示すようにその荷重Wによって当該段板3の基端
部3aの支柱1より外側部分に上方にこねるような作用
Fが働く。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図2及び図
3示す従来の組立構造を採用して図1に示す螺旋階段を
構成したものでは、段板3上に人が乗ると、その荷重W
(図3)により、段板基端部3aにおける支柱1より外
側部分が符号F(図3)で示すように上方にこねられ、
その上側のスペーサー2が上方に押されるようになる。
このとき、段板3、スペーサー2、踊場板4等は、支柱
1に対して単に各穴31,21,41を嵌装させただけ
であり、且つ支柱上部の柱材8はその下部突棒81を支
柱内面に対して接着剤で接着させているだけなので、段
板基端部3aの外端部分を上方にこねるような上記の作
用Fに対してさほど抑止力がない。
【0010】従って、図2及び図3に示す従来の組立構
造を採用した螺旋階段では、比較的短期間で各段板3,
3・・の基端部3aと上下のスペーサー2,2間にガタ
が発生するようになり、各段板3,3・・上に人が乗る
度に段板3が上下にガタついたり(若干ではあるが段板
3が傾動したり)あるいは段板基端部3aに軋み音が発
生したりするという問題があった。
【0011】本願発明は、従来の螺旋階段における上記
問題点に鑑み、主として1本の支柱で各段板を支持した
ものであっても、支柱に対して各段板を強固に固定し得
るようにした螺旋階段の組立構造を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。
【0013】即ち、本願発明は、支柱の外周にスペーサ
ーと段板を順次交互に複数個づつ嵌装させた状態で該各
段板を螺旋状に配置し、さらに支柱の上部外周に踊場板
を嵌装させて、主として1本の支柱で各段板を支持する
ようにした螺旋階段を対象にしている。尚、各段板及び
踊場板のそれぞれ外端部は、それぞれ柵材を介して螺旋
状の手摺部材を取付けている。
【0014】支柱は、高強度を必要とすることから鋼製
パイプが使用されているが、この支柱の外周には、スペ
ーサー、段板、踊場板が嵌装されているので、該支柱が
外部から見えなくなっている。尚、スペーサー、段板、
踊場板、手摺部材、柵材等の外部から見える部材は、高
級感を出させるために木製のものを使用することが好ま
しい。
【0015】又、本願の螺旋階段の組立構造では、支柱
の上端部にネジを形成する一方、該ネジにフランジつき
のネジ部材を螺合して、踊場板と各スペーサーと各段板
とをネジ部材のフランジ下面で下方に押付けている。即
ち、支柱の外周にスペーサー、段板、踊場板等を嵌装さ
せ、且つ各段板及び踊場板を平面視において順次所定角
度づつ変位させた状態で、ネジ部材を支柱上端部のネジ
に螺合させていくと、該ネジ部材のフランジ下面が踊場
板の上面に衝合した後、該踊場板を下方に押し下げ、該
踊場板、各スペーサー、各段板を支柱外周に嵌装させた
状態で、それらをネジ部材のフランジ下面と床面(又は
支柱の下端部フランジ)との間で強固に緊締することが
できる。尚、このネジ部材は、支柱上端部のネジに螺合
・緊締させた後、踊場板上に取付けられる適宜の木製部
材(例えば笠木)で被覆するようにするとよい。
【0016】このように、踊場板と各スペーサーと各段
板とをネジ部材で緊締していると、それらの部材(踊場
板、スペーサー、段板)が順次圧締状態で密着する。従
って、段板上に人が乗って段板基端部に上下にこねるよ
うな作用が発生しても、該段板がガタついたり段板基端
部が軋んだりすることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】図4及び図5に示す本願実施形態
の螺旋階段の組立構造を説明する。尚、この実施形態の
螺旋階段は、組立状態において図1に示す螺旋階段と同
形状であり、本願実施形態の説明においても図1を援用
する。
【0018】本願実施形態の螺旋階段に使用される各部
材は、次の通りである。即ち、図1、図4及び図5に示
すように、床面10上に立設固定される1本の支柱1
と、合計12枚の段板3,3・・と、1枚の踊場板4
と、床面10と段板3間、又は各段板3,3間、及び段
板3と踊場板4間にそれぞれ段差を持たせるための合計
13個のスペーサー2,2・・と、各段板3の基端部3
aを補強するための合計12個の座金5,5・・と、1
本の螺旋状の手摺部材6と、各段板3の外端部3b(又
は踊場板4の外端部4b)と手摺部材6とを連結する複
数本の柵材7,7・・と、上下の各段板3,3の外端部
3b同士、及び段板外端部3bと踊場板外端部4bとを
連結する各連結材7a,7a・・と、踊場板4の上面に
設置される柱材8、笠木42、上部手摺46、柵材47
等からなる上部柵体構成部材と、支柱1の上部に螺合さ
れるネジ部材9、とを基本部材として構成されている。
【0019】尚、本願実施形態で使用される各部材のう
ち、支柱1、スペーサー2、段板3、踊場板4、手摺部
材6、柵材7、柱材8、笠木42、上部手摺46、柵材
47は、一部を除いて基本的に図2及び図3に示す従来
例のものと同構造であり、以下に説明する相違部分以外
は、上記従来例の説明を援用する。
【0020】支柱1の上端部には、その内面に雌ネジ1
3が形成されている。尚、他の実施形態では、該雌ネジ
13にかえて雄ネジを形成することもできる。
【0021】ネジ部材9は、雄ネジ93を形成した螺筒
部分の上端部にフランジ91を形成したものを採用して
いる。このネジ部材9の雄ネジ93は、支柱上端部の雌
ネジ13に螺合するものである。フランジ91は、踊場
板4の基端部(角部)4aに形成した穴41の内径より
大きい外径を有している。例えば、踊場板4の穴41の
内径が90mm程度であるのに対して、ネジ部材9のフラ
ンジ91の外径を140mm程度としている。又、該フラ
ンジ91部分には、締込用ハッカーの突起を係入させる
係止穴94(合計4つ)を形成している。尚、支柱1の
上端部に雄ネジを形成する場合には、ネジ部材9に該支
柱側の雄ネジに螺合可能な雌ネジを形成する。
【0022】座金5は、段板3の基端部3aに形成して
いる穴31の口縁部を補強するためのものであり、厚さ
が3mm程度のものを使用している。座金5の穴51は、
支柱1の外径よりごく僅かに大きい程度(例えば91m
m)である。尚、座金5には、周方向に合計6つのビス
穴52が形成されている。
【0023】段板3には、その基端部3a側に形成した
穴31の口縁部付近にビス穴32(合計6個)が形成さ
れている。尚、この各ビス穴32は、座金5の各ビス穴
52と同位置に形成している。
【0024】スペーサー2の下面には、座金5(又は支
柱下端部のフランジ11)を嵌入させる座繰り部22が
形成されている。
【0025】笠木42の基端部下面には、ネジ部材9の
フランジ91を嵌入させるための座繰り部44が形成さ
れている。笠木42の基端部に形成されている穴43
は、ネジ部材9の螺筒内の穴92(穴径が50〜60m
m)と同径かそりよりやや大きい程度である。
【0026】柱材8の下部突棒81の外径は、ネジ部材
9の穴92とほぼ同径かそれよりごく僅かに小さい程度
である。
【0027】尚、本願実施形態の各部材におけるその他
の構成は、上記従来例のものと同様であるので説明を省
略する。
【0028】そして、本願実施形態の螺旋階段は、次の
ように組立てられている。まず、支柱1は、図5に示す
ように、その下端部フランジ11をビス12(6本使
用)で床面10に締め付けることで該床面10上に立設
固定する。次に、支柱1の外周に、その支柱上端部から
1つのスペーサー2と1枚の段板3と1つの座金5を1
組として嵌装させた後、ビス50(合計6本)を座金5
のビス穴52及び段板3のビス穴32を通してスペーサ
ー2の上面にネジ込んで、該座金5と段板3とスペーサ
ー2とを一体化させる。尚、他の組立方法では、予め座
金5と段板3とスペーサー2とを各ビス50(6本)で
一体化させておき、その一体化させたものを支柱1の外
周に嵌装させるようにしてもよい。同様にして、スペー
サー2と段板3と座金5を1組として合計12組(12
段の段板3)を順次支柱上端部から嵌装させ、且つ1組
の座金5と段板3とスペーサー2ごとにビス50で一体
化させる。尚、この段階では、各段板3,3・・は、1
段ごとに相互に逆向きに指向させて支柱1に対する各段
板の重量バランスを均等にする。
【0029】続いて、支柱1の上部寄り外周に最後のス
ペーサー2と踊場板4とを嵌装させる。この状態では、
踊場板4の上面が支柱1の上端面より上方に位置してい
る。次に、支柱1の上端部の雌ネジ13にネジ部材9の
雄ネジ93を緩く螺合させる(必要に応じて締込用ハッ
カーを使用する)。この状態では、ネジ部材9のフラン
ジ91が踊場板4の上側に位置し、且つ該フランジ91
が踊場板4の穴41より大きいので、踊場板4が支柱1
の上端から抜け落ちることがない。尚、この状態では、
各段板3,3・・及び踊場板4が支柱1の外周で水平回
動可能となっている。
【0030】次に、従来例と同様に、まず踊場板4を2
階の出入口(又は通路)に位置合わせした後、その踊場
板4を基準にして、各段板3,3・・を上段側から順に
所定角度(例えば角度30°)づつずらせた状態でそれ
ぞれ連結具7a(図1)で連結した後、各段板3,3・
・の外端部3b及び踊場板4の外端部4bにそれぞれ柵
材7,7・・を立設し、さらに該各柵材7,7・・の先
端部に螺旋状の手摺部材6を連結する。
【0031】そして、この状態で、締込用ハッカーを使
用してネジ部材9を強く締め込む。すると、該ネジ部材
9のフランジ91の下面で踊場板4の上面を押し下げ、
該フランジ91の下面と床面10との間で、各スペーサ
ー2,2・・、各段板3,3・・、及び踊場板4が強固
に緊締される。尚、この実施形態では、最下段のスペー
サー2の下面を床面10上に押付けているが、他の実施
形態では、該最下段のスペーサー2の下面を支柱下端部
のフランジ11上に押付けるようにしてもよい。その
後、図5に示すように、フランジ91の各係止穴94を
通して踊場板4にビス95(合計4本)をネジ込んで、
ネジ部材9が緩まないようにする。
【0032】次に、踊場板4上の基端側一辺部分に笠木
42を接着剤で接着させる。このとき、笠木42の座繰
り部44がネジ部材9のフランジ91を被覆し、且つ笠
木基端部の穴43がネジ部材9の穴92に合致する。次
に、柱材8の下部突棒81を接着剤を介して笠木基端部
の穴43及びネジ部材9の穴92に差込み、柵材47を
笠木42上に立設し、該柵材47上部に上部手摺46を
取付けると、この螺旋階段の組立ては完了する。
【0033】この螺旋階段の組立状態では、支柱1の上
部に螺合したネジ部材9のフランジ91で踊場板4を下
方に押付けているので、支柱1の外周に嵌装されている
踊場板4、各スペーサー2,2・・、各段板3,3・・
がネジ部材9のフランジ91下面と床面10との間で強
固に緊締されている。従って、各段板3,3・・とその
上下に位置する各スペーサー2,2とが緊締された状態
で密着している。又、この実施形態では、段板3の穴3
1の口縁に座金5を取付けているので、該段板3の基端
部3aが補強される。さらに、この実施形態では、各ス
ペーサー2の下面に座繰り部22を形成して、支柱下端
部のフランジ11や各座金5を各座繰り部22内に嵌入
させているので、該フランジ11や座金5が外部から見
えない。又、ネジ部材9のフランジ91も、笠木42の
座繰り部44内に嵌入させているので、外部から見えな
い。
【0034】ところで、この実施形態の組立構造を採用
した螺旋階段でも、段板3上に人が乗ると、図5に示す
ようにその荷重Wによって当該段板3の基端部3aにお
ける支柱1より外側部分(図5の左側部分)に上方にこ
ねるような作用Fが働く。ところが、上記のように、踊
場板4と各スペーサー2,2・・と各段板3,3・・と
をネジ部材9で強固に緊締していることにより、それら
の部材(踊場板4、スペーサー2、段板3)が順次圧締
状態で密着している。従って、段板基端部3aに上下に
こねるような作用Fが発生しても、段板3がガタついた
り(あるいは傾動したり)段板基端部3aが軋んだりす
ることがなく、長期に亘って安定状態で使用することが
できる。
【0035】
【発明の効果】本願発明の螺旋階段の組立構造によれ
ば、 支柱1の上端部にネジ13を形成する一方、該ネ
ジ13にフランジ91つきのネジ部材9を螺合して、支
柱1の外周において踊場板4と各スペーサー2,2・・
と各段板3,3・・とをネジ部材9のフランジ91下面
で下方に押付けているので、該踊場板4と各スペーサー
2,2・・と段板3,3・・とが強固に緊締された状態
で保持される。従って、段板3上に人が乗って該段板3
の基端部3aにこねるような作用が働いても、該段板3
がガタついたり段板基端部3aが軋んだりすることがな
く、長期に亘って安定状態で使用することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態で対象にしている螺旋階段の斜視
図である。
【図2】従来の螺旋階段(例えば図1)に使用される各
部材の一部を示す分解斜視図である。
【図3】従来(図2)の各部材を使用した螺旋階段の組
立構造を示す一部省略縦断面図である。
【図4】本願実施形態の螺旋階段(例えば図1)に使用
される各部材の一部を示す分解斜視図である。
【図5】本願実施形態(図4)の各部材を使用した螺旋
階段の組立構造を示す一部省略縦断面図である。
【符号の説明】
1は支柱、2はスペーサー、3は段板、3aは段板基端
部、3bは段板外端部、4は踊場板、4aは踊場板基端
部、4bは踊場板外端部、5は座金、6は手摺部材、7
は柵材、8は柱材、9はネジ部材、10は床面、13は
支柱上端部のネジ(雌ネジ)、91はネジ部材のフラン
ジ、93はネジ部材の雄ネジである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱(1)の外周にスペーサー(2)と
    段板(3)を順次交互に複数個づつ嵌装させた状態で該
    各段板(3,3・・)を螺旋状に配置し、さらに支柱
    (1)の上部外周に踊場板(4)を嵌装させて、主とし
    て1本の支柱(1)で各段板(3,3・・)を支持する
    ようにした螺旋階段において、 前記支柱(1)の上端部にネジ(13)を形成する一
    方、該ネジ(13)にフランジ(91)つきのネジ部材
    (9)を螺合して、前記踊場板(4)と前記各スペーサ
    ー(2,2・・)と前記各段板(3,3・・)とを該ネ
    ジ部材(9)のフランジ(91)下面で下方に押付け
    た、 ことを特徴とする螺旋階段の組立構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101679315B1 (ko) * 2016-06-16 2016-12-06 표옥근 조립 방식의 복합 구조물
WO2017142199A1 (ko) * 2016-02-15 2017-08-24 서성환 조립식 나선계단용 스페이서 및 이를 이용한 조립식 나선계단

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