JP2000210959A - フイルム製造装置 - Google Patents

フイルム製造装置

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JP2000210959A
JP2000210959A JP11016508A JP1650899A JP2000210959A JP 2000210959 A JP2000210959 A JP 2000210959A JP 11016508 A JP11016508 A JP 11016508A JP 1650899 A JP1650899 A JP 1650899A JP 2000210959 A JP2000210959 A JP 2000210959A
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casting surface
suction nozzle
film
die
cast
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Takanori Nishida
貴則 西田
Katsushi Yamakawa
勝史 山川
Hidetoshi Okashiro
英敏 岡城
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャスト面に対する吸引ノズルや口金のスリ
ット間隙部の特定の機械的精度を特定の範囲にすること
により、エア噛みを大幅に低減し、高速製膜や品質の向
上を可能にする。 【解決手段】 口金のスリット間隙から押し出された樹
脂膜を、移動キャスト面にキャストし、口金に対し、樹
脂膜をキャスト面にキャストする位置よりキャスト面移
動方向上流側に、キャスト面に樹脂膜を密着させる吸引
ノズルを有するフイルム製造装置において、前記吸引ノ
ズルのキャスト面に対向する面の真直度または/および
平面度が吸引ノズル全幅の0.05%以下であることを
特徴とするフイルム製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融樹脂膜、ある
いは樹脂を溶媒または溶液に溶解させた溶液樹脂膜を口
金のスリット間隙から移動キャスト面に押し出すフイル
ムの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、溶融樹脂又は溶液樹脂を口金
のスリット間隙からシート状に押し出してキャスト面に
密着させた後、冷却あるいは乾燥工程を経て樹脂フイル
ムにする製造方法が知られている。このような樹脂フイ
ルムの製造方法において、口金から吐出された樹脂膜の
キャスト面への密着点が安定しているか否かは、その後
の工程に基本的な影響をおよぼし、製品品質を左右する
重要な因子になっている。
【0003】すなわち、この密着点が不安定であると、
密着点が最も遅れた箇所からフイルムとキャスト面との
間にエアが噛み込むという現象が生じる(以後、これを
“エア噛み”と称する)。このエア噛みが発生すると、
フイルム面に厚みむらを生じたり、その後の延伸過程で
エア噛み部分に応力集中が生じてフイルムが破れるなど
の問題があった。このエア噛み現象は、製膜速度が高速
になるほど顕著になるため、生産性向上の支障になって
いた。
【0004】従来、このエア噛みの対策としては、静電
気力利用や空気による強制押しつけ、あるいは吸引ノズ
ルによるエア吸引等のいくつかの密着方式が提案されて
いる。しかし、これらの密着方式のうち、空気による強
制押しつけ法は、過剰な空気を吹き付けるためキャスト
面のフイルムを乱し、特に製膜速度が高速になったり、
フイルムが薄物になると密着点が不安定になるという欠
点がある。
【0005】また、静電気力利用による密着方式は、製
膜速度の高速化に伴って静電気的印加力を増大させる
と、金属キャスト面への放電現象により密着点が不安定
になるため、低速度の製膜に制限されるという欠点があ
る。また、静電気を利用する方法は、製膜する樹脂が不
導体である場合には十分な効果が得にくいという本質的
な問題点もある。
【0006】これらに対して、吸引ノズルによる吸引方
式は、過剰な空気の供給を必要とせず、また樹脂が不導
体であっても適用できるという利点があり、広く利用さ
れている。
【0007】このような吸引ノズルを用いたフイルム成
形法として、特開平2−52721号公報に記載された
ものが知られている。このフイルム成形法においては、
口金のスリット間隙から押し出された樹脂膜を吸引ノズ
ルを用いてロール状キャスト面に密着させる方法で、口
金のスリットとキャスト面との距離を30mm以下にし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
2−52721号公報に記載されているように、単に口
金のスリットとキャスト面との距離を30mm以下にす
るだけでは、とくに製膜速度を上げていった場合、特定
の場所に局部的に発生するエア噛みや、周期的に発生す
るエア噛みを防ぎ切れないことがある。
【0009】このようなエア噛みは、たとえば図3に示
すように、口金からの樹脂膜101が着地線102の位
置で着地した後キャスト面の移動とともに矢印の方向に
送られる際、とくにフイルムの幅方向の特定の位置に発
生するエア噛み103であり、着地線102の特定箇所
の乱れに起因することが多い。また、図4に示すよう
に、樹脂膜111の着地線112は略真直に形成される
が、周期的に破線113のように乱れてしまい、その乱
れに起因して周期的にエア噛み114が生じることもあ
る。
【0010】本発明者らの検討による結果、上記のよう
なエア噛み103、114は、キャスト面に対する吸引
ノズルや口金のスリット間隙部の機械的な精度に左右さ
れることが多く、機械的な精度を特定値以下に上げるこ
とで、これらのエア噛みを大幅に低減でき、エア噛み発
生の上限製膜速度を大幅に向上できることをつきとめ
た。
【0011】そこで本発明の課題は、前述の現状の問題
点に着目するとともに上記本発明者らの検討結果に基づ
き、とくにキャスト面に対する吸引ノズルや口金のスリ
ット間隙部の特定の機械的精度を特定の範囲にすること
により、エア噛みを大幅に低減し、高速製膜や品質の向
上を可能にするフイルム製造装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のフイルム製造装置は、口金のスリット間隙
から押し出された樹脂膜を、移動キャスト面にキャスト
し、口金に対し、樹脂膜をキャスト面にキャストする位
置よりキャスト面移動方向上流側に、キャスト面に樹脂
膜を密着させる吸引ノズルを有するフイルム製造装置に
おいて、前記吸引ノズルのキャスト面に対向する面の真
直度が吸引ノズル全幅の0.05%以下であることを特
徴とするものからなる。
【0013】また、本発明に係るフイルム製造装置は、
口金のスリット間隙から押し出された樹脂膜を、移動キ
ャスト面にキャストし、口金に対し、樹脂膜をキャスト
面にキャストする位置よりキャスト面移動方向上流側
に、キャスト面に樹脂膜を密着させる吸引ノズルを有す
るフイルム製造装置において、前記吸引ノズルのキャス
ト面に対向する面の平面度が吸引ノズル全幅の0.05
%以下であることを特徴とするものからなる。
【0014】また、本発明に係るフイルム製造装置は、
口金のスリット間隙から押し出された樹脂膜を、移動キ
ャスト面にキャストし、口金に対し、樹脂膜をキャスト
面にキャストする位置よりキャスト面移動方向上流側
に、キャスト面に樹脂膜を密着させる吸引ノズルを有す
るフイルム製造装置において、前記口金のスリット間隙
の先端からキャスト面までの距離の口金幅方向における
変動ΔLは、口金のスリット間隙の先端からキャスト面
までの距離Lの10%以下であることを特徴とするもの
からなる。
【0015】また、本発明に係るフイルム製造装置は、
口金のスリット間隙から押し出された樹脂膜を、移動キ
ャスト面にキャストし、口金に対し、樹脂膜をキャスト
面にキャストする位置よりキャスト面移動方向上流側
に、キャスト面に樹脂膜を密着させる吸引ノズルを有す
るフイルム製造装置において、前記吸引ノズルのキャス
ト面に対向する面からキャスト面までの距離の吸引ノズ
ル幅方向における変動ΔDは、口金のスリット間隙の先
端からキャスト面までの距離Lの20%以下であること
を特徴とするものからなる。
【0016】上記フイルム製造装置においては、吸引ノ
ズルのキャスト面に対向する面の真直度が200μm以
下であって、かつ、口金のスリット間隙の先端からキャ
スト面までの距離の口金幅方向における変動ΔLが20
0μm以下であることが好ましい。
【0017】また、吸引ノズルのキャスト面に対向する
面の平面度が200μm以下であって、かつ、口金のス
リット間隙の先端からキャスト面までの距離の口金幅方
向における変動ΔLが200μm以下であることが好ま
しい。
【0018】また、吸引ノズルのキャスト面に対向する
面の真直度が200μm以下であって、かつ、吸引ノズ
ルのキャスト面に対向する面からキャスト面までの距離
の吸引ノズル幅方向における変動ΔDが400μm以下
であることが好ましい。
【0019】また、吸引ノズルのキャスト面に対向する
面の平面度が200μm以下であって、かつ、吸引ノズ
ルのキャスト面に対向する面からキャスト面までの距離
の吸引ノズル幅方向における変動ΔDが400μm以下
であることが好ましい。
【0020】また、口金のスリット間隙の先端からキャ
スト面までの距離Lが10mm以下0.1mm以上であ
ることが好ましい。
【0021】さらに、吸引ノズルのキャスト面に対向す
る面からキャスト面までの距離Dが20mm以下0.1
mm以上であることが好ましい。
【0022】このように、キャスト面に対する吸引ノズ
ルの対向面の真直度または/および平面度(百分率また
は/および絶対値)や、キャスト面に対する口金のスリ
ット間隙の先端までの距離の変動(百分率または/およ
び絶対値)を、それぞれ特定値以下に抑えることによ
り、後述の試験結果に示すように、フイルムの幅方向に
局部的に発生するエア噛み、およびフイルムの走行方向
に周期的に発生するエア噛みが防止されるか大幅に低減
され、エア噛みが生じる製膜上限速度が大幅に向上され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。まず、本発明のフイ
ルム製造装置を用いて製造されるフイルムの原料である
樹脂は、溶融するかあるいは溶液として流動性を有し、
製膜可能なものであれば特に限定されない。例えば、ポ
リプロピレンおよびポリエチレンなどのポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルなど
に代表される熱可塑性樹脂、メタ系アラミド、パラ系ア
ラミドなどの耐熱性樹脂が挙げられる。勿論、使用され
る樹脂には、安定剤、帯電防止剤などの添加剤が配合さ
れていてもよい。
【0024】図1は、本発明の一実施態様に係るフイル
ム製造装置を示しており、とくに溶液製膜に本発明を適
用した場合を示している。図1は、この装置の概略側面
断面図である。
【0025】図1において、押出機(図示せず)で溶液
は口金1のスリット間隙1aから溶液膜3(樹脂膜)と
して押し出される。このとき樹脂膜3の、周回するベル
ト14によって形成される移動キャスト面14aへの密
着は、口金1の、樹脂膜がキャスト面14aに密着する
地点より、ベルト14移動方向の上流側(矢印17の逆
方向側)に配設された吸引ノズル2により作り出される
減圧状態により制御される。本実施態様では、吸引ノズ
ル2は、第1の負圧領域4と第2の負圧領域5を生成す
るようになっているが、一つの負圧領域であってもよ
い。第1の負圧領域4には、第1の減圧系15が接続さ
れ、第1の減圧系15には、第1のブロワ8と、第1の
ブロワ8の吸気側に第1の吸気弁7と、第1のブロワ8
の排気側に第1の排気弁9と、これらを繋ぐ第1の配管
6とが設置してある。まだ第2の負圧領域5には、第2
の減圧系16が接続され、第2の減圧系16には、第2
のブロワ12と、第2のブロワ12の吸気側に第2の吸
気弁11と、第2のブロワ12の排気側に第2の排気弁
11と、これらを繋ぐ第2の配管10とが設置してあ
る。18、19は圧力計、20、21は流量計を示して
いる。
【0026】吸引ノズル2のキャスト面14aに対向す
る面2aのノズル幅方向(図の紙面と垂直の方向)にお
ける真直度は、吸引ノズル2の全幅の0.05%以下と
されており、好ましくは0.01%以下とされる。ま
た、この真直度の絶対値としては、好ましくは200μ
m以下に抑えられ、より好ましくは100μm以下に抑
えられる。
【0027】吸引ノズル2のキャスト面14aに対向す
る面2aの平面度(平面としてのキャスト面14aに対
する相対変動度)は、吸引ノズル2の全幅に対して0.
05%以下とされており、好ましくは0.01%以下と
される。また、この平面どの絶対値としては、好ましく
は200μm以下に抑えられ、より好ましくは100μ
m以下に抑えられる。
【0028】また、吸引ノズル2のキャスト面14aに
対向する面2aからキャスト面14aまでの距離の吸引
ノズル幅方向における変動ΔDは、口金1のスリット間
隙1aの先端からキャスト面14aまでの距離Lの20
%以下、好ましくは10%以下、より好ましくは5%以
下に抑えられている。この変動ΔDの絶対値としては、
好ましくは400μm以下、より好ましくは200μm
以下に抑えられる。
【0029】口金1のスリット間隙1aの先端からキャ
スト面14aまでの距離の口金幅方向(図の紙面と垂直
の方向)における変動ΔLは、口金1のスリット間隙1
aの先端からキャスト面14aまでの距離Lの10%以
下とされ、好ましくは5%以下とされる。この変動ΔL
の絶対値としては、好ましくは200μm以下、より好
ましくは100μm以下に抑えられる。
【0030】上記口金1のスリット間隙1aの先端から
キャスト面14aまでの距離Lの絶対値としては、0.
1〜10mmの範囲から設定することが好ましい。ま
た、吸引ノズル2のキャスト対向面2aからキャスト面
14aまでの距離Dの絶対値としては、0.1〜20m
mの範囲から設定することが好ましい。
【0031】図2は、本発明の別の実施態様に係るフイ
ルム製造装置を示しており、とくに溶融樹脂膜を製膜す
る装置に本発明を適用した場合を示している。
【0032】図2において、31は口金を示しており、
口金31のスリット間隙31aから溶融樹脂膜33が、
キャスト面34aを形成する冷却ドラム34上にキャス
トされる。口金31の背面側には吸引ノズル32が設け
られており、樹脂膜33に対して負圧領域35が生成さ
れる。吸引ノズル32は、吸引口36、減圧室37を有
しており、減圧室37には吸引ブロワ38が接続されて
いる。39は圧力計を示している。
【0033】上記吸引ノズル32の、キャスト面34a
に対向する面、とくに平面先端部32aのノズル幅方向
(図の紙面と垂直の方向)における真直度が、吸引ノズ
ル32の全幅の0.05%以下、好ましくは0.01%
以下とされる。また、この真直度の絶対値としては、好
ましくは200μm以下に抑えられ、より好ましくは1
00μm以下に抑えられる。
【0034】吸引ノズル32のキャスト面34aに対向
する面32bの平面度(平面としてのキャスト面34a
に対する相対変動度)は、吸引ノズル32の全幅に対し
て0.05%以下とされており、好ましくは0.01%
以下とされる。また、この平面度の絶対値としては、好
ましくは200μm以下に抑えられ、より好ましくは1
00μm以下に抑えられる。
【0035】また、吸引ノズル32のキャスト面34a
に対向する面32bからキャスト面34aまでの距離の
吸引ノズル幅方向における変動Dは、口金31のスリッ
ト間隙31aの先端からキャスト面34aまでの距離L
の20%以下、好ましくは10%以下、より好ましくは
5%以下に抑えられている。この変動ΔDの絶対値とし
ては、好ましくは400μm以下、より好ましくは20
0μm以下に抑えられる。
【0036】口金31のスリット間隙31aの先端から
キャスト面34aまでの距離の口金幅方向(図の紙面と
垂直の方向)における変動ΔLは、口金31のスリット
間隙31aの先端からキャスト面34aまでの距離Lの
10%以下とされ、好ましくは5%以下とされる。この
変動ΔLの絶対値としては、好ましくは200μm以
下、より好ましくは100μm以下に抑えられる。
【0037】上記口金31のスリット間隙31aの先端
からキャスト面34aまでの距離Lの絶対値としては、
0.1〜100mmの範囲から設定することが好まし
い。また、吸引ノズル32のキャスト対向面32aから
キャスト面34aまでの距離Dの絶対値としては、0.
1〜20mmの範囲から設定することが好ましい。
【0038】このように各部の機械的な精度を特定の範
囲内に納めることの効果を、以下に示す試験により確認
した。試験は、とくに図2に示した装置について行った
が、図1に示す装置についても行ったところ、実質的に
同等の結果が得られた。結果を表1、表2、表3に示
す。なお、表2、表3に示した試験は、幅1000mm
の口金にて行った。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】表1、表2、表3に示した結果からも判る
ように、本発明で規定した機械的精度内に納めることに
より、エア噛みの発生が低減され、エア噛みが発生する
製膜上限速度を大幅に向上できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフイルム
製造装置によれば、キャスト面に対する吸引ノズルや口
金のスリット間隙部の特定の機械的精度を特定の範囲内
にすることにより、局部的なエア噛みおよび周期的なエ
ア噛みを両方とも大幅に低減でき、エア噛みが発生し始
める製膜上限速度を大幅に向上することができる。した
がって、従来では達成し得なかった高速製膜や、品質の
一層の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係るフイルム製造装置の
概略構成図である。
【図2】本発明の別の実施態様に係るフイルム製造装置
の概略構成図である。
【図3】局部的なエア噛み発生の様子を示す説明図であ
る。
【図4】周期的なエア噛み発生の様子を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 31 口金 1a、31a スリット間隙 2、32 吸引ノズル 2a、32a、32b キャスト対向面 3 溶液樹脂膜 14 ベルト 14a、34a キャスト面 4、5、35 負圧領域 33 溶融樹脂膜 34 ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡城 英敏 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 4F205 AA04 AA11 AC03 AG01 AM28 AR12 AR20 GA07 GB02 GC02 GC07 GF01 GF23 GF30 GN24 GN29 4F207 AA04 AA11 AC03 AG01 AM28 AR12 AR20 KA01 KE06 KF01 KJ09 KK87 KM15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口金のスリット間隙から押し出された樹
    脂膜を、移動キャスト面にキャストし、口金に対し、樹
    脂膜をキャスト面にキャストする位置よりキャスト面移
    動方向上流側に、キャスト面に樹脂膜を密着させる吸引
    ノズルを有するフイルム製造装置において、前記吸引ノ
    ズルのキャスト面に対向する面の真直度が吸引ノズル全
    幅の0.05%以下であることを特徴とするフイルム製
    造装置。
  2. 【請求項2】 口金のスリット間隙から押し出された樹
    脂膜を、移動キャスト面にキャストし、口金に対し、樹
    脂膜をキャスト面にキャストする位置よりキャスト面移
    動方向上流側に、キャスト面に樹脂膜を密着させる吸引
    ノズルを有するフイルム製造装置において、前記吸引ノ
    ズルのキャスト面に対向する面の平面度が吸引ノズル全
    幅の0.05%以下であることを特徴とするフイルム製
    造装置。
  3. 【請求項3】 口金のスリット間隙から押し出された樹
    脂膜を、移動キャスト面にキャストし、口金に対し、樹
    脂膜をキャスト面にキャストする位置よりキャスト面移
    動方向上流側に、キャスト面に樹脂膜を密着させる吸引
    ノズルを有するフイルム製造装置において、前記口金の
    スリット間隙の先端からキャスト面までの距離の口金幅
    方向における変動ΔLは、口金のスリット間隙の先端か
    らキャスト面までの距離Lの10%以下であることを特
    徴とするフイルム製造装置。
  4. 【請求項4】 口金のスリット間隙から押し出された樹
    脂膜を、移動キャスト面にキャストし、口金に対し、樹
    脂膜をキャスト面にキャストする位置よりキャスト面移
    動方向上流側に、キャスト面に樹脂膜を密着させる吸引
    ノズルを有するフイルム製造装置において、前記吸引ノ
    ズルのキャスト面に対向する面からキャスト面までの距
    離の吸引ノズル幅方向における変動ΔDは、口金のスリ
    ット間隙の先端からキャスト面までの距離Lの20%以
    下であることを特徴とするフイルム製造装置。
  5. 【請求項5】 吸引ノズルのキャスト面に対向する面の
    真直度が200μm以下であって、かつ、口金のスリッ
    ト間隙の先端からキャスト面までの距離の口金幅方向に
    おける変動ΔLが200μm以下であることを特徴とす
    る、請求項1又は3に記載のフイルム製造装置。
  6. 【請求項6】 吸引ノズルのキャスト面に対向する面の
    平面度が200μm以下であって、かつ、口金のスリッ
    ト間隙の先端からキャスト面までの距離の口金幅方向に
    おける変動ΔLが200μm以下であることを特徴とす
    る、請求項2又は3に記載のフイルム製造装置。
  7. 【請求項7】 吸引ノズルのキャスト面に対向する面の
    真直度が200μm以下であって、かつ、吸引ノズルの
    キャスト面に対向する面からキャスト面までの距離の吸
    引ノズル幅方向における変動ΔDが400μm以下であ
    ることを特徴とする、請求項1又は4に記載のフイルム
    製造装置。
  8. 【請求項8】 吸引ノズルのキャスト面に対向する面の
    平面度が200μm以下であって、かつ、吸引ノズルの
    キャスト面に対向する面からキャスト面までの距離の吸
    引ノズル幅方向における変動ΔDが400μm以下であ
    ることを特徴とする、請求項2又は4に記載のフイルム
    製造装置。
  9. 【請求項9】 口金のスリット間隙の先端からキャスト
    面までの距離Lが10mm以下0.1mm以上であるこ
    とを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載のフイ
    ルム製造装置。
  10. 【請求項10】 吸引ノズルのキャスト面に対向する面
    からキャスト面までの距離Dが20mm以下0.1mm
    以上であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか
    に記載のフイルム製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003090374A1 (fr) * 2002-04-22 2003-10-30 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Systeme de transmission de signaux a grande vitesse
JP2006123500A (ja) * 2004-09-29 2006-05-18 Fuji Photo Film Co Ltd 溶液製膜方法
WO2016033626A3 (de) * 2014-09-04 2016-05-26 Berndorf Band Gmbh VORRICHTUNG ZUM FILMGIEßEN

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