JP2000210752A - 内燃機関用のピストン及びその製造方法 - Google Patents
内燃機関用のピストン及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2000210752A JP2000210752A JP11014356A JP1435699A JP2000210752A JP 2000210752 A JP2000210752 A JP 2000210752A JP 11014356 A JP11014356 A JP 11014356A JP 1435699 A JP1435699 A JP 1435699A JP 2000210752 A JP2000210752 A JP 2000210752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- mold
- skirt
- head portion
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F2200/00—Manufacturing
- F02F2200/04—Forging of engine parts
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Forging (AREA)
Abstract
鍛造により製作する場合に、ヘッド部の表側にヒケやヒ
ケによるキズ等が生じないようにする。 【解決手段】 ヘッド部5、ヘッド部5の裏側の外周部
からピストン軸芯方向に延出されるスカート部11、ヘ
ッド部5の裏側に配置されるピンボス部12を備えて構
成される本体1において、ピストン軸芯方向に金型を移
動させて行う鍛造により本体1が形成され、スカート部
11のピストン軸芯方向での端部11aが金型の規制を
受けない自由端に形成されるようにする。
Description
ンジン等の内燃機関に使用されるピストンの構成に関す
る。
使用されるピストンでは、鋳造により形成されているも
のが多くあるが、近年ではアルミ合金等を使用した鍛造
により形成されたピストンが現れてきている。
では、ヘッド部の裏側の外周部からピストン軸芯方向に
スカート部が延出され、ヘッド部の裏側の中程にピンボ
ス部(ピストンピンを介してコンロッドが取り付けられ
る部分)が形成されている。この場合、ピストンのヘッ
ド部の表側はシリンダで爆発する高圧の燃焼ガスを受け
止めるので、ピストンのヘッド部の表側にヒケやヒケに
よるキズ等が生じていると、ピストンの耐久性の低下を
招くおそれがある。又、ピストンに重量のバラ付きがあ
ると、内燃機関の運転時に振動が発生し易くなる。本発
明は内燃機関用のピストンにおいて、ピストンを鍛造に
より製作する場合に、特にヘッド部の表側にヒケやヒケ
によるキズ等が生じないようにすることを目的としてお
り、ピストンの重量のバラ付きを抑えることを目的とし
ている。
特徴によると、金型のスカート部に対応する部分におい
てピストン軸芯方向での端部が開放されており、スカー
ト部のピストン軸芯方向での端部が金型の規制を受けな
い自由端に形成されるので、金型のピンボス部に対応す
る部分に比べて、金型のスカート部に対応する部分は素
材の流れに対する抵抗が少なくなっており、中側から金
型のスカート部に対応する部分にも素材が不足なく流れ
て入り込むと考えられる。
と、ヘッド部の裏側(ピンボス部及びスカート部側)に
おいて、素材が外周部側(金型のスカート部に対応する
部分)に不足なく流れる状態になると考えられ、ヘッド
部の表側でも外周部側に素材が不足なく流れる状態にな
ると考えられるので、ヘッド部の表側の外周部側に素材
が充分に流れずに、ヘッド部の表側の外周部側にヒケや
ヒケによるキズ等が生じると言う状態を防止することが
できる。
型を押圧する油圧プレス式、及びクランク機構等により
金型を一定のストロークで押圧する機械プレス式があ
る。ピストンの鍛造を行う場合、鍛造前の素材の体積
(厚み)にバラ付きが発生していることがある(例えば
円柱状の素材を所定幅ずつに切断して、鍛造前の素材を
円盤状に形成した場合、例えば鍛造前の素材の外径が1
00mmであれば、厚みに±0.25mm程度のバラ付
きが発生し、鍛造前の素材の重量として±5g程度のバ
ラ付きが発生することがある)。
を開放せずに閉じておくと、特に鍛造前の素材の体積
(厚み)が所定値よりも大きなものになっていれば、金
型の容積に対して素材が多すぎる状態となる。このよう
な状態になると油圧プレス式の鍛造装置では、素材が非
常に高い圧力になり、金型がピストン軸芯方向の所定位
置まで移動できない状態になって、金型の耐久性の低下
やピストンの精度低下に発展するおそれがある。機械プ
レス式の鍛造装置では、素材が非常に高い圧力になって
も、金型がピストン軸芯方向の所定位置まで無理に移動
させられようとする状態となって、鍛造装置自身や金型
の耐久性の低下、及びピストンの精度低下に発展するお
それがある(例えば、金型が取り付けられているスライ
ド部が下死点(所定位置)の付近で過負荷を受けて、ス
ライド部を駆動するクランク、シャフト及び偏芯シャフ
ト等が変形し、金型が下死点(所定位置)まで移動でき
ないような状態の生じることがある)。
と、前項[I]に記載のように金型のスカート部に対応
する部分においてピストン軸芯方向での端部が開放され
ているので、前述のように金型の容積に対して素材が多
すぎる状態になって、素材が非常に高い圧力になろうと
すれば、金型のスカート部に対応する部分に余分な素材
が入り込むようになる。
と、金型のスカート部に対応する部分に余分な素材が入
り込むことにより、素材が非常に高い圧力になる状態を
回避することができるので、油圧プレス式の鍛造装置に
おいて金型がピストン軸芯方向の所定位置まで移動でき
ないと言う状態が未然に回避されるのであり、機械プレ
ス式の鍛造装置において金型がピストン軸芯方向の所定
位置まで無理に移動させられようとする状態が(所定位
置まで移動できない状態)未然に回避される。
部、ヘッド部の裏側の外周部からピストン軸芯方向に延
出されて180°位相が異なるように配置される一対の
スカート部、ヘッド部の裏側で一対のスカート部の間に
配置されるピンボス部、スカート部とピンボス部とを接
続するリブを備えて、スカート部をピストンの外周部の
全周に形成せずに部分的に形成して、ピストンの本体が
構成されたものがある。この場合、請求項2及び6の特
徴によると、ピストン軸芯方向に金型を移動させてピス
トンの鍛造を行う場合、金型のピンボス部及びリブに対
応する部分においてピストン軸芯方向の端部が金型で規
制され、ピンボス部のピストン軸芯方向での端部及びリ
ブのピストン軸芯方向での端部が、金型の規制を受ける
成形端に形成されるのに対して、金型のスカート部に対
応する部分においてピストン軸芯方向での端部が開放さ
れており、スカート部のピストン軸芯方向での端部が金
型の規制を受けない自由端に形成される。
金型のピンボス部及びリブに対応する部分に比べて、金
型のスカート部に対応する部分は素材の流れに対する抵
抗が少なくなっており、前述と同様に中側から金型のス
カート部に対応する部分にも素材が不足なく流れて入り
込むと考えられる。これにより、請求項2及び6の特徴
によると、ヘッド部の裏側(ピンボス部及びスカート部
側)において、素材が外周部側(金型のスカート部に対
応する部分)に不足なく流れる状態になると考えられ、
ヘッド部の表側でも外周部側に素材が不足なく流れる状
態になると考えられるので、ヘッド部の表側の外周部側
に素材が充分に流れずに、ヘッド部の表側の外周部側に
ヒケやヒケによるキズ等が生じると言う状態を防止する
ことができる。
ヘッド部、ヘッド部の裏側の外周部からピストン軸芯方
向に延出されて180°位相が異なるように配置される
一対のスカート部、ヘッド部の裏側で一対のスカート部
の間に配置されるピンボス部、スカート部とピンボス部
とを接続するリブを備えてピストンが構成される場合、
ピンボス部は比較的大きな塊状であるのに対して、リブ
は比較的薄い縦壁状であることが多い。これにより、ピ
ンボス部に比べてリブには素材が入り込み難い状態にな
っているので、リブにヒケやヒケによるキズ等が生じる
ことがある(特に金型のリブに対応する部分に小径の空
気抜き孔が設けられている場合、リブにおける空気抜き
孔の部分に、欠肉部分やキズ等が生じ易い)。
II]に記載のように金型のスカート部に対応する部分
においてピストン軸芯方向での端部が開放され、金型の
スカート部に対応する部分に素材が不足なく入り込む状
態になっていると、金型のスカート部に対応する部分
に、金型のリブに対応する部分が連なっているので、金
型のリブに対応する部分にも素材が不足なく入り込む状
態となって、リブにヒケやヒケによるキズ等が生じる状
態が未然に防止される。請求項2及び6の特徴による
と、請求項1及び5の場合と同様に前項[II]に記載
の「作用」を備えている。
求項2及び6の場合と同様に前項[II][III]
[IV]に記載の「作用」を備えており、これに加えて
以下のような「作用」を備えている。乗用車やオートバ
イのエンジンでは、シリンダヘッドに吸気バルブ及び排
気バルブが配置されているので、ピストンのヘッド部の
表側の外周部近くに凹部状のバルブリセスを形成したも
のがあり、ピストンが上死点に達した際に、開操作され
た吸気バルブ及び排気バルブがピストンのヘッド部のバ
ルブリセスに入り込むようにして、吸気バルブ及び排気
バルブの開閉にピストンが干渉しないように構成してい
る。
ート部に対応する部分に素材が流れて入り込んでいる状
態において、請求項3及び7の特徴によると、ヘッド部
の表側に隣接して形成される一対のバルブリセスの間に
対向するヘッド部の裏側に、スカート部が形成されるよ
うにしているので、金型のスカート部に対応する部分へ
の素材の流れが、金型の一対のバルブリセスに対応する
部分の間を通り、金型のバルブリセスに対応する部分に
あまり邪魔されることなく、金型のスカート部に対応す
る部分に達すると考えられる。言い換えると、金型のス
カート部に対応する部分への素材の流れが、金型の一対
のバルブリセスに対応する部分の間を通ることにより、
金型の一対のバルブリセスに対応する部分にも素材が、
一方に多く他方に少なくと言うようなことなく行き渡る
ようになることが考えられる。
請求項1〜3のうちのいずれか一つ及び請求項5〜7の
うちのいずれか一つの場合と同様に、前項[I]〜
[V]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以
下のような「作用」を備えている。請求項4及び8の特
徴によると、金型のスカート部に対応する部分に素材が
入り込む場合、金型のスカート部に対応する部分におい
てピストン軸芯方向での端部により、スカート部のピス
トン軸芯方向での端部が先細り状に形成されるのであ
り、素材が金型によって先細り状に形成されることによ
る抵抗が発生して、金型のスカート部に対応する部分へ
の素材の流れに適切な抵抗が掛かる。
ストンの鍛造を行う場合、鍛造前の素材の体積(厚み)
にバラ付きが発生していることがある(例えば円柱状の
素材を所定幅ずつに切断して、鍛造前の素材を円盤状に
形成した場合、例えば鍛造前の素材の外径が100mm
であれば、厚みに±0.25mm程度のバラ付きが発生
し、鍛造前の素材の重量として±5g程度のバラ付きが
発生することがある)。
部分を開放せずに閉じておくと、金型のピンボス部に対
応する部分の容積が一定値に決まっているのに加えて、
金型のスカート部に対応する部分の容積も一定値に決ま
ってしまうので、鍛造前の素材の体積(厚み)にバラ付
きがあると、ピストン軸芯方向に金型を移動させてピス
トンの鍛造を行う場合、ヘッド部の厚みにバラ付きが発
生して、これに伴いピストンに重量のバラ付きが発生す
ることがある(例えば鍛造前の素材の体積(厚み)が大
きすぎると、金型のヘッド部に対応する部分に素材が多
すぎると言う状態になって、ピストン軸芯方向に移動す
る金型が所定位置まで移動できずに、ヘッド部の厚みが
設計値よりも厚くなる)。この場合、鍛造前の素材の体
積(厚み)の精度を充分に上げれば、ヘッド部の厚みの
バラ付きを抑えることができるのであるが、鍛造前の素
材の体積(厚み)の精度を充分に上げることは、多くの
加工行程が必要になり生産コストの上昇を伴うので、現
実的には困難である。
徴によると、金型のスカート部に対応する部分において
ピストン軸芯方向での端部が開放されており、スカート
部のピストン軸芯方向での端部が金型の規制を受けない
自由端に形成されるので、前項[I][II][II
I]に記載のように、中側から金型のスカート部に対応
する部分にも素材が不足なく流れて入り込むと考えられ
る。
分にも素材が不足なく流れ込むようになれば、鍛造前の
素材の体積(厚み)が少し大きめであっても、余分な素
材が金型のスカート部に対応する部分に入り込み、開放
されたピストン軸芯方向での端部から余分な素材が出る
ような状態になる。従って、例えば金型のヘッド部に対
応する部分に素材が多すぎると言う状態を避けて、ピス
トン軸芯方向に移動する金型が所定位置まで移動するこ
とができるのであり、ヘッド部の厚みのバラ付きを抑え
ることができる(例えば、ピストンの外径が100mm
であれば、ヘッド部の厚みのバラ付きは±0.1mm以
内となる)。
造後においてスカート部のピストン軸芯方向での端部を
所定位置で切り落とすことによって、設計された形状の
ピストンを得ることができるのであり、ヘッド部の厚み
のバラ付きが抑えられていることによって、ピストンの
重量のバラ付きが抑えられる。さらに、請求項9の特徴
によると、鍛造後においてスカート部のピストン軸芯方
向での端部を所定位置で切り落とす場合、切り落とす所
定位置を変更することによって、ピストンの重量の調節
を行うことも可能である。請求項9の特徴によると、請
求項5〜8のうちのいずれか一つの場合と同様に前項
[I]〜[VII]に記載の「作用」を備えている。
の特徴によると、ヘッド部の裏側において180°位相
が異なるように一対のスカート部が配置されると言うよ
うに、ヘッド部の裏側にスカート部が部分的に形成され
ており、ピストンの全周に亘ってスカート部が形成され
てはいない。
造後にスカート部のピストン軸芯方向での端部を所定位
置で切り落とす場合(前項[VIII]参照)、スカー
ト部のピストン軸芯方向での端部をピストンの全周に亘
って切り落とすような構成に比べて、ピストンの全周で
はなく部分的に形成されるスカート部のピストン軸芯方
向での端部を切り落とすだけでよいので、切断工程の時
間短縮及び容易化を図ることができる。
ートバイ等の4サイクルのエンジンに使用されるピスト
ンの本体1を示しており、後述するように本体1に機械
加工が施されて、ピストンが得られるのであり、本体1
はアルミ合金を材料として鍛造によって製作される。
について説明する。図1(イ),2,4に示すようにヘ
ッド部5の表側において、凹部状のバルブリセス6が4
つ形成されており、図2の紙面右又は左側の一方の一対
のバルブリセス6が吸気バルブ(図示せず)用で、他方
の一対のバルブリセス6が排気バルブ(図示せず)用で
ある。4つのバルブリセス6に亘る外周面部7が、ピス
トン軸芯方向に直交する平面に形成され、中央面部8が
緩やかな凹面状に形成されており、中央面部8の中央に
円錐状の凸部9が形成されている。
セス6は、平面視半円状(図2参照)で中心側から外周
側に向けて下るように傾斜する底面部6a、平面視円弧
状(図2参照)の第1縦壁部6b、外周部の小さな第2
縦壁部6cにより形成されている。図1(イ),2,4
に示すように、本体1のヘッド部5の外周部の縁部か
ら、図1(イ)の紙面上方(ピストン軸芯方向)に突出
するように、薄肉のリング状の突出部10がヘッド部5
の外周部の全周に亘って形成されており、突出部10の
厚さTは、0.3mm〜5mm程度に設定されている。
5の裏側において、ヘッド部5の裏側の外周部から図4
の紙面下方(ピストン軸芯方向)に延出される縦壁状の
スカート部11が、180°位相が異なるように一対形
成されており、ヘッド部5の表側の一対のバルブリセス
6の間に対向するヘッド部5の裏側に、スカート部11
が位置している(図1(イ)参照)。一対のスカート部
11の間に少し大きめのブロック状のピンボス部12が
形成され、スカート部11とピンボス部12とを接続す
るように縦壁状のリブ13が形成されている。
部5の外周部とピンボス部12との間に重量軽減用の2
つの凹部14が形成され、ヘッド部5の外周部とリブ1
3との間に重量軽減用の4つの凹部15が形成されてい
る。図3及び図4に示すように、スカート部11の少し
中央側の位置で、ヘッド部5の表側の一対のバルブリセ
ス6の間に対向するヘッド部5の裏側に、重量軽減用の
2つの凹部16が形成されている。
6及び図7に示すように内面が円筒状のガイド部2に、
本体1のヘッド部5の裏側(コンロッド側)を鍛造する
第2金型4が固定され、本体1のヘッド部5の表側(シ
リンダヘッド側)を鍛造する第1金型3が、ガイド部2
に沿って移動操作自在に支持されている。第1金型3に
おいて、外周部3aが段付き軸状に小径に設定されてお
り、ガイド部2の内径に対して第1金型3の外径が少し
だけ小さいものに設定されて、ガイド部2と第1金型3
との間を通って空気が抜けるように設定されている。図
1(イ)に示すヘッド部5のバルブリセス6に対応する
4つの凸部3b、及びヘッド部5の凸部9に対応する1
つの凹部3cが、第1金型3に形成されている。
いて、図1(ロ)に示すピンボス部12に対応する2つ
の凹部4a、リブ13に対応する4つの凹部4b、スカ
ート部11に対応する2つの凹部4c、重量軽減用の凹
部14,15に対応する6つの凸部4g、図4に示す重
量軽減用の凹部16に対応する2つの凸部4dが形成さ
れており、第2金型4の凹部4aに押し出しロッド17
がスライド操作自在に支持されている。第2金型4の凹
部4a,4bは底部4e,4fを備えており、第2金型
4の底部4e,4fに、図6の紙面左右方向に向く小径
の空気抜き孔(図示せず)が設けられている。第2金型
4の凹部4cは底部を備えておらず、図6の紙面右側に
開放されており、第2金型4の凹部4cの端部にテーパ
ー面4hが形成されて先細り状に構成されている。
盤状のアルミ合金素材(図示せず)を第2金型4に置
き、第1金型3を図6の紙面左側から紙面右方に移動操
作することによって、ガイド部2、第1及び第2金型
3,4により本体1を鍛造する。この場合、第1金型3
の移動方向(鍛造方向)が、ピストン軸芯方向(エンジ
ンのシリンダでピストンが往復移動する方向)に設定さ
れている。
り、アルミ合金素材が第1金型3の凹部3c(図1
(イ)のヘッド部5の凸部9に対応)に入り込み、第1
金型3の表面に沿って中側から外周側に流れて、第1金
型3の凸部3b(バルブリセス6に対応)から第1金型
3の外周部3aに入り込む。この場合、アルミ合金素材
が第1金型3の外周部3aに全周に亘って入り込むこと
によって、第1金型3の凸部3b付近でアルミ合金素材
が中側から外周側に円滑に流れて、第1金型3の凸部3
bの隅々にアルミ合金素材が行き渡る。アルミ合金素材
が第1金型3の外周部3aに入り込み、第1金型3の凸
部3b付近でアルミ合金素材が中側から外周側に流れ
る。これにより、図1(イ)に示すようにヘッド部5の
表側に4つのバルブリセス6、1つの凸部9、及び突出
部10が形成される。
り、アルミ合金素材が第2金型4の凹部4a,4bに入
り込み、第2金型4の底部4e,4fに達するのであ
り、アルミ合金素材が第2金型4の表面に沿って中側か
ら外周側に流れて、第2金型4の凸部4d,4g付近か
ら、第2金型4の凹部4cに入り込む。この場合、第2
金型4の凹部4a,4bに底部4e,4f(小径の空気
抜き孔は在る)が備えられているのに対し、第2金型4
の凹部4cの端部は開放されているので、中側から第2
金型4の凹部4cにアルミ合金素材が不足なく流れて入
り込むのであり、アルミ合金素材が第2金型4の凹部4
cの端部に達すると、テーパー面4hの抵抗によってア
ルミ合金素材の流れが部分的に止められる。
ンボス部12の端部12b及びリブ13の端部13b
が、第2金型4の凹部4a,4bの底部4e,4fによ
って規制を受けた成形端に形成されて、アルミ合金素材
が第2金型4の底部4e,4fの小径の空気抜き孔に入
り込んだ凸部12a,13aが形成される。スカート部
11の端部11aは、第2金型4の凹部4cの規制を受
けない自由端に形成される。
2金型3,4により本体1の鍛造が終了すると、第1金
型3が図6の紙面左方に移動操作されるのであり、本体
1が第2金型4に付着した状態で第1金型3から離れ
る。次に第2金型4の押し出しロッド17が図6の紙面
左方に移動操作されて、押し出しロッド17がピンボス
部12の端部12bを押して、本体1が第2金型4から
離れる。
造が終了すると、次に本体1の機械加工を行って、図5
に示すようなピストンを得るのであり、次に本体1の機
械加工について説明する。図1(イ)に示すヘッド部5
の凸部9により本体1の中心が設定されて、ヘッド部5
の外周部及びスカート部11の外周部の切削加工が行わ
れ、図1(イ)に示す突出部10が全て削り落とされる
のであり、図5に示すようにバルブリセス6の外周側が
開放された状態となる。次に図5に示すように、ヘッド
部5の外周部に2本のピストンリング溝18、及び1本
のオイルリング溝19が切削加工されて形成され、半径
方向に貫通する複数のオイル孔(図示せず)がオイルリ
ング溝19に開孔される。
トンピン支持孔20が開孔され、ピストンピン支持孔2
0にサークリップ(図示せず)の支持溝(図示せず)が
形成されるのであり、図5の紙面上下方向(ピストン軸
芯方向)のオイル供給孔(図示せず)が、ピストンピン
支持孔20に接続するようにピンボス部12に開孔され
る。ヘッド部5の裏側において、図1(ロ)に示すピン
ボス部12の端部12b及びリブ13の端部13bの凸
部12a,13aが削り落とされ、図1(イ)に示すヘ
ッド部5の凸部9が削り落とされる。図1(ロ)及び図
4に示すスカート部11の端部11aが、所定位置で切
り落とされる(削り落とされる)。
す第2金型4において、テーパー面4hに代えて第2金
型4の凹部4cの端部を階段状(1段又は複数段)に形
成して、第2金型4の凹部4cの端部を先細り状に形成
してもよい。図6及び図7に示す第2金型4において、
第2金型の凹部4cを完全に開放するのではなく、鍛造
時に第2金型4の凹部4cの空気が、ある程度絞られた
通路(絞り弁)(図示せず)を通って抜けるようにし
て、第2金型4の凹部4cから抜ける空気にある程度の
抵抗を与えることにより、鍛造時に第2金型4の凹部4
cにアルミ合金素材が入り込み過ぎ、テーパー面4hを
越えて図6の紙面右方に入り込み過ぎると言う状態を防
止するように構成してもよい。
合金素材を置き、第1金型3を図6の紙面左側から紙面
右方に移動操作して鍛造を行うように構成しているが、
第1金型3を固定として、第1金型3にアルミ合金素材
を置き、第2金型4を図6の紙面右側から紙面左方に移
動操作して鍛造を行うように構成してもよい。図1
(イ)に示すリブ13を備えずに、スカート部11がヘ
ッド部5の外周部の全周に亘って形成されるようなピス
トンにも、本発明は適用できる。
内燃機関用のピストンを鍛造により製作する場合に、ヘ
ッド部の裏側において素材が外周部側(金型のスカート
部に対応する部分)に不足なく流れる状態になると考え
られ、ヘッド部の表側でも外周部側に素材が不足なく流
れる状態になると考えられるので、ヘッド部の表側の外
周部側に素材が充分に流れずに、ヘッド部の表側の外周
部側にヒケやヒケによるキズ等が生じると言う状態を防
止することができるようになり、ピストンの耐久性の低
下を未然に防止することができるようになった。
型の容積に対して素材が多すぎる状態になっていても、
金型のスカート部に対応する部分に余分な素材が入り込
むことにより、素材が非常に高い圧力になる状態を回避
することができた。これにより、油圧プレス式の鍛造装
置において金型がピストン軸芯方向の所定位置まで移動
できないと言う状態が回避され、機械プレス式の鍛造装
置において金型がピストン軸芯方向の所定位置まで無理
に移動させられようとする状態(所定位置まで移動でき
ない状態)が回避されるようになって、鍛造装置自身や
金型の耐久性の低下、及びピストンの精度低下を未然に
防止することができた。
カート部に対応する部分においてピストン軸芯方向での
端部を開放することにより、金型のリブに対応する部分
にも素材が不足なく入り込む状態となって、リブにヒケ
やヒケによるキズ等が生じる状態を未然に防止すること
ができるようになり、ピストンの精度を向上させること
ができた。
及び6の場合と同様に前述の請求項2及び6の「発明の
効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下
のような「発明の効果」を備えている。請求項3及び7
の特徴によると、ヘッド部の表側にバルブリセスが形成
される場合、ヘッド部の表側に隣接して形成される一対
のバルブリセスの間に対向するヘッド部の裏側に、スカ
ート部が形成されるように構成することにより、金型の
バルブリセスに対応する部分に邪魔されることなく、金
型のスカート部に対応する部分に素材が入り込むと考え
られるので、ヘッド部の表側にヒケやヒケによるキズ等
が生じると言う状態をさらに防止することができるよう
になり、ピストンの耐久性の低下をさらに未然に防止す
ることができるようになった。請求項3及び7の特徴に
よると、金型のスカート部に対応する部分への素材の流
れが、金型の一対のバルブリセスに対応する部分の間を
通ることにより、金型の一対のバルブリセスに対応する
部分にも、素材が一方に多く他方に少なくと言うような
ことなく行き渡るようになることが考えられるので、ヘ
ッド部の表側(特にバルブリセス付近)にヒケやヒケに
よるキズ等が生じると言う状態を防止することができる
ようになり、ピストンの耐久性の低下をさらに未然に防
止することができるようになった。
〜3のうちのいずれか一つ及び請求項5〜7のうちのい
ずれか一つの場合と同様に、請求項1〜3、請求項5〜
7の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」
に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請
求項4及び8の特徴によると、金型のスカート部に対応
する部分に素材に入り込む場合、金型のスカート部に対
応する部分への素材の流れに適切な抵抗が掛かるので、
金型のスカート部に対応する部分に素材が入り込み過ぎ
ると言う状態を未然に防止することができるようになっ
た。これにより、金型のスカート部に対応する部分に素
材が入り込み過ぎることによって、ピストンにヒケやヒ
ケによるキズ等が生じると言う状態を未然に防止するこ
とができるようになり、ピストンの耐久性の低下をさら
に未然に防止することができるようになった。
うちのいずれか一つの場合と同様に請求項5〜8の「発
明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて
以下のような「発明の効果」を備えている。請求項9の
特徴によると、鍛造前の素材の体積(厚み)にバラ付き
があっても本体を鍛造した後に、スカート部のピストン
軸芯方向での端部を所定長さだけ切り落とすことによ
り、ヘッド部の厚み及びピストンの重量のバラ付きを抑
えて、形状の精度及び重量の精度の高いピストンを得る
ことができるようになった。切り落とす量を大小に設定
及び変更することにより、ピストンの重量の調節を行う
ことができるので、バランスの良いピストンを得ること
もできるようになる。ヘッド部の裏側において180°
位相が異なるように一対のスカート部が配置されている
場合、請求項9の特徴によると、ピストンの全周ではな
く部分的に形成されるスカート部のピストン軸芯方向で
の端部を切り落とすだけでよいので、切断工程の時間短
縮及び容易化を図ることができるようになって、生産コ
ストの低減を図ることができた。
から見た斜視図
平面図
底面図
Claims (9)
- 【請求項1】 ヘッド部と、前記ヘッド部の裏側の外周
部からピストン軸芯方向に延出されるスカート部と、前
記ヘッド部の裏側に配置されるピンボス部とを備えて構
成される本体において、 ピストン軸芯方向に金型を移動させて行う鍛造により前
記本体が形成され、前記スカート部のピストン軸芯方向
での端部が金型の規制を受けない自由端に形成されてい
る内燃機関用のピストン。 - 【請求項2】 ヘッド部と、前記ヘッド部の裏側の外周
部からピストン軸芯方向に延出されて180°位相が異
なるように配置される一対のスカート部と、前記ヘッド
部の裏側で前記一対のスカート部の間に配置されるピン
ボス部と、前記スカート部とピンボス部とを接続するリ
ブとを備えて構成される本体において、 ピストン軸芯方向に金型を移動させて行う鍛造により前
記本体が形成され、前記ピンボス部のピストン軸芯方向
での端部及び前記リブのピストン軸芯方向での端部が、
金型の規制を受ける成形端に形成されており、前記スカ
ート部のピストン軸芯方向での端部が金型の規制を受け
ない自由端に形成されている内燃機関用のピストン。 - 【請求項3】 前記ヘッド部の表側に隣接して形成され
る一対のバルブリセスの間に対向する前記ヘッド部の裏
側に、前記スカート部が形成されている請求項2記載の
内燃機関用のピストン。 - 【請求項4】 前記スカート部のピストン軸芯方向での
端部が先細り状に形成されている請求項1〜3のうちの
いずれか一つに記載の内燃機関用のピストン。 - 【請求項5】 ヘッド部と、前記ヘッド部の裏側の外周
部からピストン軸芯方向に延出されるスカート部と、前
記ヘッド部の裏側に配置されるピンボス部とを備えて構
成される本体において、 前記スカート部のピストン軸芯方向での端部に位置する
前記金型の部分を開放した状態で、ピストン軸芯方向に
金型を移動させて前記本体を鍛造する内燃機関用のピス
トンの製造方法。 - 【請求項6】 ヘッド部と、前記ヘッド部の裏側の外周
部からピストン軸芯方向に延出されて180°位相が異
なるように配置される一対のスカート部と、前記ヘッド
部の裏側で前記一対のスカート部の間に配置されるピン
ボス部と、前記スカート部とピンボス部とを接続するリ
ブとを備えて構成される本体において、 前記ピンボス部のピストン軸芯方向での端部及び前記リ
ブのピストン軸芯方向での端部を金型で規制し、前記ス
カート部のピストン軸芯方向での端部に位置する前記金
型の部分を開放した状態で、ピストン軸芯方向に金型を
移動させて前記本体を鍛造する内燃機関用のピストンの
製造方法。 - 【請求項7】 前記ヘッド部の表側に隣接して形成され
る一対のバルブリセスの間に対向する前記ヘッド部の裏
側に、前記スカート部が位置するように、ピストン軸芯
方向に金型を移動させて前記本体を鍛造する請求項6記
載の内燃機関用のピストンの製造方法。 - 【請求項8】 前記スカート部のピストン軸芯方向での
端部が先細り状に形成されるように、前記スカート部の
ピストン軸芯方向での端部に位置する前記金型の部分の
形状を設定して、ピストン軸芯方向に金型を移動させて
前記本体を鍛造する請求項5〜7のうちのいずれか一つ
に記載の内燃機関用のピストンの製造方法。 - 【請求項9】 前記本体を鍛造した後に、前記スカート
部のピストン軸芯方向での端部を、所定位置で切り落と
すことによりピストンを得る請求項5〜8のうちのいず
れか一つに記載の内燃機関用のピストンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11014356A JP2000210752A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 内燃機関用のピストン及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11014356A JP2000210752A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 内燃機関用のピストン及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000210752A true JP2000210752A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11858802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11014356A Pending JP2000210752A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 内燃機関用のピストン及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000210752A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007152375A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Showa Denko Kk | 内燃機関ピストンの製造方法、鍛造装置および内燃機関ピストン鍛造品 |
DE102014210876A1 (de) * | 2014-06-06 | 2015-12-17 | Federal-Mogul Nürnberg GmbH | Kolben und Verfahren zu dessen Herstellung |
US20230417203A1 (en) * | 2022-06-28 | 2023-12-28 | GM Global Technology Operations LLC | Piston for use in internal combustion engines and method of making the piston |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP11014356A patent/JP2000210752A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007152375A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Showa Denko Kk | 内燃機関ピストンの製造方法、鍛造装置および内燃機関ピストン鍛造品 |
DE102014210876A1 (de) * | 2014-06-06 | 2015-12-17 | Federal-Mogul Nürnberg GmbH | Kolben und Verfahren zu dessen Herstellung |
US20230417203A1 (en) * | 2022-06-28 | 2023-12-28 | GM Global Technology Operations LLC | Piston for use in internal combustion engines and method of making the piston |
US11994085B2 (en) * | 2022-06-28 | 2024-05-28 | GM Global Technology Operations LLC | Piston for use in internal combustion engines and method of making the piston |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6899158B2 (en) | Insert core and method for manufacturing a cylinder for internal combustion engine by making use of the insert core | |
JP3040758B1 (ja) | 層状掃気2サイクルエンジンのシリンダ | |
JP3777942B2 (ja) | 圧縮機用中空ピストンの製造方法 | |
US8601994B2 (en) | Piston and method for manufacturing the same | |
JP2008507657A (ja) | 一体鋳鋼による一体鋳造ピストン | |
JP2000210752A (ja) | 内燃機関用のピストン及びその製造方法 | |
JPS6121791B2 (ja) | ||
JP4226128B2 (ja) | 内燃機関用のピストンの製造方法 | |
JP2007309271A (ja) | 内燃機関用ピストン | |
JP2007198228A (ja) | 内燃機関用ピストンおよびその製造装置 | |
US6729274B2 (en) | Cylinder and method for manufacturing a cylinder for an internal combustion engine | |
JP2013189885A (ja) | ピストン | |
US20020092151A1 (en) | Cast spherical crown shoe of compressor | |
EP2018916B1 (en) | Method of manufacturing a cylinder body of an engine | |
US6925981B2 (en) | Process for producing a cylinder block with a sleeve | |
JP4005688B2 (ja) | 4サイクルエンジン用鍛造ピストン | |
JP3465863B2 (ja) | 内燃機関用ピストンのピストン本体構造 | |
JP3701804B2 (ja) | 鍛造装置及び鍛造方法 | |
JP3226680B2 (ja) | エンジンブロック巾方向中央部鋳型 | |
JP6238999B2 (ja) | 内燃機関用のピストン | |
JPH09242603A (ja) | 内燃機関用ピストンのピストン本体構造 | |
JPH09209829A (ja) | 内燃機関用ピストン | |
Birdi et al. | Design and Development of Aluminium Die Casting for Automobile Wiper Motor Casting | |
JP2001263240A (ja) | 圧縮機用中空ピストンの製造方法 | |
JPS63207438A (ja) | コイニング加工型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070802 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070809 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071009 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080306 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080703 |