JP2000210716A - ピンチロ―ルの押付力増強方法及び装置 - Google Patents

ピンチロ―ルの押付力増強方法及び装置

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JP2000210716A
JP2000210716A JP11016541A JP1654199A JP2000210716A JP 2000210716 A JP2000210716 A JP 2000210716A JP 11016541 A JP11016541 A JP 11016541A JP 1654199 A JP1654199 A JP 1654199A JP 2000210716 A JP2000210716 A JP 2000210716A
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JP
Japan
Prior art keywords
pinch roll
weight
thrust
cylinder
roll
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11016541A
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English (en)
Inventor
Masao Yasufuku
正雄 安福
Sadanori Nakano
貞則 中野
Satoshi Shibuya
聡 渋谷
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既設のピンチロールの押付力を増強する場合
に、シリンダを取替えることなく、ピンチロールの押付
力を僅かな設備投資で増強する。 【解決手段】ねじロッド11を軸受13、13で支え、
このねじロッド11に重錘10を係止させ、正逆転自在
な駆動モータ12を駆動して重錘10を押下レバー4の
長手方向に沿って前後進させることによりピンチロール
の押付力増強を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱延工場でストリ
ップを巻き取るコイラのピンチロールの押付力増強方法
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱延工場でストリップを巻き取るコイラ
の直前にストリップをコイラの方向に誘導するピンチロ
ールが設けられている。近年新鋼種の開発や熱延条件の
変化、ストリップ厚の増加などにより、ピンチロールの
押付力を従来よりも増強する必要性が生じている。例え
ばストリップの厚さが厚くなるとコイラに巻きつけるた
めのストリップの張力を増やす必要がある。このためピ
ンチロールの押付力を増大させなければならない。
【0003】ピンチロールの押付力は、上ロールを押下
げる押下レバーの端部に押下シリンダを設け、このシリ
ンダに供給する圧力流体の圧力を変化させて調整してい
る。この既設シリンダの調整可能な能力以上の押付力を
得ようとすると、シリンダを更新する必要がある。シリ
ンダを更新するには過大な設備投資を必要とする。また
シリンダ径の増加によっては取合いが困難になるという
問題が発生することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
既設のピンチロールの押付力を増強する場合に、シリン
ダを更新することなく、ピンチロールの押付力を僅かな
設備投資で増強するピンチロールの押付力増強方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はピンチロールの
上ロールを押下げる押下シリンダ近傍に重錘を付加して
ピンチロールの押付力を増加することを特徴とするピン
チロールの押付力増強方法である。もちろん、この重錘
は不要のときには退避させておけばよい。
【0006】上記本発明方法を好適に実施することがで
きる本発明の装置は、ピンチロールの上ロールの押下レ
バーの長手方向に沿う重錘移動装置を取付け、重錘移動
装置に係止して移動する重錘を押下レバーに取付けたこ
とを特徴とするピンチロールの押付力増強装置である。
【0007】重錘移動装置としては、例えば、ねじロッ
ドを利用する送り装置とし、重錘に雌ねじを設けて送り
ねじ(雄ねじ)に螺合させておき、雄ねじを正逆回転す
ることにより、重錘を前後進させる。前進したとき、押
下レバーの先端側(押下シリンダ側)に移動してピンチ
ロールの押付力を増強し、後退したとき押下レバーのピ
ン支持部側に移動して押付力の増加をなくする。重錘移
動装置は、ねじ利用装置に限定される訳ではなく、例え
ばロッドレスシリンダで前後進させる装置、チェーン機
構、リンク機構、その他の装置を用いてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一例を図1に示した。図
1は上ピンチロール1を下ピンチロール2に押付ける機
構を示したものである。ピンチロール1を押下げる押下
レバー4は一端をピン5で支持され、他端に押下シリン
ダ3を取付け、ピン5を中心として揺動する。押下シリ
ンダ3は固定フレームのブラケット6に一端を支持さ
れ、押下レバー4を押下げる。
【0009】新鋼種の巻き取りのためなどに、押付力を
増強する必要のあるピンチロール1のスイングアーム
(押下レバー4)上に重錘10を設置し、押下レバー4
の長手方向に沿って移動可能とした。
【0010】図1ではねじロッド11を軸受13、13
で支え、このねじロッド11に重錘10を係止させ、正
逆転自在な駆動モータ12を駆動して重錘10を押下レ
バー4の長手方向に沿って前後進させる。重錘10が押
下シリンダ3側に移動すると重錘10によってピンチロ
ールの押付力が増加する。重錘10がピン5側に移動す
るとピンチロールの押付力は増加しないか又は増加量が
極めて小さくなる。ピンチロールの押付力は重錘10に
よる押下力と、シリンダ3に供給される流体の圧力に基
く押下力の合計によって調整される。このためシリンダ
を更新する必要がなく、重錘と簡易な重錘移動装置のみ
を設置するだけでよいので設備投資は最小限で済んだ。
またピンチロールの押付力は重錘位置を移動させること
によりストリップの巻き取り中でも変化させることが可
能である。また重錘をスイングアーム(押下レバー4)
の支点上に移動させることにより重錘の重量がシリンダ
に作用しないようにすることも可能であるから、スイン
グアームの上昇に対しても問題ない。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、既設のピンチロールの
押付力を増強する場合に、シリンダを取替えることな
く、重錘を付加することにより、簡単に押付力の増加を
図ることができる。一例によれば、約20%の押付力増
加に対して、シリンダ取替に代って本発明を適用するこ
とにより、約70%の費用削減ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の側面図である。
【符号の説明】
1 上ピンチロール 2 下ピンチロール 3 押下シリンダ 4 押下レバー 5 ピン 6 ブラケット 10 重錘 11 ねじロッド 12 駆動モータ 13 軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 聡 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 Fターム(参考) 4E026 AA03 AA15 GA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピンチロールの上ロールを押下げる押下
    シリンダ近傍に重錘を付加してピンチロールの押付力を
    増加することを特徴とするピンチロールの押付力増強方
    法。
  2. 【請求項2】 ピンチロールの上ロールの押下レバーの
    長手方向に沿う重錘移動装置を取付け、該重錘移動装置
    に係止して移動する重錘を押下レバーに取付けたことを
    特徴とするピンチロールの押付力増強装置。
JP11016541A 1999-01-26 1999-01-26 ピンチロ―ルの押付力増強方法及び装置 Withdrawn JP2000210716A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108015122A (zh) * 2017-12-18 2018-05-11 贵州钢绳股份有限公司 一种拉丝机放线方法及其装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20060404