JP2000210102A - インソ―ル - Google Patents

インソ―ル

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JP2000210102A
JP2000210102A JP11012173A JP1217399A JP2000210102A JP 2000210102 A JP2000210102 A JP 2000210102A JP 11012173 A JP11012173 A JP 11012173A JP 1217399 A JP1217399 A JP 1217399A JP 2000210102 A JP2000210102 A JP 2000210102A
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fiber
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトな肌触りを有するとともに良好な吸湿性
を備え、着用時のベタツキ感を防止して靴内のサラサラ
感を有意に保つことのできる履物用インソールを提供す
る。 【解決手段】パイル層、グランド層及びクッション層を
備え、該パイル層が親水性繊維及び疎水性繊維から構成
されることを特徴とするインソール、パイル層厚さが
0.5〜5mm、またはパイルが親水性繊維及び疎水性
繊維を50:50〜80:20の割合で含む繊維から構
成される前記インソール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足裏接触面側にパ
イル層を備えた履き心地の優れた履物用インソールに関
する。より詳細には、本発明は、パイル層、グランド層
及びクッション層の少なくとも三層の構造を備え、パイ
ル層を疎水性繊維及び親水性繊維の混合繊維から構成す
ることにより、良好な吸汗性を発揮するとともにソフト
な風合いで肌触りがよく、サラサラ感を持続的に保つこ
とのできる履物用インソールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、多湿性の気候である我が国で
は、特に湿度の高い季節において靴を履いているうちに
足が高温多湿状態におかれて足が蒸れる現象がみられ、
その結果、水虫の原因となったり、また靴蒸れによる悪
臭の発生が問題となっている。
【0003】このため、従来から、通気性の高い素材を
利用したインソールや活性炭等の脱臭剤やシリカゲル等
の吸湿剤等を付着ないしは固着した芯材を有するインソ
ール等が種々開発されている。例えば、特開昭53−3
6339号公報には、中間層に活性炭やシリカゲル等の
化学剤を表面露出状態で保持させて化学剤の表面積を最
大限確保することによって消臭性や吸湿性を高め、しか
も該中間層を弾性緩衝体からなる通気性の最底層の上に
配することによって足圧による通気性を向上させたイン
ソールが記載されている。
【0004】しかしながら、これらの従来のインソール
は、種々の改良にかかわらずサラサラ感の持続に乏しく
て、使用するにつれてインソール表面の湿度が高まりベ
タツキが生じるという欠点があり、履き心地が必ずしも
よいとは言えなかった。
【0005】また、市販のインソールには、タオルのよ
うな肌触りのよさを目指して、足裏面と接触する層をパ
イル地で構成したものがある。しかしながらこれらのパ
イル地は綿100%で構成されているため、吸水性はよ
いものの、発汗に伴って吸水能力を越えるとヌレ感を生
じるようになる。加えて、このパイル地は特に湿潤時の
圧縮回復性に劣るため、パイルが起立せずに横にねた状
態となり足裏との接触面積が大きくなる。このため、か
かるパイル地(タオル地)のインソールは湿潤時のベタ
ツキ感が強く、長時間サラッと感が持続して履き心地の
爽快なインソールとしては満足できるものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ソフトな肌
触りを有するとともに良好な吸湿性を備え、着用時のベ
タツキ感を防止して靴内のサラサラ感を有意に保つこと
のできる履物用インソールを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
の解決を目的として、素足でも履き心地のよいインソー
ルを開発すべく種々検討を重ねていたところ、インソー
ルをパイル層、グランド層及びクッション層を順次積層
してなる三層構造として、しかも使用時に足裏面に接触
するパイル層を疎水性繊維及び親水性繊維の混合繊維か
ら構成することにより、適度な吸水性を備えるとともに
吸水時のヌレ感を有意に低減することができ、またその
繊維組成と立体パイル構造に基づいて足とインソールと
の密着力が有意に低減できることを見いだし、該インソ
ールがソフトな肌触りで、靴内の蒸れ感やベタツキ感を
有意に抑制できることを確認した。
【0008】更に本発明者らは、上記パイル層の下に積
層するグランド層をパイル層とは異なる疎水度を有する
異種繊維、すなわち実質的に疎水性繊維からなる絡合体
から構成することにより、パイル層に吸収された水分を
速やかに下方に透過させることができ、その結果、汗や
蒸れをしっかり吸収しながらもサラサラとした肌触りを
保つインソールが調製できることを見いだした。
【0009】また本発明者らは、上記グランド層の下に
積層するクッション層を発泡構造とすることにより、足
圧による通気性を向上させて蒸れ感を一層解消できるこ
と、また該クッション層に吸湿剤や消臭剤などの機能剤
を含めることにより、パイル層及びグランド層を透過し
てクッション層に滲入した湿気や臭いを速やかに吸収し
てより一層蒸れ感が防止されてサラサラ感が保たれ、靴
の中を快適に保つことのできるインソールになることを
確認した。
【0010】本発明はこれらの知見に基づいて開発され
たものである。
【0011】すなわち、本発明は次に掲げる履物用イン
ソールである。 (1)パイル層、グランド層及びクッション層を備え、
該パイル層が親水性繊維及び疎水性繊維から構成される
ことを特徴とするインソール。 (2)パイル層の厚さが0.5〜5mmである(1)記
載のインソール。 (3)パイル層のパイルが、親水性繊維及び疎水性繊維
を50:50〜80:20の割合で含む繊維から構成さ
れるものである(1)または(2)記載のインソール。 (4)親水性繊維が木綿、麻、レーヨン及びアセテート
からなる群から選択される少なくとも一種であり、疎水
性繊維がポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、アクリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル及び塩化ビニリデンからなる群から選択される少なく
とも一種である(1)乃至(3)のいずれかに記載のイ
ンソール。 (5)パイル層のパイルが、木綿とポリエステルの混紡
糸からなるものである(4)記載のインソール。 (6)グランド層が実質的に疎水性繊維から構成される
ことを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載の
インソール。 (7)グランド層がポリエステル、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、アクリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニリデン及び塩化ビニルからなる群から選択され
る少なくとも一種の疎水性繊維の絡合体またはウェブか
ら構成されるものである(6)に記載のインソール。 (8)クッション層が発泡比重0.1〜0.8g/cm3
有する高分子発泡体からなるものである(1)乃至
(7)のいずれかに記載のインソール。 (9)クッション層が、スチレン−ブタジエンゴムの発
泡体からなるものである(8)記載のインソール。 (10)消臭剤、防臭剤、芳香剤、抗菌剤及び抗カビ剤
よりなる群から選択される機能剤を含む(1)乃至
(9)のいずれかに記載のインソール また、本発明は上記(1)乃至(10)のいずれかに記
載されるインソールを備えた履物である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のインソールは、足裏面に
接触するパイル層、グランド層及び弾性を有するクッシ
ョン層から構成される少なくとも三層構造を有するもの
であって、パイル層が親水性繊維及び疎水性繊維から構
成されることを特徴とするものである。
【0013】以下、本発明のインソールの構成を図面に
従って説明する。なお、該図面は本発明の一態様を例示
するものであって、本発明はかかる図面に限定されるも
のではない。
【0014】図1は、パイル層(1)、グランド層
(2)及びクッション層(3)を積層してなる本発明の
インソールの斜視図を示し、また図2は該インソールの
断面図を示す。
【0015】パイル層(1)は、グランド層(2)を基
布としてそれから毛羽または輪状のループが突き出てお
り、グランド層の上層面がその突き出た毛羽またはルー
プによって敷き詰められてなる層である。
【0016】当該パイル層の形成方法としては、特に制
限されることなく従来公知のパイル形成法のいずれをも
挙げることができるが、具体的にはモケット織機、タオ
ル織機及びウイントンカーペット織機などのパイル織機
によってパイル織物を織成する方法;ダブルラッシェル
経編機その他のパイル編機によってパイル編物を編成す
る方法;タフテッド機その他の植毛ミシンによってパイ
ルを別途調製した基布に差し込んでタフテッドパイル布
帛を調製する方法;ニードルパンチングにより基布繊維
のウエブ表面にパイルの繊維を房状に突き出してニード
ルパンチフェルトを調製する方法;パイル片(繊維破片
・フロッキー)を基布に静電植毛して静電植毛布帛を調
製する方法を例示することができる。
【0017】パイル層のパイルの形状は、カットパイル
(毛羽状)並びにループパイル(ループ状)のいずれで
もよく、またカットパイルとループパイルとが混在する
ものであってもよい。好ましくはループパイルである。
【0018】パイル層を構成するパイルの材質は、適度
な親水性と適度な疎水性を備えるものであればよく、例
えばかかるパイルは親水性繊維と疎水性繊維を適度に混
合してなる混合繊維から調製することができる。
【0019】ここで親水性繊維としては、吸湿性に優れ
るか若しくは比較的吸湿性に優れた繊維を挙げることが
でき、限定はされないが木綿,麻及び絹等の天然繊維、
レーヨンやアセテートなどの人絹繊維、ポリビニルアル
コール等の合成繊維を例示することができる。好ましく
は、木綿、麻、レーヨン、アセテートであり、より好ま
しくは木綿である。疎水性繊維としては、非吸湿性もし
くは吸湿性の比較的乏しい繊維を挙げることができ、限
定はされないがポリエステル系、ポリプロピレン系、ポ
リエチレン系、アクリル系、エチレン酢酸ビニル系、塩
化ビニル系、塩化ビニリデンなどの合成繊維を例示する
ことができる。好ましくは、ポリエステル系繊維であ
る。
【0020】これらの親水性繊維及び疎水性繊維は、そ
れぞれ1種または2種以上を任意に組み合わせて、各繊
維の性状に従って複合繊維にするかまたは混紡繊維(混
紡糸)として調製される。例えば、パイルを構成する親
水性繊維が木綿、麻及び毛などの天然繊維である場合、
合成繊維からなる疎水性繊維とともに混紡され混紡糸と
して調製され、また必要に応じて加撚若しくは合撚処理
が施される。
【0021】好ましい親水性繊維と疎水性繊維との組み
合わせとしては、木綿とポリエステル系繊維を挙げるこ
とができる。
【0022】親水性繊維と疎水性繊維との配合割合とし
ては、制限はされないが、重量比として、通常親水性繊
維:疎水性繊維=50:50〜80:20、好ましくは
55:45〜75:25、より好ましくは60:40〜
70:30の範囲を挙げることができる。
【0023】パイルの太さは、得られる繊維や糸の弾性
(反発弾性)、吸水性並びに肌触り等を考慮して適宜選
択決定することができる。通常5〜35番手、好ましく
は10〜30番手を挙げることができる。混紡糸の場
合、上記太さを有する単糸であってもよいが、実質的に
上記の太さを有する双糸または三子糸以上の複数糸であ
ってもよい。例えば双糸としては10〜70番手、好ま
しくは20〜60番手、より好ましくは35〜55番手
の太さを有する単糸を2本撚り合わせたものを挙げるこ
とができる。
【0024】なお、ここではパイルの太さを便宜上番手
(恒重式)で表しているが、かかる単位は一例として用
いたに過ぎない。従って、かかる記載によってパイルを
構成する糸の種類、紡績糸の別が何ら限定されるもので
はない。また、繊維の種類や繊維組成を問わず、実質的
に上記太さを備えるもの、例えば上記太さをテックス番
手に換算した範囲に含まれるあらゆる太さのものが包含
される。
【0025】パイル層の厚さは、特に制限されないが、
パイルによる点接触効果を発揮させるために0.5mm
以上とすることが好ましい。足元の安定性やインソール
全体の厚さ等を考慮すると、パイル層の厚さは、0.5
〜5mm、好ましくは0.8〜3mm、より1〜2m
m、さらに好ましくは1.5〜1.8mmの範囲を挙げ
ることができる。パイル層におけるパイルの密集度につ
いては特に制限されないが、通常たて(ウェール)1c
m当たりのパイル数として2〜30個、好ましくは5〜
20個、よこ(コース)1cm当たりのパイル数として
2〜30個、好ましくは5〜20個の範囲を挙げること
ができる。
【0026】このような繊維構成及び立体構造からなる
層を足裏接触面に有する本発明のインソールによれば、
吸水性に優れ足裏から発汗された湿気を速やかに吸収す
る一方、吸水時のヌレ感が少なく、さらに特定の繊維組
成並びに構成からなるパイル構造により、湿潤時の圧縮
回復性に優れ常にパイルが起立した状態で維持されるた
め、足裏部との接触面積が小さく、汗ばんだ足が靴底に
密着することによるベタツキ感等の不快感を解消してサ
ラッとした履き心地を実現することができる。また立体
パイル構造により足とインソールとの間に一定の空間域
が形成されるため、通気性が増して足の蒸れを防止する
ことができる。
【0027】グランド層(2)は、上記パイル層の基布
としての役割を担うとともに、使用時に靴内でインソー
ルがよれないようにインソールに適度な固さをもたせる
芯地としての役割を担う。
【0028】グランド層はかかる機能を有するものであ
れば特に制限されないが、適度な弾性を有し通気性のあ
る多孔質状シートから構成されることが好ましい。この
ような性質を有するものとしては、前記パイル層の調製
に伴ってパイル基地(パイル基布)として調製されるか
又は別途調製される、編物、織布ならびに不織布などを
例示できる。好ましくは、繊維を不規則に絡合配列させ
るか、ウエッブを積層して不織布状となしたものを挙げ
ることができる。これらのものは積層や絡合を重ねるこ
と等によって所望の弾性を有する一定厚さのシートに調
製することができる。
【0029】かかるグランド層の材質としては、親水性
のものから疎水性のものまで種々のものを挙げることが
でき、その中には、前記パイル層と同様に親水性繊維と
疎水性繊維が適度に混合してなる混合繊維を含むことが
できる。
【0030】好ましくは前記パイル層の材質よりも疎水
性の高い材質を挙げることができる。より好ましくは非
吸湿性であるか若しくは比較的吸湿性の乏しい材質であ
り、具体的にはポリプロピレン系繊維、ポリエチレン系
繊維、ポリエステル系繊維、アクリル系繊維、エチレン
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニリデン及び塩化ビニル等
の疎水性繊維を例示することができる。好ましくはポリ
プロピレン、ポリエチレン及びポリエステルであり、よ
り好ましくは疎水性、弾性、剛性の面からポリエステル
及びその複合繊維並びにポリエステルを含む混合繊維で
ある。
【0031】このような非吸湿性または低吸湿性の材質
によれば、グランド層内部に汗等の湿気等を液溜まりさ
せることなく、該非(低)吸湿性繊維から構成される孔
内を介して上記パイル層で吸収された水分を速やかに下
層のクッション層に透過(通過)移動させることができ
るため、吸湿性に優れ、表面(パイル層)が常にサラサ
ラした状態に維持されたインソールを調製することがで
きる。
【0032】なお、これらの材質は一種を単独で用いて
も、また二種以上を組み合わせて用いてもよく、組み合
わせの態様としては、限定はされないが、ポリエチレン
とポリプロピレン、ポリエチレンとポリエステル、ポリ
エステル及び低融点ポリエステルを挙げることができ
る。なおこれらは複合繊維として用いてもまた各単繊維
の単純混合物を用いてもよい。好ましくは、比較的融点
の高い繊維と融点の低い繊維との組み合わせである。こ
のような繊維を組み合わせた複合繊維または混合繊維に
よれば、グランド層または最終インソールの調製工程
で、低融点繊維が融けて繊維同士を接着抱合させること
により、芯地としてインソールに適度な固さを付与する
ことができる。この場合のグランド層に配合される低融
点繊維の割合としては、制限されないが、10〜50重
量%、好ましくは20〜40重量%の範囲を挙げること
ができる。
【0033】なお、グランド層の厚さは特に制限され
ず、通常0.2〜2mmの範囲から選択することができ
る。好ましくは0.3〜1mm程度である。
【0034】本発明で用いられるクッション層(3)
は、圧縮荷重を受けることにより荷重方向に歪曲する
が、その圧縮荷重が除去されると元の状態に実質的に回
復する弾性を有するものであり、かかる性質を備え、好
ましくは更に通気性を有するものであればその材質を特
に制限するものではない。
【0035】具体的には、ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,エチレン酢酸ビニル共重合体等の各種樹脂類、スチ
レン−ブタジエンゴム等の合成ゴム並びに天然ゴム等か
ら調製される多孔質構造物、例えば高分子発泡体、不織
布、フェルト、織物、編物を挙げることができる。好ま
しくは、ポリビニルアセタール系スポンジ、ポリエチレ
ンフォーム、ポリプロピレンフォーム、ウレタンフォー
ム、スチレン−ブタジエンラバー(SBR)フォームな
どの高分子発泡体であり、より好ましくはSBRフォー
ムである。
【0036】かかる高分子発泡体の一態様として、制限
はされないが、発泡比重として0.1〜0.8g/cm
3、望ましくは0.3〜0.5g/cm3を有するものを
好適に例示することができるなお、クッション層は、靴
底に直に接触するインソール裏面となり得るものである
ため、使用に際してインソール本体が靴底内で滑ったり
ヨレたりしないように所望の摩擦抵抗を有する材質から
調製することが好ましいが、そうでない場合であっても
必要に応じて、該クッション層に更に摩擦抵抗の大き
い、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブ
タジエンゴム等の合成ゴム、天然ゴム等の樹脂を、イン
ソールの通気性を損なわないように印刷若しくはコーテ
ィングすることによって担保させることもできる。
【0037】クッション層の厚さは、特に制限されず、
0.5〜3mmの範囲から適宜選択することが好ましい
が、好ましくは1〜2mm程度を挙げることができる。
【0038】かかるクッション層には吸湿性、消臭性、
防臭性、芳香性、抗菌性、抗カビ性等の所望の機能を発
揮する機能剤を含ませることができる。好ましい機能剤
としては、上記各種のもの中でも吸湿剤、消臭剤及び抗
菌剤を挙げることができる。これらは1種単独で使用し
ても、また2種以上を組み合わせて用いることもでき、
例えば消臭剤と吸湿剤を組み合わせて使用することもで
きる。
【0039】なお、これらの機能剤は、クッション層に
限定されることなく、もちろんパイル層やグランド層に
配合してもよく、本発明の態様にはパイル層、グランド
層またはクッション層の1カ所または2カ所以上に機能
剤が配合されてなるインソールのいずれもが包含され
る。
【0040】これらの機能剤は従来公知のものを広く挙
げることができ、特に制限されない。具体的に例示すれ
ば、消臭剤としては、活性炭、活性アルミナ、活性シリ
カゲル、ベントナイト、ゼオライト及びその他の吸着
剤、または鉄、銅などの金属塩並びにこれらの混合物を
挙げることができる。これらの消臭剤は、消臭作用のみ
ならず吸湿作用をも兼ね備えているため、1成分でイン
ソールに脱臭、吸湿の両機能を付与することができる。
【0041】中でも好ましくはゼオライトである。ゼオ
ライトの特長は、無定形もしくは蜂の巣状の無数のミク
ロン細孔を有しており比表面積が大きい点である。この
ため湿気にあうと、水分がこの細孔中に吸い込まれ、さ
らに水分と同時に四大悪臭(アンモニア、トリメチルア
ミン、硫化水素、メチルメルカプトン)を含む無機ガス
及びイソ吉草酸やフェノール等を含む有機ガスまでもが
吸い込まれる。
【0042】また抗菌剤または抗カビ剤としては、一例
として、アルコール系、フェノール系、ヨウ素系、トリ
アジン系、脂肪族アミン系、界面活性剤系(陽イオン、
非イオン、両性)、フラボノイドやカテキンなどの植物
抽出物等の有機系抗菌剤(抗カビ剤)、または銀、銅若
しくは亜鉛などの金属イオンの無機系抗菌剤(抗カビ
剤)などを挙げることができる。尚、これらの抗菌剤
は、セラミック、シリカ及びゼオライト等の無機系多孔
質担体に含浸吸着させて用いてもよい。
【0043】また芳香剤として好適なものとしては、足
の臭いを相殺することのできる香り、インソールの使用
期間(通常約1〜3ヶ月間)持続し得る持続性の香りを
挙げることができる。
【0044】このようなクッション層(3)は、その弾
性(クッション性)に基づいて足と靴とのフィット感を
高めるとともに、歩行時の衝撃を和らげて、足の疲れを
軽減することに寄与することができる。また、クッショ
ン層は、インソール使用に際して足圧が加えられたり離
されたりすることに伴ってクッション層内の空胞が連続
的に圧縮されたり膨張されたりして、靴内の空気を循環
させるポンプの機能をも有する。この循環によって臭気
と湿気を含む空気は、クッション層を構成する繊維空隙
内に、必要に応じて保持されている機能剤(消臭剤、吸
湿剤など)と直接接触し、臭気及び水分が該機能剤に効
率よく吸収される。これにより臭いが中和されまた乾燥
された空気がグランド層及びパイル層を介して靴内に放
出され、これによって、インソールのムレ感防止能、サ
ラサラ感持続能並びに爽快な履き心地に寄与することが
できる。
【0045】上述するパイル層(1)、グランド層
(2)及びクッション層(3)の各層は、各々積層され
て本発明のインソールを構成する。積層方法としては、
各層の通気性を妨げない方法であれば特に制限されない
が、ヒートシール法、ラテックスバインダーやホットメ
ルト接着剤などのフィルム不形成接着剤を用いる接着
法、ニードルパンチ法、エンボス接着法等によって各層
を互いに接着する方法、または先に調製した層の一面に
他層をコーティングする方法等を挙げることができる。
【0046】本発明のインソールは、前述する構成及び
効果を有するものであればいかなる方法で製造されても
よい。例えば、グランド層(2)を構成する繊維(ステ
ープル)を混合してウェブを調製してこれを絡合しくは
接着等することによってシート状となし、これを基布と
して、例えばタフティング機やニードルパンチ機を用い
てパイル層を構成するパイルを該基布にニードルで植え
込むことにより、グランド層(2)の上層にパイル層
(1)を積層して2層積層物を取得し、次いでグランド
層(2)の下層面にクッション層(3)を構成する高分
子発泡体をコーティングするか、別途調製したクッショ
ン層(3)を接着若しくは融着して3層積層物を調製す
る方法;パイル織物機またはパイル編機によってパイル
層(1)とグランド層(2)の2層積層物を同時に調製
し、次いでグランド層(2)の下層面にクッション層
(3)を構成する高分子発泡体をコーティングするか、
別途調製したクッション層(3)を接着若しくは融着し
て3層積層物を調製する方法等を挙げることができる。
【0047】このようにして調製される積層体は、その
まま所定の大きさにて履物の中敷の形に打ち抜いて本発
明の履物用インソールとして調製される。
【0048】また、本発明は、前述するインソールを内
部に備えた履物であることもできる。
【0049】本発明の履物は、その靴中底表面に該イン
ソールを脱着可能な態様で備えるものであってもよい
し、固定された態様で備えるものであってもよい。
【0050】なお、履物の種類は特に制限されず、ビジ
ネスシューズ、パンプス、ブーツ、長靴、スポーツシュ
ーズ、デッキシューズ、サンダルなど、履物一般を広く
挙げることができる。本発明のインソールは、素足に対
しても肌触りが良く、足のベタツキ感を有意に抑制して
サラサラ感を維持することができるので、好ましくはパ
ンプス、ブーツ、スポーツシューズ、デッキシューズ、
サンダルなどを挙げることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明のインソールは、吸収性に優れ
て、汗やムレをしっかり吸収し、靴の中をサラサラに保
つことができる。また、ソフトな風合いで肌触りがよ
く、素足で使用しても爽快な履き心地を得ることができ
る。また、パイル層、グランド層またはクッション層に
抗菌剤及び消臭剤を含むことにより、臭いの原因となる
雑菌の繁殖が抑制されて、靴の中を快適に保つことがで
きる。
【0052】さらに、本発明のインソールは、好適には
耐久性があり型崩れしにくい素材からなるため、洗濯が
可能で、いつも清潔な状態で使用することができる。
【0053】
【実施例】以下、本発明を実施例及び実験例によって更
に詳細に説明するが、本発明は当該実施例等によって何
ら制限されるものではない。
【0054】実施例1 パイル層のパイルとして親水性繊維と疎水性繊維の混紡
糸(コットン65%、ポリエステル35%、50番手双
糸)を用い、グランド層としてポリエチレンと低融点ポ
リエチレンを混合して調製した不織布を用い、クッショ
ン層としてSBRフォームシートを用いた。また、クッ
ション層に担持させる機能剤として、ゼオライト及び脂
肪族アミン系抗菌剤を用いた。
【0055】まず、ポリエチレン及び低融点ポリエチレ
ンがそれぞれ75重量%及び25重量%の割合で含まれ
るように1〜10cmの混合繊維をカーディングして薄層
シートを調製し、これを積層してウエブを調製して約2
mm厚のグランド層を得た。これを基布として上記混紡
糸をニードルパンチングにより基布繊維のウエブ表面に
パイルの繊維をループ状に突き出して、グランド層の上
層にパイル層(約2mm厚)を形成した。得られた2層
積層物のグランド層にゼオライト及び抗菌剤を含有した
SBRフォーム(発泡比重0.6g/cm3)を約1mm厚
になるようにコーティングして3層積層物を調製し、次
いでそれを靴中敷きの形状に打ち抜いて本発明の履物イ
ンソールを得た。
【0056】実施例2 パイル層のパイルとして親水性繊維と疎水性繊維の混紡
糸(コットン70%、ポリエステル30%、40番手双
糸)を用い、グランド層としてポリエチレン及び低融点
ポリエチレンを65重量%及び35重量%の割合で含む
不織布を用い、クッション層として、ウレタンフォーム
を用いる以外は、実施例1と同様にしてインソールを調
製した。
【0057】実験例1 吸水性(吸湿性) 実施例1で調製した本発明の履物用インソールについ
て、吸水性試験を行った。なお、比較対照として実施例
1と同様の方法でパイル層を疎水性繊維(ポリエステル
繊維)からなるインソールを調製し、それについて同様
の試験を行った。
【0058】具体的には、4枚重ねの供試不織布を水に
1分間浸漬後、30秒間水切りしたものをインソール試
料(7cm×7cm標品)の上に乗せ、さらにその上に
10cm四方のガラス板、直径10cmの円柱状のおも
り(3.5kg)を乗せて試料を湿潤させ、1分後に除
重して試料の吸水量を測定した。その結果、比較インソ
ール標品の吸水力(吸水量)は約1.3gであったのに
対して、本発明のインソール標品の吸水力(吸水量)は
約1.7gであり、約25%ほど吸水性が向上してい
た。
【0059】実験例2 吸水時のヌレ感 高湿度下において足のベタツキ感や着用時の不快感をも
たらす吸水時のヌレ感をみるために、皮膚が本発明のイ
ンソールに接触する際に感じる温冷感を調べた。当該接
触温冷感は、初期熱流束最大値(Qmax値)を測定する
ことにより評価した。Qmax値は、面積9cm2、質量9.79
gの純銅板(熱量0.41855J/℃)に熱を与え、これが
試料表面に接触した直後、貯えられた熱量が低温側の試
料物体に移動する熱量のピーク値を測定した値である。
【0060】具体的には、実施例1で調製した本発明の
履物用インソールの7cm×7cm標品に2mlの水分
を与え、10g/cm2の加重をかけて、Qmax値を測定し
た。なお、比較対照品として実施例1と同様の方法でパ
イル層を親水性繊維(綿100%)からなるインソール
を調製し、それについても同様の試験を行った。
【0061】Qmax値が大きいほど皮膚に感じる冷たさ
やヌレ感が大きく、小さいほどヌレ感が少なくサラッと
した肌触りになる傾向にある。
【0062】結果は、本発明のインソール標品のQmax
値は約0.21w/cm2であり、実際にも有意に吸水時の
ヌレ感が少なく肌触りがサラッとしているのに対し、比
較インソール標品のQmax値は本発明品の3倍以上であ
りヌレ感が大きかった。
【0063】実験例3 足裏への密着力 足のベタツキ感をもたらす一要因となる皮膚への密着力
をKES−G5ハンディー圧縮試験器(カトーテック社
製)を用いて評価した。具体的には、インソールのかか
と部分を先端から8cm幅にカットし、それに水分を2
g与えて、試験器のセンサーを100g/cm2加重で押し
つけた後、加重を放ち、その際にセンサーに張り付いて
くる力を測定した。この力の値が低いほど、足への張り
付き力(密着力)が少なく、サラッとした肌触りとな
る。なお、比較対照実験として、上記実験例2で用いた
のと同じ比較インソールを用いて、同様に実験を行っ
た。
【0064】試験の結果、比較インソール標品の密着力
は2gであったのに対し、本発明のインソール標品の密
着力は0.8gであり、本発明のインソールは比較品よ
りも足への張り付き感が少なく、肌触りがサラッとして
いることが明らかとなった。
【0065】実験例4 履き心地 実施例1で調製した履物用インソールについて、20名
のモニターによって実際に使用した場合の履き心地(肌
触り、ムレ感、サラサラ感)を評価した。なお、対照実
験として、パイル層とグランド層の双方を親水性繊維
(木綿100%)から調製したインソール(比較品
A)、並びに双方を疎水性繊維(ポリエステル100
%)から調製したインソール(比較品B)について同様
に評価を行った。結果を表1に示す。尚、各評価は以下
の基準に従った。 <肌触り> ◎:20〜16名が、「ソフトな風合いで肌触りが良
好」と回答 ○:15〜11名が、「ややソフトな風合いが劣るが、
肌触りはよい」と回答 △:10〜 6名が、「ややゴワゴワした肌触り」と回
答 ×: 5〜 1名が、「ゴワゴワして肌触りが悪い」と
回答 <サラサラ感> ◎:20〜16名が、「サラサラ感がある」と回答 ○:15〜11名が、「サラサラ感がややある」と回答 △:10〜 6名が、「サラサラ感が余りない」と回答 ×: 5〜 1名が、「サラサラ感がない」と回答 <ムレ感> ◎:20〜16名が、「ムレ感ない」と回答 ○:15〜11名が、「ムレ感余りない」と回答 △:10〜 6名が、「ムレ感がややある」と回答 ×: 5〜 1名が、「ムレ感がある」と回答
【0066】
【表1】
【0067】表1から分かるように、本発明のインソー
ルは、肌触り、サラサラ感及びムレ感がない点で有意に
優れていることが判明した。
【0068】実験例5 パイル層の厚さを表2に記載する厚さにする以外は、実
施例1と同一の方法でインソールを作成して、足裏への
密着感、サラサラ感及びクッション感等を評価した。な
お、得られたインソールはグランド層が約2mm、クッ
ション層が約1mmの厚さを有する。結果を表2に示
す。
【0069】
【表2】
【0070】表2から、パイル層が薄い、即ちパイルの
毛足が短いと、点接触にならずに面接触となり、その結
果密着感が生じてベタツキやすくなること、その密着感
やベタツキ感はパイルの毛足を長くすることにより低減
できサラサラ感を生じることが分かった。また、パイル
の毛足をある程度長くすることによりクッション性を持
たせることができるが、ある一定以上長くなると過度の
クッション性により足元が不安定になることがわかっ
た。なお、インソール全体としては、総厚が6mmを越
えると、靴に入れて着用すると窮屈感を生じるようにな
り、8.5mm以上でかなり窮屈となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインソールを表す斜視図である。図は
インソールを構成する各層を部分的に捲って示したもの
である。
【図2】本発明のインソールの断面図である。
【符号の説明】
1.パイル層 2.グランド層 3.クッション層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 5/06 B32B 5/06 A 5/24 101 5/24 101 Fターム(参考) 4F050 EA03 EA11 EA14 HA19 HA20 HA24 HA26 HA53 HA73 HA80 4F100 AC04H AH03H AJ04A AJ06A AK01C AK04A AK04B AK07A AK07B AK15A AK15B AK16A AK16B AK25A AK25B AK41A AK41B AK68A AK68B AK73C AT00B BA03 BA07 BA10A BA10C BA25A CA23 CA30 DG01A DG01B DG06B DJ01C EC092 EH462 GB71 JA13C JB05A JB06A JB06B JC00 JK07C JK13 JK13C YY00A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイル層、グランド層及びクッション層を
    備え、該パイル層が親水性繊維及び疎水性繊維から構成
    されることを特徴とするインソール。
  2. 【請求項2】パイル層の厚さが0.5〜5mmである請
    求項1記載のインソール。
  3. 【請求項3】パイル層のパイルが、親水性繊維及び疎水
    性繊維を50:50〜80:20の割合で含む繊維から
    構成されるものである請求項1または2記載のインソー
    ル。
  4. 【請求項4】親水性繊維が木綿、麻、レーヨン及びアセ
    テートからなる群から選択される少なくとも一種であ
    り、疎水性繊維がポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
    エチレン、アクリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩
    化ビニル及び塩化ビニリデンからなる群から選択される
    少なくとも一種である請求項1乃至3のいずれかに記載
    のインソール。
  5. 【請求項5】パイル層のパイルが、木綿とポリエステル
    の混紡糸からなるものである請求項4記載のインソー
    ル。
  6. 【請求項6】グランド層が実質的に疎水性繊維から構成
    されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載のインソール。
  7. 【請求項7】グランド層がポリエステル、ポリプロピレ
    ン、ポリエチレン、アクリル、エチレン酢酸ビニル共重
    合体、塩化ビニル及び塩化ビニリデンからなる群から選
    択される少なくとも一種の疎水性繊維の絡合体またはウ
    ェブから構成されるものである請求項6に記載のインソ
    ール。
  8. 【請求項8】クッション層が発泡比重0.1〜0.8g/
    cm3を有する高分子発泡体からなるものである請求項1
    乃至7のいずれかに記載のインソール。
  9. 【請求項9】クッション層が、スチレン−ブタジエンゴ
    ムの発泡体からなるものである請求項8記載のインソー
    ル。
  10. 【請求項10】消臭剤、防臭剤、芳香剤、抗菌剤及び抗
    カビ剤よりなる群から選択される機能剤を含む請求項1
    乃至9のいずれかに記載のインソール。
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