JP4662589B2 - インソール - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、足裏接触面側にパイル層を備えた履き心地の優れた履物用インソールに関する。より詳細には、本発明は、パイル層、グランド層及びクッション層の少なくとも三層の構造を備え、パイル層を疎水性繊維及び親水性繊維の混合繊維から構成することにより、良好な吸汗性を発揮するとともにソフトな風合いで肌触りがよく、サラサラ感を持続的に保つことのできる履物用インソールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、多湿性の気候である我が国では、特に湿度の高い季節において靴を履いているうちに足が高温多湿状態におかれて足が蒸れる現象がみられ、その結果、水虫の原因となったり、また靴蒸れによる悪臭の発生が問題となっている。
【0003】
このため、従来から、通気性の高い素材を利用したインソールや活性炭等の脱臭剤やシリカゲル等の吸湿剤等を付着ないしは固着した芯材を有するインソール等が種々開発されている。例えば、特開昭53−36339号公報には、中間層に活性炭やシリカゲル等の化学剤を表面露出状態で保持させて化学剤の表面積を最大限確保することによって消臭性や吸湿性を高め、しかも該中間層を弾性緩衝体からなる通気性の最底層の上に配することによって足圧による通気性を向上させたインソールが記載されている。
【0004】
しかしながら、これらの従来のインソールは、種々の改良にかかわらずサラサラ感の持続に乏しくて、使用するにつれてインソール表面の湿度が高まりベタツキが生じるという欠点があり、履き心地が必ずしもよいとは言えなかった。
【0005】
また、市販のインソールには、タオルのような肌触りのよさを目指して、足裏面と接触する層をパイル地で構成したものがある。しかしながらこれらのパイル地は綿100%で構成されているため、吸水性はよいものの、発汗に伴って吸水能力を越えるとヌレ感を生じるようになる。加えて、このパイル地は特に湿潤時の圧縮回復性に劣るため、パイルが起立せずに横にねた状態となり足裏との接触面積が大きくなる。このため、かかるパイル地(タオル地)のインソールは湿潤時のベタツキ感が強く、長時間サラッと感が持続して履き心地の爽快なインソールとしては満足できるものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ソフトな肌触りを有するとともに良好な吸湿性を備え、着用時のベタツキ感を防止して靴内のサラサラ感を有意に保つことのできる履物用インソールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題の解決を目的として、素足でも履き心地のよいインソールを開発すべく種々検討を重ねていたところ、インソールをパイル層、グランド層及びクッション層を順次積層してなる三層構造として、しかも使用時に足裏面に接触するパイル層を疎水性繊維及び親水性繊維の混合繊維から構成することにより、適度な吸水性を備えるとともに吸水時のヌレ感を有意に低減することができ、またその繊維組成と立体パイル構造に基づいて足とインソールとの密着力が有意に低減できることを見いだし、該インソールがソフトな肌触りで、靴内の蒸れ感やベタツキ感を有意に抑制できることを確認した。
【0008】
更に本発明者らは、上記パイル層の下に積層するグランド層をパイル層とは異なる疎水度を有する異種繊維、すなわち実質的に疎水性繊維からなる絡合体から構成することにより、パイル層に吸収された水分を速やかに下方に透過させることができ、その結果、汗や蒸れをしっかり吸収しながらもサラサラとした肌触りを保つインソールが調製できることを見いだした。
【0009】
また本発明者らは、上記グランド層の下に積層するクッション層を発泡構造とすることにより、足圧による通気性を向上させて蒸れ感を一層解消できること、また該クッション層に吸湿剤や消臭剤などの機能剤を含めることにより、パイル層及びグランド層を透過してクッション層に滲入した湿気や臭いを速やかに吸収してより一層蒸れ感が防止されてサラサラ感が保たれ、靴の中を快適に保つことのできるインソールになることを確認した。
【0010】
本発明はこれらの知見に基づいて開発されたものである。
【0011】
すなわち、本発明は次に掲げる履物用インソールである。
(1)パイル層、グランド層及びクッション層を備え、該パイル層が親水性繊維及び疎水性繊維から構成されることを特徴とするインソール。
(2)パイル層の厚さが0.5〜5mmである(1)記載のインソール。
(3)パイル層のパイルが、親水性繊維及び疎水性繊維を50:50〜80:20の割合で含む繊維から構成されるものである(1)または(2)記載のインソール。
(4)親水性繊維が木綿、麻、レーヨン及びアセテートからなる群から選択される少なくとも一種であり、疎水性繊維がポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル及び塩化ビニリデンからなる群から選択される少なくとも一種である(1)乃至(3)のいずれかに記載のインソール。
(5)パイル層のパイルが、木綿とポリエステルの混紡糸からなるものである(4)記載のインソール。
(6)グランド層が実質的に疎水性繊維から構成されることを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載のインソール。
(7)グランド層がポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニリデン及び塩化ビニルからなる群から選択される少なくとも一種の疎水性繊維の絡合体またはウェブから構成されるものである(6)に記載のインソール。
(8)クッション層が発泡比重0.1〜0.8g/cm3を有する高分子発泡体からなるものである(1)乃至(7)のいずれかに記載のインソール。
(9)クッション層が、スチレン−ブタジエンゴムの発泡体からなるものである(8)記載のインソール。
(10)消臭剤、防臭剤、芳香剤、抗菌剤及び抗カビ剤よりなる群から選択される機能剤を含む(1)乃至(9)のいずれかに記載のインソール
また、本発明は上記(1)乃至(10)のいずれかに記載されるインソールを備えた履物である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のインソールは、足裏面に接触するパイル層、グランド層及び弾性を有するクッション層から構成される少なくとも三層構造を有するものであって、パイル層が親水性繊維及び疎水性繊維から構成されることを特徴とするものである。
【0013】
以下、本発明のインソールの構成を図面に従って説明する。なお、該図面は本発明の一態様を例示するものであって、本発明はかかる図面に限定されるものではない。
【0014】
図1は、パイル層(1)、グランド層(2)及びクッション層(3)を積層してなる本発明のインソールの斜視図を示し、また図2は該インソールの断面図を示す。
【0015】
パイル層(1)は、グランド層(2)を基布としてそれから毛羽または輪状のループが突き出ており、グランド層の上層面がその突き出た毛羽またはループによって敷き詰められてなる層である。
【0016】
当該パイル層の形成方法としては、特に制限されることなく従来公知のパイル形成法のいずれをも挙げることができるが、具体的にはモケット織機、タオル織機及びウイントンカーペット織機などのパイル織機によってパイル織物を織成する方法;ダブルラッシェル経編機その他のパイル編機によってパイル編物を編成する方法;タフテッド機その他の植毛ミシンによってパイルを別途調製した基布に差し込んでタフテッドパイル布帛を調製する方法;ニードルパンチングにより基布繊維のウエブ表面にパイルの繊維を房状に突き出してニードルパンチフェルトを調製する方法;パイル片(繊維破片・フロッキー)を基布に静電植毛して静電植毛布帛を調製する方法を例示することができる。
【0017】
パイル層のパイルの形状は、カットパイル(毛羽状)並びにループパイル(ループ状)のいずれでもよく、またカットパイルとループパイルとが混在するものであってもよい。好ましくはループパイルである。
【0018】
パイル層を構成するパイルの材質は、適度な親水性と適度な疎水性を備えるものであればよく、例えばかかるパイルは親水性繊維と疎水性繊維を適度に混合してなる混合繊維から調製することができる。
【0019】
ここで親水性繊維としては、吸湿性に優れるか若しくは比較的吸湿性に優れた繊維を挙げることができ、限定はされないが木綿,麻及び絹等の天然繊維、レーヨンやアセテートなどの人絹繊維、ポリビニルアルコール等の合成繊維を例示することができる。好ましくは、木綿、麻、レーヨン、アセテートであり、より好ましくは木綿である。疎水性繊維としては、非吸湿性もしくは吸湿性の比較的乏しい繊維を挙げることができ、限定はされないがポリエステル系、ポリプロピレン系、ポリエチレン系、アクリル系、エチレン酢酸ビニル系、塩化ビニル系、塩化ビニリデンなどの合成繊維を例示することができる。好ましくは、ポリエステル系繊維である。
【0020】
これらの親水性繊維及び疎水性繊維は、それぞれ1種または2種以上を任意に組み合わせて、各繊維の性状に従って複合繊維にするかまたは混紡繊維(混紡糸)として調製される。例えば、パイルを構成する親水性繊維が木綿、麻及び毛などの天然繊維である場合、合成繊維からなる疎水性繊維とともに混紡され混紡糸として調製され、また必要に応じて加撚若しくは合撚処理が施される。
【0021】
好ましい親水性繊維と疎水性繊維との組み合わせとしては、木綿とポリエステル系繊維を挙げることができる。
【0022】
親水性繊維と疎水性繊維との配合割合としては、制限はされないが、重量比として、通常親水性繊維:疎水性繊維=50:50〜80:20、好ましくは55:45〜75:25、より好ましくは60:40〜70:30の範囲を挙げることができる。
【0023】
パイルの太さは、得られる繊維や糸の弾性(反発弾性)、吸水性並びに肌触り等を考慮して適宜選択決定することができる。通常5〜35番手、好ましくは10〜30番手を挙げることができる。混紡糸の場合、上記太さを有する単糸であってもよいが、実質的に上記の太さを有する双糸または三子糸以上の複数糸であってもよい。例えば双糸としては10〜70番手、好ましくは20〜60番手、より好ましくは35〜55番手の太さを有する単糸を2本撚り合わせたものを挙げることができる。
【0024】
なお、ここではパイルの太さを便宜上番手(恒重式)で表しているが、かかる単位は一例として用いたに過ぎない。従って、かかる記載によってパイルを構成する糸の種類、紡績糸の別が何ら限定されるものではない。また、繊維の種類や繊維組成を問わず、実質的に上記太さを備えるもの、例えば上記太さをテックス番手に換算した範囲に含まれるあらゆる太さのものが包含される。
【0025】
パイル層の厚さは、特に制限されないが、パイルによる点接触効果を発揮させるために0.5mm以上とすることが好ましい。足元の安定性やインソール全体の厚さ等を考慮すると、パイル層の厚さは、0.5〜5mm、好ましくは0.8〜3mm、より1〜2mm、さらに好ましくは1.5〜1.8mmの範囲を挙げることができる。パイル層におけるパイルの密集度については特に制限されないが、通常たて(ウェール)1cm当たりのパイル数として2〜30個、好ましくは5〜20個、よこ(コース)1cm当たりのパイル数として2〜30個、好ましくは5〜20個の範囲を挙げることができる。
【0026】
このような繊維構成及び立体構造からなる層を足裏接触面に有する本発明のインソールによれば、吸水性に優れ足裏から発汗された湿気を速やかに吸収する一方、吸水時のヌレ感が少なく、さらに特定の繊維組成並びに構成からなるパイル構造により、湿潤時の圧縮回復性に優れ常にパイルが起立した状態で維持されるため、足裏部との接触面積が小さく、汗ばんだ足が靴底に密着することによるベタツキ感等の不快感を解消してサラッとした履き心地を実現することができる。また立体パイル構造により足とインソールとの間に一定の空間域が形成されるため、通気性が増して足の蒸れを防止することができる。
【0027】
グランド層(2)は、上記パイル層の基布としての役割を担うとともに、使用時に靴内でインソールがよれないようにインソールに適度な固さをもたせる芯地としての役割を担う。
【0028】
グランド層はかかる機能を有するものであれば特に制限されないが、適度な弾性を有し通気性のある多孔質状シートから構成されることが好ましい。このような性質を有するものとしては、前記パイル層の調製に伴ってパイル基地(パイル基布)として調製されるか又は別途調製される、編物、織布ならびに不織布などを例示できる。好ましくは、繊維を不規則に絡合配列させるか、ウエッブを積層して不織布状となしたものを挙げることができる。これらのものは積層や絡合を重ねること等によって所望の弾性を有する一定厚さのシートに調製することができる。
【0029】
かかるグランド層の材質としては、親水性のものから疎水性のものまで種々のものを挙げることができ、その中には、前記パイル層と同様に親水性繊維と疎水性繊維が適度に混合してなる混合繊維を含むことができる。
【0030】
好ましくは前記パイル層の材質よりも疎水性の高い材質を挙げることができる。より好ましくは非吸湿性であるか若しくは比較的吸湿性の乏しい材質であり、具体的にはポリプロピレン系繊維、ポリエチレン系繊維、ポリエステル系繊維、アクリル系繊維、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニリデン及び塩化ビニル等の疎水性繊維を例示することができる。好ましくはポリプロピレン、ポリエチレン及びポリエステルであり、より好ましくは疎水性、弾性、剛性の面からポリエステル及びその複合繊維並びにポリエステルを含む混合繊維である。
【0031】
このような非吸湿性または低吸湿性の材質によれば、グランド層内部に汗等の湿気等を液溜まりさせることなく、該非(低)吸湿性繊維から構成される孔内を介して上記パイル層で吸収された水分を速やかに下層のクッション層に透過(通過)移動させることができるため、吸湿性に優れ、表面(パイル層)が常にサラサラした状態に維持されたインソールを調製することができる。
【0032】
なお、これらの材質は一種を単独で用いても、また二種以上を組み合わせて用いてもよく、組み合わせの態様としては、限定はされないが、ポリエチレンとポリプロピレン、ポリエチレンとポリエステル、ポリエステル及び低融点ポリエステルを挙げることができる。なおこれらは複合繊維として用いてもまた各単繊維の単純混合物を用いてもよい。好ましくは、比較的融点の高い繊維と融点の低い繊維との組み合わせである。このような繊維を組み合わせた複合繊維または混合繊維によれば、グランド層または最終インソールの調製工程で、低融点繊維が融けて繊維同士を接着抱合させることにより、芯地としてインソールに適度な固さを付与することができる。この場合のグランド層に配合される低融点繊維の割合としては、制限されないが、10〜50重量%、好ましくは20〜40重量%の範囲を挙げることができる。
【0033】
なお、グランド層の厚さは特に制限されず、通常0.2〜2mmの範囲から選択することができる。好ましくは0.3〜1mm程度である。
【0034】
本発明で用いられるクッション層(3)は、圧縮荷重を受けることにより荷重方向に歪曲するが、その圧縮荷重が除去されると元の状態に実質的に回復する弾性を有するものであり、かかる性質を備え、好ましくは更に通気性を有するものであればその材質を特に制限するものではない。
【0035】
具体的には、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン酢酸ビニル共重合体等の各種樹脂類、スチレン−ブタジエンゴム等の合成ゴム並びに天然ゴム等から調製される多孔質構造物、例えば高分子発泡体、不織布、フェルト、織物、編物を挙げることができる。好ましくは、ポリビニルアセタール系スポンジ、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、ウレタンフォーム、スチレン−ブタジエンラバー(SBR)フォームなどの高分子発泡体であり、より好ましくはSBRフォームである。
【0036】
かかる高分子発泡体の一態様として、制限はされないが、発泡比重として0.1〜0.8g/cm3、望ましくは0.3〜0.5g/cm3を有するものを好適に例示することができる
なお、クッション層は、靴底に直に接触するインソール裏面となり得るものであるため、使用に際してインソール本体が靴底内で滑ったりヨレたりしないように所望の摩擦抵抗を有する材質から調製することが好ましいが、そうでない場合であっても必要に応じて、該クッション層に更に摩擦抵抗の大きい、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエンゴム等の合成ゴム、天然ゴム等の樹脂を、インソールの通気性を損なわないように印刷若しくはコーティングすることによって担保させることもできる。
【0037】
クッション層の厚さは、特に制限されず、0.5〜3mmの範囲から適宜選択することが好ましいが、好ましくは1〜2mm程度を挙げることができる。
【0038】
かかるクッション層には吸湿性、消臭性、防臭性、芳香性、抗菌性、抗カビ性等の所望の機能を発揮する機能剤を含ませることができる。好ましい機能剤としては、上記各種のもの中でも吸湿剤、消臭剤及び抗菌剤を挙げることができる。これらは1種単独で使用しても、また2種以上を組み合わせて用いることもでき、例えば消臭剤と吸湿剤を組み合わせて使用することもできる。
【0039】
なお、これらの機能剤は、クッション層に限定されることなく、もちろんパイル層やグランド層に配合してもよく、本発明の態様にはパイル層、グランド層またはクッション層の1カ所または2カ所以上に機能剤が配合されてなるインソールのいずれもが包含される。
【0040】
これらの機能剤は従来公知のものを広く挙げることができ、特に制限されない。具体的に例示すれば、消臭剤としては、活性炭、活性アルミナ、活性シリカゲル、ベントナイト、ゼオライト及びその他の吸着剤、または鉄、銅などの金属塩並びにこれらの混合物を挙げることができる。これらの消臭剤は、消臭作用のみならず吸湿作用をも兼ね備えているため、1成分でインソールに脱臭、吸湿の両機能を付与することができる。
【0041】
中でも好ましくはゼオライトである。ゼオライトの特長は、無定形もしくは蜂の巣状の無数のミクロン細孔を有しており比表面積が大きい点である。このため湿気にあうと、水分がこの細孔中に吸い込まれ、さらに水分と同時に四大悪臭(アンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプトン)を含む無機ガス及びイソ吉草酸やフェノール等を含む有機ガスまでもが吸い込まれる。
【0042】
また抗菌剤または抗カビ剤としては、一例として、アルコール系、フェノール系、ヨウ素系、トリアジン系、脂肪族アミン系、界面活性剤系(陽イオン、非イオン、両性)、フラボノイドやカテキンなどの植物抽出物等の有機系抗菌剤(抗カビ剤)、または銀、銅若しくは亜鉛などの金属イオンの無機系抗菌剤(抗カビ剤)などを挙げることができる。尚、これらの抗菌剤は、セラミック、シリカ及びゼオライト等の無機系多孔質担体に含浸吸着させて用いてもよい。
【0043】
また芳香剤として好適なものとしては、足の臭いを相殺することのできる香り、インソールの使用期間(通常約1〜3ヶ月間)持続し得る持続性の香りを挙げることができる。
【0044】
このようなクッション層(3)は、その弾性(クッション性)に基づいて足と靴とのフィット感を高めるとともに、歩行時の衝撃を和らげて、足の疲れを軽減することに寄与することができる。また、クッション層は、インソール使用に際して足圧が加えられたり離されたりすることに伴ってクッション層内の空胞が連続的に圧縮されたり膨張されたりして、靴内の空気を循環させるポンプの機能をも有する。この循環によって臭気と湿気を含む空気は、クッション層を構成する繊維空隙内に、必要に応じて保持されている機能剤(消臭剤、吸湿剤など)と直接接触し、臭気及び水分が該機能剤に効率よく吸収される。これにより臭いが中和されまた乾燥された空気がグランド層及びパイル層を介して靴内に放出され、これによって、インソールのムレ感防止能、サラサラ感持続能並びに爽快な履き心地に寄与することができる。
【0045】
上述するパイル層(1)、グランド層(2)及びクッション層(3)の各層は、各々積層されて本発明のインソールを構成する。積層方法としては、各層の通気性を妨げない方法であれば特に制限されないが、ヒートシール法、ラテックスバインダーやホットメルト接着剤などのフィルム不形成接着剤を用いる接着法、ニードルパンチ法、エンボス接着法等によって各層を互いに接着する方法、または先に調製した層の一面に他層をコーティングする方法等を挙げることができる。
【0046】
本発明のインソールは、前述する構成及び効果を有するものであればいかなる方法で製造されてもよい。例えば、グランド層(2)を構成する繊維(ステープル)を混合してウェブを調製してこれを絡合しくは接着等することによってシート状となし、これを基布として、例えばタフティング機やニードルパンチ機を用いてパイル層を構成するパイルを該基布にニードルで植え込むことにより、グランド層(2)の上層にパイル層(1)を積層して2層積層物を取得し、次いでグランド層(2)の下層面にクッション層(3)を構成する高分子発泡体をコーティングするか、別途調製したクッション層(3)を接着若しくは融着して3層積層物を調製する方法;パイル織物機またはパイル編機によってパイル層(1)とグランド層(2)の2層積層物を同時に調製し、次いでグランド層(2)の下層面にクッション層(3)を構成する高分子発泡体をコーティングするか、別途調製したクッション層(3)を接着若しくは融着して3層積層物を調製する方法等を挙げることができる。
【0047】
このようにして調製される積層体は、そのまま所定の大きさにて履物の中敷の形に打ち抜いて本発明の履物用インソールとして調製される。
【0048】
また、本発明は、前述するインソールを内部に備えた履物であることもできる。
【0049】
本発明の履物は、その靴中底表面に該インソールを脱着可能な態様で備えるものであってもよいし、固定された態様で備えるものであってもよい。
【0050】
なお、履物の種類は特に制限されず、ビジネスシューズ、パンプス、ブーツ、長靴、スポーツシューズ、デッキシューズ、サンダルなど、履物一般を広く挙げることができる。本発明のインソールは、素足に対しても肌触りが良く、足のベタツキ感を有意に抑制してサラサラ感を維持することができるので、好ましくはパンプス、ブーツ、スポーツシューズ、デッキシューズ、サンダルなどを挙げることができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明のインソールは、吸収性に優れて、汗やムレをしっかり吸収し、靴の中をサラサラに保つことができる。また、ソフトな風合いで肌触りがよく、素足で使用しても爽快な履き心地を得ることができる。また、パイル層、グランド層またはクッション層に抗菌剤及び消臭剤を含むことにより、臭いの原因となる雑菌の繁殖が抑制されて、靴の中を快適に保つことができる。
【0052】
さらに、本発明のインソールは、好適には耐久性があり型崩れしにくい素材からなるため、洗濯が可能で、いつも清潔な状態で使用することができる。
【0053】
【実施例】
以下、本発明を実施例及び実験例によって更に詳細に説明するが、本発明は当該実施例等によって何ら制限されるものではない。
【0054】
実施例1
パイル層のパイルとして親水性繊維と疎水性繊維の混紡糸(コットン65%、ポリエステル35%、50番手双糸)を用い、グランド層としてポリエチレンと低融点ポリエチレンを混合して調製した不織布を用い、クッション層としてSBRフォームシートを用いた。また、クッション層に担持させる機能剤として、ゼオライト及び脂肪族アミン系抗菌剤を用いた。
【0055】
まず、ポリエチレン及び低融点ポリエチレンがそれぞれ75重量%及び25重量%の割合で含まれるように1〜10cmの混合繊維をカーディングして薄層シートを調製し、これを積層してウエブを調製して約2mm厚のグランド層を得た。これを基布として上記混紡糸をニードルパンチングにより基布繊維のウエブ表面にパイルの繊維をループ状に突き出して、グランド層の上層にパイル層(約2mm厚)を形成した。得られた2層積層物のグランド層にゼオライト及び抗菌剤を含有したSBRフォーム(発泡比重0.6g/cm3)を約1mm厚になるようにコーティングして3層積層物を調製し、次いでそれを靴中敷きの形状に打ち抜いて本発明の履物インソールを得た。
【0056】
実施例2
パイル層のパイルとして親水性繊維と疎水性繊維の混紡糸(コットン70%、ポリエステル30%、40番手双糸)を用い、グランド層としてポリエチレン及び低融点ポリエチレンを65重量%及び35重量%の割合で含む不織布を用い、クッション層として、ウレタンフォームを用いる以外は、実施例1と同様にしてインソールを調製した。
【0057】
実験例1 吸水性(吸湿性)
実施例1で調製した本発明の履物用インソールについて、吸水性試験を行った。
なお、比較対照として実施例1と同様の方法でパイル層を疎水性繊維(ポリエステル繊維)からなるインソールを調製し、それについて同様の試験を行った。
【0058】
具体的には、4枚重ねの供試不織布を水に1分間浸漬後、30秒間水切りしたものをインソール試料(7cm×7cm標品)の上に乗せ、さらにその上に10cm四方のガラス板、直径10cmの円柱状のおもり(3.5kg)を乗せて試料を湿潤させ、1分後に除重して試料の吸水量を測定した。その結果、比較インソール標品の吸水力(吸水量)は約1.3gであったのに対して、本発明のインソール標品の吸水力(吸水量)は約1.7gであり、約25%ほど吸水性が向上していた。
【0059】
実験例2 吸水時のヌレ感
高湿度下において足のベタツキ感や着用時の不快感をもたらす吸水時のヌレ感をみるために、皮膚が本発明のインソールに接触する際に感じる温冷感を調べた。当該接触温冷感は、初期熱流束最大値(Qmax値)を測定することにより評価した。Qmax値は、面積9cm2、質量9.79gの純銅板(熱量0.41855J/℃)に熱を与え、これが試料表面に接触した直後、貯えられた熱量が低温側の試料物体に移動する熱量のピーク値を測定した値である。
【0060】
具体的には、実施例1で調製した本発明の履物用インソールの7cm×7cm標品に2mlの水分を与え、10g/cm2の加重をかけて、Qmax値を測定した。なお、比較対照品として実施例1と同様の方法でパイル層を親水性繊維(綿100%)からなるインソールを調製し、それについても同様の試験を行った。
【0061】
Qmax値が大きいほど皮膚に感じる冷たさやヌレ感が大きく、小さいほどヌレ感が少なくサラッとした肌触りになる傾向にある。
【0062】
結果は、本発明のインソール標品のQmax値は約0.21w/cm2であり、実際にも有意に吸水時のヌレ感が少なく肌触りがサラッとしているのに対し、比較インソール標品のQmax値は本発明品の3倍以上でありヌレ感が大きかった。
【0063】
実験例3 足裏への密着力
足のベタツキ感をもたらす一要因となる皮膚への密着力をKES−G5ハンディー圧縮試験器(カトーテック社製)を用いて評価した。具体的には、インソールのかかと部分を先端から8cm幅にカットし、それに水分を2g与えて、試験器のセンサーを100g/cm2加重で押しつけた後、加重を放ち、その際にセンサーに張り付いてくる力を測定した。この力の値が低いほど、足への張り付き力(密着力)が少なく、サラッとした肌触りとなる。なお、比較対照実験として、上記実験例2で用いたのと同じ比較インソールを用いて、同様に実験を行った。
【0064】
試験の結果、比較インソール標品の密着力は2gであったのに対し、本発明のインソール標品の密着力は0.8gであり、本発明のインソールは比較品よりも足への張り付き感が少なく、肌触りがサラッとしていることが明らかとなった。
【0065】
実験例4 履き心地
実施例1で調製した履物用インソールについて、20名のモニターによって実際に使用した場合の履き心地(肌触り、ムレ感、サラサラ感)を評価した。なお、対照実験として、パイル層とグランド層の双方を親水性繊維(木綿100%)から調製したインソール(比較品A)、並びに双方を疎水性繊維(ポリエステル100%)から調製したインソール(比較品B)について同様に評価を行った。結果を表1に示す。尚、各評価は以下の基準に従った。
<肌触り>
◎:20〜16名が、「ソフトな風合いで肌触りが良好」と回答
○:15〜11名が、「ややソフトな風合いが劣るが、肌触りはよい」と回答
△:10〜 6名が、「ややゴワゴワした肌触り」と回答
×: 5〜 1名が、「ゴワゴワして肌触りが悪い」と回答
<サラサラ感>
◎:20〜16名が、「サラサラ感がある」と回答
○:15〜11名が、「サラサラ感がややある」と回答
△:10〜 6名が、「サラサラ感が余りない」と回答
×: 5〜 1名が、「サラサラ感がない」と回答
<ムレ感>
◎:20〜16名が、「ムレ感ない」と回答
○:15〜11名が、「ムレ感余りない」と回答
△:10〜 6名が、「ムレ感がややある」と回答
×: 5〜 1名が、「ムレ感がある」と回答
【0066】
【表1】
Figure 0004662589
【0067】
表1から分かるように、本発明のインソールは、肌触り、サラサラ感及びムレ感がない点で有意に優れていることが判明した。
【0068】
実験例5
パイル層の厚さを表2に記載する厚さにする以外は、実施例1と同一の方法でインソールを作成して、足裏への密着感、サラサラ感及びクッション感等を評価した。なお、得られたインソールはグランド層が約2mm、クッション層が約1mmの厚さを有する。結果を表2に示す。
【0069】
【表2】
Figure 0004662589
【0070】
表2から、パイル層が薄い、即ちパイルの毛足が短いと、点接触にならずに面接触となり、その結果密着感が生じてベタツキやすくなること、その密着感やベタツキ感はパイルの毛足を長くすることにより低減できサラサラ感を生じることが分かった。また、パイルの毛足をある程度長くすることによりクッション性を持たせることができるが、ある一定以上長くなると過度のクッション性により足元が不安定になることがわかった。なお、インソール全体としては、総厚が6mmを越えると、靴に入れて着用すると窮屈感を生じるようになり、8.5mm以上でかなり窮屈となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインソールを表す斜視図である。図はインソールを構成する各層を部分的に捲って示したものである。
【図2】本発明のインソールの断面図である。
【符号の説明】
1.パイル層
2.グランド層
3.クッション層

Claims (9)

  1. パイル層、グランド層及びクッション層を備え、該パイル層が木綿、麻、レーヨン及びアセテートからなる群から選択される少なくとも一種の親水性繊維並びに疎水性繊維からなる混紡繊維から構成されることを特徴とするインソール。
  2. パイル層の厚さが0.5〜5mmである請求項1記載のインソール。
  3. パイル層のパイルが、親水性繊維及び疎水性繊維を50:50〜80:20の割合で含む混紡繊維から構成されるものである請求項1または2記載のインソール。
  4. 疎水性繊維がポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル及び塩化ビニリデンからなる群から選択される少なくとも一種である請求項1乃至のいずれかに記載のインソール。
  5. パイル層のパイルが、木綿とポリエステルの混紡糸からなるものである請求項記載のインソール。
  6. グランド層が実質的に疎水性繊維から構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のインソール。
  7. グランド層がポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル及び塩化ビニリデンからなる群から選択される少なくとも一種の疎水性繊維の絡合体またはウェブから構成されるものである請求項に記載のインソール。
  8. クッション層が発泡比重0.1〜0.8g/cmを有する高分子発泡体からなるものである請求項1乃至のいずれかに記載のインソール。
  9. クッション層が、スチレン−ブタジエンゴムの発泡体からなるものである請求項記載のインソール。
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