JP2000209203A - ネットワ―ク障害情報管理システム及び記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク内で発生及び復旧を繰り返す障
害の、障害発生箇所及び障害種別を特定して、刻々と変
化する障害情報を動的に管理する技術の提供。 【解決手段】 通信装置及び通信装置中の障害発生箇所
をツリー形式で階層的に表した障害ノード情報として記
憶する障害ノード記憶部と、障害ノード情報ごとに障害
状態を記憶する障害状態情報記憶部とを有し、ネットワ
ーク内の障害が発生した情報装置から発信された、障害
種別及び障害重要度を少なくとも有する障害状態情報と
当該情報装置内の障害発生箇所を示す識別子とを含む障
害発生情報を受信し、ネットワーク内の障害発生箇所の
情報及び障害状態の情報をツリー形式で管理することに
より、これらの情報を階層的に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、大規模な通信ネッ
トワークの構成要素となる通信装置（Network Elemen
t；以下、「ＮＥ」とも表記する。）を管理するシステ
ム（Network Management System；以下、「ＮＭＳ」と
も表記する。）において、その通信装置内のパッケージ
やチャンネルポート等の障害発生箇所と、その障害発生
箇所で発生した障害の状態とを共にオペレータに通知し
て管理する技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のネットワーク障害管理システムの
一例が、特開平５−３３６９２５号公報に記載されてい
る。この公報に記載されたシステムによれば、障害の状
態をツリー形式の構造データに基づいて診断する。すな
わち、あらかじめ様々な障害状態をノードとする障害診
断木を格納した知識ベースを用意しておき、障害が発生
した装置から受信した障害情報に基づいて、障害診断木
のノードを辿って最終的に障害の種類を特定する。

【０００３】また、大規模なネットワークでは、一般
に、ネットワーク障害管理システムに分散管理方式が採
用されている。分散管理方式においては、分散した各Ｎ
ＭＳごとに、障害情報が表示される。ネットワーク内で
発生した障害情報は、発生順に逐一ＮＭＳに個別に格納
される。

【０００４】そして、この障害情報は、表形式で表示さ
れたり、ＮＥの構成図を用いたグラフィカル形式で表示
されたり、又は、ネットワークの構成を表した地図上に
障害が発生している装置（ネットワークノード）の表示
色を変えたりすることによって表示されたりする。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
文献開示のネットワーク障害情報管理システムにおいて
は、障害診断木による障害特定は可能であるが、障害発
生箇所の特定処理について考慮されていなかった。

【０００６】また、分散管理を行うＮＭＳにおいては、
例えばネットワーク構成画面上で、障害発生装置を表示
することは可能であるが、その装置内のどこでどのよう
な障害が発生しているのかは同一画面で見ることができ
ない。このため、オペレータは、障害が発生している装
置を管理しているＮＭＳへ制御を移し、その装置の障害
情報画面に表示画面を切替える必要がある。

【０００７】特に、個別のＮＭＳ内でそれぞれ発生した
複数の障害を表示する場合には、表示画面の切替え操作
の回数が多くなる。その上、大規模なネットワークにお
いては、通常、障害の発生と復旧とが繰り返され、障害
情報は動的である。このため、従来の障害情報管理シス
テムでは、オペレータの負担が重くなる。

【０００８】このように、従来の大規模なネットワーク
障害管理システムにおいては、システム内で発生した全
ての障害の発生部位及び障害の状態を、ネットワークを
管理するオペレータに把握させることが困難であるとい
う問題があった。

【０００９】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、ネットワーク内で各所で発生及び復旧を
繰り返す障害の、障害発生箇所及び障害種別を特定し
て、刻々と変化する障害情報を動的に管理する技術の提
供を目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
ネットワーク障害情報管理システムによれば、記憶装
置、障害情報制御装置および当該障害情報制御装置によ
る処理結果を出力する出力装置を備え、記憶装置は、通
信装置及び通信装置中の障害発生箇所をツリー形式で階
層的に表した障害ノード情報として記憶する障害ノード
記憶部と、障害ノード情報ごとに障害状態を記憶する障
害状態情報記憶部とを有し、障害情報制御装置は、障害
情報受信部、障害ノード検索手段、障害ノード生成手
段、障害情報検索手段、障害情報生成手段、障害情報更
新手段、障害情報削除手段及び障害ノード削除手段を有
し、障害情報受信部は、ネットワーク内の障害が発生し
た情報装置から発信された、障害種別及び障害重要度を
少なくとも有する障害状態情報と当該情報装置内の障害
発生箇所を示す識別子とを含む障害発生情報を受信し、
当該障害発生情報を障害ノード検索手段へ転送し、障害
ノード検索手段は、障害発生情報から識別子を抽出し、
障害ノード記憶部内で当該識別子と一致する識別子を有
する障害ノード情報をツリー形式の階層順に順次に検索
し、該当する障害ノード情報が有った場合に、当該障害
ノード情報を障害情報検索手段へ転送し、該当する障害
ノード情報が無かった場合に、障害発生情報を障害ノー
ド生成手段へ転送し、障害ノード生成手段は、障害発生
情報に基づき、障害ノード記憶部に識別子に対応する新
規の障害ノード情報を生成し、障害発生情報を障害情報
生成手段へ転送し、障害情報検索手段は、障害発生情報
に基づき、障害情報記憶部内で識別子に対応する障害ノ
ード情報についての障害情報を検索し、該当する障害情
報が無かった場合に、障害発生情報を障害情報生成手段
へ転送し、該当する障害情報が有った場合において、障
害重要度が非復旧であるときに、障害発生情報を障害情
報更新手段へ転送し、障害重要度が復旧であるときに、
障害発生情報を障害情報削除手段へ転送し、障害情報生
成手段は、障害発生情報に基づいて、障害情報記憶部
に、識別子に対応する障害ノード情報についての新規の
障害情報を生成し、障害情報更新手段は、障害発生情報
に基づいて、障害情報記憶部内において、障害ノード情
報についての障害情報のうち障害重要度を更新し、障害
情報削除手段は、障害発生情報に基づいて、識別子に対
応する障害ノード情報に対応する障害情報を障害情報記
憶部内から削除し、障害ノード削除手段は、対応する障
害情報が削除された障害ノード情報を、当該障害ノード
情報よりもツリー形式で末端側に他の障害情報が無い場
合に、障害ノード記憶部内から削除する構成としてあ
る。

【００１１】このように、本発明によれば、ネットワー
ク内の障害発生箇所の情報及び障害状態の情報をツリー
形式で管理することにより、これらの情報を階層的に表
示することができる。このため、ネットワークで発生及
び復旧を繰り返す動的な障害情報を階層的に管理するこ
とができる。その結果、オペレータは、ネットワーク内
の障害発生箇所及び障害状態を容易に把握することがで
きる。

【００１２】また、請求項２記載の発明によれば、障害
ノード情報は、識別子の他に、当該障害ノード情報に対
応する障害情報のアドレス、親ノードのアドレス、子ノ
ードのアドレスを含む構成としてある。

【００１３】このような構成とすれば、障害ノード情報
と障害情報とを容易に対応づけられるとともに、障害ノ
ード情報をツリー形式で階層的に管理することができ
る。

【００１４】また、請求項３記載の発明によれば、記憶
部は、新規の障害ノード情報の生成を記憶する新規ノー
ド生成フラグ記憶部を有する構成としてある。

【００１５】このような構成とすれば、障害ノード記憶
部に新規な障害ノード情報を生成したことを容易に確認
することができる。

【００１６】また、請求項４記載の発明によれば、障害
ノード情報を出力装置にツリー形式で表示させるととも
に、当該障害ノード情報についての障害状態を出力装置
に表示させる表示制御装置を障害情報制御装置と、出力
装置に表示させる情報を記憶する表示情報記憶部とを備
えた構成としてある。

【００１７】このような構成とすれば、ネットワーク内
の障害発生箇所の情報及び障害状態の情報を出力装置に
ツリー形式で表示させることができる。その結果、オペ
レータは、ネットワーク内の障害発生箇所及び障害状態
をより一層容易に把握することができる。

【００１８】また、請求項５記載の発明によれば、表示
情報制御装置を介して、出力装置に表示される障害ノー
ド情報のツリー形式を操作するための表示入力装置を備
えた構成としてある。

【００１９】このような構成とすれば、表示入力装置に
より、ツリー形式を容易に操作することができる。

【００２０】本発明の請求項６記載の記録媒体によれ
ば、通信装置及び通信装置中の障害発生箇所をツリー形
式で階層的に表した障害ノード情報を記憶する障害ノー
ド記憶部と、障害ノード情報ごとに障害状態を記憶する
障害状態情報記憶部を確保し、ネットワーク内の障害が
発生した情報装置から発信された、障害種別、障害重要
度及び障害発生時刻を有する障害状態情報と当該情報装
置内の障害発生箇所を示す識別子とを含む障害発生情報
を受信し、障害発生情報から識別子を抽出し、障害ノー
ド記憶部内で当該識別子と一致する識別子を有する障害
ノード情報をツリー形式の階層順に順次に検索し、検索
の結果、該当する障害ノード情報が無かった場合に、障
害ノード記憶部に識別子に対応する新規の障害ノード情
報を生成し、検索の結果、該当する障害ノード情報が有
った場合に、又は、新規の障害ノード情報が生成された
場合に、障害情報記憶部内で識別子に対応する障害ノー
ド情報についての障害情報を検索し、検索の結果、該当
する障害情報が無かった場合に、障害発生情報に基づい
て、障害情報記憶部に、識別子に対応する障害ノード情
報についての新規の障害情報を生成し、検索の結果、該
当する障害情報が有った場合において、障害重要度が非
復旧であるときに、障害情報記憶部内において、障害ノ
ード情報についての障害情報のうち障害重要度を更新
し、検索の結果、該当する障害情報が有った場合におい
て、障害重要度が復旧であるときに、識別子に対応する
障害ノード情報に対応する障害情報を障害情報記憶部内
から削除し、対応する障害情報が削除された障害ノード
情報よりもツリー形式で末端側に他の障害情報が無い場
合に、当該障害ノード情報を障害ノード記憶部内から削
除するネットワーク障害情報管理用プログラムが記録さ
れている。

【００２１】本発明の記録媒体に記録されたプログラム
をコンピュータに読み込ませて実行させることにより、
ネットワーク内の障害発生箇所の情報及び障害状態の情
報をツリー形式で管理して、これらの情報を階層的に表
示することができる。このため、ネットワークで発生及
び復旧を繰り返す動的な障害情報を階層的に管理するこ
とができる。その結果、オペレータは、ネットワーク内
の障害発生箇所及び障害状態を容易に把握することが可
能となる。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態
にネットワーク障害情報管理システムは、プログラムに
制御されたコンピュータにより実行される。このプログ
ラムは、例えば、記録媒体により提供される。記録媒体
としては、例えば、磁気ディスク、半導体メモリ、その
他の任意の、コンピュータで読み取り可能なものを使用
することができる。

【００２３】［第一実施形態］まず、図１を参照して、
本発明の障害情報表示システムの第一実施形態について
説明する。第一実施形態の障害情報表示システムの一実
施形態は、図１に示すように、障害情報をツリー形式に
して表示するディスプレイや印刷装置などの出力装置１
と、プログラム制御によって動作する障害情報制御装置
２と、情報を記憶する記憶装置３とを備えている。

【００２４】（記憶装置）記憶装置３は、図１に示すよ
うに、障害情報記憶部３１、障害ノード記憶部３２及び
新規ノード生成フラグ記憶部３３を備えている。障害情
報記憶部３１には、図２に示すような、パッケージやチ
ャンネルポートなどのＮＥの構成要素ごと、すなわち障
害ノード情報ごとに、障害情報３１１（３１１ａ、３１
１ｂ、…３１１ｎ）が格納される。各障害情報は、その
ノードで発生した障害種別３１１ａ１、障害重要度及３
１１ａ２び障害発生時刻３１１ａ３を一構造としたリス
ト構成で記憶される。

【００２５】また、障害ノード記憶部３２は、図２に示
すように、装置全体、パッケージ、チャンネルポート等
の、ネットワーク内の各階層の障害発生箇所をそれぞれ
障害ノード情報３２２として記憶している。

【００２６】そして、各障害ノード情報３２２には、そ
の障害ノード情報を識別するための障害ノード情報識別
子３２２１と、その障害ノード情報に障害情報記憶部３
１内で対応する障害情報リスト３１１（３１１ａ、３１
１ｂ、…、３１１ｎ）へのアドレス情報３２２２とが含
まれる。このため、障害ノード情報ごとに障害情報を容
易に管理することができる。

【００２７】さらに、各障害ノード情報３２２には、そ
の障害ノード情報の親ノードへのアドレス情報３２２３
と、その障害ノード情報の子ノードリスト３２３（３２
３ａ、３２３ｂ、…、３２３ｎ）へのアドレス情報３２
２４とを含んでいる。このように、親ノード及び子ノー
ドリストへのアドレス情報によって、障害ノード記憶部
３２内で、各ノードを包含ツリー形式のノード構成とし
て管理することができる。

【００２８】また、新規ノード生成フラグ記憶部３３に
は、障害ノード記憶部３１に、障害ノード情報識別子に
該当するノードが無かった場合に、新規に障害ノード情
報が生成されたことを記憶しておくための情報が格納さ
れる。そのような情報としては、例えば、初期状態で
「ＯＦＦ」の値が格納されており、新規の障害ノード情
報が生成された時点で「ＯＮ」の値に変更される。

【００２９】（障害情報制御装置）また、障害情報制御
装置２は、障害情報受信部２１、障害ノード情報検索手
段２２、障害ノード情報生成手段２３、障害情報検索手
段２４、障害情報生成手段２５、障害情報更新手段２
６、障害情報削除手段２７及び障害ノード情報削除手段
２８を備える。

【００３０】この障害情報受信部２１では、障害が発生
したＮＥからの障害発生情報を受信し、その障害発生情
報から障害ノード情報識別子と障害情報とをそれぞれ抽
出する。

【００３１】また、障害ノード情報検索手段２２は、障
害情報受信部２１により抽出された障害ノード情報識別
子に基づいて、障害ノード記憶部３２に記憶されている
既存の障害ノード情報を検索する。障害ノード情報の検
索の実行にあたっては、包含ツリー形式のノード構成を
ルートレベルから末端レベルへ順次に辿る。

【００３２】また、障害ノード情報生成手段２３は、障
害ノード情報検索手段２２による障害ノード記憶部３２
の検索の結果、該当する障害ノード情報が見つからなか
った場合に、その障害ノード情報を新規障害ノード情報
として障害ノード記憶部３２に追加する。

【００３３】また、障害情報検索手段２４は、障害ノー
ド情報検索手段２２で検索された既存の障害ノード情報
が有する現在発生中の障害情報のリストから、障害発生
情報中の障害情報と同一の障害種別が存在するかどうか
を検索する。

【００３４】また、障害情報生成手段２５は、障害ノー
ド情報生成手段２３によって新規に障害ノード情報が生
成された場合あるいは、障害情報検索手段２４の障害情
報検索の結果、受信した障害種別と同じ障害が見つから
なかった場合に、新規に障害情報を障害情報記憶部３１
に追加する。

【００３５】また、障害情報更新手段２６は、障害情報
検索手段２４の障害情報検索の結果、受信した障害種別
と同じ障害が見つかり、受信した障害情報が復旧通知以
外の通知である場合に、障害の重要度を更新する。

【００３６】また、障害情報削除手段２７は、障害情報
検索手段２４の障害情報検索の結果、受信した障害種別
と同じ障害が見つかり、受信した障害情報が復旧通知で
ある場合に、障害情報記憶部３１から障害情報を削除す
る。

【００３７】また、障害ノード情報削除手段２８は、障
害情報記憶部３１から障害情報を削除した後、該当障害
ノード情報に障害が存在せず、かつ該当障害ノード情報
の子障害ノード情報のリストが空である場合、もはや該
当障害ノード情報には障害が発生していないものとみな
し、障害ノード記憶部３２から該当障害ノード情報を削
除する。同様にして、削除された障害ノード情報の親ノ
ードに対しても、障害情報の有無と子障害ノード情報リ
ストの有無をチェックする。

【００３８】（第一実施形態の動作の説明）次に、図１
のブロック図及び図３のフローチャートを参照して、本
実施形態の全体動作について説明する。ネットワーク内
のＮＥ内の構成要素で障害が発生すると、そのＮＥから
障害情報受信部２１へ障害発生情報が渡される。障害情
報受信部２１は、受信した障害発生情報から障害発生箇
所の識別子を取り出し、その識別子を障害ノード情報検
索手段２２へ渡す（図３のステップＡ１）。

【００３９】障害ノード情報検索手段２２は、障害発生
箇所の識別子をキーにして、障害ノード記憶部３２に格
納されている既存の障害ノード情報の中から、このキー
識別子と一致する識別子を有する障害ノード情報を検索
する（ステップＡ２）。

【００４０】検索の結果、障害ノード情報が見つからな
かった場合（ステップＡ３において「ＮＯ」の場合）、
その障害発生箇所は新規の障害ノード情報と判定され
る。そして、その新規の障害ノード情報は、障害ノード
情報生成手段２３により、障害ノード記憶部３２に追加
して記憶される（ステップＡ４）。

【００４１】さらに、この場合、障害ノード情報検索手
段２２から障害情報生成手段２５へ障害発生情報が転送
される。そして、障害情報生成手段２５により、障害情
報記憶部３１に、その新規の障害ノード情報における障
害の状態を表す新たな障害情報が追加される（ステップ
Ａ５）。

【００４２】一方、検索の結果、障害ノード情報が見つ
かった場合（ステップＡ３で「ＹＥＳ」の場合）は、障
害情報検索手段２４により、障害発生情報のうち障害情
報に含まれる障害種別を検索のキーにして、該当障害ノ
ード情報についての障害情報記憶部３１中の障害情報の
リストの中から、キー障害種別と一致する障害種別を有
する障害情報を検索する（ステップＡ６）。

【００４３】検索の結果、障害情報のリストの中に該当
する障害種別が見つからなかった場合（ステップＡ７で
「ＮＯ」の場合）、該当障害ノード情報に新規の障害が
発生したと判定される。そして、障害情報生成手段２５
により、障害発生情報のうちの障害の状態を示す障害情
報が、障害情報記憶部３１に追加して記憶される（ステ
ップＡ５）。

【００４４】一方、検索の結果、障害リストの中に該当
する障害種別が見つかった場合（ステップＡ７において
「ＹＥＳ」の場合）は、障害情報検索手段２４は、障害
発生情報の障害情報に含まれる障害の重要度を調べて、
当該障害情報が、障害復旧の通知なのか、それとも、そ
れ以外の重要度の変更通知なのかを判定する（ステップ
Ａ８）。

【００４５】判定の結果、障害情報が復旧通知の場合
（ステップＡ８で「ＹＥＳ」の場合）、障害情報削除手
段２７によって、障害情報記憶部３１中の該当障害ノー
ド情報についての障害情報リストから、記憶されていた
障害情報を削除する（ステップＡ９）。

【００４６】一方、判定の結果、障害情報が復旧通知以
外の場合（ステップＡ８で「ＮＯ」の場合）は、障害情
報更新手段２６により、障害情報記憶部３１中の当該障
害ノード情報のについての障害情報の障害の重要度を更
新する（ステップＡ１０）。最後に、障害発生情報につ
いて処理した結果を出力装置１に表示させる（ステップ
Ａ１１）。

【００４７】（障害ノード情報の検索処理）次に、図４
のフローチャート及び図８を参照して、階層的に格納さ
れている障害ノード情報の検索動作について説明する。
まず、図８を参照すると、ＮＥから送られてくる障害情
報４０は、大きく障害発生箇所の識別子４１とその他の
情報４２に分かれる。

【００４８】さらに、障害発生箇所の識別子４１は、階
層化されておりレベル１から順にレベル２、レベル３、
…、レベルｎに区切られて値が格納されている。それぞ
れのレベルが障害ノード情報のツリーのおける階層と１
対１に対応している。障害ノード情報ツリーのｒｏｏｔ
ノードをレベル０とする。

【００４９】障害ノード情報検索手段２２によって障害
ノード情報検索処理が開始されると、まず障害ノード情
報が見つからず新規に障害ノード情報を生成したことを
示す新規ノード作成フラグの値をＯＦＦに初期化する
（図４のステップＢ１）。

【００５０】次に、階層化された障害発生箇所の識別子
４１から階層のレベル１の識別子を取り出す（ステップ
Ｂ２）。取り出した識別子をキーにして、レベル１の親
ノードであるレベル０、すなわちルートレベルの子ノー
ドのリストを検索する（ステップＢ３）。

【００５１】子ノードのリストにキーとなる識別子を持
つノードが見つからない場合（ステップＢ４において
「ＮＯ」の場合）、子ノードリストにキーとなった識別
子を持つ障害ノード情報を生成し追加する（ステップＢ
５）。

【００５２】さらに、新規ノード生成フラグ記憶部３３
に格納される新規ノード生成フラグの値をＯＮに設定す
る（ステップＢ６）。子ノードが見つかった場合（ステ
ップＢ４において「ＹＥＳ」の場合）、あるいはステッ
プＢ６の後、障害発生箇所の次のレベルの識別子が存在
するかどうかチェックする。

【００５３】次のレベルが存在する場合（ステップＢ７
において「ＹＥＳ」の場合）、レベルを一つ進めて（ス
テップＢ８）、ステップＢ２に戻る。以降、階層レベル
の識別子の最後までステップＢ２からＢ８を繰り返して
いく。次の階層レベルの識別子がなくなると（ステップ
Ｂ７において「ＮＯ」の場合）、次に、新規ノード生成
フラグがＯＮになっているかどうかをチェックする（ス
テップＢ９）。

【００５４】フラグが「ＯＮ」になっている場合は、新
規の障害が発生したとみなされるので、障害情報生成手
段２３に障害情報の新規追加の処理を依頼して、処理を
終了する（ステップＢ１０）。生成フラグが「ＯＦＦ」
のままの場合、既存の障害ノード情報の障害情報追加、
更新、あるいは削除処理を行うため、障害情報検索手段
２４に該当障害ノード情報の障害情報検索処理を依頼し
て処理を終了する（ステップＢ１１）。

【００５５】（障害情報の検索処理）次に、図５のフロ
ーチャートを参照して、特定の障害ノード情報に含まれ
る障害情報の検索動作について説明する。まず、障害情
報記憶部３１に格納されている障害情報リストの最初の
要素を取り出す（図５のステップＣ１）。

【００５６】要素が見つからなかった場合（ステップＣ
２で「ＮＯ」の場合）、該当障害ノード情報自身には障
害が発生しておらず、子障害ノード情報に障害が発生し
ているとみなされ、障害情報を新規に障害情報リストに
追加する（ステップＣ３）。障害情報要素が存在する場
合（ステップＣ２で「ＹＥＳ」の場合）、受信した障害
情報の種別と障害情報要素の種別とを照合する（ステッ
プＣ４）。

【００５７】種別が一致しない場合（ステップＣ５で
「ＮＯ」の場合）、リストの次の要素へ移動して（ステ
ップＣ６）ステップＣ２へ戻る。以降、リストの要素の
最後までステップＣ２からステップＣ６の処理を繰り返
し、種別を照合していく。種別の検索の結果、一致した
場合（ステップＣ５で「ＹＥＳ」の場合）、次に障害の
重要度を照合する（ステップＣ７）。

【００５８】照合の結果、受信した障害情報が障害の復
旧の通知であった場合（ステップＣ８で「ＹＥＳ」の場
合）、障害情報削除削除手段２７に障害情報の削除処理
を依頼して処理を終了する（ステップＣ９）。復旧通知
以外の重要度である場合（ステップＣ８で「ＮＯ」の場
合）、障害情報更新手段２６によって、重要度情報を更
新する（ステップＣ１０）。

【００５９】（障害情報の削除処理及び障害ノード情報
の削除処理）次に、図６及び図７を参照して、障害情報
の削除処理及び障害ノード情報の削除処理の動作につい
て説明する。障害情報削除手段２７は、特定された障害
ノード情報の障害情報リストのアドレスからリストをた
どっていき、受信された障害発生情報の障害情報に含ま
れる障害種別と一致する障害種別の障害情報をリストか
ら削除する（図６のステップＤ１）。

【００６０】次に、他の障害情報が、その障害ノード情
報のついてのリスト内に有るか否かをチェックする（ス
テップＤ２）。チェックの結果、リスト内に他の障害情
報が格納されている場合（ステップＤ３で「ＹＥＳ」の
場合）、処理を終了する。一方、チェックの結果、リス
ト内の障害情報がすべて削除されている場合（ステップ
Ｄ３で「ＮＯ」の場合）は、障害ノード情報削除処理手
段２８に対して、障害ノード記憶部３２中の当該障害ノ
ード情報の削除処理を要求する（ステップＤ４）。

【００６１】図７を参照すると、障害ノード情報削除処
理手段２８は、指定された障害ノード情報の子ノードリ
ストにアクセスして子ノードが存在するかどうかチェッ
クする（図７のＥ１）。子ノードが存在する場合（ステ
ップＥ２で「ＹＥＳ」の場合）、障害ノード情報に関す
る障害は、未だ解消されていないとみなされ、処理を終
了する。子ノードが存在しない場合（ステップＥ２で
「ＮＯ」の場合）、該当障害ノード情報に関する障害
は、すべて解消されたとみなされて、親障害ノード情報
のリストから該当障害ノード情報を削除する（ステップ
Ｅ３）。

【００６２】さらに、削除対象ノードを親障害ノード情
報に移し（ステップＥ４）、ステップＥ１からＥ４を繰
り返し、親ノードへ遡っていき障害ノード情報のツリー
構成を更新する。

【００６３】（動作例１）次に、図９を参照して、より
具体的な動作例１について説明する。この動作例１で
は、ネットワーク内のあるＮＥから受信された障害発生
情報（アラーム）４０が、”１−３−１”という障害発
生箇所を示す識別子４１を含み、かつ、障害情報４２と
して、通信信号が切れたという信号断という障害種別４
２１と、警告レベルという障害重要度４２２と、８月３
１日の午前９時１０分１２秒という発生時刻４２３とを
含む場合のシステムの動作例について説明する。

【００６４】この場合、まず、障害情報受信部２１は、
受信した障害発生情報４０から”１−３−１”という識
別子４１を取り出す（ステップＡ１）。また、障害ノー
ド情報検索手段２２では、新規ノード生成フラグ記憶部
３３に格納される新規ノード生成フラグを「ＯＦＦ」に
して（ステップＢ１）、”１−３−１”のレベル１の識
別子”１”を取り出す（ステップＢ２）。

【００６５】次に、障害ノード情報検索手段２２によ
り、障害ノード記憶部３２中の、レベル０、すなわちル
ートノードの子障害ノード情報のリストにアクセスし、
レベル１の識別子”１”と同じ識別子を持つノードを検
索する（ステップＢ３）。検索の結果、”１”を持つ子
ノードは存在するため、レベル２の識別子が存在するか
チェックし（ステップＢ７）、レベル２の識別子が存在
するため、”１−３−１”のレベル２の識別子”３”を
取り出す（ステップＢ８、ステップＢ２）。

【００６６】今度は、レベル１のノードの子障害ノード
情報のリストにアクセスし、レベル２の識別子”３”と
同じ識別子を持つノードを検索する（ステップＢ３）。
検索の結果、障害ノード記憶部３２には、該当する識別
子を持つ障害ノード情報も存在する。一方、識別子に
は”１−３−１”のレベル３の識別子も存在する。そこ
で、さらにレベル３の識別子”１”を持つノードをさら
に検索する（ステップＢ３〜ステップＢ８）。

【００６７】検索の結果、障害ノード記憶部３２に
は、”１−３−１”のレベル３の識別子”１”を持つ障
害ノード情報は存在しない（ステップＢ４で「ＮＯ」の
場合）。このため、動作例２では、レベル３の識別子”
１”を持つ新規の障害ノード情報を障害ノード情報記憶
部３２内の障害ノード情報のリストに追加する（ステッ
プＢ５）。

【００６８】さらに、新規ノード生成フラグを「ＯＮ」
にする（ステップＢ６）。識別子にはレベル４の成分は
存在しないため、ステップＢ９に移り（ステップＢ７で
「ＮＯ」の場合）、生成フラグがＯＮなので、新規に生
成した障害ノード情報に障害情報を追加する処理を実行
する（ステップＢ１０）。障害情報追加後、出力装置１
は、障害発生ツリーに障害ノード情報”１−３−１”が
追加されたこと表示する（ステップＡ１１）。

【００６９】（動作例２）次に、図１０を参照して、よ
り具体的な動作例２について説明する。この動作例２で
は、ネットワーク内のあるＮＥから受信された障害発生
情報（アラーム）４０が、”２”という障害発生箇所を
示す識別子４１を含み、かつ、障害情報４２として、電
圧降下という障害種別４２１と、８月３１日の午前９時
２６分３０秒という発生時刻４２３と、復旧通知という
障害重要度４２２を含む場合のシステムの動作例につい
て説明する。

【００７０】まず、障害情報受信部２１が、受信した障
害発生情報から”２”という識別子４１を取り出して
（ステップＡ１）、障害ノード情報のツリーの検索を開
始する（ステップＡ２）。検索の結果、レベル１で識別
子が”２”であるノードを発見すると（ステップＡ２〜
ステップＡ３で「ＹＥＳ」の場合）、障害情報検索手段
２６が障害情報記憶部３１にアクセスして、発見した障
害ノード情報”２”についての障害情報を検索し、障害
情報が新規のものか、それとも既存のものかを照合して
いく（ステップＡ６）。

【００７１】この動作例２では、障害情報検索手段２４
が、障害情報記憶部３１において、障害発生情報４０の
障害種別４２１と同じ障害種別である「電圧降下」の障
害情報を発見し、また、受信した障害情報４２の障害重
要度４２２は「復旧」である。このため、障害情報削除
手段２７により、障害情報記憶部３１から障害ノード情
報”２”について障害情報が削除される（ステップＡ９
内のステップＤ１）。

【００７２】さらに、ステップＡ９で障害情報が削除さ
れた後、障害ノード記憶部３２の障害ノード情報”２”
に他の障害情報が残っているか検索する（ステップＤ
２）。この動作例２では、障害ノード情報”２”に他の
障害情報がないため（ステップＤ３で「ＮＯ」の場
合）、障害情報削除手段２７は、障害ノード情報削除手
段２８に、識別子”２”に対応する障害ノード情報の削
除を要求する（ステップＤ４）。

【００７３】障害ノード情報削除手段２８は、識別子”
２”に対応する障害ノード情報に子障害ノード情報が存
在するか否か検索する（ステップＥ１）。この動作例２
では、障害ノード情報”２”には、子障害ノード情報が
存在しない（ステップＥ２で「ＮＯ」の場合）。このた
め、もはや障害ノード情報”２”には、障害が発生して
いないとみなされ、障害ノード情報”２”の親ノードで
あるルートレベルの子障害ノード情報リストから削除さ
れる（ステップＥ３）。

【００７４】続いて削除対象ノードをルートノードに移
して（ステップＥ４）、同様に子障害ノード情報が存在
するかどうかのチェックする（ステップＥ１）。チェッ
クの結果、図１０に示すように、ルートノードにはまだ
障害ノード情報”１”が存在する。このため（ステップ
Ｅ２のＹＥＳ）、障害ノード記憶部３２における障害ノ
ード情報削除の処理を終了する。障害情報及び障害ノー
ド情報を削除後、出力装置１は、障害発生ツリーから障
害ノード情報”２”が削除されたこと表示する。

【００７５】［第二実施形態］次に、図１１を参照し
て、本発明の第二実施形態について説明する。第二実施
形態のネットワーク障害情報管理システムは、図１１に
示すように、第一実施形態の構成に加えて、キーボード
やマウスなどの入力装置４と、障害情報制御装置２にお
ける障害情報表示制御手段２９と、記憶装置３における
表示情報記憶部３４とを有する。

【００７６】そして、入力装置４は、オペレータからの
障害ノード情報ツリーの操作命令を受け取る動作をす
る。また、障害情報表示制御手段２９は、オペレータか
らの障害ノード情報ツリーの更新要求時あるいは、本発
明の第一の実施形態で示した障害情報生成手段２５、障
害情報更新手段２６、及び障害情報削除手段２７によっ
て処理されたＮＥからの障害情報を出力装置１へ、ツリ
ー形式で表示させる処理を行う。

【００７７】表示情報記憶部３４は、図１２に示すよう
な各障害ノード情報３２２及び障害情報３１１を出力装
置１に表示するための、表示情報３４１、３４２、…３
４ｎとして、表示位置情報３４１ａを表示するシンボル
の種別３４１ｂ、シンボルの表示状態３４１ｃ、及びシ
ンボル上に表示するノードの識別子あるいは障害種別な
どの文字列３４１ｄを格納する。

【００７８】表示情報は、各障害ノード情報及び障害情
報ごとに確保され表示情報記憶部３４に格納される。各
障害ノード情報３２２及び障害情報３１１は、それぞれ
表示情報へのアドレス３２２５、３１１ａ４を持ち、参
照することで表示情報を取得することが可能である。

【００７９】次に、図１１のブロック図及び図１３のフ
ローチャートを参照して、第二実施形態の全体の動作に
ついて詳細に説明する。まず、障害情報表示制御手段２
９は、入力装置４、障害情報生成手段２５、障害情報更
新手段２６、あるいは障害情報削除手段２７からの障害
ノード情報ツリーの更新要求を受信する（図１３のステ
ップＦ１）。

【００８０】オペレータから入力装置１を介して障害ノ
ード情報ツリーの更新要求があった場合（ステップＦ２
のＹＥＳ）、まず、出力装置１に対して表示されている
ツリー情報を消去する処理を要求し（ステップＦ３）、
ツリーの再表示処理を実行する（ステップＦ４）。障害
情報の新規生成の場合（ステップＦ７のＹＥＳ）、追加
表示処理を行って処理を終了する（ステップＦ６）。

【００８１】同様にして、障害情報の更新の場合は、更
新表示処理を（ステップＦ８）、障害情報の削除の場合
は、障害情報の消去処理を実行する（ステップＦ１
０）。いずれの、要求でもない場合（ステップＦ９のＮ
Ｏ）、エラー表示メッセージを出力装置１に表示させて
処理を終了する（ステップＦ１１）。

【００８２】（ツリー表示処理）次に図１４を用いて、
図１３のステップＦ４のツリー表示処理の動作について
説明する。図１４を参照すると、障害情報表示制御手段
２９は、障害ノード記憶部３２にアクセスして、指定さ
れた障害ノード情報の表示情報のアドレスを取得して、
障害ノード情報に関連づけられた表示情報を表示情報記
憶部３４から取得する（図１４のステップＧ１）。

【００８３】取得された表示情報を基にして出力装置１
上に障害ノード情報のシンボルを表示させる（ステップ
Ｇ２）。次に、障害ノード情報が有する障害情報を表示
させるため、障害情報記憶部３１にアクセスして、障害
情報のリストを検索する（ステップＧ３）。

【００８４】障害情報が存在する場合（ステップＧ４で
「ＹＥＳ」）、さらに表示情報記憶部３４にアクセスし
て障害情報の表示情報を取得し（ステップＧ５）、障害
情報のシンボルを出力装置１に表示させる（ステップＧ
６）。そして、障害情報のリストの次に移動して（ステ
ップＧ７）ステップＧ３に戻る。

【００８５】以降障害情報をすべて表示するまで、ステ
ップＧ３からステップＧ７までを繰り返す。全ての障害
情報を表示したら、ステップＧ８に移って子障害ノード
情報のリストを検索する（ステップＧ８）。子ノードが
ある場合は（ステップＧ９で「ＹＥＳ」の場合）、子ノ
ードに対して、同様に障害情報の表示処理（ステップＧ
１）を実行させる（ステップＧ１０）。

【００８６】子ノードの障害情報の表示処理が終了する
と、リストの次の要素へ移動して（Ｇ１１）ステップＧ
８に戻って全ての子ノードの表示を繰り返す。このよう
にしてツリー構成の末端の障害ノード情報まで再帰的に
表示させることができる。

【００８７】（追加表示処理）次に図１５を用いて、図
１３のステップＦ６の追加表示処理の動作を説明する。
図１５を参照すると、障害情報表示制御手段２９は、ま
ず障害ノード情報の追加表示であるかどうかをチェック
する（図１５のステップＨ１）。

【００８８】障害ノード情報の追加表示の場合（ステッ
プＨ１で「ＹＥＳ」の場合）、表示情報記憶部３４に新
規にノードの表示情報を作成し格納する（ステップＨ
２）。次に作成した表示情報を基に出力装置１へ新規障
害ノード情報のシンボルを表示させる（ステップＨ
３）。

【００８９】次に、新規に追加した障害ノード情報で発
生した障害情報を表示するため、障害情報の表示情報を
表示情報記憶部３４に格納し（ステップＨ４）、作成し
た表示情報を基に障害情報のシンボルを出力装置１に表
示させる（ステップＨ１５）。

【００９０】（更新表示処理）次に図１６を用いて、図
１３のステップＦ８の更新表示処理の動作を説明する。
図１６を参照すると、障害情報表示制御手段２９は、ま
ず、更新の対象となる障害情報の表示情報を表示情報記
憶部３４から取得する（図１６のステップＩ１）。

【００９１】次に、取得した表示情報の文字列情報部分
を新しい障害情報で上書きする。例えば、本実施形態で
説明された障害の重要度情報を上書きするような処理を
行う（ステップＩ２）。最後に、更新した表示情報を基
に、障害情報のシンボルを出力装置１に再表示させる。
（ステップＩ３）。

【００９２】（障害情報の消去処理動作）最後に図１７
を用いて、図１３のステップＦ１０の障害情報の消去処
理動作を説明する。図１７を参照すると、障害情報表示
制御手段２９は、障害情報削除手段２７が障害情報を削
除するとき、あるいは障害ノード情報削除手段２８が障
害ノード情報を削除するときに、障害ノード情報や障害
情報に関連づけられた表示情報のアドレスを渡される。

【００９３】障害情報表示制御手段２９は、渡された表
示情報のアドレスから表示情報記憶部３４にアクセスし
て消去対象となる表示情報を取得する（図１７のステッ
プＪ１）。続いて、表示情報から表示シンボル種別の情
報を取り出して消去対象が障害ノード情報なのか障害情
報なのかをチェックする（ステップＪ２）。

【００９４】消去対象がノードの場合（ステップＪ３で
「ＹＥＳ」の場合）、出力装置１に対してノードを消去
するように要求を出す（ステップＪ４）。消去対象が、
障害情報の場合（ステップＪ３で「ＮＯ」の場合）、出
力装置１に対して障害情報を消去するように要求を出す
（ステップＪ５）。最後に、障害情報表示制御手段２９
は、表示情報を表示情報記憶部３４から削除する（ステ
ップＪ６）。なお、上述した実施の形態においては、本
発明を特定の条件で構成した例について説明したが、本
発明は、これに限定されるものではなく、種々の変更を
行うことができる。

【００９５】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、ネットワーク内の障害発生箇所の情報及び障害
状態の情報をツリー形式で管理することにより、これら
の情報を階層的に表示することができる。その結果、オ
ペレータは、ネットワーク内の障害発生箇所及び障害状
態を容易に把握することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第一実施形態のネットワーク障害情報管理シス
テムを説明するための機能ブロック図である。

【図２】第一実施形態における記憶装置の構成を説明す
るためのブロック図である。

【図３】第一実施形態のネットワーク障害情報処理方法
を説明するためのフローチャートである。

【図４】第一実施形態における障害ノード情報の検索処
理動作を説明するためのフローチャートである。

【図５】第一実施形態における障害情報の検索処理動作
を説明するためのフローチャートである。

【図６】第一実施形態における障害情報の削除処理動作
を説明するためのフローチャートである。

【図７】第一実施形態における障害ノード情報の削除処
理動作を説明するためのフローチャートである。

【図８】障害発生情報の説明図である。

【図９】障害発生情報による処理の動作例１の説明図で
ある。

【図１０】障害発生情報による処理の動作例２の説明図
である。

【図１１】第二実施形態のネットワーク障害情報管理シ
ステムを説明するための機能ブロック図である。

【図１２】第二実施形態における記憶装置の構成を説明
するためのブロック図である。

【図１３】第二実施形態のネットワーク障害情報処理方
法を説明するためのフローチャートである。

【図１４】第二実施形態におけるツリー表示処理の動作
を説明するためのフローチャートである。

【図１５】第二実施形態における追加表示処理の動作を
説明するためのフローチャートである。

【図１６】第二実施形態における更新表示処理の動作を
説明するためのフローチャートである。

【図１７】第二実施形態における障害情報の消去処理動
作を説明するためのフローチャートである。

【符号の説明】

１ 出力装置 ２ 障害情報制御装置 ３ 記憶装置 ２１ 障害情報受信部 ２２ 障害ノード情報検索手段 ２３ 障害ノード情報生成手段 ２４ 障害情報検索手段 ２５ 障害情報生成手段 ２６ 障害情報更新手段 ２７ 障害情報削除手段 ２８ 障害ノード情報削除手段 ３１ 障害情報記憶部 ３２ 障害ノード記憶部 ３３ 新規ノード生成フラグ記憶部 ４０ 障害発生情報 ４１ 識別子 ４２ 障害情報 ３１１ 障害情報リスト ３１１ａ、３１１ｂ、３１１ｎ 障害情報格納部 ３１１ａ１ 障害種別情報格納部 ３１１ａ２ 障害重要度格納部 ３１１ａ３ 発生時刻格納部 ３１１ａ４ 表示情報のアドレス格納部 ３２１ 親ノード ３２２ 障害ノード情報 ３２３ 子ノードリスト ３２３ａ、３２３ｂ、３２３ｎ 子ノード ３４１、３４２、３４ｎ 表示情報 ３４１ａ 表示位置情報格納領域 ３４１ｂ 表示シンボル種別格納領域 ３４１ｃ 表示状態格納領域 ３４１ｄ 文字列情報 ４２１ 障害種別情報 ４２２ 障害重要度情報 ４２３ 発生時刻情報 ４２４ 表示情報のアドレス情報 ３２２１ 障害ノード情報識別子格納領域 ３２２２ 障害情報リストのアドレス格納領域 ３２２３ 親ノードのアドレス格納領域 ３２２４ 子ノードのアドレス格納領域 ３２２５ 表示情報のアドレス格納領域

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B048 AA00 FF02 5B089 GA21 GB02 JA40 JB17 KA02 KB04 KC20 KC44 KC60 LB16 5K030 GA14 HD09 JA10 KA07 LC18 LD17 LE11 MC09 MD06 9A001 BB03 BB04 CC07 DD13 FF03 HH28 JJ05

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 記憶装置、障害情報制御装置および当該
   障害情報制御装置による処理結果を出力する出力装置を
   備え、 前記記憶装置は、通信装置及び通信装置中の障害発生箇
   所をツリー形式で階層的に表した障害ノード情報として
   記憶する障害ノード記憶部と、障害ノード情報ごとに障
   害状態を記憶する障害状態情報記憶部とを有し、 前記障害情報制御装置は、障害情報受信部、障害ノード
   検索手段、障害ノード生成手段、障害情報検索手段、障
   害情報生成手段、障害情報更新手段、障害情報削除手段
   及び障害ノード削除手段を有し、 前記障害情報受信部は、ネットワーク内の障害が発生し
   た情報装置から発信された、障害種別及び障害重要度を
   少なくとも有する障害状態情報と当該情報装置内の障害
   発生箇所を示す識別子とを含む障害発生情報を受信し、
   当該障害発生情報を前記障害ノード検索手段へ転送し、 前記障害ノード検索手段は、前記障害発生情報から前記
   識別子を抽出し、前記障害ノード記憶部内で当該識別子
   と一致する識別子を有する障害ノード情報を前記ツリー
   形式の階層順に順次に検索し、該当する障害ノード情報
   が有った場合に、当該障害ノード情報を前記障害情報検
   索手段へ転送し、該当する障害ノード情報が無かった場
   合に、前記障害発生情報を前記障害ノード生成手段へ転
   送し、 前記障害ノード生成手段は、前記障害発生情報に基づ
   き、前記障害ノード記憶部に前記識別子に対応する新規
   の障害ノード情報を生成し、前記障害発生情報を前記障
   害情報生成手段へ転送し、 前記障害情報検索手段は、前記障害発生情報に基づき、
   前記障害情報記憶部内で前記識別子に対応する障害ノー
   ド情報についての障害情報を検索し、該当する障害情報
   が無かった場合に、前記障害発生情報を前記障害情報生
   成手段へ転送し、該当する障害情報が有った場合におい
   て、前記障害重要度が非復旧であるときに、前記障害発
   生情報を障害情報更新手段へ転送し、前記障害重要度が
   復旧であるときに、前記障害発生情報を前記障害情報削
   除手段へ転送し、 前記障害情報生成手段は、前記障害発生情報に基づい
   て、前記障害情報記憶部に、前記識別子に対応する障害
   ノード情報についての新規の障害情報を生成し、 前記障害情報更新手段は、前記障害発生情報に基づい
   て、前記障害情報記憶部内において、前記障害ノード情
   報についての障害情報のうち障害重要度を更新し、 前記障害情報削除手段は、前記障害発生情報に基づい
   て、前記識別子に対応する前記障害ノード情報に対応す
   る前記障害情報を前記障害情報記憶部内から削除し、 前記障害ノード削除手段は、対応する障害情報が削除さ
   れた障害ノード情報を、当該障害ノード情報よりもツリ
   ー形式で末端側に他の障害情報が無い場合に、前記障害
   ノード記憶部内から削除することを特徴とする障害情報
   管理システム。
2. 【請求項２】 前記障害ノード情報は、前記識別子の他
   に、当該障害ノード情報に対応する障害情報のアドレ
   ス、親ノードのアドレス、子ノードのアドレスを含むこ
   とを特徴とする請求項１記載のネットワーク情報管理シ
   ステム。
3. 【請求項３】 前記記憶部は、、新規の障害ノード情報
   の生成を記憶する新規ノード生成フラグ記憶部を有する
   ことを特徴とする請求項１又は２記載のネットワーク障
   害情報管理システム。
4. 【請求項４】 障害ノード情報を前記出力装置にツリー
   形式で表示させるとともに、当該障害ノード情報につい
   ての障害状態を前記出力装置に表示させる表示制御装置
   を前記障害情報制御装置と、 前記出力装置に表示させる情報を記憶する表示情報記憶
   部とを備えてなることを特徴とする請求項１、２又は３
   記載のネットワーク障害情報管理システム。
5. 【請求項５】 前記表示情報制御装置を介して、前記出
   力装置に表示される前記障害ノード情報のツリー形式を
   操作するための表示入力装置を備えたことを特徴とする
   請求項４記載のネットワーク障害情報管理システム。
6. 【請求項６】 通信装置及び通信装置中の障害発生箇所
   をツリー形式で階層的に表した障害ノード情報を記憶す
   る障害ノード記憶部と、障害ノード情報ごとに障害状態
   を記憶する障害状態情報記憶部を確保し、 ネットワーク内の障害が発生した情報装置から発信され
   た、障害種別、障害重要度及び障害発生時刻を有する障
   害状態情報と当該情報装置内の障害発生箇所を示す識別
   子とを含む障害発生情報を受信し、 前記障害発生情報から前記識別子を抽出し、前記障害ノ
   ード記憶部内で当該識別子と一致する識別子を有する障
   害ノード情報を前記ツリー形式の階層順に順次に検索
   し、 検索の結果、該当する障害ノード情報が無かった場合
   に、前記障害ノード記憶部に前記識別子に対応する新規
   の障害ノード情報を生成し、 検索の結果、該当する障害ノード情報が有った場合に、
   又は、新規の障害ノード情報が生成された場合に、前記
   障害情報記憶部内で前記識別子に対応する障害ノード情
   報についての障害情報を検索し、 検索の結果、該当する障害情報が無かった場合に、前記
   障害発生情報に基づいて、前記障害情報記憶部に、前記
   識別子に対応する障害ノード情報についての新規の障害
   情報を生成し、 検索の結果、該当する障害情報が有った場合において、
   前記障害重要度が非復旧であるときに、前記障害情報記
   憶部内において、前記障害ノード情報についての障害情
   報のうち障害重要度を更新し、 検索の結果、該当する障害情報が有った場合において、
   前記障害重要度が復旧であるときに、前記識別子に対応
   する前記障害ノード情報に対応する前記障害情報を前記
   障害情報記憶部内から削除し、 対応する障害情報が削除された障害ノード情報よりもツ
   リー形式で末端側に他の障害情報が無い場合に、当該障
   害ノード情報を前記障害ノード記憶部内から削除するネ
   ットワーク障害情報管理用プログラムが記録された、コ
   ンピュータ読み取り可能な記録媒体。