JP2000208991A - チップ部品供給装置 - Google Patents

チップ部品供給装置

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JP2000208991A
JP2000208991A JP11010388A JP1038899A JP2000208991A JP 2000208991 A JP2000208991 A JP 2000208991A JP 11010388 A JP11010388 A JP 11010388A JP 1038899 A JP1038899 A JP 1038899A JP 2000208991 A JP2000208991 A JP 2000208991A
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chip
groove
blast
horizontal
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JP11010388A
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Tsukasa Kin
司 金
Akira Watabe
彰 渡部
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上下管路をチップ部品が自重によって落下する
構成では、上下管路においてチップ部品の落下は混入す
る埃やチップ部品自体がこすれて発生するカスや静電気
によって阻害されることがある、本発明の目的はチップ
部品の落下が阻害されるわずかな可能性も解消しチップ
部品を確実に供給すること。 【解決手段】方向変換機構30は上方に上下管路23と
下方に排出路53があり、表裏検出センサ7が検出した
チップ部品15を取り込み回転方向を選択して横方向に
する、左側に噴気路59が接続し右側に横管路60,6
1が接続する、噴気路59の途中から分岐して上下管路
23の途中に噴気するよう噴気路50があり、噴気路5
9に圧力エアーを供給すると方向変換機構30からチッ
プ部品を横管路60,61に押し出すとともに、噴気路
50から上下管路23に対して噴気しチップ部品15が
落下するのを補助する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の一形態
であるチップ部品をプリント基板に装着するための実装
技術に属し、チップ部品装着機に使用して最適なチップ
部品供給装置に係り、なかでも表裏あるいは極性等を有
するバルク状の(ばら部品の)チップ部品を、表裏ある
いは極性等を揃えて整列し供給するのに適したチップ部
品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本出願人提案になる特公平6−8
2952号において、チップ部品の管状給送路の上端を
チップ部品の入り口とし、前記管状給送路を上下方向か
ら横方向に向けて連続して配置し、前記管状給送路の先
端チップ部品に後続チップ部品からの重力が作用しない
横方向端部に部品取り出し用開口部及び空気吸引孔を設
けるとともに、前記部品取り出し用開口部を開閉するシ
ャッターを設け、前記シャッターで前記開口部を閉じて
前記入り口だけが開いている状態にして、前記管状給送
路内のチップ部品を空気吸引により給送するチップ部品
供給装置が提案されている。また、本出願人提案になる
特開平10−65393号において、上下管路の下端部
に設けたセンサでチップ部品の方向を検出し、上下管路
の下端にチップ部品を1個だけ取り込む凹溝を備えた回
転軸と、センサの検出信号に応じて回転方向選択し凹溝
の姿勢を横から上下にし再び横に回転させる方向変換機
構を有し、横管路による部品給送通路端の部品ピックア
ップ位置に角チップ部品の表裏を揃えて位置決めするチ
ップ部品供給装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の特開
平10−65393号において開示されるチップ部品供
給装置では、上下管路をチップ部品が自重によって凹溝
を備えた回転軸の個所まで落下する構成であるが、上下
管路においてチップ部品の落下は混入する埃やチップ部
品自体がこすれて発生するカスや静電気によって阻害さ
れることがある、チップ部品供給装置はチップ部品装着
機に複数台が使用されかつ個々に多数のチップ部品を供
給することから、チップ部品の落下が阻害されるわずか
な可能性も解消しチップ部品を確実に供給すること、そ
の結果としてチップ部品装着機の稼働において信頼性が
向上することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の発明は、チップ部品を収
容して上下運動するホッパーと、前記ホッパー内のチッ
プ部品が1個毎に落下するパイプ穴を備える分離パイプ
と、前記パイプ穴と連続しチップ部品が落下する上下管
路と、前記上下管路の下端部に設けられチップ部品の方
向を検出するセンサと、前記センサが検出したチップ部
品を上下管路の下端から1個だけ取り込む凹溝を備えた
回転軸と、前記センサの検出信号に応じて前記凹溝の姿
勢を横方向から上下方向に再び横方向に、前記回転軸の
回転方向を選択して回転する方向変換機構と、前記凹溝
の姿勢が横方向に連続する横管路と、前記凹溝の姿勢が
横方向に前記横管路と反対側に連続する第1の噴気路
と、前記上下管路途中の噴気口に接続する第2の噴気路
とを備えることを特徴とするチップ部品供給装置として
いる。
【0005】請求項2に記載の発明は、第2の噴気路は
第1の噴気路途中から分岐口で分岐し前記上下管路途中
の噴気口に接続する請求項1記載のチップ部品供給装置
としている。
【0006】請求項3に記載の発明は、第2の噴気路は
前記上下管路に対して側方から下方に向いて斜めに噴気
するよう噴気口で接続する請求項1記載のチップ部品供
給装置としている。
【0007】請求項4に記載の発明は、前記回転軸の周
縁に前記上下管路に連続する隙間と、前記回転軸に前記
上下管路と反対側に前記隙間と連続する排出路を備える
請求項1記載のチップ部品供給装置としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチップ部品供
給装置の実施の形態を図面に従って説明する。図1はチ
ップ部品供給装置の全体構成を示す、チップ部品供給装
置は本体フレーム10の台座に各機構を構成する部材が
取り付いて一つの装置となる。本体フレーム10に各々
固定した支点にフィーダーロックレバー3及びロック爪
4を揺動自在に枢支する、図1は一部分が見えている状
態を示すが、フィーダーロックレバー3とロック爪4は
本体フレーム10の裏面で図示しない連結レバー等を介
して連結し、フィーダーロックレバー3と本体フレーム
10との間にはフィーダーロックレバー3をロック方向
に付勢するばねが配設されている、ロック爪4はフィー
ダーロックレバー3を引き上げるとチップ部品装着機の
供給部ベース1に設けられたピン2から外れた状態とな
り、チップ部品供給装置は供給部ベース1より取り外す
ことが可能であり、チップ部品装着機の供給部ベース1
に対して着脱自在である。
【0009】本体フレーム10の左側に支持体101が
固定される、支持体101の左側にスライドガイド11
が上下方向に摺動自在に取り付けられ、スライドガイド
11に逆L形のホッパーベース12が固定されている、
角チップ部品15が収容されるホッパー13を含むホル
ダー14は、前記ホッパーベース12に取り付けられて
おり図1及び図2において断面で示す、ホルダー14の
突出部141はホッパー13の最下部に連通し該突出部
141の下端に通ずる貫通穴17を備え、さらに、ホル
ダー14に仮想線で示す供給ケース9を着脱可能であり
かつ保持させることができる、ホッパー13の側面には
角チップ部品15の補充口16を備え、ホルダー14に
供給ケース9を装着すると該供給ケース9の供給口と該
補充口16は合致して、供給ケース9の図示しない供給
口のシャッターを開けると、供給ケース9が収納する角
チップ部品15をホッパー13内へ補給し収容すること
ができる。
【0010】ホルダー14の下方において、支持体10
1の上部には分離パイプ27が上下方向に固定ブロック
26で立設固定されている、分離パイプ27の上部は貫
通穴17に摺動自在に嵌入する部分になり、分離パイプ
27の下部は固定ブロック26が備える溝に嵌合し上下
方向に保持される部分を有し、分離パイプ27の上から
蓋261を固定ブロック26にねじ止めすると固定され
る。
【0011】支持体101の左側にホルダー14を取り
付けたホッパーベース12がスライドガイド11によっ
て昇降自在に取り付けられているが、ホッパーベース1
2を昇降駆動するためのモーター19が取付具192で
支持体101に固定されている、モーター19は減速機
191が一体になっており、図1及び図2に示す如く減
速機191の回転軸にカム20が嵌着され、カム20の
回転中心に対して偏心した位置にピン201を固定す
る、ピン201はホッパーベース12下端に取り付けら
れたカムフォロア21が備える長穴に長手方向移動自在
に嵌入し、モーター19の回転によりホッパーベース1
2とホルダー14と供給ケース9を含む部分が往復上下
運動を行う、その際、ホルダー14に含まれるホッパー
13が下降したとき、分離パイプ27の上部が貫通穴1
7からホッパー13内に突出するようになっている、図
1及び図2はホッパー13を含むホルダー14が下降し
た状態を示す。分離パイプ27は角チップ部品15の長
辺を上下方向として1個通過させる断面方形のパイプ穴
28を備えており、パイプ穴28の下端に接続し連続す
る断面方形の凹溝が上下方向に支持体101に備えられ
ている、該凹溝の前面開口は図2に仮想線で示す如く透
明樹脂等の蓋板29を支持体101の面に複数のボルト
291で固定し覆い、角チップ部品15の落下する上下
管路23となっている、従って、分離パイプ27のパイ
プ穴28と上下管路23とで角チップ部品15が落下す
る連続した通路を構成する。
【0012】上下管路23の途中位置に検出センサ6が
配置されている(検出センサ6の本体は支持体101の
裏面側にあり点線で示す)、検出センサ6は光センサが
適しており、透過型であれば上下管路23を挟んで一方
が発光部で他方が受光部となっており、角チップ部品1
5が存在にないときに発光部の光が受光部に入るよう
に、光透過穴または溝が上下管路23を横断するように
形成されている、検出センサ6の発光部と受光部間の上
下管路23に角チップ部品15が存在して検出されたと
きは、モーター19の電源を自動的に切りホッパー13
を含むホルダー14の往復上下運動を停止して、角チッ
プ部品15の分離パイプ27への落下を止めるようにし
ている、なお、部品通過時に検出センサ6は瞬間的にオ
ン、オフするがモーター19には慣性があり事実上停止
しない、角チップ部品15が上下管路23の下端より1
列に連なってその整列端が検出センサ6の光を継続的に
遮るようになるとモーター19は停止する、これによ
り、上下管路23に適切な数の角チップ部品15が存在
するようにしている。
【0013】上下管路23下端に方向変換機構30が備
えられている、方向変換機構30は先端に凹溝31を備
えた回転軸32を有している、図3は回転軸32の中心
を通る上下方向に周辺を含めて断面にした図であり、回
転軸32も斜線を省略した断面で示すが、回転軸32は
部分321,322,323,324の相隣合う外径が
異なる同一回転体でなり、部分321は先端に凹溝31
を備えた部分である、回転駆動機構40は基台41にカ
バー42を固着して外形が造られる、基台41とカバー
42の中心に設けた同軸の穴411,421に軸受け3
4,35を嵌着し、軸受け34,35は回転軸32の部
分322,324を回転自在に支持する、回転軸32は
部分322がロータ33に備える中心穴331と嵌合し
かしめ(あるいは溶接等の結合手段)で固着する、部分
323は最も外径の大きい鍔部分をなし軸受け35とロ
ータ33の間を隔てる、また回転駆動機構40は基台4
1に電磁石36をカバー42の内側に固着する、電磁石
36はロータ33が位置する空間を中心に有しロータ3
3に対し磁極361,363等の磁極を備える、ここで
示す例はロータ33に対する磁極が2対あり4極が等し
い角度で配置される場合であり、図3は1対の磁極36
1,363が見えていることを示す、一対の磁極は各々
一方にソレノイドコイルを備える、1対の磁極361,
363は磁極361にソレノイドコイル371を備え
る、ロータ33はあらかじめ磁化した永久磁石であり、
該ロータ33に対する4極の磁極をソレノイドコイルに
流す電流によりN,S極を変えると回転させられる、基
台41は円弧状の長穴412,413を備え図1及び図
2の裏面側からねじ止めされ支持体101に固定され
る。
【0014】図1及び図2に示すように、上下管路23
の下方には表裏検出センサ7が設けられている、表裏検
出センサ7を支持体101に備える穴57に嵌挿して固
定する、表裏検出センサ7は凹溝31に入る直前で上下
管路23の最も下に位置する角チップ部品15の表裏を
検出する、表裏検出センサ7の検出用光を上下管路23
に到達させるための光透過穴又は溝70が形成されてい
る、表裏検出センサ7は反射型光センサが適しており、
表裏検出センサ7に対向する角チップ部品15の面の明
るさ(明度)を判別できるものである、例えば、角チッ
プ部品15がチップ抵抗器である場合、カーボン抵抗皮
膜のある表面は黒く一般にプリント基板への装着面とな
る裏面は白いので反射型光センサで判別できる。
【0015】図1及び図2において、方向変換機構30
の右側は角チップ部品15を給送する横管路60となっ
ている、回転軸32が部分321先端の凹溝31が横方
向になると連続した部品給送通路を構成可能となってい
る、横管路60は穴22の右側に上下管路23と同じく
支持体101に断面方形の凹溝を設け、該凹溝の前面開
口を図2に仮想線で示す如く透明樹脂等の蓋板24を支
持体101の面に複数のボルト241で固定し覆うと構
成される。噴気路59は穴22の左側に上下管路23と
同じく支持体101に断面方形の凹溝を設け、該凹溝の
前面開口を上下管路23と共に蓋板24が覆うことで構
成される、噴気路59の穴22に対する側と反対側は支
持体101から前面側に突出する突出部102に接す
る、突出部102は噴気路59に連続する噴気穴103
を備える、さらに突出部102は左側に開口する接続口
104を噴気穴103と同心に備える、接続口104に
継ぎ手58を螺着して、継ぎ手58にエアチューブ58
1の一端を接続し、エアチューブ581の他方を図示し
ない空圧回路に接続し、外部から圧縮エアーが供給され
るようになっている。噴気路50は噴気路59の途中か
ら分岐口501で分岐し上下管路23の途中に接続す
る、噴気路50は噴気路59と同じく断面方形の凹溝を
支持体101に設け、該凹溝の前面開口を上下管路23
及び噴気路59と共に蓋板24が覆うことで構成され
る、噴気路50は横方向の噴気路59から上下方向に円
弧を描いて分岐し、最上端で上下管路23に垂直な横方
向に円弧を描いて向きを変え、さらに横方向からやや下
方に向きを変え、上下管路23に対して側方から下方に
向いて斜めに噴気するよう噴気口502で接続する、こ
うして噴気路50は単純な直線状でない構成である。
【0016】穴22の内径に対して回転軸32の外径は
小さくして隙間221を構成する、まず、穴22の内径
は凹溝31に1個ごと嵌入する角チップ部品15が有す
る嵌入方向の寸法に応じて決定する、また、回転軸32
の外径も凹溝31に1個ごと嵌入する角チップ部品15
が有する嵌入方向の寸法に応じて決定する、角チップ部
品15は規格された寸法において分類されるが穴22と
回転軸32を最適に構成しようとすると、始めに穴22
と回転軸32を角チップ部品15の規格された寸法に対
応させるが、同一分類で個々の角チップ部品15は寸法
に所定のばらつきを許容するものであり、次に角チップ
部品15の寸法について、穴22の内径は角チップ部品
15が上限の寸法を有していても上下から横方向の姿勢
に回転軸32により回転可能な寸法にし、回転軸32の
外径は凹溝31に1個ごと嵌入する角チップ部品15が
下限の寸法を有していても、後続するチップ部品と凹溝
31が干渉しないで、凹溝31に嵌入している角チップ
部品15を上下から横方向の姿勢に回転軸32により回
転可能にする、以上の考慮に加えて隙間221を角チッ
プ部品15の上記分類に応じて0.2〜0.5mm(穴
22の内径−回転軸32の外径=0.4〜1.0mm)
の範囲で設ける。
【0017】図3に示す如く穴52は底を備え深さ寸法
を有するが、軸受け34の右側面と穴52の底は隙間5
22を構成する、隙間522は0.5mm程度に設け
る。軸受け34の外径に対して穴52の内径は大きくし
て隙間521を構成する、隙間522は少なくても0.
5mm程度に設ける(穴52の内径−軸受け34の外径
=1mm程度)。排出路53は図2に示す如く上下管路
23を穴52の下方に延長する方向に設けられている、
排出路53は支持体101の図2に示す裏面側に開口し
て設けられた凹溝であり、該裏面側に回転駆動機構40
が固着されると回転駆動機構40の基台41で該凹溝の
開口が覆われて管路をなすものである、排出路53の上
端は穴52に開口して空間が連続し入口となり、回転駆
動機構40の基台41で凹溝の開口が覆われて管路をな
す下端は出口531となる。
【0018】横管路60の途中位置には検出センサ8が
配置されている、検出センサ8は光センサであって透過
型であれば横管路60の断面方形の凹溝を挟んで一方が
発光部、他方が受光部となっており、角チップ部品15
の存在しないときに発光部の光が受光部に入るように光
透過穴又は溝が断面方形の凹溝を横断するように形成さ
れている、そうして、検出センサ8の発光部と受光部間
の横管路60に角チップ部品15が存在して検出センサ
8が角チップ部品15有りを検出したときは、前記方向
変換機構30の動作を停止して横管路60への角チップ
部品15の送り出しを止めるようにしている、なお、部
品通過時に検出センサ8は瞬間的にオン、オフするが制
御は所定の時間が継続しないと反応しないようにする、
角チップ部品15が後述する部品ストッパ71より横管
路60まで連なった場合を検出する。
【0019】図1に示すように、本体フレーム10の上
辺に沿って横管路61を備える直線ベース63が固定さ
れている、横管路61は直線ベース63の上面に開口す
る凹溝を長手方向に形成し透明樹脂等の蓋64が覆った
ものであり、蓋64は取付ボルト65を直線ベース63
の上面に設けたねじ穴に螺合することで固定される、取
付ボルト65の頭部は工具を使用しないで回して螺合で
きる形状をしている、この結果、凹溝の上部開口が蓋6
4で覆われ閉じられて横管路61が構成され、同一断面
で接続、連通する横管路60,61によって部品を給送
する管状給送路が構成される、この管状給送路は両端の
開口部分を除き実質的に気密状態が好ましい。
【0020】直線ベース63には凹溝を長手方向に形成
した(図1で右側の)先端位置に部品ストッパ71が設
けられている、また、直線ベース63に固定のガイド7
2によりシャッター73が長手方向に摺動自在に取り付
けられている、部品ストッパ71は最先端の(図1で最
右端の)角チップ部品15端部が突き当たることで該角
チップ部品15を部品ピックアップ位置Pに位置決めす
る構成であり、シャッター73には部品ストッパ71背
面に開口し横管路61と連通する空気吸引孔(図示せ
ず)が形成されている、シャッター73は閉状態で蓋6
4の先端(図1で右端)と突き合わされ、このとき空気
吸引孔は本体フレームに設けられている空気吸引孔(図
示せず)に連通するようになっている、また、シャッタ
ー73の先端(図1で左端)は該シャッター73閉状態
で凹溝の上面を閉塞し、図1の部品ピックアップ位置P
の部品取出用開口を覆う位置となる。
【0021】本体フレーム10に設けられている空気吸
引孔の出口には外部接続口が設けられており、外部接続
口はエアチューブを介して真空発生器(真空エジェク
タ)等の負圧源に接続されている、すなわち、シャッタ
ー73閉状態で該シャッター73側の空気吸引孔は、直
線ベース63側の空気吸引孔から本体フレーム10の空
気吸引孔に連通状態となり、外部接続口、エアチューブ
を通して負圧源に接続される。シャッター73の全開状
態では該シャッター73の底面が空気吸引孔の上端開口
を塞いで空気吸引経路を遮断するとともに部品取出用開
口が開いた状態となり、負圧源による空気吸引が継続し
ていても角チップ部品15には吸引力が働かない、この
ように、シャッター73が開いた状態では吸引力を働か
せないようにしているので、部品取出用開口に位置する
角チップ部品15に空気の吸い込みに伴う無用な力が加
わるのを防止でき、角チップ部品15の浮き上がりや姿
勢の乱れを防止できる。
【0022】図1に示すように、本体フレーム10の下
側に操作レバー5が揺動自在に軸支され下端が見えてい
る、操作レバー5は本体フレーム10の裏面で図示しな
い連結レバー等を介してシャッター73を開閉する機構
である、シャッター73は図示しない引っ張りなねによ
り常時は蓋64の先端と突き合わされた図1の閉状態で
ある、操作レバー5がチップ部品装着機側の図示しない
駆動レバーにより操作力F(図1に矢印で示す)を受け
て右回転に揺動するようになっている、なお、この操作
力Fはチップ部品装着機側の吸着ピン(部品ピックアッ
プノズル)が部品ピックアップ位置Pにて角チップ部品
15を吸着する動作時に、吸着ピンが部品ピックアップ
位置Pへ下降するのと連動して加えられるようになって
いる、駆動レバーが戻り操作レバー5への操作力Fが解
除された場合、シャッター73は引っ張りばねにより蓋
64の先端と突き合わされた図1の閉状態に戻る。
【0023】次に本発明に係るチップ部品供給装置をチ
ップ部品装着装置に取り付けて動作を説明する、始め
に、所定の数量のばら状チップ部品15を収納した供給
ケース9を用意し、ホルダー14に供給ケース9の供給
口をホッパー13の補充口16に合致させて装着する、
続いて、供給ケース9の供給口のシャッターを開いて角
チップ部品15をホッパー13内に供給し収容してお
き、電源回路のスイッチをオン操作してホッパー昇降用
のモーター19を回転可能に設定すると、上下管路23
内に角チップ部品15の列は無いので検出センサ6が整
列端を検出することなくモーター19は回転し、カム2
0を介してホッパーベース12及びホッパー13を含む
ホルダー14に往復上下運動を行わせる、分離パイプ2
7は突出部141の貫通穴17よりホッパー13内に出
入りすることになり、ホッパー13内の角チップ部品1
5は分離パイプ27のパイプ穴28に分離状態で入り込
み落下する、角チップ部品15はパイプ穴28を通って
上下管路23の下端方向に重力で落下していくが、当初
は凹溝が横方向に向いており、上下管路23の下端が回
転軸32先端の部分321で閉じられているため、上下
管路23に下から上下方向に整列して溜まっていくが、
検出センサ6が配置された位置で角チップ部品15の一
列の連なり(整列端)を検出するまでモーター19の回
転は継続し、検出するとモーター19の回転は停止しホ
ッパー13を含むホルダー14の往復上下運動が止ま
り、上下管路23への角チップ部品15の供給を停止す
る。
【0024】方向変換機構30は回転軸32先端の凹溝
31が図2に示す如く横方向になっている状態が待機位
置であり、検出センサ6が角チップ部品15の上下方向
の連なりを検出した後に動作を開始する、方向変換機構
30の回転軸32先端の部分321が上下管路23内の
角チップ部品15の落下を止めた状態において、上下管
路23の最下端に位置する角チップ部品15の表裏を表
裏検出センサ7で検出する、仮に角チップ部品15は表
と裏が黒と白の色彩を備える抵抗器であり、表裏検出セ
ンサ7に向く面が白く反対が黒い角チップ部品15を横
管路60へ表が上向きに送り出す場合で説明する、表裏
検出センサ7が出す検出信号は中間処理回路を経て回転
駆動機構40の制御回路に至る、制御回路は回転駆動機
構40の回転駆動を制御するが、表裏検出センサ7が白
の検出信号で角チップ部品15の裏を検出していると、
回転軸32を図2において左回転し凹溝31が上下方向
になって上下管路23に合致して連続し、表裏検出後の
角チップ部品15を1個だけ凹溝31内に取り込む、あ
るいは、表裏検出センサ7が黒の検出信号で角チップ部
品15の表を検出していると、回転軸32を図2におい
て右回転し凹溝31が上下方向になって上下管路23に
合致して連続し、表裏検出後の角チップ部品15を1個
だけ凹溝31内に取り込む。
【0025】方向変換機構30の制御は待機状態から凹
溝31内に角チップ部品15を1個だけ取り込む動作が
すでに検出信号で左回転か右回転か選択される、角チッ
プ部品15を1個だけ取り込んだ凹溝31が再び横方向
に戻り横管路60と連続した部品給送路を構成するに
は、回転軸32が始めに左回転していると右回転して戻
り、回転軸32が始めに右回転していると左回転して戻
る、その結果、方向変換機構30はチップ部品15を凹
溝31内に取り込む動作と再び横方向に戻る動作によ
り、表裏検出センサ7が検出する表裏検出信号におうじ
て、取り込んだ角チップ部品15の表裏いずれかを上に
揃えて凹溝31は横方向に戻ることになる。
【0026】角チップ部品15を1個だけ取り込んだ凹
溝31が横方向に戻ると、図2において凹溝31の右側
は横管路60に接続しており左側は噴気路59に接続
し、凹溝31内の角チップ部品15は所定の面が上向き
(プリント基板へ装着する裏面は下向き)となる、この
状態でエアチューブ581に圧力エアーを供給する空圧
回路が作動する、例えば圧力エアーを供給するバルブが
5/100秒間(この時間は供給タクトによって設定を
変える)開くと、圧力エアーはエアチューブ581と継
ぎ手56と接続口194と噴気穴103と経由し噴気路
59に至る、圧力エアー第1の気流は噴気路59から凹
溝31と横管路60と横管路61と部品ストッパ71と
経由し空気吸引孔から負圧源に至るが、部品ストッパ7
1における部品ピックアップ位置Pの部品取り出し用開
口がシャッター73で密閉された状態となっているの
で、空気吸引孔を通して負圧源からの空気吸引も作用
し、角チップ部品15は図1及び図2の右方向に給送力
を受け、凹溝31から管状給送路を構成する横管路6
0,61の順に移動して、最先端の角チップ部品15は
部品取り出し用の部品ピックアップ位置Pに位置決め停
止されることになる。圧力エアー第2の気流は噴気路5
9の途中から分岐口501で分岐し噴気路50を経由
し、噴気路50の噴気口502から上下管路23の途中
にやや下向きに噴気し、上下管路23から穴22の隙間
221と隙間522と隙間521と排出路53と経由し
出口531に至る、この圧力エアー第2の気流は上下管
路23にある角チップ部品15が落下するのを補助し、
かつ角チップ部品15が落下するときに紛れ込んだ埃等
のごみや、角チップ部品15が欠けた等の粉を出口53
1に吹き出すことになる。圧力エアー第1の気流あるい
は第2の気流は穴22を共有することから、上述する単
方向の気流にのみ単純にはならないが各々異なる気流と
して作用する。
【0027】横管路60の途中位置にある検出センサ8
が所定の時間継続して角チップ部品15有りを検出する
まで、方向変換機構30は再び待機状態から表裏検出後
の角チップ部品15を凹溝31に取り込み表裏を揃えて
送り出す上述の動作を繰り返すことができる、なお、横
管路60,61の管状給送路内の角チップ部品15の個
数が多くなって、角チップ部品15の整列端が検出セン
サ8の光を所定の時間継続して遮るようになると方向変
換機構30の動作を一時停止する。
【0028】図1について、横管路61右端側の部品ピ
ックアップ位置Pに送られた角チップ部品15に対して
は、チップ部品装着機の吸着ピンによるピックアップ動
作を実行する、すなわち、吸着ピンを下降させるととも
に図1に示す操作レバー5に操作力Fを加え図示しない
連結レバー等を介してシャッター73を開く、同時にシ
ャッター73底面が空気吸引孔を塞いだ状態となり空気
吸引経路が遮断されるため、それぞれの角チップ部品1
5には横方向の給送力は働かず相互に緩んだ状態であ
り、吸着ピンによる角チップ部品15を吸着して上昇す
ると操作レバー5への操作力Fが解除され、図示しない
引っ張りばねにより操作レバー5が戻り連結レバー等を
介してシャッター73を左方向に摺動させる、その結
果、シャッター73が閉じられて部品取り出し用開口が
閉まり空気吸引経路の遮断も解除される、そして、空気
吸引により横管路60,61の管状給送路内の角チップ
部品15は右方向に給送力を受け、最先端の角チップ部
品15が部品ストッパ71の先端に当接して部品取り出
し用開口の部品ピックアップ位置Pに位置決め停止さ
れ、吸着ピンによる部品取り出しの待機状態になる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチップ部
品供給装置によれば、上下管路の下端部に設けられチッ
プ部品の方向を検出するセンサと、前記センサが検出し
たチップ部品を上下管路の下端から1個だけ取り込む凹
溝を備えた回転軸と、前記センサの検出信号に応じて前
記凹溝の姿勢を横方向から上下方向に再び横方向に回転
方向を選択して回転する方向変換機構と、前記凹溝の姿
勢が横方向に連続する横管路と、前記凹溝の姿勢が横方
向に前記横管路と反対側に連続する第1の噴気路と、前
記上下管路途中の噴気口に接続する第2の噴気路とを備
えるので、上下管路をチップ部品が回転軸の個所まで落
下するとき、噴気口から圧力エアーを噴気すると自重に
加えて落下を補助し、チップ部品を確実に落下させるこ
とができる。また、第2の噴気路は第1の噴気路途中か
ら分岐口で分岐し上下管路途中の噴気口に接続すると、
第1の噴気路に圧力エアーを供給することで、凹溝から
チップ部品が横管路に給送されるよう補助するとともに
第2の噴気路に圧力エアーを供給できる。また、第2の
噴気路は上下管路に対して側方から下方に向いて斜めに
噴気するよう噴気口で接続すると、チップ部品が落下す
る方向に効果的に補助することができる。さらに、回転
軸の周縁に上下管路に連続する隙間と、回転軸に上下管
路と反対側に隙間と連続する排出路を備えると、噴気口
から上下管路を経て排出路に出る気流が得られ、チップ
部品の落下に害がある混入する埃やチップ部品自体が発
生するカスを排出路に出すことができる。そうして、チ
ップ部品が上下管路を落下するときに静電気により落下
が阻害されることもなく、確実に供給でき信頼性の高い
チップ部品供給装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チップ部品供給装置の全体構成を示し一部断面
とした正面図。
【図2】上下管路と噴気路と方向変換機構の部分を一部
断面とした正面図。
【図3】回転軸の中心を通る上下方向に周辺を含む断面
図。
【符号の説明】
1 供給部ベース 7 表裏検出センサ 10 本体フレーム 101 支持体 13 ホッパー 15 角チップ部品 22 穴 221,521,522 隙間 23 上下管路 27 分離パイプ 28 パイプ穴 30 方向変換機構 31 凹溝 32 回転軸 40 回転駆動機構 50,59 噴気路 501 分岐口 502 噴気口 52 穴 53 排出路 60,61 横管路 71 部品ストッパ 73 シャッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E313 AA03 AA21 CC02 CC04 CD05 DD01 DD02 DD03 DD06 DD07 DD08 DD10 DD11 DD19 DD22 DD23 DD42 DD50 EE24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップ部品を収容して上下運動するホッパ
    ーと、前記ホッパー内のチップ部品が1個毎に落下する
    パイプ穴を備える分離パイプと、前記パイプ穴と連続し
    チップ部品が落下する上下管路と、前記上下管路の下端
    部に設けられチップ部品の方向を検出するセンサと、前
    記センサが検出したチップ部品を上下管路の下端から1
    個だけ取り込む凹溝を備えた回転軸と、前記センサの検
    出信号に応じて前記凹溝の姿勢を横方向から上下方向に
    再び横方向に、前記回転軸の回転方向を選択して回転す
    る方向変換機構と、前記凹溝の姿勢が横方向に連続する
    横管路と、前記凹溝の姿勢が横方向に前記横管路と反対
    側に連続する第1の噴気路と、前記上下管路途中の噴気
    口に接続する第2の噴気路とを備えることを特徴とする
    チップ部品供給装置。
  2. 【請求項2】第2の噴気路は第1の噴気路途中から分岐
    口で分岐し前記上下管路途中の噴気口に接続する請求項
    1記載のチップ部品供給装置。
  3. 【請求項3】第2の噴気路は前記上下管路に対して側方
    から下方に向いて斜めに噴気するよう噴気口で接続する
    請求項1記載のチップ部品供給装置。
  4. 【請求項4】前記回転軸の周縁に前記上下管路に連続す
    る隙間と、前記回転軸に前記上下管路と反対側に前記隙
    間と連続する排出路を備える請求項1記載のチップ部品
    供給装置。
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