JP3161933B2 - 角チップ部品供給装置 - Google Patents

角チップ部品供給装置

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JP3161933B2
JP3161933B2 JP07430895A JP7430895A JP3161933B2 JP 3161933 B2 JP3161933 B2 JP 3161933B2 JP 07430895 A JP07430895 A JP 07430895A JP 7430895 A JP7430895 A JP 7430895A JP 3161933 B2 JP3161933 B2 JP 3161933B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角チップ部品をプリン
ト基板に装着するためのチップ部品装着機等において使
用する角チップ部品供給装置に係り、特にバルク状の
(ばら部品の)角チップ部品を分離し、部品表裏を揃え
て整列し、供給するのに適した角チップ部品供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本出願人提案になる特願平6−3
12383号の角チップ部品供給装置は、角チップ部品
をばら状で収納部としてのホッパーに入れると、該ホッ
パーの上下動に伴って角チップ部品が分離整列パイプ内
に落下し、部品落下通路に設けたセンサで部品表裏又は
部品極性を検出され、角チップ部品を1個収納可能なス
リットを有し検出結果に応じて回転方向を切り換える方
向変換機構で横方向になって、横方向部品給送路先端の
部品取出用開口に角チップ部品が整列して供給される構
成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の特願平6−31
2383号の角チップ部品供給装置は、実施例において
部品落下通路に設けた反射型光センサで部品表裏を検出
する構成である。該構成が適しているのは、例えば角チ
ップ部品がチップ抵抗である場合、カーボン抵抗皮膜の
ある表面は黒く、プリント基板への装着面となる裏面は
白いので、反射型光センサで判別できるからである。と
ころでチップ抵抗のカーボン皮膜の上にはさらにガラス
等の皮膜を施したものが一般的である、ガラスの皮膜に
は光沢があり反射型光センサの判別を惑わせてしまうこ
とがある、万一部品表裏が異なるチップ部品を供給する
とチップ部品装着機はプリント基板に間違った装着をし
てしまう結果となる。
【0004】本発明の第一の目的は、バルク状の角チッ
プ部品の表裏をより確実に検出して表裏を揃えて整列、
供給可能な角チップ部品供給装置を提供することにあ
る。
【0005】本発明の第二の目的は、ガラスの皮膜のよ
うに光沢がある表面を有する角チップ部品を、反射型光
センサで確実に判別可能な検出をする角チップ部品供給
装置を提供することにある。
【0006】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の角チップ部品供給装置は、角チップ部品を
貯留した上下動するホッパー部と、該ホッパー部内の角
チップ部品が1個通過可能な断面形状の貫通穴又は溝を
有する部品落下通路と、該部品落下通路の途中乃至下端
位置に設けられた部品表裏を検出する反射型光センサ
と、横方向固定通路を有する固定部、該固定部に外接す
る回転部、該回転部の回転駆動部、及び前記回転部に対
し直径方向で対称位置にそれぞれ形成されていて角チッ
プ部品を1個収納可能なスリットを有する方向変換機構
と、前記横方向固定通路と前記スリットとの一致状態に
て当該スリットに接続する横方向部品給送路とを備え、
前記部品落下通路を落下した角チップ部品を前記スリッ
トで受ける前記回転部の回転方向を、前記光センサの検
出結果に応じて制御して、前記スリットを前記横方向部
品給送路に接続する角チップ部品供給装置において、前
記反射型光センサを該センサの検出用光が前記部品落下
通路に直交する方向に対して傾斜する姿勢に備え、角チ
ップ部品の表面を該表面に直交する方向に対して傾斜し
て検出するようにしている。
【0008】なかでも、好ましくは前記反射型光センサ
を該センサの検出用光が前記部品落下通路に直交する方
向に対して20乃至25度傾斜する姿勢に備える構成と
してもよい。
【0009】また、前記反射型光センサで部品表裏を検
出される角チップ部品の検出面の反対面を、前記部品落
下通路の途中乃至下端の対応位置に空気吸引孔を形成
し、検出するとき空気吸引する構成としてもよい。
【0010】
【作用】本発明の角チップ部品供給装置においては、バ
ルク状の角チップ部品を貯留したホッパー部を上下動さ
せて、角チップ部品を1個通過可能な断面形状の貫通穴
又は溝を有する部品落下通路に落下させ、この部品落下
通路の途中乃至下端位置に設けられた部品表裏を検出す
る反射型光センサで角チップ部品の表裏を検出する。そ
うして、方向変換機構の回転部が有するスリットで部品
表裏を検出した後の角チップ部品を受け、例えば、角チ
ップ部品の裏側が前記センサで検出されたときは角チッ
プ部品が入ったスリットを横方向部品給送路に直接接続
するように前記回転部を第1の方向に回転駆動し、その
スリットから前記横方向部品給送路に送出する。逆に、
角チップ部品の表側が前記センサで検出されたときは、
前記回転部を前記第1の方向とは逆の第2の方向に回転
駆動し、前記方向変換機構の固定部が有する横方向固定
通路を介して角チップ部品の入ったスリットを横方向部
品給送路に接続して、前記横方向固定通路を通して角チ
ップ部品を前記横方向部品給送路に送出する。前記第1
の方向の回転時と、逆向きの第2の方向の回転時とでは
角チップ部品の表裏が反転するから、前記センサの表裏
検出結果に応じて前記回転部の回転方向を制御すること
で、横方向部品給送路に角チップ部品の表裏を揃えて送
出することができる。
【0011】前記反射型光センサを該センサの検出用光
が前記部品落下通路に直交する方向から傾斜する姿勢に
備えるので、角チップ部品の表面を検出用光が傾斜して
照射し、該表面に施されたガラス等の光沢を有する皮膜
による鏡面反射光が検出用光と異なる方向に反射して前
記センサに戻ることなく、角チップ部品の表面の明るさ
あるいは色に応じる反射光については検出できるので部
品表裏をより確実に判別できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る角チップ部品供給装置の
実施例を図面に従って説明する。
【0013】図1は本発明の実施例の全体構成を示す正
面図である。また図2は図1の背面図であり、図3は正
面図の左側の部分図であり、図4は上面図である。図1
及び図2において仮想線1で示すのは、チップ部品装着
機の供給部ベースであり、該供給部ベース1上に角チッ
プ部品供給装置の本体フレーム10が載置されるように
なっている。
【0014】図1の本体フレーム10の左側には支持体
51が固定され、この支持体51の左端には、精密ボー
ルスライド11が上下方向に摺動自在に取付けられ、該
精密ボールスライド11にL字状のホッパーベース12
の垂直部12aが固定されている。角チップ部品20を
貯留する貯留空間としてのホッパー14を含むホルダー
13は、前記ホッパーベース12の水平部12bに取付
けられており図1乃至図3に断面で示す、ホッパー14
の下部貫通部15はホッパー14内部の漏斗状空間16
の最下部に連通して下端面に開口する穴部15aを有し
ている。さらにホルダー13は供給ケース90の底面に
設けた穴部と係合する突起を有する係合突起部131
と、供給ケース90の角に設けた凸部を受け入れる係合
溝132と、供給ケース90の側面に設けた溝と係合す
るロック爪133とを備え、ホルダー13に対して供給
ケース90を着脱可能に保持する。ホッパー14の側面
には角チップ部品20の補充口135を備え、ホルダー
13に供給ケース90(図1乃至図3は断面で示す)の
供給口91を補充口135に合致させて取り付け、係合
突起部131と係合溝132とロック爪133とで保持
すると、供給ケース90が収納する角チップ部品20を
ホッパー14内に補充し貯留することができる。
【0015】また、本体フレーム10に固定された支持
体51の上部には部品分離用部材としての分離整列パイ
プ55が垂直方向(上下方向)にパイプ固定ブロック5
6で立設固定されている。この分離整列パイプ55は例
えば金属製であって、図1及び図3に示すように、分離
整列パイプ55は上部がホッパー14の下部貫通部15
の穴部15aに嵌まっている。
【0016】本体フレーム10の左側に固定され支持体
51の左端に対し、前記ホルダー13を装着したホッパ
ーベース12が精密ボールスライド11によって昇降自
在に取り付けられているが、このホッパーベース12を
上下駆動するためにホルダー昇降用DCモーター42が
支持体51に固定されている。このモーター42は減速
機42Aを持ち、図1乃至図3に示すように、その回転
軸にはカム43が固着され、該カム43に固定されたピ
ン43Aはホッパーベース12下端に連結固定されたカ
ムフォロア44の長穴(横長の穴)に嵌まっている。従
って、モーター42の回転によりホッパーベース12及
びホルダー13と該ホルダー13に供給ケース90が取
り付けられている場合は該供給ケース90を含む部分が
往復上下運動を行う。その際、ホルダー13に含まれる
ホッパー14が下降したときに分離整列パイプ55の上
部が穴部15aの開口からホッパー14内部の漏斗状空
間16内に突出するようになっている。図1乃至図3は
ホッパー14を含むホルダー13の下降したときを示
す。
【0017】なお、ホルダー昇降用DCモーター42の
オン、オフは図示しない電源回路のスイッチを操作して
行うようになっており、動作中は該スイッチはオンであ
るが、ホルダー13に供給ケース90を着脱するときや
ホッパー14のホッパー上蓋134を開いて角チップ部
品20を直に補充するとき等にはオフする。
【0018】図5に示すように、分離整列パイプ55は
角チップ部品20の長辺を上下方向として1個通過させ
る断面形状となった断面方形の貫通穴55aを有してお
り、図3及び図6に示すように、該貫通穴55aの下端
に接続、連通する断面方形縦溝17aを有する溝付き板
材17が垂直方向に立設された支持体51に固定されて
いる。この溝付き板材17は例えば金属製である。図6
のように、この溝付き板材17に形成された断面方形縦
溝17aは上下方向の直線溝であり、この断面方形縦溝
17aの前面開口は図3に想像線で示す如く透明樹脂等
の蓋板18をビス36aで溝付き板材17に取り付けて
覆い、角チップ部品20の落下する上下管路19となっ
ている。従って、分離整列パイプ55の貫通穴55aと
上下管路19とで角チップ部品20が重力で落下する部
品落下通路21を構成している。なお、貫通穴55aと
同一断面の断面方形縦溝17aの溝幅は、角チップ部品
の厚みよりも僅かに大きく、溝深さは角チップ部品20
の短辺(角チップ部品20の幅広面の短辺)の長さより
も僅かに大きく設定されている。前記蓋板18が透明で
ある場合、断面方形縦溝17aを落下する角チップ部品
20の様子を外部より透視できる利点がある。
【0019】図1及び図3に示す如く、部品落下通路2
1の途中位置(例えば中間点よりやや下方位置)には、
部品検出センサ22が配置されている。該部品検出セン
サ22は光センサであって、透過型であれば断面方形縦
溝17aを挟んで一方が発光部となっており、角チップ
部品20の存在しないときに発光部の光が受光部に入る
ように光透過溝又は穴が断面方形縦溝17aを横断する
ように形成されている。そうして、センサ22の発光部
と受光部間の断面方形縦溝17aに角チップ部品20が
存在してセンサ22が角チップ部品20有りを検出した
ときは、前記DCモーター42の電源を自動的に切り、
ホッパー14を含むホルダー13の上下運動を停止して
角チップ部品20の落下を止めるようにしている。な
お、部品通過時、センサ22は瞬間的にオン、オフする
が、モーター42には慣性があり、事実上停止しない。
角チップ部品20が部品落下通路21の下端より1列に
連なってその整列端がセンサ22の光を継続的に遮るよ
うになると前記DCモーター42は停止する。これによ
り、部品落下通路21に適切な数の角チップ部品20が
存在するようにしている。
【0020】図1及び図3に示すように、部品落下通路
21の下方には方向変換機構30が設けられている。こ
の方向変換機構30は、例えば金属製の溝付き円板状固
定部31と、金属製等の偏平有底円筒状回転部32とを
有している。
【0021】溝付き円板状固定部31は、直径方向に断
面方形横溝(水平直線溝)31aを有し、該横溝31a
の前面開口は透明樹脂等の蓋板33(円板状固定部31
と偏平有底円筒状回転部32と横方向管路122を含む
範囲をカバーする形状で図3に想像線で示す)で覆われ
て、管路となった横方向固定通路34を構成している。
その蓋板33に固定部31をビス36cであらかじめ固
着一体化して組付けてから、該蓋板33を前記溝付き板
材17にビス36bで固着している。なお、断面方形横
溝31aの溝幅は、角チップ部品20の厚みよりも僅か
に大きく、溝深さは角チップ部品20の短辺の長さより
も僅かに大きく設定されている。前期蓋板33が透明で
ある場合、方向変換機構30及び横方向管路122内の
角チップ部品20の様子を外部より透視できる利点があ
る。
【0022】溝付き板材17の円形凹部17cの内側に
前記偏平有底円筒状回転部32は配置されており、該偏
平有底円筒状回転部32の円筒部内周面が固定部31の
外周面に均等で僅かの隙間を有する状態あるいは接し、
固定部31の外周面と前記状態を維持してあるいは摺動
自在に回転するようになっている。そして、円筒部には
スリット35が回転部32の中心に対し対称位置にそれ
ぞれに形成されている。円筒部に形成された対をなす該
スリット35は、当該円筒部の直径方向に内外周面間を
貫通しており、角チップ部品20の長辺の長さに実質的
に等しい長さ寸法を有し、幅は角チップ部品20の厚み
よりも僅かに大きく、深さは角チップ部品20の短辺の
長さよりも僅かに大きく設定されている(本実施例では
スリット35は円筒部の前端面に形成された溝で構成さ
れており、図3には溝の幅が見えている)。また、当該
円筒部は外周面を円筒凹部17cの内周面と均等で僅か
の隙間を有する状態あるいは接し、円筒凹部17cの内
周面と前記状態を維持あるいは摺動自在に回転するよう
になっている。すなわち、円筒凹部17cの上部に開口
する部品落下通路21と連続した通路を構成できるよう
になっている。
【0023】図3において前記偏平有底円筒状回転部3
2は円筒の中心を軸として回転自在に構成する、すなわ
ち該偏平有底円筒状回転部32は円筒の中心に回転軸を
図3の背面側へ垂直に伸び出して一体に有し、該回転軸
は支持体51に設けた軸受けに回転自在に軸支される、
そうして、図2に示す如く、支持体51の背面にパルス
モーター37を該パルスモーター37の出力回転軸が前
記回転軸と同心になるよう取り付けて、双方の回転軸を
連結し該パルスモーター37で偏平有底円筒状回転部3
2を回転駆動するように構成する、なお、パルスモータ
ー37の出力回転軸が偏平有底円筒状回転部32の回転
軸を兼ねる構成も可能である、また、双方の回転軸を同
心に連結しなくても歯車伝導あるいはベルト伝導に構成
してもよい。
【0024】図7に示すのは、前記偏平有底円筒状回転
部32の円筒部の外周面に、該外周円の接線に対して4
5度程度の角度を有する面を含み回転軸に平行なスリッ
ト32aを設け、原点検出センサ40の検出方向を円筒
部の外周面に向けてホルダー41を介して支持体51に
取り付ける。該原点検出センサ40は反射型光センサで
あり円筒部の外周面に垂直な検出方向とすると外周面か
らの反射光は反射して該センサに帰って来る、しかし、
スリット32aの面からの反射光は点線矢印Hで示す如
く帰って来ないので識別可能であり、偏平有底円筒状回
転部32の回転角位置を検出できる。従って、原点検出
センサ40は前記偏平有底円筒状回転部32を回転駆動
する前記パルスモーター37の回転角原点を設定するた
めに用いることができ、パルスモーター37の回転駆動
を該原点からカウントして行うことで制御を始動するこ
とができる。こうして、パルスモーター37で偏平有底
円筒状回転部32は±90度回転駆動されるようになっ
ており、偏平有底円筒状回転部32の回転駆動部を構成
している。
【0025】図1及び図3に示すように、部品落下通路
21の下端部には、部品表裏検出センサ120が設けら
れている。この部品表裏検出センサ120はスリット3
5に入る直前の、すなわち部品落下通路21内の最も下
に位置する角チップ部品20の表裏を検出するようホル
ダー121を介して支持体51側に固定されており、該
部品表裏検出センサ120の検出用光を部品落下通路2
1に到達させるための光透過溝又は穴119が溝付き板
材17に形成されている。この部品表裏検出センサ12
0は反射型光センサが適しており、角チップ部品20の
センサに対向する面の明るさ(明度)を判別できるもの
である。例えば角チップ部品20がチップ抵抗である場
合、カーボン抵抗皮膜のある表面は黒く、プリント基板
への装着面となる裏面は白いので、反射型光センサで判
別できる。以上の構成において、部品落下通路21に対
する部品表裏検出センサ120の取付け角度を該センサ
の検出用光が直交する方向から傾斜させ、好ましくは検
出用光が該部品落下通路21に直交する方向に対して2
0乃至25度の角度を付ける、光透過溝又は穴119に
ついても検出用光に合わせて同様の角度を付けて形成さ
れる。そうして部品落下通路21内の最も下に位置する
チップ部品20の表裏を検出すると、チップ部品20の
表面にガラス等の光沢を有する皮膜があり、表面の色が
黒いか白いかにかかわらず検出用光が光沢面で鏡面反射
して表裏の判別ができなくなることを防ぐことができ
る。また、部品落下通路21内の最も下に位置するチッ
プ部品20の検出面の反対面側に空気吸引孔127が溝
付き板材17に形成されている(図3では一点鎖線で簡
易に示す)、該空気吸引孔127は外部接続口128を
経て空気吸引源に接続され、角チップ部品20の表裏を
検出するときに該角チップ部品20を空気吸引すること
で動きを止めて検出をより確実にする。検出するとき以
外は空気吸引を停止する。
【0026】溝付き板材17の下部には、断面方形横溝
(水平溝)17bが形成されており、前記縦溝17aの
場合と同様に横溝17bの前面開口は前述した透明樹脂
等の蓋板33の右側部分で覆われて、角チップ部品20
を給送する横方向管路122となっている。この断面方
形横溝17bは、円形凹部17cの右側に開口してお
り、固定部31側の横溝31a及びスリット35と同一
断面であってそれらと連続した部品通路を構成可能とな
っている。なお、固定部31及び円筒部を挟んで断面方
形横溝17bの反対側位置に開口するよう(円形凹部1
7cの左側に開口する)噴気経路125(図3では一点
鎖線で簡易に示す)の先端部分125aが溝付き板材1
7に形成されている。図1及び図3のように、この噴気
経路125の外部接続口126には圧縮エアーが供給さ
れるようになっている。
【0027】断面方形横溝17bの途中位置には横溝部
品検出センサ130が配設されている。該横溝部品検出
センサ130は光センサであって、透過型であれば断面
方形横溝17bを挟んで一方が発光部、他方が受光部と
なっており、角チップ部品20の存在しないときに発光
部の光が受光部に入るように光透過溝又は穴が断面方形
横溝17bを横断するように形成されている。そうし
て、センサ130の発光部と受光部間の断面方形横溝1
7bに角チップ部品20が存在してセンサ130が角チ
ップ部品有りを検出したときは、方向変換機構30の動
作を停止して横方向管路122への角チップ部品20の
送り出しを止めるようにしている。なお、部品通過時、
センサ130は瞬間的にオン、オフするが制御は所定の
時間検出が継続しないと反応しないようにする、角チッ
プ部品20が後述する部品ストッパ71より横方向管路
122まで連なった場合を検出する。
【0028】図1に示すように、本体フレーム10の上
辺に沿って直線状シュート61が設けられている。この
直線状シュート61は、本体フレーム10に固定で上面
に開口する断面方形直線溝63aを形成した金属製等の
直線状ベース63の上面に透明樹脂等のシュート蓋64
を被せたものであり、該シュート蓋64は上面から蓋取
付用螺子65を直線状ベース63側の螺子穴に螺合する
ことで直線状ベース63に固定されている、なお、蓋取
付用螺子65の頭部は工具を使用しないでも指先でつま
んで回せるような形状をしている。直線状ベース63部
の先端側の上面には、金属製等の先端側シュート蓋68
が蓋取付用螺子69(図示せず)で直線状ベース63側
に固定される。その際、直線状ベース63に固定の位置
決めピン63bに先端シュート蓋68側の位置決め穴6
8aを嵌合しておくことで正確に位置決めされた状態で
先端シュート蓋68を固定できる。この結果、断面方形
直線溝63aの上部開口がシュート蓋64,68で閉じ
られて横方向管路123が構成され、同一断面で接続、
連通する横方向管路122,123によって横方向部品
給送路70が構成される。この前記横方向部品給送路7
0は、両端開口部分を除き実質的に気密状態が好まし
い。なお、断面方形直線溝63aの溝深さは角チップ部
品20の厚みよりも僅かに大きく設定されている。
【0029】前記直線状ベース63には、断面方形直線
溝63aの先端(右側)位置に部品ストッパ71が設け
られている。また、直線状ベース63に固定のガイド7
2により横方向に摺動自在にシャッタ73が支持されて
いる。前記部品ストッパ71は、最先端の角チップ部品
20の端部が突き当たることで該角チップ部品20を部
品ピックアップ位置Pで位置決めするものであり、空気
吸引を可能にするため断面方形直線溝63aの全断面を
遮らないように隙間が設けられている。前記シャッタ7
3には、部品ストッパ71背面に開口し断面方形直線溝
63aと前記隙間を介して連通する空気吸引孔74が形
成されている(図1では一点鎖線で簡易に示す)。シャ
ッタ73は閉状態で前記先端側シュート蓋68の先端と
突き合わされ、このとき空気吸引孔74は本体フレーム
10に設けられている空気吸引孔75に連通するように
なっている。また、シャッタ73の先端は、シャッタ閉
状態で断面方形直線溝63aの上面を閉塞し、図1の部
品ピックアップ位置Pの部品取出用開口(シャッタ73
が後退した位置のときの断面方形直線溝63a上方のシ
ャッタ73とシュート蓋68間の隙間)を覆う位置とな
る。
【0030】空気吸引孔75下端の開口に外部接続口7
6が設けられており、これはエアチューブを介して真空
発生器(真空エジェクタ)等の負圧源に接続されてい
る。すなわち、シャッタ73閉状態では、シャッタ73
側の空気吸引孔74は、直線状ベース63側の空気吸引
孔75に連通状態となり、外部接続口76、エアチュー
ブを通して負圧源に接続される。
【0031】シャッタ73の全開状態では、シャッタ7
3の底面が空気吸引孔75の上端開口を塞いで空気吸引
経路を遮断するとともに部品取出用開口が開いた状態と
なり、負圧源による空気吸引が継続していても角チップ
部品20には吸引力は働かない。このように、シャッタ
73が開いた状態では吸引力を働かせないようにしてい
るので、部品取出用開口に位置する角チップ部品20に
空気の吸い込みに伴う無用な力が加わるのを防止でき、
角チップ部品20の浮き上がり姿勢の乱れを防止でき
る。
【0032】図2(図1の背面側より見た図)に示すよ
うに、シャッタ73にはシャッタ開閉アーム81の上端
部のピン81Aが係合されている。シャッタ開閉アーム
81は、本体フレーム10に固定の支持軸82にて回転
自在に支持されており、下端に係合部83がもうけられ
ている。前記支持軸82には回転レバー84も回動自在
に支持されており、下端には連結アーム86の一端部が
枢着されている。前記シャッタ開閉アーム81と回転レ
バー84は引張りばね87で連結されており、シャッタ
開閉アーム81の係合部83が回転レバー側の係合ピン
85に係合する向きにそれらを付勢している。つまり、
図2で回転レバー84が左回転し、シャッタ73は左方
向にスライドされ開状態になる。回転レバー84が右回
転すると、シャッタ開閉アーム81は、係合部83が係
合ピン85に押されて右回転し、シャッタ73は右方向
にスライドされ閉状態になる。
【0033】前記連結アーム86の他端部は、操作レバ
ー88に枢着されている。該操作レバー88は、本体フ
レーム10に固定されている支持板89に回動自在に軸
支されており、上部に設けられている操作部92がチッ
プ部品装着機側押下げ部材95の操作力F(矢印で示
す)を受けて図2では左回転するようになっている。な
お、この操作力Fは、チップ部品装着機側の吸着ピン
(部品ピックアップピン)が図1に示す部品ピックアッ
プ位置Pにて角チップ部品20を吸着する動作時に、該
吸着ピンの下降と連動して加えられるようになってい
る。操作レバー88の下端と本体フレーム10との間に
は引張りばね93が設けられており、操作レバー88を
右回転させるように付勢している。操作レバー88が駆
動源の操作力Fを受けた場合、操作レバー88は左回転
し、連結アーム86を引っ張り、前記回転レバー84を
左回転させる。操作レバー88への駆動源の操作力Fが
解除された場合、操作レバー88は引張りばね93によ
り右回転し、連結アーム86を押し、前記回転レバー8
4を図2では右回転させる。なお、操作レバー94は下
側からチップ部品装着機側の操作力を受けることがで
き、操作部92に替ることができる。
【0034】以上のように、シャッタ73の開閉は、シ
ャッタ開閉アーム81、回転レバー84、連結アーム8
6及操作レバー88が連動して行われるようになってい
る。その際、シャッタ開閉アーム81と回転レバー84
を引張りばね87で連結し、シャッタ開閉アーム81の
左回転を回転レバー84の左回転に追随させて行ってい
るので、シャッタ73が開く動作中(図2で左方向にス
ライド)に何らかの障害が生じ、シャッタ開閉アーム8
1の左回転を妨げる力、すなわち引張りばね87の引っ
張り力以上の力が加わった場合、その力を引張りばね8
7が伸張することで吸収し、シャッタ開閉アーム81が
回転レバー84の左回転に無理に追随しないようになっ
ている。また、シャッタ開閉アーム81及び回転レバー
84を右回転させるのを操作レバー88と本体フレーム
10間に設けた引張りばね92の引っ張り力(操作レバ
ー88を右回転方向に付勢する)を利用し連結アーム8
6を介して行っていることにより、シャッタ73が閉ま
る動作中(右方向にスライド)に何らかの障害が生じ、
前記シャッタ開閉アーム81及び回転レバー84の右回
転を妨げる力、すなわち引張りばね93の引っ張り力以
上の力が加わった場合、操作レバー88の回動が停止
し、シャッタ開閉アーム81及び回転レバー84を無理
に右回転させないようになっている。従って、シャッタ
73の開閉の際に、角チップ部品20がシャッタ73と
先端側シュート蓋68間の隙間である所の部品取出用開
口に引っかかったり等して何らかの障害が生じても、無
理に開閉動作が行われないようになっている。
【0035】図2に示すように、前記本体フレーム10
の下辺にはフィーダーロックレバー101及びロック爪
102が取り付けられている。フィーダーロックレバー
101の補助片101A及びロック爪102は、本体フ
レーム10にそれぞれ枢着されており、フィーダーロッ
クレバー101は補助片101Aにロック状態を調節可
能にねじ止めされている、フィーダーロックレバー10
1とロック爪102は連結リンク103を介して連結さ
れている。なお、図示は省略したが、前記フィーダーロ
ックレバー101と本体フレーム10との間にはフィー
ダーロックレバー101をロック方向(図2の右回り方
向)に付勢するばねが配設されている。前記ロック爪1
02は、フィーダーロックレバー101を図2の矢印Q
の方向に引き上げたときにチップ部品装着機の供給部ベ
ース1に設けられたピン104から外れた状態となり、
ベース1より本体フレーム10及びこれに付属する全機
構を外すことが可能である。フィーダーロックレバー1
01を図1の矢印Qと反対の方向に押し下げると装着状
態となり、ロック爪102はピン104に係合するよう
になっている。
【0036】次に、上記実施例の全体構成の動作説明を
行う。
【0037】まず、所定の数量のばら状の角チップ部品
20を収納した供給ケース90を用意し、ホルダー13
に該供給ケース90の供給口91をホッパー14の補充
口135に合致させて取り付け、係合突起部131と係
合溝132とロック爪133とで保持する、続いて、供
給ケース90の供給口91を閉鎖しているシャッタ(図
示省略)を開いて角チップ部品20をホッパー14内に
移し貯留しておき、電源回路のスイッチをオン操作して
ホッパー昇降用DCモーター42を回転可能に設定する
とともに、パルスモータ37を回転駆動して前記偏平有
底円筒状回転部32の円筒部の外周面に設けたスリット
32aを反射型光センサ40で検出して回転角原点を設
定し、方向変換機構30の偏平有底円筒状回転部32の
回転位置を該原点からカウントして横方向固定通路34
とスリット35とが一致した状態として待機させる。こ
れは、部品落下通路21を落下した角チップ部品20が
直接スリット35内に落下してしまわないようにするた
めである。
【0038】部品検出センサ22が部品落下通路21内
の角チップ部品20の1列となった整列端を検出してい
ない場合、DCモーター42は回転し、カム機構を介し
てホッパーベース12及びホッパー14に上下運動を行
わせる。このため、分離整列パイプ55は下部貫通部1
5の穴部15aより漏斗状空間16内に出入りすること
になり、漏斗状空間16内の角チップ部品20を盛り上
げ、下げして僅かに動かす。これに伴いホッパー14内
のバルク状の(ばらの)角チップ部品20は下部貫通部
15の穴部15aに対し出入りしている図5に示す分離
整列パイプ55の貫通穴55aに分離状態で入り込む
(落下する)。角チップ部品20はパイプ55の貫通穴
55aを通って部品落下通路21の下端方向に重力で落
下していくが、当初は図3のように、部品落下通路21
の下端開口が偏平有底円筒状回転部32の円筒部で閉じ
られているため、部品落下通路21に下から上下方向に
整列して溜まっていく。そして、部品検出センサ22が
その配設位置での角チップ部品20の1列の連なり(整
列端)を検出するまで、DCモーター42の動作は継続
し、検出するとホッパー14の上下動を止めて部品落下
通路21への角チップ部品20の供給を停止する。
【0039】前記方向変換機構30は、装置の動作開始
直後においては部品検出センサ22が角チップ部品20
の上下方向の連なりを検出した後に動作を開始するよう
になっている。方向変換機構30は図3の状態で部品落
下通路21内の角チップ部品20の落下を受け止め、通
路21下部の角チップ部品20の停止状態において部品
落下通路21の最下端に位置する角チップ部品20の表
裏を部品表裏検出センサ120で検出する。その後、偏
平有底円筒状回転部32の円筒部がスリット35を横方
向固定通路34と直交する中立状態に戻り、円筒部に形
成されたスリット35が部品落下通路21に一致して連
続し、連通することで表裏検出後の角チップ部品20を
1個だけスリット35内に取り込む。
【0040】そして、前記部品表裏検出センサ120の
検出信号が、角チップ部品20の当該センサ120への
対向面が裏面であることを示している場合、パルスモー
タ37を回転駆動して中立状態から90度の正回転(図
3は右回転)を偏平有底円筒状回転部32に行わせて図
3のように角チップ部品20が入ったスリット35を直
接横方向部品給送路70の横方向管路122に接続す
る。この図3の状態では角チップ部品20はその表面が
上向き(プリント基板への装着面となる裏面は下向き)
となり、この図3の姿勢になると、スリット35内の角
チップ部品20に対して噴気経路125の開口である先
端部分125aから反対側の空きスリット35及び横方
向固定通路34を通して噴気が出るとともに、直線状シ
ュート61先端側の部品ピックアップ位置Pの部品取出
用開口がシャッタ73で密閉された状態となっているの
で、空気吸引孔74,75の空気吸引経路により負圧に
よる吸引力も作用し、この結果、角チップ部品20は図
1及び図3の右方向(部品ピックアップ位置P方向)に
給送力を受け、横方向部品給送路70を横方向管路12
2及び横方向管路123の順に移動して、最先端の角チ
ップ部品20は部品ストッパ71に当接して停止する。
すなわち、最先端の角チップ部品20は部品取出用開口
の部品ピックアップ位置Pに位置決め停止されることに
なる。
【0041】一方、前記部品表裏検出センサ120の検
出信号が、角チップ部品20の当該センサ120への対
向面が表面であることを示している場合、パルスモータ
37を回転駆動して中立状態から90度の逆回転(図3
は左回転)を偏平有底円筒状回転部32に行わせて、図
3においてスリット35が上記正回転で説明した場合の
左右が入れ替わった状態に角チップ部品20が入ったス
リット35を横方向管路122の反対側の固定部31の
横方向固定通路34に接続する。この状態においても角
チップ部品20はその表面が上向き(プリント基板への
装着面となる裏面は下向き)となり、この姿勢になる
と、スリット35内の角チップ部品20に対して噴気経
路125の開口である先端部分125aから噴気が出る
とともに、直線シュート61先端側の部品ピックアップ
位置Pの部品取出用開口がシャッタ73で密閉された状
態となっているので、空気吸引孔74,75の空気吸引
経路により負圧による吸引力も作用し、この結果、図1
及び図3の右方向に気体流が発生して角チップ部品20
は右方向(部品ピックアップ位置P方向)に給送力を受
け、横方向固定通路34、空きスリット35、横方向部
品給送路70の横方向管路122及び横方向管路123
の順に移動して、最先端の角チップ部品20は部品スト
ッパ71に当接して停止する。
【0042】横方向部品給送路70における横方向管路
122の途中位置にある横溝部品検出センサ130が、
所定の時間継続して角チップ部品有りを検出するまでは
方向変換機構30は再び中立位置に戻り、表裏判別後の
角チップ部品20をスリット35に1個受け入れて上述
の動作を繰り返すことができる。なお、横方向部品給送
路70内の角チップ部品20の個数が多くなって、角チ
ップ部品20の整列端が横溝部品検出センサ130の光
を所定の時間継続して遮るようになったときは、方向変
換機構30の動作を一時停止する。
【0043】また、横方向部品給送路70に角チップ部
品20を送り出すと横溝部品検出センサ130が通過を
検出するようにして、所定の時間内に角チップ部品20
の通過を検出できない場合は、角チップ部品20の詰ま
りが等が発生している可能性が高いと判断して、動作を
停止させて警報を出す構成にしてもよい。
【0044】横方向部品給送路70の先端側の部品ピッ
クアップ位置Pに送られた角チップ部品20に対して
は、チップ部品装着機側の吸着ピン2によるピックアッ
プ動作を実行する。すなわち、チップ部品装着機側の吸
着ピンを下降させるとともに、図2のように操作レバー
88の操作部91に操作力Fを加え、図2の連結アーム
86、回転レバー84を連動させてシャッタ開閉アーム
81を図2において左回転させ、シャッタ73を左方向
にスライドさせる(図2は図1の裏側より見ているた
め、図1は右方向にスライドする)。この結果、シャッ
タ73が開いた状態(部品取出開口の全開状態)とな
り、シャッタ73底面が空気吸引孔75の上端開口を塞
いだ状態となり、空気吸引経路が遮断されているため、
それぞれの角チップ部品20には横方向の給送力は働か
ず、相互に緩んだ状態であり、吸着ピンによる角チップ
部品20の取り出しの失敗は無い。
【0045】そして、吸着ピンが角チップ部品20を吸
着し、上昇することにより、操作レバー88の操作部9
1への操作力Fが解除され、引張ばね92により操作レ
バー84が図2では右回転し、連結アーム86、回転レ
バー84が連動してシャッタ開閉アーム81を右回転さ
せ、シャッタ73を右方向(図1では左方向)にスライ
ドさせる。この結果、シャッタ73が閉じられ部品取出
用開口が閉まり、空気吸引孔74と直線状ベース63側
の空気吸引孔75が連通し、空気吸引孔74の空気吸引
が有効になる。そして、空気吸引により横方向部品給送
路70内の角チップ部品20は図1の右方向に給送力を
受け、最先端の角チップ部品20が部品ストッパ71に
当接して部品取出用開口の部品ピックアップ位置Pに位
置決め停止され、吸着ピンによる部品取り出しの待機状
態になる。
【0046】上記実施例によれば以下に述べる効果を得
ることができる。
【0047】ホッパー14を、部品分離用部材としての
分離整列パイプ55に対して上下動することでバルク状
の角チップ部品20を分離、整列する機構において、角
チップ部品20の表裏を揃えて整列、給送でき、角チッ
プ部品20の破損や汚れを殆ど発生させることなく供給
可能であり、多様な角チップ部品20の供給に応用で
き、適用範囲がひろい。
【0048】また、方向変換機構30を挟んで前半は部
品落下通路21をほぼ垂直(上下)に構成でき、角チッ
プ部品20をホッパー14から重力による落下で確実に
取り出せる。続いて後半は、ほぼ水平に配置した横方向
部品給送路70内を角チップ部品20の後方の噴気と前
方の負圧による吸引で角チップ部品20を確実に給送で
き、信頼性の高い角チップ部品の供給装置が得られる。
【0049】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の角チップ
部品供給装置によれば、角チップ部品を貯留した上下動
するホッパー部と、該ホッパー部内の角チップ部品が1
個通過可能な断面形状の貫通穴又は溝を有する部品落下
通路と、該部品落下通路の途中乃至下端位置に設けられ
た部品表裏を検出する反射型光センサと、角チップ部品
の向きを±90度変換して横方向部品給送路に送出する
回転部を持つ方向変換機構とを備え、前記部品落下通路
を落下した角チップ部品を前記スリットで受ける前記回
転部の回転方向を、前記光センサの検出結果に応じて制
御して、選択して、前記スリットを前記横方向部品給送
路に接続することで、横方向部品給送路に対し部品表裏
を揃えて角チップ部品を正確に送出することができる。
しかも、前記反射型光センサを該センサの検出用光が前
記部品落下通路に直交する方向に対して傾斜する姿勢に
備え、角チップ部品の表面を該表面に直交する方向に対
して傾斜して検出するようにし、角チップ部品の検出面
にガラス等の皮膜が施されていても、鏡面反射光により
角チップ部品の検出面の明るさあるいは色を検出できな
い事態を回避して角チップ部品をより正確に部品表裏を
揃えて送出することができる。
【0051】また、前記反射型光センサで部品表裏を検
出される角チップ部品の検出面の反対面を、前記部品落
下通路の途中乃至下端の対応位置に空気吸引孔を形成
し、検出するとき空気吸引するように構成して、角チッ
プ部品の表裏を検出するとき動きを止めて検出をより確
実にすることができる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の角チップ部品供給装置の実施例の全体
構成を示し、一部を断面とした正面図である。
【図2】実施例の全体構成を示し、一部を断面とした背
面図である。
【図3】実施例の一部分を示し、一部を断面とした正面
図である。
【図4】実施例の平面図である。
【図5】実施例の分離整列パイプを断面としたその周辺
部分の平面図である。
【図6】実施例における部品落下通路を示す部分平断面
図である。
【図7】実施例における円筒部外周面のスリットと反射
型光センサを示す部分図である。
【符号の説明】
1 供給部ベース 10 本体フレーム 11 精密ボールスライド 12 ホッパーベース 13 ホルダー 14 ホッパー 20 角チップ部品 21 部品落下通路 22 部品検出センサ 30 方向変換機構 31 溝付き円板状固定部 32 偏平有底円筒状回転部 34 横方向固定通路 35 スリット 37 パルスモーター 42 ホッパー昇降用DCモーター 55 分離整列パイプ 61 直線状シュート 63 直線状ベース 64 シュート蓋 68 先端側シュート蓋 70 横方向部品給送路 71 部品ストッパ 72 ガイド 73 シャッタ 74、75 空気吸引孔 120 部品表裏検出センサ 122、123 横方向管路 127 空気吸引孔 130 横溝部品検出センサ F 操作部に加える操作力 H スリットの面からの反射光 P 部品ピックアップ位置 Q フィーダーロックレバーを引き上げる方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−183200(JP,A) 特開 平5−162843(JP,A) 特開 昭56−48933(JP,A) 特開 昭60−149198(JP,A) 特開 昭59−227196(JP,A) 特開 平5−193725(JP,A) 実開 平2−34516(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/02 H05K 13/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角チップ部品を貯留した上下動するホッパ
    ー部と、該ホッパー部内の角チップ部品が1個通過可能
    な断面形状の貫通穴又は溝を有する部品落下通路と、該
    部品落下通路の途中乃至下端位置に設けられた部品表裏
    を検出する反射型光センサと、横方向固定通路を有する
    固定部、該固定部に外接する回転部、該回転部の回転駆
    動部、及び前記回転部に対し直径方向で対称位置にそれ
    ぞれ形成されていて角チップ部品を1個収納可能なスリ
    ットを有する方向変換機構と、前記横方向固定通路と前
    記スリットとの一致状態にて当該スリットに接続する横
    方向部品給送路とを備え、前記部品落下通路を落下した
    角チップ部品を前記スリットで受ける前記回転部の回転
    方向を、前記反射型光センサの検出結果に応じて制御し
    て、前記スリットを前記横方向部品給送路に接続する角
    チップ部品供給装置において、前記反射型光センサを該
    センサの検出用光が前記部品落下通路に直交する方向に
    対して傾斜する姿勢に備え、角チップ部品の表面を該表
    面に直交する方向に対して傾斜して検出することを特徴
    とする角チップ部品供給装置。
  2. 【請求項2】前記反射型光センサを該センサの検出用光
    が前記部品落下通路に直交する方向に対して20乃至2
    5度傾斜する姿勢に備える請求項1記載の角チップ部品
    供給装置。
  3. 【請求項3】前記反射型光センサで部品表裏を検出され
    る角チップ部品の検出面の反対面を、前記部品落下通路
    の途中乃至下端の対応位置に空気吸引孔を形成し、検出
    するとき空気吸引する請求項1又は2記載の角チップ部
    品供給装置。
  4. 【請求項4】前記横方向固定通路と前記スリットとの一
    致状態にて前記横方向部品給送路の反対側に位置するス
    リットに連通する噴気経路を有し、該噴気により前記ス
    リット内の角チップ部品を前記横方向部品給送路に送出
    する請求項1、2又は3記載の角チップ部品供給装置。
  5. 【請求項5】前記横方向部品給送路の先端側の部品ピッ
    クアップ位置に部品取出用開口を設け、該部品取出用開
    口を開閉するためのシャッタを設けるとともに、前記横
    方向部品給送路内を空気吸引する空気吸引路を設け、前
    記シャッタを閉じた状態で前記横方向部品給送路内の空
    気吸引を行い、前記シャッタを開いた状態で前記空気吸
    引経路を遮断する請求項1、2、3又は4記載の角チッ
    プ部品供給装置。
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