JP3284050B2 - チップ部品供給装置 - Google Patents

チップ部品供給装置

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JP3284050B2
JP3284050B2 JP15714796A JP15714796A JP3284050B2 JP 3284050 B2 JP3284050 B2 JP 3284050B2 JP 15714796 A JP15714796 A JP 15714796A JP 15714796 A JP15714796 A JP 15714796A JP 3284050 B2 JP3284050 B2 JP 3284050B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の一形態
であるチップ部品をプリント基板に装着するための実装
技術に属し、チップ部品装着機において使用するチップ
部品供給装置に係り、なかでも表裏あるいは極性等を有
するバルク状の(ばら部品の)チップ部品を、表裏ある
いは極性等を検出して表裏あるいは極性等を揃えて整
列、供給するのに適したチップ部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本出願人提案になる特公平6−8
2952号において、チップ部品の管状給送路の上端を
チップ部品の入り口とし、前記管状給送路を上下方向か
ら横方向に向けて連続して配置し、前記管状給送路の先
端チップ部品に後続チップ部品からの重力が作用しない
横方向端部に部品取り出し用開口部及び空気吸引孔を設
けるとともに、前記部品取り出し用開口部を開閉するシ
ャッターを設け、前記シャッターで前記開口部を閉じて
前記入り口だけが開いている状態にして、前記管状給送
路内のチップ部品を空気吸引により給送するチップ部品
供給装置が提案されている、さらに、本出願人提案にな
る特願平6−312383号の角チップ部品供給装置
は、部品落下通路に設けたセンサで部品表裏又は部品極
性を検出し、角チップ部品を1個収納可能なスリットを
有し前記検出結果に応じて回転方向を切り換える方向変
換機構で横方向にして、横方向部品供給路先端の部品取
り出し用開口に角チップ部品の部品表裏又は部品極性を
揃え整列して供給する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の角チッ
プ部品供給装置は、角チップ部品を貯留(収容)した上
下動するホッパーと、ホッパー内の角チップ部品が1個
通過可能な断面形状の貫通穴又は溝を有する部品落下通
路と、部品落下通路の途中乃至下端位置に設けられた部
品表裏又は部品極性を検出するセンサーと、横方向固定
通路を有する固定部、該固定部に外接する回転部、角チ
ップ部品の部品表裏又は部品極性の検出に応じて回転方
向を変える該回転部の回転駆動部、及び該回転部の直径
方向で対称位置に形成されている角チップ部品を1個収
容可能なスリットとを有する方向変換機構と、前記横方
向固定通路と前記スリットとの一致状態にて当該スリッ
トに接続する横方向部品給送路とを備えている。しか
し、該方向変換機構はスリットに角チップ部品を1個収
容して移動(回転)させる距離が長く、角チップ部品の
種類によっては損傷の恐れが生じるとともに移動による
咬み込み等の障害が生じる、そこで、移動させる距離の
最少は、スリットにチップ部品を1個収容して回転させ
る部分をチップ部品1個の中心で回転させる機構が考え
られる、その一部分の機構は特公平2−44397号や
特公平7−120872号公報に開示される構成の一部
分に見られるが、特公平6−82952号のチップ部品
供給装置に直ちに適用できるわけではない。従って、本
発明が解決しようとする課題は、表裏又は極性を有する
角チップ部品や方向又は極性を有する円筒形チップ部品
をばら部品状態から整列して供給する構成において、そ
れらのチップ部品を方向変換で移動させる距離は最少
に、かつ簡易な方向変換機構にするとともにより省スペ
ースな機構を得ることにある、駆動手段に電動機を用い
るよりも簡易で廉価に空圧駆動で方向変換機構を実現
し、同様に空圧駆動する方向変換機構の回転部を特願平
6−312383号の歯車機構(ラック&ピニオン)よ
り簡易な駆動力伝達手段で構成し、廉価で省スペースか
つ確実に作動する方向変換機構を有するチップ部品供給
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のチップ部品供給装置は、本体と、チップ部
品を収容して上下動するホッパーと、前記ホッパー内の
チップ部品が1個毎に落下する貫通孔を有する分離整列
パイプと、前記貫通孔と連続しチップ部品が落下する上
下管路と、前記上下管路の下端部に設けられチップ部品
の表裏を検出する部品表裏検出センサと、前記上下管路
の下端に上下方向の姿勢で連続しチップ部品を1個だけ
取り込む凹溝を備えた回転部と、前記部品表裏検出セン
サの検出信号に応じて前記凹溝の姿勢を水平方向から上
下方向に再び水平方向に戻すように、前記回転部を始め
に右回転か左回転か選択して回転しチップ部品を1個だ
け取り込み戻りは逆回転する方向変換機構と、前記凹溝
が水平方向で連続する横方向部品通路と、前記横方向部
品通路の横方向端部に部品取出用開口及び空気吸引孔を
設けるとともに、前記部品取出用開口を開閉するシャッ
ターを設け、前記シャッターで前記開口を閉じて前記凹
溝に連続する側が開いている状態にして、前記方向変換
機構で表裏を揃えた前記横方向部品通路内のチップ部品
を空気吸引により給送する構成において、前記回転部は
外形寸法の異なる同心円筒体であり、該同心円筒体の一
つの回転面の延長に、該同心円筒体の回転軸心に所定距
離おいて直交する位置に往復動する移動部材を設け、前
記同心円筒体の一つにワイヤを巻回し該移動部材の所定
距離おいた2点に該ワイヤの各々の端部を係止して張
り、前記移動部材を往復動させることで前記回転部を回
転させる駆動力伝達手段を構成したことを特徴としてい
る。 また、前記チップ部品供給装置において、前記移動
部材を下側移動部材と該下側移動部材に平行かつ摺動自
在に取り付けた上側移動部材で構成し、前記下側移動部
材を前記本体に取り付けた第1の空圧シリンダーで移動
し、該移動距離を加減する第1のストッパを前記本体に
設け、前記下側移動部材に取り付けた第2の空圧シリン
ダーで前記上側移動部材を移動し、該移動距離を加減す
る第2のストッパを前記本体に設け、前記同心円筒体の
一つに前記ワイヤを巻回し前記上側移動部材の所定距離
おいた2点に該ワイヤの各々の端部を係止して張り、前
記下側移動部材を前記第1の空圧シリンダーで移動し前
記回転部の一方向の回転を実行し、その回転した位置を
前記第1のストッパで加減し、前記上側移動部材を前記
第2の空圧シリンダーで移動し前記回転部の他方向の回
転を実行し、その回転した位置を前記第2のストッパで
加減する構成にするとよい。 さらに、前記凹溝が水平方
向で連続する横方向部品通路と該凹溝に対し対称位置
に、該凹溝に連続する噴気経路を設け、前記凹溝に取り
込んだチップ部品を前記横方向部品通路に向け該噴気経
路から圧縮エアーで押すようにしてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチップ部品供
給装置の実施の形態を図面に従って説明する、本実施の
形態の具体的な説明は表裏を光学的に検出可能な角チッ
プ部品に適した構成で説明するが、必ずしも光学的に検
出可能でない極性等の方向は特性に適した検出手段に置
き換え可能であり、本発明の基本的な構成は円筒形チッ
プ部品を含むチップ部品一般に通用する。
【0006】図1の本体フレーム10の左側には支持体
10Aが固定され、この支持体10Aの左側にはスライ
ドガイド11が上下方向に摺動自在に取り付けられ、該
スライドガイド11に逆L字状のホッパーベース12の
垂直部12Aが固定されている。角チップ部品15を収
容する空間としてのホッパー13を含むホルダー14
は、前記ホッパーベース12の水平部12Bに取り付け
られており図1及び図2において断面で示す、ホルダー
14の下部貫通部14Aはホッパー13内部の漏斗状空
間13Aの最下部に連通して下端面に開口する下部供給
孔17を有している。さらに、ホルダー14は仮想線で
示す供給ケース9を着脱可能に保持する、ホッパー13
の側面には角チップ部品15の補充口16を備え、ホル
ダー14に供給ケース9を装着すると該供給ケース9の
供給口と該補充口16は合致して、供給ケース9の図示
しない供給口のシャッターを開けると、供給ケース9が
収納する角チップ部品15をホッパー13内へ補給し収
容することができる、その際、角チップ部品15が補充
口16の上辺を基準にほぼ一定の量になるように自然に
補給が行われる。
【0007】ホルダー14の下方において、本体フレー
ム10に固定された支持体10Aの上部には分離整列パ
イプ27が垂直方向(上下方向)にパイプ固定ブロック
26で立設固定されている、該分離整列パイプ27は例
えば金属製であって、図1及び図2に示すように該分離
整列パイプ27の上部はホルダー14の下部貫通部14
Aの下部供給孔17に嵌入する部分になり、該分離整列
パイプ27の下部はパイプ固定ブロック26の溝に嵌合
し垂直方向(上下方向)に保持され拘束される部分と、
該嵌合部分の上下にフランジを備え軸方向の移動を拘束
される部分とを有し、パイプ固定蓋26Aをパイプ固定
ブロック26にねじ止めすると固定される。
【0008】本体フレーム10の左側に固定された支持
体10Aの左端に対し、前記ホルダー14を取り付けた
ホッパーベース12がスライドガイド11によって昇降
自在に取り付けられているが、このホッパーベース12
を上下駆動するために、ホルダー昇降用DCモーター1
9が取付具19Bで支持体10Aに固定されている。こ
のモーター19は減速機19Aを持ち、図1及び図2に
示す如く回転軸にはカム20が固着され、該カム20に
固定されたピン20Aはホッパーベース12下端に固定
されたカムフォロア21に設けた長穴(図示しないが水
平方向に横長の穴)に嵌まっている。従って、モーター
19の回転によりホッパーベース12及びホルダー14
と該ホルダー14に供給ケース9が取り付けられている
と該供給ケース9を含む部分が往復上下運動を行う。そ
の際、ホルダー14に含まれるホッパー13が下降した
ときに分離整列パイプ27の上部が下部供給孔17から
ホッパー13内部の漏斗状空間13Aに突出するように
なっている。図1及び図2はホッパー13を含むホルダ
ー14の下降した状態を示す。なお、ホルダー昇降用D
Cモーター19のオン、オフは図示しない電源回路のス
イッチを操作して行うようになっており、動作中は該ス
イッチはオンであるが、ホルダー14に供給ケース9を
着脱するときやホッパー13の上蓋13Cを開いて角チ
ップ部品15を直接に補充するとき等にはオフにする。
【0009】分離整列パイプ27は角チップ部品15の
長辺を上下方向として1個通過させる断面方形の貫通孔
28を有しており、図1及び図2に示すように、該貫通
孔28の下端に接続し連続する断面方形縦溝を有する溝
付部22が上下方向に支持体10Aに設けられている。
該溝付部22に形成された断面方形縦溝は上下方向の直
線溝であり、該断面方形縦溝の前側面開口は図2に仮想
線で示す如く透明樹脂等の蓋板29をビスで溝付部22
に取り付けて覆い、角チップ部品15の落下する上下管
路23となっている。従って、分離整列パイプ27の貫
通孔28と上下管路23とで角チップ部品15が重力で
落下する部品落下通路24を構成し角チップ部品15を
給送する管状給送路の前半をなしている。なお、貫通孔
28と同じ断面方形の上下管路23断面寸法は、角チッ
プ部品15の厚みよりも僅かに大きい幅と、角チップ部
品15の短辺(角チップ部品15の幅広面の短辺)の長
さよりも僅かに大きい深さに設定されている。前記貫通
孔28の下端と接続を容易にするため前記上下管路23
の上端をさらに漏斗状に広げると接続に余裕が生じる。
前記蓋板29が透明であると、上下管路23を落下する
角チップ部品15の様子を外部より透視できる利点があ
る。
【0010】図1及び図2に示す如く、部品落下通路2
4の上下管路23途中位置には部品検出センサ6が配置
されている(部品検出センサ6の本体は支持体10Aの
向こう側であり点線で示す)。該部品検出センサ6は光
センサであって、透過型であれば上下管路23を挟んで
一方が発光部となっており、角チップ部品15の存在し
ないときに発光部の光が受光部に入るように光透過穴又
は溝が上下管路23を横断するよう溝付部22に形成さ
れている。そうして、部品検出センサ6の発光部と受光
部間の上下管路23に角チップ部品15が存在して部品
検出センサ6が角チップ部品15有りを検出したとき
は、前記モーター19の電源を自動的に切り、ホッパー
13を含むホルダー14の上下運動を停止して角チップ
部品15の落下を止めるようにしている。なお、部品通
過時、部品検出センサ6は瞬間的にオン、オフするがモ
ーター19には慣性があり事実上停止しない。角チップ
部品15が部品落下通路24の上下管路23下端より1
列に連なってその整列端が部品検出センサ6の光を継続
的に遮るようになると前記モーター19は停止する。こ
れにより、部品落下通路24に適切な数の角チップ部品
15が存在するようにしている。
【0011】また、部品落下通路24の上下管路23下
端に方向変換機構30が設けられている。この方向変換
機構30は、例えば金属製で先端に凹溝31を備えた円
筒状回転部32を有している。図3に示すのは、該円筒
状回転部32の中心を通る上下方向に周辺を含めて断面
にした図であり、該円筒状回転部32は断面を表す斜線
を省略して示すが、部分32A,32B,32C,32
Dの外径寸法の異なる円筒体である、部分32Aは先端
に凹溝31を備えた部分であり、部分32Bと部分32
Dは各々支持体10Aと裏板10Bに設けた穴に外輪を
嵌着した軸受け33A,33Bの内輪に嵌合し、支持体
10A及び裏板10Bに対して回転自在に支持されてい
る、部分32Cは最も外径寸法の大きい部分で後述する
駆動力伝達手段の一部を構成する。
【0012】溝付部22下端の円形穴22A内側に円筒
状回転部32の先端に凹溝31を備えた部分32Aは位
置しており、該凹溝31の幅の中心は円筒状回転部32
の回転中心と一致しており、該凹溝31の長さの中心も
円筒状回転部32の回転中心と一致し(部分32Aを含
む円筒状回転部32の部分32A,32B,32C,3
2Dは同心円筒体である)、該凹溝31は部分32Aの
先端面に直径方向に切り通しており、該凹溝31の最も
大きい長さ部分、すなわち、部分32Aの外径寸法は角
チップ部品15の長辺の長さに実質的に等しい長さ寸法
を有し、該凹溝31の溝幅は角チップ部品15の厚みよ
りも僅かに大きく、深さは角チップ部品15の短辺の長
さよりも僅かに大きく設定されている(すでに示した図
1及び図2では凹溝31の幅が見えており、図3では凹
溝31の幅と深さが見えている)。また、当該部分32
Aは外周面を円形穴22Aの内周面と均等で僅かの隙間
を有する状態あるいは接し、円形穴22Aの内周面と前
記の状態を維持あるいは摺動自在に回転するようになっ
ている。すなわち、円形穴22Aの上部に開口する部品
落下通路24と連続した通路を構成できるようになって
いる。
【0013】図2及び図3において、円筒状回転部32
は部分32A,32B,32C,32Dの同心円筒体の
中心を軸として回転自在に構成する、前述の如く、該円
筒状回転部32は部分32Aの中心に軸方向を図2の背
面側へ垂直に伸び出して一体に有し、図3に側断面を示
す如く、部分32Bと部分32Dで各々支持体10Aと
裏板10Bに嵌着した軸受けに回転自在に軸支される、
そうして、図2に示す円筒状回転部32の部分32C
(溝付部22の裏側になり点線で示す)を後述する駆動
力伝達手段を介して駆動手段で回転駆動するように構成
する。
【0014】駆動力伝達手段及び駆動手段は支持体10
Aの下部を抜き加工して設けた空間10Bに組み付けら
れる。該空間10B下方の平面10Cにスライドガイド
41が横方向へ摺動自在に取り付けられ、該スライドガ
イド41の上に固定された下側移動部材42は平面10
Cに対し移動自在である。さらに、下側移動部材42の
上面にスライドガイド43が横方向へ摺動自在に取り付
けられ、該スライドガイド43の上に固定された上側移
動部材44は下側移動部材42に対し移動自在である。
また、前記下側移動部材42の摺動方向延長線上の平面
10C右側へ空圧シリンダー51が取り付けられ、さら
に、前記上側移動部材44の摺動方向延長線上の下側移
動部材42左側へ空圧シリンダー52が取り付けられて
いる。従って、空圧シリンダー51は平面10Cに対し
固定しているが空圧シリンダー52は上側移動部材とと
もに平面10Cに対し移動する、空圧シリンダー51,
52は単動型空圧シリンダーであり、ロッド51A,5
2Aを押し出す方向は空圧を供給すると動作し、ロッド
51A,52Aが引っ込む方向は空圧の供給を停止して
排気に切り換えると空圧シリンダー51,52が内蔵す
るばねの力で引っ込む、そうして、ロッド51A,52
Aの先端にはねじ加工が施されてあり、各々継ぎ手51
B,52Bが各々対になるナットとともに螺合して各々
ダブルナット締めで固定されている。一方、前記下側移
動部材42の右側には係合部42Aがあり前記継ぎ手5
1Bと対のナットとの間に挟まれてロッド51Aと係合
し、前記上側移動部材44の左側には係合部44Aがあ
り前記継ぎ手52Bと対のナットとの間に挟まれてロッ
ド52Aと係合している。
【0015】空圧シリンダー51に空圧が供給されると
内蔵するばねに抗してロッド51Aを押し出す、ロッド
51Aは継ぎ手51Bとナットから係合部42Aを介し
て下側移動部材42を押す、該下側移動部材42はスラ
イドガイド41で案内されて左方向に摺動し移動する、
該下側移動部材42の移動方向延長線上で空間10B内
側の左側面に雌ねじ加工を施してストッパボルト53に
ナットを螺合させてねじ込み、該ストッパボルト53を
雌ねじとナットでダブルナット締めして固定する。ま
た、空圧シリンダー52に空圧が供給されると内蔵する
ばねに抗してロッド52Aを押し出す、ロッド52Aは
継ぎ手52Bとナットから係合部44Aを介して上側移
動部材44を押す、該上側移動部材44はスライドガイ
ド43で案内されて右方向に摺動し移動する、該上側移
動部材44の移動方向延長線上で空間10B内側の右側
面に雌ねじ加工を施してストッパボルト54にナットを
螺合させてねじ込み、該ストッパボルト54を雌ねじと
ナットでダブルナット締めして固定する。
【0016】前記円筒状回転部32の最も外径寸法の大
きい部分である部分32Cには、ワイヤ55を巻回して
該部分32C下端でクロスさせて左右に張り出させる、
該ワイヤ55の左右に張り出した両端には各々圧着クリ
ップ55A,55Bを固着してあり、上側移動部材44
の左右に各々ねじ止めして取り付けた固定具56A,5
6Bで各々の側の圧着クリップ55A,55Bを係止す
る、該固定具56A,56Bは逆L字形をしており該ワ
イヤ55を上側移動部材44の上面とで押さえる対応部
分は該ワイヤ55をはめ込む凹溝となっている、またね
じ止めに対応する個所は長穴となっており該固定具56
A,56Bが該ワイヤ55両端の圧着クリップ55A,
55Bを係止した状態で左右に数ミリメートル移動可能
になっている。従って、該固定具56A,56Bを上側
移動部材44に取り付けているねじをゆるめて、該固定
具56A,56Bの間隔を変更するよう動かして再びね
じ止めすることで、前記円筒状回転部32の部分32C
に巻回した該ワイヤ55の張り具合を加減することがで
きる、また、該固定具56A,56Bの間隔を変更しな
いで同一方向に移動させてから再びねじ止めすること
で、上側移動部材44に対する該ワイヤ55の位置を変
更することができる。
【0017】前記ワイヤ55は全長のおよそ中間位置で
前記円筒状回転部32の部分32Cに設けた係止部32
Eに固定する、図2に示す如く係止部32Eは前記円筒
状回転部32の最も外径寸法の大きい部分である部分3
2Cの外周上にあり、該円筒状回転部32の部分32A
の先端(図2の前面)に備えた凹溝31が水平方向にな
っている状態で部分32Cの外周の最上部に位置する、
そうして、該部分32Cに巻回した該ワイヤ55の全長
の中間点が前記係止部32Eに位置するように配置さ
れ、該係止部32Eは該ワイヤ55の中間点を抱き込む
ようにかしめて前記円筒状回転部32の部分32Cに固
定する構造である、その結果、前記上側移動部材44が
左右に摺動し移動すると、該上側移動部材44にねじ止
めされた固定具56A,56Bで圧着クリップ55A,
55Bを係止して張られた該ワイヤ55が左右に動き、
該ワイヤ55は部分32Cの外周の最下部でクロスして
いるので、前記上側移動部材44が右に移動すると部分
32Cは左回転し、該上側移動部材44が左に移動する
と部分32Cは右回転する。従って、該上側移動部材4
4を左右に直線移動させると、ワイヤ55から部分32
Cを介して前記円筒状回転部32が回転する、該円筒状
回転部32はワイヤ55のクロスが有るのと固定具56
A,56Bの間隔が狭いことで一回転できないが、該円
筒状回転部32が180度を越える範囲で回転すること
が可能な駆動力伝達手段を構成している。
【0018】図1及び図2に示すように、部品落下通路
24の上下管路23の下端部には、部品表裏検出センサ
7が設けられている。この部品表裏検出センサ7は凹溝
31に入る直前の、すなわち部品落下通路24内の最も
下に位置する角チップ部品15の表裏を検出するよう嵌
着穴57を介して支持体10A側に固定されており、該
部品表裏検出センサ7の検出用光を上下管路23に到達
させるための光透過穴又は溝70が溝付部22に形成さ
れている。この部品表裏検出センサ7は反射型光センサ
が適しており、角チップ部品15の部品表裏検出センサ
7に対向する面の明るさ(明度)を判別できるものであ
る。例えば角チップ部品15がチップ抵抗器である場
合、カーボン抵抗皮膜のある表面は黒く一般にプリント
基板への装着面となる裏面は白いので反射型光センサで
判別できる。このような構成において、上下管路23に
対する部品表裏検出センサ7の取り付け角度を該部品表
裏検出センサ7の検出光が直交する方向から傾斜させ
て、好ましくは検出光が該上下管路23に直交する方向
に対して20乃至25度の角度を傾ける、光透過穴又は
溝70についても検出光に合わせて同様の角度を傾けて
形成される。そうして部品落下通路24の上下管路23
の最も下に位置する角チップ部品15の表裏を検出する
と、角チップ部品15の表面にガラス等の光沢を有する
皮膜があり、表面の色が黒いか白いか(あるいは暗いか
明るいか)にかかわらず検出光が光沢面で鏡面反射して
表裏の判別ができなくなることを防ぐことができる。
【0019】溝付部22の下部には、断面方形横溝が形
成されており、該断面方形横溝の前側面開口は図2に仮
想線で示す如く透明樹脂等の蓋板29Aをビスで溝付部
22に取り付けて覆い、角チップ部品15を給送する横
方向管路60となっている。この断面方形横溝は前記円
形穴22Aの右側に開口しており前記凹溝31と同一断
面であって、該凹溝31が水平方向になっている状態で
連続した部品通路を構成可能となっている。なお、円形
穴22Aを挟んで横方向管路60の反対位置に開口する
ように噴気経路59が溝付部22に形成されている。図
1及び図2のように、この噴気経路59の外部接続口5
8には外部から圧縮エアーが供給されるようになってい
る。
【0020】横方向管路60の断面方形横溝の途中位置
には横溝部品検出センサ8が配置されている。該横溝部
品検出センサ8は光センサであって、透過型であれば断
面方形横溝を挟んで一方が発光部、他方が受光部となっ
ており、角チップ部品15の存在しないときに発光部の
光が受光部に入るように光透過穴又は溝が断面方形横溝
を横断するように形成されている。そうして、横溝部品
検出センサ8の発光部と受光部間の断面方形横溝に角チ
ップ部品15が存在して横溝部品検出センサ8が角チッ
プ部品15有りを検出したときは、前記方向変換機構3
0の動作を停止して横方向管路60への角チップ部品1
5の送り出しを止めるようにしている。なお、部品通過
時に横溝部品検出センサ8は瞬間的にオン、オフするが
制御は所定の時間検出が継続しないと反応しないように
する、角チップ部品15が後述する部品ストッパ71よ
り横方向管路60まで連なった場合を検出する。
【0021】図1に示すように、本体フレーム10の上
辺に沿って直線状シュートが設けられている、該本体フ
レーム10に固定で上面に開口する断面方形直線溝を形
成した金属製等の直線状ベース63の上面に透明樹脂等
のシュート蓋64を被せたものであり、該シュート蓋6
4は上面から蓋取付用ビス65を直線状ベース63側の
ねじ穴に螺合することで直線状ベース63に固定されて
いる、なお、蓋取付用ビス65の頭部は工具を使用しな
いでも指先でつまんで回せるような形状をしている。そ
の際、直線状ベース63に固定の位置決めピン(図示せ
ず)にシュート蓋64側の位置決め穴(図示せず)を嵌
合しておくことで正確に位置決めされた状態でシュート
蓋64を固定できる。この結果、断面方形直線溝の上部
開口がシュート蓋64で閉じられて横方向管路61が構
成され、同一断面で接続、連通する横方向管路60,6
1によって横方向部品給送路25が構成される。この横
方向部品給送路25は、両端開口部分を除き実質的に気
密状態が好ましい。なお、断面方形直線溝の溝深さは角
チップ部品15の厚みよりも僅かに大きく設定されてい
る。
【0022】前記直線状ベース63には、断面方形直線
溝の先端(右側)位置に部品ストッパ71が設けられて
いる。また、直線状ベース63に固定のガイド72によ
り横方向に摺動自在にシャッター73が支持されてい
る。前記部品ストッパ71は、最先端の角チップ部品1
5の端部が突き当たることで該角チップ部品15を部品
ピックアップ位置Pで位置決めするものであり、空気吸
引を可能にするため横方向管路61の全断面を遮らない
ように隙間が設けられている。前記シャッター73に
は、部品ストッパ71背面に開口し前記横方向管路61
と前記隙間を介して連通する空気吸引孔(図示せず)が
形成されている。シャッター73は閉状態で前記シュー
ト蓋64の先端と突き合わされ、このとき空気吸引孔は
本体フレーム10に設けられている空気吸引孔(図示せ
ず)に連通するようになっている。また、シャッター7
3の先端は、シャッター閉状態で断面方形直線溝の上面
を閉塞し、図1の部品ピックアップ位置Pの部品取出用
開口(シャッター73が後退した位置のときの断面方形
直線溝上方のシャッター73とシュート蓋64間の隙
間)を覆う位置となる。
【0023】本体フレーム10に設けられている空気吸
引孔の出口には外部接続口が設けられており、これはエ
アーチューブを介して真空発生器(真空エジェクタ)等
の負圧源に接続されている。すなわち、シャッター73
閉状態では、シャッター73側の空気吸引孔は、直線状
ベース63側の空気吸引孔から本体フレーム10の空気
吸引孔に連通状態となり、外部接続口、エアチューブを
通して負圧源に接続される。
【0024】シャッター73の全開状態では、シャッタ
ー73の底面が空気吸引孔の上端開口を塞いで空気吸引
経路を遮断するとともに部品取出用開口が開いた状態と
なり、負圧源による空気吸引が継続していても角チップ
部品15には吸引力が働かない。このように、シャッタ
ー73が開いた状態では吸引力を働かせないようにして
いるので、部品取出用開口に位置する角チップ部品15
に空気の吸い込みに伴う無用な力が加わるのを防止で
き、角チップ部品15の浮き上がりや姿勢の乱れを防止
できる。
【0025】図1に示すように、本体フレーム10の下
側に操作レバー80が回動自在に軸支されており下端が
見えている、該操作レバー80は本体フレーム10の裏
面で図示しない連結レバー等を介してシャッター73を
開閉可能な機構である、シャッター73は図示しない引
っ張りばねにより常時は前記シュート蓋64の先端と突
き合わされた図1の閉状態である、該操作レバー80が
チップ部品装着機側の図示しない駆動レバーにより操作
力F(矢印で示す)を受けて右回転に揺動するようにな
っている。なお、この操作力Fは、チップ部品装着機側
の吸着ピン(部品ピックアップノズル)が部品ピックア
ップ位置Pにて角チップ部品15を吸着する動作時に、
該吸着ピンの部品ピックアップ位置Pへの下降と連動し
て加えられるようになっている。駆動レバーが戻り該操
作レバー80への操作力Fが解除された場合、シャッタ
ー73は引っ張りばねにより前記シュート蓋64の先端
と突き合わされた図1の閉状態に戻る。
【0026】また、図1に示すように、前記本体フレー
ム10にはフィーダーロックレバー81及びロック爪8
2が取り付けられており一部が見えている。フィーダー
ロックレバー81とロック爪82は本体フレーム10の
裏面で図示しない連結レバー等を介して連結されてい
る。さらに、前記フィーダーロックレバー81と本体フ
レーム10との間にはフィーダーロックレバー81をロ
ック方向(図1の左回り方向)に付勢するばねが配設さ
れている。前記ロック爪82は、フィーダーロックレバ
ー81を図1の矢印Qの方向に引き上げたときにチップ
部品装着機の供給部ベース1に設けられたピン90から
外れた状態となり、供給部ベース1より本体フレーム1
0及びこれに付属する全機構を外すことが可能である。
フィーダーロックレバー81を図1の矢印Qと反対の方
向に押し下げると装着状態となり、ロック爪82はピン
90に係合するようになっている。
【0027】次に、上記実施例の動作を説明するが、始
めに、方向変換機構30の設定と動作について図2及び
図4乃至図8を参照して説明する。なかでも図4乃至図
8は動作と設定を説明するための図として、円筒状回転
部32を際立たせて示し周辺の支持部分は一部を省略し
かつ仮想線にしたので実際に見える状態とは異なる。
【0028】円筒状回転部32は先端の部分32Aに備
えた凹溝31が水平方向になっている状態が通常の位置
であり待機状態である、すなわち、図2に示す空圧シリ
ンダー51,52へ空圧の供給がなく、ロッド51A,
52Aは空圧シリンダー51,52が内蔵するばねの力
で引っ込んでいる状態である。待機状態の位置の設定は
凹溝31が水平方向になって、該凹溝31の切り通した
左右端が各々横方向管路60と噴気経路59に合致する
位置である、その設定は始めにワイヤ55の左右両端を
係止する固定具56A,56Bを上側移動部材44に取
り付けているねじを緩めて、該固定具56Aと56Bの
間隔でワイヤ55の張りを同一方向に移動することで左
右の位置を設定しねじを締める。続いて、空圧シリンダ
ー51,52の各ロッド51A,52A先端に螺合して
いる各々のダブルナット締めを緩めて、各継ぎ手51
B,52Bの各ロッド51A,52Aに対する位置を設
定する、継ぎ手51B,52Bいずれか一方の位置を変
えただけで前記円筒状回転部32が回転し、前記凹溝3
1の位置が回転方向に変化する、各継ぎ手51B,52
Bを各ロッド51A,52Aに対し片寄らない位置に設
定するとともに、該凹溝31の切り通した左右端が各々
横方向管路60と噴気経路59に合致する位置で、図4
に示す凹溝31が水平方向になる待機状態で各々ダブル
ナット締めして固定する。
【0029】空圧シリンダー51,52へ空圧の供給が
ない待機状態から、該空圧シリンダー51,52の各々
に空圧を供給する供給しないを組み合わせて、前記円筒
状回転部32に必要な回転動作を行わせる。次に、空圧
シリンダー51,52の各々に空圧を供給する供給しな
いを組み合わせたときの設定を説明する(設定は図4乃
至図8においてチップ部品15が無い状態とする)。図
5に示す状態は空圧シリンダー52に空圧を供給せず、
空圧シリンダー51に所定の空圧を供給した状態であ
る、ロッド51Aが押し出して下側移動部材42が左方
向に移動する、該下側移動部材42に載っている空圧シ
リンダー52や上側移動部材44はそのまま一緒に移動
する(図2において空圧シリンダー52は左側の仮想線
の位置に移動する)、従って、上側移動部材44に係止
されたワイヤ55も左に移動するので前記円筒状回転部
32は右回転(図5の矢印R1)する、該円筒状回転部
32の右回転は前記凹溝31を垂直方向(上下方向)に
する、垂直方向(上下方向)になった該凹溝31は切り
通した上側の端で部品落下通路24の上下管路23に合
致する位置に設定する、すなわち下側移動部材42が左
方向に移動すると図2に示すストッパボルト53に当接
する、該ストッパボルト53をダブルナット締めしてい
るナットを緩めて、該ストッパボルト53を回して支持
体10Aに対する出入りを加減すると、当接する下側移
動部材42が左方向に移動したときの位置を加減でき
る、この加減は前記円筒状回転部32の右回転した位置
を変化するので、前記凹溝31の垂直方向(上下方向)
の回転位置の加減ができ上下管路23に合致する位置に
合わせて、再びダブルナット締めして設定する。
【0030】図7に示す状態は空圧シリンダー51に空
圧を供給せず、空圧シリンダー52に所定の空圧を供給
した状態である、ロッド52Aが押し出して上側移動部
材44が右方向に移動する、下側移動部材42は空圧シ
リンダー51に空圧を供給しないので移動しない、そう
して、上側移動部材44に係止されたワイヤ55が右に
移動するので前記円筒状回転部32は左回転(図7の矢
印L2)する、該円筒状回転部32の左回転は前記凹溝
31を垂直方向(上下方向)にする、垂直方向(上下方
向)になった該凹溝31は切り通した上側の端(前述し
た右回転とは該凹溝切り通しの反対側が上側にくる)で
部品落下通路24の上下管路23に合致する位置に設定
する、すなわち上側移動部材44が右方向に移動すると
図2に示すストッパボルト54に当接する、該ストッパ
ボルト54をダブルナット締めしているナットを緩め
て、該ストッパボルト54を回して支持体10Aに対す
る出入りを加減すると、当接する上側移動部材44が右
方向に移動したときの位置を加減できる、この加減は前
記円筒状回転部32の左回転した位置を変化するので、
前記凹溝31の垂直方向(上下方向)の回転位置の加減
ができ上下管路23に合致する位置に合わせて、再びダ
ブルナット締めして設定する。図6及び図8は前記円筒
状回転部32が図5及び図7の状態からそれぞれ図4の
状態に戻る逆回転をしたことを示す説明図である。
【0031】続いて、上記実施例の全体構成の動作説明
を行う、まず、所定の数量のばら状の各チップ部品15
を収納した供給ケース9を用意し、ホルダー14に該供
給ケース9の供給口をホッパー13の補充口16に合致
させて取り付けて保持する、続いて、供給ケース9の供
給口を閉鎖しているシャッターを開いて角チップ部品1
5を補充口16からホッパー13内に供給し収容(貯
留)しておき、電源回路のスイッチをオン操作してホッ
パー昇降用DCモーター19を回転可能に設定する、方
向変換機構30の円筒状回転部32は空圧シリンダー5
1,52へ空圧の供給がなく図4に示す凹溝31が水平
方向になる待機状態とする。これは、部品落下通路24
を落下した角チップ部品15が直に凹溝31内に落下し
てしまわないようにするためである。
【0032】部品検出センサ6が部品落下通路24内の
角チップ部品15の一列となった整列端を検出していな
い場合、DCモーター19は回転し、カム20を介して
ホッパーベース12及びホッパー13を含むホルダー1
4に往復上下運動を行わせる。このため、分離整列パイ
プ27は下部貫通部14Aの下部供給孔17より漏斗状
空間13A内に出入りすることになり、漏斗状空間13
A内の角チップ部品15を盛り上げ、下げして僅かに動
かす。これに伴いホッパー13内のバルク状の(ばら
の)角チップ部品15は、下部貫通部14Aの下部供給
孔17に対し出入りしている図2に示す分離整列パイプ
27の貫通孔28に分離状態で入り込む(落下する)。
角チップ部品15は貫通孔28を通って部品落下通路2
4の下端方向に重力で落下していくが、当初は図4に示
すように、部品落下通路24の上下管路23下端が円筒
状回転部32先端の部分32A円筒部で閉じられている
ため、部品落下通路24に下から上下方向に整列して溜
まっていく。そして、部品検出センサ6がその配設位置
での角チップ部品15の一列の連なり(整列端)を検出
するまで、DCモーター19の動作は継続し、検出する
とホッパー13の往復上下運動を止めて部品落下通路2
4への角チップ部品15の供給を停止する。
【0033】前記方向変換機構30は、動作開始直後に
おいては部品検出センサ6が角チップ部品15の上下方
向の連なりを検出した後に動作を開始するようになって
いる。方向変換機構30は図4の状態で部品落下通路2
4内の角チップ部品15の落下を受け止め、該部品落下
通路24下部の角チップ部品15の停止状態において、
該部品落下通路24の上下管路23の最下端に位置する
角チップ部品15の表裏を部品表裏検出センサ7で検出
する。該部品表裏検出センサ7が出す検出信号は方向変
換機構30の制御回路に入力されて該方向変換機構30
の動作を制御する、仮に表が黒く裏が白いチップ部品1
5を横方向管路60へ表が上向きに送りだす場合で説明
する。検出信号が黒の表を検出していると、前記制御回
路は方向変換機構30の(図4に示す)待機状態から空
圧シリンダー51に空圧を供給して円筒状回転部32を
右回転(図5の矢印R1)する、その結果凹溝31が垂
直方向(上下方向)になって部品落下通路24の上下管
路23に合致して連続し、図5に示す如く表裏検出後の
角チップ部品15を1個だけ凹溝31内に取り込む。検
出信号が白の裏を検出していると、前記制御回路は方向
変換機構30の(図4に示す)待機状態から空圧シリン
ダー52に空圧を供給して円筒状回転部32を左回転
(図7の矢印L2)する、その結果凹溝31が垂直方向
(上下方向)になって部品落下通路24の上下管路23
に合致して連続し、図7に示す如く表裏検出後の角チッ
プ部品15を1個だけ凹溝31内に取り込む。
【0034】方向変換機構30の制御は待機状態から凹
溝31内に角チップ部品15を1個だけ取り込む動作が
すでに検出信号で右回転か左回転か選択される、すなわ
ち検出信号に応じて空圧シリンダー51に空圧を供給す
るか空圧シリンダー52に空圧を供給するか選択する、
従って、角チップ部品15を1個だけ取り込んだ凹溝3
1が再び水平方向に戻り横方向管路60と連続した部品
通路を構成するには、空圧シリンダー51あるいは52
への空圧の供給を停止して排気に切り換えると空圧シリ
ンダー51,52に内蔵したばねの力で戻る、戻るとき
の回転は始めに右回転(図5に矢印R1で示す)してい
ると左回転し(図6に矢印L1で示す)、始めに左回転
(図7に矢印L2で示す)していると右回転する(図8
に矢印R1で示す)。その結果、方向変換機構30は上
記したように取り込む動作と戻る動作を通じて、部品表
裏検出センサ7が検出する表裏検出信号に応じて表裏い
ずれかを上に揃えて凹溝31は水平方向に戻ることにな
る、例えば、検出信号が得られる面を上に揃えて凹溝3
1が水平に戻るには検出信号が得られると図4→図5→
図6の順に、検出信号が得られないと図4→図7→図8
の順に動作させ、検出信号が得られる面を下に揃えて凹
溝31が水平方向に戻るには検出信号が得られると図4
→図7→図8の順に、検出信号が得られないと図4→図
5→図6の順に動作させる制御を行う、いずれも制御回
路の制御手順を切り換えるようにして選択可能にでき
る。
【0035】角チップ部品15を1個だけ取り込んだ凹
溝31が水平方向に戻る図6あるいは図8の動作の結果
は、角チップ部品15が取り込まれているのを除けば図
4の状態に戻ったことになる、水平方向に戻った凹溝3
1の右側は横方向管路60に接続しており左側は噴気経
路59に接続する。図6あるいは図8の状態では角チッ
プ部品15は所定の面が上向き(プリント基板への装着
面となる裏面は下向き)となり、この図6あるいは図8
の姿勢になると、凹溝31内の角チップ部品15に対し
て外部接続口58から噴気経路59を通じ圧縮エアーが
供給され噴気が出るとともに、横方向管路61右端側の
部品ピックアップ位置Pの部品取出用開口がシャッター
73で密閉された状態となっているので、空気吸引孔を
通して負圧源からの空気吸引が作用し、この結果、角チ
ップ部品15は図6あるいは図8(図1も参照)の右方
向(部品ピックアップ位置P方向)に給送力を受け、横
方向部品給送路25を横方向管路60,61の順に移動
して、最先端の角チップ部品15は部品取出用開口の部
品ピックアップ位置Pに位置決め停止されることにな
る。
【0036】横方向部品給送路25における横方向管路
60の途中位置にある横溝部品検出センサ8が、所定の
時間継続して角チップ部品15有りを検出するまでは方
向変換機構30は再び待機状態から、表裏検出後の角チ
ップ部品15を凹溝31に取り込み表裏を揃えて送り出
す上述の動作を繰り返すことができる。なお、横方向部
品給送路25内の角チップ部品15の個数が多くなっ
て、角チップ部品15の整列端が横溝部品検出センサ8
の光を所定の時間継続して遮るようになったときは、方
向変換機構30の動作を一時停止する。
【0037】また、横方向部品給送路25に角チップ部
品15を送り出すと横溝部品検出センサ8が通過を検出
するようにして、所定の時間内に角チップ部品15の通
過を検出できない場合は、角チップ部品15の詰まりが
発生している可能性が高いと判断して、動作を停止させ
て警報を出す構成にしてもよい。
【0038】横方向部品給送路25の先端側の部品ピッ
クアップ位置Pに送られた角チップ部品15に対して
は、チップ部品装着機側の吸着ピンによるピックアップ
動作を実行する。すなわち、チップ部品装着機側の吸着
ピンを下降させるとともに、図1に示す操作レバー80
に操作力Fを加え、図示しない連結レバー等を介してシ
ャッター73を開閉可能な機構である。この結果、シャ
ッター73が開いた状態(部品取出開口の全開状態)と
なり、シャッター73底面が空気吸引孔を塞いだ状態と
なり、空気吸引経路が遮断されているため、それぞれの
角チップ部品15には横方向の給送力は働かず、相互に
緩んだ状態であり、吸着ピンによる角チップ部品15の
取り出しの失敗は無い。
【0039】そして、吸着ピンが角チップ部品15を吸
着して上昇すると、操作レバー80への操作力Fが解除
され、図示しない引っ張りばねにより操作レバー80が
戻り連結レバー等を介してシャッター73を左方向にス
ライドさせる。この結果、シャッター73が閉じられ部
品取出用開口が閉まり、空気吸引経路の遮断が解除され
る。そして、空気吸引により横方向部品給送路25内の
角チップ部品15は図1の右方向に給送力を受け、最先
端の角チップ部品15が部品ストッパ71の先端に当接
して部品取出用開口の部品ピックアップ位置Pに位置決
め停止され、吸着ピンによる部品取り出しの待機状態に
なる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチップ部
品供給装置によれば、上下管路の下端部に設けられチッ
プ部品の表裏を検出する部品表裏検出センサと、前記上
下管路の下端に上下方向の姿勢で連続しチップ部品を1
個だけ取り込む凹溝を備えた回転部と、前記部品表裏検
出センサの検出信号に応じて前記凹溝の姿勢を水平方向
から上下方向に再び水平方向に戻すように、前記回転部
を始めに右回転か左回転か選択して回転しチップ部品を
1個だけ取り込み戻りは逆回転する方向変換機構と、前
記凹溝が水平方向で連続する横方向部品通路と、前記横
方向部品通路の横方向端部に部品取出用開口及び空気吸
引孔を設けるとともに、前記部品取出用開口を開閉する
シャッターを設け、前記シャッターで前記開口を閉じて
前記凹溝に連続する側が開いている状態にして、前記方
向変換機構で表裏を揃えた前記横方向部品通路内のチッ
プ部品を空気吸引により給送するようにしている。ま
た、前記回転部である同心円筒体の回転軸心に所定距離
おいて直交する位置に往復動する移動部材を設け、前記
移動部材を下側移動部材と該下側移動部材に平行かつ摺
動自在に取り付けた上側移動部材で構成し、前記下側移
動部材を本体に取り付けた第1の空圧シリンダーで移動
し、該移動距離を加減する第1のストッパを本体に設
け、前記下側移動部材に取り付けた第2の空圧シリンダ
ーで前記上側移動部材を移動し、該移動距離を加減する
第2のストッパを本体に設け、前記同心円筒体の一つに
ワイヤを巻回し前記上側移動部材の所定距離おいた2点
に該ワイヤの各々の端部を係止して張り、前記下側移動
部材を前記第1の空圧シリンダーで移動し前記回転部の
一方向の回転を実行し、その回転した位置を前記第1の
ストッパで加減し、前記上側移動部材を前記第2の空圧
シリンダーで移動し前記回転部の他方向の回転を実行
し、その回転した位置を前記第2のストッパで加減す
る。加えて、前記凹溝が水平方向で連続する横方向部品
通路と該凹溝に対し対称位置に、該凹溝に連続する噴気
経路を設け、前記凹溝に取り込んだチップ部品を前記横
方向部品通路に向け該噴気経路から圧縮エアーで押すよ
うにしている。従って、チップ部品を1個だけ取り込む
凹溝を備えた回転部で移動(回転)させるのでチップ部
品に対して最少移動距離で方向変換でき、損傷の恐れや
移動による咬み込み等の障害が激減する。また、凹溝を
備えた前記回転部である同心円筒体にワイヤを巻回し、
該ワイヤを係止した移動部材を空圧シリンダーで往復動
させると、前記同心円筒体つまり前記回転部を回転させ
る簡易な駆動力伝達手段を実現したので、廉価で省スペ
ースかつ確実に作動する方向変換機構を有するチップ部
品供給装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ部品供給装置の実施例の全体構
成を示し、一部を断面とした正面図。
【図2】実施例の方向変換機構を中心に一部分を示し、
一部を断面とした正面図である。
【図3】実施例の方向変換機構における円筒状回転部の
中心を通り上下方向に断面にした図。
【図4】円筒状回転部に備えた凹溝が水平方向になる待
機状態を説明する図。
【図5】円筒状回転部は待機状態から右回転(矢印R
1)し凹溝が上下方向になる動作を説明する図。
【図6】円筒状回転部は図5の状態から左回転(矢印L
1)し凹溝が水平方向に戻る動作を説明する図。
【図7】円筒状回転部は待機状態から左回転(矢印L
2)し凹溝が上下方向になる動作を説明する図。
【図8】円筒状回転部は図7の状態から右回転(矢印R
2)し凹溝が水平方向に戻る動作を説明する図。
【符号の説明】
1 供給部ベース 7 部品表裏検出センサ 10 本体フレーム 10A 支持体 12 ホッパーベース 13 ホッパー 14 ホルダー 15 角チップ部品 19 ホルダー昇降用DCモーター 23 上下管路 24 部品落下通路 25 横方向部品給送路 27 分離整列パイプ 30 方向変換機構 31 凹溝 32 円筒状回転部 41,43 スライドガイド 42 下側移動部材 44 上側移動部材 51,52 空圧シリンダー 55 ワイヤ 59 噴気経路 60 横方向管路 71 部品ストッパ 73 シャッター P 部品ピックアップ位置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−148883(JP,A) 特開 平7−176893(JP,A) 特開 平7−292555(JP,A) 特開 平7−256523(JP,A) 特開 昭60−76919(JP,A) 実開 昭50−106873(JP,U) 実開 昭59−70338(JP,U) 実開 平4−112824(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、チップ部品を収容して上下動す
    るホッパーと、前記ホッパー内のチップ部品が1個毎に
    落下する貫通孔を有する分離整列パイプと、前記貫通孔
    と連続しチップ部品が落下する上下管路と、前記上下管
    路の下端部に設けられチップ部品の表裏を検出する部品
    表裏検出センサと、前記上下管路の下端に上下方向の姿
    勢で連続しチップ部品を1個だけ取り込む凹溝を備えた
    回転部と、前記部品表裏検出センサの検出信号に応じて
    前記凹溝の姿勢を水平方向から上下方向に再び水平方向
    に戻すように、前記回転部を始めに右回転か左回転か選
    択して回転しチップ部品を1個だけ取り込み戻りは逆回
    転する方向変換機構と、前記凹溝が水平方向で連続する
    横方向部品通路と、前記横方向部品通路の横方向端部に
    部品取出用開口及び空気吸引孔を設けるとともに、前記
    部品取出用開口を開閉するシャッターを設け、前記シャ
    ッターで前記開口を閉じて前記凹溝に連続する側が開い
    ている状態にして、前記方向変換機構で表裏を揃えた前
    記横方向部品通路内のチップ部品を空気吸引により給送
    するチップ部品供給装置において、 前記回転部は外形寸法の異なる同心円筒体であり、該同
    心円筒体の一つの回転面の延長に、該同心円筒体の回転
    軸心に所定距離おいて直交する位置に往復動する移動部
    材を設け、前記同心円筒体の一つにワイヤを巻回し該移
    動部材の所定距離おいた2点に該ワイヤの各々の端部を
    係止して張り、前記移動部材を往復動させることで前記
    回転部を回転させる駆動力伝達手段を構成した ことを特
    徴とするチップ部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記移動部材を下側移動部材と該下側移
    動部材に平行かつ摺動自在に取り付けた上側移動部材で
    構成し、前記下側移動部材を前記本体に取り付けた第1
    の空圧シリンダーで移動し、該移動距離を加減する第1
    のストッパを前記本体に設け、前記下側移動部材に取り
    付けた第2の空圧シリンダーで前記上側移動部材を移動
    し、該移動距離を加減する第2のストッパを前記本体に
    設け、前記同心円筒体の一つに前記ワイヤを巻回し前記
    上側移動部材の所定距離おいた2点に該ワイヤの各々の
    端部を係止して張り、前記下側移動部材を前記第1の空
    圧シリンダーで移動し前記回転部の一方向の回転を実行
    し、その回転した位置を前記第1のストッパで加減し、
    前記上側移動部材を前記第2の空圧シリンダーで移動し
    前記回転部の他方向の回転を実行し、その回転した位置
    を前記第2のストッパで加減する請求項1記載のチップ
    部品供給装置。
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