JP2000208663A - 半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器Info
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Abstract
体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器を提
供することにある。 【解決手段】 半導体装置は、半導体チップ10と、半
導体チップ10が一方の面に搭載されて半導体チップ1
0よりも大きいフレキシブル基板20と、フレキシブル
基板20の一方の面における半導体チップ10の搭載領
域及びその外側の領域に形成されて半導体チップ10と
電気的に接続される配線パターン24と、フレキシブル
基板20の一方の面における少なくとも半導体チップ1
0の搭載領域よりも外側の領域で配線パターン24の少
なくとも一部を覆うとともに硬化して平坦性を有する厚
みのレジスト32と、フレキシブル基板20の他方の面
において半導体チップ10の搭載領域に対応する領域の
外側の領域に設けられて配線パターン24に電気的に接
続される複数の外部端子30と、を含む。
Description
の製造方法、回路基板並びに電子機器に関する。
CSP(Chip Size/Scale Package)が知られている。
そのなかで、 Fan-In/Out 型CSPでは、パッケージサ
イズがチップサイズよりもわずかに大きくなっている。
Fan-In/Out型CSPにフレキシブル基板が使用される
と、フレキシブル基板が半導体チップからわずかにはみ
出すことから、はみ出した部分の平坦性(Coplanarity
)を確保することが難しかった。この場合に、BGA
(Ball Grid Array)型パッケージで適用されるよう
に、スティフナを貼り付けることも考えられるが、その
貼り付け工程は煩雑であった。
り、その目的は、フレキシブル基板の平坦性が確保され
る半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機
器を提供することにある。
体装置は、半導体チップと、前記半導体チップが一方の
面に搭載され、前記半導体チップよりも大きいフレキシ
ブル基板と、前記フレキシブル基板の前記一方の面にお
ける前記半導体チップの搭載領域及びその外側の領域に
形成されて、前記半導体チップと電気的に接続される配
線パターンと、前記フレキシブル基板の前記一方の面に
おける少なくとも前記搭載領域よりも外側の領域で、前
記配線パターンの少なくとも一部を覆うとともに硬化し
て平坦性を有する厚みのレジストと、前記フレキシブル
基板の他方の面において、前記一方の面の前記搭載領域
に対応する領域の外側の領域に設けられて前記配線パタ
ーンに電気的に接続される複数の外部端子と、を含む。
体チップよりも大きく、半導体チップの搭載領域よりも
外側に外部端子が設けられているので、フレキシブル基
板だけでは平坦性を確保しにくい。つまり、フレキシブ
ル基板の厚みのばらつきや、配線パターンの疎密によっ
て、フレキシブル基板が波をうった状態になりやすい。
そこで、本発明では、平坦性を有する厚みで硬化したレ
ジストが形成されている。レジストは、配線パターンの
保護膜とするために必要なものであるから、スティフナ
のような新たな構成を付加せずに、簡単に平坦性を確保
することができる。
チップと、前記半導体チップが一方の面に搭載され、前
記半導体チップよりも大きく、内部に平坦性を有するコ
ア層を有するフレキシブル基板と、前記フレキシブル基
板の前記一方の面における前記半導体チップの搭載領域
及びその外側の領域に形成されて、前記半導体チップと
電気的に接続される配線パターンと、前記フレキシブル
基板の他方の面において、前記一方の面の前記搭載領域
に対応する領域の外側の領域に設けられて前記配線パタ
ーンに電気的に接続される複数の外部端子と、を含む。
体チップよりも大きく、半導体チップの搭載領域よりも
外側に外部端子が設けられているので、フレキシブル基
板だけでは平坦性を確保しにくい。つまり、フレキシブ
ル基板の厚みのばらつきや、配線パターンの疎密によっ
て、フレキシブル基板が波をうった状態になりやすい。
そこで、本発明では、フレキシブル基板がコア層を内蔵
して平坦性を確保している。
キシブル基板には、前記複数の外部端子が設けられる複
数のスルーホールが形成され、前記コア層は、前記スル
ーホールを避けて設けられてもよい。
にフレキシブル基板を構成する材料が介在するので、外
部端子に加えられる応力を緩和することができる。
チップと、前記半導体チップが一方の面に搭載され、前
記半導体チップよりも大きいフレキシブル基板と、前記
フレキシブル基板の前記一方の面における前記半導体チ
ップの搭載領域及びその外側の領域に形成されて、前記
半導体チップと電気的に接続される配線パターンと、前
記フレキシブル基板の他方の面において、前記一方の面
の前記搭載領域に対応する領域の外側の領域に設けられ
て前記配線パターンに電気的に接続される複数の外部端
子と、前記フレキシブル基板の前記他方の面で、前記外
部電極を避けて形成され、平坦性を有する補強パターン
と、を含む。
体チップよりも大きく、半導体チップの搭載領域よりも
外側に外部端子が設けられているので、フレキシブル基
板だけでは平坦性を確保しにくい。つまり、フレキシブ
ル基板の厚みのばらつきや、配線パターンの疎密によっ
て、フレキシブル基板が波をうった状態になりやすい。
そこで、本発明では、補強パターンが形成されているこ
とで平坦性を確保している。
チップと、前記半導体チップが一方の面に搭載され、前
記半導体チップよりも大きいフレキシブル基板と、前記
フレキシブル基板の前記一方の面における前記半導体チ
ップの搭載面及びその外側の領域に形成されて、前記半
導体チップと電気的に接続される配線パターンと、前記
フレキシブル基板の前記一方の面で、前記配線パターン
を避けて形成され、平坦性を有する補強パターンと、前
記フレキシブル基板の他方の面において、前記一方の面
の前記搭載面に対応する領域の外側の領域に設けられて
前記配線パターンに電気的に接続される複数の外部端子
と、を含む。
体チップよりも大きく、半導体チップの搭載領域よりも
外側に外部端子が設けられているので、フレキシブル基
板だけでは平坦性を確保しにくい。つまり、フレキシブ
ル基板の厚みのばらつきや、配線パターンの疎密によっ
て、フレキシブル基板が波をうった状態になりやすい。
そこで、本発明では、補強パターンが形成されているこ
とで平坦性を確保している。
パターンは、前記配線パターンと同じ材料で同じ厚みで
形成されていてもよい。
体チップは、接着剤に導電粒子が含有されてなる異方性
導電材料を介して、前記フレキシブル基板にフェースダ
ウン実装されていてもよい。
の高いボンディングが可能になる。
導体装置が搭載されている。
体装置を備える。
法は、半導体チップと、前記半導体チップよりも大きく
て一方の面における前記半導体チップの搭載領域及びそ
の外側の領域に配線パターンが形成されたフレキシブル
基板と、を用意する工程と、前記フレキシブル基板の前
記一方の面における少なくとも前記半導体チップの搭載
領域よりも外側の領域に、硬化して平坦性を有する厚み
でレジストを塗って前記配線パターンの少なくとも一部
を覆う工程と、前記半導体チップを前記フレキシブル基
板の前記一方の面に搭載して、前記半導体チップと前記
配線パターンとを電気的に接続する工程と、前記フレキ
シブル基板の他方の面において、前記一方の面の前記搭
載領域に対応する領域の外側の領域に、前記配線パター
ンに電気的に接続される複数の外部端子を設ける工程
と、を含む。
いフレキシブル基板を使用し、半導体チップの搭載領域
よりも外側に外部端子を設けるので、フレキシブル基板
だけでは平坦性を確保しにくい。つまり、フレキシブル
基板の厚みのばらつきや、配線パターンの疎密によっ
て、フレキシブル基板が波をうった状態になりやすい。
そこで、本発明では、硬化したときに平坦性を有する厚
みとなるように、レジストを形成する。レジストの形成
工程は、配線パターンの保護膜を形成するために必要な
ものであるから、スティフナの貼り付けのような新たな
工程を付加せずに、簡単に平坦性を確保することができ
る。なお、スティフナの貼り付け工程では、スティフナ
に接着剤を塗布する工程とスティフナを貼り付ける工程
の2工程が必要となる。
法は、半導体チップの搭載領域及びその外側の領域に位
置する配線パターンと、前記配線パターンを避ける領域
に位置する補強パターンと、を同時に形成して、前記半
導体チップよりも大きくて前記配線パターン及び補強パ
ターンが一方の面に形成されたフレキシブル基板を得る
工程と、前記半導体チップを前記フレキシブル基板の前
記一方の面に搭載して、前記半導体チップと前記配線パ
ターンとを電気的に接続する工程と、前記フレキシブル
基板の他方の面において、前記一方の面の前記搭載領域
に対応する領域の外側の領域に、前記配線パターンに電
気的に接続される複数の外部端子を設ける工程と、を含
む。
いフレキシブル基板を使用し、半導体チップの搭載領域
よりも外側に外部端子を設けるので、フレキシブル基板
だけでは平坦性を確保しにくい。つまり、フレキシブル
基板の厚みのばらつきや、配線パターンの疎密によっ
て、フレキシブル基板が波をうった状態になりやすい。
そこで、本発明では、補強パターンを形成して平坦性を
確保している。しかも、補強パターンは、配線パターン
と同時に形成するので、新たな工程を付加せずに、簡単
に平坦性を確保することができる。
エッチングして前記配線パターン及び補強パターンを同
時に形成してもよい。
導電粒子が含有されてなる異方性導電材料を介して、前
記半導体チップを前記フレキシブル基板にフェースダウ
ン実装してもよい。
でボンディングを行うことができる。
面を参照して説明する。本実施の形態に係る半導体装置
は、パッケージサイズが半導体チップのサイズよりもわ
ずかに大きいCSPに分類することができるが、パッケ
ージサイズがさらに大きくなれば、BGAに分類しても
よい。本実施の形態は、半導体チップの搭載領域に対応
する領域及びその外側に外部端子を有する Fan-In/Out
型の半導体装置である。本発明は、外部端子が搭載領域
に対応する領域の外側の領域のみに設けられる Fan-Out
型の半導体装置にも適用される。
の形態に係る半導体装置を示す図である。図1に示す半
導体装置は、少なくとも一つの半導体チップ10と、フ
レキシブル基板20と、複数の外部端子30と、を含
む。
は、アルミニウムなどで形成された複数の電極12が形
成されている。電極12は、半導体チップ10が矩形を
なす場合には、平行な2辺に沿って配列されてもよい
し、4辺に沿って配列されてもよいし、半導体チップ1
0の中央部又はその付近に配列されてもよい。電極12
を避けて、能動面には、パッシベーション膜を形成して
もよい。電極12には、バンプ14を設けることができ
る。バンプ14は、Au、Ni−Au、In、Au−S
nなどが多く用いられるが、ハンダボールでもよく、導
電樹脂を用いた突起でもよい。あるいは、電極12を凸
状にすることでバンプを設けてもよい。
ド樹脂で形成することができる。テープ基板を打ち抜い
てフレキシブル基板20を得ることができ、この場合に
は、半導体装置の製造方法としてTAB(Tape Automat
ed Bonding)を適用することができる。フレキシブル基
板20は、ある程度の弾力性や柔軟性を有するものであ
って、薄いガラスエポキシ基板などでも良いがセラミッ
クス基板のようなリジッド基板は含まない。フレキシブ
ル基板20は、外部端子30に加えられる応力を吸収す
ることができる。フレキシブル基板20は、その厚みの
ばらつきや配線パターンの疎密によって、波をうった状
態になりやすいほど薄くて、平坦性を確保しにくいもの
でもよい。フレキシブル基板20は、半導体チップ10
の能動面よりも大きい。
(商標)や、125μm程度以上のカプトン(商標)な
どの厚いポリイミド基板をフレキシブル基板20として
使用することもできる。この場合、半導体チップ10に
対する大きさが小さくても同じでも大きくても平坦性が
確保され、特に半導体チップ10よりも大きい場合、半
導体チップ10が搭載される部分のみならず、半導体チ
ップ10からはみ出した部分においても平坦性が確保さ
れる。
ホール22が形成されてもよい。スルーホール22は、
外部端子30との電気的な接続に使用することができ
る。半導体チップ10の搭載領域の内側に一群の複数の
スルーホール22が形成されており、その外側にも一群
の複数のスルーホール22が形成されている。
24が形成されている。配線パターン24は、電気的に
独立した複数の配線から構成される。配線パターン24
は、半導体チップ10の搭載領域の内側に形成されてお
り、その外側にも至るように形成されている。それぞれ
の配線の一部は、スルーホール22上に位置し、その部
分が他の部分よりも大きい平面形状をなすランド部とな
っていてもよい。配線パターン24は、半導体チップ1
0の電極12と電気的に接続されるので、その接続のた
めの部分もランド部となっていてもよく、そのランド部
はバンプとなっていてもよい。なお、半導体チップ10
の電極12に形成されたバンプ14とともにあるいはそ
の代わりに、フレキシブル基板20上の配線パターン2
4に突起を設けてもよい。
おける配線パターン24が形成された面とは反対側の面
に設けられている。外部端子30は、半導体チップ10
が搭載される面の裏面において、その搭載領域に対応す
る領域に設けられており、その外側の領域にも設けられ
ている。外部端子30は、スルーホール22を介して配
線パターン24に直接設けらてもよく、この場合には、
外部端子30に加えられる応力が、フレキシブル基板2
0に直接伝えられて、その応力が吸収される。あるい
は、スルーホール22から配線を引き回して外部端子3
0を設けてもよい。ハンダボールで外部端子30を形成
してもよい。
0における配線パターン24が形成された面に実装又は
搭載され、例えば、フェースアップ実装やフェースダウ
ン実装を適用することができる。フェースダウン実装が
適用される場合には、異方性導電材料26を使用するこ
とができる。異方性導電材料26は、接着剤に導電粒子
が分散されてなり、異方性導電膜であってもよい。この
場合には、半導体チップ10における電極12が形成さ
れた面と、フレキシブル基板20における配線パターン
24が形成された面と、の間に異方性導電材料26が介
在する。半導体チップ10のバンプ14と配線パターン
24との間が、異方性導電材料26の導電粒子によって
電気的に導通する。バンプ14の代わりに、あるいはこ
れとともに配線パターン24にバンプを形成してもよ
い。
トやソルダレジストなどのレジスト32が設けられてい
る。レジスト32は、フレキシブル基板20における配
線パターン24が形成された面で、半導体チップ10の
搭載領域の外側に形成されている。すなわち、配線パタ
ーン24における半導体チップ10に覆われずに露出し
た部分がレジスト32で覆われている。また、レジスト
32は、硬化して平坦性を有する厚みで形成されてい
る。こうすることで、フレキシブル基板20におけるレ
ジスト32が形成された部分の平坦性が確保される。そ
の結果、フレキシブル基板20におけるレジスト32が
形成されていない部分でも平坦性が確保され得る。レジ
スト32は、配線パターン24の保護膜となり、通常の
TAB基板の製造工程やフレキシブル基板の製造工程の
構成を付加することなく厚みを調整するだけで平坦性を
確保する機能も有する。
おり、以下その製造方法を説明する。まず、配線パター
ン24が形成されたフレキシブル基板20を用意する。
例えば、銅などの導電箔をエッチングして配線パターン
24を形成することができる。フレキシブル基板20と
してテープ基板を使用し、複数の配線パターン24を連
続的に形成すれば、TABを適用して半導体装置を製造
することができる。
0の搭載領域を避けて、配線パターン24が形成された
面にレジスト32を塗る。レジスト32は、硬化したと
きにフレキシブル基板20が平坦性を有するようになる
厚みで塗布する。そのためには、塗布工程を複数回行っ
てもよい。
くはその後に、フレキシブル基板20における配線パタ
ーン24が形成された面と、半導体チップ10における
電極12又はバンプ14が形成された面と、の少なくと
も一方に異方性導電材料26を設ける。異方性導電材料
26が異方性導電膜である場合には、これを貼り付け
る。続いて、半導体チップ10及びフレキシブル基板2
0の少なくとも一方を押圧して、両者を接着するととも
に、配線パターン24と電極12とを電気的に導通させ
る。
であってもよいが、複数の外部電極30を設ける。例え
ば、ハンダボールを搭載することで外部電極30を設け
ることができる。以上の工程によって、図1に示す半導
体装置を製造することができる。
半導体チップが実装される場合は、半導体チップはダイ
ボンディングされ、その電極と配線パターンは、ワイヤ
ーボンディングで接続され、その後半導体チップの実装
部は樹脂で覆われることが多い。フェースダウンで実装
される場合は、前述してきた異方性導電膜による接合の
他に、導電樹脂ペーストによるもの、Au−Au、Au
−Sn、ハンダなどによる金属接合によるもの、絶縁樹
脂の収縮力によるものなどの方法があり、そのいずれの
方法を用いても良い。これは以下の実施の形態でも同様
である。
ビルドアップ型のいずれを用いても良く、この場合、外
部端子搭載用のランドは半導体チップ搭載面とは逆の面
に形成され、外部端子以外の部分にスルーホールが形成
され、半導体チップと結線されていても良い。これも、
以下の実施の形態でも同様である。
の形態に係る半導体装置を示す図である。図2に示す半
導体装置は、図1に示す半導体装置と比べて、フレキシ
ブル基板40及びレジスト42において異なり、これ以
外の構成は同じである。
4を有する点で、図1に示すフレキシブル基板20と異
なり、これ以外の点では同じである。コア層44は、平
坦性を確保する強度を有する。したがって、波をうった
状態になりやすいほど薄くて、平坦性を確保しにくいフ
レキシブル基板40であっても、内部にコア層44が存
在ることで平坦性が確保される。コア層44は、フレキ
シブル基板40に形成されるスルーホール46を避けて
設けられる。こうすることで、スルーホール46内に外
部端子30を設けたときに、フレキシブル基板40を構
成する材料、例えばポリイミド樹脂などが、外部端子3
0とコア層40との間に介在する。そして、外部端子3
0に加えられる応力を緩和することができ、コア層44
が金属で形成されていても外部端子30とコア層44と
の電気的な導通を遮断することができる。また、コア層
44は、高周波特性を向上させる目的で、GNDや電源
プレーンを兼ねていても良い。
の平坦性が確保されるので、レジスト42は、配線パタ
ーン24の保護膜となるに足りる厚さで形成すればよ
い。ただし、レジスト42は、平坦性を確保できるほど
の厚みであってもよい。
おり、その製造方法では、配線パターン24が形成され
るとともにコア層44を内蔵するフレキシブル基板40
を用意する。フレキシブル基板40に、半導体チップ1
0の搭載領域を避けて、配線パターン24が形成された
面にレジスト42を塗る。レジスト42は、配線パター
ン24を保護するに足りる厚みで形成すればよいが、硬
化したときに平坦性を有するほどの厚みであってもよ
い。この塗布工程の前であっても良いが好ましくはその
後に、半導体チップ10をフレキシブル基板40に搭載
してボンディングする工程と、複数の外部電極30を設
ける工程と、を行う。以上の工程によって、図2に示す
半導体装置を製造することができる。コア層44の形成
によって、電気的特性が向上するのみならず熱的な特性
も向上させることができる。
の形態に係る半導体装置を示す図である。図3に示す半
導体装置において、フレキシブル基板20に補強パター
ン48が形成されている。また、図1に示す厚みのレジ
スト32の代わりに図2に示す厚みのレジスト42が形
成されている。これ以外の構成は、図1に示す半導体装
置と同じである。
0における外部端子30が形成された面に、外部端子3
0を避けて設けられている。補強パターン48は、配線
パターン24とは反対側の面に設けられている。補強パ
ターン48は、例えば銅などの金属で形成され、平坦性
を確保する強度を有する。したがって、波をうった状態
になりやすいほど薄くて、平坦性を確保しにくいフレキ
シブル基板20であっても、補強パターン48が設けら
れていることで平坦性が確保される。補強パターン48
によってフレキシブル基板20の平坦性が確保されるの
で、レジスト42は、配線パターン24の保護膜となる
に足りる厚さで形成すればよい。ただし、レジスト42
は、平坦性を確保できるほどの厚みであってもよい。補
強パターン48が金属で形成されるときには、これにも
保護膜を形成することが好ましい。
おり、その製造方法では、一方の面に配線パターン24
が形成されるとともに他方の面に補強パターン48が形
成されたフレキシブル基板20を用意する。配線パター
ン24及び補強パターン48のうち少なくとも一方は、
フレキシブル基板20に銅などの導電箔を貼り付け、こ
れをエッチングして形成することができる。フレキシブ
ル基板20に、半導体チップ10の搭載領域を避けて、
配線パターン24が形成された面にレジスト42を塗
る。レジスト42は、配線パターン24を保護するに足
りる厚みで形成すればよいが、硬化したときに平坦性を
有するほどの厚みであってもよい。この塗布工程の前で
あっても良いが好ましくはその後に、半導体チップ10
をフレキシブル基板20に搭載してボンディングする工
程と、複数の外部電極30を設ける工程と、を行う。以
上の工程によって、図3に示す半導体装置を製造するこ
とができる。補強パターン48は、図示した構成以外
に、特に平坦性が悪くなりがちな部分、すなわち半導体
チップよりも外側の部分に主として形成してもよい。こ
れは以下の実施の形態でも同様である。
の形態に係る半導体装置を示す図である。図4に示す半
導体装置において、フレキシブル基板20に補強パター
ン50が形成されている。図5は、図4のV−V線断面
図である。また、図1に示す厚みのレジスト32の代わ
りに図2に示す厚みのレジスト42が形成されている。
また、これ以外の構成は、図1に示す半導体装置と同じ
である。
0における配線パターン24が形成された面に、配線パ
ターン24を避けて設けられている。補強パターン50
は、配線パターン24と同じ面に設けられている。補強
パターン50は、例えば銅などの金属で形成され、平坦
性を確保する強度を有し、この条件を満たせば、配線パ
ターン24と同じ材料で同じ厚みで形成してもよい。補
強パターン50が存在することで、波をうった状態にな
りやすいほど薄くて、平坦性を確保しにくいフレキシブ
ル基板20であっても平坦性が確保される。補強パター
ン50によってフレキシブル基板20の平坦性が確保さ
れるので、レジスト42は、配線パターン24の保護膜
となるに足りる厚さで形成すればよい。ただし、レジス
ト42は、平坦性を確保できるほどの厚みであってもよ
い。なお、レジスト42は、補強パターン50も覆うこ
とが好ましい。
おり、その製造方法では、一方の面に配線パターン24
及び補強パターン50が形成されたフレキシブル基板2
0を用意する。フレキシブル基板20に銅などの導電箔
を貼り付け、これをエッチングして、配線パターン24
及び補強パターン50を同時に形成してもよい。そし
て、フレキシブル基板20に、半導体チップ10の搭載
領域を避けて、配線パターン24が形成された面にレジ
スト42を塗る。レジスト42は、配線パターン24を
保護するに足りる厚みで形成すればよいが、硬化したと
きに平坦性を有するほどの厚みであってもよい。この塗
布工程の前であっても良いが好ましくはその後に、半導
体チップ10をフレキシブル基板20に搭載してボンデ
ィングする工程と、複数の外部電極30を設ける工程
と、を行う。以上の工程によって、図4に示す半導体装
置を製造することができる。
100を実装した回路基板200が示されている。回路
基板200には例えばガラスエポキシ基板等の有機系基
板を用いることが一般的である。回路基板200には例
えば銅からなる配線パターン210が所望の回路となる
ように形成されていて、それらの配線パターン210と
半導体装置100の外部端子30とを機械的に接続する
ことでそれらの電気的導通を図る。
0を有する電子機器300として、図7には、ノート型
パーソナルコンピュータが示されている。
プ」を「電子素子」に置き換えて、半導体チップと同様
に電子素子(能動素子か受動素子かを問わない)を、基
板に実装して電子部品を製造することもできる。このよ
うな電子素子を使用して製造される電子部品として、例
えば、抵抗器、コンデンサ、コイル、発振器、フィル
タ、温度センサ、サーミスタ、バリスタ、ボリューム又
はヒューズなどがある。
体装置を示す図である。
体装置を示す図である。
体装置を示す図である。
体装置を示す図である。
である。
た半導体装置を実装した回路基板を備える電子機器を示
す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 半導体チップと、 前記半導体チップが一方の面に搭載され、前記半導体チ
ップよりも大きいフレキシブル基板と、 前記フレキシブル基板の前記一方の面における前記半導
体チップの搭載領域及びその外側の領域に形成されて、
前記半導体チップと電気的に接続される配線パターン
と、 前記フレキシブル基板の前記一方の面における少なくと
も前記搭載領域よりも外側の領域で、前記配線パターン
の少なくとも一部を覆うとともに硬化して平坦性を有す
る厚みのレジストと、 前記フレキシブル基板の他方の面において、前記一方の
面の前記搭載領域に対応する領域の外側の領域に設けら
れて前記配線パターンに電気的に接続される複数の外部
端子と、 を含む半導体装置。 - 【請求項2】 半導体チップと、 前記半導体チップが一方の面に搭載され、前記半導体チ
ップよりも大きく、内部に平坦性を有するコア層を有す
るフレキシブル基板と、 前記フレキシブル基板の前記一方の面における前記半導
体チップの搭載領域及びその外側の領域に形成されて、
前記半導体チップと電気的に接続される配線パターン
と、 前記フレキシブル基板の他方の面において、前記一方の
面の前記搭載領域に対応する領域の外側の領域に設けら
れて前記配線パターンに電気的に接続される複数の外部
端子と、 を含む半導体装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 前記フレキシブル基板には、前記複数の外部端子が設け
られる複数のスルーホールが形成され、 前記コア層は、前記スルーホールを避けて設けられる半
導体装置。 - 【請求項4】 半導体チップと、 前記半導体チップが一方の面に搭載され、前記半導体チ
ップよりも大きいフレキシブル基板と、 前記フレキシブル基板の前記一方の面における前記半導
体チップの搭載領域及びその外側の領域に形成されて、
前記半導体チップと電気的に接続される配線パターン
と、 前記フレキシブル基板の他方の面において、前記一方の
面の前記搭載領域に対応する領域の外側の領域に設けら
れて前記配線パターンに電気的に接続される複数の外部
端子と、 前記フレキシブル基板の前記他方の面で、前記外部電極
を避けて形成され、平坦性を有する補強パターンと、 を含む半導体装置。 - 【請求項5】 半導体チップと、 前記半導体チップが一方の面に搭載され、前記半導体チ
ップよりも大きいフレキシブル基板と、 前記フレキシブル基板の前記一方の面における前記半導
体チップの搭載面及びその外側の領域に形成されて、前
記半導体チップと電気的に接続される配線パターンと、 前記フレキシブル基板の前記一方の面で、前記配線パタ
ーンを避けて形成され、平坦性を有する補強パターン
と、 前記フレキシブル基板の他方の面において、前記一方の
面の前記搭載面に対応する領域の外側の領域に設けられ
て前記配線パターンに電気的に接続される複数の外部端
子と、 を含む半導体装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の半導体装置において、 前記補強パターンは、前記配線パターンと同じ材料で同
じ厚みで形成されている半導体装置。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
の半導体装置において、 前記半導体チップは、接着剤に導電粒子が含有されてな
る異方性導電材料を介して、前記フレキシブル基板にフ
ェースダウン実装される半導体装置。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
の半導体装置が搭載された回路基板。 - 【請求項9】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
の半導体装置を備える電子機器。 - 【請求項10】 半導体チップと、前記半導体チップよ
りも大きくて一方の面における前記半導体チップの搭載
領域及びその外側の領域に配線パターンが形成されたフ
レキシブル基板と、を用意する工程と、 前記フレキシブル基板の前記一方の面における少なくと
も前記半導体チップの搭載領域よりも外側の領域に、硬
化して平坦性を有する厚みでレジストを塗って前記配線
パターンの少なくとも一部を覆う工程と、 前記半導体チップを前記フレキシブル基板の前記一方の
面に搭載して、前記半導体チップと前記配線パターンと
を電気的に接続する工程と、 前記フレキシブル基板の他方の面において、前記一方の
面の前記搭載領域に対応する領域の外側の領域に、前記
配線パターンに電気的に接続される複数の外部端子を設
ける工程と、 を含む半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 半導体チップの搭載領域及びその外側
の領域に位置する配線パターンと、前記配線パターンを
避ける領域に位置する補強パターンと、を同時に形成し
て、前記半導体チップよりも大きくて前記配線パターン
及び補強パターンが一方の面に形成されたフレキシブル
基板を得る工程と、 前記半導体チップを前記フレキシブル基板の前記一方の
面に搭載して、前記半導体チップと前記配線パターンと
を電気的に接続する工程と、 前記フレキシブル基板の他方の面において、前記一方の
面の前記搭載領域に対応する領域の外側の領域に、前記
配線パターンに電気的に接続される複数の外部端子を設
ける工程と、 を含む半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 請求項11記載の半導体装置の製造方
法において、 導電箔をエッチングして前記配線パターン及び補強パタ
ーンを同時に形成する半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 請求項10から請求項12のいずれか
に記載の半導体装置の製造方法において、 接着剤に導電粒子が含有されてなる異方性導電材料を介
して、前記半導体チップを前記フレキシブル基板にフェ
ースダウン実装する半導体装置の製造方法。
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JP489399A JP3841135B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 半導体装置、回路基板及び電子機器 |
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JP2000208663A true JP2000208663A (ja) | 2000-07-28 |
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JP2009164594A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 半導体装置用基板、樹脂封止型半導体装置、半導体装置用基板の製造方法および樹脂封止型半導体装置の製造方法 |
KR101092945B1 (ko) * | 2009-12-18 | 2011-12-12 | 삼성전기주식회사 | 패키지 기판, 이를 구비한 전자소자 패키지, 및 패키지 기판 제조 방법 |
CN106684003A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-17 | 清华大学 | 扇出型封装结构及其制作方法 |
-
1999
- 1999-01-12 JP JP489399A patent/JP3841135B2/ja not_active Expired - Fee Related
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