JP2000208641A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000208641A JP11010843A JP1084399A JP2000208641A JP 2000208641 A JP2000208641 A JP 2000208641A JP 11010843 A JP11010843 A JP 11010843A JP 1084399 A JP1084399 A JP 1084399A JP 2000208641 A JP2000208641 A JP 2000208641A
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silicon
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な電気特性を有するシリサイド膜を微細
で不純物濃度が高いゲートおよび拡散層上に「シリサイ
ド膜の不純物吸い上げ」を生じることなく自己整合的に
形成する手法を提供する。 【解決手段】 シリコン基板上のp型およびn型トラン
ジスタのゲートおよび拡散層上に選択的にシリサイド膜
を形成する半導体装置の製造方法において、n型トラン
ジスタ領域のみを露出させる第1マスク膜を形成する工
程と、n型ゲートおよびn型拡散層上にV族元素を含有
する第1金属膜を選択的に形成する工程と、第1マスク
膜を除去する工程と、p型トランジスタ領域のみを露出
させる第2マスク膜を形成する工程と、p型ゲートおよ
びp型拡散層上にIII族元素を含有する第2金属膜を選
択的に形成する工程と、第2マスク膜を除去する工程
と、熱処理を施してn型ゲート電極、p型ゲート電極、
n型拡散層およびp型拡散層と第1金属膜および第2金
属膜とを反応させる工程を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に半導体装置のゲート電極上および拡散層
上に自己整合的にシリサイド膜を形成するサリサイド技
術を用いた電極形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置のゲート電極および拡散層上
に自己整合的にシリサイド膜を形成するシリサイド(自
己整合シリサイド、Self Align Silic
ide、サリサイド)技術においては、ゲート電極およ
び拡散層上に、膜厚が均一で、かつ低く安定した電気抵
抗を有するシリサイド膜を形成することが重要である。
【0003】このため、これまではシリサイド膜の比抵
抗が低く、p型およびn型の両シリコンに対して適当な
ショットキー障壁高さを有するチタン(Ti)を用いた
サリサイド技術が採用されてきた。
【0004】しかしながらこの手法では、半導体装置の
微細化にともなってゲート電極や拡散層表面の不純物濃
度も高くなり、さらにパターン寸法も微細化するため、
チタンでは、特にn型拡散層上において高抵抗のC49
構造チタン・ダイシリサイド(TiSi2)から、抵抗
の低いC54構造チタン・ダイシリサイドに相転移する
温度が高くなり、p型シリコン上における相転移温度と
の差が大きくなる。
【0005】そのためn型拡散層にシリサイド化の熱処
理温度をあわせると、p型ゲートおよびp型拡散層上で
は過剰なシリサイド反応によるp−n接合リーク特性の
劣化やシリサイド膜の凝集などの問題が生じる。一方、
p型ゲートやp型拡散層にシリサイド化熱処理温度をあ
わせるとn型拡散層上ではシリサイド反応の不足による
シリサイド膜の高抵抗化やシリサイドの薄膜化に起因す
る耐熱性の低下などの問題を生じることから、ゲート電
極および拡散層上に自己整合的にシリサイド膜を形成す
る技術としては十分とは言えない。
【0006】そこで例えば、K. Goto et a
l、 Technical Digest of IE
EE International Electron
Device Meeting 1995 (IED
M95)、 pp449−452.(1995)には、
チタンよりもp型シリコンとn型シリコンとの間のシリ
サイド化反応温度に差が少ないコバルト(Co)を用い
てゲート電極上および拡散層上に自己整合的にシリサイ
ド膜を選択的に形成する手法が開示されている。
【0007】上記従来技術を図を参照して説明する。図
5、6は、この従来技術を製造工程順に示した模式的な
縦断面図である。
【0008】まず図5の工程(a)に示すように、シリ
コン基板301上の所定の領域に、選択酸化(LOCO
S)法により形成した素子分離領域302、ゲート酸化
膜303、n型ゲートシリコン膜304a、サイドウォ
ール305、10s0nmのn+/p接合深さを有する
n型拡散層306aより構成されるMOSFET(Me
tal Oxide Semiconductor F
ield Effect Transistor、金属
−酸化膜−半導体電界効果型トランジスタ)上にコバル
ト膜308eをスパッタ法により10nmの厚みで形成
する。
【0009】続いて、その上層に窒化チタン(TiN)
膜309をスパッタ法により30nmの厚さで形成す
る。この窒化チタン膜309はコバルトのシリサイド化
熱処理時の酸化を防止することを目的として形成される
ものである。
【0010】続いて、図3の工程(b)のように、ラン
プ急速加熱法により、窒素雰囲気中においてシリコン基
板301を550℃、30秒の第1の熱処理を施すこと
により、n型ゲートシリコン膜304aおよびn型拡散
層306aの表面部とコバルト膜308eとを反応させ
て、CoとSiの反応層であるCoxSiy膜310(x
≧y)をn型ゲートシリコン膜304a上およびn型拡
散層306a上に自己整合的に形成する。
【0011】続いて、図3の工程(c)のように、窒化
チタン膜309および素子分離領域やサイドウォール上
に残っている未反応のコバルト膜をウエットエッチング
法により順次除去した後、ランプ急速加熱法により、窒
素雰囲気中で750〜900℃、30秒の第2の熱処理
を施して、n型ゲートシリコン膜304aおよびn型拡
散層306a表面上のCoxSiy膜310を熱的・組成
的に安定で、抵抗も低いコバルト・ダイシリサイド(C
oSi2)膜311に相転移させる。
【0012】この手法では、チタンのかわりにコバルト
をシリサイド化金属として用い、熱処理時のコバルトの
酸化防止膜として窒化チタン膜をコバルト膜上に形成す
ることにより、上述の高濃度不純物領域におけるC49
構造チタン・ダイシリサイドからC54構造チタン・ダ
イシリサイドへの相転移温度差の上昇に起因するシリサ
イド膜の高抵抗化やシリサイド膜の凝集などの問題を解
決することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらデバイス
の微細化が進行して、空乏化を防ぐ目的で、ゲートおよ
び拡散層表面における不純物濃度がさらに高くする必要
が生じた場合、シリサイド反応時のシリコンからシリサ
イド膜中への砒素(As)、リン(P)あるいはボロン
(B)などの不純物の吸い上げによる表面不純物濃度の
低下が、デバイス特性に対して与える影響が無視できな
いようになる。
【0014】そのため、コバルトのようにシリサイド化
反応におけるシリコンの消費量がチタンと比較して多い
金属においては、高い表面不純物濃度が要求される微細
な半導体装置への適用に際して問題があり、すなわち、
この手法もサリサイド技術として上述の問題を根本的に
解決することはできない。
【0015】本発明は、上記従来の問題点や事情に鑑み
てなされたものであり、低抵抗かつ安定した電気特性を
有するシリサイド膜を、微細で不純物濃度の高いゲート
電極および拡散層上においても、デバイス特性に劣化を
生じることなく、自己整合的に形成する手法を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、従来のシリ
サイド化金属としてコバルトを、酸化防止膜として窒化
チタン膜をそれぞれ用い、第1の熱処理に続いて酸化防
止膜および未反応の第1金属膜を除去した後、第2の熱
処理を行うという構成に対して、「シリコン基板表面の
所定の領域に設けられた素子分離領域を介して配置さ
れ、素子形成領域の所定の領域に設けられたゲート酸化
膜、前記ゲート酸化膜上に設けられたp型あるいはn型
のシリコン膜より構成されるゲート電極、前記ゲート電
極の両側面に設けられた絶縁膜より構成されるサイドウ
ォール、前記素子形成領域の所定の領域に設けられたp
型およびn型拡散層より構成され、p型およびn型トラ
ンジスタの、ゲート電極上および拡散層上に選択的にシ
リサイド膜を形成する半導体装置の製造方法において、
前記n型トランジスタ領域のみを露出させる第1マスク
膜を選択的に形成する工程と、露出した前記n型トラン
ジスタ領域の前記n型ゲート電極およびn型拡散層上の
みにV族元素を含有する第1金属膜を選択的に形成する
工程と、前記第1マスク膜を除去する工程と、前記p型
トランジスタ領域のみを露出させる第2マスク膜を選択
的に形成する工程と、露出した前記p型トランジスタ領
域の前記p型ゲート電極および前記p型拡散層上のみに
III族元素を含有する第2金属膜を選択的に形成する工
程と、前記第2マスク膜を除去する工程と、前記シリコ
ン基板に熱処理を施して、前記n型およびp型ゲート電
極および前記n型およびp型拡散層と前記第1金属膜お
よび前記第2金属膜とを反応させる工程を有すること」
(請求項1)、を特徴とする。
【0017】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、「シリコン基板表面の所定の領域に設けられた素子
分離領域を介して配置され、素子形成領域の所定の領域
に設けられたゲート酸化膜、前記ゲート酸化膜上に設け
られたp型あるいはn型のシリコン膜より構成されるゲ
ート電極、前記ゲート電極の両側面に設けられた絶縁膜
より構成されるサイドウォール、前記素子形成領域の所
定の領域に設けられたp型およびn型拡散層より構成さ
れ、p型およびn型トランジスタの、ゲート電極上およ
び拡散層上に選択的にシリサイド膜を形成する半導体装
置の製造方法において、前記p型トランジスタ領域のみ
を露出させる第1マスク膜を選択的に形成する工程と、
露出した前記p型トランジスタ領域の前記p型ゲート電
極およびp型拡散層上のみにIII族元素を含有する第1
金属膜を選択的に形成する工程と、前記第1マスク膜を
除去する工程と、前記n型トランジスタ領域のみを露出
させる第2マスク膜を選択的に形成する工程と、露出し
た前記n型トランジスタ領域の前記n型ゲート電極およ
び前記n型拡散層上のみにV族元素を含有する第2金属
膜を選択的に形成する工程と、前記第2マスク膜を除去
する工程と、前記シリコン基板に熱処理を施して、前記
p型およびn型ゲート電極および前記p型およびn型拡
散層と前記第1金属膜および前記第2金属膜とを反応さ
せる工程を有すること」(請求項2)、を特徴とする。
【0018】さらに、本発明に係る半導体装置の製造方
法は、 ・前記第1マスク膜及び前記第2マスク膜がフォトレジ
ストより構成されること、(請求項3) ・前記第1金属膜及び前記第2金属膜がコバルトあるい
はニッケルのいずれかより構成されること(請求項
4)、 ・前記第1金属膜及び前記第2金属膜の形成が無電解メ
ッキ法により行われること(請求項5)、 ・前記III族元素が特にボロン(B)であること(請求
項6)、 ・前記V族元素が特にリン(P)であること(請求項
7)、 を特徴とする。 (作用)本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、
シリサイド化する金属膜中にあらかじめ下地のシリコン
にイオン注入した元素と同種の導電機構を有する不純物
が含有されているため、シリサイド化反応時に不純物の
膜中への吸い上げが起こりにくい。このため、高い不純
物濃度を有する微細なパターンにおいて、シリサイドを
自己整合的に形成した後でもゲートや拡散層上において
高い表面不純物濃度を維持しつつ、ゲートや拡散層の抵
抗を低減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に実施例をあげて説明する。 (実施例1)本発明の実施例1の製造工程の模式的な縦
断面図を図1、2に示す。まず図1の工程(a)に示す
ように、シリコン基板101上の所定の領域にシリコン
酸化膜より構成される、深さ300〜400nm、幅2
00〜500nmの溝埋め込み構造の素子分離領域10
2を介して、厚さ5nmのゲート酸化膜103、幅10
0〜250nm、厚さ100〜150nmのn型のシリ
コンより構成されるn型ゲートシリコン膜104aおよ
びp型のシリコンより構成されるp型ゲートシリコン膜
104b、n型およびp型ゲートシリコン膜の側壁部に
設けられた幅80〜100nmのシリコン酸化膜より構
成されるサイドウォール105、サイドウォールの両側
部に設けられたn型拡散層106aおよびp型拡散層1
06bより構成されるnMOSトランジスタおよびpM
OSトランジスタを既知の材料および手法を用いて形成
する。
【0020】nMOSトランジスタ領域とpMOSトラ
ンジスタ領域へは、それぞれ異なる不純物(V族元素、I
II族元素)を導入する必要があるが、これはフォトレジ
ストをマスクとした選択イオン注入法により行う。
【0021】そして、図1の工程(b)のごとく、リソ
グラフィー技術を用いて、フォトレジストより構成され
る厚さ約500nmの第1マスク膜107aを、nMO
Sトランジスタを構成するn型ゲートシリコン膜104
a、n型拡散層106aおよび周囲の素子分離領域10
2のみが露出するように選択的に形成し、pMOSトラ
ンジスタ領域が第1マスク膜107aにより覆われるよ
うにする。
【0022】続いて図1の工程(c)のように、無電解
コバルトメッキ法により、n型ゲートシリコン膜104
aおよびn型拡散層106a上のみに選択的にリン含有
コバルト膜108aを10〜15nmの厚みで形成す
る。無電解コバルトメッキに用いるメッキ液は、塩化コ
バルトを主成分とするもので、これに還元剤として次亜
リン酸ナトリウム、pH調整やpH安定化を目的として
酒石酸ナトリウムや塩化アンモニウムなどが添加されて
いるものを使用し、以下の要領でリン含有コバルト膜1
08aを形成する。
【0023】シリコン基板101を、濃度0.01〜
0.05g/リットルの塩化パラジウム(II)溶液中に
10〜30秒間浸漬し、シリコン基板上でシリコンが露
出している領域のみに選択的に、1〜3nm程度の極め
て薄いパラジウム(Pd)膜(図示せず)を析出させた
後、純水にてウエハを洗浄する。
【0024】この処理は、触媒活性の高いパラジウムを
シリコン表面に析出させることによりメッキ膜の堆積が
均一に起こりやすくするためのもので、メッキ時に清浄
なシリコン基板が露出している場合には、塩化パラジウ
ム(II)溶液へのシリコン基板の浸漬処理は必ずしも必
要としない。
【0025】そして50〜90℃に恒温保持した上述の
メッキ液中にシリコン基板101を浸漬し、シリコン表
面が露出している領域、すなわちn型ゲートシリコン膜
104aおよびn型拡散層106a上に選択的に、リン
含有コバルト膜108aを10〜15nmの厚みで形成
するものである。
【0026】薄く均一なリン含有コバルト膜108aを
形成するためにメッキ膜の成長速度を低く抑える必要が
ある場合やマスク膜であるレジストへの影響を抑えたい
場合には、還元剤濃度を下げる、メッキ液のpHを調整
する、メッキ浴を低温化する、などの措置を取る。
【0027】コバルト膜中のリンは還元剤である次亜リ
ン酸ナトリウムがコバルトイオンを金属に還元する際に
分解されて膜中に取り込まれるものであるため、膜中の
含有量はメッキ液やメッキ条件に依存するが、膜中リン
濃度があまり高くなると、シリサイド化の熱処理の際に
膜中のコバルトとリンが反応して化合物を形成してしま
うため、膜中リン濃度は最大でも2.0at%程度に抑
えることが望ましい。
【0028】この無電解コバルトメッキ工程において、
コバルト膜成長の選択性が低下して非選択になり、第1
マスク膜、素子分離領域あるいはサイドウォール上にメ
ッキコバルト膜が堆積した場合においても、第1マスク
膜を除去したり、熱処理を行った後にアンモニアと過酸
化水素水の混合水溶液や塩酸と過酸化水素水の混合水溶
液を用いてエッチングする事により非選択成長となった
メッキコバルト膜を除去することができる。
【0029】さらに図2の工程(d)のように、リソグ
ラフィー技術を用いて、フォトレジストより構成される
第2マスク膜107bを、pMOSトランジスタを構成
するp型ゲートシリコン膜104b、p型拡散層106
bおよびその周囲の素子分離領域102のみが露出する
ように選択的に形成し、nMOSトランジスタ領域が第
1マスク膜107bにより覆われるようにする。
【0030】そして無電解コバルトメッキ法により、p
型ゲートシリコン膜104bおよびp型拡散層106b
上のみに選択的にボロン含有コバルト膜108bを10
〜15nmの厚みで形成する。無電解コバルトメッキに
用いるメッキ液は、n型シリコン上の場合とは異なり、
塩化コバルトを主成分とし、還元剤として水素化ホウ素
ナトリウムが用いられているものを使用するが、メッキ
の要領はn型シリコン上に形成する場合と同様である。
【0031】コバルト膜中のボロンは還元剤である水素
化ホウ素ナトリウムがコバルトイオンを金属に還元する
際に分解されてコバルト膜中に取り込まれるものである
ため、膜中の含有量はメッキ液やメッキ条件に依存する
が、あまり高濃度だとシリサイド化熱処理時に膜中でコ
バルトとボロンが化合物を形成してしまうため、膜中ボ
ロン濃度は最大でも2.0at%程度に抑えることが望
ましい。
【0032】また、成膜速度の調整は還元剤濃度、メッ
キ液pH、メッキ温度などにより行う。このn型シリコ
ン上とp型シリコン上にメッキコバルト膜を堆積する順
序は上述の順番に限定されるものではなく、逆にp型シ
リコン上からその堆積を行っても良い。
【0033】また、メッキ膜成長が非選択になった場合
でも、n型シリコン上の場合と同様に、第2マスク膜除
去や熱処理後のウエットエッチにより、非選択成長部分
を除去することができる。
【0034】そして図2の工程(e)のごとく、ランプ
急速加熱法により、窒素雰囲気中で400〜800℃、
10〜30秒の熱処理を施し、n型ゲートシリコン膜1
04a、n型拡散層106a、p型ゲートシリコン膜1
04bおよびp型拡散層106bとリン含有コバルト膜
108aおよびボロン含有コバルト膜108bとを反応
させ、CoSi2(コバルト・ダイシリサイド)膜11
1aに相転移させてやる。
【0035】この熱処理は2段階で行っても良く、また
熱処理前にコバルトの酸化を防止できる、例えば窒化チ
タン膜をシリコン基板上に形成してもよいが、その場合
はシリサイド化の熱処理を従来例と同様に2段階で行
い、第1の熱処理終了後に酸化防止膜を除去する必要が
ある。
【0036】なお、この反応過程では、シリサイド化す
る金属膜中にあらかじめ下地にイオン注入した元素と同
種の導電機構を有する不純物が含有されているため、シ
リサイド化反応時に不純物の膜中への吸い上げが起こり
にくい。そのためシリサイドを自己整合的に形成した後
でもゲートや拡散層上において高い表面不純物濃度を維
持することができ、デバイス特性の劣化を生じない。
【0037】(実施例2)上記の実施例1において、シ
リサイド化する第1金属膜および第2金属膜にニッケル
を用いる製造方法で形成することができる。そのための
方法を、本発明の実施例2の製造工程の模式的な縦断面
図を図3、4に示す。
【0038】まず図3の工程(a)に示すように、実施
例1と同様の材料および手法を用いて、シリコン基板2
01上の所定の領域にシリコン酸化膜より構成される、
深さ300〜400nm、幅200〜500nmの溝埋
め込み構造の素子分離領域202を介して、厚さ5nm
のゲート酸化膜203、幅100〜250nm、厚さ1
00〜150nmのn型のシリコンより構成されるn型
ゲートシリコン膜204aおよびp型のシリコンより構
成されるp型ゲートシリコン膜204b、n型およびp
型ゲートシリコン膜の側壁部に設けられた幅80〜10
0nmのシリコン酸化膜より構成されるサイドウォール
205、サイドウォールの両側部に設けられたn型拡散
層206aおよびp型拡散層206bより構成されるn
MOSトランジスタおよびpMOSトランジスタを既知
の材料および手法を用いて形成する。
【0039】そして図3の工程(b)のごとく、リソグ
ラフィー技術を用いて、フォトレジストより構成される
厚さ約500nmの第1マスク膜107aを、pMOS
トランジスタを構成するp型ゲートシリコン膜104
b、p型拡散層106bおよび周囲の素子分離領域10
2のみが露出するように選択的に形成して、nMOSト
ランジスタ領域が第1マスク膜107aにより覆われる
ようにする。
【0040】続いて図3の工程(c)のように、無電解
ニッケルメッキ法により、p型ゲートシリコン膜204
bおよびp型拡散層206b上のみに選択的にボロン含
有ニッケル膜208dを10〜15nmの厚みで形成す
る。無電解ニッケルメッキに用いるメッキ液は、塩化ニ
ッケルを主成分とし、還元剤としてジメチルアミンボラ
ンを用い、これにマロン酸、アンモニア水などが添加さ
れているものを使用し、以下の要領でボロン含有ニッケ
ル膜208dの形成を行う。
【0041】シリコン基板201を、濃度0.01〜
0.05g/リットルの塩化パラジウム(II)溶液中に
10〜30秒間浸漬し、シリコン基板上でシリコンが露
出している領域のみに選択的に、1〜3nm程度の極め
て薄いパラジウム(Pd)膜(図示せず)を析出させた
後、純水にてウエハを洗浄する。
【0042】この処理は、触媒活性の高いパラジウムを
シリコン表面に析出させることによりメッキ膜の堆積が
均一に起こりやすくするためのものであり、メッキ時に
清浄なシリコン基板が露出している場合には、塩化パラ
ジウム(II)溶液へのシリコン基板の浸漬処理は必ずし
も必要としない。
【0043】そして40〜60℃に恒温保持した上述の
メッキ液中にシリコン基板201を浸漬し、シリコン表
面が露出している領域、すなわちp型ゲートシリコン膜
204bおよびp型拡散層206b上に選択的に、ボロ
ン含有ニッケル膜208dを10〜15nmの厚みで形
成するものである。
【0044】薄く均一なボロン含有ニッケル膜208d
を形成するためにメッキ膜の成長速度を低く抑える必要
がある場合、メッキ液のpHを調整する、メッキ浴を低
温化する、などの措置を取る。
【0045】ニッケル膜中のボロンは、還元剤であるジ
メチルアミンボランがニッケルイオンを金属に還元する
際に分解されて膜中に取り込まれるものであるため、膜
中の含有量はメッキ液やメッキ条件に依存するが、第1
の実施の形態において述べたように膜中ボロン濃度は最
大でも0.5at%程度に抑えることが望ましい。
【0046】この無電解ニッケルメッキ工程において、
ニッケル膜成長の選択性が低下して非選択になり、第1
マスク膜、素子分離領域あるいはサイドウォール上にメ
ッキニッケル膜が堆積した場合においても、第1マスク
膜を除去したり、熱処理を行った後にウエットエッチン
グする事により非選択成長となったメッキニッケル膜を
除去することができる。
【0047】さらに図4の工程(d)のように、リソグ
ラフィー技術を用いて、フォトレジストより構成される
第2マスク膜207bをnMOSトランジスタを構成す
るn型ゲートシリコン膜204a、n型拡散層206a
およびその周囲の素子分離領域202のみが露出するよ
うに選択的に形成して、pMOSトランジスタ領域が第
2マスク膜207bにより覆われるようにする。
【0048】そして無電解ニッケルメッキ法により、n
型ゲートシリコン膜204aおよびn型拡散層206a
上のみに選択的にリン含有ニッケル膜208cを10〜
15nmの厚みで形成する。無電解ニッケルメッキに用
いるメッキ液は、p型シリコン上の場合とは異なり、還
元剤として次亜リン酸ナトリウムが用いられているもの
を使用するが、その要領はp型シリコン上に形成する場
合と同様である。
【0049】ニッケル膜中のリンは還元剤である次亜リ
ン酸ナトリウムがニッケルイオンを金属に還元する際に
分解されてニッケル膜中に取り込まれるものであるた
め、膜中の含有量はメッキ液やメッキ条件に依存する
が、上述の理由から、膜中リン濃度は最大でも2.0a
t%程度に抑えることが望ましい。
【0050】また、成膜速度の調整は還元剤濃度、メッ
キ液pH、メッキ温度などにより行う。このn型シリコ
ン上とp型シリコン上にメッキニッケル膜を堆積する順
序は上述の順番に限定されるものではない。
【0051】また、メッキ膜成長が非選択になった場合
でも、p型上の場合と同様に、第2マスク膜除去や熱処
理後のウエットエッチにより、非選択成長部分を除去す
ることができる。
【0052】そして図4の工程(e)のごとく、ランプ
急速加熱法により、窒素雰囲気中で400〜600℃、
10〜30秒の熱処理を施し、n型ゲートシリコン膜2
04a、n型拡散層206a、p型ゲートシリコン膜2
04bおよびp型拡散層206bとリン含有ニッケル膜
208cおよびボロン含有ニッケル膜208dとを反応
させ、NiSi(ニッケル・モノシリサイド)膜211
bに相転移させてやる。
【0053】この熱処理の前にニッケルの酸化を防止で
きる、例えば窒化チタン膜をシリコン基板上に形成して
もよいが、その場合はシリサイド化の熱処理を従来例と
同様に2段階で行い、第1の熱処理終了後に窒化チタン
膜を除去する必要がある。
【0054】この反応過程では、シリサイド化する金属
膜中にあらかじめ下地にイオン注入した元素と同種の導
電機構を有する不純物が含有されているため、シリサイ
ド化反応時に不純物の膜中への吸い上げが起こりにく
い。このためシリサイドを自己整合的に形成した後でも
ゲートや拡散層上において高い表面不純物濃度を維持す
ることができ、デバイス特性の劣化を生じない。
【0055】なお、本発明は、以上の実施例1、2によ
り限定されるものではなく、前記した本発明の要旨の範
囲で適宜変更可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置の製造方法によ
れば、シリサイド化する金属膜中にあらかじめ下地のシ
リコンにイオン注入した元素と同種の導電機構を有する
不純物が含有されているため、シリサイド化反応時に不
純物の膜中への吸い上げが起こりにくい。このため、高
い不純物濃度を有する微細なパターンにおいて、シリサ
イドを自己整合的に形成した後でもゲートや拡散層上
で、高い表面不純物濃度を維持しつつ、ゲートや拡散層
の抵抗を低減できることが実現できるという優れた電気
特性の半導体装置が製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の製造工程を示す模式的な縦
断面図である。
【図2】本発明の実施例1の製造工程を示す模式的な縦
断面図である。
【図3】本発明の実施例2の製造工程を示す模式的な縦
断面図である。
【図4】本発明の実施例2の製造工程を示す模式的な縦
断面図である。
【図5】従来例の製造工程を示す模式的な縦断面図であ
る。
【図6】従来例の製造工程を示す模式的な縦断面図であ
る。
【符号の説明】
101、201、301 シリコン基板 102、202、302 素子分離領域 103、203、303 ゲート酸化膜 104a、204a、304a n型ゲートシリコン膜 104b、204b、304b p型ゲートシリコン膜 105、205、305 サイドウォール 106a、206a、306a n型拡散層 106b、206b、306b p型拡散層 107a、207a 第1マスク膜 107b、207b 第2マスク膜 108a リン含有コバルト膜 108b ボロン含有コバルト膜 208c リン含有ニッケル膜 208d ボロン含有ニッケル膜 308e コバルト膜 309 窒化チタン膜 310 CoxSiy膜 111a、311a CoSi2膜 211b NiSi膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板表面の所定の領域に設けら
    れた素子分離領域を介して配置され、素子形成領域の所
    定の領域に設けられたゲート酸化膜、 前記ゲート酸化膜上に設けられたp型およびn型のシリ
    コン膜より構成されるゲート電極、 前記ゲート電極の両側面に設けられた絶縁膜より構成さ
    れるサイドウォール、 前記素子形成領域の所定の領域に設けられた前記p型お
    よびn型拡散層より構成され、p型トランジスタおよび
    n型トランジスタの前記ゲート電極上および前記拡散層
    上に選択的にシリサイド膜を形成する半導体装置の製造
    方法において、 前記n型トランジスタ領域のみを露出させる第1マスク
    膜を選択的に形成する工程と、 露出した前記n型ゲート電極および前記n型拡散層上の
    みにV族元素を含有する第1金属膜を選択的に形成する
    工程と、 前記第1マスク膜を除去する工程と、 前記p型トランジスタ領域のみを露出させる第2マスク
    膜を選択的に形成する工程と、 露出した前記p型ゲート電極および前記p型拡散層上の
    みにIII族元素を含有する第2金属膜を選択的に形成す
    る工程と、 前記第2マスク膜を除去する工程と、 前記シリコン基板に熱処理を施して、前記n型ゲート電
    極、前記p型ゲート電極、前記n型拡散層および前記p
    型拡散層と前記第1金属膜および前記第2金属膜とを反
    応させる工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 シリコン基板表面の所定の領域に設けら
    れた素子分離領域を介して配置され、素子形成領域の所
    定の領域に設けられたゲート酸化膜、 前記ゲート酸化膜上に設けられたp型およびn型のシリ
    コン膜より構成されるゲート電極、 前記ゲート電極の両側面に設けられた絶縁膜より構成さ
    れるサイドウォール、 前記素子形成領域の所定の領域に設けられた前記p型お
    よびn型拡散層より構成され、p型トランジスタおよび
    n型トランジスタの前記ゲート電極上および前記拡散層
    上に選択的にシリサイド膜を形成する半導体装置の製造
    方法において、 前記p型トランジスタ領域のみを露出させる第1マスク
    膜を選択的に形成する工程と、 露出した前記p型ゲート電極および前記p型拡散層上の
    みにIII族元素を含有する第1金属膜を選択的に形成す
    る工程と、 前記第1マスク膜を除去する工程と、 前記n型トランジスタ領域のみを露出させる第2マスク
    膜を選択的に形成する工程と、 露出した前記n型ゲート電極および前記n型拡散層上の
    みにV族元素を含有する第2金属膜を選択的に形成する
    工程と、 前記第2マスク膜を除去する工程と、 前記シリコン基板に熱処理を施して、前記n型ゲート電
    極、前記p型ゲート電極、前記n型拡散層および前記p
    型拡散層と前記第1金属膜および前記第2金属膜とを反
    応させる工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1マスク膜及び前記第2マスク膜
    がフォトレジストより構成されることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1金属膜及び前記第2金属膜がコ
    バルトあるいはニッケルのいずれかより構成されること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半
    導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1金属膜及び前記第2金属膜の形
    成が無電解メッキ法により行われることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記III族元素が特にボロン(B)であ
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記
    載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記V族元素が特にリン(P)であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    半導体装置の製造方法。
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