JP2000208060A - カラ―表示パネルの前面パネルの製造方法 - Google Patents
カラ―表示パネルの前面パネルの製造方法Info
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板に簡単に電磁遮蔽膜と透明電極とを形成
させることができるプラズマディスプレイパネルの前面
パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明によるカラー表示パネルの前面パ
ネルの製造方法は基板（１）の前面と背面それぞれに液
状の透明導電物質をディッピングやスプレーまたは塗布
することで形成させ、いずれか一方の面の透明導電物質
層を電磁遮蔽膜とし、他方をパターニングすることで透
明電極とする。
させることができるプラズマディスプレイパネルの前面
パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明によるカラー表示パネルの前面パ
ネルの製造方法は基板（１）の前面と背面それぞれに液
状の透明導電物質をディッピングやスプレーまたは塗布
することで形成させ、いずれか一方の面の透明導電物質
層を電磁遮蔽膜とし、他方をパターニングすることで透
明電極とする。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明はカラー表示パネルの
製造方法に関し、プラズマディスプレーパネルの透明電
極及びその電磁遮蔽膜を容易に形成させることができる
カラー表示パネルの前面パネルの製造方法に関する。
製造方法に関し、プラズマディスプレーパネルの透明電
極及びその電磁遮蔽膜を容易に形成させることができる
カラー表示パネルの前面パネルの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】プラズマデウィスプレーパネル（ＰＤ
Ｐ）はＨｅ＋ＸｅまたはＮｅ＋Ｘｅガスの放電時に発生
する１４７ｎｍの紫外線によって蛍光体を発光させるセ
ルの組み合わせで文字またはグラフィックを含めた画像
を表示する。このＰＤＰは薄膜化と大型化が容易である
だけではなく、最近の技術開発によって画質が大きく向
上している。このＰＤＰは直流駆動方式と交流駆動方式
とに大別される。
Ｐ）はＨｅ＋ＸｅまたはＮｅ＋Ｘｅガスの放電時に発生
する１４７ｎｍの紫外線によって蛍光体を発光させるセ
ルの組み合わせで文字またはグラフィックを含めた画像
を表示する。このＰＤＰは薄膜化と大型化が容易である
だけではなく、最近の技術開発によって画質が大きく向
上している。このＰＤＰは直流駆動方式と交流駆動方式
とに大別される。
【０００３】交流駆動方式のＰＤＰは直流駆動方式に比
べて低電圧で駆動でき、かつ長寿命であるという長所を
有するので、今後表示素子として脚光を浴びるであろ
う。また、交流駆動方式のＰＤＰは誘電体を間にして配
置された電極間に交流電圧信号を印加して、その信号の
半周期毎に放電を生じさせて画像を表示している。この
ような交流型ＰＤＰは、放電時の表面に壁電荷が蓄積さ
れる誘電体を使用しているのでメモリ効果が現れる。
べて低電圧で駆動でき、かつ長寿命であるという長所を
有するので、今後表示素子として脚光を浴びるであろ
う。また、交流駆動方式のＰＤＰは誘電体を間にして配
置された電極間に交流電圧信号を印加して、その信号の
半周期毎に放電を生じさせて画像を表示している。この
ような交流型ＰＤＰは、放電時の表面に壁電荷が蓄積さ
れる誘電体を使用しているのでメモリ効果が現れる。
【０００４】図１にその典型的な交流型ＰＤＰの一部を
示す。交流型ＰＤＰは前面基板（１）に維持電極対（１
０Ａ、１０Ｂ）が形成された前面パネルと、背面基板
（２）にアドレス電極（４）を形成させた背面基板とを
備えている。前面基板（１）と背面基板（２）は隔壁
（３）を間にして平行に離されている。前面基板
（１）、背面基板（２）及び隔壁（３）によって形成さ
れた放電空間にはＮｅ−Ｘｅ、Ｈｅ−Ｘｅなどの混合ガ
スが注入される。維持電極（１０Ａ，１０Ｂ）は透明電
極（６Ａ、６Ｂ）と金属電極（７Ａ、７Ｂ）で構成され
ている。透明電極（６Ａ、６Ｂ）は通常インジウム−ス
ズ−オキサイド（Indium-Tin-Oxide：以下「ＩＴＯ」と
いう）であり、大略３００μｍの幅を有する。金属電極
（７Ａ、７Ｂ）は通常クローム（Ｃｒ）−銅（Ｃｕ）−
クローム（Ｃｒ）の３層構造で形成され、大略５００〜
１００μｍの幅を有する。この金属電極（７Ａ、７Ｂ）
は抵抗が高い透明電極（６）の抵抗を減少させる目的で
使用されており、電極による電圧降下を減らす役割を果
たしている。このような維持電極対（１０Ａ、１０Ｂ）
は一つのプラズマ放電チャンネルに２本が一つの対とな
るように配置されている。一対の維持電極（１０）のい
ずれかの一方は、アドレス期間に供給されるスキャンパ
ルスに応答してアドレス電極（４）との間で放電し、サ
ステイニング期間に供給されるサステイニングパルスに
応答して他方の維持電極（１０）との間で面放電を生じ
させる。すなわち、一方の維持電極は走査／サステイニ
ング電極として利用される。また、走査／サステイニン
グ電極に利用される維持電極（１０）と対とされた他方
の維持電極（１０）はサステイニンパルスが共通に供給
される共通サステイニング電極として利用される。対と
なる維持電極（１０）間の間隙（ａ）は大略１００μｍ
内外に設定される。維持電極（１０）などが形成される
前面基板（１）上には誘電層（８）と保護層（９）が積
層される。誘電層（８）はプラズマ放電電流を制限し、
かつ放電時に壁電荷を蓄積する。保護膜（９）はプラズ
マ放電時の発生したスパッタリングによる誘電体（８）
の損傷を防止して二次電子の放出効率を高める。この保
護膜（９）は通常酸化マグネシウム（ＭｇＯ）である。
背面基板（２）には放電空間を分割してセルを形成する
ための隔壁（３）がパネルの面から立ち上がっており、
隔壁（３）の間にはアドレス電極（４）が形成されてい
る。隔壁（３）とアドレス電極（４）表面には放電時に
発生する紫外線によって励起されて可視光を発生する蛍
光層（５）が形成されている。
示す。交流型ＰＤＰは前面基板（１）に維持電極対（１
０Ａ、１０Ｂ）が形成された前面パネルと、背面基板
（２）にアドレス電極（４）を形成させた背面基板とを
備えている。前面基板（１）と背面基板（２）は隔壁
（３）を間にして平行に離されている。前面基板
（１）、背面基板（２）及び隔壁（３）によって形成さ
れた放電空間にはＮｅ−Ｘｅ、Ｈｅ−Ｘｅなどの混合ガ
スが注入される。維持電極（１０Ａ，１０Ｂ）は透明電
極（６Ａ、６Ｂ）と金属電極（７Ａ、７Ｂ）で構成され
ている。透明電極（６Ａ、６Ｂ）は通常インジウム−ス
ズ−オキサイド（Indium-Tin-Oxide：以下「ＩＴＯ」と
いう）であり、大略３００μｍの幅を有する。金属電極
（７Ａ、７Ｂ）は通常クローム（Ｃｒ）−銅（Ｃｕ）−
クローム（Ｃｒ）の３層構造で形成され、大略５００〜
１００μｍの幅を有する。この金属電極（７Ａ、７Ｂ）
は抵抗が高い透明電極（６）の抵抗を減少させる目的で
使用されており、電極による電圧降下を減らす役割を果
たしている。このような維持電極対（１０Ａ、１０Ｂ）
は一つのプラズマ放電チャンネルに２本が一つの対とな
るように配置されている。一対の維持電極（１０）のい
ずれかの一方は、アドレス期間に供給されるスキャンパ
ルスに応答してアドレス電極（４）との間で放電し、サ
ステイニング期間に供給されるサステイニングパルスに
応答して他方の維持電極（１０）との間で面放電を生じ
させる。すなわち、一方の維持電極は走査／サステイニ
ング電極として利用される。また、走査／サステイニン
グ電極に利用される維持電極（１０）と対とされた他方
の維持電極（１０）はサステイニンパルスが共通に供給
される共通サステイニング電極として利用される。対と
なる維持電極（１０）間の間隙（ａ）は大略１００μｍ
内外に設定される。維持電極（１０）などが形成される
前面基板（１）上には誘電層（８）と保護層（９）が積
層される。誘電層（８）はプラズマ放電電流を制限し、
かつ放電時に壁電荷を蓄積する。保護膜（９）はプラズ
マ放電時の発生したスパッタリングによる誘電体（８）
の損傷を防止して二次電子の放出効率を高める。この保
護膜（９）は通常酸化マグネシウム（ＭｇＯ）である。
背面基板（２）には放電空間を分割してセルを形成する
ための隔壁（３）がパネルの面から立ち上がっており、
隔壁（３）の間にはアドレス電極（４）が形成されてい
る。隔壁（３）とアドレス電極（４）表面には放電時に
発生する紫外線によって励起されて可視光を発生する蛍
光層（５）が形成されている。
【０００５】また、交流型ＰＤＰは前面基板（１）の前
面にカラーフィルター（１２）を配置している。カラー
フィルター（１２）は赤色、緑色及び青色の顔料が添加
されて入射光の中の特定の波長の光だけを透過させ、色
純度を高める役割を果たしている。このカラーフィルタ
ー（１２）に電磁波遮蔽機能を追加してもよい。そのた
めに、カラーフィルター（１２）に導電性マッシュ（ma
sh）を混合したり、フィルターの上に透明導電膜を真空
蒸着によって成膜したりする。透明導電膜としては通常
ＩＴＯを使用する。このように電磁波遮蔽機能を有する
カラーフィルター（１２）または透明導電膜は接地電圧
源（ＧＮＤ）に接続される。
面にカラーフィルター（１２）を配置している。カラー
フィルター（１２）は赤色、緑色及び青色の顔料が添加
されて入射光の中の特定の波長の光だけを透過させ、色
純度を高める役割を果たしている。このカラーフィルタ
ー（１２）に電磁波遮蔽機能を追加してもよい。そのた
めに、カラーフィルター（１２）に導電性マッシュ（ma
sh）を混合したり、フィルターの上に透明導電膜を真空
蒸着によって成膜したりする。透明導電膜としては通常
ＩＴＯを使用する。このように電磁波遮蔽機能を有する
カラーフィルター（１２）または透明導電膜は接地電圧
源（ＧＮＤ）に接続される。
【０００６】このようなＰＤＰ（２０）は図２で分かる
ように、ｍ×ｎ個の放電画素セル（１１）がマトリック
ス状に配置される。放電画素セル（１１）それぞれには
走査／サステイニング電極ライン（Ｙ１〜Ｙｍ）と共通
サステイニング電極ライン（Ｚ）が同一方向に走り、こ
れらに直交するようにアドレス電極ライン（Ｘ１〜Ｘ
ｎ）が配置されている。走査／サステイニング電極ライ
ン（Ｙ１〜Ｙｍ）と共通サステイニング電極ライン
（Ｚ）は前記した対の維持電極（１０Ａ、１０Ｂ）であ
る。いうまでもなく、アドレス電極ライン（Ｘ１〜Ｘ
ｎ）はアドレス電極（４）である。
ように、ｍ×ｎ個の放電画素セル（１１）がマトリック
ス状に配置される。放電画素セル（１１）それぞれには
走査／サステイニング電極ライン（Ｙ１〜Ｙｍ）と共通
サステイニング電極ライン（Ｚ）が同一方向に走り、こ
れらに直交するようにアドレス電極ライン（Ｘ１〜Ｘ
ｎ）が配置されている。走査／サステイニング電極ライ
ン（Ｙ１〜Ｙｍ）と共通サステイニング電極ライン
（Ｚ）は前記した対の維持電極（１０Ａ、１０Ｂ）であ
る。いうまでもなく、アドレス電極ライン（Ｘ１〜Ｘ
ｎ）はアドレス電極（４）である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のＰＤＰ
において、カラーフィルター（１２）内に導電性マッシ
ュを添加する場合には導電性マッシュを均質に混合しな
ければらず、その均質な混合はかなり困難であり、また
別の添加物である導電性マッシュを追加することによる
製造費用の上昇という問題もある。また、導電性マッシ
ュを用いるのではなく、透明導電性膜を形成する場合
は、その透明導電性物質は真空スパタリングで蒸着する
ために製造費用が増加するだけでなく、低温で蒸着され
た透明導電膜が高温熱処理を伴う誘電層焼成時に酸化し
て抵抗が増加するという問題もある。また、透明導電膜
が酸化されて発生する気泡によって後工程で形成される
誘電層に気泡が残るという問題点もある。従って、本発
明の目的は、プラズマディスプレーパネルの透明電極及
び透明導電膜を形成するのに適したカラー表示パネル前
面パネルの製造方法を提供することである。
において、カラーフィルター（１２）内に導電性マッシ
ュを添加する場合には導電性マッシュを均質に混合しな
ければらず、その均質な混合はかなり困難であり、また
別の添加物である導電性マッシュを追加することによる
製造費用の上昇という問題もある。また、導電性マッシ
ュを用いるのではなく、透明導電性膜を形成する場合
は、その透明導電性物質は真空スパタリングで蒸着する
ために製造費用が増加するだけでなく、低温で蒸着され
た透明導電膜が高温熱処理を伴う誘電層焼成時に酸化し
て抵抗が増加するという問題もある。また、透明導電膜
が酸化されて発生する気泡によって後工程で形成される
誘電層に気泡が残るという問題点もある。従って、本発
明の目的は、プラズマディスプレーパネルの透明電極及
び透明導電膜を形成するのに適したカラー表示パネル前
面パネルの製造方法を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する、本
発明によるカラー表示パネルの前面パネルの製造方法
は、前面パネルの基板の前面と背面それぞれに液状の透
明導電性物質を全面に形成し、その双方の透明導電膜の
一方をパタニングして透明電極とし、他方を電磁遮蔽膜
とすることを特徴とするものである。
発明によるカラー表示パネルの前面パネルの製造方法
は、前面パネルの基板の前面と背面それぞれに液状の透
明導電性物質を全面に形成し、その双方の透明導電膜の
一方をパタニングして透明電極とし、他方を電磁遮蔽膜
とすることを特徴とするものである。
【０００９】
【作用】本発明によるカラー表示パネルの前面パネルの
製造方法は、基板（１）の前面と背面に透明導電性物質
を形成させ、一方をパターニングして維持電極とし、他
方を単なる導電成膜としてそのまま残す。したがって、
別の添加物を用意したり、電極形成と別工程で電磁遮蔽
膜を形成する必要がなく、さらには誘電層形成前に透明
膜を焼成することができるので、上記した従来の問題が
ことごとく解決され、製造方法が極めて簡単になり、製
造原価を低減することができる。
製造方法は、基板（１）の前面と背面に透明導電性物質
を形成させ、一方をパターニングして維持電極とし、他
方を単なる導電成膜としてそのまま残す。したがって、
別の添加物を用意したり、電極形成と別工程で電磁遮蔽
膜を形成する必要がなく、さらには誘電層形成前に透明
膜を焼成することができるので、上記した従来の問題が
ことごとく解決され、製造方法が極めて簡単になり、製
造原価を低減することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、添付した図３及び図４を参
照して、本発明の実施形態を詳細に説明することにす
る。図３を参照すると、前面パネルの基板（１）の前面
に形成された電磁波遮断用透明導電膜（２２）と、その
背面に形成された透明電極対（２６Ａ、２６Ｂ）とを具
備する本発明の実施形態によるＰＤＰが図示されてい
る。電磁波遮断用透明導電膜（２２）は接地電圧源に接
続されて前面基板（１）を通過して入射される電磁波を
遮断する。この電磁波遮断用透明導電膜（２２）上には
カラーフィルター（３２）が形成されている。透明電極
対（２６Ａ、２６Ｂ）の中のいずれか一方はスキャンパ
ルスとサステイニングパルスとが供給される走査／サス
テイニング電極として利用され、他方は共通サステイニ
ン電極として利用される。透明電極対（２６Ａ、２６
Ｂ）上には金属電極（２７Ａ、２７Ｂ）がそれぞれ形成
されるのは従来同様である。
照して、本発明の実施形態を詳細に説明することにす
る。図３を参照すると、前面パネルの基板（１）の前面
に形成された電磁波遮断用透明導電膜（２２）と、その
背面に形成された透明電極対（２６Ａ、２６Ｂ）とを具
備する本発明の実施形態によるＰＤＰが図示されてい
る。電磁波遮断用透明導電膜（２２）は接地電圧源に接
続されて前面基板（１）を通過して入射される電磁波を
遮断する。この電磁波遮断用透明導電膜（２２）上には
カラーフィルター（３２）が形成されている。透明電極
対（２６Ａ、２６Ｂ）の中のいずれか一方はスキャンパ
ルスとサステイニングパルスとが供給される走査／サス
テイニング電極として利用され、他方は共通サステイニ
ン電極として利用される。透明電極対（２６Ａ、２６
Ｂ）上には金属電極（２７Ａ、２７Ｂ）がそれぞれ形成
されるのは従来同様である。
【００１１】図４は本発明のＰＤＰの前面パネルの製造
方法の実施形態を段階的に表している。まず、透明導電
性溶液を用意する。透明導電性溶液には下の表１のよう
な組成比で酸化インジウム（ＩｎＯ）と酸化スズ（Ｓｎ
Ｏ）が混合される。
方法の実施形態を段階的に表している。まず、透明導電
性溶液を用意する。透明導電性溶液には下の表１のよう
な組成比で酸化インジウム（ＩｎＯ）と酸化スズ（Ｓｎ
Ｏ）が混合される。
【００１２】
【表１】
【００１３】ここで、溶媒としてはアルコールが利用さ
れる。透明導電性溶液に２０％添加されている酸化イン
ジウム（ＩｎＯ）と酸化スズ（ＳｎＯ）の表の混合比は
抵抗をより少なくすることができる。この透明導電性の
溶液には混合均質性を向上させるための界面活性剤と粒
子間の結合力を増大させるための結合材などを混合して
もよい。基板（１）をディッピング、すなわち、透明導
電性物質に浸漬した後乾燥させて、基板（１）の両面に
透明導電膜（４２Ａ、４２Ｂ）を形成する。また、基板
（１）に透明導電膜（４２Ａ、４２Ｂ）を形成するため
の異なる方法としては基板（１）上に透明導電性物質を
前面と背面にそれぞれの面に同時にスプレーさせて形成
させることができる。さらに、透明導電性溶液をロール
コーティングで塗布することもできる。このような透明
導電膜形成方法の中、基板（１）の両面に透明導電膜
（４２Ａ、４２Ｂ）を同時に形成することができるディ
ピング方式が最も好ましい。
れる。透明導電性溶液に２０％添加されている酸化イン
ジウム（ＩｎＯ）と酸化スズ（ＳｎＯ）の表の混合比は
抵抗をより少なくすることができる。この透明導電性の
溶液には混合均質性を向上させるための界面活性剤と粒
子間の結合力を増大させるための結合材などを混合して
もよい。基板（１）をディッピング、すなわち、透明導
電性物質に浸漬した後乾燥させて、基板（１）の両面に
透明導電膜（４２Ａ、４２Ｂ）を形成する。また、基板
（１）に透明導電膜（４２Ａ、４２Ｂ）を形成するため
の異なる方法としては基板（１）上に透明導電性物質を
前面と背面にそれぞれの面に同時にスプレーさせて形成
させることができる。さらに、透明導電性溶液をロール
コーティングで塗布することもできる。このような透明
導電膜形成方法の中、基板（１）の両面に透明導電膜
（４２Ａ、４２Ｂ）を同時に形成することができるディ
ピング方式が最も好ましい。
【００１４】このようにして、図４Ａのように基板
（１）の両面、すなわち前面と背面上に透明導電膜（４
２Ａ、４２Ｂ）を同時に形成する。この透明導電膜（４
２Ａ、４２Ｂ）が感光性を有しない一般的な透明導電性
物質である場合には、透明導電膜（４２Ａ、４２Ｂ）を
所定の温度で焼成する。続いて、図４Ｂのように写真エ
ッチング方法などを利用して前面基板（１）の背面上に
形成された透明導電膜（４２Ｂ）をパタニングして透明
電極対（２６Ａ、２６Ｂ）を形成させる。他方の導電膜
（４２ａ）は電磁波遮蔽用透明導電膜（２２）とする。
透明電極対（２６Ａ、２６Ｂ）上には図４Ｃのように金
属電極（２７Ａ、２７Ｂ）が形成される。最後に、前面
基板（１）の背面には透明電極対（２６Ａ、２６Ｂ）と
金属電極対（２７Ａ、２７Ｂ）を覆うように誘電層と保
護膜が順次蒸着され、さらに電磁波遮蔽用透明導電膜
（２２）上にはカラーフィルターが形成される。
（１）の両面、すなわち前面と背面上に透明導電膜（４
２Ａ、４２Ｂ）を同時に形成する。この透明導電膜（４
２Ａ、４２Ｂ）が感光性を有しない一般的な透明導電性
物質である場合には、透明導電膜（４２Ａ、４２Ｂ）を
所定の温度で焼成する。続いて、図４Ｂのように写真エ
ッチング方法などを利用して前面基板（１）の背面上に
形成された透明導電膜（４２Ｂ）をパタニングして透明
電極対（２６Ａ、２６Ｂ）を形成させる。他方の導電膜
（４２ａ）は電磁波遮蔽用透明導電膜（２２）とする。
透明電極対（２６Ａ、２６Ｂ）上には図４Ｃのように金
属電極（２７Ａ、２７Ｂ）が形成される。最後に、前面
基板（１）の背面には透明電極対（２６Ａ、２６Ｂ）と
金属電極対（２７Ａ、２７Ｂ）を覆うように誘電層と保
護膜が順次蒸着され、さらに電磁波遮蔽用透明導電膜
（２２）上にはカラーフィルターが形成される。
【００１５】一方、透明導電性溶液に光重合体が混合さ
れて感光性を有する場合、前面基板（１）の背面上に形
成された透明導電膜（４２Ｂ）上にマスクパターンを置
いて露光及び現象してパタニングした後、透明導電膜
（４２Ｂ）を焼成させる。
れて感光性を有する場合、前面基板（１）の背面上に形
成された透明導電膜（４２Ｂ）上にマスクパターンを置
いて露光及び現象してパタニングした後、透明導電膜
（４２Ｂ）を焼成させる。
【００１６】
【発明の効果】上述したところのように、本発明による
カラー表示パネルの前面パネルの製造方法は前面基板の
前面と背面に透明導電性物質をディッピング、スプレー
またはロールコーティング方で成膜して、誘電層が形成
される前にその透明導電性物質を焼成させる。これによ
って、本発明によるカラー表示パネルは製造単価を上昇
させる真空蒸着で透明導電膜を形成させなくても前面基
板（１）上に成膜された透明導電膜が電磁波を遮断する
ようになる。また、カラーフィルター内に別途の導電性
マッシュを添加する必要も無い。また、本発明によるカ
ラーディスプレーパネルは誘電層が形成される前に電磁
波遮断用透明導電膜と透明電極対が焼成されるので、誘
電層焼成時透明導電膜と透明電極対が酸化するのを防止
することができる。その結果、本発明によるカラーディ
スプレー素子は製造費用を減らすことができることはも
ちろん、電磁波遮断用透明導電膜と透明電極対の酸化に
よる抵抗増加を防止することができる。
カラー表示パネルの前面パネルの製造方法は前面基板の
前面と背面に透明導電性物質をディッピング、スプレー
またはロールコーティング方で成膜して、誘電層が形成
される前にその透明導電性物質を焼成させる。これによ
って、本発明によるカラー表示パネルは製造単価を上昇
させる真空蒸着で透明導電膜を形成させなくても前面基
板（１）上に成膜された透明導電膜が電磁波を遮断する
ようになる。また、カラーフィルター内に別途の導電性
マッシュを添加する必要も無い。また、本発明によるカ
ラーディスプレーパネルは誘電層が形成される前に電磁
波遮断用透明導電膜と透明電極対が焼成されるので、誘
電層焼成時透明導電膜と透明電極対が酸化するのを防止
することができる。その結果、本発明によるカラーディ
スプレー素子は製造費用を減らすことができることはも
ちろん、電磁波遮断用透明導電膜と透明電極対の酸化に
よる抵抗増加を防止することができる。
【図１】 従来の３電極交流型プラズマディスプレーパ
ネルを表す写視図である。
ネルを表す写視図である。
【図２】 図１に図示されたプラズマディスプレーパネ
ルの電極配置を表す平面図である。
ルの電極配置を表す平面図である。
【図３】 本発明の実施形態によるプラズマディスプレ
ーパネルの前面基板を概略的に表す断面図である。
ーパネルの前面基板を概略的に表す断面図である。
【図４】 本発明の実施形態によるプラズマディスプレ
ーパネルの前面パネルの製造方法を段階的に表す断面図
などである。
ーパネルの前面パネルの製造方法を段階的に表す断面図
などである。
１：前面基板 ２：背面基板 ３：隔壁 ４：アドレス電極 ５：蛍光体 ６Ａ、６Ｂ：透明電極 ７Ａ、７Ｂ、２７Ａ、２７Ｂ：金属電極 ８：誘電体 ９：保護層 １０Ａ、１０Ｂ：維持電極 １１：放電画素セルなど １２、３２：カラーフィルター ２２：透明導電膜 ２６Ａ、２６Ｂ：透明電極
Claims (8)
- 【請求項１】 前面基板（１）の両面、すなわち前面と
背面それぞれに液状の透明導電物質を全面に形成する段
階と、両面に形成された透明導電膜の中のいずれか一方
をパタニングする段階を含むことを特徴とするカラー表
示パネルの前面パネルの製造方法。 - 【請求項２】 前記パタニングの前後に前記液状の透明
導電膜を焼成させる段階とを含むことを特徴とする請求
項１記載のカラー表示パネルの前面基板の製造方法。 - 【請求項３】 前記液状の透明導電物質はディッピング
方によって前記前面基板（１）の前面と背面に同時に形
成されることを特徴とする請求項１記載のカラー表示パ
ネルの前面パネルの製造方法。 - 【請求項４】 前記液状の透明導電物質はスプレーによ
って前記前面基板（１）の前面と背面に形成されること
を特徴とする請求項１記載のカラー表示パネルの前面パ
ネルの製造方法。 - 【請求項５】 前記液状の透明導電物質はロールコーテ
ィング方によって前記前面基板の前面と背面に形成され
ることを特徴とする請求項１記載のカラー表示パネルの
前面パネルの製造方法。 - 【請求項６】 前記カラー表示パネルはプラズマディス
プレーパネルであることを特徴とする請求項１記載のカ
ラー表示パネルの前面パネルの製造方法。 - 【請求項７】 前記透明導電物質には酸化インジウム
（ＩｎＯ）、酸化スズ（ＳｎＯ）及び溶媒が所定比で混
合されていることを特徴とする請求項１記載のカラー表
示パネルの前面パネルの製造方法。 - 【請求項８】 前記透明導電物質には１８％の酸化イン
ジウム（ＩｎＯ）、２％の酸化スズ（ＳｎＯ）と８０％
の溶媒が混合されたことを特徴とする請求項１記載のカ
ラー表示パネルの前面パネルの製造方法。
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|---|---|---|---|
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| KR1019980063397A KR100301207B1 (ko) | 1998-12-31 | 1998-12-31 | 칼라표시장치의전면기판형성방법 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000208060A true JP2000208060A (ja) | 2000-07-28 |
| JP3434763B2 JP3434763B2 (ja) | 2003-08-11 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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| JP (1) | JP3434763B2 (ja) |
| KR (1) | KR100301207B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010070740A1 (ja) * | 2008-12-17 | 2010-06-24 | 後藤 正視 | 透明導電性溶液およびその製造方法 |
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| US6555956B1 (en) * | 1998-03-04 | 2003-04-29 | Lg Electronics Inc. | Method for forming electrode in plasma display panel and structure thereof |
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| US6084705A (en) * | 1996-12-23 | 2000-07-04 | Optical Coating Laboratory, Inc. | Methods and apparatus for providing a near-IR emission suppressing/color enhancing accessory device for plasma display panels |
-
1998
- 1998-12-31 KR KR1019980063397A patent/KR100301207B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37451999A patent/JP3434763B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1999-12-30 US US09/475,117 patent/US6162107A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010070740A1 (ja) * | 2008-12-17 | 2010-06-24 | 後藤 正視 | 透明導電性溶液およびその製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR20000046683A (ko) | 2000-07-25 |
| KR100301207B1 (ko) | 2001-09-06 |
| US6162107A (en) | 2000-12-19 |
| JP3434763B2 (ja) | 2003-08-11 |
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