JP2000208009A - 真空バルブ - Google Patents

真空バルブ

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JP2000208009A
JP2000208009A JP11005444A JP544499A JP2000208009A JP 2000208009 A JP2000208009 A JP 2000208009A JP 11005444 A JP11005444 A JP 11005444A JP 544499 A JP544499 A JP 544499A JP 2000208009 A JP2000208009 A JP 2000208009A
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邦夫 横倉
Yoshimitsu Niwa
芳充 丹羽
Takumi Funabashi
匠 船橋
Yoshimi Nitta
工美 仁田
Mitsutaka Honma
三孝 本間
Hiromichi Somei
宏通 染井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電極の単位面積当たりの遮断電流密度を向上さ
せて小形化すること。 【解決手段】銅体の円筒体の一方の端部が銅体底部で覆
われると共に、他方の端部がほぼ中央に穴の空いた円板
状の接点が接合され、円筒体あるいは当該円筒体から銅
体底部にかけて底部面に対して斜めの角度を有するスリ
ット316 が設けられ、さらに円筒体の内側に当該円筒体
と同軸状の銅体の内円筒体が銅体底部と接点間に配さ
れ、内円筒体には底部面に対して斜めの角度を有するス
リット316 が設けられた構造を有する第1の電極305
と、第1の電極305 とほぼ同様の構造を有し、底部面に
対して斜めに設けられたスリット2,4 の角度がほぼ18
0゜から第1の電極305 のスリット316 の角度を減じた
構造を有する第2の電極304 とを、真空容器301 内に対
向して配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空中での接点の
接離によって、回路に流れる電流の開閉を行なう真空ス
イッチに用いられる真空バルブに係り、特に小形化を実
現し得るようにした真空バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電気スイッチの一つとして、
真空スイッチが多く用いられてきている。この真空スイ
ッチとは、真空遮断器、真空開閉器、真空接触器、真空
タップチェンジャー、真空断路器、真空ヒューズ、真空
リレー等を総称したものである。
【0003】図15は、この種の真空スイッチに用いら
れる真空バルブの一例を示す断面図である。
【0004】真空バルブは、図15に示すように、円筒
状の絶縁容器301とその両端開口部に上蓋302、下
蓋303で覆われた気密構造となっており、これら絶縁
容器301、上蓋302、下蓋303で覆われた空間
は、高真空に維持されている。また、この空間に一対の
対向する電極304,305を配して、電極304を支
持する固定軸306を介して上蓋302外に導出し、電
極305を支持する可動軸307は、ベローズ308を
介して舌蓋03外に導出されている。さらに、これらの
電極304,305は、真空バルブ外からの操作によっ
て可動軸307が図中上下方向に駆動され、電極端の接
点が接離することにより、回路に流れる電流の開閉を行
なう。
【0005】ところで、このような真空バルブでは、大
電流を遮断するために種々の電極構造が採用されてい
る。
【0006】図16は、この電極構造の一例を示す図で
ある。
【0007】図16において、対向した電極304,3
05は開極状態にあり、電極端部の接点311,312
間にアーク313が形成された状態を示している。
【0008】接点311,312と固定軸306、可動
軸307との間は、カップ電極314,315が通電部
を構成している。このカップ電極314,315の断面
は凹形状を有し、開口部側に接点が接続され、閉口部側
に固定軸306、可動軸307が接続される。また、カ
ップ電極314,315の側面部には、スリット316
が勝手違いに設けられている。
【0009】この状態で真空バルブに電流が流れ、接点
311,312間にアーク313が形成されると、カッ
プ電極314,315のスリット316に沿って流れる
電流によって、アーク313にはアーク柱と垂直でかつ
円周方向の力が作用し、アーク313は接点311,3
12間を回転駆動され、アークの停滞が無くなる。これ
により、アーク313による接点311,312の局部
加熱が抑制されて、接点の損傷を抑制する。
【0010】従って、このような電極構造とすること
で、より大きな電流のアーク発生に耐え、大電流遮断を
行なうことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような電極構造を有する従来の真空バルブにおいて
は、電極の単位面積当たりの遮断電流密度が比較的小さ
いことから、電極が大形となり、結果として真空バルブ
の外管径が大形となり、真空バルブの小形化という観点
で問題がある。
【0012】本発明の目的は、電極の単位面積当たりの
遮断電流密度を向上させて電極の小形化を実現し、これ
により真空バルブ本体の外管径の小形化を実現して真空
バルブ本体を小形化することが可能な真空バルブを提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明の真空バルブは、銅体の円筒体の
一方の端部が銅体底部で覆われると共に、他方の端部が
ほぼ中央に穴の空いた円板状の接点が接合され、円筒体
あるいは当該円筒体から銅体底部にかけて底部面に対し
て斜めの角度を有するスリットが設けられ、さらに円筒
体の内側に当該円筒体と同軸状の銅体の内円筒体が銅体
底部と接点間に配され、内円筒体には底部面に対して斜
めの角度を有するスリットが設けられた構造を有する第
1の電極と、第1の電極とほぼ同様の構造を有し、底部
面に対して斜めに設けられたスリットの角度がほぼ18
0゜から第1の電極のスリットの角度を減じた構造を有
する第2の電極とを、真空容器内に対向して配設して成
る。
【0014】従って、請求項1の発明の真空バルブにお
いては、上記構造を有する第1の電極と第2の電極と
を、真空容器内に対向して配設することにより、アーク
の駆動力を高めて遮断性能を向上させることができる。
【0015】また、請求項2の発明の真空バルブは、銅
体の円筒体の一方の端部が銅体底部で覆われると共に、
他方の端部がほぼ中央に穴の空いた円板状の接点が接合
され、円筒体あるいは当該円筒体から銅体底部にかけて
底部面に対して斜めの角度を有するスリットが設けら
れ、さらに円筒体の内側に円筒体と同軸状の銅体の内円
筒体とその一方の端部が内側銅体底部で覆われると共
に、他方の端部に接点が接合され、内円筒体あるいは当
該内円筒体から内側銅体底部にかけて底部面に対して斜
めの角度を有するスリットが設けられた構造を有する第
1の電極と、第1の電極とほぼ同様の構造を有し、底部
面に対して斜めに設けられたスリットの角度がほぼ18
0゜から第1の電極のスリットの角度を減じた構造を有
する第2の電極とを、真空容器内に対向して配設して成
る。
【0016】従って、請求項2の発明の真空バルブにお
いては、上記構造を有する第1の電極と第2の電極と
を、真空容器内に対向して配設することにより、アーク
の駆動力を高めて遮断性能を向上させることができる。
【0017】一方、請求項3の発明の真空バルブは、上
記請求項1または請求項2の発明の真空バルブにおい
て、外側の円筒体に設けられたスリットと内側の円筒体
に設けられたスリットの本数を同数としている。
【0018】従って、請求項3の発明の真空バルブにお
いては、外側の円筒体のスリットと内側の円筒体のスリ
ットの本数を同数とすることにより、アークの駆動力を
高めてより一層遮断性能を向上させることができる。
【0019】また、請求項4の発明の真空バルブは、上
記請求項3の発明の真空バルブにおいて、外側の円筒体
に設けられたスリットと内側の円筒体に設けられたスリ
ットを同一平面上に配している。
【0020】従って、請求項4の発明の真空バルブにお
いては、外側の円筒体のスリットと内側の円筒体のスリ
ットを同一平面上に配することにより、アークの駆動力
を高めてより一層遮断性能を向上させることができる。
【0021】さらに、請求項5の発明の真空バルブは、
上記請求項1または請求項2の発明の真空バルブにおい
て、外側の円筒体に設けられたスリットの底部面に対す
る角度に対して、内側の円筒体に設けられたスリットの
底部面に対する角度を鋭角としている。
【0022】従って、請求項5の発明の真空バルブにお
いては、外側の円筒体のスリットの底部面に対する角度
に対して、内側の円筒体のスリットの底部面に対する角
度を鋭角とすることにより、アークの駆動力を高めてよ
り一層遮断性能を向上させることができる。
【0023】一方、請求項6の発明の真空バルブは、上
記請求項1、請求項2、請求項5のいずれか1項の発明
の真空バルブにおいて、外側の円筒体に設けられたスリ
ットの本数Noと内側の円筒体に設けられたスリットの
本数Niが、No>Niなる関係を満たすようにしてい
る。
【0024】従って、請求項6の発明の真空バルブにお
いては、外側の円筒体のスリット本数Noを、内側の円
筒体のスリット本数Niよりも多くすることにより、ア
ークの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上させるこ
とができる。
【0025】また、請求項7の発明の真空バルブは、上
記請求項6の発明の真空バルブにおいて、外側の円筒体
に設けられたスリットの本数Noと内側の円筒体に設け
られたスリットの本数Niが、No=2×Niなる関係
を満たすようにしている。
【0026】従って、請求項7の発明の真空バルブにお
いては、外側の円筒体のスリット本数Noを、内側の円
筒体のスリット本数Niの2倍とすることにより、アー
クの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上させること
ができる。
【0027】さらに、請求項8の発明の真空バルブは、
上記請求項7の発明の真空バルブにおいて、外側の円筒
体に設けられたスリットと内側の円筒体に設けられたス
リット1本間隔毎に同一平面上に配している。
【0028】従って、請求項8の発明の真空バルブにお
いては、外側の円筒体のスリットと内側の円筒体のスリ
ット1本間隔毎に同一平面上に配することにより、アー
クの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上させること
ができる。
【0029】さらにまた、請求項9の発明の真空バルブ
は、上記請求項1乃至請求項8のいずれか1項の発明の
真空バルブにおいて、外側の円筒体の厚さt1 と内側の
円筒体の厚さt2 が、 t1 >t2 なる関係を満たす
ようにしている。
【0030】従って、請求項9の発明の真空バルブにお
いては、外側の円筒体の厚さt1 を、内側の円筒体の厚
さt2 よりも厚くすることにより、アークの駆動力を高
めてより一層遮断性能を向上させることができる。
【0031】一方、請求項10の発明の真空バルブは、
銅体の円筒体の一方の端部が銅体底部で覆われると共
に、他方の端部の面に同心円状の溝が設けられ、さらに
ほぼ中央に穴の空いた円板状の接点が接合され、円筒体
あるいは当該円筒体から銅体底部にかけて底部面に対し
て斜めの角度を有するスリットが設けられた構造を有す
る第1の電極と、第1の電極とほぼ同様の構造を有し、
底部面に対して斜めに設けられたスリットの角度がほぼ
180゜から第1の電極のスリットの角度を減じた構造
を有する第2の電極とを、真空容器内に対向して配設し
て成る。
【0032】従って、請求項10の発明の真空バルブに
おいては、上記構造を有する第1の電極と第2の電極と
を、真空容器内に対向して配設することにより、アーク
の駆動力を高めて遮断性能を向上させることができる。
【0033】また、請求項11の発明の真空バルブは、
円錐台状の銅体の下底部から円錐状の穴が空き、上底部
に通電軸が接合されると共に、下底部にほぼ中央に穴の
空いた円板状の接点が接合され、さらに円錐台状の銅体
の側面に上底面に対して斜めの角度を有するスリットが
設けられた構造を有する第1の電極と、第1の電極とほ
ぼ同様の構造を有し、上底面に対して斜め設けられたス
リットの角度がほぼ180゜から第1の電極のスリット
の角度を減じた構造を有する第2の電極とを、真空容器
内に対向して配設して成る。
【0034】従って、請求項11の発明の真空バルブに
おいては、上記構造を有する第1の電極と第2の電極と
を、真空容器内に対向して配設することにより、アーク
の駆動力を高めて遮断性能を向上させることができる。
【0035】一方、請求項12の発明の真空バルブは、
上記請求項1乃至請求項10のいずれか1項の発明の真
空バルブにおいて、内円筒体を、上記請求項11の発明
の円錐台状の銅体電極で構成している。
【0036】従って、請求項12の発明の真空バルブに
おいては、内円筒体を、上記請求項11の発明の構造を
有する円錐台状の銅体電極で構成することにより、アー
クの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上させること
ができる。
【0037】また、請求項13の発明の真空バルブは、
上記請求項1乃至請求項12のいずれか1項の発明の真
空バルブにおいて、ほぼ中央に穴の空いた円板状接点に
おける中央穴部から接点外周部に向けてスリットを設け
ている。
【0038】従って、請求項13の発明の真空バルブに
おいては、ほぼ中央に穴の空いた円板状接点における中
央穴部から接点外周部に向けてスリットを設けることに
より、アークの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上
させることができる。
【0039】さらに、請求項14の発明の真空バルブ
は、上記請求項1乃至請求項12のいずれか1項の発明
の真空バルブにおいて、接点に設けられたスリットの本
数と内円筒体に設けられたスリットの本数とを同数とし
ている。
【0040】従って、請求項14の発明の真空バルブに
おいては、接点のスリット本数を、内円筒体のスリット
本数と同数とすることにより、アークの駆動力を高めて
より一層遮断性能を向上させることができる。
【0041】さらにまた、請求項15の発明の真空バル
ブは、上記請求項14の発明の真空バルブにおいて、接
点に設けられたスリットと内円筒体に設けられたスリッ
トの接点接合面状のスリットが互いに交差するようにし
ている。
【0042】従って、請求項15の発明の真空バルブに
おいては、接点のスリットと内円筒体のスリットの接点
接合面状のスリットを互いに交差させることにより、ア
ークの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上させるこ
とができる。
【0043】一方、請求項16の発明の真空バルブは、
銅体の円筒体の一方の端部が銅体底部で覆われると共
に、他方の端部がほぼ中央に穴の空いた円板状の接点が
接合され、円筒体あるいは当該円筒体から銅体底部にか
けて底部面に対して斜めの角度を有するスリットが設け
られ、そのスリットの底部面となす角度が円筒体の中間
部で変化する構造を有する第1の電極と、第1の電極と
ほぼ同様の構造を有し、底部面に対して斜めに設けられ
た各々のスリットの角度がほぼ180゜から第1の電極
の対向するスリットの角度を減じた構造を有する第2の
電極とを、真空容器内に対向して配設して成る。
【0044】従って、請求項16の発明の真空バルブに
おいては、上記構造を有する第1の電極と第2の電極と
を、真空容器内に対向して配設することにより、アーク
の駆動力を高めてより一層遮断性能を向上させることが
できる。
【0045】また、請求項17の発明の真空バルブは、
上記請求項16の発明の真空バルブにおいて、接点接合
側に位置するスリットの底面部となす角度α1 と銅体底
部側に位置するスリットの底面部となす角度α2 が、
α1 <α2 なる関係を満たすようにしている。
【0046】従って、請求項17の発明の真空バルブに
おいては、接点接合側のスリットの底面部となす角度α
1 を、銅体底部側のスリットの底面部となす角度α2
りも小さくすることにより、アークの駆動力を高めてよ
り一層遮断性能を向上させることができる。
【0047】さらに、請求項18の発明の真空バルブ
は、上記請求項1乃至請求項12、請求項14、請求項
15のいずれか1項の発明の真空バルブにおいて、外側
円筒体あるいは内側円筒体のうちの少なくともいずれか
一方の円筒体に設けられたスリットの形状が、上記請求
項17の発明の関係を満たすようにしている。
【0048】従って、請求項18の発明の真空バルブに
おいては、外側円筒体あるいは内側円筒体のうちの少な
くともいずれか一方の円筒体のスリットの形状を、上記
請求項17の発明の関係を満たすものとすることによ
り、アークの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上さ
せることができる。
【0049】一方、請求項19の発明の真空バルブは、
銅体の円筒体の一方の端部が銅体底部で覆われると共
に、他方の端部がほぼ中央に穴の空いた円板状の接点が
接合され、円筒体あるいは当該円筒体から銅体底部にか
けて底部面に対して斜めの角度を有するスリットが設け
られ、さらに円筒体の内側に当該円筒体と同軸状の銅体
の内円筒体が銅体底部と接点間に配され、内円筒体には
底部面に対して斜めの角度を有するスリットが設けら
れ、外部円筒体の高さが内部の円筒体の高さよりも小さ
い構造を有する第1の電極と、第1の電極とほぼ同様の
構造を有し、底部面に対して斜め設けられたスリットの
角度がほぼ180゜から第1の電極のスリットの角度を
減じた構造を有する第2の電極とを、真空容器内に対向
して配設して成る。
【0050】従って、請求項19の発明の真空バルブに
おいては、上記構造を有する第1の電極と第2の電極と
を、真空容器内に対向して配設することにより、アーク
の駆動力を高めて遮断性能を向上させることができる。
【0051】以上により、電極の単位面積当たりの遮断
電流密度を向上させて電極の小形化を実現し、これによ
り真空バルブ本体の外管径の小形化を実現して真空バル
ブ本体を小形化することが可能となる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0053】なお、以下の各実施の形態において、図1
5および図16と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0054】(第1の実施の形態:請求項1に対応)図
1は、本実施の形態による真空バルブにおける電極の構
成例を示す断面図であり、前記図15の電極305に相
当するものである。
【0055】また、対向する電極304は、前記図15
のスリット2,4が勝手違いに設けられており、その他
の構成は電極305と同一である。
【0056】一方、底部が覆われた周囲が円筒状のカッ
プ電極315の開放端側に、ほぼ中心部に穴の空いた概
ね平板状の接点312が接続されている。
【0057】また、カップ電極315の円周側面さらに
は底部にかけて、複数のスリット316が設けられてい
る。
【0058】さらに、カップ電極315の底部と接点間
には、カップ電極315側面部と同軸状に内銅体2が配
されている。
【0059】さらにまた、内銅体1の側面さらには底部
にかけて、複数のスリット2が設けられている。
【0060】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、図1に示すように、対
向する接点312間に発生したアーク電流は、スリット
316に沿って流れる電流とスリット2に沿って流れる
電流で合成される。そして、これら各々の電流で発生し
た磁界によるアークに、アーク柱と垂直な方向に電磁力
が作用する。
【0061】このことから、アークが接点312の中心
側に寄った時には、スリット2に沿って流れる電流によ
る駆動力がアークに作用し、接点312の外側に寄った
時には、スリット316に沿って流れる電流による駆動
力がアークに作用する。これにより、アークが接点31
2の内側、外側に点弧しても、アークの駆動力が得ら
れ、アークの局部加熱が抑制されて、大電流域までの遮
断性能が確保される。
【0062】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、前記構造を有する2つの電極304,305
を、真空容器内に対向して配設しているので、アークの
駆動力を高めて遮断性能を向上させることが可能とな
る。
【0063】これにより、電極の単位面積当たりの遮断
電流密度を向上させて電極の小形化を実現し、もって真
空バルブの外管径の小形化を実現して真空バルブを小形
化することができる。
【0064】(第2の実施の形態:請求項2に対応)図
2は、本実施の形態による真空バルブにおける電極の構
成例を示す断面図であり、前記図15の電極305に相
当するものである。
【0065】また、対向する電極304は、前記図15
のスリット2,4が勝手違いに設けられており、その他
の構成は前述と同一である。
【0066】一方、底部が覆われた周囲が円筒状のカッ
プ電極315の開放端側に、ほぼ中心部に穴の空いた概
ね平板状の接点312が接続されている。
【0067】また、カップ電極315の円周側面さらに
は底部にかけて、複数のスリット316が設けられてい
る。
【0068】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、図1に示すように、対
向する接点312間に発生したアーク電流は、スリット
316に沿って流れる電流とスリット2に沿って流れる
電流で合成される。そして、これら各々の電流で発生し
た磁界によるアークに、アーク柱と垂直な方向に電磁力
が作用する。
【0069】このことから、アークが接点312の中心
側に寄った時には、スリット2に沿って流れる電流によ
る駆動力がアークに作用し、接点312の外側に寄った
時には、スリット316に沿って流れる電流による駆動
力がアークに作用する。これにより、アークが接点31
2の内側、外側に点弧しても、アークの駆動力が得ら
れ、アークの局部加熱が抑制されて、大電流域までの遮
断性能が確保される。
【0070】また、本実施の形態では、内銅体1とカッ
プ電極315のスリット加工を別々に行なうことができ
る。
【0071】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、前記構造を有する2つの電極304,305
を、真空容器内に対向して配設しているので、アークの
駆動力を高めて遮断性能を向上させることが可能とな
る。
【0072】これにより、電極の単位面積当たりの遮断
電流密度を向上させて電極の小形化を実現し、もって真
空バルブの外管径の小形化を実現して真空バルブを小形
化することができる。
【0073】(第3の実施の形態:請求項3に対応)本
実施の形態による真空バルブは、前述した第1の実施の
形態または第2の実施の形態(ここでは、図1の第1の
実施の形態で代用する)において、外部のカップ電極3
15の側面に設けられたスリット316の本数と、内銅
体1に設けられたスリット2の本数を同数としている。
【0074】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、外部のカップ電極31
5のスリット316と内銅体1のスリット2の本数を同
数としていることにより、アークの駆動力を高めてより
一層遮断性能を向上させることができる。
【0075】また、本実施の形態では、内銅体1とカッ
プ電極315とを一体化した後に、スリットの加工を行
なうことができる。
【0076】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、外部のカップ電極315のスリット316と内
銅体1のスリット2の本数を同数としているので、アー
クの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上させること
が可能となる。
【0077】(第4の実施の形態:請求項4に対応)図
3は、本実施の形態による真空バルブにおける電極の構
成例を示す断面図である。
【0078】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、前述した第3の実施の形態において、図3に示すよ
うに、外部のカップ電極315の側面に設けられたスリ
ット316と、内銅体1に設けられたスリット2とを、
重なって見えるように同一平面上に配している。
【0079】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、外部のカップ電極31
5のスリット316と内銅体1のスリット2とを、同一
平面上に配していることにより、アークの駆動力を高め
てより一層遮断性能を向上させることができる。
【0080】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、外部のカップ電極315のスリット316と内
銅体1のスリット2とを、同一平面上に配しているの
で、アークの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上さ
せることが可能となる。
【0081】(第5の実施の形態:請求項5に対応)図
4は、本実施の形態による真空バルブにおける電極の構
成例を示す断面図である。
【0082】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、前述した第1の実施の形態または第2の実施の形態
において、図4に示すように、カップ電極315に設け
られたスリット316が底面となす角度β、内銅体1に
設けられたスリット2が底面となす角度αが、 α<β
なる関係を満たすようにしている、換言すれば、カッ
プ電極315に設けられたスリット316が底面となす
角度βに対して、内銅体1に設けられたスリット2が底
面となす角度αを鋭角としている。
【0083】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、カップ電極315のス
リット316が底面となす角度βに対して、内銅体1の
スリット2が底面となす角度αを鋭角としている(小さ
くしている)ことにより、内銅体1のスリット2に流れ
る電流によるアークへの駆動力をアップして、より一層
遮断性能を向上させることができる。
【0084】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、カップ電極315のスリット316が底面とな
す角度βに対して、内銅体1のスリット2が底面となす
角度αを鋭角としているので、アークの駆動力を高めて
より一層遮断性能を向上させることが可能となる。
【0085】(第6の実施の形態:請求項6に対応)図
5は、本実施の形態による真空バルブにおける電極の構
成例を示す断面図である。
【0086】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、前述した第1の実施の形態、または第2の実施の形
態、または第5の実施の形態において、図5に示すよう
に、外部のカップ電極315に設けられたスリット31
6の本数Noと、内銅体1に設けられたスリット2の本
数Niが、 No>Ni なる関係を満たすようにして
いる。
【0087】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、カップ電極315のス
リット316の本数Noを、内銅体1のスリット2の本
数Niよりも多くしていることにより、アークの駆動力
を高めてより一層遮断性能を向上させることができる。
【0088】すなわち、本実施の形態では、カップ電極
315の径が大きくなるとスリット316の間隔が広が
り、その中間部にアークが点弧した時に駆動力が低下す
ることを、スリット316の本数を増加させることによ
り駆動力の低下を抑制することができる。
【0089】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、カップ電極315のスリット316の本数No
を、内銅体1のスリット2の本数Niよりも多くしてい
るので、アークの駆動力を高めてより一層遮断性能を向
上させることが可能となる。
【0090】(第7の実施の形態:請求項7に対応)本
実施の形態による真空バルブは、前述した第6の実施の
形態において、特に外部のカップ電極315の側面に設
けられたスリット316の本数Noと、内銅体1に設け
られたスリット2の本数Niが、 No=2×Ni な
る関係を満たすようにしている。
【0091】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、カップ電極315のス
リット316の本数Noを、内銅体1のスリット2の本
数Niの2倍と多くしていることにより、アークの駆動
力を高めてより一層遮断性能を向上させることができ
る。
【0092】すなわち、本実施の形態では、カップ電極
315の径が大きくなるとスリット316の間隔が広が
り、その中間部にアークが点弧したときに駆動力が低下
することを、スリット316の本数を増加させることに
より駆動力の低下を抑制することができる。
【0093】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、カップ電極315のスリット316の本数No
を、内銅体1のスリット2の本数Niの2倍としている
ので、アークの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上
させることが可能となる。
【0094】(第8の実施の形態:請求項8に対応)図
6は、本実施の形態による真空バルブにおける電極の構
成例を示す断面図である。
【0095】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、前述した第7の実施の形態において、特に図6に示
すように、外部のカップ電極315に設けられたスリッ
ト316と内銅体1に設けられたスリット2の1本間隔
毎に、同一平面上に位置するように配している。
【0096】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、外部のカップ電極31
5のスリット316と内銅体1のスリット2の1本間隔
毎に同一平面上に配していることにより、アークの駆動
力を高めてより一層遮断性能を向上させることができ
る。
【0097】すなわち、本実施の形態では、カップ電極
315の径が大きくなるとスリット316の間隔が広が
り、その中間部にアークが点弧したときに駆動力が低下
することを、スリット316の本数を増加させることに
より駆動力の低下を抑制することができる。
【0098】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、カップ電極315のスリット316と内銅体1
のスリット2の1本間隔毎に同一平面上に配しているの
で、アークの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上さ
せることが可能となる。
【0099】(第9の実施の形態:請求項9に対応)図
7は、本実施の形態による真空バルブにおける電極の構
成例を示す断面図である。
【0100】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、前述した第1の実施の形態乃至第8の実施の形態の
いずれかにおいて、図7に示すように、外部のカップ電
極315の側面を構成する銅体の厚さt1 と、内銅体1
の厚さt2 が、 t1 >t2なる関係を満たすようにし
ている。
【0101】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、カップ電極315の銅
体の厚さt1 を、内銅体1の厚さt2 よりも厚くしてい
ることにより、アークの駆動力を高めてより一層遮断性
能を向上させることができる。
【0102】すなわち、図7に示すように、内銅体1の
底部から接点312までの抵抗と内銅体1の底部からカ
ップ電極315の接点312までの抵抗とが、t2 とt
1 の厚さによって調整され、各々に流れる電流が制御で
きる。対向する接点312間に発生したアーク電流は、
スリット316に沿って流れる電流とスリット2に沿っ
て流れる電流で合成される。そして、これら各々の電流
で発生した磁界によるアークに、アーク柱と垂直な方向
に電磁力が作用する。
【0103】このことから、アークが接点312の中心
側に寄った時には、スリット2に沿って流れる電流によ
る駆動力がアークに作用し、接点312の外側に寄った
時には、スリット316に沿って流れる電流による駆動
力がアークに作用する。これにより、アークが接点31
2の内側、外側に点弧しても、アークの駆動力が得ら
れ、アークの局部加熱が抑制されて、大電流域までの遮
断性能が確保される。
【0104】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、カップ電極315の銅体の厚さt1 を、内銅体
1の厚さt2 よりも厚くしているので、アークの駆動力
を高めてより一層遮断性能を向上させることが可能とな
る。
【0105】(第10の実施の形態:請求項10に対
応)図8は、本実施の形態による真空バルブにおける電
極の構成例を示す断面図である。
【0106】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、図8に示すように、外部のカップ電極315の側面
を構成する銅体部に、図示の上方向から溝3を切削して
設けている。また、スリット316は、カップ電極31
5全体を一括して設けている。
【0107】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、図8に示すように、カ
ップ電極315の接点312接合面側から同軸状に溝3
を設けていることにより、内銅体1が形成され、一連の
機械加工で電極下部の通電部を形成することができる。
対向する接点312間に発生したアーク電流は、スリッ
ト316に沿って流れる電流とスリット2に沿って流れ
る電流で合成される。そして、これら各々の電流で発生
した磁界によるアークに、アーク柱と垂直な方向に電磁
力が作用する。
【0108】このことから、アークが接点312の中心
側に寄った時には、スリット2に沿って流れる電流によ
る駆動力がアークに作用し、接点312の外測に寄った
時には、スリット316に沿って流れる電流による駆動
力がアークに作用する。これにより、アークが接点31
2の内側、外側に点弧しても、アークの駆動力が得ら
れ、アークの局部加熱が抑制されて、大電流域までの遮
断性能が確保される。
【0109】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、カップ電極315の銅体部に溝3を設け、スリ
ット316をカップ電極315全体に一括して設けてい
るので、アークの駆動力を高めて遮断性能を向上させる
ことが可能となる。
【0110】(第11の実施の形態:請求項11に対
応)図9は、本実施の形態による真空バルブにおける電
極の構成例を示す断面図である。
【0111】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、図9に示すように、外部のカップ電極315の側面
を構成する銅体部を傾斜させて、全体でほぼ円錐台の形
状を有するものとし、この傾斜した銅体部にスリット3
16を設けている。
【0112】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、図9に示すように、円
錐台状に外部のカップ電極315を形成していることに
より、接点312に近いスリット316に沿って流れる
電流によるアークへの駆動力が大きくなる。
【0113】これにより、アークが接点312の内側、
外側に点弧しても、アークの駆動力が得られ、アークの
局部加熱が抑制されて、大電流域までの遮断性能が確保
される。
【0114】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、カップ電極315の銅体部を傾斜させて円錐台
状とし、この銅体部にスリット316を設けているの
で、アークの駆動力を高めて遮断性能を向上させること
が可能となる。
【0115】(第12の実施の形態:請求項12に対
応)図10は、本実施の形態による真空バルブにおける
電極の構成例を示す断面図である。
【0116】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、前述した第1の実施の形態乃至第10の実施の形態
のいずれかにおいて、図10に示すように、外部のカッ
プ電極315の内側に位置する内銅体1をほぼ円錐台の
形状とし、この内銅体1にスリット2を設けている。
【0117】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、図10に示すように、
円錐台状に外部のカップ電極315を形成していること
により、接点312に近いスリット316に沿って流れ
る電流によるアークへの駆動力が大きくなる。
【0118】これにより、アークが接点312の内側、
外側に点弧しても、アークの駆動力が得られ、アークの
局部加熱が抑制されて、大電流域までの遮断性能が確保
される。
【0119】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、カップ電極315の内銅体1を円錐台状とし、
この内銅体1にスリット2を設けているので、アークの
駆動力を高めてより一層遮断性能を向上させることが可
能となる。
【0120】(第13の実施の形態:請求項13、請求
項14に対応)図11は、本実施の形態による真空バル
ブにおける電極の構成例を示す断面図である。
【0121】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、前述した第1の実施の形態乃至第12の実施の形態
のいずれかにおいて、図11に示すように、接点312
に半径方向に、すなわち中央穴部から接点外周部に向け
てスリット4を設け、外部のカップ電極315の内側に
達するようにしている。
【0122】また、接点312に設けられたスリット4
の本数とカップ電極315に設けられたスリット316
の本数とを同数としている。
【0123】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、図11に示すように、
接点312にスリット4を設け、また接点312のスリ
ット4の本数とカップ電極315のスリット316の本
数とを同数としていることにより、アークの点弧点を外
周側に移動させることができ、接点312表面に生じる
渦電流を低減することができる。
【0124】これにより、アークの駆動力が得られ、ア
ークの局部加熱が抑制されて、大電流域までの遮断性能
が確保される。
【0125】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、接点312にスリット4を設け、接点312の
スリット4の本数とカップ電極315のスリット316
の本数とを同数としているので、アークの駆動力を高め
てより一層遮断性能を向上させることが可能となる。
【0126】(第14の実施の形態:請求項15に対
応)図12は、本実施の形態による真空バルブにおける
電極の構成例を示す断面図である。
【0127】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、前述した第13の実施の形態において、図12に示
すように、接点312に設けられたスリット4と外部の
カップ電極315に設けられたスリット316の接点3
16と接する部分で、両方のスリット4、スリット31
6が互いに交差するようにしている。
【0128】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、図12に示すように、
接点312にスリット4を設け、また接点312のスリ
ット4の本数とカップ電極315のスリット316の本
数とを同数としていることにより、アークの点弧点を外
周側に移動させることができ、接点312表面に生じる
渦電流を低減することができる。
【0129】また、接点312のスリット4とカップ電
極315のスリット316の接点316と接する部分
で、スリット4、スリット316を互いに交差させてい
ることにより、アークの移動が速やかになり、ピンチ効
果によってアークが中心に寄ることを防ぐことができ
る。
【0130】これにより、アークの駆動力が得られ、ア
ークの局部加熱が抑制されて、大電流域までの遮断性能
が確保される。
【0131】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、接点312にスリット4を設け、接点312の
スリット4の本数とカップ電極315のスリット316
の本数とを同数とし、さらに接点312のスリット4と
カップ電極315のスリット316の接点316接合面
状のスリット4,316を互いに交差させているので、
アークの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上させる
ことが可能となる。
【0132】(第15の実施の形態:請求項16乃至請
求項18に対応)図13は、本実施の形態による真空バ
ルブにおける電極の構成例を示す断面図である。
【0133】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、図13に示すように、外部のカップ電極315の側
面部に設けられたスリット316を、その側面部の中間
で傾きを変化させるようにしている。
【0134】また、接点312接合側に位置するスリッ
ト316の底面部となす角度α1 と銅体1底部側に位置
するスリット316の底面部となす角度α2 が、α1
α2なる関係を満たすようにしている。
【0135】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、図13に示すように、
スリット316の傾斜が、接点312に近い方で鋭角に
なっていることにより、アークに作用する駆動力が増す
る。
【0136】これにより、アークの駆動力が得られ、ア
ークの局部加熱が抑制されて、大電流域までの遮断性能
が確保される。
【0137】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、カップ電極315のスリット316における、
接点312接合側の底面部となす角度α1 を、銅体1底
部側の底面部となす角度α2 よりも小さくしているの
で、アークの駆動力を高めてより一層遮断性能を向上さ
せることが可能となる。
【0138】(第16の実施の形態:請求項19に対
応)図14は、本実施の形態による真空バルブにおける
電極の構成例を示す断面図である。
【0139】すなわち、本実施の形態による真空バルブ
は、図14に示すように、外部のカップ電極315の内
側に内銅体11を配し、共に接点312に接するように
している。
【0140】また、カップ電極315にスリット316
を設けると共に、内銅体11にスリット2を設けてい
る。
【0141】さらに、カップ電極315の高さt3 と内
銅体11の高さt4 が、t3 <t4なる関係を満たすよ
うにしている。
【0142】以上のように構成した本実施の形態の電極
を備えた真空バルブにおいては、図14に示すように、
カップ状の電極であるカップ電極315と内銅体11と
から構成し、カップ電極315底部に設けられたスリッ
ト316に沿って流れる電流によって作用する駆動力
を、アークに有効に働かせることができる。
【0143】これにより、アークの駆動力が得られ、ア
ークの局部加熱が抑制されて、大電流域までの遮断性能
が確保される。
【0144】上述したように、本実施の形態の真空バル
ブでは、カップ電極315の内側に内銅体11を設け
て、共に接点312に接するようにし、カップ電極31
5にスリット316を設け、内銅体11にスリット2を
設け、カップ電極315の高さt3 を内銅体11の高さ
4 よりも小さくしているので、アークの駆動力を高め
てより一層遮断性能を向上させることが可能となる。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の真空バル
ブによれば、接点間の各部に生じたアークに、アーク柱
と垂直方向に作用する駆動力が働くため、アークが接点
間を高速に回転駆動することによって、アークの局部加
熱を抑制し、大電流域までの遮断性能を確保することが
できる。
【0146】以上により、電極の単位面積当たりの遮断
電流密度を向上させて電極の小形化を実現し、これによ
り真空バルブ本体の外管径の小形化を実現して真空バル
ブ本体を小形化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真空バルブにおける電極の第1の
実施の形態を示す断面図。
【図2】本発明による真空バルブにおける電極の第2の
実施の形態を示す断面図。
【図3】本発明による真空バルブにおける電極の第3お
よび第4の実施の形態を示す断面図。
【図4】本発明による真空バルブにおける電極の第5の
実施の形態を示す断面図。
【図5】本発明による真空バルブにおける電極の第6お
よび第7の実施の形態を示す断面図。
【図6】本発明による真空バルブにおける電極の第8の
実施の形態を示す断面図。
【図7】本発明による真空バルブにおける電極の第9の
実施の形態を示す断面図。
【図8】本発明による真空バルブにおける電極の第10
の実施の形態を示す断面図。
【図9】本発明による真空バルブにおける電極の第11
の実施の形態を示す断面図。
【図10】本発明による真空バルブにおける電極の第1
2の実施の形態を示す断面図。
【図11】本発明による真空バルブにおける電極の第1
3および第14の実施の形態を示す断面図。
【図12】本発明による真空バルブにおける電極の第1
5の実施の形態を示す断面図。
【図13】本発明による真空バルブにおける電極の第1
6乃至第18の実施の形態を示す断面図。
【図14】本発明による真空バルブにおける電極の第1
9の実施の形態を示す断面図。
【図15】真空スイッチに用いられる真空バルブの一例
を示す断面図。
【図16】従来の真空バルブの電極構造の一例を示す
図。
【符号の説明】
1…内銅体、 2…スリット、 3…溝、 4…スリット、 11…内銅体、 301…絶縁容器、 302…上蓋、 303…下蓋、 304…電極、 305…電極、 306…固定軸、 307…可動軸、 308…べローズ、 311…接点、 312…接点、 313…アーク、 314…カップ電極、 315…カップ電極、 316…スリット。
フロントページの続き (72)発明者 船橋 匠 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 仁田 工美 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 本間 三孝 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 染井 宏通 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5G026 CA01 CB05 5G051 AA14 AC07

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅体の円筒体の一方の端部が銅体底部で
    覆われると共に、他方の端部がほぼ中央に穴の空いた円
    板状の接点が接合され、前記円筒体あるいは当該円筒体
    から銅体底部にかけて底部面に対して斜めの角度を有す
    るスリットが設けられ、さらに前記円筒体の内側に当該
    円筒体と同軸状の銅体の内円筒体が銅体底部と接点間に
    配され、前記内円筒体には前記底部面に対して斜めの角
    度を有するスリットが設けられた構造を有する第1の電
    極と、 前記第1の電極とほぼ同様の構造を有し、前記底部面に
    対して斜めに設けられたスリットの角度がほぼ180゜
    から前記第1の電極のスリットの角度を減じた構造を有
    する第2の電極とを、 真空容器内に対向して配設して成ることを特徴とする真
    空バルブ。
  2. 【請求項2】 銅体の円筒体の一方の端部が銅体底部で
    覆われると共に、他方の端部がほぼ中央に穴の空いた円
    板状の接点が接合され、前記円筒体あるいは当該円筒体
    から銅体底部にかけて底部面に対して斜めの角度を有す
    るスリットが設けられ、さらに前記円筒体の内側に前記
    円筒体と同軸状の銅体の内円筒体とその一方の端部が内
    側銅体底部で覆われると共に、他方の端部に前記接点が
    接合され、前記内円筒体あるいは当該内円筒体から内側
    銅体底部にかけて底部面に対して斜めの角度を有するス
    リットが設けられた構造を有する第1の電極と、 前記第1の電極とほぼ同様の構造を有し、前記底部面に
    対して斜めに設けられたスリットの角度がほぼ180゜
    から前記第1の電極のスリットの角度を減じた構造を有
    する第2の電極とを、 真空容器内に対向して配設して成ることを特徴とする真
    空バルブ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または請求項2に記載の真
    空バルブにおいて、 前記外側の円筒体に設けられたスリットと内側の円筒体
    に設けられたスリットの本数を同数としたことを特徴と
    する真空バルブ。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の真空バルブにおい
    て、 前記外側の円筒体に設けられたスリットと内側の円筒体
    に設けられたスリットを同一平面上に配したことを特徴
    とする真空バルブ。
  5. 【請求項5】 前記請求項1または請求項2に記載の真
    空バルブにおいて、 前記外側の円筒体に設けられたスリットの底部面に対す
    る角度に対して、内側の円筒体に設けられたスリットの
    底部面に対する角度を鋭角としたことを特徴とする真空
    バルブ。
  6. 【請求項6】 前記請求項1、請求項2、請求項5のい
    ずれか1項に記載の真空バルブにおいて、 前記外側の円筒体に設けられたスリットの本数Noと内
    側の円筒体に設けられたスリットの本数Niが、 No
    >Ni なる関係を満たすようにしたことを特徴とする
    真空バルブ。
  7. 【請求項7】 前記請求項6に記載の真空バルブにおい
    て、 前記外側の円筒体に設けられたスリットの本数Noと内
    側の円筒体に設けられたスリットの本数Niが、 No
    =2×Ni なる関係を満たすようにしたことを特徴と
    する真空バルブ。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載の真空バルブにおい
    て、 前記外側の円筒体に設けられたスリットと内側の円筒体
    に設けられたスリット1本間隔毎に同一平面上に配した
    ことを特徴とする真空バルブ。
  9. 【請求項9】 前記請求項1乃至請求項8のいずれか1
    項に記載の真空バルブにおいて、 前記外側の円筒体の厚さt1 と内側の円筒体の厚さt2
    が、 t1 >t2 なる関係を満たすようにしたことを
    特徴とする真空バルブ。
  10. 【請求項10】 銅体の円筒体の一方の端部が銅体底部
    で覆われると共に、他方の端部の面に同心円状の溝が設
    けられ、さらにほぼ中央に穴の空いた円板状の接点が接
    合され、前記円筒体あるいは当該円筒体から銅体底部に
    かけて底部面に対して斜めの角度を有するスリットが設
    けられた構造を有する第1の電極と、 前記第1の電極とほぼ同様の構造を有し、前記底部面に
    対して斜めに設けられたスリットの角度がほぼ180゜
    から前記第1の電極のスリットの角度を減じた構造を有
    する第2の電極とを、 真空容器内に対向して配設して成ることを特徴とする真
    空バルブ。
  11. 【請求項11】 円錐台状の銅体の下底部から円錐状の
    穴が空き、上底部に通電軸が接合されると共に、下底部
    にほぼ中央に穴の空いた円板状の接点が接合され、さら
    に前記円錐台状の銅体の側面に上底面に対して斜めの角
    度を有するスリットが設けられた構造を有する第1の電
    極と、 前記第1の電極とほぼ同様の構造を有し、前記上底面に
    対して斜め設けられたスリットの角度がほぼ180゜か
    ら前記第1の電極のスリットの角度を減じた構造を有す
    る第2の電極とを、 真空容器内に対向して配設して成ることを特徴とする真
    空バルブ。
  12. 【請求項12】 前記請求項1乃至請求項10のいずれ
    か1項に記載の真空バルブにおいて、 前記内円筒体を、前記請求項11に記載の円錐台状の銅
    体電極で構成したことを特徴とする真空バルブ。
  13. 【請求項13】 前記請求項1乃至請求項12のいずれ
    か1項に記載の真空バルブにおいて、 前記ほぼ中央に穴の空いた円板状接点における前記中央
    穴部から接点外周部に向けてスリットを設けたことを特
    徴とする真空バルブ。
  14. 【請求項14】 前記請求項1乃至請求項12のいずれ
    か1項に記載の真空バルブにおいて、 前記接点に設けられたスリットの本数と内円筒体に設け
    られたスリットの本数とを同数としたことを特徴とする
    真空バルブ。
  15. 【請求項15】 前記請求項14に記載の真空バルブに
    おいて、 前記接点に設けられたスリットと内円筒体に設けられた
    スリットの接点接合面状のスリットが互いに交差するよ
    うにしたことを特徴とする真空バルブ。
  16. 【請求項16】 銅体の円筒体の一方の端部が銅体底部
    で覆われると共に、他方の端部がほぼ中央に穴の空いた
    円板状の接点が接合され、前記円筒体あるいは当該円筒
    体から銅体底部にかけて底部面に対して斜めの角度を有
    するスリットが設けられ、そのスリットの底部面となす
    角度が前記円筒体の中間部で変化する構造を有する第1
    の電極と、 前記第1の電極とほぼ同様の構造を有し、前記底部面に
    対して斜めに設けられた各々のスリットの角度がほぼ1
    80゜から前記第1の電極の対向するスリットの角度を
    減じた構造を有する第2の電極とを、 真空容器内に対向して配設して成ることを特徴とする真
    空バルブ。
  17. 【請求項17】 前記請求項16に記載の真空バルブに
    おいて、 前記接点接合側に位置するスリットの底面部となす角度
    α1 と前記銅体底部側に位置するスリットの底面部とな
    す角度α2 が、 α1 <α2 なる関係を満たすように
    したことを特徴とする真空バルブ。
  18. 【請求項18】 前記請求項1乃至請求項12、請求項
    14、請求項15のいずれか1項に記載の真空バルブに
    おいて、 前記外側円筒体あるいは内側円筒体のうちの少なくとも
    いずれか一方の円筒体に設けられたスリットの形状が、
    前記請求項17に記載の関係を満たすようにしたことを
    特徴とする真空バルブ。
  19. 【請求項19】 銅体の円筒体の一方の端部が銅体底部
    で覆われると共に、他方の端部がほぼ中央に穴の空いた
    円板状の接点が接合され、前記円筒体あるいは当該円筒
    体から銅体底部にかけて底部面に対して斜めの角度を有
    するスリットが設けられ、さらに前記円筒体の内側に当
    該円筒体と同軸状の銅体の内円筒体が銅体底部と接点間
    に配され、前記内円筒体には前記底部面に対して斜めの
    角度を有するスリットが設けられ、前記外部円筒体の高
    さが内部の円筒体の高さよりも小さい構造を有する第1
    の電極と、 前記第1の電極とほぼ同様の構造を有し、前記底部面に
    対して斜め設けられたスリットの角度がほぼ180゜か
    ら前記第1の電極のスリットの角度を減じた構造を有す
    る第2の電極とを、 真空容器内に対向して配設して成ることを特徴とする真
    空バルブ。
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