JP2000207832A - 情報信号複製制限方法、情報信号複製制御システムおよび情報信号記録装置 - Google Patents

情報信号複製制限方法、情報信号複製制御システムおよび情報信号記録装置

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JP2000207832A JP11007664A JP766499A JP2000207832A JP 2000207832 A JP2000207832 A JP 2000207832A JP 11007664 A JP11007664 A JP 11007664A JP 766499 A JP766499 A JP 766499A JP 2000207832 A JP2000207832 A JP 2000207832A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報信号の利用者の利便性を損なうことな
く、かつ、記録装置の負荷を大きくすることなく、情報
信号の不正な複製を効果的に防止することができる情報
信号複製制限方法を提供する。 【解決手段】 再生装置1からは、情報信号としてのデ
ジタルオーディオ信号と、そのデジタルオーディオ信号
の識別情報であるコンテンツIDや標準再生時間(演奏
時間)などのコンテンツ関連情報を、高速バス3を通じ
て記録再生装置2に供給する。記録再生装置2のコント
ロール部20は、同じコンテンツIDがコピー履歴情報
管理メモリ32にないときには、コンテンツIDをコピ
ー履歴情報管理メモリ32に記憶し、これをタイマ33
を用いて計測する期間においては保持し、その間内にお
いては、同じデジタルオーディオ信号を高速コピーしな
いように記録再生装置2の記録機能に制限を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、オーデ
ィオ信号や画像信号などの情報信号を複製(コピー)す
る場合の情報信号複製制限方法、この方法を用いた情報
信号複製制御システムおよび情報信号記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット、コンパクトディ
スク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)など
のデジタルコンテンツの普及に伴い、このデジタルコン
テンツについての違法な複製による著作権侵害が問題と
なっている。そこで、この問題に対処するため、デジタ
ルコンテンツに複製制御のための情報を付加し、この付
加情報を用いて、違法な複製を防止することが考えられ
ている。
【0003】この複製の防止のための制御としては、情
報ソースに応じて、例えば、全く複製を認めないように
する方式や、1回は複製を認めるが、1回複製されたも
のからの複製を禁止する方式(世代制限の複製制御方
式)などが考えられている。前者は、例えばDVD−R
OMのように、コンテンツメーカが作成して販売するオ
リジナルソフトの場合などに適用される。後者の世代制
限の複製制御方式は、例えば放送メディアにおいて、放
送される情報の場合などに適用される。
【0004】後者の世代制限の複製制御方式の場合に
は、有効に複製世代の制御ができる方式が望まれてい
る。この複製世代の管理が行える複製制御情報の方式と
しては、オーディオ信号についてのSCMS(Seri
al Copy Management Syste
m)方式や、画像信号についてのCGMS(Copy
Generation Management Sys
tem)方式が提案されている。
【0005】SCMS方式は、デジタルオーディオ信号
とともに伝送するようにされるコピー禁止/許可フラグ
や、例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタルオ
ーディオテープ(DAT)などのデジタル音声システム
の種類を表すカテゴリーコードを用いて、1回だけのデ
ジタルコピーができるようにするシリアルコピーの制御
を行う方式である。
【0006】すなわち、このSCMS方式の場合には、
デジタルオーディオ信号とともに伝送するようにされる
コピー禁止/許可フラグおよびカテゴリコードからなる
SCMS情報により、1世代のデジタルオーディオ信号
の複製はできるが、コピーされたデジタルオーディオ信
号をさらに複製することはできないというように、デジ
タルオーディオ信号の複製の世代制限制御を行うことが
できるようにされている。
【0007】また、CGMS方式は、例えばアナログ画
像信号であれば、その垂直ブランキング期間内の特定の
1水平区間に複製制御用の2ビットの付加情報を重畳
し、また、デジタル画像信号であれば、デジタル画像デ
ータに、複製制御用の2ビットの付加情報を付加して伝
送する方式である。
【0008】このCGMS方式の場合の2ビットの情報
(以下、CGMS情報という)の意味内容は、 [00]……複製可能 [10]……1回複製可能(1世代だけ複製可能) [11]……複製禁止(絶対複製禁止) である。
【0009】画像信号に付加されたCGMS情報が[1
0]であった場合に、CGMS対応の記録装置では、そ
の画像信号の複製記録が可能であると判断して記録を実
行するが、記録された画像信号には[11]に書き換え
られたCGMS情報が付加される。そして、記録しよう
とする画像信号に付加されたCGMS情報が[11]の
場合には、CGMS対応の記録装置では、その画像信号
の複製記録は禁止であるとして記録の実行が禁止され
る。
【0010】このように、SCMS方式、CGMS方式
などの複製世代制限方式により、複製世代制限制御が行
われ、オーディオ信号や画像信号などの情報信号を、家
庭において複製して家庭において利用するようないわゆ
る私的利用の範囲内においての複製はできるようにされ
る。しかし、複製された情報信号の複製は禁止されるの
で、複製された情報信号が次々に複製され、情報信号の
著作権者の利益や権利を不当に害することがないように
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のSC
MS方式、CGMS方式などを用いて、情報信号の複製
世代制限制御を行うようにした場合には、複製された情
報信号をさらに別の記録媒体に複製するなどということ
は防止される。すなわち、第1世代の複製から第2世代
の複製の作成は禁止される。しかしながら、第1世代の
複製は何回でも可能であるという問題がある。すなわ
ち、例えば、CDやデジタルビデオディスク(DVD)
などの記録媒体に記録されてコンテンツメーカーから提
供される元の情報信号は、その記録媒体からであれば無
制限に複製することができてしまうという問題がある。
【0012】また、オーディオ信号や画像信号を標準再
生時間よりも短縮した時間で複製するようにする高速コ
ピーを行うことができる。しかし、この場合には、目的
とする情報信号を短時間で複製することができるため、
SCMS方式、CGMS方式を用いて複製世代制限制御
を行うようにしていても、第1世代の複製が何回も行わ
れ、情報信号を複製した記録媒体が比較的短時間に大量
に作成されてしまうという危険性がある。このように高
速コピーを用いることによって、大量に作成された複製
物、すなわち、情報信号が複製された記録媒体が販売さ
れるなどした場合には、情報信号の著作権者が受ける不
利益が大きくなってしまう。
【0013】このため、情報信号を複製する場合に、例
えば、記録装置毎に、複製した情報信号の識別情報を保
持し、各記録装置においては、既に保持されている識別
情報と同じ識別情報の情報信号については、複製しない
ように制御する複製制限方式、すなわち、記録装置毎で
あって、各情報信号毎に1回の複製しか認めないように
する複製制限方式を用いることが考えられる。
【0014】この複製制限方式を用いた場合には、その
記録装置において、1度複製した情報信号をさらに複製
することはできない。したがって、前述のように高速コ
ピーを用いて、同じ情報信号を複製した複製物を大量に
作成しようとしてもできないので、情報信号の著作権者
の利益を害する情報信号の不正な複製を確実の防止する
ことができる。
【0015】しかし、この場合には、1度複製された情
報信号は、同じ記録装置を用いては複製することができ
ないので、私的利用の範囲内においての情報信号の複製
が制限されることになり、情報信号の利用者の利便性が
損なわれてしまう場合があると考えられる。
【0016】また、各記録装置毎に、同じ情報信号の複
製を1回しかできないようにする複製制限方式の場合、
各記録装置においては、複製したすべての情報信号の識
別情報を記憶することができるメモリを設けると共に、
このメモリに記憶された識別情報のすべてを管理するよ
うにしなければならない。このため、記録装置の負荷が
大きくなってしまう。
【0017】以上のことにかんがみ、この発明は、情報
信号の利用者の利便性を損なうことなく、かつ、記録装
置の負荷を大きくすることなく、情報信号の不正な複製
を効果的に防止することができる情報信号複製制限方
法、情報信号複製制御システムおよび情報信号記録装置
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報信号複製制限方法は、
オーディオ信号や画像信号などのような時間の経過と共
に、情報の内容が変わる時系列信号としての情報信号
を、少なくとも前記情報信号の標準再生時間よりも短縮
された時間で複製した後、予め定められる一定期間は記
録機能に制限を加えるようにすることを特徴とする。
【0019】この請求項1に記載の発明の情報信号複製
制限方法によれば、情報信号の標準再生時間よりも短縮
された時間で複製するいわゆる高速コピーにより情報信
号を複製した場合に、その複製終了後の一定期間は、例
えば、高速コピーを禁止するなど、記録機能に制限が加
えられる。
【0020】これにより、短時間に同じ情報信号を複製
した記録媒体を大量に作成することはできないようにさ
れるので、情報信号の著作権者の利益を不当に害するよ
うな、不正な複製が防止される。また、記録機能に制限
が加えられるのは、複製終了後の一定期間だけであり、
当該一定期間終了後においては、1度複製した情報信号
であっても、同じ記録装置により複製することができる
ようにされるので、私的利用の範囲内の複製は認めら
れ、情報信号の利用者の利便性を害することもないよう
にされる。
【0021】また、請求項2に記載の発明の情報信号複
製制限方法は、請求項1に記載の情報信号複製制限方法
であって、前記情報信号の複製実行期間と、前記複製実
行期間に続く前記一定期間とを合わせた期間が、前記情
報信号を前記情報信号の標準再生時間に等しい時間で複
製するようにした場合の複製にかかる期間以上となるよ
うにすることを特徴とする。
【0022】この請求項2に記載の情報信号複製制限方
法によれば、情報信号の複製には、情報信号の標準再生
時間よりも短縮された時間で複製するいわゆる高速コピ
ーと、情報信号の標準再生時間に等しい時間で複製する
いわゆる等速コピーとがあるが、情報信号を高速コピー
する場合、その高速コピーの開始時点から、その情報信
号が、等速コピーされたとした場合の複製終了時点まで
の期間以上の期間が、高速コピーによる情報信号の複製
実行期間と、その後に続く予め定められる一定期間とを
合わせた期間となるようにされる。
【0023】すなわち、情報信号の高速コピーが終了し
ても、高速コピーの開始時点から、その情報信号が等速
コピーされたとした場合の複製終了時点までの期間以上
の期間が満了するまでは、記録機能に制限が加えられ
る。
【0024】これにより、情報信号を高速コピーして
も、その情報信号を等速コピーしたものとした場合の期
間以上の期間が経過しなければ、記録機能に加えられた
制限は解除されないので、短時間に同じ情報信号の複製
物を大量に作成するなどの情報信号の不正な複製が防止
される。
【0025】また、請求項3に記載の発明の情報信号複
製制限方法は、請求項1または請求項2に記載の情報信
号複製制限方法であって、前記記録機能の制限として、
複製した前記情報信号の識別情報を前記一定期間保持
し、前記一定期間内においては、同じ識別情報を有する
情報信号の複製を禁止することを特徴とする。
【0026】この請求項3に記載の発明の情報信号複製
制限方法によれば、高速コピーされた情報信号と同じ情
報信号は、複製終了後の一定期間内においては複製でき
ないようにされる。
【0027】これにより、短時間に同じ情報信号の複製
物を大量に作成することはできないようにされるので、
情報信号の著作権者の利益を害するような情報信号の不
正な複製が防止される。また、情報信号の識別情報は、
例えば、高速コピー終了後の予め定められる一定期間が
満了するまでしか保持されないようにされる。このた
め、その一定時間経過後においては、既に複製した情報
信号の再度の複製が可能となり、情報信号の利用者の利
便性を害することがないようにされる。
【0028】また、情報信号の識別情報は、複製終了後
の一定期間記録装置に保持しておけばよいので、記録装
置に保持するようにされる複製した情報信号の識別情報
が無制限に増えることがなく、記録装置の負荷が大きく
なることもない。
【0029】また、請求項4に記載の発明の情報信号複
製制限方法は、請求項1または請求項2に記載の情報信
号複製制限方法であって、前記記録機能の制限として、
前記一定期間内においては、記録機能を不能にして、情
報信号の複製を禁止することを特徴とする。
【0030】この請求項4に記載の発明の情報信号複製
制限方法によれば、情報信号を高速コピーにより複製し
た後の一定期間内においては、すべての情報信号の複製
ができないようにされる。
【0031】これにより、複製終了後の一定期間内にお
いては、情報信号の複製自体が禁止されるので、短時間
に同じ情報信号の複製物を大量に作成することが確実に
できないようにされる。したがって、情報信号の著作権
者の利益を害するような情報信号の不正な複製が防止さ
れる。
【0032】また、情報信号の識別情報は、複製終了後
の一定時間経過後においては、記録機能の制限は解除さ
れ、情報信号の複製ができるようにされるので、私的利
用の範囲内の複製は認められ、情報信号の利用者の利便
性を害することもないようにされる。
【0033】また、請求項5に記載の発明の情報信号複
製制限方法は、オーディオ信号や画像信号などのような
時間の経過と共に、情報の内容が変わる時系列信号とし
ての情報信号を、前記情報信号の標準再生時間と等しい
時間で複製した後、前記情報信号の識別情報を、予め定
められる一定期間保持し、前記一定期間内においては、
同じ識別情報を有する情報信号の複製を禁止することを
特徴とする。
【0034】この請求項5に記載の情報信号複製制限方
法によれば、情報信号が等速コピーされた後の一定期間
内においては、同じ情報信号の繰り返しての複製が禁止
される。
【0035】これにより、同じ情報信号を複製した複製
物を連続して作成することはできないようにされる。つ
まり、同じ情報信号を複製した複製物を同じ記録装置を
用いて複数作成しようとしても、等速コピーにかかる時
間以上の時間がかかるようにされるので、情報信号の不
正な複製を効果的に防止することができるようにされ
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報信号複
製制限方法、情報信号複製制御システム、情報信号記録
装置の一実施の形態について、図を参照しながら説明す
る。
【0037】図1は、この発明による情報信号複製制限
方法が適用された情報信号複製制御システムの一実施の
形態を説明するためのブロック図である。図1に示すよ
うに、この実施の形態の情報信号複製制御システムは、
コンパクトディスク(以下、CDと略称する。)に記録
されたオーディオ信号を再生するCDの再生装置1と、
ミニディスク(以下、MDと略称する。)と呼ばれる小
型の光磁気ディスクにオーディオ信号を記録することが
できると共に、MDに記録されているオーディオ信号を
再生することができるMDの記録再生装置2とが、高速
バス3によって接続されて形成されたものである。
【0038】図1に示すように、再生装置1は、コント
ロール部10、再生ドライブ部11、データデコード部
12、D/Aコンバータ13、アナログオーディオ信号
の出力端子14、コンテンツ関連情報抽出部15、デジ
タルインターフェース(図1においては、デジタルI/
Fと記載)、デジタルデータの出力端子17、キー操作
部18を備えている。コントロール部10は、CPU、
ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュタであ
り、この再生装置1の各部を制御するものである。
【0039】また、記録再生装置2は、この発明による
情報信号記録装置が適用されたものであり、図1に示す
ように、コントロール部20、デジタルデータの入力端
子21、デジタルインターフェース(図1においては、
デジタルI/Fと記載)22、コンテンツ関連情報抽出
部23、書き込み制御部24、データエンコード部2
5、記録/再生ドライブ部26、データデコード部2
7、D/Aコンバータ28、アナログオーディオ信号の
出力端子29、キー操作部31、コピー履歴情報管理メ
モリ32、タイマ(時計回路)33を備えている。ま
た、コントロール部20は、前述の再生装置1のコント
ロール部10と同様に、CPU、ROM、RAMなどを
備えたマイクロコンピュタであり、この記録再生装置2
の各部を制御するものである。
【0040】そして、CDの再生装置1とMDの記録再
生装置2とからなるこの実施の形態の情報信号複製制御
システムは、CDに記録されているオーディオ信号をM
Dに複製するいわゆるダビング機能を備えている。この
ダビング機能は、再生装置1のキー操作部18を通じて
入力される使用者からの指示入力に応じて、実行するこ
とができるようにされている。
【0041】この実施の形態の情報信号複製制御システ
ムのダビング機能は、複製対象のオーディオ信号を、こ
のオーディオ信号の標準再生時間よりも短縮した時間で
複製するいわゆる高速コピーを行う。この実施の形態に
おいては、後述もするように、再生装置1の再生ドライ
ブ部11においての再生ドライブ速度と、記録再生装置
2の記録/再生ドライブ部26においての記録ドライブ
速度とのそれぞれを同期をとって高速にするようにする
ことにより、高速コピーを行うようにしている。
【0042】しかし、前述もしたように、高速コピーを
用いると、同じオーディオ信号を複製した記録媒体を比
較的短時間に多数作成することができるので、高速コピ
ーが悪用されることにより、オーディオ信号の著作権者
の利益が害される危険性が大きくなる。
【0043】そこで、この実施の形態の情報信号複製制
御システムにおいては、以下に説明するように、ダビン
グ終了後、すなわち高速コピー終了後の一定期間は、記
録再生装置2の記録機能に制限を加えることで、高速コ
ピーを行うダビング機能が悪用されることがないように
している。以下、この実施の形態の情報信号複製制御シ
ステムを、高速コピーが行われるダビング機能を実行す
る場合を中心にして説明する。
【0044】再生装置2のキー操作部18を通じて、使
用者によりダビングを行うようにする指示入力が入力さ
れると、再生装置1のコントロール部10は、再生装置
1と記録再生装置2とを同期して再生状態および記録状
態にして、ダビングを行うように制御する。この場合、
前述したように、CDからMDへのオーディオ信号のダ
ビングは、高速コピーにより行われるため、再生装置の
コントロール部10からは、再生ドライブ部11に高速
再生コマンドが、記録再生装置2のコントロール部20
に高速記録コマンドが同期して供給されるように構成さ
れている。
【0045】この場合、高速記録コマンドは、高速バス
3を通じて、あるいは、別のコントロールラインを通じ
て、再生装置1のコントロール部10から記録再生装置
2のコントロール部20に供給される。
【0046】再生装置1の再生ドライブ部11は、この
例では、この実施の形態の再生装置1に装填された記録
媒体であるCD100を回転駆動して、CD100に記
録されているデジタル信号を読み出す部分である。
【0047】また、CD100には、ISRC(Int
ernational Standard Recor
ding Code)のような、CDに記録されている
コンテンツ情報としてのデジタルオーディオ信号に固有
のコンテンツIDや、そのデジタルオーディオ信号の標
準再生時間(演奏時間)などのコンテンツ関連情報が記
録されており、再生ドライブ部11は、これらのコンテ
ンツ関連情報をもCD100から読み出して出力するこ
とができるものである。
【0048】そして、再生装置1の再生ドライブ部11
に高速再生コマンドが供給された場合、再生ドライブ部
11においての再生ドライブ速度は、オーディオ信号を
標準再生時間で再生する場合のノーマル速度の2倍以上
の高速度となるようにされる。
【0049】また、記録再生装置2においても、オーデ
ィオ信号のダビングを行う場合、すなわち、再生装置1
から高速記録コマンドが供給された場合には、記録再生
装置2のコントロール部20は、記録/再生ドライブ部
26をデジタル信号の記録を行う状態にするとと共に、
その記録ドライブ速度が、再生ドライブ速度に同期して
高速度となるように制御する。これにより、オーディオ
信号の高速コピーが実現され、CDに記録されているデ
ジタルオーディオ信号を標準再生時間に等しい時間で複
製する等速コピーの場合よりも、少なくとも2倍以上の
速さで高速にコピーを行うことができるようにされる。
【0050】なお、この実施の形態の情報信号複製制御
システムにおいて、ダビング機能が実行された場合に
は、再生装置1のコントロール部10は、例えば、D/
Aコンバータ13の動作を停止させるなどして、アナロ
グオーディオ信号を再生しないようにすると共に、後述
するコンテンツ関連情報抽出部15と、デジタルインタ
ーフェース部16とは動作させるようにして、高速コピ
ーのみを行うように制御する。
【0051】そして、前述のようにしてダビングが行わ
れるようにされた場合、再生ドライブ部11によりCD
100から読み出されたデジタルデータは、デコード部
12に供給される。デコード部12は、供給されたデジ
タルデータをEFM復調するなどのデコード処理を行う
などして、ベースバンドデータとしてのデジタルオーデ
ィオ信号などを再生する。
【0052】デコード部12において再生されたデジタ
ルオーディオ信号は、デジタルインターフェース部16
に供給される。また、CD100から読み出されたコン
テンツIDや演奏時間などのコンテンツ関連情報も、こ
のデコード部12を通じてコンテンツ関連情報抽出部1
5に供給される。
【0053】コンテンツ関連情報抽出部15は、デコー
ド部12からのデジタルデータのうち、デジタルインタ
ーフェース16を通じて出力するデジタルオーディオ信
号に対応するコンテンツIDや、そのデジタルオーディ
オ信号の標準再生時間などの必要なコンテンツ関連情報
を抽出し、これらをデジタルインターフェース16に供
給する。
【0054】デジタルインターフェース16は、これに
供給されたデジタルオーディオ信号と、コンテンツ関連
情報とを高速バス3の伝送プロトコルにしたがった伝送
データに変換し、これをデジタルデータの出力端子17
を通じて出力し、高速バス3を介して記録再生装置2に
供給するようにする。
【0055】高速バス3を介して伝送されてくる伝送デ
ータは、記録再生装置2のデジタルデータの入力端子2
1を通じて、デジタルインターフェース22に供給され
る。記録再生装置2のデジタルインターフェース22
は、これに供給された伝送データを、この記録再生装置
2において処理可能な形式のデジタルデータに変換す
る。そして、デジタルインターフェース21は、デジタ
ルオーディオ信号を書き込み制御部24に供給し、コン
テンツ関連情報などのデジタルデータをコンテンツ関連
情報抽出部23に供給する。
【0056】コンテンツ関連情報抽出部23は、これに
供給されたデジタルデータからコンテンツIDや高速コ
ピーしようとしているデジタルオーディオ信号の標準再
生時間などのコンテンツ関連情報を抽出し、これをコン
トロール部20に供給する。
【0057】この実施の形態の記録再生装置2のコント
ロール部20には、図1に示したように、コピー履歴情
報管理メモリ32と、タイマ(時計回路)33とが接続
されている。コピー履歴情報管理メモリ32は、この実
施の形態の記録再生装置2により高速コピーされたデジ
タルオーディオ信号のコンテンツIDを高速コピーの開
始時点から、高速コピーの実行時間(複製実行時間)
と、記録機能を制限する期間として、予め定められる一
定期間とを合わせた期間において保持するものでる。
【0058】また、タイマ33は、高速コピーの開始時
点から、高速コピーの実行時間(複製実行時間)と、記
録機能を制限するための一定期間とを合わせた期間を計
測するようにする期間計測手段としての機能を有するも
のであり、この実施の形態においては、目的とするデジ
タルオーディオ信号の高速コピーの開始時点から、その
デジタルオーディオ信号が等速コピーされたとした場合
の等速コピーにかかる時間分の期間を、高速コピーの実
行時間と、記録機能を制限するための一定期間とを合わ
せた期間として計測する。
【0059】このタイマ33によって計測される期間に
おいては、前述したように、高速コピーするデジタルオ
ーディオ信号のコンテンツIDがコピー履歴情報管理メ
モリ32に記憶保持するようにされる。
【0060】そして、記録再生装置2のコントロール部
20は、高速記録コマンドが再生装置1から供給される
と、コンテンツ関連情報抽出部23を通じて抽出したコ
ンテンツIDに基づいて、コピー履歴情報管理メモリ3
2に同一のコンテンツIDが記憶されているか否かを検
索する。
【0061】そして、コンテンツ関連情報抽出部23か
らのコンテンツIDと同じコンテンツIDが既にコピー
履歴情報管理メモリ32に記憶されていた場合、この実
施の形態においては、そのコンテンツIDのデジタルオ
ーディオ信号は、前回高速コピーされてから、その高速
コピーの開始時点から、そのデジタルオーディオ信号が
等速コピーされたとした場合の等速コピーに要する時間
分の期間が終了していないので、高速コピーを禁止する
制御信号を形成し、これを書き込み制御部24に供給す
る。
【0062】書き込み制御部24は、コントロール部2
0から高速コピーを禁止する制御信号が供給されたとき
には、デジタルインターフェース22からのデジタルオ
ーディオ信号をエンコード部25に供給しないようにし
て、デジタルオーディオ信号の高速コピーを行わないよ
うにする。すなわち、高速コピーを禁止する。
【0063】また、コンテンツ関連情報抽出部23から
のコンテンツIDと同じコンテンツIDがコピー履歴情
報管理メモリ32に記憶されていなかったときには、そ
のデジタルオーディオ信号は、この記録再生装置2によ
っては高速コピーされたことがないもか、あるいは、前
回高速コピーしてから、そのデジタルオーディオ信号が
等速コピーされたとした場合のコピーに要する時間分の
期間が経過しているものである。
【0064】このため、コントロール20は、高速コピ
ーするデジタルオーディオ信号のコンテンツIDをコピ
ー履歴情報管理メモリ32に記憶させるとともに、コン
テンツ関連情報抽出部23を通じて得た高速コピーする
デジタルオーディオ信号の標準再生時間(演奏時間)を
タイマ33に設定し、高速コピー開始時点から実時間で
設定値である標準再生時間を減算していき、前述もした
ように、記録再生装置2の記録機能に制限を加えるよう
にする一定期間(記録制限期間)を管理するようにす
る。
【0065】そして、コンテンツ関連情報抽出部23か
らのコンテンツIDと同じコンテンツIDがコピー履歴
情報管理メモリ32に記憶されていなかった場合には、
書き込み制御部24には、コントロール部20から、高
速コピーを許可する制御信号が供給され、書き込み制御
部24は、デジタルインターフェース22からのデジタ
ルオーディオ信号をエンコード部25に供給するように
する。
【0066】エンコード部25は、これに供給されたデ
ジタルオーディオ信号を例えばATRAC(Adapt
ive Transform Acoustic Co
ding)方式でデータ圧縮するなどのエンコード処理
を行い、エンコード処理後のデジタルオーディオ信号を
記録/再生ドライブ部26に供給する。
【0067】記録/再生ドライブ部26は、この例で
は、MD200を回転駆動して、MD200にデジタル
信号を書き込んだり、あるいは、MD200に記録され
ているデジタル信号を読み出す部分である。前述にもし
たように、CDからMDへのデジタルオーディオ信号の
ダビングを行う場合には、記録/再生ドライブ部26
は、コントロール部20により、デジタル信号を記録す
る状態に制御されると共に、その記録ドライブ部速度
は、再生ドライブ部速度に同期して高速になるようにさ
れている。
【0068】このため、記録/再生ドライブ部26は、
エンコード部25からのデジタルオーディオ信号を高速
にMD200に記録する。これにより、CD100に記
録されているデジタルオーディオ信号が、標準再生時間
で再生する場合のノーマル速度の少なくとも2倍以上の
速さでMD200に高速コピーされる。
【0069】そして、MD200に高速コピーされたデ
ジタルオーディオ信号のコンテンツIDは、そのデジタ
ルオーディオ信号の高速コピーの開始時点から、そのデ
ジタルオーディオ信号を等速コピーしたとした場合にか
かる時間分の期間は、コピー履歴情報管理メモリ32に
保持される。
【0070】このため、MD200に高速コピーされた
デジタルオーディオ信号を、そのデジタルオーディオ信
号の高速コピーの開始時点から、そのオーディオ信号を
等速コピーしたとした場合にかかる時間分の期間が終了
しないうちに再度コピーしようとしても、そのデジタル
オーディオ信号のコンテンツIDがコピー履歴情報管理
メモリ32に保持されているために、そのデジタルオー
ディオ信号のコピーは禁止される。
【0071】しかし、高速コピーしたデジタルオーディ
オ信号のコンテンツIDを、そのデジタルオーディオ信
号の高速コピーの開始時点から、そのデジタルオーディ
オ信号を等速コピーしたとした場合にかかる時間分の期
間が終了した場合には、コピー履歴情報管理メモリ32
から削除するようにすることによって、デジタルオーデ
ィオ信号の繰り返してのコピーが可能となる。
【0072】このように、高速コピー終了の一定期間
は、同じデジタルオーディオ信号の高速コピーを禁止す
ることにより、高速コピーが悪用されて、短時間に同じ
デジタルオーディオ信号をコピーしたMDを多数作成す
ることはできないようにされる。したがって、デジタル
オーディオ信号の著作権者の利益が害されるような情報
信号の不正なコピーを効果的に防止することができる。
【0073】また、そのデジタルオーディオ信号の高速
コピーの開始時点から、そのデジタルオーディオ信号を
等速コピーしたとした場合にかかる時間分の期間が終了
した場合には、すなわち、高速コピーが終了すると共
に、デジタルオーディオ信号の高速コピーの終了後の一
定期間が終了した後には、コピー履歴情報管理メモリ3
2に記憶保持されている高速コピーされたデジタルオー
ディオ信号のコンテンツIDを削除するようにすること
により、高速コピーしたデジタルオーディオ信号を再度
コピーすることができるようにされる。
【0074】これにより、そのデジタルオーディオ信号
が等速コピーされたものとした場合に等速コピーにかか
る期間の経過後においては、そのデジタルオーディオ信
号の再度のコピーは、従来と同じようにできるようにさ
れるので、私的利用の範囲内の複製が制限されることな
く、デジタルオーディオ信号の利用者の利便性が害され
ることもない。
【0075】また、デジタルオーディオ信号の高速コピ
ー終了後の一定期間内においては、同じデジタルオーデ
ィオ信号を繰り返しコピーすることはできないものの、
高速コピーにより迅速にデジタルオーディオ信号をMD
にコピーすることはできるので、私的利用の範囲内の複
製は、高速コピーにより短時間に行うことができ、デジ
タルオーディオ信号の利用者の利便性を向上させること
ができる。
【0076】なお、この実施の形態の記録再生装置2
は、MD200に記録されたデジタル信号を再生するこ
とができるものである。すなわち、記録再生装置2のキ
ー操作部31を通じて、使用者により再生指示が入力さ
れると、コントロール部20は、記録/再生ドライブ部
26に再生コマンドを供給し、MD200に記録されて
いるデジタルオーディオ信号の再生を行うようにすると
共に、その再生ドライブ速度は、MD200に記録され
ているデジタルオーディオ信号を標準再生時間で再生す
る速度となるように制御する。
【0077】そして、記録/再生ドライブ部26は、M
D200に記録されているデジタルオーディオ信号を読
み出し、これをデコード部27に供給する。デコード部
27は、データ圧縮されているデジタルオーディオ信号
を伸長処理するなどのデコード処理を行い、デコード処
理したデジタルオーディオ信号をD/Aコンバータ28
に供給する。
【0078】D/Aコンバータ28は、デジタルオーデ
ィオ信号をアナログオーディオ信号に変換し、これをア
ナログオーディオ信号の出力端子29を通じて出力す
る。出力されたアナログオーディオ信号は、スピーカや
ヘッドホン、イヤホンに供給され、これらからアナログ
オーディオ信号に応じた音声が放音される。
【0079】そして、この実施の形態の記録再生装置2
においては、前述したように、記録機能の制限は行われ
るが、再生機能の制限は行なわれないので、利用者の利
便性を害することもない。
【0080】また、この実施の形態の情報信号複製制御
システムの再生装置は、CD100に記録されたデジタ
ルオーディオ信号を再生することができるものである。
すなわち、再生装置1のキー操作部18を通じて、使用
者により再生指示が入力されると、コントロール部10
は、再生ドライブ部11に再生コマンドを供給し、CD
100に記録されているデジタルオーディオ信号の再生
を行うようにすると共に、その再生ドライブ速度は、C
D100に記録されているデジタルオーディオ信号を標
準再生時間で再生する速度となるように制御する。
【0081】また、この場合、この実施の形態において
は、コンテンツ関連情報抽出部15、デジタルインター
フェース部16は、例えば動作しないように制御され、
CD100に記録されているデジタルオーディオ信号の
再生のみを行うようにされる。
【0082】そして、再生ドライブ部11によりCD1
00から読み出されたデジタルオーディオ信号は、デコ
ード部12に供給され、ここでデコード処理されたデジ
タルオーディオ信号が、D/Aコンバータ13に供給さ
れる。D/Aコンバータ13は、デジタルオーディオ信
号をアナログオーディオ信号に変換し、これをアナログ
オーディオ信号の出力端子14を通じて出力される。出
力されたアナログオーディオ信号は、スピーカやヘッド
ホン、イヤホンに供給され、これらからアナログオーデ
ィオ信号に応じた音声が放音される。
【0083】次に、図2のフローチャートを参照しなが
ら、CD100に記録されているデジタルオーディオ信
号のMD200への高速コピーを行う場合の処理につい
て説明する。図2に示すフローチャートは、前述したよ
うに、デジタルオーディオ信号の高速コピー終了後の一
定期間は、同じデジタルオーディオ信号のコピーを禁止
するようにして、不正なコピーを防止するようにするデ
ジタルオーディオ信号の記録側、すなわち、記録再生装
置2においての高速コピーを行う場合の処理を説明する
ためのフローチャートである。
【0084】前述したように、再生装置1のキー操作部
18を通じて、ダビング機能の実行が指示されると、再
生装置1の再生ドライブ部11には高速再生コマンドが
供給され、記録再生装置2のコントロール部20には高
速記録コマンドが供給されて、高速コピーが開始され
る。
【0085】高速コピーが開始されると、記録再生装置
2には、再生装置1からデジタルオーディオ信号とこの
デジタルオーディオ信号のコンテンツ関連情報とからな
る伝送データが供給され、コントロール部20は、コン
テンツ関連情報抽出部23を通じて、高速コピーするデ
ジタルオーディオ信号のコンテンツIDや標準再生時間
(演奏時間)などの必要な情報を抽出する(ステップS
101)。
【0086】次に、コントロール部20は、抽出したコ
ンテンツIDと同一のコンテンツIDが、コピー履歴情
報管理メモリ32に既に記憶されているかを検索する
(ステップS102)。そして、コントロール部20
は、コピー履歴情報管理メモリ32に同一コンテンツI
Dが記憶されているか否かを判断する(ステップS10
3)。
【0087】ステップS103の判断処理において、同
一コンテンツIDが記憶されていないと判断したときに
は、コントロール部20は、抽出したコンテンツIDを
コピー履歴情報として、コピー履歴情報管理メモリ32
に記憶させるとともに、コンテンツ関連情報抽出部23
を通じて抽出した高速コピーするデジタルオーディオ信
号の標準再生時間をタイマ33にセットし、実時間でタ
イマ33の設定値を減算していき、記録機能に制限を加
える記録制限期間を管理するようにする(ステップS1
04)。
【0088】そして、コントロール部20は、書き込み
制御部24を制御し、デジタルインターフェース22か
らのデジタルオーディオ信号をエンコード部25に供給
するようにして、デジタルオーディオ信号のMD200
への高速コピーを実行するようにする(ステップS10
5)。
【0089】そして、ステップS105においてのデジ
タルオーディオ信号の高速コピーが終了した場合には、
タイマ33を用いて管理しているそのデジタルオーディ
オ信号についての記録制限期間内か否かを判断する(ス
テップS106)。このステップS106の判断処理
は、ステップS103の判断処理により、高速コピーし
ようとしたデジタルオーディオ信号のコンテンツIDが
既にコピー履歴情報管理メモリ32に記憶されていると
判断し、ステップS108において、書き込み制御部2
4を制御してコピーを禁止した後においても行なわれ
る。
【0090】つまり、ステップS106においては、高
速コピーしたデジタルオーディオ信号の記録制限期間が
終了したか、あるいは、高速コピーしようとして、コピ
ーが禁止されたデジタルオーディオ信号の記録制限期間
が終了したかを判断する処理である。このステップS1
06の判断処理において、記録制限期間内であると判断
した場合には、図2に示す処理を終了する。
【0091】また、ステップS106の判断処理におい
て、記録制限期間内でない、すなわち、高速コピーし
た、あるいは、高速コピーしようとしたデジタルオーデ
ィオの記録制限期間内でないと判断したときには、コン
トロール部20は、高速コピーした、あるいは、高速コ
ピーしようとしたデジタルオーディオ信号のコンテンツ
IDをコピー履歴情報管理メモリ32から削除し(ステ
ップS107)、この図2に示す処理を終了する。
【0092】そして、高速コピーした、あるいは、高速
コピーしようとしたデジタルオーディオ信号のコンテン
ツIDが、ステップS107においてコピー履歴情報管
理メモリ32から削除された場合には、コピー履歴情報
管理メモリ32から削除されたコンテンツIDを有する
デジタルオーディオ信号の再度の高速コピーができるよ
うにされる。
【0093】そして、図2に示した高速コピー時の処理
は、この実施の形態の情報信号複製制御システムにおい
て、ダビング機能が実行されるごとに、記録再生装置2
のコントロール2により実行される。このため、同じデ
ジタルオーディオ信号については、前述したように、記
録制限期間内のコピーはできないように制御されるが、
記録制限期間終了後においては、1度高速コピーしたデ
ジタルオーディオ信号の再度の高速コピーができるよう
にされる。
【0094】このように、この実施の形態の情報信号複
製制御システムは、高速コピーによる利便性と、著作権
保護を同時に満たすことができる。すなわち、高速コピ
ーを行うことができると共に、同一のデジタルオーディ
オ信号の連続大量複製を防止することができる。
【0095】また、異なるデジタルオーディオ信号の高
速コピーは、続けてできるようにされるので、デジタル
オーディオ信号の利用者の利便性を害することがなく、
むしろ、高速コピーができるようにされるので、デジタ
ルオーディオ信号の利用者の利便性を向上させることが
できる。
【0096】なお、高速コピーしようとしたデジタルオ
ーディオ信号のコンテンツIDがコピー履歴情報管理メ
モリ32に記憶されており、かつ、その高速コピーしよ
うとしたデジタルオーディオ信号についての記録制限期
間がまだ終了していない場合には、例えば、「記録が制
限されています。」などのメッセージを再生装置1ある
いは記録再生装置2の図示しないLCDに表示するなど
して、目的とするデジタルオーディオ信号のダビングが
できないことを使用者に通知するようにするようにして
もよい。
【0097】同様に、高速コピーしようとしたデジタル
オーディオ信号のコンテンツIDがコピー履歴情報管理
メモリ32に記憶されており、かつ、その高速コピーし
ようとしたデジタルオーディオ信号についての記録制限
期間が終了しており、そのコンテンツIDがコピー履歴
情報管理メモリ32から削除された場合には、「記録の
制限が解除されました。ダビング機能を再度実行すれば
ダビング可能です。」などのメッセージを、再生装置1
あるいは記録再生装置2の図示しないLCDに表示する
などして、目的とするデジタルオーディオ信号の記録制
限が解除され、ダビングが可能であることを通知するよ
うにしてもよい。
【0098】また、ダビング機能が実行され、高速コピ
ーを行う場合にだけコピー履歴情報管理メモリ32に記
憶されたコンテンツIDの削除を行うのではなく、記録
再生装置2において、例えば、電源が投入された直後な
どの予め決められたタイミングや、所定の時間間隔ごと
に、コピー履歴情報管理メモリ32のコンテンツIDの
うち、記録制限期間が経過したものを削除する処理を行
うようにしてもよい。
【0099】このようにすることによって、コピー履歴
情報管理メモリ32に記憶されるコンテンツIDの数が
無制限には多くならず、ある程度限られるので、コピー
履歴情報管理メモリ32の記憶容量は小容量で済むと共
に、多数のコンテンツIDを管理しなくてもよいので、
1度コピーしたデジタルオーディオ信号のすべてについ
て、再度のコピーを認めないように制御する場合に比べ
て、記録再生装置2の負荷が大きくなることもない。
【0100】なお、前述の実施の形態においては、CD
100に記録されているデジタルオーディオ信号のMD
200へのダビングは、高速コピーにより行われるよう
にされ、高速コピーが終了した後においても、デジタル
オーディオ信号の高速コピーの開始時点から、そのデジ
タルオーディオ信号が、等速コピーされたものとした場
合の等速コピーの終了時点までの期間が満了するまで
は、同じデジタルオーディオ信号を繰り返しコピーする
ことができないようにした。
【0101】つまり、高速コピーの実行期間と、その後
の一定期間とを合わせた期間が、目的とするデジタルオ
ーディオ信号を等速コピーした場合にコピーにかかる時
間分の期間となるようにした。しかし、これに限るもの
ではない。
【0102】デジタルオーディオ信号の著作権者の中に
は、デジタルオーディオ信号のコピーが行われた場合に
は、より長い期間、コピーを行う装置の記録機能に制限
を加えるようにすることにより、確実に自己の利益が害
されることがないようにしたいとする場合もある。
【0103】このような場合も考慮し、高速コピ−の実
行期間と、その後の一定期間とを合わせた期間が、例え
ば、1時間、2時間、…、1日、2日、…、1週間、2
週間、…、1ヶ月、2ヶ月、…というように、比較的長
い期間となるようにしてももちろんよい。このようにす
る場合には、例えば、デジタルオーディオ信号が記録さ
れて、エンドユーザ(利用者)に提供するようにされる
CDに、記録機能に制限を加える期間を示す情報である
記録制限期間に関する情報をも記録しておくようにす
る。
【0104】そして、ダビング時においては、この記録
制限期間に関する情報をもコンテンツ関連情報として、
デジタルオーディオ信号と共に記録再生装置に供給し、
高速コピーを実行するようにすると共に、高速コピー終
了後においても、高速コピーの開始時点から、記録制限
期間に関する情報により示される期間が満了しないうち
は、記録機能に制限を加えるようにする。
【0105】このようにすることによって、デジタルオ
ーディオ信号の私的利用の範囲内の複製は認められる
が、1度複製されたデジタルオーディオ信号は、高速コ
ピーの開始時点から、例えば、数時間経過後でないとコ
ピーできなかったり、数日経過後でないとコピーするこ
とができないなど、比較的長期間に渡り記録機能に制限
を加えることができるので、より確実にデジタルオーデ
ィオ信号の不正な複製を防止するようにすることができ
る。
【0106】また、記録制限期間に関する情報は、デジ
タルオーディオ信号の記録媒体、すなわちこの例の場合
にはCDに記録するようにする場合に限ることなく、例
えば、コピーを行う記録再生装置のメモリに予め決めら
れた記録制限期間に関する情報を保持しておき、この記
録再生装置のメモリの記録制限期間に関する情報に基づ
いて、記録機能に制限を加える期間を設定するようにす
るようにしてもよい。
【0107】また、前述の実施の形態においては、同じ
デジタルオーディオ信号を繰り返し高速コピーしようと
した場合に、記録再生装置の記録機能に制限を加えるこ
とによって、同じデジタルオーディオ信号のコピーが比
較的短時間に多数作成されてしまうことを防止するよう
にした。
【0108】しかし、同じデジタルオーディオ信号の高
速コピーのみを制限するのではなく、デジタルオーディ
オ信号が高速コピーされた場合には、予め決められた一
定期間は、すべてのデジタル信号の高速コピーを禁止す
るようにしてもよい。このようにした場合には、記録再
生装置においてコンテンツIDを記憶し管理する必要は
なく、記録機能に制限を加える期間だけを管理すればよ
いので、記録再生装置の負荷をより軽減することができ
る。
【0109】また、前述の実施の形態においては、目的
とするデジタルオーディオ信号の高速コピーの開始時点
から、高速コピーの実行期間とその後に続き一定期間と
を合わせた期間が、目的とするデジタルオーディオ信号
の等速コピーにかかる期間となるようにしたが、これに
限るものではない。
【0110】例えば、記録機能に制限を加える期間を、
コピー終了時点から計測するようにしてもよい。したが
って、高速コピー終了後の予め定められる一定期間が、
等速コピーにかかる期間となるようにし、この期間にお
いて、記録機能に制限を加えるようにすることももちろ
んできる。
【0111】また、前述の実施の形態の情報信号複製制
御システムにおいては、ダビング機能は、高速コピーが
行なわれるものとして説明した。しかし、これに限るも
のではなく、等速コピーと、高速コピーとを使用者によ
り選択できるようにすることもできる。
【0112】このように、等速コピーと高速コピーが選
択可能な場合には、高速コピーが選択された場合にの
み、前述したように、高速コピー終了後の一定期間は、
同じデジタルオーディオ信号の少なくとも高速コピーを
禁止するようにすることによって、デジタルオーディオ
信号の著作権者の利益を害するようなデジタルオーディ
オ信号の不正なコピーを防止することができる。
【0113】もちろん、高速コピー終了後の一定期間
は、同じデジタルオーディオ信号の高速コピー、等速コ
ピーの両方、すなわち、記録機能自体を不能にするよう
にすることもできる。
【0114】また、等速コピーが選択された場合にも、
その等速コピーの終了後の一定期間は、等速コピーまた
は高速コピーあるいは等速コピーと高速コピーとの両方
を禁止するようにすることも可能である。しかし、等速
コピーされたデジタルオーディオ信号以外のデジタルオ
ーディオ信号についてまで、コピーが制限されたので
は、私的利用の範囲内の複製が制限されることになって
しまう。
【0115】そこで、前述した実施の形態においての高
速コピーを行う場合と同じように、デジタルオーディオ
信号の等速コピーが行なわれた場合、その等速コピーの
終了後の一定期間は、同じデジタルオーディオ信号の等
速コピーも高速コピーもできないように記録機能に制限
を加えるようにする。
【0116】このようにすることにより、コピーされた
ことのないデジタルオーディオ信号や、等速コピー終了
後から一定時間経過後のデジタル情報信号については、
コピーすることができるようにされるので、デジタルオ
ーディオ信号の利用者の利便性が害されることもないよ
うにすることができる。
【0117】そして、等速コピーの場合、等速コピーの
実行時間と、その後の一定期間とを合わせた期間が、目
的とするデジタルオーディオ信号の標準再生時間よりも
長い期間となるようにする。このようにすることによっ
て、デジタルオーディオ信号を等速コピーする場合であ
って、同じデジタルオーディオ信号を連続してコピーす
る場合には、単に等速コピーを行うよりも長い時間が必
要となるので、同じデジタルオーディオ信号をコピーし
た複数のMDを作成する、デジタルオーディオ信号の不
正なコピーを防止することができる。
【0118】なお、高速コピー、等速コピー、いずれの
場合であっても、コピー終了後の一定期間が、目的とす
るデジタルオーディオ信号の標準再生時間よりも長い期
間となるようにすることによって、等速コピーを行った
後に、即座に同じデジタルオーディオ信号を高速コピー
したり、高速コピーを行った後に、即座に同じデジタル
オーディオ信号を等速コピーすることができないように
することができる。
【0119】これにより、等速コピーと、高速コピーの
選択が可能な場合であっても、等速コピーと、高速コピ
ーとを交互に用いることにより、同じデジタルオーディ
オ信号をコピーしたMDを等速コピーのみを用いた場合
や、高速コピーのみを用いた場合よりも、短時間に同じ
デジタルオーディオ信号が複製された複数の複製物を作
成するようなデジタルオーディオ信号の不正な複製を防
止することができる。
【0120】また、コンテンツIDとして、同じデジタ
ルオーディオ信号が記録されたCDごとに固有の識別情
報を用いることによって、CD単位に前述したようなコ
ピー終了後において、記録機能に制限を加えるようにす
ることができるし、また、CDに記録されている楽曲毎
など、デジタルオーディオ信号の1まとまり毎に固有の
識別情報を用いることによって、楽曲などのCDに記録
されている1まとまりのデジタルオーディオ信号毎に、
コピー終了後において、記録機能に制限を加えるように
することができる。
【0121】また、前述の実施の形態においては、CD
からMDにコピーされるデジタルオーディオ信号のコン
テンツIDは、ISRCのようなCDに記録されている
識別情報を用いるものとして説明したが、これに限るも
のではない。
【0122】例えば、CDには、デジタルデータが記録
されている領域とは別の領域に同じデジタルオーディオ
信号が記録されたCDか否かの識別が可能な情報がバー
コード情報として付されている。このバーコードに情報
を読み取って、コンテンツIDとし用いるようにするこ
ともできる。すなわち、コンテンツIDは、デジタルオ
ーディオ信号などのコピーしようとしている情報信号を
識別することが可能な各種の情報を用いることができ
る。
【0123】また、前述した実施の形態においては、C
Dの再生装置と、MDの記録再生装置により情報信号複
製制御システムが構成されたものとして説明したが、こ
れに限るものではない。例えば、MDの再生装置あるい
はMDの記録再生装置と、MDの記録装置あるいはMD
の記録再生装置とにより構成されるシステムや、DVD
の再生装置と、MDの記録装置あるいはMDの記録再生
装置とにより構成されるシステムや、デジタルデータを
送受する複数のコンピュータにより構成されるシステム
などの各種のシステムにこの発明を適用することができ
る。
【0124】すなわち、情報信号を出力する各種の情報
信号出力装置と、この情報信号出力装置からの情報信号
の供給を受けて、これを記録媒体に記録する記録装置と
からなる各種のシステムにこの発明を適用することがで
きる。
【0125】そして、例えば、MDの再生装置とMDの
記録装置とからなるシステムなどの場合、MDに記録さ
れているデジタルオーディオ信号は、データ圧縮されて
いる。このようにデータ圧縮されたデジタルオーディオ
信号を記録装置に供給し、データ圧縮されたままMDに
コピーするようにすれば、データ圧縮されていないデジ
タルオーディオ信号をコピーする場合に比べ、高速にコ
ピーを行うことができる。そして、データ圧縮率が高く
なれば、より高速にデジタルデータのコピーが可能とな
る。
【0126】したがって、デジタルオーディオ信号など
の情報信号をその標準再生時間よりも短縮した時間でコ
ピーするようにする高速コピーには、再生ドライブ速度
や記録ドライブ速度を高速にして高速コピーを行う場合
だけでなく、データ圧縮された情報信号を記録装置に供
給し、データ圧縮されたまま記録媒体に記録する場合も
含むものである。
【0127】また、前述の実施の形態において、コンテ
ンツIDや、標準再生時間などのコンテンツ関連情報
は、高速バスのプロトコルにしたがって、デジタルデー
タとして記録再生装置に伝送するようにしたが、これに
限るものではない。例えば、コンテンツ関連情報を電子
透かし技術を用いて、電子透かし情報とし、この電子透
かし情報とされたコンテンツ関連情報を、デジタルオー
ディオ信号などの情報信号に重畳して、情報信号を記録
媒体に記録する記録装置に供給するようにしてもよい。
【0128】ここで、電子透かし技術は、画像データや
音楽データに存在する人間の知覚上の重要でない部分、
すなわち、音楽や映像に対して冗長でない部分に、雑音
として情報を埋め込む技術である。このような電子透か
し技術により画像信号やオーディオ信号中に埋め込まれ
たコンテンツ関連情報などの付加情報は、その画像信号
やオーディオ信号から除去されにくい。一方、画像信号
やオーディオ信号についてフィルタリング処理やデータ
圧縮処理をした後であっても、それらに埋め込まれた電
子透かしの付加情報を画像信号やオーディオ信号中から
検出することが可能である。
【0129】このため、デジタルオーディオ信号などの
情報信号を記録媒体に記録する記録装置や記録再生装置
に、電子透かし情報とされたコンテンツ関連情報の抽出
部を設けることにより、この電子透かし情報とされたコ
ンテンツ関連情報のうちのコンテンツIDや標準再生時
間を抽出し、抽出した情報を用いて、前述したように、
デジタルオーディオ信号などの情報信号のコピー終了後
において、一定期間、記録装置や記録再生装置の記録機
能に制限を加えるようにすることができる。
【0130】また、電子透かし情報は、除去や改ざんが
難しいので、アナログ信号とされたオーディオ信号など
の情報信号に電子透かし情報とされたコンテンツ関連情
報を重畳して出力するようにすることによって、このア
ナログ信号が高速コピーされる場合にも、前述したよう
に、コピー終了後において、一定期間、記録装置や記録
再生装置の記録機能に制限を加えるようにすることがで
きる。
【0131】もちろん、デジタルオーディオ信号などの
デジタル情報信号に電子透かし情報とされたコンテンツ
関連情報を重畳するようにして出力するようにしてもよ
い。この場合にも、デジタル情報信号に電子透かし情報
とされて重畳されているコンテンツ関連情報の抽出部を
記録装置や記録再生装置に設けることにより、この電子
透かし情報とされたコンテンツ関連情報のうちのコンテ
ンツIDや標準再生時間を抽出し、抽出した情報を用い
て、前述したように、デジタルオーディオ信号などの情
報信号のコピー終了後において、一定期間、記録装置や
記録再生装置の記録機能に制限を加えるようにすること
ができる。
【0132】また、電子透かし情報とされたコンテンツ
関連情報は、コンテンツ提供業者側において、CDなど
の記録媒体に情報信号を記録するオーサリング時に情報
信号に重畳するようにしてもよい。また、再生装置にお
いて、抽出したコンテンツ関連情報を電子透かし情報に
すると共に、この電子透かし情報とされたコンテンツ関
連情報を記録装置に供給する情報信号に重畳して出力す
るようにしてもよい。
【0133】また、前述の実施の形態の情報信号複製制
御システムのように、ダビング機能を備え、再生装置に
おいて、ダビングのための情報信号の出力であることが
明確に把握できる場合には、前述のような記録再生装置
においての記録機能の制限を行う代わりに、再生装置に
おいて再生機能の制限を加えるようにすることもでき
る。
【0134】すなわち、高速コピーなどを行うためにデ
ジタルオーディオ信号などの情報信号を出力した場合に
は、同じ情報信号を一定期間、コピーを行うためには出
力しないようにして、情報信号の不正な複製を防止する
ようにすることもできる。この場合には、再生装置にコ
ピー履歴情報管理メモリやタイマを設け、前述したMD
の記録再生装置2の場合と同じようにして、一定期間、
再生機能に制限を加えるようにすればよい。
【0135】また、前述の実施の形態においては、デジ
タルオーディオをコピーするものとして説明したが、情
報信号は、デジタルオーディオ信号に限るものではな
く、画像信号など、時間の経過に応じて、その内容が変
化する各種の時系列信号や、コンピュタデータなどの様
々な情報信号をコピーする場合にこの発明を適用するこ
とができる。
【0136】また、SCMS方式やCGMS方式などの
複製世代制限をも併用するようにしてもよい。このよう
にすることにより、コピーされた情報信号をさらにコピ
ーすることも防止されるので、情報信号の著作権者の利
益を害するような、情報信号の不正なコピーをより確実
に防止することができる。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明の情報信号複製制限方法によれば、高速コピーによ
り情報信号を複製した場合に、その複製終了後の一定期
間は、例えば、高速コピーを禁止するなど、記録機能に
制限が加えられ、短時間に同じ情報信号を複製した記録
媒体を大量に作成することはできないようにすることが
できる。これにより、情報信号の著作権者の利益を害す
るような、不正な複製を防止することができる。
【0138】また、一定期間終了後においては、1度複
製した情報信号であっても、同じ記録装置により複製す
ることができるようにされるので、私的利用の範囲内の
複製は従来と同じようにできるので、情報信号の利用者
の利便性を害することもないようにすることができる。
【0139】また、請求項2に記載の発明の情報信号複
製制限方法によれば、情報信号を高速コピーしても、そ
の情報信号を等速コピーしたものとした場合の期間以上
の期間が経過しなければ、記録機能に加えられた制限は
解除されないので、短時間に同じ情報信号の複製物を大
量に作成するなどの情報信号の不正な複製を確実に防止
することができる。
【0140】また、請求項3に記載の発明の情報信号複
製制限方法によれば、短時間に同じ情報信号の複製物を
大量に作成することはできないようにされるので、情報
信号の著作権者の利益を害するような情報信号の不正な
複製を防止することができる。また、一定時間経過後に
おいては、既に複製した情報信号の再度の複製が可能と
なり、情報信号の利用者の利便性を害することがないよ
うにすることができる。
【0141】また、情報信号の識別情報は、複製終了後
の一定期間記録装置に保持しておけばよいので、記録装
置に保持される複製した情報信号の識別情報が無制限に
増えることがないようにすることができる。したがっ
て、識別情報を記憶するメモリとして容量の大きなメモ
リを搭載しなくても済み、管理する識別情報の少なくて
済むので、情報信号を記録する記録装置の負荷が大きく
なることがないようにすることができる。
【0142】また、請求項4に記載の発明の情報信号複
製制限方法によれば、複製終了後の一定期間内において
は、情報信号の複製自体が禁止されるので、短時間に同
じ情報信号の複製物を大量に作成することが確実にでき
ないようにすることができる。これにより、情報信号の
著作権者の利益を害するような情報信号の不正な複製を
防止することができる。
【0143】また、情報信号の識別情報は、複製終了後
の一定時間経過後においては、記録機能の制限は解除さ
れ、情報信号の複製ができるようにされるので、私的利
用の範囲内の複製は認められ、情報信号の利用者の利便
性を害することもないようにすることができる。
【0144】また、請求項5に記載の発明の情報信号複
製制限方法によれば、同じ情報信号を複製した複製物を
同じ記録装置を用いて複数作成しようとしても、等速コ
ピーにかかる時間以上の時間がかかるようにされるの
で、情報信号の不正な複製を効果的に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報信号複製制限方法が適用さ
れたこの発明による情報信号複製制御システムの一実施
の形態を説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示した情報信号複製制御システムの記録
再生装置において行われる高速コピー時の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…再生装置、10…コントロール部、11…再生ドラ
イブ部、12…データデコード部、13…D/Aコンバ
ータ、14…アナログオーディオ信号の出力端子、15
…コンテンツ関連情報抽出部、16…デジタルインター
フェース(デジタルI/F)、17…デジタルデータの
出力端子、18…キー操作部、2…記録再生装置、20
…コントロール部、21…デジタルデータの入力端子、
22…デジタルインターフェース(デジタルI/F)、
23…コンテンツ関連情報抽出部、24…書き込み制御
部、25…データエンコード部、26…記録/再生ドラ
イブ部、27…データデコード部、28…D/Aコンバ
ータ、29…アナログオーディオ信号の出力端子、31
…キー操作部、32…コピー履歴情報管理メモリ、33
…タイマ(時計回路)、3…高速バス

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオ信号や画像信号などのような時
    間の経過と共に、情報の内容が変わる時系列信号として
    の情報信号を、少なくとも前記情報信号の標準再生時間
    よりも短縮された時間で複製した後、予め定められる一
    定期間は記録機能に制限を加えるようにすることを特徴
    とする情報信号複製制限方法。
  2. 【請求項2】前記情報信号の複製実行期間と、前記複製
    実行期間に続く前記一定期間とを合わせた期間が、前記
    情報信号を前記情報信号の標準再生時間に等しい時間で
    複製するようにした場合の複製にかかる期間以上となる
    ようにすることを特徴とする請求項1に記載の情報信号
    複製制限方法。
  3. 【請求項3】前記記録機能の制限として、複製した前記
    情報信号の識別情報を前記一定期間保持し、前記一定期
    間内においては、同じ識別情報を有する情報信号の複製
    を禁止することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の情報信号複製制限方法。
  4. 【請求項4】前記記録機能の制限として、前記一定期間
    内においては、記録機能を不能にして、情報信号の複製
    を禁止することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の情報信号複製制限方法。
  5. 【請求項5】オーディオ信号や画像信号などのような時
    間の経過と共に、情報の内容が変わる時系列信号として
    の情報信号を、前記情報信号の標準再生時間と等しい時
    間で複製した後、前記情報信号の識別情報を、予め定め
    られる一定期間保持し、前記一定期間内においては、同
    じ識別情報を有する情報信号の複製を禁止することを特
    徴とする情報信号複製制限方法。
  6. 【請求項6】オーディオ信号や画像信号などのような時
    間の経過と共に、情報の内容が変わる時系列信号として
    の情報信号を出力する情報信号出力装置と、前記情報信
    号出力装置からの前記情報信号を複製する情報信号記録
    装置とからなり、前記情報信号出力装置からの前記情報
    信号を前記情報信号の標準再生時間よりも短縮された時
    間で複製する情報信号複製制御システムであって、 前記情報信号記録装置は、 少なくとも前記情報信号を前記情報信号の標準再生時間
    よりも短縮された時間で複製する場合に、この複製の開
    始時点からの、複製実行期間と、予め定められた一定期
    間とを合わせた期間を計測するようにする期間計測手段
    と、 前記情報信号の複製終了後、前記期間計測手段により計
    測される前記一定期間内においては、記録機能に制限を
    加えるようにする記録機能制御手段とを備えることを特
    徴とする情報信号複製制御システム。
  7. 【請求項7】前記情報信号出力装置は、 前記情報信号とともに、この情報信号の標準再生時間を
    示す情報を出力するものであり、 前記情報信号記録装置は、 前記情報信号出力装置からの伝送データから、前記標準
    再生時間を示す情報を抽出する標準再生時間抽出手段を
    備え、 前記情報信号記録装置の前記期間計測手段は、 前記標準再生時間抽出手段により抽出された前記標準再
    生時間を示す情報により示される前記情報信号を前記標
    準再生時間に等しい時間で複製するようにした場合の複
    製にかかる期間以上の期間を、前記複製実行期間と、前
    記一定期間とを合わせた期間として計測することを特徴
    とする請求項6に記載の情報信号複製制御システム。
  8. 【請求項8】前記情報信号出力装置は、 前記情報信号とともに、記録機能に制限を加える記録制
    限期間に関する情報を出力するものであり、 前記情報信号記録装置は、 前記情報信号出力装置からの伝送データから、前記記録
    制限期間に関する情報を抽出する記録制限期間抽出手段
    を備え、 前記情報信号記録装置の前記期間計測手段は、 前記記録制限期間抽出手段により抽出された前記記録制
    限期間に関する情報により示される期間を、前記複製実
    行期間と、前記一定期間とを合わせた期間として計測す
    ることを特徴とする請求項6に記載の情報信号複製制御
    システム。
  9. 【請求項9】前記情報信号出力装置は、 前記情報信号とともに、前記情報信号の識別情報を出力
    するものであり、 前記情報信号記録装置は、 前記情報信号の前記識別情報を検出する識別情報検出手
    段と、 前記情報信号を複製する場合に、前記識別情報検出手段
    からの前記識別情報を前記一定期間保持するメモリとを
    備え、 前記情報信号記録装置の前記記録機能制御手段は、前記
    期間計測手段により計測される前記一定期間内において
    は、前記メモリに記憶されている前記識別情報と同じ識
    別情報の情報信号については複製を禁止するように制御
    することを特徴とする請求項6、請求項7または請求項
    9に記載の情報信号複製制御システム。
  10. 【請求項10】前記情報信号記録装置の前記記録機能制
    御手段は、前記期間計測手段により計測される前記一定
    期間内においては、記録機能を不能にして、情報信号の
    複製を禁止するように制御することを特徴とする請求項
    6、請求項7または請求項8に記載の情報信号複製制御
    システム。
  11. 【請求項11】オーディオ信号や画像信号などのような
    時間の経過と共に、情報の内容が変わる時系列信号とし
    ての情報信号を出力する情報信号出力装置と、前記情報
    信号出力装置からの前記情報信号を複製する情報信号記
    録装置とからなり、前記情報信号出力装置からの前記情
    報信号を前記情報信号の標準再生時間と等しい時間で複
    製する情報信号複製制御システムであって、 前記情報信号出力装置は、 前記情報信号とともに、前記情報信号の識別情報を出力
    するものであり、 前記情報信号記録装置は、 前記情報信号の複製の開始時点から、複製実行期間と、
    予め定められた一定期間とを合わせた期間を計測するよ
    うにする期間計測手段と、 前記情報信号の前記識別情報を検出する識別情報検出手
    段と、 前記情報信号を複製する場合に、前記識別情報検出手段
    からの前記識別情報を前記一定期間保持するメモリと、 前記期間計測手段により計測される前記一定期間内にお
    いては、前記メモリに記憶されている前記識別情報と同
    じ識別情報の情報信号については複製を禁止するように
    制御する記録機能制御手段とを備えることを特徴とする
    情報信号複製制御システム。
  12. 【請求項12】オーディオ信号や画像信号などのような
    時間の経過と共に、情報の内容が変わる時系列信号とし
    ての情報信号の供給を受けて、少なくとも前記情報信号
    を前記情報信号の標準再生時間よりも短縮された時間で
    複製する場合に、当該複製の開始時点から、複製実行期
    間と、予め定められた一定期間とを合わせた期間を計測
    するようにする期間計測手段と、 前記情報信号の複製終了後、前記期間計測手段により計
    測される前記一定期間内においては、記録機能に制限を
    加えるようにする記録機能制御手段とを備えることを特
    徴とする情報信号記録装置。
  13. 【請求項13】前記情報信号とともに、前記情報信号の
    標準再生時間を示す情報が供給されるようにされてお
    り、 前記標準再生時間を示す情報を抽出する標準再生時間抽
    出手段を備え、 前記期間計測手段は、前記標準再生時間抽出手段により
    抽出された前記標準再生時間を示す情報により示される
    前記情報信号を前記情報信号の標準再生時間に等しい時
    間で複製するようにした場合の複製にかかる期間以上の
    期間を、前記複製実行期間と、前記一定期間とを合わせ
    た期間として計測することを特徴とする請求項12に記
    載の情報信号記録装置。
  14. 【請求項14】前記情報信号とともに、記録機能に制限
    を加える期間である記録制限期間に関する情報が供給さ
    れるようにされており、 前記記録制限期間に関する情報を抽出する記録制限期間
    抽出手段を備え、 前記期間計測手段は、前記記録制限期間抽出手段により
    抽出された前記記録制限期間に関する情報により示され
    る期間が、前記情報信号の複製開始時点から、前記複製
    実行期間と、前記一定期間とを合わせた期間となるよう
    に計測することを特徴とする請求項12に記載の情報信
    号記録装置。
  15. 【請求項15】前記情報信号とともに、前記情報信号の
    識別情報が供給されるようにされており、 前記情報信号の前記識別情報を検出する識別情報検出手
    段と、 前記情報信号を複製する場合に、前記識別情報検出手段
    からの前記識別情報を前記一定期間保持するメモリとを
    備え、 前記記録機能制御手段は、前記期間計測手段により計測
    される前記一定期間内においては、前記メモリに記憶さ
    れている前記識別情報と同じ識別情報の情報信号につい
    ては複製を禁止するように制御することを特徴とする請
    求項12、請求項13または請求項14に記載の情報信
    号記録装置。
  16. 【請求項16】前記記録機能制御手段は、前記期間計測
    手段により計測される前記一定期間内においては、記録
    機能を不能にして、情報信号の複製を禁止するように制
    御することを特徴とする請求項12、請求項13または
    請求項14に記載の情報信号記録装置。
  17. 【請求項17】オーディオ信号や画像信号などのような
    時間の経過と共に、情報の内容が変わる時系列信号とし
    ての情報信号と、前記情報信号の識別情報の供給を受け
    て、前記情報信号を前記情報信号の標準再生時間と等し
    い時間で複製する情報信号記録装置であって、 前記情報信号の前記識別情報を検出する識別情報検出手
    段と、 前記情報信号を複製する場合に、前記識別情報検出手段
    からの前記識別情報を前記一定期間保持するメモリと、 前記情報信号の複製の開始時点から、複製実行期間と、
    予め定められた一定期間とを合わせた期間を計測するよ
    うにする期間計測手段と、 前記期間計測手段により計測される前記一定期間内にお
    いては、前記メモリに記憶されている前記識別情報と同
    じ識別情報の情報信号については複製を禁止するように
    制御する記録機能制御手段とを備えることを特徴とする
    情報信号記録装置。
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