JP2000207807A - 記憶媒体の駆動装置 - Google Patents

記憶媒体の駆動装置

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JP2000207807A
JP2000207807A JP11008258A JP825899A JP2000207807A JP 2000207807 A JP2000207807 A JP 2000207807A JP 11008258 A JP11008258 A JP 11008258A JP 825899 A JP825899 A JP 825899A JP 2000207807 A JP2000207807 A JP 2000207807A
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Takashi Kihara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、軽量でかつ安価な記憶媒体の駆動装置
を提供する。 【解決手段】 1つの駆動モータ6と、記憶媒体4を出
し入れするためのローディング機構8と、駆動ユニット
5を昇降するための昇降機構10と、前記駆動モータ6
からの動力が前記ローディング機構8へ伝達されるのを
遮断してローディング機構8の動きを阻止する第1ロッ
ク手段7と、前記駆動モータ6からの動力が前記昇降機
構10へ伝達されるのを遮断して昇降機構10の動きを
阻止する第2ロック手段9とを備え、ローディング機構
8の稼動時には、前記第1ロック手段7によるローディ
ング機構8への動力伝達の遮断を解除するとともに、前
記第2ロック手段9で昇降機構10の動きを阻止して、
ローディング動作を行ない、昇降機構10の稼動時に
は、前記第2ロック手段9による昇降機構10への動力
伝達の遮断を解除するとともに、前記第1ロック手段7
でローディング機構8の動きを阻止して、昇降動作を行
なうように構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光−磁気デ
ィスクカートリッジなどの記憶媒体の駆動装置に係り、
特に記憶媒体のローディング動作と駆動ユニットの昇降
動作を1つの駆動モータで行なう記憶媒体の駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジのオートチェンジ
装置は、複数枚のディスクカートリッジを収納するラッ
クと、ディスク用ターンテーブルなどを有しかつ昇降可
能な駆動ユニットと、前記ラックと駆動ユニットの間で
ディスクカートリッジを受け渡しするローディング機構
とを備えている。
【0003】ところで従来のこのオートチェンジ装置で
は、前記駆動ユニットを昇降させるためのモータと、ロ
ーディング機構を駆動するためのモータとが別々に設け
られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の駆動
装置では、駆動ユニット昇降用のモータとローディング
機構駆動用のモータとが別々に設けられていたため、装
置全体が大型化し重量が重く、またコスト高を招くとい
う欠点を有している。
【0005】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、小型、軽量でかつ安価な記憶媒体の駆動装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、1つの駆動モータと、記憶媒体を出し入
れするためのローディング機構と、駆動ユニットを昇降
するための昇降機構と、前記駆動モータからの動力が前
記ローディング機構へ伝達されるのを遮断してローディ
ング機構の動きを阻止する第1ロック手段と、前記駆動
モータからの動力が前記昇降機構へ伝達されるのを遮断
して昇降機構の動きを阻止する第2ロック手段とを備え
ている。
【0007】そしてローディング機構の稼動時には、前
記第1ロック手段によるローディング機構への動力伝達
の遮断を解除するとともに、前記第2ロック手段で昇降
機構の動きを阻止して、ローディング動作を行ない、昇
降機構の稼動時には、前記第2ロック手段による昇降機
構への動力伝達の遮断を解除するとともに、前記第1ロ
ック手段でローディング機構の動きを阻止して、昇降動
作を行なうように構成されていることを特徴とするもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は前述のように、1つの駆
動モータと、記憶媒体の出し入れするためのローディン
グ機構と、駆動ユニットを昇降するための昇降機構と、
前記駆動モータからの動力が前記ローディング機構へ伝
達されるのを遮断してローディング機構の動きを阻止す
る第1ロック手段と、前記駆動モータからの動力が前記
昇降機構へ伝達されるのを遮断して昇降機構の動きを阻
止する第2ロック手段とを備えている。そしてローディ
ング機構の稼動時には、前記第1ロック手段によるロー
ディング機構への動力伝達の遮断を解除するとともに、
前記第2ロック手段で昇降機構の動きを阻止して、ロー
ディング動作を行なう。また昇降機構の稼動時には、前
記第2ロック手段による昇降機構への動力伝達の遮断を
解除するとともに、前記第1ロック手段でローディング
機構の動きを阻止して、昇降動作を行なうように構成さ
れている。
【0009】このようにローディング機構の稼動時と昇
降機構の稼動時で動力伝達の系を切り換えることができ
るから、駆動モータは1つで済む。従って従来の駆動装
置に比べて小型、軽量でかつ安価な記憶媒体の駆動装置
を提供することができる。
【0010】以下、本発明の実施の形態に係る記憶媒体
の駆動装置を図に基づいて説明する。図1はその駆動装
置の概略構成を示すブロック図、図2はその駆動装置を
備えたディスクドライブ装置の概略斜視図である。
【0011】図2に示すようにディスクドライブ装置1
の前部には、縦方向に複数段(本実施の形態では3段)
の収納部2を形成したラック3が一体に取り付けられて
いる。この収納部2に対してディスクカートリッジ4が
後述するローディング機構よって出し入れされる。ラッ
ク3の後方には、ディスク用ターンテーブル(図示せ
ず)などを有しかつ昇降機構によって上下動する駆動ユ
ニット5が設けられている。図2では示されていないが
本実施の形態に係るローディング機構は、前記ラック3
の両側の対称位置に設けられ、また昇降機構は駆動ユニ
ット5の側面に一体に設けられている。
【0012】本実施形態に係る駆動装置は図1に示すよ
うに駆動源であるモータ6と、第1ロック手段7と、前
記ディスクカートリッジ4の出し入れを行なうローディ
ング機構8と、第2ロック手段9と、前記駆動ユニット
5を上下動する昇降機構10とから主に構成されてい
る。前記第1ロック手段7は前記モータ6からの駆動力
の伝達を遮断してローディング機構8の動きを阻止する
機能を有し、前記第2ロック手段9は前記モータ6から
の駆動力の伝達を遮断して昇降機構10の動きを阻止す
る機能を有している。同図に示すように本実施形態に係
る駆動装置は、第1ロック手段7と第2ロック手段9を
制御しながら1つのモータ6でローディング機構8と昇
降機構10の2つを駆動する構成になっている。
【0013】(A)駆動伝達機構 次にこの駆動装置の駆動伝達機構を具体的に図3ととも
に説明する。駆動源となる正逆転可能なモータ6の駆動
歯車11は歯車群12を介して主動歯車13に連結され
ている。主動歯車13は図4に示すように支軸14に回
転自在に支持され、主動歯車13の中間部にほぼ皿形を
した伝達歯車15が回転自在に嵌合され、その伝達歯車
15の上に等間隔に3つの遊星歯車16(図5参照)が
配置されている。各遊星歯車16は前記主動歯車13の
上側歯部17ならびに伝達歯車15の内側歯部18と噛
合し、これら3つの遊星歯車16はその上側に配置され
た連結歯車19の下面に形成された突出軸20(図4参
照)に回転自在に支持されている。従って連結歯車19
は3つの遊星歯車16を連結する機能を有しており、連
結歯車19は支軸14の上部に回転自在に支持されてい
る。
【0014】これら主動歯車13と伝達歯車15と遊星
歯車16と連結歯車19で遊星歯車群を構成している。
そして第2ロック手段9(詳細は後述)によって連結歯
車19の回転が阻止されている場合は、モータ6によっ
て主動歯車13が回転すると、固定位置にある3つの遊
星歯車16を介して伝達歯車15が回転する。また第1
ロック手段7(詳細は後述)によって伝達歯車15の回
転が阻止されている場合は、モータ6によって主動歯車
13が回転すると、それと噛合している3つの遊星歯車
16は自転しながら主動歯車13の周りを公転し、その
公転力によって連結歯車19が回転するようになってお
り、2つの出力系統を有している。
【0015】(B)ローディング機構 次にローディング機構について説明する。図4に示すよ
うに前記伝達歯車15の外周部には、下側歯部21と上
側歯部22が形成されている。図3に示すように伝達歯
車15の上側歯部22に中間歯車23が噛合しており、
中間歯車23は同軸上にプーリ24を一体に有してい
る。モータ6を挟んでプーリ24と反対側にはプーリ2
5が配置され、両プーリ24,25間にベルト26が張
架されている。前記プーリ25は、同軸上に中間歯車2
7を一体に有している。
【0016】前記伝達歯車15の下側歯部21ならびに
中間歯車27には、従動歯車体28の下側歯部29a,
29bがそれぞれ噛合している。従動歯車体28は図8
に示すように支軸30に回転自在に外嵌され、支軸30
は従動歯車体28を貫通して上方に延びている。
【0017】前記下側歯部29の上方に中間歯部31と
上側歯部32が形成され、上側歯部32には、互いに離
れた状態で送出し用歯車33と引込み用歯車34が噛合
されている。そして送出し用歯車33には軸35を介し
て送出し用ローラ36が一体に連結され、前記引込み用
歯車34には軸37を介して引込み用ローラ38が一体
に連結されている。送出し用ローラ36と引込み用ロー
ラ38は、少なくとも外周部がゴムなどの弾性体から構
成されている。
【0018】図6ないし図8に示すように送出し用ロー
ラ36と引込み用ローラ38はローラホルダー39、4
0にそれぞれ回転可能に保持され、ローラホルダー3
9、40は前記支軸30の頭部に回動可能に支持されて
いる。またローラホルダー39、40の上面にはバネ掛
け部41、42がそれぞれ設けられ、両バネ掛け部4
1、42間に引張りバネ43が張架されている。図7に
示すようにローラホルダー39、40の一方(本実施の
形態ではローラホルダー39側)にはストッパー44
(図9では円で示している)が突設され、前記引張りバ
ネ43の引張力によりストッパー44が他方のローラホ
ルダー40、39(本実施の形態ではローラホルダー4
0)に当接することにより、送出し用ローラ36と引込
み用ローラ38との間に所定の間隔が常に保持されてい
る。
【0019】また図6、図8に示すように、前記引込み
用ローラ38を保持しているローラホルダー40と引込
み用歯車34との間にはコイルスプリング45が介在さ
れ、そのコイルスプリング45の押圧力により引込み用
歯車34に常に制動力が付与されている。図8に示すよ
うに送り出し用ローラ36と引込み用ローラ38の高さ
方向の位置は、ディスクカートリッジ4の側端面46と
当接する位置に設定されている。
【0020】図10ならびに図12に示すように送出し
用ローラ36と引込み用ローラ38は上側歯車32より
ディスクカートリッジ4側に設けられ、しかも右側の上
側歯車32a,送り出し用ローラ36a,引込み用ロー
ラ38aと左側の上側歯車32b,送り出し用ローラ3
6b,引込み用ローラ38bはディスクカートリッジ4
を間にして、左右対称位置に配置されている。モータ6
からの駆動力の伝達系は図3に示すような機構になって
いるから、モータ6が回転すると、左右の上側歯車32
a,32b、送り出し用ローラ36a,36bならびに
引込み用ローラ38a,38bは同時に回転する。
【0021】なお、図9ないし図12では、送り出し用
ローラ36と引込み用ローラ38の回転方向を上側歯車
32の回転方向との関係で説明するため、便宜上同一平
面上に描いているが、実際には図6に示すように上側歯
車32は送り出し用ローラ36ならびに引込み用ローラ
38の下方に配置されている。
【0022】次にこのローディング機構によるディスク
カートリッジ4の送り出し動作について説明する。前述
のように上側歯車32には送出し用歯車33と引込み用
歯車34がそれぞれ噛合され、送出し用歯車33には送
り出し用ローラ36が同軸上に取り付けられ、引込み用
歯車34には引込み用ローラ38が同軸上に取り付けら
れている。従って上側歯車32が一方向に回転すると、
送り出し用ローラ36と引込み用ローラ38は上側歯車
32とは反対方向に自転しながら上側歯車32の周りを
公転することになる。
【0023】このような構成において、図10ならびに
図11に示すように上側歯車32が時計回り方向に回転
すると送り出し用ローラ36と引込み用ローラ38は反
時計回り方向に自転しながら、送り出し用ローラ36と
引込み用ローラ38は上側歯車32の周りを公転して、
送り出し用ローラ36がディスクカートリッジ4に当た
り、引込み用ローラ38はディスクカートリッジ4から
離れる方向に変位する。そして図11に示すように送り
出し用ローラ36の公転力により送り出し用ローラ36
はF1の力でディスクカートリッジ4の側端面46に弾
接する。このようにしてディスクカートリッジ4は図1
0に示す如く左右の送り出し用ローラ36a,36bに
挟まれた状態で、送り出し用ローラ36a,36bの回
転力で矢印方向に移動し、ラック3から駆動ユニット5
側に送り出される。
【0024】図11に示すように搬送時、上側歯車32
の回転中心と送出し用ローラ36(または引込み用ロー
ラ38)の回転中心を結ぶ仮想直線47がディスクカー
トリッジ4の側端面46に対して交差する角度θが鋭角
になるように、ディスクカートリッジ4に対して送出し
用ローラ36(ならびに引込み用ローラ38)が配置さ
れていることにより、送出し用ローラ36(ならびに引
込み用ローラ38)がディスクカートリッジ4に対して
有効に摩擦力を発揮できる。
【0025】図12は、ディスクカートリッジ4の引込
み動作を示している。同図に示すように上側歯車32が
反時計回り方向に回転すると送り出し用ローラ36と引
込み用ローラ38は時計回り方向に自転しながら、送り
出し用ローラ36と引込み用ローラ38は上側歯車32
の周りを公転して、引込み用ローラ38がディスクカー
トリッジ4に当たり、送り出し用ローラ36はディスク
カートリッジ4から離れる方向に変位する。そして引込
み用ローラ38の公転力により引込み用ローラ38がデ
ィスクカートリッジ4の側端面27に弾接する。このよ
うにしてディスクカートリッジ4は図12に示す如く左
右の引込み用ローラ38a,38bに挟まれた状態で、
引込み用ローラ38a,38bの回転力で矢印方向に移
動し、駆動ユニット5からラック3側に引き込まれる。
【0026】(第1ロック手段)次にローディング機構
を停止する第1ロック手段について説明する。図13に
示すように前記従動歯車体28の外側には、アーム体4
8の筒状部56が回動自在に嵌合されている。なお、図
6、図8は図面が煩雑になるためアーム体48は省略し
ている。アーム体48の下部には従動歯車体28の中間
歯車31と噛合するロック歯車49が回転自在に支持さ
れており、アーム体48の自由端側の上部にはスライド
板50の開口51に挿入されるピン52が立設されてい
る。
【0027】このアーム体48は従動歯車体28に回動
自在に支持されており、アーム体48の回動領域の両側
には図14に示すように前記ロック歯車49と噛合する
固定歯体53a,53bが固着されている。
【0028】前記スライド板50は図16に示すような
形状をしており、前記開口51は前記ピン52の外径と
ほぼ等しいスリット54と、それと連通した幅広の広角
部55とから構成されている。そしてスライド板50が
A方向に移動すると前記ピン52がスリット54内に入
り込んでその位置で保持されるから、図14の状態、す
なわちロック歯車49が固定歯体53a,53bから離
れた非噛合状態となる。この状態ではロック歯車49は
回転自在であるから、それと噛合している中間歯車(図
13参照)も回転自在であって、モータ6からの回転力
により従動歯車体28が回転して、前述のようにディス
クカートリッジ4の出し入れがなされる。
【0029】スライド板50がB方向に移動すると、前
記ピン52が相対的にスリット54から抜けて広角部5
5側に移り、ピン52はフリーな状態となる。そして駆
動ユニット5を上昇するためにモータ6を正転させて、
前記伝達歯車15の下側歯車21が図14において実線
で示すように矢印C方向に回転すると、従動歯車体28
の下側歯車29も実線で示す方向に回転し、そのときの
従動歯車体28とアーム体48の筒状部56との摩擦力
により、アーム体48が筒状部56を中心にして実線で
示すように矢印D方向に振れる。そしてこの回動でロッ
ク歯車49が固定歯体53aと噛合し、ロック歯車49
が回転できなくなり、それにより従動歯車体28の回転
が阻止され、結局、図4に示す伝達歯車15の回転が停
止する。
【0030】また駆動ユニット5を下降するためにモー
タ6を逆転させると、前記伝達歯車15の下側歯車21
が図14において点線で示すように矢印E方向に回転し
て、従動歯車体28の下側歯車29も点線で示す方向に
回転し、そのときの従動歯車体28と筒状部56との摩
擦力により、アーム体48が筒状部56を中心にして点
線で示すように矢印F方向に振れる。そしてこの回動で
ロック歯車49が他方の固定歯体53bと噛合し、この
場合もロック歯車49が回転できなくなり、それにより
従動歯車体28の回転が阻止され、結局、図4に示す伝
達歯車15の回転が停止する。
【0031】またスライド板50をA方向に移動すれば
ピン52が相対的にスリット54内に入り込み、それに
伴いロック歯車49が固定歯体53から離れ、伝達歯車
15ならびにが従動歯車体28に回転力が伝達される。
第1ロック手段は以上のような機構になっている。
【0032】(駆動ユニットの昇降機構)次に駆動ユニ
ット5の昇降機構について説明する。図4に示すように
連結歯車19の外周部には外側歯部57が形成されてお
り、この連結歯車19は図3ならびに図17に示すよう
に中間歯車58を介してラック59と連結されている。
ラック59の外面には複数本(本実施の形態では2本)
のピン60が突設され、これらのピン60は図18に示
すようにディスクドライブ装置の筐体側板(図示せず)
に形成された複数本の傾斜溝61にそれぞれスライド可
能に挿入されている。図示していないがこのラック59
の内側に、ディスク用ターンテーブルなどを備えた駆動
ユニット5が配置されている。
【0033】従って図17に示すように連結歯車19が
実線で示すようにG方向に回転すると中間歯車58を介
してラック59が実線で示すようにH方向に移動し、そ
の移動でピン60が傾斜溝61を昇り、ラック59とと
もに駆動ユニット5が上昇する。反対に連結歯車19が
点線で示すようにI方向に回転すると中間歯車58を介
してラック59が点線で示すようにJ方向に移動し、そ
の移動でピン60が傾斜溝61に沿って下がり、ラック
59とともに駆動ユニット5が降下する仕組みになって
いる。図18ではラック59(駆動ユニット5)の3ポ
ジションの停止位置を実線、破線、一点鎖線に分けて示
している。
【0034】(第2ロック手段)次に駆動ユニット5の
昇降を停止する第2ロック手段について説明する。図1
7に示すように前記スライド板50には回動レバー62
の基端部が支持されており、中間に支点63を有するほ
ぼL字形の駆動レバー64の自由端が前記回動レバー6
2の基端部に連結されている。回動レバー62の先端部
側にはホールド部材65が固定され、図18に示すよう
にホールド部材65には前記ラック59(駆動ユニット
5)の3ポジションに合わせて3つのスリット66が形
成されている。
【0035】前記スライド板50、回動レバー62、駆
動レバー64も駆動ユニット5に連結されて一体に昇降
するようになっている。ラック59の移動中(駆動ユニ
ット5の昇降中)は図17、図18に示すように前記回
動レバー62の先端部はホールド部材65から離れてお
り、ラック59の移動(駆動ユニット5の昇降)を干渉
しない。そして駆動ユニット5が所望の位置に到達する
と、前記駆動レバー64を図17で実線に示す方向に回
動することにより、回動レバー62も実線に示す方向に
回動して、先端部がホールド部材65のスリット66に
入り込む。
【0036】このようにして回動レバー62がホールド
部材65に係止されることにより、ラック59の移動が
阻止され、それに伴い中間歯車58、連結歯車19の回
転が停止する。駆動レバー64を実線と反対の方向に回
動すれば、回動レバー62の先端部がスリット66から
抜けて、ラック59が移動可能となる。第2ロック手段
は以上のような機構になっている。
【0037】
【発明の効果】本発明は前述のように、1つの駆動モー
タと、記憶媒体の出し入れするためのローディング機構
と、駆動ユニットを昇降するための昇降機構と、前記駆
動モータからの動力が前記ローディング機構へ伝達され
るのを遮断してローディング機構の動きを阻止する第1
ロック手段と、前記駆動モータからの動力が前記昇降機
構へ伝達されるのを遮断して昇降機構の動きを阻止する
第2ロック手段とを備えている。そしてローディング機
構の稼動時には、前記第1ロック手段によるローディン
グ機構への動力伝達の遮断を解除するとともに、前記第
2ロック手段で昇降機構の動きを阻止して、ローディン
グ動作を行なう。また昇降機構の稼動時には、前記第2
ロック手段による昇降機構への動力伝達の遮断を解除す
るとともに、前記第1ロック手段でローディング機構の
動きを阻止して、昇降動作を行なうように構成されてい
る。
【0038】このようにローディング機構の稼動時と昇
降機構の稼動時で動力伝達の系を切り換えることができ
るから、駆動モータは1つで済む。従って従来の駆動装
置に比べて小型、軽量でかつ安価な記憶媒体の駆動装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る駆動装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】その駆動装置を備えたディスクドライブ装置の
概略斜視図である。
【図3】その駆動伝達機構を説明するための概略構成図
である。
【図4】遊星歯車群の断面図である。
【図5】その遊星歯車群の平面図である。
【図6】搬送ローラ機構の正面図である。
【図7】その搬送ローラ機構の平面図である。
【図8】その搬送ローラ機構の断面図である。
【図9】その搬送ローラ機構の概略平面図である。
【図10】その搬送ローラ機構によりディスクカートリ
ッジを送り出す際の動作原理を説明するための図であ
る。
【図11】その搬送ローラ機構によりディスクカートリ
ッジを送り出す際の動作原理を説明するための図であ
る。
【図12】その搬送ローラ機構によりディスクカートリ
ッジを引き込む際の動作原理を説明するための図であ
る。
【図13】第1ロツク手段の断面図である。
【図14】第1ロツク手段のロック機構を説明するため
の一部平面図である。
【図15】第1ロツク手段に用いるアーム体の平面図で
ある。
【図16】スライド板の平面図である。
【図17】第2ロツク手段の平面図である。
【図18】ラックの移動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスクドライブ装置 2 収納部 3 ラック 4 ディスクカートリッジ 5 駆動ユニット 6 モータ 7 第1ロック手段 8 ローディング手段 9 第2ロック手段 10 昇降機構 11 駆動歯車 12 歯車群 13 主動歯車 14 支軸 15 伝達歯車 16 遊星歯車 17 上側歯部 18 内側歯部 19 連結歯車 20 突出軸 21 下側歯部 22 上側歯部 23 中間歯車 24,25 プーリ 26 ベルト 27 中間歯車 28 従動歯車体 29 下側歯部 30 支軸 31 中間歯部 32 上側歯部 33 送り出し用歯車 34 引込み用歯車 35,37 軸 36 送り出し用ローラ 38 引込み用ローラ 39,40 ローラホルダ 43 引張りバネ 44 ストッパー 45 コイルスプリング 46 側端面 47 仮想直線 48 アーム体 49 ロック歯車 50 スライド板 51 開口 52 ピン 53 固定歯体 54 スリット 55 広角部 56 筒状部 57 外側歯部 58 中間歯車 59 ラック 60 ピン 61 傾斜溝 62 回動レバー 63 支点 64 駆動レバー 65 ホールド部材 66 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの駆動モータと、記憶媒体を出し入
    れするためのローディング機構と、駆動ユニットを昇降
    するための昇降機構と、前記駆動モータからの動力が前
    記ローディング機構へ伝達されるのを遮断してローディ
    ング機構の動きを阻止する第1ロック手段と、前記駆動
    モータからの動力が前記昇降機構へ伝達されるのを遮断
    して昇降機構の動きを阻止する第2ロック手段とを備
    え、 ローディング機構の稼動時には、前記第1ロック手段に
    よるローディング機構への動力伝達の遮断を解除すると
    ともに、前記第2ロック手段で昇降機構の動きを阻止し
    て、ローディング動作を行ない、 昇降機構の稼動時には、前記第2ロック手段による昇降
    機構への動力伝達の遮断を解除するとともに、前記第1
    ロック手段でローディング機構の動きを阻止して、昇降
    動作を行なうように構成されていることを特徴とする記
    憶媒体の駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記第1ロック
    手段ならびに第2ロック手段が、 前記駆動モータによって回転するとともに駆動歯部を有
    する主動歯車と、 その主動歯車を回転自在に支持する支軸と、 その支軸に同心円上にかつ回転自在に支持されるととも
    に、第1の歯部と第2の歯部を有する伝達歯車と、 前記主動歯車の駆動歯部と伝達歯車の第1の歯部の間に
    配置されて、その駆動歯部と第1の歯部にそれぞれ噛合
    し、前記主動歯車の回転に伴い自転するとともに主動歯
    車の周りを公転する複数の遊星歯車と、 前記支軸に同心円上に回転自在に支持されるとともに、
    伝達歯部を有し、所定の位置に突設された複数の突出軸
    により前記複数の遊星歯車をそれぞれ回転自在に支持し
    た連結歯車と、 前記伝達歯車の第2の歯部と噛合するとともに、中間歯
    車を有するローディング用従動歯車体と、 その従動歯車体の回転方向に揺動可能に支持され、その
    従動歯車体の中間歯車と噛合するロック歯車を有するア
    ーム体と、 そのロック歯車の揺動領域上にロック歯車を間にして所
    定の間隔をおいて設置された第1の固定歯体ならびに第
    2の固定歯体と、 前記連結歯車からの動力を前記昇降機構に伝達する動力
    伝達手段と、 前記駆動ユニットを所望の昇降位置で停止するホールド
    部材とを備え、 前記ローディング機構の稼動時には、前記ホールド部材
    によって駆動ユニットの昇降動作を阻止することにより
    前記連結歯車の回転を止めるとともに、前記ロック歯車
    を第1の固定歯体ならびに第2の固定歯体から離して、
    ローディング用従動歯車体の回転を許容し、前記主動歯
    車、遊星歯車、伝達歯車、ローディング用従動歯車体を
    介してローディング動作を行ない、 前記昇降機構の稼動時には、前記ロック歯車を第1の固
    定歯体または第2の固定歯体と噛合することにより、ロ
    ーディング用従動歯車体の回転を阻止するとともに、前
    記ホールド部材による昇降動作の阻止状態を解除して、
    前記主動歯車、遊星歯車、連結歯車、動力伝達手段を介
    して昇降動作を行なうように構成されていることを特徴
    とする記憶媒体の駆動装置。
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