JP3736148B2 - 記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク、光磁気ディスク等の円盤状記録担体に情報を記録再生する記録再生装置に関するもので、特に光ディスクのローディングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ディスク等の円盤状記録担体(以下、光ディスクと総称する)に情報を記録再生する記録再生装置は、いわゆるトレイ方式と呼ばれるローディング方式が多く採用されている。周知のように、これは、一般にトレイと呼ばれ、装置外部にせり出している載置台に光ディスクを載置すると、載置台が装置本体内にスライド移動し、載置台が固定されると、下から光ディスクを回転させるターンテーブルがせり上がって光ディスクを係止するもので、例えば特開平5−101504号公報のようにターンテーブルが水平な軸を回動軸として回動し、ディスクを係止するものが提案されている。
【0003】
また、光ディスクのみを装置本体に挿入すると、載置台上に乗って、その載置台が下降しターンテーブルに光ディスクが保持されるというものも提案されている(例えば、米国特許4527264号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、前述の回動方式のものでもエレベート方式のものでも部品点数が多いので、作りにくく、また部品コスト、製造コストが多くなるという問題点を有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、少ない部品点数で、細かい調整も必要なく、容易に作りやすい安価な記録再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の記録再生装置は、円盤状記録担体の円盤面と略平行方向に突出して記録再生部に設けられた係合部と、回転駆動する回転駆動手段と、回転駆動手段によって回動し係合部と係合するカム部を有する円筒状の移動手段と、移動手段の回動軸と略同方向に係合部の移動を案内する縦案内手段とを備える構成を有している。
【0006】
この構成によって、移動手段が円筒状に構成されているため、カム部を複数設けることができ、複数の係合部を同時に同期させて案内できるので、設計自由度が高く部品点数が少なくすみ非常に作りやすい安価な記録再生装置が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、情報を記録・再生できる円盤状記録担体を載置する載置手段と、前記円盤状記録担体を保持し情報を記録・再生する記録再生部とを有する記録再生装置であって、前記円盤状記録担体を排出できる位置と記録再生できる位置との間を、前記円盤状記録担体の載置面と平行に移動する載置手段と、前記記録再生部が昇降可能に配設されたローディングベースと、前記円盤状記録担体の円盤面と略平行方向に突出して前記記録再生部に設けられた係合部と、主ギヤを回転駆動する回転駆動手段と、前記回転駆動手段により回転駆動される前記主ギヤの回転によって回動し前記係合部と係合するカム部を有する円筒状の移動手段と、前記主ギヤに係合し前記円筒状の移動手段に配設された弧状ギヤと、前記移動手段の回動軸と略同方向に係合部の移動を案内するために前記係合部に対応して前記ローディングベースに設けられた縦案内手段と、前記主ギヤに係合し前記載置手段に設けられたラック部と、前記弧状ギヤ及び前記ラック部に対する前記主ギヤの係合状態を切り換える切換手段とを備えたことを特徴とするものであり、前記主ギヤの回転に応じて前記弧状ギヤと前記ラック部に対する前記主ギヤの係合状態が前記切換手段により切り換えられることにより、前記記録再生部を前記縦案内手段に沿って上昇・下降させる前記記録再生部の昇降移動と前記ローディングベースに対する前記載置手段の挿入・排出との双方が前記回転駆動手段による前記主ギヤの回転により駆動されるようにしたものであり、移動手段が円筒状に構成されているため、カム部を複数設けることができ、複数の係合部を同時に同期させて案内することができ、又、回転駆動手段により回転駆動される単一の主ギヤの回転で、トレイの開蓋閉蓋というトレイローディングと、ディスクのローディングを行うという作用を有する。
【0008】
請求項2に記載の発明は、情報を記録再生できる円盤状記録担体を載置し、円盤状記録担体を排出できる位置と記録再生できる位置との間を、円盤状記録担体の載置面と平行に移動する載置手段と、円盤状記録担体を記録再生する位置で円盤状記録担体を保持し情報を記録・再生する記録再生部とを有する記録再生装置であって、主ギヤを回転駆動する回転駆動手段と、主ギヤに係合する弧状ギヤを有しこれにより回動する移動手段と、移動手段に設けられた切換案内ピンと、載置手段に設けられ、主ギヤに係合するラック部と、載置手段に設けられ、切換案内ピンに係合し案内できる切換案内部とを有し、載置手段が排出位置・記録再生位置間を移動するとき、主ギヤにラック部のみが歯合する状態と、主ギヤに弧状ギヤのみが歯合する状態とが、切り換え案内ピンと切換案内部の係合により切り替わることを特徴としたものであり、唯一回転駆動する主ギヤに、載置手段の移動駆動のためのラック部と、回動する移動手段の弧状ギヤとが歯合すると共に、移動手段の切換案内ピンと載置手段の切換案内部とが係合するという作用を有する。
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の記録再生装置の概略構成斜視図の図であり、これを用いて本実施の形態の概略の構成の説明を行う。各構成部品の詳細な説明は、後述する各部品斜視図を用いて説明する。
【0010】
図2(a)はトラバースユニットの構成斜視組立図で、(b)はトラバースユニットの構成斜視図である。
図1、図2において、1は合成樹脂成形によりできたトラバースシャーシで、光ディスク(図示せず)を回転するターンテーブル2a、ターンテーブル2aを回転するスピンドルモータ2b、光ディスクに光ビームを照射するピックアップ2c、ピックアップ2cを光ディスクの径方向(図の矢印R方向)に移動させるトラバース機構2dを有するトラバースメカ2をゴムダンパー2e(図1においては図示を略す)を介して固定している。トラバースシャーシ1は、その外形が円形に接するように部分的に弧状をなす弧部1dを有し、また、光ディスクの回転面と略平行な方向で放射状に略3分割になるように3つの係合ピン1a,1b、1cが突出している。1eはトラバースシャーシ1の側部に設けられた段差である縦ストッパーで、図示のように光ディスクが載置される表側には開きその反対の裏側には閉じたような溝が成形されている。1fは横ストッパーで、上述した表側に突出するように成形されている。
【0011】
図3は、円筒カムの構成斜視図である。図1,図3において、3は合成樹脂成形でできた円筒カムであって、上部に円環状の円環部3aがあり、その下部に円筒状の円筒部3bがある。円環部3aはその周方向に部分的に径が大きい円環係止部3cがあり、また一部分に弧状ギヤ3dが設けられている。また、円環係止部3cから円筒部3bにかけて連続するカム部3eが3カ所設けられている。このカム部3eは3つとも同じ形で、図示のように時計方向には円環部3aに近く逆に反時計方向には離れる(換言すれば円筒カムが反時計方向に回動すれば係合するピンが円環部に近くなり、逆に時計方向に回動すればピンが円環部から離れる)斜部と、その前後に円環部と平行な平行部とを有する。3fは円環部3a上方に突出した切換案内ピンで、後述するようにトレイの切換案内溝(後述)に係合しかかるとき、円筒カム3の略中央線上になるように構成されている。3gは同じく円環部3a上方に突出した回り止めピンである。切換案内ピン3f、回り止めピン3gの周方向の位置に関しては後述する。3iは手動回動レバーで、後述するようにトレイのスライド移動にじゃまにならないように奥方向に略水平に突出されており、手動で円筒カム3を回転できるように作られている。
【0012】
図4はローディングベースの構成斜視図である。図1,図4において、4は合成樹脂成形からなるローディングベースで、その中に円筒カム3の円筒部3bが挿入される昇降部4aがあり、昇降部4aの上部回りには円環部3aが当接する環状段差4bがある。昇降部4aには、周方向に部分的に円筒カム3の挿入・回動を案内する弧状壁4cが複数(図4ではそのうち2つを表示)設けられているとともに、トラバースシャーシ1の係合ピン1a、1b、1cにはまり縦方向に移動するように縦案内部4dが3カ所設けられている。また、縦案内部4dの環状段部4bには円環爪4eが設けられていて、後述するように挿入された円環部3が抜けはずれないように円環爪4eが円環係止部3cに当接される。4fは環状段部4bに設けられた回り止め爪で、円筒カムが必要以上に反時計方向に回らないように円環部3aの円環係止部の径段差に当接するとともに、製造工程途中やメンテナンス時に当接をはずして反時計方向に回せるように弾性を有している。4gは合成樹脂の弾性を有する縦停止爪で、トラバースシャーシ1の縦ストッパー1fに係るように設けられ、トラバースシャーシ1の上方への必要以上の移動を停止している。
【0013】
4h、4iは光ディスクを載置してスライドするトレイ(後述)の移動を案内するトレイ案内部で、それぞれ横方向、縦方向のトレイのスライド位置を規制している。4jは合成樹脂の弾性を利用したトレイの抜け止め爪である。トレイに関するトレイ案内部4h,4i、抜け止め爪4jに関しては、後に詳しく説明する。
【0014】
また、図4において、5はギヤで、ローディングベース4の軸部4kを中心軸として回転するものであって、上部に弧状ギヤ3dと歯合するメインギヤ部5aと、下部にメインギヤ部5aより大径多歯のサブギヤ部5bとからなる。6は回転伝達機構で、モータ7の回転をトルク強化させながらサブギヤ部5bに伝達する。
【0015】
図5はトレイの構成図で、同図(a)は平面図、(b)は正面図である。図5において、8はトレイで、周知のように、通常ディスク(12cm径)を載置できる載置部8aと小径ディスク(8cm径)を載置できる小載置部8bが段差を有して設けられ、また載置部8a、小載置部8bの中央部からトレイ8の長手方向に開孔した開口部8cが設けられている。8eはトレイ8の長手方向側部に設けられた側段差部であって、8dは側段差部8eのうらがわに設けられた溝部でトレイ長手方向の奥側(図8では上方向)に開放し、トレイ長手方向の手前側(図8では下方向)には閉じたものである。8fはトレイ8の側面に突出した段部で、奥側に斜部を有している。この溝部8d、側段差部8eがそれぞれローディングベース4のトレイ案内部4i、4hによって案内されてトレイ8はその長手方向にスライド移動できる。また段部8fはローディングベース4の抜け止め爪4jに当接するもので具体的にはトレイ8の排出時に手前側に必要以上に移動しないようにするものである。
【0016】
8gはラック部であり、トレイ8の載置部とは逆の裏面にトレイの長手方向に、前述したギヤ5のメインギヤ部5aに歯合するように設けられている。8hは切換案内溝で、同じく裏面に設けられており、円筒カム3の切換案内ピン3fと係合するよう構成されている。8lは手動レバー露出部で、トレイ8が奥方向にスライドしきった状態でも、手動回動レバー3iが露出され手動操作により円筒カムが回動できるように設けられている。
【0017】
以上のように構成された実施の形態1の記録再生装置について、図1〜5を用いてその組立工程を説明する。まず、軸部4kにギヤ5を回転自在に挿入したローディングベース4にモータ7、回転伝達機構6を取り付け、モータの回転によりギヤが正逆両方向に回転するように構成する。
次に、ローディングベース4の昇降部4aに円筒カム3を回動自在に挿入する。このとき、図6に示すように、円環部3aの円環係止部3cの反時計方向直近部分をローディングベース4の円環爪4eの位置に合わせて挿入し、円筒カム3を反時計方向に回動することで、円筒カム3は回動自在に係止される。また、回り止め4fと円環係止部3cとの当接により円筒カム3が必要以上に反時計方向に回動できない。なお、円筒カム3を反時計方向に回動にあわせて弧状ギヤ3dがギヤ5のメインギヤ部5aに歯合する。
【0018】
次に、回り止めを解除して、円筒カム3を少し反時計方向に回動させると、円筒部3bのカム部3eの上部入り口(円環部3aで開放)がローディングベース4の縦案内部に合致する。この状態で、図2(a)に示したトラバースユニットを装着する。3箇所の縦案内部4dにトラバースシャーシ1の係合ピン1a、1b、1cを合わせて、上部からトラバースシャーシ1を押圧して挿入する。この時、弾性を有する縦停止爪4gが縦ストッパー1eによって保持され、上方向にはトラーバースユニットは突出できない。また、縦停止爪4gは、トラバースシャーシ1の縦ストッパー1eを弾性的に押圧している。これにより、光ディスク回転時に回転アンバランス(偏荷重ディスクを回転させたとき発生)によるがたつきを押さえ安定した記録再生ができる。
【0019】
また、トラバースシャーシを装着後は係合ピンが1a、1b、1cがカム部3e内を移動し、かつカム部3eが時計方向に回動する方向で閉じているため、円筒カム3が必要以上に時計方向に回動できず、常時円環爪4eが円環係止部3cを摺動自在に係止し、円筒カム3が昇降部4aから抜き出ることがない。
これにより、カム部3eと縦案内部4dによって係合ピン1a、1b、1cが位置規制されているので、円筒カム3の回動により昇降する。この場合、時計方向に円筒カムが回りきった状態では、メインギヤ部5aと弧状ギヤ3dは歯合しておらず、この状態から少し反時計方向に回動した状態で、メインギヤ部5aと弧状ギヤ3dは歯合し、また係合ピン1a、1b、1cがカム部3eの下平行部から斜部に移り始め、トラバースユニットが上昇し始める。回転駆動源であるメインギヤ部5aによる弧状ギヤ3dとの歯合の最初に関しては、トレイ8のスライド移動の説明において詳述する。
【0020】
次に、トレイの組立に関して説明する。円筒カム3が時計方向に回動しきった状態(すなわち、トラバースユニットが下降しきった状態)のローディングベースに対し、そのトレイ案内部4h,4iにトレイ8の溝部8d、側段差部8eが係合するようにスライドさせて構成する。このとき、弾性のある抜け止め爪4jはトレイ8の挿入方向に対しては段部8fを係止しないが、逆にトレイの排出方向に対しては抜け止め爪4jが段部8fを係止し、必要以上にトレイが突出することを防止する。
【0021】
さて、トレイ8の挿入により、ラック部8gがメインギヤ部5aに歯合する。このメインギヤ部8とラック部8g、弧状ギヤ3dとの歯合切換について図面を用いて説明する。図7〜図11はこの歯合切換と切換案内溝・ピンの相関を説明する模式図である。図7はトレイ全開の排出位置状態を示す。すなわちこの状態では、メインギヤ部8aの回転によりトレイ8は、ディスクを載置・排出できる排出位置からディスクを記録再生できる記録再生位置近傍までスライド移動でき、かつ弧状ギヤ3dがメインギヤ部5aに歯合していないので円筒カムは回動しない。
【0022】
しかし、トレイ8が記録再生位置に近接すると、図8のように、切換案内ピン3fが切換案内溝8hに案内され、円筒カム3を反時計方向に回動させると共に、メインカム5aに弧状ギヤ3d、ラック部8gともに歯合する(図9)。両方に歯合しながら、切換案内ピン3fは切換案内溝に案内されながら移動するので、図10のように、トレイ8は完全に閉じた位置(すなわち記録再生位置)に移動してメインギヤ部5aとラック部との歯合が解除される。そして、メインギヤ部5aは弧状ギヤとのみ歯合するので円筒カムが反時計方向に回動を始める。その回動が続き、前述したようにトラバースシャーシ1がカム部3eによって上昇し、ローディングが完了する。
【0023】
このようにして、トレイが構成された記録再生装置に、図12に示す模式正面図(同図(a)はトラバースユニットが下がった状態、(b)は上がった状態)のように、ターンテーブル2aの上部にトレイ8の載置部8aにおかれたディスク100をチャッキングできるように、クランパー9がその支持部材9aと共に構成される。
【0024】
このように構成された本実施の形態の記録再生装置の動作について図面を用いて説明する。
まず、記録再生状態(たとえ、ディスクが載置されていなくとも)、すなわちトラバースユニットが上昇している状態(図12(b)、ただしこの図ではディスク100が載置されている。ディスクが無い場合は、図上でディスク100が描写されていない状態と同様で、ターンテーブル2aとクランパ9が当接している)において、使用者が操作手段(図示せず)によりトレイの開蓋を指令すると、操作手段から制御手段(図示せず)を介してモータ7に回転指令が発せられ、メインギヤ部5aが時計方向に回転を開始する。これによって上述したように、メインギヤ部5aに歯合する弧状ギヤのみにより円筒ギヤが回動し、図11の状態から図10の状態を経て図9の状態になり合わせてトラバースユニットが下降する。図9に示した、切換案内溝8h・ピン3fがまだ係合され、かつメインギヤ部5aに弧状ギヤ3d、ラック部8g共に歯合する状態を経て、切換案内溝8h・ピン3fの係合がはずれメインギヤ部5aにはラック部8gのみが歯合する状態になる(図8)。この状態からラック部8gのみがメインギヤ部5aから回転力を伝達され、トレイ8が搬出され、記録担体が排出できるようになる。この一連の動作の間、メインギヤ部は反回転方向に回転しているのみで、よってモータ7は途中で反転する必要がない。
【0025】
なお、モータの途中反転をさせる必要がないため、モータ8の制御手段(図示せず)はトレイ8が完全に搬出された状態(排出状態)と、円筒カムが完全に反時計方向に回動完了した状態(記録再生状態)と、その間の状態(遷移状態)の3状態を検知できれば良く、光学的な検知手段(反射型あるいは遮蔽型の光センサ等)、磁気的な検知手段(ホール素子等)による2値検出の組み合わせでも良く、あるいは機械的な跳ね返りスイッチでも良い。
【0026】
本実施の形態では、後者の機械的な跳ね返りスイッチを用いてこの3状態の検知を行っている。図13はその位置検出の模式図を示す。すなわち、ローディングベース4に跳ね返りスイッチ4lを設けてそのレバー4mを上部に突出させる(図4参照)。円筒カムが完全に反時計方向に回動完了した状態(記録再生状態)では、円筒カム3の円環部3aから水平方向に突出させた回動位置レバー3hがレバー4mに当接して押圧し奥方向(図13(a)では右方向)に倒している。次に、前述したような円筒カム3の時計方向への回動によって回動位置レバー3hがレバー4mから離間し、跳ね返りスイッチ4lはレバー4mを自己復帰させ、図13(b)の状態にする。これが遷移状態に相当する。最後にトレイがスライド移動し完全に搬出されるとトレイの裏面に設けられた移動位置凸部8iがレバー4mに当接して押圧し手前方向(図13では左方向)に倒す。これによって、排出状態を検知し、モータの回転を停止する。
【0027】
さて、以上のようにトレイ8が全開し排出状態になると、使用者は光ディスクを載置部8aに置き、操作手段によってトレイ8の閉蓋を指令すると、モータ7は先ほどと逆に回転方向である時計方向に回転し、先ほどの説明と全く逆の経過により図7〜図11の動作を行う。これにより、図12(a)に示すような光ディスク100がトレイ8の載置部8aに置かれた状態から、ターンテーブル2aを含むトラバースユニットが上昇しクランパー9と共に光ディスク100の内径部を係止する。
【0028】
また、同様に図13(c)から同図(b)を経て同図(a)のようになり、ローディング完了を検知してモータ7の回転が停止される。これによって、光ディスク100は載置部8aから離間してターンテーブル2aによって回転自在に保持され光ピックアップ2cによって情報を記録再生することができる。
このように、本実施の形態によると、メインギヤという回転駆動する回転駆動手段によって回動する、円筒カムという円筒状の移動手段と、ローディングベースの縦案内部という縦案内手段とに、トラバースシャーシの係合ピンが係合しているので、トラバースシャーシの上昇あるいは下降によるディスクのローディングが行え、しかも移動手段が円筒状に構成したので空間的にも設計余裕度が高く、複数のカム部を同一部材に構成できる。これにより、複数のカム部の同期移動を何ら気にせずともすむ。特に、高い設計自由度のよってカム部の位置を自由に設計でき、それによりカム部に係合する係合ピンの3箇所の位置を何ら設計の拘束をうけないので、トラバースユニットのバランス、振動吸収性、対衝撃余裕等を考慮して最適な位置に設けることができる。
【0029】
また、回動の位置検出や対衝撃に対する対策部品も、円筒状の移動手段の高い設計余裕度によって解消できる。よって、非常に少ない部品点数で、しかも非常に容易に作ることができる薄い記録再生装置を提案できる。
また、メインギヤ1つの回転方向を切り換えるだけでトレイの開蓋閉蓋というトレイローディングと、前述したディスクのローデングが行え、非常に少ない部品点数で、しかも非常に容易に作ることができる記録再生装置を提案できる。特に1つのメインギヤにのみ、トレイのラック部、円筒カムの弧状ギヤが歯合するので、それらの歯合の信頼性が高く、加えて同時に歯合する状態があるので、歯合の同期性がくずれないという優れた効果を有する。
【0030】
なお、上述の実施の形態1では、メインギヤ部5aがトレイのラック部にのみ係合しトレイ8が少しでも開いているとき、円筒カム3がメインギヤ部に何かの要因で係合するとトラバースシャーシが上昇するので、これを回避するために円筒カムの回り止め機構が必要となる。これが、円環部3aに設けた円環爪3gと、トレイ8の裏面に設けた回り止め壁8jである。すなわち、トレイ8が閉蓋していないとき、回り止め壁8jの左側に円環爪3gがあるように構成することで、円環爪3gはそれ以上右方向すなわち円筒カムが反時計方向に回動できない。メインギヤ部5aに弧状ギヤ部3d、ラック部8gが歯合しかつ切換案内ピン・溝が係合する状態になってトレイが完全に閉蓋する位置になると回り止め壁8jがないので、円環爪3gが移動でき円筒カムが反時計方向に回動できる。
【0031】
また、上述の実施の形態1では、トラバースシャーシ1が上昇し、ターンテーブル2aが光ディスクを係止しているときに、何かの衝撃等でトレイ8がスライドしないように構成しなければならない。これは、上述した切換案内ピン・溝によっても移動しないように構成しているが、トラバースシャーシ1の横ストッパー1fとトレイ8の裏面に設けたストッパ爪8kによっても固定を強化している。これはトレイ8が閉蓋した後、トラバースシャーシ1が上昇し、横ストッパー1fにストッパ爪8kが係止することで実現している。
【0032】
さらに、切換案内のピンと溝との関係について、図9に示したように、切換案内溝8hの初めの係合開始部分8lは、トレイ8の移動方向に対して約45度の角度を有している。これは、トレイ8のローディング時でもアンローディング時でも、この係合開始部分8lと切換案内ピン3fとの係合によりトレイ8のスライド駆動から円筒カム3の回動駆動へ(トレイ8のローディング時)、あるいは円筒カム3の回動駆動からトレイのスライド駆動へ(トレイ8のアンローディング時)と、両方向にスムースに行われなければならず、そのために約45度という角度に設定している。切換案内溝8hの係合開始部分8lに連続する弧状案内部8mは、トレイ8のスライド駆動が完了しているので切換案内ピン3fの回動軌跡に合わせたものである。
【0033】
同様に、メインギヤ部5aにトレイ8のラック部8gと円筒カム3の弧状ギヤ3dが歯合しなければならないので、そのピッチを合わすのみならず、その回転位相を合わすことで、スムースな歯合の切換が可能となっている。特に、前述したように係合開始部8lがトレイスライド方向との成す角度を45度にしているので、メインギヤ部5aがラック部8g、弧状ギヤ部3d各々と歯合する接線の角度、換言すればラック部8gの移動方向と円形カム3の回転中心・メインギヤ部5aの回転中心間の直線とが成す角度が約45度であれば、非常にスムースな歯合の切換ができる。
【0034】
また、円筒カム3が反時計方向に回転しきってトラバースユニットが上昇完了したときに、円筒カム3ががたつかないように、円環係止部3cに小突起3jを設けて、これにより円環係止部3cが環状段部4bと円環爪4eとの間のがたを無くしている。小突起3jは回動に抵抗にならないような形状(なだらかな山形等)になっているのはいうまでもない。
【0035】
(実施の形態2)
次に、図面を用いて本発明の実施の形態2の記録再生装置の構成動作の説明を行う。なお、本実施の形態は、光ディスクのそり等による情報記録再生の誤りを改善するため、光ビームを照射するピックアップを傾ける、いわゆるチルト動作に関するものである。そのため、トレイは全閉すなわち記録再生位置にあり動かないので、トレイとメインギヤ部との関係は実施の形態1で説明した内容と変わらない。
【0036】
図14(a)は本発明の実施の形態2の記録再生装置のトラバースユニットの構成斜視図で、同図(b)はその展開構成斜視図である。図14において、11はトラバースシャーシで、実施の形態1で説明したものと同様に合成樹脂成形ででき、係合ピン11a,b,cが同様に構成されている。11fは溝部で、係合ピン11aに対して略線対称な位置に構成されている。
【0037】
12fはチルトシャーシで、ピックアップ12c,それを移動させるトラバース機構12dを保持する。チルトシャーシ12fは、ターンテーブル12aとそれを回転駆動するスピンドルモータ12bとを保持するスピンドルシャーシ12iに対して、径方向Rに直交する回動軸12gによって回動自在に支持されている。これらスピンドルシャーシ12iとチルトシャーシ12fとでトラバースメカ12が構成される。トラバースメカ12は、トラバースシャーシ11に対してスピンドルシャーシ12iをダンパー12eを介して固定することで保持される。12hはチルト係合ピンで、回動軸12gとはピックアップを挟んで逆の位置上のチルトシャーシ12fに設けられ、トラバースシャーシ11の溝部11fからトラバースシャーシ11の外側に突出している。実施の形態1と異なるのは、トラバースメカを、光ディスクを保持して回転させるターンテーブル12a、スピンドルモータ12bのスピンドルシャーシ12iと、光ビームを照射するピックアップ12c、それを移動させるトラバース機構12dのチルトシャーシ12fとに分け、トラバースシャーシ11にはスピンドルシャーシ12iを固定し、チルトシャーシ12fは回動できるように構成したことである。
【0038】
図15は円筒カムのカムの展開説明図で、円筒カム13の内側からカム部分をみたものである。図15において、13eはカム部で、図では1つしか表していないがこれ以外に2つ、合計3つあり、トラバースシャーシ11の係合ピン11a、b、cが摺動自在に挿入されることは実施の形態1で示したものと変わりない。13iはチルトカム部で、円筒カム13に1ヶ所、チルト係合ピン12hに対応する位置に設けられている。このチルトカム部13iは、下平行部が長く(図中DLの部分)、それに連続して上に向かう斜部が構成されている(図中Tの部分)。実施の形態2において実施の形態1で説明したものと異なるのは、カム部13eの上平行部を図示Tの分長く(図中波線部分までのDLの部分が実施の形態1で示したもの)していることと、チルト係合ピン12hが摺動自在に挿入されるチルトカム部13iを設けていることである。
【0039】
以上のように構成された実施の形態2の記録再生装置について、以下その動作を説明する。上述したように、トレイが排出位置まで全開した状態から、トレイが記録再生位置まで全閉しトラバースシャーシ11(言い換えればトラバースユニット)が上昇しきった状態までは実施の形態1と同様なので、その説明は省略する。
【0040】
図15において、トラバースユニットの上昇が完了した状態では、カム部13e内の係合ピン11cおよびチルト係合カム部13i内のチルト係合ピン12hは図示するようにDL部分の右端にある。この状態から円筒カム13が反時計方向に回動すると、係合ピン11c、チルト係合ピン12hは図15上で相対的に右方向に摺動移動し、図示Tの領域にはいる。係合ピン11cはそのまま上平行部分を摺動するのでその高さは変化せずトラバースユニットの位置は固定されたままであるが、これに対し、チルト係合ピン12hはチルト係合カム13iの斜部に摺動移動する。このため、トラバースシャーシ11上のスピンドルシャーシ12iに回動自在に保持されたチルトシャーシ12fは、チルト係合カム13iに係合したチルト係合ピン12hにより回動する。これによりディスクのそりに合わせて、チルトシャーシ上のピックアップを傾けることができ、そったディスク円盤面にも光ビームを直角に照射させることができる。
【0041】
このように本実施の形態によれば、1つのメインギヤの回転によって、トレイのスライド移動によるトレイローディング、トラバースメカの昇降によるディスクローディングのみならず、ピックのチルト補正動作をも実現できる。
なお、実施の形態1に比べ本実施の形態では円筒カムの回動角が大きいので、それに応じて円筒カムの切換案内ピンの回転軌跡に合わせ、トレイの切換案内溝も長くしなければいけないことはいうまでもない。
【0042】
また、チルト係合カム部13iは、図15に示したように円筒カム13の下部に下平行部とそれに連続して上に延ばした斜部を設けたが、これは光ディスクに対して最も離間した位置からピックアップを近づけるものであって、光ディスクとピックアップとの接触を未然に回避することを意図している。別に接触を回避させる処置が施されていれば、必ずしもこれに限るものでなく、平行部分と連続して、円筒カム13の上部から下部にわたる斜部を持つチルト係合カムでも実現できる。
【0043】
なお、以上の実施の形態1,2の説明では、ディスクは直径12cm、8cmの裸ディスクで説明したが、必ずしもこれに限るものではなく、30cm、20cあるいは将来規格されるであろう、より小径のディスクでもよい。さらに、裸ディスクを内包しシャッターにてその一部分を露出する、いわゆるカートリッジ仕様のものであっても、トレイのスライド移動と共に、あるいはスライド移動の後でもターンテーブル、ピックアップがカートリッジのシャッターに接触するまでのトラバ−スメカの昇降と共に、シャッターを開閉させるようにすれば、本発明は実現できる。
【0044】
また、上述した実施の形態1,2では、メインギヤ部を回転駆動させるものとして、モータ(直流モータ)からベルト、プーリーを介し小ギヤ群を経る回転伝達機構をトレイがスライド移動する箇所の下に設けているが、必ずしもこれに限るものではない。例えば、メインギヤ部を直接に回転駆動するダイレクトドライブモータでもよい。あるいは、トレイのスライド移動する側は基本的には記録再生装置の正面になり、使用者が操作する操作手段等や使用者に装置の動作等を報知(表示や音響)する報知手段等の電子回路等を構成しなければならないため、できるだけ空間を空けておきたいことが考えられる。メインギヤ部は確かに円筒カム、トレイの動作に関わるので、トレイの排出される方向に配置せねばならないが、モータを、トレイのスライド移動に関わらない、より奥方向に設置し、その回転駆動をベルト、ギヤ等でメインギヤ部に回転伝達すればよい。特にモータ回転軸を水平に配置しギヤ等でトルク増強した後、奥方向から手前方向まで1本の長シャフトで回転を伝達し、ウオームとウオームホイル、かさ歯車、ねじ歯車等で略直角に回転を伝達し、メインギヤ部を駆動すれば、回転伝達機構により記録再生装置の幅を大きく拡げなくてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、少ない部品点数で、細かい調整も必要なく、容易に作りやすい安価な記録再生装置ができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における記録再生装置の概略構成図
【図2】(a) トラバースユニットの構成斜視組立図
(b) トラバースユニットの構成斜視図
【図3】円筒カムの構成斜視図
【図4】ローディングベースの構成斜視図
【図5】(a)トレイの構成平面図
(b)トレイの構成正面図
【図6】ローディングベースと円筒カムの組立説明図
【図7】メインギヤ部歯合と切換案内の説明模式図
【図8】メインギヤ部歯合と切換案内の説明模式図
【図9】メインギヤ部歯合と切換案内の説明模式図
【図10】メインギヤ部歯合と切換案内の説明模式図
【図11】メインギヤ部歯合と切換案内の説明模式図
【図12】(a)トラバースユニットの下降完了時の模式正面図
(b)トラバースユニットの上昇完了時の模式正面図
【図13】位置検出の模式図
【図14】(a) 実施の形態2の記録再生装置のトラバースユニットの構成斜視組立図
(b) 実施の形態2の記録再生装置のトラバースユニットの構成斜視図
【図15】円筒カムのカム展開図
【符号の説明】
1 トラバースシャーシ
1a、1b、1c 係合ピン
1d 弧部
1e 縦ストッパー
1f 横ストッパー
2 トラバースメカ
2a ターンテーブル
2b スピンドルモータ
2c ピックアップ
2d トラバース機構
2e ダンパー
3 円筒カム
3a 円環部
3b 円筒部
3c 円環係止部
3d 弧状ギヤ
3e カム部
3f 切換案内ピン
3g 回り止めピン
3h 回動位置レバー
3i 手動回動レバー
3j 小突起
4 ローディングベース
4a 昇降部
4b 環状段部
4c 弧状壁
4d 縦案内部
4e 円環爪
4f 回り止め爪
4g 縦停止爪
4h、4i トレイ案内部
4j 抜け止め爪
4k 軸部
4l 跳ね返りスイッチ
5 ギヤ
5a メインギヤ部
5b サブギヤ部
6 回転伝達機構
7 モータ
8 トレイ
8a 載置部
8b 小載置部
8c 開口部
8d 溝部
8e 側段差部
8f 段部
8g ラック部
8h 切換案内溝
8i 移動位置凸部
8j 回り止め壁
8k ストッパ爪
8l 手動レバー露出部
9 クランパー
9a 支持部材

Claims (4)

  1. 情報を記録・再生できる円盤状記録担体を載置する載置手段と、前記円盤状記録担体を保持し情報を記録・再生する記録再生部とを有する記録再生装置であって、前記円盤状記録担体を排出できる位置と記録再生できる位置との間を、前記円盤状記録担体の載置面と平行に移動する載置手段と、前記記録再生部が昇降可能に配設されたローディングベースと、前記円盤状記録担体の円盤面と略平行方向に突出して前記記録再生部に設けられた係合部と、主ギヤを回転駆動する回転駆動手段と、前記回転駆動手段により回転駆動される前記主ギヤの回転によって回動し前記係合部と係合するカム部を有する円筒状の移動手段と、前記主ギヤに係合し前記円筒状の移動手段に配設された弧状ギヤと、前記移動手段の回動軸と略同方向に係合部の移動を案内するために前記係合部に対応して前記ローディングベースに設けられた縦案内手段と、前記主ギヤに係合し前記載置手段に設けられたラック部と、前記弧状ギヤ及び前記ラック部に対する前記主ギヤの係合状態を切り換える切換手段とを備え、前記主ギヤの回転に応じて前記弧状ギヤと前記ラック部に対する前記主ギヤの係合状態が前記切換手段により切り換えられることにより、前記記録再生部を前記縦案内手段に沿って上昇・下降させる前記記録再生部の昇降移動と前記ローディングベースに対する前記載置手段の挿入・排出との双方が前記回転駆動手段による前記主ギヤの回転により駆動されるようにしたことを特徴とする記録再生装置。
  2. 情報を記録・再生できる円盤状記録担体を載置し、前記円盤状記録担体を排出できる位置と記録再生できる位置との間を、前記円盤状記録担体の載置面と平行に移動する載置手段と、前記円盤状記録担体を記録再生する位置で前記円盤状記録担体を保持し情報を記録・再生する記録再生部とを有する記録再生装置であって、主ギヤを回転駆動する回転駆動手段と、前記主ギヤに係合する弧状ギヤを有しこれにより回動する移動手段と、前記移動手段に設けられた切換案内ピンと、前記載置手段に設けられ、前記主ギヤに係合するラック部と、前記載置手段に設けられ前記切換案内ピンに係合し案内できる切換案内部とを備え、前記載置手段が排出位置・記録再生位置間を移動するとき、前記主ギヤに前記ラック部のみが歯合する状態と、前記主ギヤに前記弧状ギヤのみが歯合する状態とが、前記切換案内ピンと前記切換案内部の係合により切り替わることにより、前記載置手段の排出位置と記録再生位置間での移動途中において、前記主ギヤの回転方向を反転させることなく、前記載置手段を移動できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 切換案内ピンと切換案内部の係合時、主ギヤにラック部と弧状ギヤとが歯合する状態を有することを特徴とする請求項2記載の記録再生装置。
  4. 主ギヤの回転中心と弧状ギヤの回転中心とを結ぶ仮想直線と、ラック部の移動方向に平行な仮想直線とのなす角度と、切換案内部の切換案内ピンが係合し始める部分がラック部の移動方向と成す角度が、略45度であることを特徴とする請求項2あるいは請求項3記載の記録再生装置。
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