JP2000207692A - 車両用走行制御装置 - Google Patents

車両用走行制御装置

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JP2000207692A
JP2000207692A JP11008352A JP835299A JP2000207692A JP 2000207692 A JP2000207692 A JP 2000207692A JP 11008352 A JP11008352 A JP 11008352A JP 835299 A JP835299 A JP 835299A JP 2000207692 A JP2000207692 A JP 2000207692A
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浩 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、分合流位置での安全運転を確保す
ることができ、操舵制御の信頼性を向上することができ
る車両用走行制御装置を提供することにある。 【解決手段】 道路の分合流位置位置を含む地図情報を
地図データベース4に記憶しておき、車両の現在位置及
び進行方向を現在位置算出部3で検出して進行方向の分
合流位置位置を地図データベース4から読み出し、現在
位置から当該分合流位置までの所要距離を分合流位置方
向抽出部5で算出する。ここで、この所要距離Dが所定
の基準距離Dthに到達した場合には、分合流位置方向
抽出部5が地図情データベース4から進行方向に対する
分合流路の存在方向を抽出する。レーンマーカ観測方向
設定部7は抽出された分合流路の存在方向とは逆方向に
レーンマーカ検出部11が検出すべきレーンマーカの存
在方向を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の自動的な操
舵制御を行う車両用走行制御装置に関し、特に、分岐路
や合流路のように、レーンマーカの分岐や合流が生じる
場面においても、本線上のレーンマーカを安定して抽出
可能することができる車両用走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用走行制御装置としては、例
えば特開平9−91440号公報に記載されたものが報
告されている。この発明は、図12(a)に示すよう
に、路面上の分岐部に描かれているレーンマーカ41を
自動的に認識して、車両の走行制御を行うものであり、
車両の進行方向を特定しておき、路面上の複数の白線の
中から進行方向に向かう白線を選択する技術が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用走行制御装置にあっては、白線を1本のラインと
想定して検出するように構成されているため、例えばゼ
ブラゾーンのように不規則な描画が施された分岐路や合
流路では、安定した白線検出性能を発揮させるのは難し
い。
【0004】図12(b)に示すように、分岐部にレー
ンマーカが描かれていない場合、あるいは分岐部のレー
ンマーカに汚れやかすれがある場合には、操舵制御が分
岐路側に振られてしまうことが考えられる。また、安全
を確保するためには、常に全ての白線を検出した後、操
舵制御に必要な白線を選択する必要があるため、全ての
白線を検出するのに要する計算処理の負担が大きいとい
った問題がある。
【0005】本発明は、上記に鑑みなされたもので、そ
の目的としては、計算機側に多大の負担をかけることな
く、分合流位置での安全運転を確保することができ、操
舵制御の信頼性を向上することができる車両用走行制御
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、走行路に表示されたレーンマ
ーカを検出するレーンマーカ検出手段を備え、検出した
レーンマーカに追随するように車両の進行方向を操舵制
御する車両用走行制御装置において、道路の分合流位置
を含む地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、車両の
現在位置及び進行方向を検出する現在位置検出手段と、
この現在位置及び進行方向に基づいて、地図情報記憶手
段から進行方向の分合流位置を読み出し、現在位置から
当該分合流位置までの所要距離を算出する距離算出手段
と、この所要距離が所定の基準距離に到達したか否かを
判断する距離判断手段と、この所要距離が所定の基準距
離に到達した場合には、地図情報記憶手段から進行方向
に対する分合流路の存在方向を抽出する分合流位置方向
抽出手段と、抽出した分合流路の存在方向とは逆方向を
前記レーンマーカ検出手段に設定する観測方向設定手段
とを備えることを要旨とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記進行方向の操舵制御に用いるレーンマーカ
の位置に関する情報を表示する表示手段を備えることを
要旨とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記走行路に沿って設けられ、走行レーンを特
定するための識別信号を発信する識別発信器から送信さ
れる識別信号を受信し、走行レーンを特定する走行レー
ン特定手段を備え、前記観測方向設定手段は、抽出され
た分合流路の存在方向と前記走行レーン特定手段が特定
した走行レーン情報とに基づいて、前記検出すべきレー
ンマーカの存在方向を設定することを要旨とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記観測方向設定手段は、分合流路の存在方向
が左側でありかつレーン情報が分合流側の左側レーンで
ある場合は右側に存在するレーンマーカのみを、あるい
は分合流路の存在方向が右でありかつレーン情報が分合
流側の右側レーンである場合は左側に存在するレーンマ
ーカのみを、検出すべきことを設定することを要旨とす
る。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、道路の
分合流位置位置を含む地図情報を記憶しておき、車両の
現在位置及び進行方向を検出して進行方向の分合流位置
位置を読み出し、現在位置から当該分合流位置までの所
要距離を算出する。ここで、この所要距離が所定の基準
距離に到達した場合には、地図情報記憶手段から進行方
向に対する分合流路の存在方向を抽出し、抽出した分合
流路の存在方向とは逆方向を検出すべきレーンマーカの
存在方向として設定することで、分合流路の存在方向と
は逆方向に表示されたレーンマーカを検出して操舵制御
するので、分合流位置での安全運転を確保することがで
き、操舵制御の信頼性を向上することができる。
【0011】請求項2記載の本発明によれば、進行方向
の制御に利用しているレーンマーカの位置に関する情報
を表示する。この結果、車両の運転が自動的な操舵制御
であってもレーンマーカを確認でき、分合流位置での安
全運転を確保することができ、操舵制御の信頼性を向上
することができる。
【0012】請求項3記載の本発明によれば、走行路に
沿って設けられ、走行レーンを特定するための識別信号
を発信する識別発信器から送信される識別信号を受信
し、走行レーンを特定するようにしておき、前記抽出さ
れた分合流路の存在方向とこの特定した走行レーン情報
とに基づいて、検出すべきレーンマーカの存在方向を設
定することで、分合流路の存在方向とは逆方向に表示さ
れたレーンマーカを検出して操舵制御するので、分合流
位置での安全運転を確保することができ、操舵制御の信
頼性を向上することができる。
【0013】請求項4記載の本発明によれば、分合流路
の存在方向が左でありかつレーンマーカ情報が分合流側
の左側レーンである場合は右側に存在するレーンマーカ
のみを、あるいは分合流路の存在方向が右でありかつレ
ーンマーカ情報が分合流側の右側レーンである場合は左
側に存在するレーンマーカのみを、検出すべきレーンマ
ーカとして設定することで、車両の運転が自動的な操舵
制御であっても分合流位置での高度の安全運転を確保す
ることができ、操舵制御の信頼性を向上することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る車両用走行制御装置のブロック構成を示す図で
ある。操舵制御開始スイッチ1は、操舵制御の開始を指
示するために車室内に設けられた機械式スイッチからな
り、自動運転モード開始時にドライバの操作により車両
用走行制御装置に入力される。
【0015】現在位置算出部3は、GPS受信機16を
介して複数のGPS衛星から受信される時間情報に基づ
いて、車両の現在位置を表す緯度経度を算出するととも
に、単位時間当たりの現在位置の変化量に基づいて進行
方向を算出する。また、現在位置算出部3は、走行中の
道路リンクが後述する操舵制御可否情報を有していない
道路の場合には、操舵制御を許可しないことを表す操舵
制御不可情報Tを操舵制御解除報知部37に出力する。
【0016】なお、現在位置算出部3では、現在位置か
ら分合流位置までの所要距離を算出するために、GPS
受信機16からの時間情報を用いたが、道路に設置され
た電波ビーコンや光ビーコン、道路に埋設された磁気ネ
イル等から前方の分合流位置までの距離情報を送信する
ようにしておき、車両側ではこれらの距離情報を受信し
て必要な情報を獲得するようにすれば、同様の機能を実
現することができる。
【0017】地図データベース4は、地図データ内の道
路リンクに、インターチェンジヘの出入口や高速バスの
バス停出入口、非常停止ゾーンヘ出入口等の分流点の位
置と方向、合流点の位置と方向を予め記憶している。ま
た、地図データとして道路リンクやノード等の情報、道
路区間毎に操舵制御を許可する高速道路や有料道路等の
道路か否かを表す操舵制御可否情報、さらに操舵制御を
許可する道路に関して分岐路Nや合流路Mがあるか否か
を表す分岐合流路情報、道路上の分合流位置及び存在方
向を表す分岐合流位置方向情報(緯度、経度、右または
左)等が記録されている。
【0018】分合流位置方向抽出部5は、現在位置算出
部3により検出された車両の現在位置及び進行方向に基
づいて、地図データベース4から現在の道路リンクと進
行方向の道路リンク上にある分合流位置方向情報を読み
出し、現在位置からその分合流位置43までの所要距離
を算出し、分合流路の存在方向を抽出する。
【0019】レーンマーカ観測方向設定部7は、車両が
追随すべきレーンマーカの観測方向(左のみ、右のみ、
または左右双方)、すなわち、検出すべきレーンマーカ
の存在方向をレーンマーカ検出部11に設定する。着目
レーン情報表示部9は、モニタからなり、レーンマーカ
観測方向設定部7で設定した車両が追随すべきレーンマ
ーカを画面に表示する。このモニタは、ナビゲーション
装置に用いられるモニタと共通して用いてもよい。
【0020】レーンマーカ検出部11には、車両前方を
撮像するCCDカメラ等からなる撮像部10と、この撮
像部10により撮影された前方画像から例えば画像中の
エッジ情報を抽出する画換処理部12とが接続されてい
る。また、レーンマーカ検出部11は、レーンマーカ観
測方向設定部7により設定された車両が追随すべきレー
ンマーカの観測方向(左のみ、右のみ、または左右双
方)に対応する画像領域のレーンマーカを検出する。レ
ーンマーカ検出部11は、抽出されたエッジ画像の方向
性に基づいて、レーンマーカらしさを評価し、確実性の
高いエッジ点をレーンマーカ41の構成点として検出す
る。
【0021】レーン曲率算出部13は、レーンマーカの
複数の構成点に基づいて、カメラパラメータ14を参照
しながら前方の道路のレーン曲率を算出する。制御量算
出部21には、現在の車速を検出する車速検出部15
と、現在の操舵角を検出する操舵角検出部17と、現在
のスロットル開度を検出するスロットル開度検出部19
とが接続されている。この制御量算出部21は、現在の
車速と操舵角とスロットル開度及びレーン曲率に基づい
て、車両の制御に必要な車両パラメータの制御量を算出
する。
【0022】操舵部23は、制御量算出部21で算出さ
れた制御量に基づいてステアリング等を操舵制御する。
スロットル開度調整部25は、制御量算出部21で算出
された制御量に基づいてスロットル開度を調整する。
【0023】操舵制御解除判断部33には、ドライバに
よる操舵介入を検出する操舵介入検出部27と、ドライ
バによる加速意図を検出する加速意図検出部29と、ド
ライバによる減速意図を検出する減速意図算出部31と
が接続されている。操舵制御解除判断部33は、ドライ
バによる操舵介入、加速意図、減速意図等の割り込み信
号に応じて操舵制御を解除することを判断する。
【0024】操舵制御解除部35は、操舵制御の解除信
号をスロットル開度調整部25及び操舵部23に出力し
てドライバに操舵を任せ、さらに、解除報知信号Rを操
舵制御解除報知部37に出力する。操舵制御解除報知部
37は、操舵制御を解除することを例えばインジケータ
やブザーやチャイムを用いてドライバに報知する。
【0025】CPU2は、内部ROM及びタイマを有
し、上述した現在位置算出部3、分合流位置方向抽出部
5、レーンマーカ観測方向設定部7、レーンマーカ検出
部11、画換処理部12、レーン曲率算出部13、カメ
ラパラメータ14、制御量算出部21、操舵制御解除判
断部33等の内部ROMに記憶されているソフトウエア
モジュールに従って装置を制御する。また、CPU2に
は演算処理に用いるRAM8が接続されており、装置の
制御状態を表す変数が変更可能に記憶されている。
【0026】次に、図2、5、6に示す説明図、図3、
4、7に示すフローチャートを参照して車両用走行制御
装置の動作を説明する。図2に示すように、路面39に
は白線のレーンマーカ41が複数本レーン毎に表示され
ている。白線のレーンマーカ41は路面39の両側では
連続した線であり、内部レーンでは連続した破線であ
る。
【0027】分合流位置43について図2(a)では分
岐路Nを、図2(b)には合流路Mをそれぞれ示し、こ
れらを総称簡略して分合流路と称し、その位置を以下単
に分合流位置ということとする。なお、図5、図6は図
2と同様に分合流位置43を有する道路を示しており、
路面39には白いレーンマーカ41が記されてる。
【0028】まず、図3においてステップS10では、
CPU2は、ドライバにより操舵制御開始スイッチ1が
操作され、操舵制御を開始するための指示を受け付けた
か否かを判断する。そして、操舵制御開始を表す指示を
受け付けた場合には、ステップS20では、現在位置算
出部3は、車両の現在位置と進行方向を算出する。すな
わち、現在位置算出部3は、GPS受信機16を介して
検出した車両の現在位置での緯度経度情報と前回のサン
プリング時での緯度経度情報とを参照して車両の進行方
向情報を算出し、さらに、地図データベース4に記憶さ
れている道路リンク情報とマップマッチングして車両の
現在位置と進行方向を道路リンク上に補正して決定す
る。
【0029】決定された車両の現在位置は、図5に示す
ように、ナビゲーション装置と共通に使用可能な着目レ
ーン情報表示部9の画面左側の地図上に表示される。こ
こで、ステップS30では、現在位置算出部3はマップ
マッチングした現在走行中の道路について、地図データ
ベース4から操舵制御可否情報を読み出し、操舵制御が
可能(許可)な道路か否かを判断するとともに、操舵制
御可否情報Tを分合流位置方向抽出部5と操舵制御解除
報知部37に送る。
【0030】操舵制御不可情報Tは、分合流位置方向抽
出部5では無視されるが操舵制御解除報知部37では受
け付けられる。操舵制御が不可能な道路の場合には、ス
テップS40では、操舵制御解除報知部37は、操舵制
御を行えない旨(操舵解除)をドライバに報知し、ステ
ップS10に戻る。また操舵制御が不可能な道路は市街
地や町村の一般道路であり、ドライバによる手動運転と
なる。
【0031】一方、操舵制御が可能な道路の場合には、
操舵制御可情報、分岐路合流路情報(左、右)、分合流
位置情報(緯度経度値)とが分合流位置方向抽出部5に
送られ、以下のステップS50〜S80までの処理が行
われる。ここで、ステップS50では、分合流位置情報
(緯度経度値)と進行方向の道路リンクとに基づいて、
前方に分合流位置があるか否かを判断する。
【0032】分合流位置方向抽出部5は現在位置算出部
3を介して地図データベース4から得た道路リンク上の
分合流位置を表す分合流位置情報(緯度経度値)を検索
することによって、得られた情報に基づいて判断する。
現在位置から目的地までの道路リンク間には複数の分合
流位置が存在する可能性があり、複数ある場合はそのう
ち現在位置に最も近い分合流位置を算出し選定する。
【0033】進行方向前方に分合流位置がある場合に
は、ステップS60では、分合流位置方向抽出部5は、
さらに、ステップS20で受信した現在位置情報(緯度
経度値)と、ステップS50で得た分合流位置情報(緯
度経度値)に基づいて、現在位置から前方の分合流位置
43までの所要距離Dを算出する。そして、分合流位置
方向抽出部5は、算出した分合流位置43までの所要距
離DをRAM8に格納する。
【0034】そして、ステップS70では、分合流位置
方向抽出部5は、分合流位置43までの所要距離Dが予
め記憶してある所定のしきい値Dthよりも小さいか否
かを判断する。なお、しきい値Dthは、分合流位置に
おけるレーンマーカ検出処理に移行する距離しきい値
で、例えば200mが予めセットされている。ここで、
所要距離Dがしきい値Dthより小さい場合にはステッ
プS80に進み、分合流位置43に接近していると判断
され場合には、分合流位置方向抽出部5は再び地図デー
タベース4から分合流方向を検出する。すなわち、分合
流位置方向抽出部5は、分岐路や合流路の存在方向(進
行路の右側にあるのか左側にあるのか)を検出する。
【0035】ステップS90では、レーンマーカ観測方
向設定部7は、ステップS50、ステップS70、ステ
ップS80での処理結果に基づいて、追随すべきレーン
マーカが左右いずれか、または左右同時か等の検出すべ
きレーンマーカの存在方向をレーンマーカ検出部11に
設定する。
【0036】次に、図4を参照して、図3に示すステッ
プS90の動作を詳しく説明する。ここでは、ステップ
S80又は、ステップS50又は、ステップS70での
処理実行された後、ステップS90に進む。まず、ステ
ップS80からステップS200に進むと、地図データ
ベース4から読み出した前方の分合流方向が左側にある
場合は、ステップS210に進む。ステップS210で
は、図2、図5、図6において分合流のために、左(分
合流位置43)側のレーンマーカ41が間もなく消え、
左側のレーンマーカ41に追随すると走行目的路から外
れるおそれがあるので、連続している右側のレーンマー
カ41のみを検出する(右側のレーンマーカ41のみに
追随して車両を走行させるため)ようにレーンマーカ検
出部11に設定する。
【0037】ステップS200で、地図データベース4
5から読み出した前方の分合流方向が(図示しないが)
右側にある場合は、ステップS220に進み、分合流の
ために、同様に右(分合流位置43)側のレーンマーカ
が間もなく消えるので、連続している左側のレーンマー
カのみを検出する(左側のレーンマーカ41のみに追随
して車両を走行させるため)ようにレーンマーカ検出部
11に設定する。
【0038】一方、ステップS50で前方に分合流点が
ないと判断された時、又はステップS70で分合流点ま
で遠いと判断された時は、ステップS230に進み、分
合流位置が遠くにあり、暫らく左右両側のレーンマーカ
41が安定して連続しており、連続している左右両側の
双方のレーンマーカ41を検出する(左右両側のレーン
マーカ41に追随して車両を走行させるため)ようにレ
ーンマーカ検出部11に設定する。
【0039】ステップS90で検出すべきレーンマーカ
41の存在方向がレーンマーカ検出部11に設定された
後に、ステップS100では、着目するレーンマーカ4
1を着目レーン情報表示部9に表示する。これは、操舵
制御システムが、どちら側のレーンマーカに着目して動
作しているかをドライバに報知するためであるので、画
面に図5、図6に示すように表示してドライバに視認さ
せる。
【0040】図5は、着目しているレーン情報を、ナビ
ゲーション装置による地図表示とともに、着目レーン情
報表示部9に表示した例である。同図では左半分に地図
を右半分に着目しているレーンマーカ41をそれぞれ表
示する。左分岐路手前であるため、右側のレーンマーカ
41に着目していることを、レーンマーカ検出部11の
撮像部10で撮影した画像情報の右下部を特に網掛けす
ることによって表現している。
【0041】ステップS110では、レーンマーカ検出
部11は、道路上のレーンマーカ41の位置を検出す
る。すなわち、車両前方に向けて設置された撮像部10
で撮像された前方風景を画像処理部12に送り、画像処
理部12で入力画像に対してエッジ検出を行う。さら
に、レーンマーカ検出部11では、エッジの方向性を用
いてレーンマーカらしさを評価し、確実性の高いエッジ
点の集合をレーンマーカ41として検出する。
【0042】ここで、図5、図6を参照して、車両前方
より右側に位置するレーンマーカ41を検出する方法に
ついて説明する。図6に示すように、レーンマーカ41
を検出するための対象領域としては、レーンマーカ観測
方向設定部7によりレーンマーカ検出部11に前もって
設定されているので、画面上でのレーンマーカ41を明
確に捕捉可能な線分B−Bより下部の画像領域に限定す
る。
【0043】車両前方より右側のレーンマーカ41に着
目するために、画面中央の線分A−Aから右側に向かっ
て、レーンマーカ41を構成するエッジ点を探索する。
図6に示すように、右横方向の矢印で示す5個のエッジ
点を検出しているので、これらをレーンマーカ41の構
成点とする。なお、車両前方より左側のレーンマーカも
同様の手順で検出することができる。
【0044】そして、図2に移り、ステップS120で
は、レーン曲率算出部13は、レーンマーカ検出部11
により検出したレーンマーカの構成点に基づいて、レー
ンマーカ41の曲がり量を調べて道路前方の曲率を算出
する。すなわち、検出されたレーンマーカ41の画像上
の構成点列に基づいて、実曲率に換算する処理を行う。
この換算では、レーンマーカを撮像している撮像部10
のカメラパラメータ14に依存するため、予め換算率を
求めて変換テーブルを作成しておき、この変換テーブル
に基づいて換算すればよい。
【0045】そして、ステップS130では、操舵制御
を行うために必要な現在の車両状態として、速検出部1
5、操舵角検出部17及びスロットル開度検出部19か
らそれぞれ速度、操舵角及びスロットル開度が制御量算
出部21に送られモニタされる。そして、ステップS1
40では、制御量算出部21は、現在の車両状態と道路
前方のレーン曲率とに基づいて、変動させるべき操舵量
とスロットル開度を周知の演算方法を用いて算出する。
【0046】ここで、ステップS150では、制御量算
出部21は、算出した各種制御量が所定の範囲内にある
か否かを判断する。制御範囲内である場合にはステップ
S160に進み、操舵部23とスロットル開度調整部2
5にそれぞれ制御信号を送る。この結果、操舵部23と
スロットル開度調整部25では所定の操舵制御が行われ
る。
【0047】他方、ステップS150で制御量算出部2
1により制御範囲外であると判断された場合にはステッ
プS170に進み、操舵制御解除判断部33に操舵制御
を強制的に解除するための強制解除信号Yを出力する。
この強制解除信号Yを受けた操舵制御解除判断部33
は、この先操舵制御を解除するための解除信号Qを操舵
制御解除部35に送る。そして、操舵制御解除部35は
スロットル開度調整部25及び操舵部23に解除信号を
出力して操舵制御を解除しドライバに操舵を任せるとと
もに、解除報知信号Rを操舵制御解除報知部37に出力
する。この結果、操舵制御が解除され、続いてステップ
S40で、操舵制御が解除された旨がドライバに報知さ
れる。
【0048】このようにして、車両の運転を連続してい
るレーンマーカ41に従って自動的に追随させることが
できる。この結果、分合流位置43での安全運転を確保
することができ、操舵制御の信頼性を向上することがで
きる。
【0049】ここで、図7を参照して、車両が高速道路
や有料道路を自動制御で走行中に行われる割り込み処理
について説明する。なお、これら割り込みは分岐路を離
脱する時、レーンチェンジを行う時、加速、減速時に発
生する。なお、操舵介入検出部27はステアリング回転
軸から回動信号がある場合には操舵制御解除判断部33
に割り込み信号を送り、また、加速意図検出部29はア
クセルペダルから踏み込み信号ある場合には操舵制御解
除判断部33に割り込み信号を送り、さらに、減速意図
算出部31はブレーキペダルから踏み込み信号ある場合
には操舵制御解除判断部33に割り込み信号を送るよう
になっており、これらの割り込み信号が操舵制御解除判
断部33に受け付けられたときには、図7に示す割り込
み処理ルーチンに進む。
【0050】まず、ステップS180では、操舵介入検
出部27から操舵制御解除判断部33に操舵介入を表す
割り込み信号が送られたか否かを判断する。操舵介入が
ある場合には、操舵制御解除判断部33は操舵制御解除
部35に解除信号Qを送り、ステップS170に進み、
操舵制御解除部35はスロットル開度調整部25及び操
舵部23に解除信号を出力して操舵制御を解除してドラ
イバによる手動操作に移行する。また、ステップS19
0では、加速意図検出部29から操舵制御解除判断部3
3に加速意図を表す割り込み信号が送られたか否かを判
断する。加速意図がある場合には、操舵制御解除判断部
33は操舵制御解除部35に解除信号Qを送り、ステッ
プS170に進み、操舵制御解除部35はスロットル開
度調整部25及び操舵部23に解除信号を出力して操舵
制御を解除してドライバによる手動操作に移行する。
【0051】さらに、ステップS200では、減速意図
算出部31から操舵制御解除判断部33に減速意図を表
す割り込み信号が送られたか否かを判断する。減速意図
がある場合には、操舵制御解除判断部33は操舵制御解
除部35に解除信号Qを送り、ステップS170に進
み、操舵制御解除部35はスロットル開度調整部25及
び操舵部23に解除信号を出力して操舵制御を解除して
ドライバによる手動操作に移行する。また、減速意図を
表す割り込み信号がない場合には、ステップS180に
戻り割り込み信号を待つ。
【0052】(第2の実施の形態)図8は、第2の実施
の形態に係る車両用走行制御装置のブロック構成を示す
図である。第1の実施の形態と同一構成となる部分には
同一番号を付して説明は省略し、同じ動作のステップ部
分の説明は簡略する。
【0053】図9(a)、(b)には左からA、B、
C、Dの4レーンの道路を示し、路面39には白線のレ
ーンマーカ40、41、42が複数本のレーン毎に表示
されている。白線のレーンマーカ40、41は路面39
の両側では連続した幅のある帯線であり、内部レーンで
は連続した幅のある帯破線である。
【0054】道路には、これらレーンマーカ40、4
1、42に沿って電波ビーコン、光ビーコンや磁気ネイ
ルを備え、各レーンマーカ固有の識別信号を発信する識
別発信器が設けてある。
【0055】一方、車両側の車両用走行制御装置には、
図8に示すように、電波ビーコン、光ビーコンや磁気ネ
イル等の走行路に沿って設けられた識別発信器から発信
される識別信号を受信する走行レーン特定部6を設け
る。
【0056】次に、図9、図5及び図6に示す説明図
と、図10及び図11に示すフローチャートを参照し
て、車両用走行制御装置の動作を説明する。まず、ステ
ップS300では、CPU2は、ドライバにより操舵制
御開始スイッチ1が操作されか否かを判断する。
【0057】そして、操舵制御開始を受け付けた場合に
は、ステップS310では、現在位置算出部3は、GP
S受信機16を介して複数のGPS衛星から受信される
時間情報に基づいて、車両の現在位置を表す緯度経度を
算出するとともに、地図データベース4を参照して地図
上の位置と、単位時間当たりの現在位置の変化量に基づ
いて進行方向を算出する。車両の現在位置は図5の左側
に示すように、ナビゲーション装置の画面に地図上に表
示される。
【0058】ここで、ステップS320では、現在位置
算出部3は走行中の道路について、地図データベース4
から操舵制御可否情報を読み出し、操舵制御が可能(許
可)な道路か否かを判断するとともに、操舵制御可否情
報Tを分合流位置方向抽出部5と操舵制御解除報知部3
7に送る。
【0059】操舵制御不可情報Tは、操舵制御解除報知
部37では受け付けられ、ステップS330では、操舵
制御解除報知部37は、操舵制御を行えない旨をドライ
バに報知し、ステップS300に戻る。
【0060】一方、操舵制御が可能な道路の場合には、
操舵制御可情報、分岐路合流路情報(左、右)、分合流
位置情報(緯度経度値)とが分合流位置方向抽出部5に
送られ、以下のステップS340に進む。
【0061】ステップS340では、走行レーン特定部
6は、図9において、レーンAとレーンBのうちどのレ
ーン上を走行中であるかを特定する。レーンAやレーン
B等の頭上に一定間隔毎にそれぞれ設けた識別発信器か
ら発信される電波ビーコンに走行レーン情報(レーン識
別番号A、B、C、D等)を付加して送信するようにし
ておき、この走行レーン情報を走行レーン特定部6で受
信し、その真下を通過した時、特定のレーン上を走行し
ていると判断する。
【0062】ステップS350では、分合流位置情報
(緯度経度値)と進行方向の道路リンクとに基づいて、
前方に分合流位置があるか否かを判断する。
【0063】進行方向前方に分合流位置がある場合に
は、ステップS360では、分合流位置方向抽出部5
は、現在位置から前方の分合流位置43までの所要距離
Dを算出する。
【0064】そして、ステップS370では、分合流位
置方向抽出部5は、分合流位置43までの所要距離Dが
しきい値Dthよりも小さいか否かを判断する。
【0065】ここで、所要距離Dがしきい値Dthより
小さい場合にはステップS380に進み、分合流位置方
向抽出部5は再び地図データベース4にアクセスし、分
合流方向を抽出する。すなわち、地図データベース4に
は高速道路や有料道路の分流・合流、サービスエリア、
レーン数等の詳しい道路データが予め格納されており、
当然分岐路や合流路の存在方向(進行路の右側にあるの
か左側にあるのか)も格納されているので、現在位置の
近傍の道路データを、全ファイルの中からデータベース
検索の手法で抽出する。
【0066】ステップS390では、レーンマーカ観測
方向設定部7は、ステップS350、ステップS37
0、ステップS380の結果に基づいて、追随すべきレ
ーンマーカの存在方向(検出すべきレーンマーカはどれ
か)をレーンマーカ検出部11に設定する。
【0067】図11を参照して、ステップS390に示
す動作を詳しく説明する。ここでは、図10に示すステ
ップS380又は、ステップS350又はステップS3
70での処理が実行された後、ステップS390に進
む。
【0068】まず、ステップS380からステップS5
00に進むと、地図データベース4から読み出した前方
の分合流方向が左側にある場合は、ステップS510に
進み、図9、図5において分合流側のレーンAを走行中
か分合流反対側のレーンBを走行中か判断する。分合流
側のレーンAを走行中ならステップS520に進む。分
合流のために、左側のレーンマーカが間もなく消えるの
で、レーンマーカ検出部11は連続している右側のレー
ンマーカ41のみを検出するようにレーンマーカ検出部
11に設定し、右側のレーンマーカ41のみに追随して
車両を走行させる。
【0069】ステップS500で、地図データベース4
5から読み出した前方の分合流方向が右にある場合は、
ステップS530に進み、図示しないが容易に予想でき
るように右側の分合流側のレーンを走行中か、右側の分
合流反対側のレーンを走行中か判断する。右側の分合流
側のレーンを走行中の場合にはステップS540に進
む。分合流のために右側のレーンマーカが間もなく消え
るので、レーンマーカ検出部11は連続している左側の
レーンマーカ41のみを検出するようにレーンマーカ検
出部11に設定し、左側のレーンマーカ41のみに追随
して車両を走行させる。
【0070】ステップS350及びステップS370か
らの継続と、ステップS510で図9、図5において左
側の分合流反対側のレーンBを走行中の場合と、ステッ
プS530で右側の分合流反対側のレーンを走行中の場
合には、ステップS550に進む。
【0071】分合流位置が遠くにあるか、または分合流
反対側にある場合も左右のレーンマーカ41が連続して
おり、レーンマーカ検出部11は連続している左右の双
方のレーンマーカ41を検出し、左右のレーンマーカ4
1に追随して車両を走行させる。
【0072】なお、3車線以上の道路について、図9
(a)、(b)に示すレーンCやレーンD等中央レーン
を走行中の時は、分合流位置にかかわらず左右両方のレ
ーンマーカが連続するので、これらを検出対象とすれば
よい。
【0073】ステップS390で検出すべきレーンマー
カ41が選定された後のステップS400〜S470ま
での動作、及び割り込み動作は第1の実施の形態と同様
であるので、その説明を省略する。
【0074】なお、第1または第2の実施の形態は、ナ
ビゲーション装置でよく利用される経路誘導機能を併用
して実施することも可能である。この場合、基本的な作
用は第1または第2の実施の形態と共通であり、誘導経
路が分岐賂に近づいた時、「そろそろ左(右)分岐で
す」という音声ガイドを出力し、ドライバに操舵を委ね
る警告情報を報知することができる。
【0075】また、第1または第2の実施の形態に記載
した現在位置算出部3は必ずしも必要でなく、例えば、
走行レーン特定部6が利用した電波、光ビーコンや磁気
ネイルから、前方の分岐合流情報を車両に送信し、車両
側ではこれを受信して必要な情報を獲得すれば、同様の
機能を実現できる。
【0076】以上説明したように、本発明によると、走
行中に、進行方向前方のインターチェンジ出入口や高速
バスのバス停への出入非常停止ゾーンヘの出入口等の分
岐情報や合流情報を獲得して、分岐路や合流路付近で
は、ゼブラゾーン等によるレーンマーカを検出する際の
画像ノイズに惑わされることなく、本線レーンマーカに
沿った、安定した操舵制御が可能となる。また、分岐合
流部分にレーンマーカが描かれていない場合や不鮮明で
あっても、本線レーンマーカに沿った、安定した操舵制
御が可能となる。
【0077】さらに、第2の実施の形態によると、左右
両側のレーンマーカ情報を利用して操舵制御を行わせる
ことにより、より信頼性の高いレーントレースが可能と
なる。さらにまた、常に必要な方向のレーンマーカの検
出しか行わないため、計算処理に要する負荷低減に寄与
することができる。また、現在の検出対象となるレーン
マーカの存在方向を表示するため、操舵制御時の安心感
の向上や、ドライバの介入判断がし易くなる。
【0078】この結果、分合流位置での安全運転を確保
することができ、操舵制御の信頼性を向上することがで
きる。特に、高速道路上のジャンクションでの安全運転
を確保することができ、操舵制御の信頼性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る車両用走行制御
装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る車両用走行制御
装置の分岐路での動作を説明するための図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る車両用走行制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る車両用走行制御
装置の詳細な動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】本発明の車両用走行制御装置の分岐路で地図と
レーンマーカー表示の様子を示す図である。
【図6】本発明の車両用走行制御装置のレーンマーカを
認識する動作を説明するための図である。
【図7】本発明の車両用走行制御装置の割り込み動作を
説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施の形態に係る車両用走行制御
装置のブロック構成を示す図である。
【図9】本発明の第2実施の形態に係る車両用走行制御
装置の分岐路での動作を説明するための図である。
【図10】本発明の第2実施の形態に係る車両用走行制
御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施の形態に係る車両用走行制
御装置の詳細な動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図12】従来の車両用走行制御装置の分岐路での動作
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 操舵制御開始スイッチ 2 CPU 3 現在位置算出部 4 地図データベース 5 分合流位置方向抽出部 6 走行レーン特定部 7 レーンマーカ観測方向設定部 8 RAM 9 着目レーン情報表示部 10 CCDカメラ 11 レーンマーカ検出部 12 画像処理部 13 レーン曲率算出部 14 カメラパラメータ 15 車速検出部 16 GPS受信機 17 操舵角検出部 19 スロットル開度合検出部 21 制御量算出部 23 操舵部 24 モニター 25 スロットル開度調整部 27 操舵介入検出部 29 加速意図検出部 31 減速意図検出部 33 操舵制御解除判断部 35 操舵制御解除部 37 操舵制御解除報知部 39 路面 41、42 レーンマーカ 43 分合流位置 D 所要距離 Dth 所定値 Q 解除信号 R 解除報知信号 T 操舵制御不可信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/00 G08G 1/0969 9A001 G08G 1/09 B60R 21/00 624F 1/0969 626E // B62D 101:00 G06F 15/70 330G 113:00 137:00 Fターム(参考) 3D032 CC20 CC21 DA03 DA22 DA23 DA47 DA84 DA87 DA88 DA90 DA92 DA93 DC09 DC34 DC38 EB04 FF07 GG01 3D044 AA45 AC03 AC16 AC26 AC31 AC56 AD04 AE21 5H180 AA01 CC01 CC04 CC12 CC17 CC24 FF05 FF22 FF32 LL01 LL08 LL15 5H301 AA01 BB20 CC03 CC06 DD05 DD07 DD11 EE02 EE04 EE08 EE12 FF02 FF06 FF10 FF11 FF15 GG01 GG11 GG14 GG17 GG19 HH03 HH15 LL01 LL04 LL06 LL07 LL11 LL14 LL15 LL16 QQ06 5L096 BA04 CA02 DA05 FA03 FA66 FA67 FA68 FA69 9A001 BB06 GG01 HH23 HH34 JJ01 JJ11 JJ77 JJ78 KK16 LL01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行路に表示されたレーンマーカを検出
    するレーンマーカ検出手段を備え、検出したレーンマー
    カに追随するように車両の進行方向を操舵制御する車両
    用走行制御装置において、 道路の分合流位置を含む地図情報を記憶する地図情報記
    憶手段と、 車両の現在位置及び進行方向を検出する現在位置検出手
    段と、 この現在位置及び進行方向に基づいて、地図情報記憶手
    段から進行方向の分合流位置を読み出し、現在位置から
    当該分合流位置までの所要距離を算出する距離算出手段
    と、 この所要距離が所定の基準距離に到達したか否かを判断
    する距離判断手段と、 この所要距離が所定の基準距離に到達した場合には、地
    図情報記憶手段から進行方向に対する分合流路の存在方
    向を抽出する分合流位置方向抽出手段と、 抽出した分合流路の存在方向とは逆方向を前記レーンマ
    ーカ検出手段に設定する観測方向設定手段とを備えるこ
    とを特徴とする車両用走行制御装置。
  2. 【請求項2】 前記進行方向の操舵制御に用いるレーン
    マーカの位置に関する情報を表示する表示手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記走行路に沿って設けられ、走行レー
    ンを特定するための識別信号を発信する識別発信器から
    送信される識別信号を受信し、走行レーンを特定する走
    行レーン特定手段を備え、 前記観測方向設定手段は、 抽出された分合流路の存在方向と前記走行レーン特定手
    段が特定した走行レーン情報とに基づいて、前記検出す
    べきレーンマーカの存在方向を設定することを特徴とす
    る請求項1記載の車両用走行制御装置。
  4. 【請求項4】 前記観測方向設定手段は、 分合流路の存在方向が左側でありかつレーン情報が分合
    流側の左側レーンである場合は右側に存在するレーンマ
    ーカのみを、あるいは分合流路の存在方向が右でありか
    つレーン情報が分合流側の右側レーンである場合は左側
    に存在するレーンマーカのみを、検出すべきことを設定
    することを特徴とする請求項3記載の車両用走行制御装
    置。
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