JP2000207297A - デ―タ転送試験システム及びそのデ―タ転送試験方法 - Google Patents

デ―タ転送試験システム及びそのデ―タ転送試験方法

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JP2000207297A
JP2000207297A JP11011090A JP1109099A JP2000207297A JP 2000207297 A JP2000207297 A JP 2000207297A JP 11011090 A JP11011090 A JP 11011090A JP 1109099 A JP1109099 A JP 1109099A JP 2000207297 A JP2000207297 A JP 2000207297A
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Akinori Terachi
昭典 寺地
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部記憶装置とその外部記憶制御装置とを使
用することなくPCIバスのデータ転送試験が可能なデ
ータ転送試験システムを提供する。 【解決手段】 CPU7が主記憶装置8内に格納されて
いる試験プログラム81を実行し、ホストPCIブリッ
ジ6を介してPCIバスデータ折返し機構2内のFIF
O5に、主記憶装置8内に予め用意されている書込み元
データエリア82内のデータを書込む。PCIバスデー
タ折返し機構2はFIFO5に書込まれた転送データ
を、主記憶装置8内に用意されている読出しデータエリ
ア83に読出す。CPU7は試験プログラム81の実行
時に、主記憶装置8内の書込み元データエリア82に用
意されているデータと、PCIバス101ヘ接続されて
いるPCIバスデータ折返し機構2内のFIFO5で折
返された読出しデータエリア83内のデータとを比較す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ転送試験シス
テム及びそのデータ転送試験方法に関し、特にPCI
(Peripheral Component Int
erface)バスを用いた入出力装置におけるデータ
転送試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の入出力装置においては、
ソフトウェアの管理下で、主記憶装置上に、処理対象と
する入出力装置に応じた動作の続き、転送データ量、主
記憶装置のデータエリア等のアドレス等が格納されてい
るチャネルプログラムの記述にしたがって、PCIバス
を用いて主記憶装置との間でデータ転送を行っている。
【0003】上記の入出力装置におけるデータ転送試験
は、以下の構成要素を用いて行われている。すなわち、
PCIバス制御装置(イニシエータ)と、外部記憶装置
の制御装置(ターゲット)と、外部記憶装置と、試験プ
ログラムとが用いられている。
【0004】上記のデータ転送試験の構成を図1に示
す。図において、CPU7はホストバス102に接続さ
れている主記憶装置8に用意されている試験プログラム
84を実行し、ホストPCIブリッジ6とPCIバス1
01と外部記憶制御装置9とを介して外部記憶装置10
に対して主記憶装置8内に予め用意されている書込み元
データエリア82内のデータを書込む。尚、主記憶装置
8に対する書込み読出しは図示せぬメモリコントローラ
を介して行われる。
【0005】次に、外部記憶制御装置9は外部記憶装置
10に書込まれた転送データをPCIバス101とホス
トPCIブリッジ6とを介して主記憶装置8内に予め用
意されている読出しデータエリア83内に書込む。
【0006】この後に、CPU7は主記憶装置8内の書
込み元データエリア82内に格納されているデータと読
出しデータエリア83内の外部記憶装置10からの読出
しデータとの比較を行うことで、データ転送試験を行っ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のPCI
バスを用いた入出力装置におけるデータ転送試験では、
試験プログラムによって転送データを外部記憶装置へ一
旦書込み、その書込み動作が終了した後に外部記憶装置
に書込まれた転送データを読出し、書込み元データエリ
アに予め用意されている転送データとPCIバス及び外
部記憶装置を介して折返されたデータとを比較すること
で行っている。
【0008】しかしながら、従来のデータ転送試験で
は、上述した試験を行うために、外部記憶装置とその外
部記憶装置の制御を行うための外部記憶制御装置とが必
要となる。また、この従来のデータ転送試験ではデータ
転送中にデータ転送の中断及び再開を意図的に行うこと
ができず、単に外部記憶装置を介してデータ転送を行っ
ているのみである。
【0009】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、外部記憶装置とその外部記憶制御装置とを使用す
ることなくPCIバスのデータ転送試験を行うことがで
きるデータ転送試験システム及びそのデータ転送試験方
法を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、データ転送中
に転送の中断及び再開を意図的に行うことができ、デー
タ転送中の滑り等の影響を考慮したデータ転送試験を行
うことができるデータ転送試験システム及びそのデータ
転送試験方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ転送
試験システムは、入出力装置と主記憶装置との間のデー
タ転送をPCI(Peripheral Compon
ent Interface)バスを用いて行うシステ
ムにおいて前記PCIバスと前記主記憶装置との間のデ
ータ転送試験を行うデータ転送試験システムであって、
前記PCIバスに接続されるPCIボードと、前記PC
Iボード上に実装されかつ前記主記憶装置から送られて
きたデータを前記主記憶装置に折返す折返し手段とを備
え、前記主記憶装置に予め記憶された転送データと前記
PCIボード上の前記折返し手段で折返された転送デー
タとを比較してデータ折返し転送試験を行うように構成
している。
【0012】本発明によるデータ転送試験方法は、入出
力装置と主記憶装置との間のデータ転送をPCI(Pe
ripheral Component Interf
ace)バスを用いて行うシステムにおいて前記PCI
バスと前記主記憶装置との間のデータ転送試験を行うデ
ータ転送試験方法であって、前記PCIバスに接続され
るPCIボード上に実装された折返し手段で前記主記憶
装置から送られてきたデータを前記主記憶装置に折返
し、前記主記憶装置に予め記憶された転送データと前記
PCIボード上の前記折返し手段で折返された転送デー
タとを比較してデータ折返し転送試験を行うようにして
いる。
【0013】すなわち、本発明のデータ転送試験方法
は、従来のPCIバスにおけるデータ折返し転送試験で
使用していた外部記憶装置とその外部記憶制御装置とを
必要とせず、PCIボード(ターゲット)にFIFO
(First In FirstOut)を設け、試験
プログラムによって転送データをFIFOへ書込み、書
込み動作が終了した後でFIFO内へ書込まれた転送デ
ータを試験プログラムによって再びFIFO内から読出
し、書込み元データエリアに用意されている転送データ
とPCIバス及びPCIボード内のFIFOを介して折
返される転送データとを比較してデータ折返し転送試験
を行う。
【0014】また、従来の外部記憶装置を用いたPCI
バスにおけるデータ折返し転送試験では行えなかったデ
ータ転送中の中断及び再開を意図的に行う機能を具備す
ることで、データ転送中の中断及び再開による転送デー
タの滑り等の影響がなく、正しくデータ転送が行われて
いるかを試験することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るデータ転送試験システムの構成を示すブロック図であ
る。図において、本発明の一実施例によるデータ転送試
験システムはPCI(Peripheral Comp
onent Interface)ボード1と、ホスト
PCIブリッジ6と、CPU7と、主記憶装置8とから
構成されている。
【0016】PCIボード1はPCIバスデータ折返し
機構(ターゲット)2を備えており、PCIバスデータ
折返し機構2はコントロール部3とROM(リードオン
リメモリ)4とFIFO(First In Firs
t Out)5とを備えている。
【0017】主記憶装置8は試験プログラム81を格納
しており、書込み元データエリア82と読出しデータエ
リア83とを備えている。尚、主記憶装置8に対する書
込み読出しは図示せぬメモリコントローラを介して行わ
れる。
【0018】PCIバス101にはPCIボード1とホ
ストPCIブリッジ6とが接続されており、両者の間で
データの送受信が可能となっている。また、ホストバス
102にはホストPCIブリッジ6とCPU7と主記憶
装置8とが接続されており、各装置間でデータの送受信
が可能となっている。
【0019】図2は図1のコントロール部3の詳細な構
成を示すブロック図である。図において、コントロール
部3はイニシエータ(CPU7側)からの書込みアドレ
スを検出する書込みアドレス検出部31と、FIFO5
へのデータの書込みを制御する書込みデータ制御部32
と、イニシエータからの読出しアドレスを検出する読出
しアドレス検出部33と、ROMアドレス制御部34
と、転送中断・再開制御部36と、バスサイクル検出部
41とから構成されている。
【0020】ROMアドレス制御部34はアドレスカウ
ンタ部35を備え、転送中断・再開制御部36は中断・
再開データ判別部37と、転送再開カウンタ部38と、
転送中断カウンタ部39と、データ送出制御部40とか
ら構成されている。
【0021】図3は図1のROM4の構成例を示す図で
ある。図において、ROM4内には転送の中断・再開タ
イミングが、転送中カウンタ値と中断中カウンタ値とか
らなるパターン1,2,……として格納されている。
【0022】これら図1〜図3を参照して本発明の一実
施例による転送試験システムのPCIバス101におけ
るデータ転送中の中断・再開機能を持つデータ折返し機
構1の動作について説明する。
【0023】CPU7が主記憶装置8内に格納されてい
る試験プログラム81を実行し、ホストPCIブリッジ
6を介してPCIバスデータ折返し機構2内のFIFO
5に、主記憶装置8内に予め用意されている書込み元デ
ータエリア82内のデータを書込む。
【0024】PCIバスデータ折返し機構2はFIFO
5に書込まれた転送データを、主記憶装置8内に用意さ
れている読出しデータエリア83に読出す。CPU7は
試験プログラム81の実行時に、主記憶装置8内の書込
み元データエリア82に用意されているデータと、PC
Iバス101ヘ接続されているPCIバスデータ折返し
機構2内のFIFO5で折返された読出しデータエリア
83内のデータとを比較する。
【0025】また、FIFO5からのデータ読出し動作
のアドレスフェーズ時に、PCIバスデータ折返し機構
2のコントロール部3へ、データ転送の中断及び再開の
タイミングパターンが予め用意されているROM4のア
ドレスを送信することによって、PCIバスデータ折返
し機構2から主記憶装置8へのデータ読出し動作時のデ
ータ転送の中断及び再開が可能となる。
【0026】図4は本発明の一実施例による書込みデー
タ転送動作を示すタイミングチャートであり、図5は本
発明の一実施例による読出しデータ転送動作を示すタイ
ミングチャートである。これら図1〜図5を参照してP
CIバスデータ折返し機構2の動作について説明する。
【0027】CPU7は試験プログラム83を実行する
ことによって、主記憶装置8の書込み元データエリア8
2に格納されているデータをPCIバスデータ折返し機
構2内のFIFO5に書込む。
【0028】イニシエータはクロックT2のタイミング
でフレーム信号を有効とし、同時にアドレスデータ信号
とコマンドバイトイネーブル信号とをPCIバスデータ
折返し機構2へ送信する。
【0029】PCIバスデータ折返し機構2はイニシエ
ータから送信されてきたフレーム信号、アドレスデータ
信号、コマンドバイトイネーブル信号とを受取り、書込
みアドレス検出部31によって書込みアドレスフェーズ
であることを判断し、イニシエータヘデバイスセレクト
信号を送信することで応答する。
【0030】また、FIFO5内へイニシエータからの
データが転送されてくることを、書込みデータ制御部3
2へ通知し、書込みデータ制御部32はFIFO5内へ
データを格納する準備が整っていることを、イニシエー
タへ知らせるためのターゲットレディ信号を送信し、イ
ニシエータから有効な転送データが送信されてくるかを
イニシエータレディ信号を監視することで行う。
【0031】イニシエータはクロックT3のタイミング
で、イニシエータレディ信号を有効な状態とし、同時に
有効な転送データをPCIバスデータ折返し機構2に送
信する。
【0032】PCIバスデータ折返し機構2の書込みデ
ータ制御部32はイニシエータから送信されてきた有効
なイニシエータレディ信号を受信すると、FIFO5へ
のライトイネーブル信号WEを有効にすることで、同時
に送信されてきた転送データをFIFO5に書込む。以
下、クロックT101までは上述した動作と同様に、イ
ニシエータから送信されてくる有効な転送データを順次
FIFO5へ格納して行く。
【0033】次のクロックT102ではイニシエータ側
のデータ送信の準備が1クロックの間に整わなかったケ
ースを例に挙げて説明する。PCIバスデータ折返し機
構2の書込みデータ制御部32はクロックT102の時
に受信したイニシエータレディ信号が無効であることを
判断し、FIFO5へのライトイネーブル信号WEを無
効とし、この時の転送データのFIFO5への格納は行
わない。
【0034】次のクロックT103ではイニシエータか
ら送信されてきたイニシエータレディ信号が有効である
ことを書込みデータ制御部32が判断し、有効な転送デ
ータをFIFO5に格納する。
【0035】また同時に、クロックT103でイニシエ
ータから送信されているフレーム信号が無効な状態であ
ることを、バスサイクル検出部41が検出し、書込みア
ドレス検出部31と書込みデータ制御部32とに通知
し、クロックT104のタイミングでアドレス検出部3
1はデバイスセレクト信号を無効とする。書込みデータ
制御部32はターゲットレディ信号を無効とし、夫々の
信号をイニシエータヘ送信することによって書込み動作
を終了する。
【0036】次に、試験プログラム81によってPCI
バスデータ折返し機構2内のFIFO5内に書込まれた
転送データを、再び主記憶装置8へ読出すための動作に
ついて説明する。
【0037】まず、イニシエータはクロックT2のタイ
ミングでフレーム信号を有効とし、同時にアドレスデー
タ信号とコマンドバイトイネーブル信号とをPCIバス
データ折返し機構2へ送信する。
【0038】PCIバスデータ折返し機構2はイニシエ
ータから送信されてきたフレーム信号とコマンドバイト
イネーブル信号とを受取り、読出しアドレス検出部33
によって読出しアドレスフェーズであることを判断し、
アドレスデータ信号を同時に受信し、イニシエータヘデ
バイスセレクト信号を送信することで応答する。
【0039】但し、読出し動作によるバスのドライブ方
向を切換えるため、デバイスセレクト信号をイニシエー
タヘ送出するタイミングはクロックT3のタイミングと
する。この時、PCIバスデータ折返し機構2の読出し
アドレス検出部33で受信されたアドレスデータ信号の
値は読出しアドレス検出部33からROMアドレス制御
部34に送信される。
【0040】ROMアドレス制御部34は、図3に示す
ように、ROM4内に予め用意された転送の中断・再開
タイミングのパターンが格納されているアドレスを読出
しアドレス信号としてR0M4に送信し、転送中断・再
開制御部36内の中断・再開データ判別部37へ、RO
M4内の転送の中断・再開タイミングのパターンデータ
を取込む。
【0041】中断・再開データ判別部37はROM4か
ら取込まれたデータの最上位ビットをみて、この最上位
ビットが‘0’ならば最上位ビット以外のデータ部を転
送再開カウンタ部38へ送信し、最上位ビットが‘1’
ならば最上位ビット以外のデータ部を転送中断カウンタ
部39へ送信する。
【0042】読出しアドレス検出部33で受信したアド
レス値が‘0000’の場合、図3に示すように、RO
M4内の転送の中断・再開タイミングのパターンの最上
位ビットは‘0’を示しているので、この最上位ビット
以外のデータ‘70’を転送再開カウンタ部38へ送出
する。転送再開カウンタ部38はイニシエータヘFIF
O5内の転送データを送出する度に1を減算する仕組み
になっている。
【0043】転送再開カウンタ部38にデータが格納さ
れることによって、データ送出制御部40は転送再開カ
ウンタ部38内のカウンタ値をみて、ゼロ以外の場合は
イニシエータに有効な状態のターゲットレディ信号を送
出すると同時に、FIFO5に送出するリードイネーブ
ル信号REを有効とし、FIFO5内の転送データをイ
ニシエータヘ送出する。
【0044】また、PCIバスデータ折返し機構2内の
FIFO5に格納されている転送データをイニシエータ
ヘ送出するタイミングは、アドレスデータ信号のドライ
ブ方向が切換った後のクロックT4からとしなければな
らない。このため、PCIバスデータ折返し機構2内の
データ送出制御部40はターゲットレディ信号を有効と
するタイミングをクロックT4からとする。
【0045】以下、クロックT73まで、70ワードの
転送データをFIFO5内から主記憶装置8内の読出し
データエリア83内ヘ読出し動作を行う。また、70ワ
ードの転送データを送出した所で、データ送出制御部4
0は転送再開カウンタ部38内の値はゼロとなったこと
を検出し、その旨をROMアドレス制御部34内のアド
レスカウンタ部35へ通知し、R0M4の読出しアドレ
ス値を1ワード分更新し、次のワードアドレス‘000
1’に格納されている転送の中断・再開タイミングのパ
ターンを転送中断・再開制御部36内の中断・再開デー
タ判別部37へ読出す。
【0046】中断・再開データ判定部37は、上記の動
作と同様に、取込まれたデータの最上位ビットをみる。
この場合、最上位ビットは‘1’であるので、最上位ビ
ット以外のデータ部を転送中断カウンタ部39へ送出す
る。図3に示すように、ROM4内の転送の中断・再開
タイミングのパターンの最上位ビット以外のデータ部は
‘10’を示しているので、この‘10’の値を転送中
断カウンタ部39へ格納する。
【0047】転送中断カウンタ部39は各クロック毎に
1を減算する仕組みになっている。転送中断カウンタ部
39にデータが格納されたことによって、データ送出制
御部40は転送中断カウンタ部39内のカウンタ値をみ
て、ゼロ以外の場合にイニシエータヘ無効な状態のター
ゲットレディ信号を送出するのと同時に、FIFO5へ
送出するリードイネーブル信号REを無効とし、FIF
O5内の転送データをイニシエータヘ送出しないように
する。
【0048】以下、クロックT83まで、10ワードの
転送データ分の時間を転送中断とさせた所で、データ送
出制御部40は転送中断カウンタ部39内の値がゼロと
なったことを検出し、ROMアドレス制御部34内のア
ドレスカウンタ部35へ通知し、ROM4の読出しアド
レス値を1ワード分更新し、次のワードアドレス‘00
02’に格納されている転送の中断・再開タイミングの
パターンを送出し、転送中断・再開制御部40内の中断
・再開データ判別部37へ読出す。
【0049】ROM4のワードアドレス‘0002’に
は転送再開データを20ワード分読出すようになってい
るので、先のデータ転送再開時の動作と同様に、クロッ
クT84からクロックT113までの20ワード分の転
送データをFIFO5から読出し、主記憶装置8内の読
出しデータエリア83内に格納する。
【0050】また、クロックT113において、イニシ
エータから送信されてくるフレーム信号が無効な状態と
なったことをバスサイクル検出部41が検出し、読出し
アドレス検出部33はデバイスセレクト信号を無効と
し、転送中断・再開制御部36はターゲットレディ信号
を無効とし、夫々デバイスセレクト信号とターゲットレ
ディ信号をイニシエータヘ送出することによって、読出
し動作を終了する。
【0051】CPU7は試験プログラム81の実行によ
って、主記憶装置8内に格納されている書込み元データ
エリア82のデータと読出しデータエリア83のデータ
とを比較し、正しいデータ転送が行われているかの確認
を行う。
【0052】このように、PCIボード1のPCIバス
データ折返し機構(ターゲット)2にFIFO5を設
け、試験プログラム81によって転送データをFIFO
5へ書込み、書込み動作が終了した後でFIFO5内へ
書込まれた転送データを試験プログラム81によって再
びFIFO5内から読出し、書込み元に用意されていた
転送データとPCIバス101及びFIFO5を介して
折返された転送データとを比較してデータ折返し転送試
験を行うことによって、外部記憶装置とその外部記憶制
御装置とを使用することなくPCIバス101のデータ
転送試験を行うことができる。
【0053】また、PCIボード1のPCIバスデータ
折返し機構2に設けたROM4に転送の中断・再開タイ
ミングのパターンを格納しておき、その転送の中断・再
開タイミングのパターンにしたがってPCIバスデータ
折返し機構2と主記憶装置8との間のデータ転送を行う
ことによって、従来の外部記憶装置を用いたPCIバス
におけるデータ折返し転送試験では行えなかったデータ
転送中の中断及び再開を意図的に行うことができ、デー
タ転送中の中断及び再開による転送データの滑り等の影
響がなく、正しくデータ転送が行われているかを試験す
ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明のデータ転送
試験システムによれば、入出力装置と主記憶装置との間
のデータ転送をPCI(Peripheral Com
ponent Interface)バスを用いて行う
システムにおいてPCIバスと主記憶装置との間のデー
タ転送試験を行うデータ転送試験方法であって、PCI
バスに接続されるPCIボード上に実装された折返し手
段で主記憶装置から送られてきたデータを主記憶装置に
折返し、主記憶装置に予め記憶されている転送データと
PCIボード上の折返し手段で折返された転送データと
を比較してデータ折返し転送試験を行うことによって、
外部記憶装置とその外部記憶制御装置とを使用すること
なくPCIバスのデータ転送試験を行うことができると
いう効果がある。
【0055】また、本発明のデータ転送試験システムに
よれば、上記の構成において、主記憶装置と折返し手段
との間のデータ転送中における中断及び再開を外部指示
に応じて実行することによって、データ転送中に転送の
中断及び再開を意図的に行うことができ、データ転送中
の滑り等の影響を考慮したデータ転送試験を行うことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデータ転送試験システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のコントロール部の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1のROMの構成例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による書込みデータ転送動作
を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の一実施例による読出しデータ転送動作
を示すタイミングチャートである。
【図6】従来例によるデータ転送試験システムの構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 PCIボード 2 PCIバスデータ折返し機構(ターゲット) 3 コントロール部 4 ROM 5 FIFO 6 ホストPCIブリッジ 7 CPU 8 主記憶装置 31 書込みアドレス検出部 32 書込みデータ制御部 33 読出しアドレス検出部 34 ROMアドレス制御部 35 アドレスカウンタ部 36 転送中断・再開制御部 37 中断・再開データ判別部 38 転送再開カウンタ部 39 転送中断カウンタ部 40 データ送出制御部 41 バスサイクル検出部 81 試験プログラム 82 書込み元データエリア 83 読出しデータエリア

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力装置と主記憶装置との間のデータ
    転送をPCI(Peripheral Compone
    nt Interface)バスを用いて行うシステム
    において前記PCIバスと前記主記憶装置との間のデー
    タ転送試験を行うデータ転送試験システムであって、前
    記PCIバスに接続されるPCIボードと、前記PCI
    ボード上に実装されかつ前記主記憶装置から送られてき
    たデータを前記主記憶装置に折返す折返し手段とを有
    し、前記主記憶装置に予め記憶された転送データと前記
    PCIボード上の前記折返し手段で折返された転送デー
    タとを比較してデータ折返し転送試験を行うように構成
    したことを特徴とするデータ転送試験システム。
  2. 【請求項2】 前記折返し手段は、前記主記憶装置から
    送られてきたデータを保持する保持手段と、前記保持手
    段に保持されたデータを前記主記憶装置に書込む手段と
    を含むことを特徴とする請求項1記載のデータ転送試験
    システム。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、先入れ先出しのメモリ
    からなることを特徴とする請求項2記載のデータ転送試
    験システム。
  4. 【請求項4】 前記主記憶装置と前記折返し手段との間
    のデータ転送中における中断及び再開を外部指示に応じ
    て実行する中断及び再開機能を含むことを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれか記載のデータ転送試験シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記中断及び再開機能は、前記データ転
    送中における中断及び再開のタイミングを予め格納する
    格納手段と、前記外部指示に応じて前記格納手段から読
    出したタイミングで前記データ転送中における中断及び
    再開を制御する手段とを含むことを特徴とする請求項4
    記載のデータ転送試験システム。
  6. 【請求項6】 入出力装置と主記憶装置との間のデータ
    転送をPCI(Peripheral Compone
    nt Interface)バスを用いて行うシステム
    において前記PCIバスと前記主記憶装置との間のデー
    タ転送試験を行うデータ転送試験方法であって、前記P
    CIバスに接続されるPCIボード上に実装された折返
    し手段で前記主記憶装置から送られてきたデータを前記
    主記憶装置に折返し、前記主記憶装置に予め記憶された
    転送データと前記PCIボード上の前記折返し手段で折
    返された転送データとを比較してデータ折返し転送試験
    を行うようにしたことを特徴とするデータ転送試験方
    法。
  7. 【請求項7】 前記折返し手段は、前記主記憶装置から
    送られてきたデータを保持手段に保持し、前記保持手段
    に保持されたデータを前記主記憶装置に書込むようにし
    たことを特徴とする請求項6記載のデータ転送試験方
    法。
  8. 【請求項8】 前記保持手段は、先入れ先出しのメモリ
    からなることを特徴とする請求項7記載のデータ転送試
    験方法。
  9. 【請求項9】 前記主記憶装置と前記折返し手段との間
    のデータ転送中における中断及び再開を外部指示に応じ
    て実行するようにしたことを特徴とする請求項6から請
    求項8のいずれか記載のデータ転送試験方法。
  10. 【請求項10】 前記中断及び再開は、格納手段に予め
    格納された前記データ転送中における中断及び再開のタ
    イミングを前記外部指示に応じて読出し、当該タイミン
    グで前記データ転送中における中断及び再開を制御する
    ようにしたことを特徴とする請求項9記載のデータ転送
    試験方法。
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