JP2000206898A

JP2000206898A - 表示装置

Info

Publication number: JP2000206898A
Application number: JP32184599A
Authority: JP
Inventors: Junichi Kawaguchi; 順一川口; Takeshi Ishigame; 剛石亀; Hideki Mine; 秀樹峯
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1998-11-12
Filing date: 1999-11-12
Publication date: 2000-07-28

Abstract

(57)【要約】【課題】フレキシブル配線板の強度を維持するととも
に、フレキシブル配線板の曲げ部分のスペースを縮小し
て狭額縁化を実現した表示装置を提供することを目的と
する。【解決手段】フレキシブル配線板１２の曲げの内周面
Ｅにカバーフィルム１２ａを設け、フレキシブル配線板
１２の前記曲げの外周面Ｆに補強用フィルム１２ｄを設
け、補強用フィルム１２ｄは、カバーフィルム１２ａの
端部に対してオーバーラップさせて、フレキシブル配線
板の断線などを防止することができ、フレキシブル配線
板の強度を維持することができるとともに、フレキシブ
ル配線板を鋭角に曲げることができ、フレキシブル配線
板の曲げ部分のスペースを縮小することができ、狭額縁
化を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン・モ
ニタまたはカーナビゲーションなどの映像機器やコンピ
ュータなどの情報機器に用いられる液晶表示装置などの
表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、微細加工技術や、材料技術および
高密度実装技術の進歩によりＡＶや、ＯＡや、車載や、
情報通信と様々な用途において、表示装置としての液晶
表示装置の占める割合は急速に拡大しており、ＣＲＴ
（ＣａｔｈｏｄｅＲａｙＴｕｂｅ）に代わるキーデ
バイスとしてエレクトロニクス業界の注目を集めてい
る。

【０００３】そのような中、液晶表示装置として薄型・
軽量・狭額縁化の要望はますます強くなっており、アク
ティブ素子を形成したガラス基板の上に電極駆動用半導
体素子（以下、半導体素子をＩＣと略す）を直接に実装
することで、厚み方向のコンパクト化をさらに進展させ
たＣＯＧ（チップ・オン・グラス）実装方式が一般化し
つつある。

【０００４】ＣＯＧ実装方式では、各電極駆動用ＩＣに
電源や信号を伝達するためにフレキシブル配線板が使用
されるが、液晶表示装置として組み立てる場合には額縁
を狭くするためにフレキシブル配線板を曲げてガラス基
板の裏側で、異方導電性接着剤（Ａｎｉｓｏｔｒｏｐｉ
ｃＣｏｎｄｕｃｔｉｖｅＦｉｌｍ：以下、ＡＣＦと
略す）等を使用してプリント配線基板と接続される。

【０００５】しかし、従来では、補強用フィルムがフレ
キシブル配線板の全面に施されており、鋭角に曲げるこ
とはできないために、さらなる狭額縁化を実現するため
にはこの曲げ部分のスペースを如何に縮小できるかが問
題となる。図８〜図１０は従来の液晶表示装置を示す。
従来の液晶表示装置は、図８に示すように、信号電極４
と走査電極５とがマトリックス状に形成された平板な液
晶パネル９と、信号電極４を駆動する信号電極駆動用の
集積回路６と、走査電極５を駆動する走査電極駆動用の
集積回路７と、集積回路６，７に電源と信号とを伝達す
るフレキシブル配線板８とが、ガラス基板１の上にそれ
ぞれ設置されている。

【０００６】集積回路６，７およびフレキシブル配線板
８は、ガラス基板１の周縁部に配置されており、フレキ
シブル配線板８と集積回路６，７とは、信号配線群２お
よび電源配線３で接続されている。集積回路６，７に電
源や信号を供給する駆動回路を配置したプリント配線基
板１０は、フレキシブル配線板８の片方に前記ＡＣＦな
どを使用して接続されている。

【０００７】信号電極駆動用の集積回路６に供給された
信号は、この集積回路６の内部で信号処理され信号電極
４を駆動し、走査電極駆動用の集積回路７に供給された
信号は、この集積回路７の内部で信号処理され走査電極
５を駆動し、これにより液晶表示装置の液晶パネル９の
表示領域上に文字または画像などが表示される。実際に
液晶表示装置として組み立てる場合には、狭額縁にする
ためにプリント配線基板１０はガラス基板１の裏側に配
置される。このためにフレキシブル配線板８は、ガラス
基板１とプリント配線基板１０とを抱え込んだ格好でコ
の字に曲げられる。

【０００８】フレキシブル配線板８は、図９（ａ）に示
すように、銅箔８ｂを被覆するカバーフィルム８ａと、
銅箔８ｂと、ベースフィルム８ｃと、銅箔８ｂの断線な
どを防止するための補強用フィルム８ｄとで多層に形成
されている。補強フィルム８ｄは、フレキシブル配線板
８の片側の全面に貼られている。また、実際に液晶表示
装置として組み立てを行った場合では、図９（ｂ）に示
すように、ガラス基板１とプリント配線基板１０を抱え
込む格好でフレキシブル配線板８を曲げている。このフ
レキシブル配線板８の全面には、上記のように補強用フ
ィルム処理が施されているために、鋭角に曲げることが
出来ずに、曲げ部分は半径ｒの曲線で曲がることにな
る。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】このように従来の液晶
表示装置では、図９（ｂ）に示すように、ガラス基板１
およびプリント配線基板１０を抱え込む格好でフレキシ
ブル配線板８を曲げているが、補強用フィルム８ｄがこ
のフレキシブル配線板８の全面に施されているために鋭
角に曲がらずに半径ｒの曲線で曲がることとなり、その
分だけ額縁方向にスペースが必要となり、狭額縁化を阻
害しているという問題がある。

【００１０】また図１０に示すように、補強用フィルム
８ｄを削除して全く使用しない場合では、フレキシブル
配線板８を鋭角に近い状態に曲げることはできるが、銅
箔８ｂのＡ点（銅箔８ｂにおけるカバーフィルム８ａの
端面との境界点）に応力が集中し、このＡ点で銅箔が切
断されるという問題がある。本発明は、上記従来の問題
点を解決し、フレキシブル配線板の強度を維持するとと
もに、フレキシブル配線板の曲げ部分のスペースを縮小
して狭額縁化を実現した表示装置を提供することを目的
とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、フ
レキシブル配線板の曲げの内周面に形成された第１の部
材と、前記フレキシブル配線板の前記曲げの外周面に形
成された第２の部材とを設け、前記第２の部材には、前
記曲げ部分において少なくとも一部が欠如したコーナー
部を設けるとともに、前記第１の部材の端部に対してこ
の第２の部材をオーバーラップさせて設けたものであ
る。

【００１２】この構成によると、フレキシブル配線板の
強度を維持するとともに、フレキシブル配線板の曲げ部
分のスペースを縮小して狭額縁化した表示装置を実現で
きる。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明の表示装置は、表示パネル
とこの表示パネルを電気駆動する回路を設けたプリント
配線基板とをフレキシブル配線板を介して接続し、この
フレキシブル配線板を曲げて使用する表示装置におい
て、フレキシブル配線板の前記曲げの内周面に形成され
た第１の部材と、前記フレキシブル配線板の前記曲げの
外周面に形成された第２の部材とを設け、前記第２の部
材には、前記曲げ部分において少なくとも一部が欠如し
たコーナ部を設けるとともに、前記第１の部材の端部に
対してこの第２の部材をオーバーラップさせたことを特
徴とする。

【００１４】また、本発明の表示装置は第１の部材をカ
バーフィルムとし、第２の部材を補強用フィルムとした
ことを特徴とする。また、本発明の表示装置は、表示パ
ネルのガラス上に形成された信号電極と走査電極とをそ
れぞれ駆動する信号電極駆動用回路と走査電極駆動用回
路と、前記表示パネルを表示するための表示パネル駆動
回路を設けたプリント配線基板と、前記表示パネルの信
号電極駆動用回路と走査電極駆動用回路信号のそれぞれ
と、前記プリント配線基板の表示パネル駆動回路とを電
気接続するフレキシブル配線板とが設けられ、前記表示
パネルと前記プリント配線基板とを平行に配置して前記
フレキシブル配線板を曲げて実装された表示装置におい
て、フレキシブル配線板の前記曲げの内周面でその曲げ
部分も被覆するよう設けたカバーフィルムと、前記フレ
キシブル配線板の前記曲げの外周面に貼り付ける補強用
フィルムとを設け、この補強用フィルムには、前記曲げ
部分において少なくとも一部が欠如したコーナー部を設
けるとともに、前記カバーフィルムの端部に対してこの
補強用フィルムをオーバーラップさせて設けたことを特
徴とする。

【００１５】また、本発明の表示装置は、フレキシブル
配線板の実装後の伸び量をΔＬとし、コーナー部の曲げ
半径をｒとし、前記曲げ部分の少なくとも、一部が欠如
したコーナー部の長さをＬとし、前記曲げ部分の少なく
とも一部が欠如したコーナー部の長さＬが、Ｌ＜２
ｒ−ΔＬを満たしていることを特徴とし、使用環境の
影響によりフレキシブル配線板が伸びた場合でも、曲げ
部分で伸びが吸収され、フレキシブル配線板の強度を維
持するとともに、フレキシブル配線板の曲げのスペース
を縮小して狭額縁化を実現できる。

【００１６】以下、本発明の表示装置を具体的な実施の
形態に基づいて説明する。なお、従来例と同じ構成要素
には同一の符号を付けて説明する。（実施の形態１）図１〜図４は（実施の形態１）の表示
装置を示す。図１は、図３（ａ）に示すフレキシブル配
線板１２を使用してガラス基板１とプリント配線基板１
０とを接続して、図３（ｂ）に示すようにガラス基板１
とプリント配線基板１０を抱え込む格好で可撓性のフレ
キシブル配線板１２をコの字に曲げて液晶表示装置を組
み立てた状態における更なる拡大図を示している。図２
はフレキシブル配線板１２を曲げる前の状態を示してい
る。

【００１７】なお、各信号電極駆動用の集積回路６と走
査電極駆動用の集積回路７およびフレキシブル配線板１
２は、図２に示すようにガラス基板１の周縁部に配置さ
れており、集積回路６，７に電源や信号を供給する駆動
回路を配置したプリント配線基板１０は、フレキシブル
配線板１２の片方にＡＣＦ等を使用して電気接続されて
いる。

【００１８】ベースフィルム１２ｃに銅箔１２ｂを張り
付けたフレキシブル配線板１２は、銅箔１２ｂを被覆す
るカバーフィルム１２ａを片面に張り付け、ベースフィ
ルム１２ｃのもう一方の面に前記銅箔１２ｂの断線など
を防止するための補強用フィルム１２ｄを長手方向に３
つのブロックに分けて張り付けた多層に形成されてい
る。

【００１９】詳しくは、図１と図３（ａ）に示すよう
に、フレキシブル配線板１２の曲げの内周面Ｅには第１
の部材としてのカバーフィルム１２ａを設け、フレキシ
ブル配線板１２の前記曲げの外周面Ｆには第２の部材と
しての補強用フィルム１２ｄが設けられている。このカ
バーフィルム１２ａと補強用フィルム１２ｄの材質は、
例えばポリイミドで形成されている。

【００２０】フレキシブル配線板１２の曲げ部分Ｂにお
いては、補強用フィルム１２ｄを完全に欠如させて、曲
げ部分Ｂの以外の部分として、前記フレキシブル配線板
１２のガラス基板１の側の端部の外周面と、前記フレキ
シブル配線板１２のプリント配線基板１０の側の端部の
外周面と、前記フレキシブル配線板１２の中間部の外周
面とに補強用フィルム１２ｄが設けられており、さら
に、カバーフィルム１２ａの端部に対してこの補強フィ
ルム１２ｄをオーバーラップさせるように設けられてい
る。

【００２１】補強用フィルム１２ｄをカバーフィルム１
２ａの端部に対してオーバーラップさせたオーバーラッ
プ部１２ｅの長さＤは、例えば、０．５ｍｍとしてい
る。カバーフィルム１２ａと補強用フィルム１２ｄの貼
り公差以上とし、例えば両方±０．２５ｍｍの公差なら
０．５ｍｍ以上としている。このように構成したため、
図１に示すように、フレキシブル配線板１２の曲げ部分
Ｂの以外に補強用フィルム１２ｄを貼り付けることによ
り、フレキシブル配線板１２をコの字に鋭角に曲げるこ
とができ、曲げ部分Ｂの額縁方向のスペースを縮小する
ことができる。

【００２２】さらに、カバーフィルム１２ａの端部に対
してこの補強用フィルム１２ｄをオーバーラップさせる
よう設けたことにより、銅箔１２ｂのＡ点（銅箔１２ｂ
におけるカバーフィルム１２ａの端面との境界点）に集
中する応力を補強用フィルム１２ｄのオーバーラップ部
１２ｅで緩和することができ、この銅箔のＡ点での切断
などを十分に防止することができ、フレキシブル配線板
１２の強度を維持することができる。

【００２３】また、実際の液晶表示装置においては、適
応分野や使用者により使用環境が異なる。例えば、高温
高湿下でこの液晶表示装置を使用する場合には、ポリイ
ミドの吸湿効果によりフレキシブル配線板は伸びてしま
う。この伸びはその値が小さい内は曲げ部分Ｂで吸収さ
れるために問題とはならないが、伸び量が大きくなった
り、その曲げ半径ｒが小さすぎる場合などには、伸びが
曲げ部分Ｂで吸収しきれなくなってしまう。

【００２４】この伸びΔＬがガラス基板１の側に発生し
た場合には、図４のようにガラス基板１側の銅箔１２ｂ
のＡ点で逆反りの状態となってしまい、銅箔１２ｂのＡ
点に応力が掛かってしまう。この状態が長い間継続され
るとＡ点の銅箔が切断に至ってしまう可能性がある。従
って、この曲げ部分Ｂの一部が欠如したコーナー部の長
さはこの環境変化による実装後の伸びを考慮した値とす
る方が望ましい。この曲げ部分Ｂの一部が欠如したコー
ナー部長さをＬとし、環境変化による実装後の伸び量を
ΔＬとし、曲げ半径をｒとすると、この曲げ部分Ｂの一
部が欠如したコーナー部の長さＬはフレキシブル配線板
が伸びても逆反りとならないように、Ｌ＜２ｒ−ΔＬの関係式を満たすように設計されている。

【００２５】この、Ｌ＜２ｒ−ΔＬの関係式を
満足するように曲げ部分Ｂの一部が欠如したコーナー部
の長さを設計することで、フレキシブル配線板が伸びて
しまうような高温高湿下で使用した場合でも、フレキシ
ブル配線板がこの銅箔のＡ点で切断することを十分に防
止することができ、フレキシブル配線板１２の強度を維
持することができる。

【００２６】なお、上記はガラス基板１の側に伸びが集
中した場合について説明したが、プリント配線基板の側
あるいはガラス基板、プリント配線基板の両方に伸びが
発生した場合にも同様であることは言うまでもない。（実施の形態２）図５は（実施の形態２）を示す。

【００２７】（実施の形態１）では、ガラス基板１の側
とプリント配線基板１０の側の一部が欠如した部分の長
さが同一とした場合で説明しているが、この図５に示す
（実施の形態２）のように、ガラス基板１の側とプリン
ト配線基板１０の側の一部が欠如した部分の長さが異な
る場合にも、同様な効果を有する。この場合の一部が欠
如した部分の長さは、Ｌ＋Ｌ’となる。

【００２８】（実施の形態３）図６は（実施の形態３）
を示す。上記の各実施の形態では、フレキシブル配線板
１２の外周面Ｆの前記ガラス基板１の側の端部と、前記
プリント配線基板１０の側の端部と、その中間部分との
３つのブロックに分けて補強用フィルム１２ｄを張り付
け、中間部分の補強用フィルム１２ｄは前記ガラス基板
１の側の端部の補強用フィルム１２ｄならびに前記プリ
ント配線基板１０の側の端部の補強用フィルム１２ｄと
は分離されて３つのブロックに分割されていたが、例え
ば図６に示すようにこの曲げ部分Ｂにおいて補強用フィ
ルム１２ｄの一部を欠如させてオーバーラップ部１２ｅ
と補強用フィルム１２ｄとを接続する幅の狭いコーナー
部１２ｆを設けて接続して構成した場合であっても、同
様の効果を有する。

【００２９】（実施の形態４）図７は（実施の形態４）
を示す。上記の各実施の形態では、フレキシブル配線板
１２をコの字に曲げて曲げ部分Ｂがフレキシブル配線板
１２の長手方向に２カ所ある場合を例に挙げて説明した
が、図７に示すようにフレキシブル配線板１２をＬ字状
に鋭角に曲げる場合であっても、同様の効果を有する。

【００３０】上記の各実施の形態で示した液晶表示装置
の構成は一例であって、アクティブマトリックス型液晶
パネルや単純マトリックス型液晶パネルや、その他のマ
トリックス型表示パネルを用いた液晶表示装置であって
も良いことは言うまでもない。上記の各実施の形態で
は、液晶表示装置としているが、液晶表示装置以外のプ
ラズマディスプレイなどの表示装置に適用した場合であ
っても、同様の効果を有する。

【００３１】

【発明の効果】以上のように本発明の表示装置によれ
ば、フレキシブル配線板の曲げの内周面に形成された第
１の部材と、前記フレキシブル配線板の前記曲げの外周
面に形成された第２の部材とを設け、前記第２の部材に
は、前記曲げ部分において少なくとも一部が欠如したコ
ーナ部を設けるとともに、前記第１の部材の端部に対し
てこの第２の部材をオーバーラップさせて設けたため、
フレキシブル配線板の断線などを防止することができ、
フレキシブル配線板の強度を維持することができるとと
もに、フレキシブル配線板を鋭角に曲げることができ、
フレキシブル配線板の曲げ部分のスペースを縮小するこ
とができ、狭額縁化を実現できる。

【００３２】また、フレキシブル配線板の一部が欠如し
た曲げ部分の長さを伸びを考慮してフレキシブル配線板
の実装後の伸び量をΔＬ、コーナー部の曲げ半径をｒ、
前記曲げ部分において少なくとも一部が欠如したコーナ
ー部の長さをＬとした場合にＬ＜２ｒ−ΔＬにした表示
装置はより一層に信頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の表示装置の（実施の形態１）の要部の
拡大側面図

【図２】同実施の形態の液晶表示装置の展開図

【図３】同実施の形態の液晶表示装置の展開状態のフレ
キシブル配線板の側面図と実装状態の側面図

【図４】同実施の形態のフレキシブル配線板が伸び状態
の拡大側面図

【図５】本発明の（実施の形態２）の要部の拡大側面図

【図６】本発明の（実施の形態３）の要部の拡大側面図

【図７】本発明の（実施の形態４）の要部の拡大側面図

【図８】従来の液晶表示装置の展開図

【図９】従来の液晶表示装置のフレキシブル配線板の側
面図

【図１０】従来の液晶表示装置の補強用フィルムを削除
した場合の側面図

【符号の説明】

１ガラス基板１０プリント配線基板１２フレキシブル配線板１２ａカバーフィルム１２ｂ銅箔１２ｃベースフィルム１２ｄ補強用フィルム１２ｅオーバーラップ部１２ｆコーナー部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表示パネルとこの表示パネルを電気駆動す
る回路を設けたプリント配線基板とをフレキシブル配線
板を介して接続し、このフレキシブル配線板を曲げて使
用する表示装置において、フレキシブル配線板の前記曲げの内周面に形成された第
１の部材と、前記フレキシブル配線板の前記曲げの外周面に形成され
た第２の部材とを設け、前記第２の部材には、前記曲げ部分において少なくとも
一部が欠如したコーナー部を設けるとともに、前記第１
の部材の端部に対してこの第２の部材をオーバーラップ
させて設けた表示装置。
【請求項２】第１の部材をカバーフィルムとし、第２の
部材を補強用フィルムとした請求項１記載の表示装置。
【請求項３】表示パネルのガラス上に形成された信号電
極と走査電極とをそれぞれ駆動する信号電極駆動用回路
と走査電極駆動用回路と、前記表示パネルを表示するた
めの表示パネル駆動回路を設けたプリント配線基板と、
前記表示パネルの信号電極駆動用回路と走査電極駆動用
回路のそれぞれと、前記プリント配線基板の表示パネル
駆動回路とを電気接続するフレキシブル配線板とが設け
られ、前記表示パネルと前記プリント配線基板とを平行
に配置して前記フレキシブル配線板を曲げて実装された
表示装置において、フレキシブル配線板の前記曲げの内周面でその曲げ部分
も被覆するよう設けたカバーフィルムと、前記フレキシブル配線板の前記曲げの外周面に貼り付け
る補強用フィルムとを設け、この補強用フィルムには、
前記曲げ部分において少なくとも一部が欠如したコーナ
ー部を設けるとともに、前記カバーフィルムの端部に対
してこの補強用フィルムをオーバーラップさせて設けた
表示装置。
【請求項４】前記フレキシブル配線板の実装後の伸び量
をΔＬとし、コーナー部の曲げ半径をｒとし、前記曲げ
部分において少なくとも一部が欠如したコーナー部の長
さをＬとし、前記曲げ部分において少なくとも一部が欠
如したコーナー部の長さＬが、Ｌ＜２ｒ−ΔＬを満たし
ていることを特徴とする請求項１から請求項３のいづれ
かに記載の表示装置。