JP2000206738A - 電子写真現像剤及び記録材料 - Google Patents
電子写真現像剤及び記録材料Info
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Abstract
し、環境汚染もなく健康への安全性をも配慮し、さら
に、中間転写方式の記録装置に於いて、小さい圧力で、
記録紙上に、充分な濃度、明瞭な輪郭のトナー像が得ら
れる電子写真用液体現像剤を実現すること。また、電気
接点不良を引き起こさず、コピー後、または印刷、印字
後シリコーンオイルがにじみ出さないように、反応性シ
リコーン化合物を担体液や分散媒に用いて、化学反応や
物理吸着反応により前記問題点を解消すること。更にま
た樹脂や着色剤にも用いて高画質、ドット高再現性を上
げること。 【解決手段】 高絶縁性担体液に着色剤と樹脂とを主成
分とするトナー又はインクを分散してなる電子写真用液
体現像剤であって、反応性シリコーン化合物を含有する
ことを特徴とする電子写真現像剤。
Description
写機やプリンタ等の湿式記録装置及びインクジェットに
よる記録装置に用いられる現像剤(本明細書において
は、これらを「電子写真現像剤」と称する)、及び印刷
インキ等の記録材料に関する。
成分として用いることは公知に属する。例えば特開昭5
3−57039号公報には、トナー粘度3〜1000c
p、固形分が0.5〜50wt%、粒径が0.5〜5μ
mの液体トナー(高粘度シリコーンオイルも含む高粘
度、高固形分シリコーントナーをローラーに塗布し、現
像することが記載され、特開平3−171149号公報
には、架橋剤0.005wt%以上含むビニル重合体を
用いたシリコーントナーが記載され、特開平3−171
150号公報には、分子量2000〜40000、軟化
点50〜190℃のロジン系高分子を含むシリコーント
ナーが記載され、特開平3−171151号公報には、
カルボキシル基を有するビニル重合体をアミンで架橋し
たポリマーを用いるシリコーントナーが記載され、特開
平3−200263号公報には、エルカ酸アミドを含む
シリコーントナーが記載されている。
重量平均分子量/数平均分子量が4以上のビニル重合体
を含むシリコーントナーが記載され、特開平3−200
265号公報には、自己架橋型重合体及び架橋したポリ
マーを含むシリコーントナーが記載され、特開平3−2
25356号公報には、架橋ポリエステルを含有したシ
リコーントナーが記載され、特開平3−225357号
公報には、主鎖又は側鎖の一部が酸−塩基相互作用によ
り連結されたポリマーを用いたシリコーントナーが記載
され、特開平3−225358号公報には、メチロール
基を含む樹脂をそれに反応する官能基を含む樹脂を用い
たシリコーントナーが記載され、特開平3−22536
1号公報には、メルトインデックスが25〜700のポ
リオレフィンを含むシリコーントナーが記載され、特開
平3−225364号公報には、AV.0.5以上、2
00℃での溶融粘度50〜15000cpのポリオレフ
ィンを含むシリコーントナーが記載され、特開平4−8
8357号公報には、固形分10wt%のとき100℃
の粘度が1〜50cp、臨界表面張力が18〜36dy
ne/cmであるシリコーントナーが記載され、特開平
3−199204号公報には、シリコーンオイルを重合
触媒として用いたトナーが記載され、特開平3−223
302号公報には、10000CS以下の粘度のシリコ
ーンオイル中でビニルモノマーを溶解又は分散し、トナ
ー用材料を重合するトナーの製造方法が記載され、特開
平3−292352号公報には、シリコーンオイルに不
溶な少なくとも一種の樹脂とこの樹脂を溶解するモノマ
ーとから得られるポリマーを含む非水系分散液をトナー
に用いることが記載され、特開平3−171152号公
報には、フッ素系溶剤/脂肪族炭化水素/シリコーン溶
媒よりなるトナーが記載され、特開平4−199064
号公報には、シリコーンオイルを主成分とする希釈液に
より濃縮トナーを希釈して用いることが記載され、特開
昭53−57039号公報には、粘度3〜1000C
S、固形分0.5〜50wt%、粒径0.3〜5μmの
シリコーントナーが記載され、特開平3−199204
号公報及び特開平3−223302号公報には、シリコ
ーンオイル中でビニルモノマーを重合するトナーの製造
方法が記載されている。
リコーンオイル、植物油、脂肪族炭化水素溶媒からなる
担体液中に、スチレン樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑性
樹脂、カーボンブラックのような顔料または染料からな
る着色剤を主成分とするトナーを分散したものが知られ
ている(例えば特開昭55−35321号公報)。この
ような液体現像剤を用いた記録方法としては、感光体上
に静電潜像を形成し、これを液体現像剤で現像し、中間
転写ベルトに転写し、このトナー像を更に記録紙に転写
する方法(中間転写方式)が知られている(例えば米国
特許第4,708,460号明細書)。また、中間転写
ベルトを用いずに直接転写紙に転写する方式等が知られ
ている。インクジェットや印刷インキには水や各種溶
剤、着色剤、樹脂、分散剤等が使用されている。
担体液としてシリコーンオイル、植物油等の脂肪族炭化
水素溶剤を用いると担体液の沸点が高いと転写紙に保持
されて蒸発しにくく、特に沸点の高い担体液は臭気が残
る等の問題がある。またコピーの定着性も劣るものであ
った。また、上記の中間転写方式の記録装置で記録を行
なうと、転写効率が悪く、記録紙上に充分な濃度の像が
得られず、また輪郭の明瞭な像が得られないという問題
点を有していた。中間転写方式においては、中間転写ベ
ルトから記録紙への転写を、両者の間に圧力を印加して
行なっている。しかしながら、トナー像と記録紙の間に
充分な付着力を与えるためにはこの圧力を大きくする必
要がある。実際の装置においては、与えられる圧力に限
界があり、充分な付着力が得られず、したがって転写効
率が低くなった。
て熱ローラーや熱板を用いてトナーの定着をしており消
費電力が大きいという問題もあった。更にシリコーンオ
イル等を担体液を用いた場合は無極性のため分散性が悪
いので保存安定性に欠けるものであった。また、従来シ
リコーンオイルの電子写真現像剤や記録材料への応用が
提案されている。例えば特開平3−171149号公
報、特開平3−171151号公報、特開平3−171
152号公報等にジメチルシリコーンオイルが記載され
ている。しかしながら例えば、信越化学のKF994、
KF995等、環状ポリシロキサンは分子量が低く、低
粘度で蒸発性がよいが電気接点不良を引き起こす等の問
題がみられた。更に、KF96−10CS、50CS、
100CS、300CS、1000CS、5000C
S、50000CS等の分子量の高いシリコーンオイル
は蒸発しにくいので電気接点不良こそないが、コピー紙
中に残存し、定着性を劣化させたり、オイルがにじみ出
て汚染する等の問題がある。更に、OHPフィルムにコ
ピーした場合なかなか画像が定着せず、ベタツク等の問
題もあった。
高沸点担体液を用いた場合の問題点を解決し、環境汚染
もなく健康への安全性をも配慮し、さらに、中間転写方
式の記録装置に於いて、小さい圧力で、記録紙上に、充
分な濃度、明瞭な輪郭のトナー像が得られる電子写真用
液体現像剤を実現することにある。また本発明の目的
は、前記電気接点不良を引き起こさず、コピー後、また
は印刷、印字後シリコーンオイルがにじみ出さないよう
に、反応性シリコーン化合物を担体液や分散媒に用い
て、化学反応や物理吸着反応により前記問題点を解消す
ることにある。更にまた樹脂や着色剤にも用いて高画
質、ドット高再現性を上げることにある。
(1)「高絶縁性担体液に着色剤と樹脂とを主成分とす
るトナー又はインクを分散してなる電子写真用液体現像
剤であって、反応性シリコーン化合物を含有することを
特徴とする電子写真現像剤」、(2)「前記反応性シリ
コーン化合物が分子中にビニル基、アミノ基、水酸基、
エポキシ基、イソシアネート基又は活性水素を有するこ
とを特徴とする前記第(1)項に記載の電子写真現像
剤」、(3)「前記樹脂にシリコーンRTVゴムが用い
られることを特徴とする前記第(1)項又は前記第
(2)項に記載の電子写真現像剤」、(4)「前記着色
剤にシリコーンRTVゴムが用いられることを特徴とす
る前記第(1)項又は前記第(2)項に記載の電子写真
現像剤」、(5)「前記担体液にシリコーンRTVゴム
が用いられることを特徴とする前記第(1)項又は前記
第(2)項に記載の電子写真現像剤」、(6)「反応性
シリコーン化合物と共に重合性ビニルモノマーが用いら
れ、反応性シリコーン化合物/重合性ビニルモノマーの
比が0.01〜9/1である担体液を用いることを特徴
とする前記第(1)項、前記第(2)項又は前記第
(5)項のうちのいずれか1に記載の電子写真現像
剤」、(7)「着色剤が、イエローはジスアゾ系顔料、
マゼンタはキナクリドン系顔料又はカーミン系顔料、シ
アンは銅フタロシアニン、黒はカーボンブラックである
ことを特徴とする前記第(1)項乃至前記第(6)項の
うちのいずれか1に記載の電子写真現像剤」により達成
される。
が反応性シリコーン化合物と脂肪族炭化水素からなるこ
とを特徴とする前記第(1)項乃至前記第(7)項のう
ちのいずれか1に記載の電子写真現像剤」により達成さ
れる。脂肪族炭化水素としては、イソドデカン、イソノ
ナン、アイリパーG、H、L、M、V(エクリン化学商
品名)に代表される脂肪族炭化水素を混合して使用する
こともできる。
が反応性シリコーン化合物と植物油からなることを特徴
とする前記第(1)項乃至前記第(7)項のいずれか1
に記載の電子写真現像剤」によって達成される。植物油
としては、大豆油、棉実油、サフラワー油、ひまわり
油、つばき油、なたね油、カノーラ油、ひまし油、あま
に油、オリーブ油などがあり、また、植物油をアルカリ
精製したり、変性した植物油、熱処理した植物油等は顔
料の分散性が上がり、画像濃度、解像度、定着性を高め
ることができる。分散媒は無極性液体で高絶縁性、無臭
であることが望ましい。
液が反応性シリコーン化合物と合成油からなることを特
徴とする前記第(1)項乃至前記第(7)項のいずれか
1に記載の電子写真現像剤」によって達成される。合成
油とは、高級脂肪酸とアルコールの反応から得られる脂
肪酸エステルや、高級脂肪酸とエチレングリコール、グ
リセリンから生成されるエステル化物である。
液が反応性シリコーン化合物とシリコーンオイルからな
ることを特徴とする前記第(1)項乃至前記第(7)項
のいずれか1に記載の電子写真現像剤」によって達成さ
れる。これは、反応性シリコーン化合物とジメチルシリ
コーンオイル等の混合物を担体液に用いて、コストダウ
ン、耐水、耐溶剤性をあげるものである。
液に重合開始剤を併用することを特徴とする前記第
(1)項乃至前記第(11)項のいずれか1に記載の電
子写真現像剤」によって達成される。AIBN、BP
O、過硫酸アンモン、過酸化水素などの重合開始剤を反
応性シリコーン化合物に少量添加しておき、反応性シリ
コーン化合物コピー後高分子量化して定着性をあげる。
液にゲル化剤及び/又は架橋剤を混合することを特徴と
する前記第(1)項乃至前記第(12)項のいずれか1
に記載の電子写真現像剤及び記録材料」によって達成さ
れる。ゲル化剤としてゲルオールやユーゲルM、(有)
イーシーイー社製などを0.1〜20%程度担体液に添
加することにより分散性、定着性を向上させる。同様の
目的でゲル化剤に代え又は加えて架橋剤を使用すること
もできる。
剤に酸化剤、還元剤、エステル化剤、カップリング剤、
重合開始剤、ゲル化剤の少なくとも1つを含むことを特
徴とする前記第(1)項乃至前記第(13)項のいずれ
か1に記載の電子写真現像剤」によって達成される。酸
化剤としてはナフテン酸の金属塩、還元剤には亜鉛など
各種金属粉、エステル化剤には酸又は塩基性有機物、カ
ップリング剤としてはシランカップリング剤、金属チタ
ネートカップリング剤、AIBN、BPO、パーブチル
O、カヤエステル−Oなどを現像剤に含ませるか記録材
に含ませる。そしてトナー中の反応性シリコーンと反応
させ定着性、分散性を向上させる。そのためシリコーン
オイルが支持体中に残存することを防止できる。
部材に酸化剤、還元剤、エステル化剤、カップリング
剤、ゲル化剤、重合開始剤の少なくとも1つを含むこと
を特徴とする前記第(1)項乃至前記第(14)項のい
ずれか1に記載の電子写真現像剤により現像された画像
が転写される転写部材」によって達成される。転写部材
上で、現像剤と反応させ定着性の改良をすることに有用
である。
の定着に光、熱、電気、コロナ放電等外部刺激により定
着を促進することを特徴とする前記第(1)項乃至前記
第(15)項のいずれか1に記載の電子写真現像剤によ
り現像された画像又は前記第(12)項に転写された画
像の定着方法」によって達成される。UV、フラッシュ
光を利用した光定着、熱ローラー、温風を利用した熱定
着、コロナ放電による酸化重合の促進による定着性の向
上を計るものである。
は、分子中にイソシアネート基、Si−H基、ビニル
基、アミノ基、水酸基、エポキシ基、メタクリロキシ基
などの官能基を分子中に有するシリコーン化合物であ
る。このようなシリコーン化合物はすでに市販されてお
り、その市販品を利用することができる。表1にその例
を示す。
4)項記載の電子写真現像剤は、印刷インクのような画
像形成材料として用いることができる。
いる反応性シリコーン化合物、例えば、アミノ変性シリ
コーン化合物としてX−22−161A、KF867、
KF865、エポキシ変性シリコーン化合物としてX−
22−163B、X−22−169AS、カルボキシ変
性したものとしてX22−162C、カルビトル変性し
たものとしてKF−6002、メタクリル変性したもの
としてX−22−164C、X−22−5002、メル
カプト変性したものとしてX22−980、フェノール
変性したものとしてX−22−165B、片末端反応性
のものとしてX−22−174DX、D、異種官能基変
性したものとしてKF862、X22−3667、X−
22−3959A、KF99、FM−1125等があ
る。
canizing)ゴムの例としては、一液型RTVゴム KE
41、KE42、KE40RTV、KE3491、KE
3492があり、二液型RTVゴムにはKE119,K
E108,KE110 Gel(いずれも信越化学社製)等
が挙げられる。硬化剤の添加量や希釈シリコーンオイル
の量によりトナー、インク等に適った粘度や物性にして
用いる。
を用いるが、更に、反応性シリコーン化合物と併用する
ビニルモノマーにより更に性能を向上させることができ
る。本発明の担体液に併用可能である。
反応性シリコーン化合物とを重量で、重合性ビニルモノ
マー/反応性シリコーン化合物=1/0.01〜9、好
ましくは1/0.1〜7で担体液として使用することが
望ましい。反応性シリコーン化合物が0.01以下では
シリコーン溶媒中での分散、溶解性が劣り、9重量部以
上では樹脂の接着力が劣る。重合性ビニルモノマーや反
応性シリコーンオイルの種類は要求特性に応じてモノマ
ーを組み合わせが可能である。
い、シリコーンオイル等を混合した担体液も本発明では
使用できる。具体例には前記したようなポリジアルキル
シロキサン、環状ポリジアルキルシロキサンで25℃に
おける粘度が0.01〜1,000,000センチスト
ークス、好ましくは1〜10,000センチストークス
が望ましい。
ては下記のものが挙げられる。まず、単独重合又は架橋
剤など他のモノマーとの共重合用の重合性ビニルモノマ
ーの例は次のとおりである。
リル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無
水イタコン酸、フマル酸、桂皮酸、クロトン酸、ビニル
安息香酸、2−メタクリロキシエチルコハク酸、2−メ
タクリロキシエチルマレイン酸、2−メタクリロキシエ
チルヘキサヒドロフタル酸、2−メタクリロキシエチル
トリメリット酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン
酸、スチレンスルホン酸、2−スルホエチルメタクリレ
ート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸、3−クロロアミドホスキシプロピルメタクリレー
ト、2−メタクリロキシエチルアシッドホスフェート、
ヒドロキシスチレン、グリシジルメタクリレート、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−
プロピルメタクリレート、2−クロロエチル(メタ)ア
クリレート、2,3−ジブロモプロピル(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリロニトリル、ビニルクロライ
ド、イソブチル−2−シアノアクリレート、2−シアノ
エチルアクリレート、エチル−2−シアノアクリレー
ト、メタクリルアセトン、テトラヒドロフルフリルメタ
クリレート、トリフロロエチルメタクリレート、p−ニ
トロスチレン、ビニルベンゼン、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールトリ(メ
タ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールヘキサントリ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリットテトラ(メタ)アクリレート、1,3
−ジブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールエタントリ(メタ)アクリレート、N−メチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−エチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジブチルアミ
ノエチルアクリレート、N−フェニルアミノエチルメタ
クリレート、N,N−ジフェニルアミノエチルメタクリ
レート、アミノスチレン、ジメチルアミノスチレン、N
−メチルアミノエチルスチレン、ジメチルアミノエトキ
シスチレン、ジフェニルアミノエチルスチレン、N−フ
ェニルアミノエチルスチレン、ビニルピロリドン、2−
N−ピペリジルエチル(メタ)アクリレート、2−ビニ
ルピリジン、4−ビニルピリジン、2−ビニル−6−メ
チルピリジン、アクリルアミド、メタクリルアミド、
N,N−ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジブチル
メタクリルアミド、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メ
タ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ラウ
リル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリ
レート、ビニルラウレート、ラウリルメタクリルアミ
ド、ステアリルメタクリルアミド、メトキシエチル(メ
タ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレー
ト、スチレン、ビニルトルエン、ビニルアセテート等が
挙げられる。これら、重合性モノマーは反応性シリコー
ン化合物に対し0.1〜50wt%が適切である。
ものを使用できる。金属チタネートカップリング剤の
例、具体的には、テトラノルマルブトキシチタン、テト
ライソプロポオキシチタン、イソプロピルトリイソステ
アロイルチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェ
ート)エチレンチタネート、イソプロピルトリス(ジオ
クチルパイロホスフェート)チタネート、イソプロピル
トリ(ジオクチルホステート)チタネート、イソプロピ
ルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネート、ジイソ
ステアロイルエチレンチタネート、イソプロピルトリオ
クタイルチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェ
ート)オキシアセテートチタネート、イソプロピルトリ
クミルフェニルチタネート、ジクミルフェニルオキシア
セテートチタネート等が挙げられる。これらは2種以上
の混合系で使用してもよい。その他オクチル酸マンガ
ン、コバルト、ニッケル、カルシューム、ナフテン酸、
マンガン等。
て、例えば、レシチン、石油スルホン酸カルシウム、ジ
オクチルスルホン酸ナトリウム、アルキルアラニン、ア
ルキルナフタレンスルホン酸カルシウム、スルホコハク
酸ジ−2−エチルヘキシルナトリウム等の荷電調整剤を
添加することができる。
イエロー系顔料、カーミン系顔料、キナクリドン系顔
料、シアンはフタロシアニン系顔料であった。これら顔
料の安定性が良好な理由はよく解析されていないが、分
子中に適当に極性基が含まれるために極性制御剤や樹脂
の吸着が良好なため、トナー粒子が放電電流によって極
性の片寄りを生じないためと考えられる。
12、Pigment Yellow 13、Pig
ment Yellow 14、Pigment Ye
llow 17、Pigment Yellow 5
5、Pigment Yellow 81、Pigme
nt Yellow 83、 カーミン系マゼンタの例:Pigment Red
5、Pigment Red 57、Pigment
Red 60、Pigment Red 114、Pi
gment Red146、Pigment Red
185、 キナクリドン系顔料の例:Pigment Red 1
12、Pigment Red 209、 フタロシアニン系顔料の例:Pigment Blue
15:1(α−フタロシアニン)、Pigment
Blue 15:3、Pigment Blue 1
5:4、Pigment Blue 15:6、Pig
ment Blue 16、 等が挙げられる。
のものは更に有用である。 (ジスアゾイエロー系顔料)
よびR16が−H No.3−2 R1、R14が−Br、R2〜R13、R15お
よびR16が−H No.3−3 R1、R6、R12、R14が−Cl、R2〜
R5、R7〜R11、R13、R15およびR16が−H No.3−4 No.3−1の化合物で金属CuがZn No.3−5 No.3−2の化合物で金属CuがCa No.3−6 No.3−3の化合物で金属CuがBa No.3−7 R1、R6、R10、R14が−OCH3、R2
〜R6、R7〜R9、R11〜R13、R15およびR16が−H No.3−8 R1、R6、R10、R14が−OC2H5、R
2〜R5、R6〜R9、R11〜R13、R15およびR16が−H
媒、着色剤、樹脂、必要に応じて極性制御剤などを添加
し、ケディミル、ビーズミル、アトライター、ボールミ
ル、ロールミル、三本ロールなどの分散機を用いてトナ
ーの粒子径を20μm以下、好ましくは0.2〜10μ
mの平均粒径に分散したものである。
よく分散する特性があり、現像剤の粒径を小さくし長期
間放置しても沈降しにくいのと、画像濃度や色特性、特
に光沢性の高い電子写真現像剤およびインクジェット、
印刷インキ等記録材料を提供することができる。また、
染料としても光沢性があり、耐水、耐溶剤性の高いもの
が得られることが判明した。
像剤または記録材料に光、熱電気的な外部刺激により反
応させる方法(A)、酸化、還元剤、エステル化剤、カ
ップリング剤、重合開始剤、架橋剤、ゲル化剤等により
反応させる方法(B)、また(A)と(B)の組み合わ
せにより反応性シリコーン化合物を高分子量化すること
(C)を基本とする。またはペーパーのセルローズ、ペ
ーパーに(B)のような機能材料を予め塗布したものに
本発明の反応性シリコーン化合物を含む電子写真現像剤
やインクジェット、印刷インキを印字して化学反応、物
理吸着等による定着を達成させることも可能である。
電子写真用液体現像剤の製造方法としては、着色剤、樹
脂、および必要あれば通常の添加物を少量の担体液とし
て用いられる反応性シリコーン化合物の存在下にボール
ミル、アトライター等の手段で混練、分散して液体トナ
ーとするものである。なお樹脂の使用量は着色剤1重量
部に対して各々0.01〜10重量部が適当である。
カーボンブラック(三菱化成工業社製MA100、#4
4、#33、コロンビヤンカーボン社製ラベン125
0、ラベン1020、キャボット社製ブラックパール
L、ブラックパール1100、デグサ社製プリンテック
ス55、スペシャルブラック4等)、有機顔料(不溶性
アゾ顔料、溶性アゾ顔料、フタロシアニン系顔料、イソ
インドリノン系高級顔料、キナクリドン系高級顔料、ペ
リノン・ペリレン系高級顔料)がある。そのほか補色と
して油性染料も必要に応じて使用できる。樹脂として
は、エチルセルロース、アマニ油変性アルキッド樹脂、
アクリル酸またはメタアクリル酸エステル系樹脂、ポリ
スチレン、シリコーンアクリル共重合体、シリコーン樹
脂、シリコーンアクリル(メタ)共重合、ブロック、グ
ラフト重合体、ポリオレフィン共重合体、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、塩素化ポリプロピレン、ポリアミド樹脂、クマ
ロンインデン樹脂、ロジン変性樹脂、アルキルフェノー
ル変性キシレン樹脂等がある。担体液として用いられる
反応性シリコーン化合物としては物理特性から粘度が
0.5〜10000CS、好ましくは5〜5000CS
である。
コピーFT−400iでコピーしたところ画像濃度1.
24、地肌濃度0.01、解像度6.3本/mmで良好
な画像が得られた。定着性は71%であった。
−11)100重量部をロジン変性マレイン酸樹脂50
0重量部をニーダーで150℃で混練し着色剤Aを得
た。この着色剤A100重量部にナフテン酸コバルト
0.5重量部、反応性シリコーンFM−1111(チッ
素(株))500重量部を加え、アナライターで3時間
分散し液体トナーを作成した。トナー粒径は1.52μ
であり、リコピーFT−400iでコピーしたところ画
像濃度が1.26、解像度6.3本/mm、地肌濃度
0.01で光沢性26%と良好な画像が得られた。比較
のために実施例2において反応性シリコーンFM−11
11の代りに非反応性シリコーンKF96−50CSを
用いたところトナーの平均粒径は13.50μ、画像濃
度は0.66、解像度は4.3本/mm、光沢性は4.
1%で画像品質が本発明品より悪いものであった。KF
96−50CSではトナーの平均粒径が13.50μと
大きく帯電も不均一のためと思われる。以下、更に実施
例3以下を示す。
をKF99に代えシランカップリング剤5.0重量部を
加えたところ、平均粒径0.29μm、地肌汚れ0.0
1、画像濃度1.23、解像度6.3本/mm、定着性
86%の画像を得た。
をFP2231に代えたところ、平均粒径0.32μ
m、地肌汚れ0.01、画像濃度1.26、解像度7.
2本/mm、定着性76%の画像を得た。
をFP2231に代えたところ、平均粒径0.43μ
m、地肌汚れ0.01、画像濃度1.31、解像度6.
3本/mm、定着性74%の画像を得た。
をFM3311に代えたところ、平均粒径0.21μ
m、地肌汚れ0.01、画像濃度1.33、解像度6.
3本/mm、定着性77%の画像を得た。
をFM4421に代えたところ、平均粒径0.26μ
m、地肌汚れ0.01、画像濃度1.30、解像度7.
2本/mm、定着性76%の画像を得た。
をFM0511に代えたところ、平均粒径0.38μ
m、地肌汚れ0.01、画像濃度1.36、解像度7.
2本/mm、定着性76%の画像を得た。
レートを100重量部加えたところ、平均粒径0.58
μm、地肌汚れ0.02、画像濃度1.25、解像度
6.3本/mm、定着性82%の画像を得た。
ン6Bに代えたところ、平均粒径0.19μm、地肌汚
れ0.01、画像濃度1.30、解像度6.3本/m
m、定着性78%の画像を得た。
をアイソパーHとしたところ、平均粒径0.63μm、
地肌汚れ0.03、画像濃度1.18、解像度5.6本
/mm、定着性75%の画像を得た。
を大豆油に代えたところ、平均粒径0.88μm、地肌
汚れ0.02、画像濃度1.24、解像度5.6本/m
m、定着性71%の画像を得た。
の代りにイソプロピルミリステートを用いたところ、平
均粒径0.69μm、地肌汚れ0.02、画像濃度1.
26、解像度5.6本/mm、定着性70%の画像を得
た。
の20%をKF96−100CSの非反応性シリコーン
オイルに代えたところ、平均粒径2.43μm、地肌汚
れ0.01、画像濃度1.26、解像度6.3本/m
m、定着性62%の画像を得た。
エステル−Oを13重量部添加混合したところ、平均粒
径0.38μm、地肌汚れ0.01、画像濃度1.2
8、解像度6.3本/mm、定着性88%の画像を得
た。
ゲルM(有)イーシーイ製を3重量部加えたところ、平
均粒径0.82μm、地肌汚れ0.01、画像濃度1.
30、解像度5.3本/mm、定着性76%の画像を得
た。
バルト5重量部を加えたところ、平均粒径0.64μ
m、地肌汚れ0.01、画像濃度1.38、解像度6.
3本/mm、定着性81%の画像を得た。
にキリ油を用いたところ、平均粒径0.58μm、地肌
汚れ0.02、画像濃度1.29、解像度6.3本/m
m、定着性85%の画像を得た。これらの結果をつぎの
表2に纏めて表示する。
にシリコーンRTV、KE110 Gelの硬化剤0.5重
量%含有物を用いたところ、平均粒径は0.53μm、
地肌汚れ0.01、/画像濃度1.32、解像度7.2
本/mm、定着性88%の画像を得た。
リレート/メチルメタクリレート=60/40共重合体
の代りにシリコーンゴム KE108を用いてテストし
た。画像濃度1.32、地肌汚れ0.01、解像度6.
3本/mm、定着性90%でドット再現性に優れた画像
を得た。
4)の100部とラウリルメタクリレート・メチルメタ
クリレート=60/40共重合体の50部からなる。 註2.実施例2のトナーはカーボンブラック(三菱MA
−11)の100部とロジン変性マレイン酸樹脂の50
0部からなる。
層をコーティングし、転写部材とした。 酸化チタン 100重量部 イソプロピルアルコール 500重量部 ゲル化剤ユーゲルM(有)イーシーイ製 30重量部 シランカップリング剤 50重量部 をボールミルで48時間分散し上質紙に約3μm塗布し
た。この転写部材を用いて実施例3のシランカップリン
グ剤を除いたものの現像剤でコピーしたところ画像濃度
1.28、地肌0.01、解像度7.2本/mmで良好
な画像が得られた。更に定着性をクロックメーター法に
より評価したところ87%であり、またコピー直後でも
スミアーは発生しなかった。
10−113491号の図1の複写機でコピー後、フラ
ッシュ定着したところ画像濃度が1.36、地肌濃度
0.01、解像度9.2本/mm、定着性92%であっ
た。
刷機プリポートインキに応用したところ定着性、画像品
質とも良好であった。
加型のインクジェット方式で評価したところ画像濃度
1.26、定着性70%の品質が得られた。
て反応性シリコーン化合物を用いることにより、実施例
1〜8にみられるようにトナーの平均粒径が従来の担体
液より小さく分散効率が向上し、帯電特性も安定化する
ため画像濃度は高く、地肌汚れは少なく、解像度の高い
コピーを得ることができた。また、実施例11〜14よ
り、反応性シリコーン化合物にシリコーンオイル、脂肪
族炭化水素、植物油、高級脂肪酸エステル等も混合使用
も可能であることが見い出された。更に、重合性モノマ
ーの添加や転写部材に化学、物理的に反応または吸着剤
を加工すること、更に、定着方法として光、熱、電気、
コロナ等外部刺激によりコピーの定着性と画像品質、特
に光沢性の向上を計ることができる。インクジェットイ
ンキ、印刷インキとしても同様な効果が得られる。
1)
Claims (16)
- 【請求項1】 高絶縁性担体液に着色剤と樹脂とを主成
分とするトナー又はインクを分散してなる電子写真用液
体現像剤であって、反応性シリコーン化合物を含有する
ことを特徴とする電子写真現像剤。 - 【請求項2】 前記反応性シリコーン化合物が分子中に
ビニル基、アミノ基、水酸基、エポキシ基、イソシアネ
ート基又は活性水素を有することを特徴とする請求項1
に記載の電子写真現像剤。 - 【請求項3】 前記樹脂にシリコーンRTVゴムが用い
られることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
かに記載の電子写真現像剤。 - 【請求項4】 前記着色剤にシリコーンRTVゴムが用
いられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
れかに記載の電子写真現像剤。 - 【請求項5】 前記担体液にシリコーンRTVゴムが用
いられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
れかに記載の電子写真現像剤。 - 【請求項6】 反応性シリコーン化合物と共に重合性ビ
ニルモノマーが用いられ、反応性シリコーン化合物/重
合性ビニルモノマーの比が0.01〜9/1である担体
液を用いることを特徴とする請求項1、請求項2又は請
求項5のうちのいずれか1に記載の電子写真現像剤。 - 【請求項7】 着色剤が、イエローはジスアゾ系顔料、
マゼンタはキナクリドン系顔料又はカーミン系顔料、シ
アンは銅フタロシアニン、黒はカーボンブラックである
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちのいずれ
か1に記載の電子写真現像剤及び記録材料。 - 【請求項8】 担体液が反応性シリコーン化合物と脂肪
族炭化水素からなることを特徴とする請求項1乃至7の
いずれか1に記載の電子写真現像剤。 - 【請求項9】 担体液が反応性シリコーン化合物と植物
油からなることを特徴とする請求項1乃至請求項7のい
ずれか1に記載の電子写真現像剤。 - 【請求項10】 担体液が反応性シリコーン化合物と合
成油からなることを特徴とする請求項1乃至請求項7の
いずれか1に記載の電子写真現像剤。 - 【請求項11】 担体液が反応性シリコーン化合物とシ
リコーンオイルからなることを特徴とする請求項1乃至
7のいずれか1に記載の電子写真現像剤。 - 【請求項12】 担体液に重合開始剤を併用することを
特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1に記載
の電子写真現像剤。 - 【請求項13】 担体液にゲル化剤及び/又は架橋剤を
混合することを特徴とする請求項1乃至請求項12のい
ずれか1に記載の電子写真現像剤。 - 【請求項14】 現像剤に酸化剤、還元剤、エステル化
剤、カップリング剤、重合開始剤、ゲル化剤の少なくと
も1つを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項13
のいずれか1に記載の電子写真現像剤。 - 【請求項15】 転写部材に酸化剤、還元剤、エステル
化剤、カップリング剤、ゲル化剤、重合開始剤の少なく
とも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項1
4のいずれか1に記載の電子写真現像剤により現像され
た画像が転写される転写部材。 - 【請求項16】 画像の定着に光、熱、電気、コロナ放
電等外部刺激により定着を促進することを特徴とする請
求項1乃至請求項14のいずれか1に記載の電子写真現
像剤により現像された画像又は請求項15の転写部材に
転写された画像の定着方法。
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