JP2000205623A - キッチンフ―ドおよびキッチンフ―ド用フィルタ― - Google Patents

キッチンフ―ドおよびキッチンフ―ド用フィルタ―

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JP2000205623A
JP2000205623A JP11006931A JP693199A JP2000205623A JP 2000205623 A JP2000205623 A JP 2000205623A JP 11006931 A JP11006931 A JP 11006931A JP 693199 A JP693199 A JP 693199A JP 2000205623 A JP2000205623 A JP 2000205623A
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JP
Japan
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filter
filter member
grease
kitchen hood
cleaning
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JP11006931A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ishikawa
哲男 石川
Masataka Nemoto
賢孝 根本
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キッチンフードのフィルターの目詰り回復を容
易にする。 【解決手段】フィルター部材4aを親水性塗装を施した
環状帯に形成して通気路を横断して回動するように設置
し、回動するフィルター部材4aに付着した油脂成分な
どの汚れは、含水したフィルタークリーニング部材4
d,4eを当接してクリーニングするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キッチンフードお
よびキッチンフード用フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】キッチンフードは、排気ファンの手前
(排気流の上流)側にグリスフィルターを着脱自在に設
けて油煙を付着させることにより排気から油脂成分を取
り除き、排気ファンや通気路などが油脂成分で汚れるの
を軽減するようにしている。油脂成分が付着して汚れた
グリスフィルターは、目詰まりして通気抵抗が大きくな
ることにより排気効率が低下するために、取り外して清
掃あるいは交換するようにしている。
【0003】しかしながら、キッチンフードは、比較的
高いところに設置されるために、フィルター着脱作業が
困難あるいは危険であり、また、油汚れを取り除く清掃
は厄介な作業であり、油脂成分で汚れたグリスフィルタ
ーの清掃や交換作業は手が汚れる問題もある。
【0004】一方、グリスフィルターで捕集されること
なくグリスフィルターを通過した油脂成分が排気ファン
や排気ダクトの内壁面に付着して汚れるのを軽減するた
めに、グリスフィルターを通過した後に排気ファンに吸
引される油脂成分を含んだ油煙に噴霧ノズルによって水
分を噴霧することによって、油脂成分を凝縮させながら
グリスフィルター下部に設けた水受けパンに汚水として
回収して排水するようにした構成のキッチンフードが提
案されている(例えば、特開平8−219517号公報
参照)。しかしながら、このキッチンフードの場合は、
構造が複雑であり、給排水配管などの専門的工事が必要
であることから高価であり、また、既存の建屋に設置す
ることは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、フィルター部材の目詰まりによる通気抵抗の増加を
簡単な構成で容易に回復することができるキッチンフー
ドを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、フィルター部材の目
詰まりによる通気抵抗の増加を容易に回復させるのに好
適なキッチンフード用フィルターを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、通気路を横断
するようにフィルターを設置するキッチンフードにおい
て、親水性塗装が施され、環状帯に形成して通気路を横
断して回動するように設置したフィルター部材と、回動
するフィルター部材に当接して該フィルター部材に付着
した汚れを除去するフィルタークリーニング部材を設け
た。
【0008】前記フィルター部材を駆動する自動駆動装
置を設け、排気ファンの運転制御または運転時間に応じ
てフィルター部材を所定量駆動するようにした。
【0009】または、前記フィルター部材を駆動する駆
動ハンドルを設けた。
【0010】また、前記フィルタークリーニング部材
は、含水性部材で構成し、着脱自在にした。
【0011】前記フィルター部材は、親水性塗装が施さ
れ環状帯に形成して前記通気路を横断させて設置するキ
ッチンフード用フィルターとし、水を含んだフィルター
クリーニング部材あるいは取り外しての水洗いにより容
易にクリーニングできるようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明のキッ
チンフードの斜視図であり、図1は、柔軟性に富んだ金
網を素材としたフィルター部材を使用したグリスフィル
ターを備えたキッチンフード、図2は、柔軟性に富んだ
厚さ0.1mm程度のステンレス鋼板に多数の穴を穿設
したフィルター部材あるいはステンレス鋼板等の金属板
を菱形あるいは亀甲形の網目状に加工したエキスパンド
メタルからなるフィルター部材を使用したグリスフィル
ターを備えたキッチンフードである。図3は、これらの
キッチンフードの側面図である。
【0013】これらのキッチンフードは、フード本体1
と、前カバー2と、幕板3と、グリスフィルター4を内
蔵したグリスフィルターボックス5と、排気ファン6
と、運転スイッチ7と、フィルターを回動するための駆
動ハンドル8を備える。
【0014】グリスフィルターボックス5は、排気ファ
ン6の手前側に位置し、その前面には窓枠5aで囲んだ
吸気窓5bを備え、この吸気窓5bを内側から覆うよう
にグリスフィルター4を内蔵する。
【0015】グリスフィルター4は、詳細は後述する
が、クリーニングを容易にするためにフィルター部材を
金属素材に親水性塗装を施した環状帯に構成し、窓枠5
aに形成した吸気窓5bを内側から覆うように該窓枠5
aに沿って該吸気窓5bを横断して回動するように設置
し、吸気窓5bに対向して通気により油脂分などが付着
して汚れた通気部分を該吸気窓5bの外に順次移動して
該吸気窓5bに新しい通気部分を対向させるようにする
ことにより、汚れによるグリスフィルター4の目詰まり
によって通気抵抗が増加するのを解消するようにし、グ
リスフィルター4に付着した油脂分などの汚れは、この
グリスフィルター4を回動することによって摺擦あるい
は転動するフィルタークリーニング部材により取り除い
て再使用できるようにする。
【0016】このキッチンフードは、運転スイッチ7を
オンにして排気ファン6を運転することにより、油煙な
どで汚れた屋内の空気を吸気窓5bからグリスフィルタ
ー4を通して吸い込んで該グリスフィルター4に油脂分
を付着させて除去した後に、排気通路(図示省略)を通
して屋外に排気する。そして、油脂分付着により目詰ま
りしたグリスフィルター4は、随時、駆動ハンドル8に
より回動させることにより、吸気窓5bに対向して目詰
りした通気部分を該吸気窓5bの外に移動させて該吸気
窓5bには新しい通気部分を対向させて目詰まりによる
通気抵抗が過大にならないようにする。
【0017】本発明は、このように、キッチンフードに
おいて、油脂分付着によるグリスフィルター4の目詰ま
りによって増加した通気抵抗を容易に回復(減少)させ
ることができるようにするものであり、以下、柔軟性に
富んだステンレス鋼板(厚さ0.1mm)金属フィルム
に多数の穴を穿設したフィルター部材あるいはエキスパ
ンドメタルからなるフィルター部材を使用したグリスフ
ィルター4を設置したキッチンフードの具体例で説明す
る。
【0018】図4〜図7は、フィルター部材を環状帯に
構成して繰り返し使用するようにすると共にフィルター
クリーニング部材を設けてフィルター部材をクリーニン
グするようにしたキッチンフードの第1の実施形態を示
している。図4は、このキッチンフードの横断平面図、
図5は、そのフィルター部材のクリーニング状態を示す
平面図、図6および図7は、フィルタークリーニング部
材の変形例を示す斜視図である。
【0019】この実施形態において、フィルター部材4
aは、ステンレス鋼板等の金属素材に親水性塗装を施し
た環状帯に構成し、従動ロール4bと駆動ロール4cの
間に掛け巡らしてその前側の平坦な一辺をフィルター押
え5c,5dによって窓枠5aに近接するようにその内
側を押えて通気漏れを抑制するようにグリスフィルター
ボックス5の吸気窓5bに対向させて通気部分とし、後
側の平坦な一辺の一部にフィルタークリーニング部材4
d,4eを当接して摺擦することによって、付着してい
る油脂文などの汚れ4fを除去(クリーニング)して再
使用できるようにする。フィルタークリーニング部材4
d,4eは、フィルター部材4aを両側面から挟むよう
に設置する。
【0020】なお、親水性塗装としては、例えばAI2
3(アルミナ)、SiO2(シリカ)、MgO(マグネ
シア)等を主成分とする無機化合物を銅、亜鉛、銀等か
らなる金属化合物でバインドした組成の無機塗料〔例え
ば、株式会社伸晃製(商品名:ベラスコート)〕を使用
してフィルター部材4aの表面側に塗装して180〜2
20℃の温度で焼き付けて形成(塗膜厚:18〜20μ
m程度)する。
【0021】親水性塗装を施したフィルター部材4a
は、基本的には、フィルタークリーニング部材4d,4
eによる摺擦または転動によってクリーニングして継続
的に使用するようにするが、取り外して水洗いしてクリ
ーニングすることができるように、着脱可能にする。
【0022】フィルタークリーニング部材4d,4eに
は、グラスウールやセラミックウールあるいはスポンジ
のような含水性部材で構成して水を含ませた状態で使用
するようにしてグリスフィルターボックス5に着脱自在
に設置し、水洗いまたは水分補給あるいは交換を容易に
する。
【0023】駆動ロール4cは、駆動ハンドル8によっ
て外部から回転駆動できるようにする。
【0024】このグリスフィルター装置は、油脂分が付
着してフィルター部材4aの通気部分の汚れ4fが増え
たときには、駆動ハンドル8を操作して駆動ロール4c
を回転させてフィルター部材4aを回動(移動)し、吸
気窓5bに新しい奇麗な通気部分が対向するようにす
る。このようにフィルター部材4aを回動することによ
り、フィルタークリーニング部材4d,4eは、この移
動するフィルター部材4aの表面を摺擦して油脂分など
の汚れ4fを除去(クリーニング)して再使用できるよ
うに奇麗にする。
【0025】このクリーニングによってフィルタークリ
ーニング部材4d,4eの汚れが増えたときには該フィ
ルタークリーニング部材4d,4eを取り外して水洗い
または交換する。
【0026】このようなフィルター装置によれば、汚れ
たフィルター部材4aの通気部分は、駆動ハンドル8を
操作することにより、容易に奇麗なものとすることがで
き、交換部品は、フィルタークリーニング部材4d,4
eのみとなるので、交換作業も比較的容易であり、ま
た、経済的である。
【0027】この実施形態において、フィルタークリー
ニング部材は、図6に示すように、ロール状のフィルタ
ークリーニング部材4g,4hに構成してフィルター部
材4aを挟持するように設置し、フィルター部材4aの
表面を転動してクリーニングするようにしても良い。ま
た、図7に示すように、従動ロール4bとの間にフィル
ター部材4aを挟持して転動するフィルタークリーニン
グ部材4iとしても良い。
【0028】図8〜図12は、このようにフィルター部
材を環状帯に構成して繰り返し使用するようにすると共
にフィルタークリーニング部材を交換可能に付加したグ
リスフィルター装置の第2の実施形態を示している。図
8は、内部を透視した状態のグリスフィルターボックス
の斜視図、図9は、その正面図、図10および図11
は、フィルター部材駆動手段を詳細に示す斜視図、図1
2は、フィルタークリーニング部材交換形態を示す正面
図である。なお、前述した実施形態と等価な構成部品
は、同一の参照符号を付して重複する説明を省略し、ま
たは図示説明を省略する。
【0029】この実施形態において、フィルター部材4
aは、金属素材に親水セラミック塗装を施した環状帯に
構成し、上下両縁部にはパーフォレーション(孔)4j
を形成し、従動スプロケット4kと駆動スプロケット4
mの間に掛け巡らしてその前側の平坦な一辺をグリスフ
ィルターボックス5の吸気窓5bに対向させ、後側の平
坦な一辺にフィルタークリーニング部材4d,4eを当
接して摺擦するように設けてクリーニングするようにし
た。パーフォレーション4jと駆動スプロケット4mに
よる駆動は、フィルター部材4aをフィルタークリーニ
ング部材4d,4eとの摺動抵抗に打ち勝って確実に回
動させることができるようにするために採用した。
【0030】駆動スプロケット4mは、駆動ハンドル8
によって外部から回転駆動できるようにし、フィルター
クリーニング部材4d,4eは、グリスフィルターボッ
クス5に設けた蓋5eを開けて交換可能にする。
【0031】このグリスフィルター装置は、油脂分が付
着してフィルター部材4aの通気部分の汚れが増えたと
きには、駆動レバー8を操作して駆動スプロケット4m
を回転させてフィルター部材4aを移動し、吸気窓5b
に新しい通気部分が対向するようにする。このようにフ
ィルター部材4aを移動することにより、フィルターク
リーニング部材4d,4eは、このフィルター部材4a
の表面を摺擦または転動して汚れを除去(クリーニン
グ)する。
【0032】このクリーニングによってフィルタークリ
ーニング部材4d,4eの汚れが増えたときには、蓋5
eを開けて取り出して水洗いまたは交換する。
【0033】このようなフィルター装置によれば、汚れ
たフィルター部材4aの通気部分は、駆動ハンドル8を
操作することにより、容易に奇麗な部分にすることがで
き、交換部品は、フィルタークリーニング部材4d,4
eのみとなるので、交換作業は比較的容易であり、ま
た、経済的である。
【0034】グリスフィルター4は、図13〜図15に
示す第3の実施形態のように、カートリッジ式交換部品
とすることもできる。図13は、このカートリッジ式グ
リスフィルターを使用したキッチンフードの斜視図、図
14は、グリスフィルターボックスに対するカートリッ
ジ式グリスフィルターの着脱形態を示す斜視図、図15
は、このカートリッジ式グリスフィルターの斜視図であ
る。なお、前述した実施形態と等価な構成部品は、同一
の参照符号を付して重複する説明を省略し、または図示
説明を省略する。
【0035】このカートリッジ式グリスフィルター4
は、グリスフィルターボックス5の前面の吸気窓(窓
枠)を兼ねたフィルターケース4n内に、環状帯に構成
したフィルター部材4aを従動スプロケット4kと駆動
スプロケット4mの間に掛け巡らしてその前側の平坦な
一辺をフィルター押え(図示省略)で押えてフィルター
ケース4nの吸気窓4pに対向させて通気部分とし、後
側の平坦な一辺の一部をフィルタークリーニング部材
(図示省略)で摺擦することによって、付着している油
脂分などの汚れを除去(クリーニング)するように構成
する。
【0036】駆動スプロケット4mを駆動する駆動ハン
ドル8は、このフィルターケース4nに取り付けて一体
的な交換部品とする。
【0037】このカートリッジ式グリスフィルター4を
設置するグリスフィルターボックス5は、その前面を開
放状態にして開口端縁にフィルターケース4nを止めね
じ12により着脱自在にする。
【0038】このようなグリスフィルター4によれば、
排気ファンによる排気は、フィルターケース4nの吸気
窓4pから吸い込み、フィルター部材4aに油脂分を付
着させて除去する。吸気窓4pに対向するフィルター部
材4aが目詰まりしたときには、駆動ハンドル8を回し
てフィルター部材4aを移動することにより吸気窓4p
に対向する通気部分を更新して回復させる。付着した油
脂分は、フィルター部材の移動に伴うフィルタークリー
ニング部材の摺擦によって除去する。
【0039】フィルタークリーニング部材の汚れは、こ
のフィルタークリーニング部材を取り外して水洗いまた
は交換することによって回復させ、フィルター部材4a
の寿命が尽きたときには、フィルターケース4nごとグ
リスフィルターボックス5から取り外して新しいものと
交換する。
【0040】このようにすれば、グリスフィルター4の
通気部分の更新および交換において、取り扱い者は、油
脂分で汚れたフィルター部材4aに触れることがなくな
ることから、衛生的且つ簡便である。
【0041】カートリッジ式グリスフィルター4のフィ
ルターケース4nの外周をグリスフィルターボックス5
の開口縁から差し込んで嵌着する挿脱方式にすれば、グ
リスフィルターボックス5へのカートリッジ式グリスフ
ィルター4の着脱を更に容易にすることができる。
【0042】次に、フィルター部材を自動送りして通気
部分を更新するようにしたグリスフィルター装置の第4
の実施形態を図16〜図19を参照して説明する。図1
6は、フィルター自動駆動装置を設けたキッチンフィル
ターの縦断側面図、図17は、ファン駆動モータとフィ
ルター駆動モータの運転制御回路のブロック図、図18
および図19は、制御装置が実行する制御フローチャー
トである。なお、前述した実施形態と共通の部品につい
ては、同一参照符号を付して重複する説明を省略し、あ
るいは、図示説明を省略する。
【0043】この実施形態において、グリスフィルター
ボックス5は、その上側からこのグリスフィルターボッ
クス5の内側の駆動スプロケット4mに結合する傘歯従
動歯車9aと、この傘歯従動歯車9aに噛み合う傘歯駆
動歯車9bと、この傘歯駆動歯車9bを駆動するフィル
ター駆動モータ9cを備える。すなわち、フィルター部
材4aを駆動する駆動スプロケット4mは、フィルター
駆動モータ9cによって歯車9a,9bを介して駆動し
てフィルター部材4aを回動するようにする。
【0044】排気ファン6を駆動するファン駆動モータ
6aと前記フィルター駆動モータ9cは、制御装置10
によって駆動回路11を介して運転制御するようにす
る。制御装置10は、CPUを中心にして構成し、その
運転制御プログラムに従って、運転スイッチ7のオン/
オフ情報信号に応じてファン駆動モータ6aとフィルタ
ー駆動モータ9cの運転制御を実行する。
【0045】図18は、制御装置10が実行する運転制
御の一例を示している。この運転制御では、制御装置1
0は、運転スイッチ7がオンすると(ステップ10
1)、ファン駆動モータ6aを運転して排気ファン6を
機能させて排気を実行する(ステップ102)。
【0046】その後、フィルター駆動モータ9cを運転
してフィルター部材4aを回動して吸気窓5bに対向す
る通気部分を移動して更新する(ステップ103)。こ
のフィルター駆動モータ9cの運転時間は、タイマー制
御するようにし、予め設定した時間を計測する(ステッ
プ104)。そして、この設定時間を経過すると、フィ
ルター駆動モータ9cの運転を停止してフィルター部材
4aの移動を停止する(ステップ105)。この運転制
御プログラムは、排気ファン6を運転する度にフィルタ
ー部材4aを移動させて通気部分を更新するようにして
いるが、1回の運転でのフィルター部材4aの目詰まり
は軽微であるので、フィルター部材4aの通気部分の更
新量は僅かとし、目詰まりが許容値に達するような運転
回数で吸気窓5bの広さに相当する通気部分が更新でき
るように時間設定すると良い。1回の運転での目詰まり
量は、1回の排気運転時間や排気中に含まれる油脂成分
などの汚染物質の量により異なるので、キッチンフード
設置環境に応じて前記設定時間を設定できるようにする
変更手段を設けることが望ましい。
【0047】そして、運転スイッチ7がオフされると、
ファン駆動モータ6aを停止する(ステップ106)。
【0048】図19は、制御装置10が実行する運転制
御の他の例を示している。この運転制御は、排気ファン
6の運転を停止した後にフィルター部材4aを更新する
ようにしたものである。
【0049】この制御運転では、制御装置10は、運転
スイッチ7がオンすると(ステップ201)、ファン駆
動モータ6aを運転して排気ファン6を機能させて排気
を実行する(ステップ202)。そして、運転スイッチ
7がオフされると(ステップ203)、ファン駆動モー
タ6aを停止する(ステップ204)。
【0050】その後、フィルター駆動モータ9cを運転
してフィルター部材4aを回動して吸気窓5bに対向す
る通気部分を移動して更新する(ステップ205)。こ
のフィルター駆動モータ9cの運転時間は、タイマー制
御するようにし、予め設定した時間を計測する(ステッ
プ206)。そして、この設定時間を経過すると、フィ
ルター駆動モータ9cの運転を停止してフィルター部材
4aの移動を停止する(ステップ207)。このフィル
ター駆動モータ9cの運転時間の設定は、前述した例と
同様に行う。
【0051】これらの運転制御では、ファン駆動モータ
6aを運転する度にフィルター部材4aを移動して通気
部分を更新するようにしているが、ファン駆動モータ6
aの運転時間を計測し、所定の運転時間を経過したとき
に(フィルター部材4aの目詰まりが許容値に達するよ
うな運転時間を経過したときに)、フィルター駆動モー
タ9cを運転して吸気窓5bに相当する通気部分を一気
に更新するようにフィルター部材4aを移動するように
することもできる。
【0052】前述した各実施形態は、グリスフィルター
ボックス5の吸気窓5bを形成する前面を垂直面とした
が、図20に示す第5の実施形態のように、下側を後退
させた傾斜面として、立ち上る煙を効果的に集めて吸い
込むことができるように構成しても良い。前述した実施
形態と等価な構成部品には同一参照符号を付して重複す
る説明を省略する。カートリッジ式グリスフィルターに
ついても同様に実施することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明は、フィルター部材を回動させて
通気部分を変えるようにしたことにより、簡単な構成
で、フィルター部材の目詰まりによる通気抵抗の増加を
容易に回復させることができる。
【0054】また、このフィルターは、フィルター部材
を環状帯に構成して回動させながら奇麗な部分を通気路
に位置させ、更に、汚れた部分はフィルタークリーニン
グ部材によってクリーニングして再使用するようにした
ので、フィルタークリーニング部材の交換のみで長期間
の使用が可能であり、便利且つ経済的である。
【0055】また、このフィルター部材は、親水性塗装
を施しているので、水を含ませたフィルタークリーニン
グ部材を当接して摺擦または転動することにより、また
は、取り外して水洗いすることにより、容易にクリーニ
ングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキッチンフードの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明のキッチンフードの他の例を示す斜視図
である。
【図3】本発明のキッチンフードの側面図である。
【図4】本発明のキッチンフードの第1の実施形態を示
す横断平面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるフィルター部
材のクリーニング状態を示す部分平面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態におけるフィルターク
リーニング部材の変形例を示す斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるフィルターク
リーニング部材の他の変形例を示す斜視図である。
【図8】本発明のキッチンフードの第2の実施形態にお
けるグリスフィルターボックスの斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施形態におけるグリスフィル
ターボックスの正面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態におけるフィルター
部材駆動手段を詳細に示す斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるフィルター
部材駆動手段を更に詳細に示す斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施形態におけるフィルター
クリーニング部材交換形態を示す正面図である。
【図13】本発明のキッチンフードの第3の実施形態を
示す斜視図である。
【図14】本発明の第3の実施形態におけるグリスフィ
ルターボックスに対するカートリッジ式グリスフィルタ
ーの着脱形態を示す斜視図である。
【図15】本発明の第3の実施形態におけるカートリッ
ジ式グリスフィルターの斜視図である。
【図16】本発明のキッチンフードの第4の実施形態を
示す縦断側面図である。
【図17】本発明の第4の実施形態におけるファン駆動
モータとフィルター駆動モータの運転制御回路のブロッ
ク図である。
【図18】本発明の第4の実施形態における制御装置が
実行する制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第4の実施形態における制御装置が
実行する制御処理の他の例を示すフローチャートであ
る。
【図20】本発明のキッチンフードの第5の実施形態を
示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1…フード本体、2…前カバー、4…グリスフィルタ
ー、4a…フィルター部材、4b…従動ロール、4c…
駆動ロール、4d,4e…フィルタークリーニング部
材、5…グリスフィルターボックス、5b…吸気窓、6
…排気ファン、7…運転スイッチ、8…駆動ハンドル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気路を横断するようにフィルターを設置
    するキッチンフードにおいて、 親水性塗装が施され、環状帯に形成して通気路を横断さ
    せて回動させるように設置したフィルター部材と、回動
    するフィルター部材に当接して該フィルター部材に付着
    した汚れを除去するフィルタークリーニング部材を設け
    たことを特徴とするキッチンフード。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記フィルター部材を
    駆動する自動駆動装置を設け、排気ファンの運転制御ま
    たは運転時間に応じてフィルター部材を所定量駆動する
    ようにしたことを特徴とするキッチンフード。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記フィルター部材を
    駆動する駆動ハンドルを設けたことを特徴とするキッチ
    ンフード。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れか1項において、前記
    フィルタークリーニング部材は、含水性部材で構成し、
    着脱自在にしたことを特徴とするキッチンフード。
  5. 【請求項5】フィルター部材がキッチンフードの通気路
    を横断するように設置されるキッチンフード用フィルタ
    ーにおいて、 前記フィルター部材は、親水性塗装が施され、環状帯に
    形成して前記通気路を横断させて設置するようにしたこ
    とを特徴とするキッチンフード用フィルター。
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