JP2000205295A - ダンパ―ディスク組立体 - Google Patents

ダンパ―ディスク組立体

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JP2000205295A
JP2000205295A JP11010131A JP1013199A JP2000205295A JP 2000205295 A JP2000205295 A JP 2000205295A JP 11010131 A JP11010131 A JP 11010131A JP 1013199 A JP1013199 A JP 1013199A JP 2000205295 A JP2000205295 A JP 2000205295A
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coil spring
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Yasuyuki Hashimoto
恭行 橋本
Hiroshi Uehara
宏 上原
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Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のコイルスプリング組立体においてフ
ロート体に所望の弾性機能を持たせたことによる不具合
を解決する。 【解決手段】 コイルスプリング組立体13は、小コ
イルスプリング31と一対のスプリングシート34とを
備えている。小コイルスプリング31は窓孔21、ばね
支持部11内に配置されている。スプリングシート34
は小コイルスプリング31の円周方向両端に配置されて
いる。スプリングシート34は小コイルスプリングの円
周方向両端を支持するとともに小コイルスプリング31
の内側に係合している。スプリングシート34は弾性樹
脂材料からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンパーディスク
組立体、特に、動力伝達系における捩じり振動を吸収・
減衰するためのダンパーディスク組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のクラッチディスク組立体に用いら
れるダンパーディスク組立体は、入力フライホイールに
連結され得る入力部材と、トランスミッションから延び
るシャフトに連結される出力部材と、入力部材と出力部
材とを回転方向に弾性的に連結するダンパー機構とから
構成されている。入力部材は、摩擦フェーシングとその
内周側に固定された一対の入力プレートとから構成され
ている。出力部材はシャフトに相対回転不能に連結され
たハブからなる。ハブは、シャフトにスプライン係合す
るボスと、ボスから半径方向に延びるフランジとを有し
ている。ダンパー機構は、一対の入力プレートとフラン
ジとを回転方向に弾性的に連結するスプリングと、一対
の入力プレートとフランジとの間で摩擦を発生するため
の摩擦発生機構とから構成されている。一対の入力プレ
ートとハブとが相対回転すると、スプリングが回転方向
に圧縮されて摩擦発生機構で滑りが生じる。その結果、
回転方向の捩じり振動が吸収・減衰される。
【0003】ハブのフランジにはスプリングを収容する
ための窓孔(ばね収容孔)が形成されている。さらに、
一対の入力プレートにはスプリングを支持するためのば
ね支持部(ばね収容部)が形成されている。窓孔はスプ
リングの円周方向両端及び半径方向両側を支持してい
る。ばね支持部はスプリングの円周方向両端、半径方向
両側及び軸方向両側を支持している。これにより、一対
の入力プレートとフランジとが相対回転すると、スプリ
ングは窓孔の円周方向片側端面とばね支持部の円周方向
反対側端面との間で圧縮される。この圧縮時に窓孔又は
ばね支持部の円周方向端面は半径方向外側部分の円周方
向移動量が半径方向内側部の円周方向移動量より大きい
ため、スプリングの外周側部分の円周方向幅は内周側部
分の円周方向幅に比べて短くなっている。このようにス
プリングが非平行に圧縮されると、スプリングにはせん
断応力に加えて曲げ応力が生じ、寿命が短くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】窓孔及び支持部内に配
置されるスプリングの種類として、コイルスプリングの
内側に配置された弾性フロート体が知られている。弾性
フロート体はたとえばゴムとその両端に配置された硬質
樹脂とから形成された円柱形状の部材である。弾性フロ
ート体はダンパーディスク組立体の自由状態において窓
孔及びばね支持部の円周方向両端間で所定角度まで自由
に移動可能である。弾性フロート体は、コイルスプリン
グの圧縮が進んだ途中から窓孔の円周方向片側端とばね
支持部の円周方向反対側端との間で圧縮され、その結果
ダンパー機構の剛性を急激に高める。このようにして、
弾性フロート体はダンパーディスク組立体においてスト
ッパートルクを実現する。
【0005】従来では、スプリングシートは非弾性樹脂
からなり、弾性フロート体とは別途製造されている。そ
のため全体の製造コストが高くなるなどの問題がある。
本発明の目的は、従来のコイルスプリング組立体におい
てフロート体に所望の弾性機能を持たせたことによる不
具合を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のダンパ
ーディスク組立体は、第1回転部材と第2回転部材とコ
イルスプリングと一対のスプリングシートとを備えてい
る。第1回転部材はばね収容孔が形成された板状の部材
である。第2回転部材にはばね収容孔に対応するばね収
容部が形成されている。第2回転部材は第1回転部材の
近傍に配置された板状の部材である。コイルスプリング
は、ばね収容孔とばね収容部内に配置され、第1回転部
材と第2回転部材との間でトルク伝達可能である。一対
のスプリングシートはコイルスプリングの円周方向両端
に配置されている。スプリングシートはコイルスプリン
グの円周方向両端を支持するとともにコイルスプリング
の内側に係合している。スプリングシートはばね収容孔
及びばね収容部の円周方向両端に円周方向から係合可能
である。一対のスプリングシートは弾性樹脂材料からな
る。
【0007】請求項1に記載のダンパーディスク組立体
では、たとえば第2回転部材にトルクが入力されると、
コイルスプリングを介して第1回転部材にトルクが伝達
される。第2回転部材にトルク変動が入力されると、第
1回転部材と第2回転部材とが相対回転し、コイルスプ
リングが回転方向に圧縮される。この結果、捩じり振動
が吸収・減衰される。ここでは、一対のスプリングシー
トを弾性樹脂材料から構成し弾性機能を持たせること
で、従来の弾性フロート体を不要とすることができる。
【0008】請求項2に記載のダンパーディスク組立体
では、請求項1において、一対のスプリングシートは当
接部を有している。当接部はコイルスプリング内に延び
ている。当接部は第1回転部材と第2回転部材が相対回
転して一対のスプリング同士が接近すると互いに当接す
る。
【0009】請求項2に記載のダンパーディスク組立体
では、一対のスプリングシートの当接部同士が互いに当
接することで第1回転部材と第2回転部材の相対回転が
停止される。このとき、一対のスプリングシートは弾性
樹脂材料からなるため、所望の弾性特性をもたらしつつ
比較的大きな荷重を発生する。
【0010】請求項3に記載のダンパーディスク組立体
は、請求項2において、1対のスプリングシートは、ば
ね収容孔及びばね収容部の円周方向両端によって、第1
及び第2回転部材の回転軸に平行な軸回りで回転可能と
なるように支持されている。
【0011】請求項3に記載のダンパーディスク組立体
では、コイルスプリング圧縮時に、スプリングシートが
ばね収容孔及びばね収容部の円周方向両端によって回転
可能に支持されているため、スプリングシートはコイル
スプリングから作用する荷重によって回転し、その結果
スプリングシート同士は従来に比べて平行に圧縮され
る。したがってスプリングシートは十分に大きな荷重を
発生する。
【0012】請求項4に記載のダンパーディスク組立体
は、請求項2において、一対のスプリングシートの当接
部の先端は、半径方向内側端が半径方向外側端より対向
するスプリングシート側に位置する傾斜面となってい
る。
【0013】請求項4に記載のダンパーディスク組立体
では、当接部の先端が傾斜面となっているため、互いに
当接した状態において先端同士が全面的に当接する。こ
れにより、一対のスプリングシートにより発生する荷重
が十分に大きくなる。
【0014】請求項5に記載のダンパーディスク組立体
は、請求項1において、フロート体をさらに備えてい
る。フロート体はコイルスプリング内に配置されてい
る。フロート体は一対のスプリングシートより剛性が高
い。フロート体の円周方向両端面は第1及び第2回転部
材の回転軸に交差する断面において円弧形状である。
【0015】請求項5に記載のダンパーディスク組立体
では、フロート体は一対のスプリングシートより剛性が
高いため、一対のスプリングシートがフロート体を挟ん
だ状態で、一対のスプリングシートはフロート体の円周
方向両端面に沿って弾性変形する。これにより、一対の
スプリングシートとフロート体とが全面的に当接し、十
分に大きな荷重を発生する。
【0016】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1に本発明の一実施形態としてのクラッチディスク組
立体1の断面図を示し、図2にその平面図を示す。クラ
ッチディスク組立体1は、車両のクラッチ装置に用いら
れる動力伝達装置であり、クラッチ機能とダンパー機能
とを有している。クラッチ機能とはフライホイール(図
示せず)に連結及び離反することによってトルクの伝達
及び遮断をする機能である。ダンパー機能とは、ばね等
によりフライホイール側から入力されるトルク変動を吸
収・減衰する機能である。
【0017】図1においてO−Oがクラッチディスク組
立体1の回転軸線である。図1の左側にエンジン及びフ
ライホイール(図示せず)が配置され、図1の右側にト
ランスミッション(図示せず)が配置されている。さら
に、図2の矢印R1側がクラッチディスク組立体1の回
転方向駆動側(正側)であり、矢印R2がその反対側
(負側)である。
【0018】クラッチディスク組立体1は、主に、入力
回転体2と、スプラインハブ3と、入力回転体2とスプ
ラインハブ3との間に配置されたダンパー機構4とから
構成されている。
【0019】入力回転体2は、フライホイール(図示せ
ず)からトルクが入力される部材である。入力回転体2
は主にクラッチプレート5及びリテーニングプレート6
(第2回転部材)とクラッチディスク12とから構成さ
れている。クラッチプレート5とリテーニングプレート
6は、ともに板金製の円坂状又は環状の部材であり、軸
方向に所定の間隔をあけて配置されている。クラッチプ
レート5はエンジン側に配置され、リテーニングプレー
ト6はトランスミッション側に配置されている。クラッ
チプレート5とリテーニングプレート6は板状連結部7
により互いに固定され、その結果軸方向の間隔が定めら
れるとともに一体回転するようになっている。
【0020】クラッチディスク12は、図示しないフラ
イホイールに押しつけられ連結する部分である。クラッ
チディスク12はクッションニングプレートや摩擦フェ
ーシングから構成されている。クラッチディスク12は
リベット10によりクラッチプレート5及びリテーニン
グプレート6の外周部に固定されている。
【0021】クラッチプレート5及びリテーニングプレ
ート6には、それぞれ中心孔が形成されている。この中
心孔内にはスプラインハブ3が配置されている。スプラ
インハブ3には図示しないトランスミッションから延び
るシャフトがスプライン係合している。スプラインハブ
3の外周側においてプレート5,6の軸方向間にはハブ
フランジ8(第1回転部材)が配置されている。ハブフ
ランジ8は中心孔が形成された円坂状の部材である。ハ
ブフランジ8は、コイルスプリング9によってスプライ
ンハブ3に回転方向に連結されている。
【0022】次に、プレート5,6とハブフランジ8の
間に設けられたダンパー機構4の構造について説明す
る。ダンパー機構4は複数のコイルスプリング組立体1
3から構成されている。各コイルスプリング組立体13
は、大コイルスプリング30と、小コイルスプリング3
1と、小コイルスプリング31の両端に配置された一対
のスプリングシート34とから構成されている。
【0023】次に、プレート5,6及びハブフランジ8
におけるコイルスプリング組立体13を支持する部分の
構造について、さらにそれら部分とコイルスプリング組
立体13との関係について詳細に説明する。
【0024】ハブフランジ8には回転方向に等間隔で4
つの窓孔21が形成されている。窓孔21は回転方向に
長く延びる形状である。窓孔21の縁は、円周方向両側
の当接部24(円周方向両端)と、外周側の外周部22
と、内周側の内周部23とから構成されている。当接部
24は、窓孔21の円周方向中心を通る半径方向の線に
概ね平行に形成されている。外周部22はクラッチディ
スク組立体1の回転方向に沿って湾曲して延び、内周部
23は当接部24に対して概ね垂直に延びている。当接
部24の半径方向中間部分には切欠き27が設けられて
いる。切欠き27はクラッチディスク組立体1の円周方
向(回転方向)に開いた円弧形状である。これにより、
窓孔21の当接部24は、切欠き27とその半径方向両
側の直線部25,26とから構成されている。
【0025】この窓孔21内にコイルスプリング組立体
13が配置されている。大コイルスプリング30は円周
方向両端が当接部24に支持されている。具体的には、
大コイルスプリング30の円周方向両端の半径方向両側
部分が当接部24の直線部25,26にそれぞれ当接又
は近接している。小コイルスプリング31は、線径及び
コイル径が大コイルスプリング30に比べて小さいばね
であり、大コイルスプリング30に比べてばね定数が小
さい。小コイルスプリング31は大コイルスプリング3
0内に配置されている。小コイルスプリング31は円周
方向両端がスプリングシート34(後述)を介して当接
部24に支持されている。
【0026】次に、スプリングシート34の構造につい
て説明する。スプリングシート34は全体が弾性樹脂材
料から一体に成形されている。弾性樹脂材料としては熱
可塑性ポリエステル・エラストマー等がある。図5に示
すように、スプリングシート34は、軸方向に長く延び
る部材であり、支持部41と突出部42と回転部43と
規制部44と突出部51とから構成されている。
【0027】支持部41は、軸方向に長く延び平坦な支
持面41aを片側に有している。突出部42は支持面4
1aの軸方向中間部分から円周方向に突出している。突
出部42は、概ね円柱形状であり、当接面42aと外周
面42bを有している。当接面42aは平坦な面であ
り、互いに対して平行である。支持面41aの軸方向両
縁は同一の円の円弧となっている。小コイルスプリング
31がスプリングシート34に組み付けられた状態で
は、小コイルスプリング31の円周方向端部は支持面4
1aに円周方向から当接し、小コイルスプリング31の
内側は外周面42bに当接している。小コイルスプリン
グ31の内径が自由状態で外周面42bより小さい場合
は、小コイルスプリング31の両端は外周面42bを締
め付けている。なお、図3に示すように、小コイルスプ
リング31の外径は支持面41aの軸方向両端縁とほぼ
一致している。
【0028】回転部43(係合部)は支持部41の突出
部42と反対側に設けられている。回転部43は支持部
41からさらに軸方向両側に延びている。回転部43の
支持部41と反対側には係合面43aが形成されてい
る。係合面43aはクラッチディスク組立体1の軸方向
と垂直に交差する断面又は平面視において円弧形状とな
っている。係合面43aの軸方向中間部は窓孔21の切
欠き27に係合している。このため、スプリングシート
34は、当接部24に対して円周方向内側(対向するス
プリングシート34側)に離脱可能に、かつ、当接部2
4によって支持された状態でクラッチディスク組立体1
の回転軸O−Oと平行な軸Cの回りで回転が可能となっ
ている。なお、この回転軸Cはスプリングシート34,
特に支持部41上に位置している。
【0029】係合面43aの支持部41と反対側には2
つの規制部44が設けられている。2つの規制部44は
軸方向中間部分において軸方向に間隔を開けて形成され
ている。規制部44は概ね三ヶ月形状であり係合面43
a全体にわたって延びている。2つの規制部44はハブ
フランジ8の軸方向両側に位置している。すなわち2つ
の規制部44は、ハブフランジ8において切欠き27か
らさらに円周方向外側の部分に対して軸方向に対向して
いる。この結果、スプリングシート34は窓孔21の円
周方向端部に係合した状態ではハブフランジ8に対して
軸方向両側への移動が制限されている。
【0030】回転部43の支持部41側には対向面43
bが形成されている。対向面43bは支持部41の軸方
向両側に形成されている。対向面43bは軸方向に垂直
に交差する断面又は平面視において円弧形状であり、そ
の半径方向両側部分は半径方向中間部分に比べて円周方
向外側に位置している。これにより、対向面43bの半
径方向両端は、スプリングシート34が軸C回りで回転
した状態でも大コイルスプリング30に当接しにくくな
っている。なお、対向面43bの円弧は係合面43aの
円弧より半径が大きい。
【0031】図4に示すように、支持面41aは当接部
16の直線部17,18よりさらに円周方向内側(対向
するスプリングシート34側)に位置している。これに
より、小コイルスプリング31の円周方向端面と直線部
17,18との間に所定の隙間S2が確保されている。
なお、隙間S2の大きさは、小コイルスプリング31の
圧縮時でも直線部17,18等に接触しないように設定
されている。
【0032】突出部51は互いに当接することでストッ
パートルクを実現するための構造である。図5に示すよ
うに、突出部51は突出部42から延びる延長部52
と、延長部52に設けられた当接部53とから構成され
ている。延長部52及び当接部53は突出部42より径
が小さくなっており、小コイルスプリング31の内側か
ら間隔を開けて配置されている。当接部53は、延長部
52より径が大きい外周面55と、先端の当接面54と
を有している。当接面54と外周面55との間には面取
り56が形成されている。
【0033】クラッチプレート5及びリテーニングプレ
ート6の外周部には回転方向に等間隔で4つのばね支持
部11が形成されている。各ばね支持部11は軸方向に
貫通した孔である。ばね支持部11は窓孔21に位置及
び形状が対応して形成されている。各ばね支持部11に
は外周側覆い部14と内周側覆い部15が形成されてい
る。外周側覆い部14は絞り加工により形成された起こ
し部であり、コイルスプリング組立体13の軸方向外側
及び半径方向外方への移動を制限するためのものであ
る。内周側覆い部15は、プレート本体から一体に切り
起こされた形状であり、コイルスプリング組立体13の
軸方向外側及び半径方向内側の移動を制限するためのも
のである。なお、内周側覆い部15の円周方向両端はプ
レート本体から切り起こされているが、外周側覆い部1
4の円周方向両端は外周側部分から半径方向内側に延び
る補強部14aを有している。補強部14aはプレート
体から垂直に延びている。
【0034】ばね支持部11は、外周側覆い部14から
なる外周縁と、概ね内周側覆い部15からなる内周縁
と、円周方向両側の当接部16とを有している。当接部
16には半径方向中間部に切欠き19が形成されてい
る。切欠き19は切欠き27に対応して同様の形状とな
っている。すなわち、当接部16においては、半径方向
両側の直線部17,18と、その間に形成された切欠き
19とから構成されている。なお、外周側の直線部17
は概ね補強部14aの内側面で形成され、内周側の直線
部18は内周側覆い部15の切り起こしにより形成され
たせん断面から構成されている。
【0035】プレート5,6の切欠き19に回転部43
の係合面43a(特に軸方向両側部分)が係合してい
る。これにより、スプリングシート34は、当接部16
に対して円周方向内側(対向するスプリングシート34
側)に離脱可能に、かつ、当接部16によって支持され
た状態でクラッチディスク組立体1の回転軸O−Oに平
行な軸C回りで回転可能となっている。
【0036】また、一方の規制部44はプレート5の軸
方向内側(プレート6側)に位置し、他方の規制部44
はプレート6の軸方向内側(プレート5側)に位置して
いる。すなわち2つの規制部44は、プレート5,6に
おいて切欠き27からさらに円周方向外側の部分に対し
て軸方向に対向している。この結果、スプリングシート
34はばね支持部11の円周方向端部に係合した状態で
はプレート5,6に対して軸方向両側への移動が制限さ
れている。
【0037】また、対向面43bは大コイルスプリング
30の円周方向端面の軸方向両側部分と対向している。
しかし、対向面43bは直線部17,18に対して円周
方向外側に位置しており、これにより、大コイルスプリ
ング30の円周方向端面と対向面43bとの間に所定の
隙間S1が確保されている。この隙間S1は、大コイル
スプリング30が最も圧縮された状態でも対向面43b
に接触しないように設定されている。
【0038】以上をまとめると、小コイルスプリング3
1は両回転部材(プレート5,6とハブフランジ8)に
回動自在に支持されたスプリングシート34のみを介し
て両回転部材に支持されている。また、大コイルスプリ
ング30は両回転部材に直接支持されており、スプリン
グシート34に荷重を与えない構成となっている。
【0039】スプリングシート34の当接面54aは、
中立状態で平面から見て当接部16,24の直線部1
7,18,25,26に平行であるが、スプリングシー
ト34が回転軸C回りで回転すると直線部17,18,
25,26に対して傾くことが可能である。
【0040】次に、図11及び図12を用いてダンパー
機構4の動作について説明する。図12は中立状態であ
り、プレート5,6とハブフランジ8とは相対回転して
いない。図12の状態からプレート5,6を他の部材に
回転不能に固定しておき、それに対してハブフランジ8
を回転方向R2側に回転させていく。すると、ハブフラ
ンジ8の窓孔21のR1側当接部24と、プレート5,
6のばね支持部11のR2側当接部16との間で大コイ
ルスプリング30と小コイルスプリング31とが並列に
圧縮されていく。図12の状態になると、一対のスプリ
ングシート34は当接面54同士が互いに当接し、両回
転部材(プレート5,6とハブフランジ8)の相対回転
が停止する。このとき一対のスプリングシート34によ
って十分に大きなストッパートルクが得られる。
【0041】大コイルスプリング30と小コイルスプリ
ング31が圧縮されていく途中では、窓孔21のR1側
当接部24においては半径方向外側部分が内側部分に比
べて回転方向の移動量が大きいため、大コイルスプリン
グ30及び小コイルスプリング31は外周側部分の圧縮
量が内周側部分の圧縮量より大きくなることが考えられ
る。しかし、小コイルスプリング31は回転可能な一対
のスプリングシート34に支持されているため、小コイ
ルスプリング31は従来に比べて平行状態に近い状態で
圧縮される。すなわち、スプリングシート34は小コイ
ルスプリング31から作用する荷重により切欠き19,
27に対して押しつけられることで回動する。具体的に
は、R1側のスプリングシート34は当接面42aが半
径方向外側を向くように、R2側のスプリングシート3
4は当接面42aが半径方向内側を向くように回転す
る。
【0042】上記動作中におけるスプリングシート34
の支持状態をより詳細に説明する。R1側のスプリング
シート34は窓孔21のR1側当接部24に支持されて
おり、R2側のスプリングシート34はばね支持部11
のR2側当接部16に支持されている。より具体的に
は、R1側のスプリングシート34はその回転部43の
係合面43a特に軸方向中間部分が当接部24の切欠き
27によってクラッチディステク組立体1の円周方向に
支持されている。また、R2側のスプリングシート34
はその回転部43の係合面43a特に軸方向両側部分が
プレート5,6の当接部16の切欠き19によってクラ
ッチディス組立体1の円周方向にそれぞれ支持されてい
る。以上の状態において各スプリングシート34は各切
欠き19,27に対して小コイルスプリング31によっ
て付勢されて、切欠き19,27の形状に沿って回転す
るようになっている。
【0043】また、小コイルスプリング31のR1側端
とハブフランジ8の当接部24(特に直線部25)との
間には、最も相対回転角度が大きくなった状態でも、円
周方向に隙間が確保されている。すなわち、小コイルス
プリング31は圧縮時にハブフランジ8に接触すること
はない。このため、小コイルスプリング31からの荷重
はすべてスプリングシート34に作用し、スプリングシ
ート34を回転させる。さらに、大コイルスプリング3
0の両端は各スプリングシート34の対向面43bとの
間には、最も相対回転角度が大きくなった状態でも円周
方向に隙間が確保されている。すなわち、大コイルスプ
リング30は圧縮時にスプリングシート34に接触する
ことはない。このためスプリングシート34が切欠き1
9,27に対して必要以上に強く押しつけられることは
ない。そのため、スプリングシート34が切欠き19,
27に対して回転軸C回りで回転するときに大きな摺動
抵抗が発生しない。
【0044】以上に述べたように、小コイルスプリング
31は従来に比べて平行に圧縮されることで曲げ応力が
発生しにくい。そのため小コイルスプリング31の耐久
性が向上する。
【0045】スプリングシート34は小コイルスプリン
グ31からの荷重によって回転し、当接面54同士が互
いに平行に向き合う。したがって当接面54同士が全面
的に当接する。すなわち両当接面54に対してほぼ垂直
に力が作用する。さらに言い換えると、図20に示す当
接状態でスプリングシート34はほぼ平行に圧縮されて
おり、十分に大きな荷重を発生する。また、平行圧縮に
よりスプリングシート34の耐久性が向上する。
【0046】以上に説明したように、一対のスプリング
シート34同士は、プレート5,6とハブフランジ8と
が相対回転したときに互いに当接し、大きな荷重を発生
し所望のストッパートルクを実現する。ここでは、一対
のスプリングシート34が弾性樹脂材料からなるため、
所望の弾性機能が得られる。スプリングシート34は、
突出部51が主に圧縮され、特に、径の小さい延長部5
2での圧縮量が大きい。
【0047】この実施形態では、従来の弾性フロート体
を不要とすることができ、部品点数が少なくなるととも
に製造コストが低くなる。第2実施形態 図13〜図15に示す第2実施形態においては、第1実
施形態と異なる点のみを詳細に説明して、同様の部分は
説明を省略する。
【0048】各コイルスプリング組立体13は、大コイ
ルスプリング30と、小コイルスプリング31と、小コ
イルスプリング31の両端に配置された一対のスプリン
グシート64とから構成されている。
【0049】一対のスプリングシート64は全体が弾性
樹脂材料から一体に成形されている。弾性樹脂材料とし
ては熱可塑性ポリエステル・エラストマー等がある。ス
プリングシート64は主に支持部65と突出部66とか
ら構成されている。支持部65は軸方向に長く延びてい
る。支持部65は一方に平坦な支持面68を有し、他方
側に台形形状の係合面69を有している。すなわち支持
部65は平面視又は軸方向に交差する断面において概ね
台形形状となっている。支持部65はその半径方向中間
部が切欠き27に円周方向から係合している。この状態
でスプリングシート64は当接部24に対してクラッチ
ディスク組立体1の円周方向内側(対向するスプリング
シート64側)には離脱可能に、かつ、半径方向移動又
は回転は不能に支持されている。
【0050】突出部66は互いに当接することでストッ
パートルクを実現するための構造である。突出部66は
支持面68側に設けられ、支持面68の軸方向中間から
円周方向に延びている。突出部66は外周面70と先端
の当接面71とを有している。突出部66は概ね円柱形
状であり、支持面68の軸方向中間部分から円周方向に
向かって延びている。突出部66は支持面68側の根元
部分から先端に向かって徐々に径が小さくなる円柱形状
である。ただし、突出部66は、半径方向外側部分は支
持面68から垂直に延びており、半径方向内側の縁は先
端にいくに従って半径方向外側に近づくように傾斜して
いる。これにより、突出部66の外周面70は、半径方
向外側部分が小コイルスプリング31の内側面半径方向
外側に当接又は近接している。さらに、突出部66の外
周面70の根元部分すなわち支持面68に近接した部分
の径は小コイルスプリング31の内径とほぼ同一であ
る。当接面71は突出部66の先端において軸方向に沿
って延びる平坦な面であり、半径方向内側部分が半径方
向外側部分に比べて円周方向内側即ち対向するスプリン
グシート64側に位置している。すなわち当接面71は
傾斜面となっている。別の表現では、当接面71は当接
部16の直線部17,18や当接部24の直線部25,
26に対して平行でなく、傾いている。具体的には、対
向する当接面71同士は半径方向内側が外側に比べて近
接している。さらに、両当接面71は、平面から見て、
クラッチディスク組立体1の中心Oを通るある2本の直
線とそれぞれ一致する傾斜角度を有している。
【0051】係合面69の支持部65と反対側には2つ
の規制部67が設けられている。2つの規制部67は軸
方向中間部分において軸方向に間隔を開けて形成されて
いる。規制部67は係合面69全体にわたって延びてい
る。2つの規制部67はハブフランジ8の軸方向両側に
位置している。すなわち2つの規制部67は、ハブフラ
ンジ8において切欠き27からさらに円周方向外側の部
分に対して軸方向に対向している。この結果、スプリン
グシート64は窓孔21の円周方向端部に係合した状態
ではハブフランジ8に対して軸方向両側への移動が制限
されている。
【0052】支持面68には、小コイルスプリング31
の両端及び大コイルスプリング30の両端(特に軸方向
両側部分)が支持されている。大コイルスプリング30
の両端(特に半径方向両側部分)は、ハブフランジ8の
当接部24とプレート5,6の当接部16に支持されて
いる。小コイルスプリング31の軸方向両端は(特に半
径方向両側部分)は、ハブフランジ8の当接部24に支
持されている。
【0053】プレート5,6の切欠き19に支持部65
の係合面69(特に軸方向両側部分)が係合している。
これにより、スプリングシート64は、当接部16に対
してクラッチディスク組立体1の円周方向内側(対向す
るスプリングシート64側)に離脱可能に、かつ、半径
方向に移動不能になっている。
【0054】一方の規制部67はプレート5の軸方向内
側(プレート6側)に位置し、他方の規制部67はプレ
ート6の軸方向内側(プレート5側)に位置している。
すなわち2つの規制部67は、プレート5,6において
切欠き19からさらに円周方向外側の部分に対して軸方
向に対向している。この結果、スプリングシート64は
ばね支持部11の円周方向端部に係合した状態ではプレ
ート5,6に対して軸方向両側への移動が制限されてい
る。
【0055】次に、図14及び図15を用いてダンパー
機構4の動作について説明する。図14は中立状態であ
り、プレート5,6とハブフランジ8とは相対回転して
いない。図14の状態からプレート5,6を他の部材に
回転不能に固定しておき、それに対してハブフランジ8
を回転方向R2側に回転させていく。すると、ハブフラ
ンジ8の窓孔21のR1側当接部24と、プレート5,
6のばね支持部11のR2側当接部16との間で大コイ
ルスプリング30と小コイルスプリング31とが並列に
圧縮されていく。図15の状態になると、一対のスプリ
ングシート34は当接面71同士が互いに当接し、両回
転部材(プレート5,6とハブフランジ8)の相対回転
が停止する。このとき一対のスプリングシート64によ
って十分に大きなストッパートルクが得られる。
【0056】大コイルスプリング30及び小コイルスプ
リング31が圧縮される途中で、R1側のスプリングシ
ート64はハブフランジ8の回転とともに移動し、その
半径方向外側部分の移動量は半径方向内側部分の移動量
より大きい。その結果、図15に示す当接状態で、両ス
プリングシート64の当接面71同士は互いに平行に向
き合う。したがって当接面71同士が全面的に当接し、
当接面71に垂直な方向に荷重が発生する。この結果、
スプリングシート64は十分に大きな荷重を発生する。
【0057】上記動作中におけるスプリングシート64
の支持状態をより詳細に説明する。R1側のスプリング
シート64はハブフランジ8の窓孔21のR1側当接部
24に支持されており、R2側のスプリングシート64
はプレート5,6のばね支持部11のR2側当接部16
に支持されている。より具体的には、R1側のスプリン
グシート64はその支持部65の係合面69の特に軸方
向中間部分が当接部24の切欠き27によってクラッチ
ディスク組立体1の円周方向に支持されている。 ま
た、R2側のスプリングシート64はその支持部65の
係合面69特に軸方向両側部分がプレート5,6の当接
部16の切欠き19によってクラッチディスク組立体1
の円周方向にそれぞれ支持されている。
【0058】以上に説明したように、一対のスプリング
シート64同士は、プレート5,6とハブフランジ8と
が相対回転したときに互いに当接し、大きな荷重を発生
し所望のストッパートルクを実現する。ここでは、一対
のスプリングシート64が弾性樹脂材料からなるため、
所望の弾性機能が得られる。
【0059】この実施形態では、従来の弾性フロート体
を不要とすることができ、部品点数が少なくなるととも
に製造コストが低くなる。第3実施形態 図16から図18に示す第3実施形態では、第2実施形
態と同様の部分についての説明は省略し、異なる部分を
主に説明する。
【0060】コイルスプリング組立体13は、大コイル
スプリング30,小コイルスプリング31,1対のスプ
リングシート、フロート体81とから構成されている。
大コイルスプリング30及び小コイルスプリング31は
前記実施形態と同様である。
【0061】一対のスプリングシート64は全体が弾性
樹脂材料から一体に成形されている。弾性樹脂材料とし
ては熱可塑性ポリエステル・エラストマー等がある。一
対のスプリングシート64は、支持部65と突出部75
とを有している。支持部65の構造は前記実施形態と同
様である。突出部75は、支持面68の軸方向中間から
円周方向に延びる円柱形状である。すなわち、突出部7
5は外周面76と当接面77とを有している。
【0062】この実施形態では、小コイルスプリング3
1内において一対のスプリングシート64間にフロート
体81が配置されている。フロート体81は概ね円柱形
状の部材であり、小コイルスプリング31の内径よりわ
ずかに小さい外径を有している。フロート体81の円周
方向長さ又は角度は一対のスプリングシート64の当接
面77同士の円周方向長さまたは角度より小さい。すな
わち、フロート体81は一対のスプリングシート64間
で円周方向に移動可能である。フロート体81は、例え
ば硬質樹脂などの材料からなり、一対のスプリングシー
ト64より剛性が高い。また、フロート体81の円周方
向両端面82は滑らかに湾曲している。より具体的に
は、端面82の半径方向両側部分は半径方向中間部分に
比べて円周方向内側に位置するようになっている。この
ようにして端面82は軸方向にストレートに延びるが、
平面視または軸方向に交差する断面においては円弧とな
るように湾曲している。
【0063】フロート体81は、スプリングシート64
との組合せでスプリングシート64の剛性を調整可能と
するためのものである。フロート体81は窓孔21及び
ばね支持部11内でさらに大コイルスプリング30及び
小コイルスプリング31内に配置されている。フロート
体81は小コイルスプリング31内で一対のスプリング
シート64の円周方向間に所定距離又は角度移動可能に
なっている。
【0064】図17に示す状態から図18に示す状態に
移行する動作について説明する。図17は中立状態であ
り、プレート5,6とハブフランジ8とは相対回転して
いない。図17の状態からプレート5,6を他の部材に
回転不能に固定しておき、それに対してハブフランジ8
を回転方向R2側に回転させていく。すると、ハブフラ
ンジ8の窓孔21のR1側当接部24と、プレート5,
6のばね支持部11のR2側当接部16との間で大コイ
ルスプリング30と小コイルスプリング31とが並列に
圧縮されていく。図18の状態になると、一対のスプリ
ングシート64がフロート体81を挟み、両回転部材
(プレート5,6とハブフランジ8)の相対回転が停止
する。このとき一対のスプリングシート64によって十
分に大きなストッパートルクが得られる。また、スプリ
ングシート64が弾性樹脂材料からなるため、スプリン
グシート64によって所望の弾性が得られる。
【0065】図17と図18の途中の段階での動作につ
いて説明する。プレート5,6とハブフランジ8との相
対回転が大きくなると、やがてフロート体81の端面8
2とスプリングシート64の当接面77とが当接する。
より正確には、初めは端面82の半径方向外側部分と当
接面77の半径方向外側部分のみが当接している。この
状態でさらに相対回転が大きくなると、フロート体81
によって突出部75が弾性変形されていく。より具体的
には、突出部75は半径方向外側部分から圧縮されてい
き、徐々に半径方向内側が端面82によって圧縮されて
いく。この結果図18に示す状態では当接面77と端面
82とは全面的に当接している。この状態で突出部75
は半径方向外側部分が半径方向内側部分より圧縮量が大
きくなっている。全面的に当接していることによって、
一対のスプリングシート64は十分に大きな荷重を発生
することができる。また、フロート体81の端面82が
円弧形状であるため、一対のスプリングシート64の弾
性変形が確実にかつスムーズに行われる。すなわち当接
初期段階においてフロート体81の姿勢が安定し、それ
以降スプリングシート64が安定して圧縮されていく。
〔他の実施形態〕前記実施形態ではハブフランジ8はス
プラインハブ3と分離していたが、一体に形成されてい
てもよい。
【0066】また、本発明に係るダンパーディスク組立
体は、クラッチディスク組立体のみならず、フライホイ
ール組立体のダンパー機構やトルクコンバータのロック
アップダンパーにも採用可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明に係るダンパーディスク組立体で
は、一対のスプリングシートを弾性樹脂材料から構成し
弾性機能を持たせることで、従来の弾性フロート体を不
要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのクラッチカバー
クラッチディスク組立体の縦断面概略図。
【図2】クラッチディスク組立体の平面図。
【図3】図1の部分拡大図。
【図4】図2の部分拡大図。
【図5】スプリングシートの斜視図。
【図6】スプリングシートの斜視図。
【図7】スプリングシートの正面図。
【図8】スプリングシートの背面図。
【図9】スプリングシートとハブフランジとの関係を説
明するための概略部分平面図。
【図10】スプリングシートと他の部材との関係を説明
するための概略部分側面図。
【図11】ダンパー機構の動作を説明するための概略平
面図。
【図12】ダンパー機構の動作を説明するための概略平
面図。
【図13】第2実施形態におけるスプリングシートの斜
視図。
【図14】ダンパー機構の動作を説明するための概略平
面図。
【図15】ダンパー機構の動作を説明するための概略平
面図。
【図16】第3実施形態におけるスプリングシートの斜
視図。
【図17】ダンパー機構の動作を説明するための概略平
面図。
【図18】ダンパー機構の動作を説明するための概略平
面図。
【符号の説明】
1 クラッチディスク組立体 2 入力回転体 3 スプラインハブ 5 クラッチプレート 6 リテーニングプレート 8 ハブフランジ 11 ばね支持部 13 コイルスプリング組立体 21 窓孔 34 スプリングシート 41 支持部 42 係合部 43 回転部 44 規制部 51 突出部 52 延長部 53 当接部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばね収容孔が形成された板状の第1回転部
    材と、 前記ばね収容孔に対応するばね収容部が形成され前記第
    1回転部材の近傍に配置された板状の第2回転部材と、 前記ばね収容孔と前記ばね収容部内に配置され、前記第
    1回転部材と前記第2回転部材との間でトルク伝達可能
    なコイルスプリングと、 前記コイルスプリングの円周方向両端に配置され、前記
    コイルスプリングの円周方向両端を支持するとともに前
    記コイルスプリングの内側に係合し、前記ばね収容孔及
    び前記ばね収容部の円周方向両端に円周方向から係合可
    能な弾性樹脂材料からなる1対のスプリングシートと、
    を備えたダンパーディスク組立体。
  2. 【請求項2】前記1対のスプリングシートは、前記コイ
    ルスプリング内に延び、前記第1回転部材と前記第2回
    転部材が相対回転して前記1対のスプリングシート同士
    が接近すると、互いに当接する当接部を有している、請
    求項1に記載のダンパーディスク組立体。
  3. 【請求項3】前記1対のスプリングシートは、前記ばね
    収容孔及び前記ばね収容部の前記円周方向両端によっ
    て、前記第1及び第2回転部材の回転軸に平行な軸回り
    で回転可能となるように支持されている、請求項2に記
    載のダンパーディスク組立体。
  4. 【請求項4】前記1対のスプリングシート前記当接部の
    先端は、半径方向内側端が半径方向外側端より対向スプ
    リングシート側に位置する傾斜面となっている、請求項
    2に記載のダンパーディスク組立体。
  5. 【請求項5】前記コイルスプリング内に配置され、前記
    1対のスプリングシートより剛性が高いフロート体をさ
    らに備えている、請求項1に記載のダンパーディスク組
    立体。
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