JP2000204855A - 電磁シ―ルドガラス窓 - Google Patents

電磁シ―ルドガラス窓

Info

Publication number
JP2000204855A
JP2000204855A JP11004082A JP408299A JP2000204855A JP 2000204855 A JP2000204855 A JP 2000204855A JP 11004082 A JP11004082 A JP 11004082A JP 408299 A JP408299 A JP 408299A JP 2000204855 A JP2000204855 A JP 2000204855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
shielding
sash
electromagnetic
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11004082A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Murashige
正省 村重
Shinichi Tamanaga
慎一 玉永
Jiyouta Kusayama
丈太 草山
Hiroshi Tsuchida
土田  浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Kajima Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp, Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical Kajima Corp
Priority to JP11004082A priority Critical patent/JP2000204855A/ja
Publication of JP2000204855A publication Critical patent/JP2000204855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズや製品の種類(例えばシールド材料の
種類、ガラスの種類、全体の厚み等)が工場製作の規格
に限定されず施工現場の要求に柔軟に対処でき、窓ガラ
スとサッシとの間に導電性ゴム等による導電性のシール
材やガスケットなどを介装する必要がなく、電磁遮蔽性
能や施工性を向上できるとともにコストも低減できる電
磁シールドガラス窓を得る。 【解決手段】 シールド材料を2枚のガラス材料の間に
挟み込む電磁シールドガラス窓において、シールド材料
2の周縁部をノンシールドガラス材料1a,1bよりも
外方に突出させ、この突出部2aをサッシ4に直接接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁シールドガラ
ス窓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ホテルや病院などのように移動性
のある作業の比率の高い建物では、ビル内線電話のコー
ドレス化が計画され、建物内の情報通信に電波が使用さ
れることが多い。かかる場合に、他の建物などに対して
は電磁波を出さない、また、他の建物など他エリアから
の混信防止等の目的で、建物サイドでの電磁シールドが
求められ、建物の開口部においては電磁波遮蔽機能を確
保する必要がある。
【0003】そして、建物の開口部である窓には、従来
から例えば図2、図3に示すような電磁シールドガラス
を使用しており、図2に示す窓ガラス11は、メッシュ
(細線で縒られた布状のもの)を導電性材料すなわち電
磁シールド層12として中間に配したものである。
【0004】かかる窓ガラス11の電磁遮蔽性能を高める
には、窓ガラス11に取り付けた電磁遮蔽部材である電磁
シールド層12の接地(アース)を確実にする必要があ
り、そのためには、電磁シールド層12を中間に配した窓
ガラス11の周縁部を導電性塗料13とガラスのシーリング
材としての導電性ゴム14を介して導電性のサッシ15に圧
着固定している。この導電性塗料13は電磁シールド層12
に接続して導電性ゴム14との接続面を広く確保する役割
をなす。
【0005】また、図3に示す窓ガラス16はある程度の
膜厚を有する金属膜や導電性フィルムを一方のガラス面
に付着させて電磁シールド層17を形成するもので、導電
性ゴム14を介して導電性のサッシ15に圧着固定してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図2、図3に示した前
記従来例のガラス窓は、導電性材料すなわち電磁シール
ド層がガラス材料に製造工程で配設された既成の市販品
である。このため、コスト高であり、またサイズも工場
製作の規格に限定されてしまい、施工現場での要求に柔
軟に対応できないことがある。
【0007】また、光学的透過性を考慮すると、工場で
製造する製品の種類(例えばシールド材料の種類、ガラ
スの種類、全体の厚み等)が限定され、その結果、電磁
遮蔽の要求性能が高い場合は、ガラス窓を複層にする必
要も生じ、施工性がよくない。
【0008】さらに、電磁シールド層12、17を接地する
にはサッシ15との間に導電性塗料13や導電性ゴム14など
を介装する必要があり、この部分で電磁遮蔽性能が低下
するおそれがある。
【0009】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、サイズや製品の種類(例えばシールド材料の種類、
ガラスの種類、全体の厚み等)が工場製作の規格に限定
されず施工現場の要求に柔軟に対処でき、窓ガラスとサ
ッシとの間に導電性のシール材やガスケット)などを介
装する必要がなく、電磁遮蔽性能や施工性を向上できる
とともにコストも低減できる電磁シールドガラス窓を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、シールド材料を2枚のガラス材料の
間に挟み込む電磁シールドガラス窓において、シールド
材料の周縁部をガラス材料よりも外方に突出させ、この
突出部分をサッシに直接接続することを要旨とするもの
である。
【0011】第2に、2枚のガラス材料はそれぞれノン
シールドガラス材料で形成し、一方のノンシールドガラ
ス材料をサッシに取り付け、このノンシールドガラス材
料の内側にシールド材料を取り付け、そのさらに内側に
位置させてシールド材料を挟むようにして他方のノンシ
ールドガラス材料をサッシに取り付けることを要旨とす
るものである。
【0012】請求項1記載の本発明によれば、シールド
材料の端をサッシに直接接続するから、電磁遮蔽性能の
精度がよく、また、従来必要とした、窓ガラスとサッシ
との間に介装する導電性ゴム等による導電性のシール材
や導電性ガスケットなどが不要となり施工性も向上し、
コストも低減できる。
【0013】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、2枚の通常のノンシールドガラス材料の間に
シールド材料を現場で挟み込むから、窓ガラスのサイズ
や厚み、シールド材料の種類などを現場の要求に合わせ
て自由に決定できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の電磁シールド
ガラス窓の実施の形態を示す要部の横断平面図で、本発
明の電磁シールドガラス窓は2枚の通常のノンシールド
ガラス材料1a,1bと、この間に挟まれるシールド材
料(金属などの導電性材料)2とで窓ガラス3を構成す
る。
【0015】このノンシールドガラス材料1a,1bは
縦横のサイズや厚さを現場の要求に適合するよう自由に
決定され、また、シールド材料2の形態の種類もネット
状、メッシュ状、フィルム状など自由に選択できる。
【0016】そして、シールド材料2のサイズは、ノン
シールドガラス材料1a,1bの間に挟み込んだ状態
で、ノンシールドガラス材料1a,1bの外方に周辺部
分が突出するように、ノンシールドガラス材料1a,1
bのサイズよりも一回り大きく形成する。
【0017】かかる2枚のノンシールドガラス材料1
a,1bとシールド材料2とを用いて窓開口部をシール
ドするには、部屋の要求性能に光学的透過性を考慮して
使用するシールド材料2の種類を決定し、サイズも使用
するノンシールドガラス材料1a,1bのサイズよりも
一回り大きいサイズのものを用意する。
【0018】そして、外側に配置されるノンシールドガ
ラス材料1aだけをサッシ4にまず固定する。図中5は
ノンシールドガラス材料1aとサッシ4との間に介装す
る建築用に一般に使用されるシール材を示す。
【0019】次いで、前記ノンシールドガラス材料1a
の内側(室内側)にシールド材料2をセットする。この
状態でシールド材料2の方がノンシールドガラス材料1
aよりも一回り大きいサイズに形成してあるから、シー
ルド材料2のノンシールドガラス材料1aからの突出部
2aをボルト6などを使用してサッシ4に直接接続して
固定する。
【0020】最後に、前記のようにしてノンシールドガ
ラス材料1aの内側(室内側)に取り付けたシールド材
料2のさらに内側(室内側)に他のノンシールドガラス
材料1bを配設し、これをシール材5を介してサッシ4
に固定する。これにより、シールド材料2は両側をノン
シールドガラス材料1a,1bでサンドイッチ状に挟ま
れた状態でサッシ4に直接接続される。
【0021】以上のように構成される電磁シールドの窓
ガラス3は、シールド材料2がサッシ4に直接接続され
るから、このシールド材料2で捕捉した電磁波エネルギ
ーをサッシ4を介して確実に逃がすことができ、電磁遮
蔽性能を向上できる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明の電磁シールド
ガラス窓は、従来必要とした、窓ガラスとサッシとの間
に介装する導電性のシール材やガスケットなどが不要と
なり、電磁遮蔽性能の精度が向上する。また、部品点数
が削減するから施工性も向上し、コストも低減できる。
【0023】さらに、ガラスも通常の一般ガラスを使用
して、2枚の通常のノンシールドガラス材料の間にシー
ルド材料を現場で挟み込むから、窓ガラスのサイズや厚
みだけでなく、シールド材料の種類なども現場の要求に
合わせて自由に決定でき、所望の電磁シールドガラス窓
を容易に得ることかできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁シールドガラス窓の実施の形態を
示す要部の横断平面図である。
【図2】従来の電磁シールドガラス窓の一例を示す要部
の縦断側面図である。
【図3】従来の電磁シールドガラス窓の他の例を示す要
部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1a,1b…ノンシールドガラス材料 2…シールド材料 2a…突出部 3…窓ガラス 4…サッシ 5…シール材 6…ボルト 11…窓ガラス 12…電磁シールド層 13…導電性塗料 14…導電性ゴム 15…サッシ 16…窓ガラス 17…電磁シールド層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉永 慎一 神奈川県横浜市中区太田町四丁目51番地 鹿島建設株式会社横浜支店内 (72)発明者 草山 丈太 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 (72)発明者 土田 浩 神奈川県横浜市中区弁天通1−1 東京電 力株式会社神奈川支店内 Fターム(参考) 2E016 BA00 CB00 CB01 CC02 DA05 DB02 DB04 DD04 5E321 AA46 BB44 CC22 GG01 GG05 GH01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド材料を2枚のガラス材料の間に
    挟み込む電磁シールドガラス窓において、シールド材料
    の周縁部をガラス材料よりも外方に突出させ、この突出
    部分をサッシに直接接続することを特徴とする電磁シー
    ルドガラス窓。
  2. 【請求項2】 2枚のガラス材料はそれぞれノンシール
    ドガラス材料で形成し、一方のノンシールドガラス材料
    をサッシに取り付け、このノンシールドガラス材料の内
    側にシールド材料を取り付け、そのさらに内側に位置さ
    せてシールド材料を挟むようにして他方のノンシールド
    ガラス材料をサッシに取り付ける請求項1記載の電磁シ
    ールドガラス窓。
JP11004082A 1999-01-11 1999-01-11 電磁シ―ルドガラス窓 Pending JP2000204855A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11004082A JP2000204855A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 電磁シ―ルドガラス窓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11004082A JP2000204855A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 電磁シ―ルドガラス窓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000204855A true JP2000204855A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11574872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11004082A Pending JP2000204855A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 電磁シ―ルドガラス窓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000204855A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102541173A (zh) * 2010-12-20 2012-07-04 西安开容电子技术有限责任公司 一种可快速拆装的笔记本形计算机电磁泄漏防护装置及其设计方法
CN106028771A (zh) * 2016-06-30 2016-10-12 山东超越数控电子有限公司 一种屏蔽玻璃及其安装方法
CN112020295A (zh) * 2020-09-22 2020-12-01 四川九洲电器集团有限责任公司 一种金属丝网电磁屏蔽光窗的安装结构及安装方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102541173A (zh) * 2010-12-20 2012-07-04 西安开容电子技术有限责任公司 一种可快速拆装的笔记本形计算机电磁泄漏防护装置及其设计方法
CN106028771A (zh) * 2016-06-30 2016-10-12 山东超越数控电子有限公司 一种屏蔽玻璃及其安装方法
CN112020295A (zh) * 2020-09-22 2020-12-01 四川九洲电器集团有限责任公司 一种金属丝网电磁屏蔽光窗的安装结构及安装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5239125A (en) EMI/RFI shield
AU7099600A (en) Sealant system for an insulating glass unit
AU8852198A (en) A deformable roof flashing material and a method for the manufacture of a flashing rail with a skirt made from the roof flashing material
JP2000204855A (ja) 電磁シ―ルドガラス窓
JPH0663407B2 (ja) ガラス窓の電磁シ−ルド方法
JPH11330773A (ja) 電磁遮蔽体および電磁遮蔽窓部材
JP2000286591A (ja) 電磁遮蔽窓ガラス
JPH03131094A (ja) 電磁遮蔽窓の接地方法
JPH039352Y2 (ja)
JP2581953B2 (ja) 電磁遮蔽層
JP3467637B2 (ja) 電磁遮蔽窓
JPH10322082A (ja) 鉄道車両用電磁遮蔽窓ユニット
JP3601002B2 (ja) 窓部の電磁シールド工法
JP2581987B2 (ja) 電磁遮蔽窓
JP2000054755A (ja) 電波無反射電磁波シールド窓
JP2000208979A (ja) 電磁シ―ルドガラス窓
JPH116370A (ja) 断熱複層ガラスを用いた電磁遮蔽窓
JPH043857Y2 (ja)
JP3310085B2 (ja) 電磁波シールド材及びその接続構造及びその接続方法並びに電磁波シールドされた防音サッシ
JPH09284235A (ja) 移動体idコードの可搬型読取りゲート
JPH10256778A (ja) 電磁遮蔽窓
JPH09246778A (ja) 電磁遮蔽ビル及び遮蔽ユニット
JPH06310895A (ja) 電磁波遮蔽窓
JP2000059088A (ja) 電磁遮蔽接合用シート体およびその製造方法
JPH0341511Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606