JPH11330773A - 電磁遮蔽体および電磁遮蔽窓部材 - Google Patents

電磁遮蔽体および電磁遮蔽窓部材

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JPH11330773A
JPH11330773A JP12785398A JP12785398A JPH11330773A JP H11330773 A JPH11330773 A JP H11330773A JP 12785398 A JP12785398 A JP 12785398A JP 12785398 A JP12785398 A JP 12785398A JP H11330773 A JPH11330773 A JP H11330773A
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shielding
electromagnetic
electromagnetic shielding
heat ray
radio wave
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JP12785398A
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Masaaki Sasada
雅昭 笹田
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Em Techno Kk
Tosoh Corp
Kawashima Textile Manufacturers Ltd
EM Techno KK
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Em Techno Kk
Kawashima Textile Manufacturers Ltd
Toso KK
EM Techno KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 冷暖房の効率化、高シールド化および高シー
ルド周波数の広帯域化を図る。 【解決手段】 FSSパネル4と熱線遮蔽パネル7とを
略λ/4の奇数倍の電気長の所定間隔で配設すること
で、所定周波数の電波のシールド性能を大幅に向上させ
ると共に、その高いシールド性能を有する周波数帯域幅
を大幅に広げることができる。このような本発明の電磁
遮蔽体を、ビルなどの窓枠に容易に適応させることがで
きる。しかも、これに加えて、熱線遮蔽面による冷暖房
の効率化を図ることができる。この場合に、比較的広い
周波数帯域幅を持つIMTなどのマルチメディア電送に
対しても適応させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコードレス
オフィスや研究所などの電波遮蔽および熱線遮蔽に用い
られ、特定周波数帯域の電波を選択的に電磁遮蔽すると
共に熱線遮蔽する電磁遮蔽体および電磁遮蔽窓部材に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばオフィスなどでコードレス
化が進んでおり、例えば事業所PHSや無線LANなど
を利用して無線通信を行って情報のやり取りや各種情報
処理を行うようになってきている。このようなオフィス
内での無線通信においては、同一エリア内で使用できる
無線回線数には制限があって、その無線回線数を有効に
活用するために、その無線回線を使用する各エリアを、
ビルの各室毎、各フロア毎や各ビル毎などに区分けして
いる。従って、区分けされた各エリア間だけではなく、
そのエリアから外部に漏れる電波や、外部からそのエリ
アに入ってくる電波をも電磁遮蔽する必要がある。つま
り、例えばビルのあるオフィス内で発信した電波がビル
外に漏れると、そのビルに隣接するビル内の他のオフィ
スなどでは、混信を生ずるするためにその無線回線が使
えなくなる。この場合、特に、例えば携帯電話などの開
発研究や保守点検さらには修理業務などにおいても、意
図せざるビル外部の商用運用電波との干渉妨害が起る可
能性があり、これは避けなければならない。
【0003】また、このように、ビル内のオフィスで使
った無線内容が容易にビル外に漏れると通信のセキュリ
ティ(傍受、盗聴、接続および侵入など)が損なわれる
結果、重要な企業情報や個人情報の漏洩という新たな問
題を提起する。特に、秘密を重視する研究機関などの場
合には致命的である。
【0004】これらの無線回線数を有効に活用すると共
に通信のセキュリティを堅持するためには、電波遮蔽体
として、例えばビルの各室における窓ガラスを全て無く
して壁面とし、その壁面内に電磁遮蔽用の金属板や細か
い金網、または電波吸収材などを内蔵するなどして各室
内を全て覆う必要があるが、この場合には視界がなく極
めて閉塞感の伴った住環境を強いられる結果となる。ま
た、窓ガラス内に金網を入れて電磁遮蔽を行おうとする
場合、例えばPHSで使用する電波(周波数が1.9G
Hz帯)の電磁遮蔽では0.1mm程度の非常に細かい
網目が必要となって、電磁遮蔽は行われるものの透明感
はほとんどなく住環境としては良好なものとは言えな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の電波遮蔽体の構成では、電磁遮蔽は行えるものの視界
が阻害されて住環境としては良好なものとは言えず、ま
た、全ての電波に対して電磁遮蔽してしまい、公衆放送
や警察などの緊急無線など必要な電波も窓から入って来
ないという問題を有していた。
【0006】これを解決するために、電波遮蔽体とし
て、図5に示すようなダイポールアンテナの電波反射特
性を利用したものを考えることができる。つまり、窓ガ
ラスや内装材などの表面に、このダイポールアンテナを
複数個均等に配列することにより特定周波数の電波反射
面が形成され、そのアンテナ長に応じた周波数帯の電波
を反射させて電磁遮蔽することができる。
【0007】図5に示すようなダイポールアンテナの場
合、λを波長として入射する電波の凡そ(λ/4)×
(λ/2)の面積S1の成分を受信抵抗(受信機などが
持っている抵抗)Rに吸収させることができる。つま
り、この受信する面積S1よりなる実効開口面は単にア
ンテナ線の占める面積に比べて十分に広い面積の電波を
吸収することになる。また、これに対して、図6には図
5のアンテナの受信抵抗Rを短絡して0にした場合を示
しており、この場合は、上記実効開口面の4倍の電波反
射面として動作することで、アンテナ線に対する開口率
はさらによくなる。この電波反射面は、図6に示すよう
に入射する電波の凡そ(λ/2)×λの面積S2の成分
を反射するようになる。
【0008】このように、線状のアンテナを透明パネル
上に印刷するとそのアンテナ周辺に広い面積S2の電波
反射面が形成されるが、その線状のアンテナ以外の電波
反射面に入射して来た電波をも反射することができるの
で、例えば窓ガラス面などに線状のアンテナを、その電
波反射面の周囲が互いに重複するように所定間隔を置い
て均等に配列して印刷することで、広い電磁遮蔽面を形
成することができると共に窓からの視界も損なうような
ことがない。また、この線状のアンテナ長を例えばPH
Sで使用する電波(周波数が1.9GHz帯)の波長に
関係付ければ、PHSの電波だけを選択的に反射させて
電磁遮蔽することができる。これによって、窓からの視
界を損なうことなく周辺建物やフロア間などでの電波の
相互干渉が防止され、PHS回線数の有効活用が図られ
得ると共に、電波が外部に漏れることはなく通信のセキ
ュリティも堅持され得ることになる。
【0009】また、別の例として例えば病院において
は、患者、来診者および出入業者などが携帯している携
帯電話などから定期的に発振され、また、通話時の電波
などによって、例えば脳波測定装置や透析装置などの医
療用電子機器が誤動作するという虞があるが、そのアン
テナ長を携帯電話などの電波(周波数が800MHz、
1.5GHz帯)の波長に関係付けたアンテナをその処
置室などの窓ガラス面などに印刷した電波遮蔽体を設け
ることによって、その周波数帯(800MHz、1.5
GHz帯)における携帯電話などの電波だけが遮蔽され
て病院内での医療用電子機器の誤動作も防止され得る。
【0010】ところが、以上のような電波遮蔽体の場合
であっても、例えば線状のアンテナ長をPHSで使用す
る電波(周波数が1.9GHz帯)の波長に関係付けた
場合において、周波数が1.9GHz近傍で20dB〜
30dB程度のシールド性能であり、より確実な電波相
互干渉の防止や通信のセキュリティを考慮するとシール
ド性能はまだ低く、その20dB〜30dB程度のシー
ルド性能を有する周波数帯域幅においても非常に狭いと
いう問題を有していた。
【0011】このように、線状のアンテナを透明パネル
上に印刷した電磁遮蔽体では、より確実な電波相互干渉
の防止や通信のセキュリティを考慮すると、20dB〜
30dB程度のシールド性能では低く、少なくとも40
dB程度の高シールド性能を必要し、かつその20dB
〜30dB程度のシールド性能の周波数帯域幅も非常に
狭い。つまり、このようなアンテナを用いた電波遮蔽体
における減衰帯域幅比は3〜8パーセント程度であり、
これからのマルチメディア電送(例えば国連主導で21
世紀に世界統合端末として商用化されるIMT(Intern
ational MobileTelephone)2000など)に必要な減
衰帯域幅比15〜20パーセントは到底実現することが
できい。
【0012】つまり、この西暦2000から周波数帯な
どが世界共通化されるマルチメディア対応のIMT20
00は使用周波数帯域幅が略1885MHz〜2200
MHzと広く、かつ上記のような20dB〜30dB程
度のシールド性能は、その電波相互干渉の防止や通信の
セキュリティに要求されている40db程度のシールド
性能に対しては大幅に不足し、かつその高シールド性能
を有する周波数帯域幅が狭過ぎて、上記IMTなどのマ
ルチメディア電送には到底対応することができなかっ
た。
【0013】一方、近年、地球温暖化対策として冷暖房
の効率化を図るべく、熱線遮蔽用の金属蒸着膜が設けら
れたフィルムを窓ガラス面に貼り付けて用いられてい
る。このように、冷暖房の効率化のために用いられる熱
線遮断用の金属蒸着膜は、原理的には電磁遮蔽体ではあ
るが、電磁遮蔽体として作用させるためには、建築構造
全体として隙間のない電磁的な閉回路が必要であるが、
例えば窓枠と金属蒸着膜との隙間を無くすことは困難で
あり、僅かな隙間があれば電磁遮蔽体としては実用に耐
えない。
【0014】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、熱線遮断による冷暖房の効率化を維持しつつ、シー
ルド性能の大幅な向上とその高シールド性能の周波数帯
域幅を大幅に広げることで、電波相互干渉の防止や通信
のセキュリティをより確実に行うことができる電磁遮蔽
体、これを応用した電磁遮蔽窓部材を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁遮蔽体は、
所定周波数帯域の電波を選択的に電磁遮蔽するととも
に、熱線遮蔽機能を有する電磁遮蔽体であって、所定周
波数の電波を選択的に反射作用する電磁遮蔽素子が配列
された電磁遮蔽面と、熱線を反射作用する熱線遮蔽膜が
設けられた熱線遮蔽面とを所定間隔に配設したことを特
徴とするものである。
【0016】この熱線遮蔽膜としては、熱遮蔽用の金属
蒸着膜を蒸着したフィルムをガラス面に貼付たり、ま
た、その金属蒸着膜としてガラス面に直接蒸着したりし
て用いていたが、これは、熱線遮蔽による冷暖房の効率
化のためであって、ある程度は電波を遮断するものの、
その周囲部の窓枠との間の隙間から電波が漏れるため、
電波遮蔽用としては使えなかった。
【0017】ところが、上記構成により、電磁遮蔽面と
熱線遮蔽面を所定間隔に配設すれば、熱線遮蔽面の周囲
の隙間から電波が漏れるのを電磁遮蔽面が防止すると共
に、電磁遮蔽面と熱線遮蔽面による電磁遮蔽によって、
そのシールド性能を大幅に向上させることが可能とな
り、しかも、その高シールド性能を有する周波数帯域幅
も大幅に広げることが可能となって、電波相互干渉の防
止や通信のセキュリティをより確実に行うことが可能と
なる。よって、比較的広い周波数帯域幅を持つIMTな
どのマルチメディア電送に対しても適応可能となる。こ
れに加えて、熱線遮蔽面による冷暖房の効率化という効
果も得られる。
【0018】また、好ましくは、本発明の電磁遮蔽体に
おける電磁遮蔽面と熱線遮蔽面との間隔は、電磁遮蔽す
る目標の電波の波長をλとした場合に略λ/4の奇数倍
の電気長に設定する。
【0019】この構成により、電磁遮蔽面と熱線遮蔽面
との間隔が略λ/4の奇数倍の電気長のときに最も良好
なシールド性能が得られる。
【0020】また、本発明の電磁遮蔽窓部材は、請求項
1または2に記載の電磁遮蔽体で覆われた電磁遮蔽窓部
材であって、所定周波数の電波を選択的に反射作用する
電磁遮蔽素子が配列された電磁遮蔽部材と、熱線を反射
作用する熱線遮蔽膜が設けられた熱線遮蔽部材とを、電
磁遮蔽する電波の波長をλとした場合に略λ/4の奇数
倍の電気長の一定間隔で配設したことを特徴とするもの
である。
【0021】この構成により、シールド性能を大幅に向
上させ、かつその高いシールド性能を有する周波数帯域
幅を大幅に広げることができると共に熱線遮蔽面による
冷暖房の効率化という効果をも得ることができる本発明
の電磁遮蔽体が、電磁遮蔽窓部材に容易に適応可能であ
る。
【0022】さらに、好ましくは、本発明の電磁遮蔽窓
部材において、電磁遮蔽部材を屋内側に配設している。
【0023】この構成により、電磁遮蔽面が屋内側に位
置していれば、急激な温度変化による結露や雨水による
濡れなど誘電率変化に起因した目標電波の遮蔽周波数の
ずれが発生しにくく、より確実な電磁遮蔽効果が得られ
る。
【0024】本発明の電磁遮蔽体は、熱線を反射作用す
る熱線遮蔽膜が窓を覆う基体の主面に設けられた熱線遮
蔽窓と、この熱線遮蔽窓の屋内側に配設されると共に、
所定周波数の電波を選択的に反射作用する電磁遮蔽素子
が配列された電磁遮蔽部材とを有し、前記熱線遮蔽窓の
熱線遮蔽膜と電磁遮蔽部材の電磁遮蔽素子の間隔を、電
磁遮蔽する電波の波長をλとした場合に略λ/4の奇数
倍の電気長の一定間隔に配設したことを特徴とするもの
である。
【0025】この構成により、冷暖房の効率化のための
熱線遮蔽窓に加えて、電磁遮蔽部材を設けるだけで、シ
ールド性能が最も良くなり、かつその高いシールド性能
の周波数帯域幅が最も広がる。
【0026】また、好ましくは、本発明の電磁遮蔽体に
おける電磁遮蔽部材は、所定周波数の電波を選択的に反
射作用する電磁遮蔽素子が配列された電磁遮蔽用のカー
テン、ブラインドおよびロールスクリーンのうちの少な
くとも何れかであることを特徴とするものである。
【0027】この構成により、冷暖房の効率化のための
熱線遮蔽窓に加えて、電磁遮蔽用のカーテンや、ブライ
ンド、ロールスクリーンを、熱線遮蔽窓の内側で開閉す
ることで光量調節と共に、シールド性能を大幅に向上さ
せ、かつその高いシールド性能を有する周波数帯域幅を
大幅に広げたりすることが自在に為され得る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電磁遮蔽体を
用いた電磁遮蔽窓部材や電磁遮蔽ブラインドの実施形態
について図面を参照して説明するが、本発明は以下に示
す実施形態に限定されるものではない。
【0029】図1は本発明の一実施形態の電磁遮蔽窓部
材の概略構成を示す図であって、(a)はその正面図、
(b)は(a)のAA線断面図である。
【0030】図1(a)および図1(b)において、こ
の電磁遮蔽体としての電磁遮蔽パネル1は、ポリエステ
ルなどのフィルムや板材などの透明基体2に、所定周波
数帯の電波を選択的に反射動作するアンテナ素子よりな
るFSS素子(Frequency Selective Surface;選択性
電磁遮蔽素子)3を平面上で等間隔に配列した電磁遮蔽
部材としてのFSSパネル4と、熱線を反射作用する熱
線遮蔽膜5がガラス板6などの基体上に設けられた熱線
遮蔽部材としての熱線遮蔽パネル7と、これらのFSS
素子3と熱線遮蔽膜5とが電波進行方向に対して所定の
間隔Dを維持した状態で、FSSパネル4と熱線遮蔽パ
ネル7の周囲に嵌合して支持する導電性のパネル枠8と
を有している。本実施形態では、電磁遮蔽パネル1は、
例えばビルなどの室の壁7に取り付けられた窓枠(アル
ミサッシ)をパネル枠8として取り付け可能に構成され
ている。また、この導電性のパネル枠8は導電性の壁面
などに接続されてアースされている。
【0031】このアンテナ素子よりなるFSS素子3
は、電磁遮蔽したい目標の電波の波長をλとしてその1
辺が略λ/4を有する逆Y字型に構成されており、その
一辺のアンテナ長(本実施形態では略λ/4)に応じた
周波数の電波を反射させて電磁遮蔽するようになってい
る。また、どのような入射電波の傾きにおいても一定の
電波反射作用を維持するように、単なる直線アンテナ素
子ではなく逆Y字型のFSS素子3とすることで、指向
性なく電波を反射させる構成となっている。
【0032】このようなFSS素子3の形状は、本実施
形態では3本の辺で構成され各一方端が共に接続されて
短絡し、かつ120度毎に均等に放射状に延びた逆Y字
形状に構成したが、2本の辺で構成されていてもよい
し、4本以上の複数の辺で構成していてもよい。また、
FSS素子3の形状は逆Y字形状の他にY字形状などの
放射形状であってもよく、また、Δ形状などの多角形状
であってもよく、種々の形状が考えられ、何れの素子形
状であっても本発明のより確実な電波相互干渉の防止効
果や通信のセキュリティ効果を損なうものではない。要
は、放射形状の場合、その1辺が略λ/4の奇数倍のア
ンテナ長で、かつ各一方端が共に接続されて短絡されて
いればよく、また、多角形状の場合、その一周が波長λ
の奇数倍のアンテナ長で、かつ各両端が共に接続されて
短絡されていればよく、これらの場合に、波長λの電波
が選択的に反射可能となる。
【0033】また、FSS素子3のアンテナ線幅は、銀
ペーストなどで0.1mm〜1.2mm程度の幅に印刷
可能であるが、熱などによる断線に対する安全性を考慮
すれば、0.3mm以上である方が好ましく、本実施形
態では0.4mmのアンテナ線幅で行っている。また、
マイクロウェイブは表面や端部によく流れるため、幅広
く銀ペーストを印刷するよりも0.4mmのアンテナ線
幅を複数本(本実施形態では3本)設ける方が損失抵抗
は低くくなる。このFSS素子3の材質は、材料として
良く延びて印刷が容易な銀ペーストを用いたが、これは
印刷性の他に導電率がよく電流損失が少ないためであ
り、アルミニウムでは抵抗が大きくなってより多くの本
数が必要となり開口率が低下するし、金ペーストであれ
ばコストが銀ペーストに比べて高価である。
【0034】さらに、FSS素子3の逆Y字形状の配列
は、アンテナ辺の一方端である接続端が電位が低く、他
方端である開放端が電位が高いが、その電位が高い開放
端を電位の低い接続端の近傍位置に配列しても互いの影
響は少なく、高密度に配列することが可能となって、よ
り性能良く所定周波数帯域の電波を反射して減衰させる
ことができるようになっている。
【0035】さらに、種々の窓ガラスへのFSS素子3
の直接的な貼り付けによる遮蔽体の構成は難しく、窓ガ
ラスの誘電率はガラスの種類やその表面コーティングの
種類などに応じて大きく変化するため、その窓ガラスの
誘電率と厚さに対応したFSS素子3のアンテナ長やそ
の所定間隔Dでなければならず、現実的にそれらを全て
在庫で持つことは種類が多すぎて困難である。また、F
SS素子3を窓ガラスに直接取り付けると、結露や雨滴
の誘電率でその反射すべき共振周波数自体が移動するの
で適当ではない。したがって、本実施形態では、ポリエ
ステルフィルムやポリエステル板などの透明基体2上に
FSS素子3を設けたFSSパネル4としていると共
に、このFSSパネル4を屋内側に配設するようにして
いる。
【0036】次に、熱線遮蔽パネル7としては、金属を
ガラス板6の面上に直接蒸着させて熱線遮蔽膜5として
もよいが、本実施形態では金属をフィルムの面上に熱線
遮蔽膜5として蒸着させた熱線遮蔽フィルム(図示せ
ず)をガラス板6の面上に貼り付けたものであり、この
蒸着された薄い金属格子は、波長が800nm以下の可
視光線は通過させるが、1000nm〜2000nm以
上の波長の電波に対して反射特性を有している。よっ
て、このような熱線遮蔽膜5は、屋内の暖房熱を屋内側
に反射させて内部に留めさせ、また、窓を介して太陽の
赤外線が冷房室内に透過する量を軽減させるなど、冷暖
房の効率化に用いることができる。また、この場合に、
この熱線遮蔽膜5を設けることによって災害時などのガ
ラス板6の飛散防止などの副次的な効果もある。さら
に、この熱線遮蔽膜5は、長いマイクロ波領域であって
も原理的には反射効果を有するのではあるが、この透明
な金属薄膜はあまりに薄すぎるために、窓枠(アルミサ
ッシ)であるパネル枠8に対して電気的に隙間なく接続
することが困難であり、特にフィルム上に熱線遮蔽膜5
を金属蒸着した場合などには、熱線遮蔽フィルム(図示
せず)とガラス板6との膨張係数の違いを吸収すると共
に、フィルム貼付作業のために、窓枠に近接する周囲
に、図3で後述する空隙Gを必要とする。この空隙Gか
ら電波が回折漏洩するために、電磁遮蔽対策としては実
用に至っていなかった。また、電波よりも遥かに波長の
短い熱線の空隙Gからの散乱回折は無視できるので、こ
の小さい空隙Gの熱線遮蔽への影響は問題にならない。
【0037】このような熱線遮蔽膜5によってガラス板
6の一方面上に熱線遮蔽面が構成され、複数のFSS素
子3によって透明基体2の一方面上に電磁遮蔽面が構成
され、これらが所定間隔Dに保持されている。この所定
間隔Dは、電磁遮蔽する電波の波長をλとした場合に略
λ/4の奇数倍の電気長としている。具体的には、この
FSSパネル4を、熱線遮蔽フィルム(図示せず)を貼
り付けた窓ガラスである熱線遮蔽パネル7の屋内側に略
λ/4の奇数倍の電気長の間隔を空けて配置している。
この場合にそのシールド性能を最適とすることができ
る。本実施形態では、FSSパネル4と熱線遮蔽パネル
7の間隔を略λ/4の電気長としている。
【0038】図2は本発明の原理を模式的に示す図であ
るが、図2では、説明を簡単にするために、電波の入射
波面側にFSS素子3を配列したが、アンテナ理論にお
ける可逆性の原理により、本実施形態のように、電波の
透過面側にFSS素子3を配列する反対方向に対しても
同様な効果を奏するものである。
【0039】図2に示すように、熱線遮蔽膜5はその導
電面がFSS素子3に対して反射板として動作し、入射
波の方向に強い指向性パターンEを有している。その反
対方向には、FSS素子3のイメージ成分(反対位相)
3aが存在して進行波成分を打ち消すように作用する。
即ち、透過方向に対してマイナスの利得を示す。これら
の動作は反射板付きのアンテナの動作原理と同様であ
る。
【0040】図3に示すように、熱線遮蔽膜5が金属蒸
着された熱線遮蔽フィルム(本実施形態では縦方向28
0mm×横方向200mm)の周囲に、膨張係数の違い
を吸収すると共に貼付作業に伴う隙間(本実施形態では
5mm)Gが存在している場合に、電波の周波数に対す
るその減衰量の計測結果を、FSSパネル4および熱線
遮蔽パネル7がそれぞれ単体の場合と本実施形態の複合
の場合とを比較して図4に示している。
【0041】図4の減衰カーブC1に示すように、FS
Sパネル4と熱線遮蔽パネル7を有した本実施形態の構
成では、40dB(1/10000の減衰量)以上の減
衰量であるのに対して、FSSパネル4単体のもので
は、図4の減衰カーブC2に示すように40dB以下の
減衰量であり、また、隙間Gが存在する熱線遮蔽パネル
7単体のものでは、図4の減衰カーブC3に示すように
20dB(1/100の減衰量)以下の低い減衰量で電
磁遮蔽体としては実用にならない。このように、略λ/
4の電気長の間隔を有したFSSパネル4と熱線遮蔽パ
ネル7を有した本実施形態の構成では、FSSパネル4
の1/10000の減衰量と熱線遮蔽パネル7の1/1
00の減衰量の単なる加算ではなく、その減衰量が50
dB(1/100000の減衰量)まで達しており、F
SSパネル4単体や熱線遮蔽パネル7単体の場合に比べ
て、そのシールド性能を大幅に向上させることができる
と共に、そのシールド性能を有する周波数帯域幅も大幅
に広げることができており、IMTなどのマルチメディ
ア電送に対しても対応可能となる。
【0042】以上の本実施形態によれば、従来、熱線遮
蔽による冷暖房の効率化を図るべく、熱線遮蔽用の金属
蒸着膜フィルムをガラス板6上に貼り付けたり、その金
属蒸着膜としてガラス板6上に直接蒸着したりしていた
が、その周囲部には隙間が存在してそこから電波が漏れ
るため、電波の遮蔽には使えなかったが、このような隙
間があっても、これをFSSパネル4で覆うことによっ
て、その隙間からの電波の漏れを防止すると共に、これ
らのFSSパネル4と熱線遮蔽パネル7とを略λ/4の
奇数倍の電気長の所定間隔Dで配設することで、所定周
波数の電波のシールド性能(FSS共振周波数を中心と
する周波数帯域の電波の遮蔽性能)を大幅に向上させる
ことができると共に、その高いシールド性能を有する周
波数帯域幅を大幅に広げることができて電波相互干渉の
防止や通信のセキュリティをより確実に行うことができ
る。この場合に、比較的広い周波数帯域幅を持つIMT
などのマルチメディア電送に対しても適応させることが
できる。このように、シールド性能を大幅に向上させ、
かつその高いシールド性能を有する周波数帯域幅を大幅
に広げることがきでる本発明の電磁遮蔽体を、ビルなど
の窓枠に容易に適応させることができる。しかも、これ
に加えて、熱線遮蔽面による冷暖房の効率化を図るとい
う効果をも得ることができる。
【0043】なお、FSSパネル4と熱線遮蔽パネル7
の所定間隔Dを維持するためにパネル枠8を用いたが、
これに加えて各パネル面全体で等間隔で平行に配置する
方法としてパネル間にスペーサ(図示せず)を用いるよ
うに構成してもよい。この場合に、スペーサ(図示せ
ず)はプラスチック製かまたはガラス製などの透明部材
で構成されていることが望ましい。また同様に、FSS
パネル4と熱線遮蔽パネル7の所定間隔Dを維持するた
めに、1枚のポリエステル板やガラス板などの透明板の
一方面にFSS素子3を等間隔に均等に配列し、他方面
に熱線遮蔽膜5を配設しても本実施形態と同様の電磁遮
蔽効果が得られる。ところが、この場合には透明板の誘
電率を考慮する必要があって、透明板が例えば誘電率ε
のガラスの場合には、電波進行面に対して前後に配設さ
れたFSS素子3と熱線遮蔽膜5の間隔Dとしての電気
長は、以下に示すようにガラスの厚さである物理長(間
隔D)とは異なっており、 電気長=物理長×√(ε)=ガラスの厚さ×2.236
・・ ただし、ε=ガラスの誘電率となる。このように、その
電気長はそのガラスの厚さの約2.236倍の等価的な
間隔に置き換えられることになる。また逆に、この環境
誘電率εが高いほどλ/4の奇数倍の物理長の所定間隔
は狭い側に変化することになる。このように、各パネル
間に介在する種々の誘電体の等価的な既知の誘電率が同
様の理論でその所定間隔Dに影響するが、これらは容易
に類推可能である。
【0044】また、上記実施形態では、電磁遮蔽パネル
1を窓枠内に填め込み自在な構成として説明したが、こ
れを電磁遮蔽用のロールブラインドに適応させることも
可能である。この場合、電磁遮蔽用のロールブラインド
は、ビルなどの室の壁に設けられた窓枠内に設けられた
窓ガラスの近傍位置に、所定周波数の電波を選択的に反
射作用する電磁遮蔽素子としてのFSS素子3が均等に
配列された電磁遮蔽シート部材としてのFSSシート
と、熱線を反射作用する熱線遮蔽膜5が配設された熱線
遮蔽シートとが、電磁遮蔽したい電波の波長をλとした
場合に略λ/4の奇数倍の電気長の所定間隔Dで2枚配
設されるように、巻取りロールから引き出されたシート
が遊びロールを介して折り返えされて設けられる。これ
らのFSSシートや熱線遮蔽シートは樹脂製の透明なフ
ィルムシートであってもよいし、遮光性のあるフィルム
シートであってもよい。
【0045】さらに、この電磁遮蔽ブラインドの他に、
窓ガラス側に熱線遮蔽膜5が配設され、窓ガラス近傍位
置に設けられた「つい立て」、ロールスクリーン、ブラ
インドおよびカーテンなどの部材面上に、所定周波数の
電波を選択的に反射作用する電磁遮蔽素子としてのFS
S素子3が均等に配列され、かつこの窓ガラス面上の熱
線遮蔽膜5による熱線遮蔽面と、FSS素子3による電
磁遮蔽面とが、電磁遮蔽したい電波の波長をλとした場
合に略λ/4の奇数倍の電気長の所定間隔Dを置いて配
設されるように構成されていても、本発明の原理や効果
を変えるものではない。
【0046】つまり、この場合の電磁遮蔽体は、熱線を
反射作用する熱線遮蔽膜5がガラス面上に設けられた熱
線遮蔽窓と、この熱線遮蔽窓の屋内側に配設され、所定
周波数の電波を選択的に反射作用するFSS素子3が均
等に配列されたシート状の電磁遮蔽部材とを有してお
り、熱線遮蔽窓の熱線遮蔽膜5と電磁遮蔽部材のFSS
素子3との間隔を、電磁遮蔽する電波の波長をλとした
場合に略λ/4の奇数倍の電気長の一定間隔に配設され
ている。この電磁遮蔽部材は、所定周波数の電波を選択
的に反射作用するFSS素子3が均等に配列された電磁
遮蔽用のカーテン、ブラインドおよびロールスクリーン
などの部材のうちの少なくとも何れかである。これらの
部材は樹脂製のフィルムで構成されていてもよいし、布
で構成されていてもよい。
【0047】この構成により、熱線遮蔽窓による冷暖房
の効率化に加えて、その手前側に電磁遮蔽部材を設ける
だけで、シールド性能が最も良くなり、かつその高いシ
ールド性能の周波数帯域幅が最も広がる。また、この電
磁遮蔽部材をカーテンや、ブラインド、ロールスクリー
ンなどで構成すれば、熱線遮蔽窓の内側で開閉すること
で光量調節が自在であり、シールド性能を大幅に向上さ
せ、かつその高いシールド性能を有する周波数帯域幅を
大幅に広げたりすることが自在に為され得るものであ
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、電磁遮蔽面と熱線遮蔽面を所定間隔に配設すれば、
熱線遮蔽面の周囲の隙間から電波が漏れるのを電磁遮蔽
面が防止すると共に、電磁遮蔽面と熱線遮蔽面による電
磁遮蔽によって、そのシールド性能を大幅に向上させる
ことができると共に、その高シールド性能の周波数帯域
幅を大幅に広げることができて、電波相互干渉の防止や
通信のセキュリティをより確実に行うことができる。ま
た、これに加えて、熱線遮蔽面による冷暖房の効率化を
図ることができる。
【0049】また、本発明の請求項2によれば、電磁遮
蔽面の間隔が略λ/4の奇数倍の電気長のときに最も良
好なシールド性能を得ることができる。
【0050】さらに、本発明の請求項3によれば、シー
ルド性能を大幅に向上させ、かつその高いシールド性能
の周波数帯域幅を大幅に広げることができると共に熱線
遮蔽面による冷暖房の効率化を図ることができる本発明
の電磁遮蔽体を、電磁遮蔽窓部材に容易に適応させるこ
とができる。
【0051】さらに、本発明の請求項4によれば、電磁
遮蔽面が屋内側に位置しているため、急激な温度変化に
よる結露や雨水による濡れなど誘電率変化に起因した遮
蔽周波数のずれが発生しにくく、より確実なる電磁遮蔽
を行うことができる。
【0052】さらに、本発明の請求項5によれば、冷暖
房の効率化のための熱線遮蔽窓に加えて、電磁遮蔽部材
を設けるだけの簡単な構成で、シールド性能を大幅に向
上させ、かつその高いシールド性能を有する周波数帯域
幅を大幅に広げることができる。
【0053】さらに、本発明の請求項6によれば、冷暖
房の効率化のための熱線遮蔽窓に加えて、電磁遮蔽用の
カーテンや、ブラインド、ロールスクリーンを、熱線遮
蔽窓の内側で開閉することで、光量調節と共に、シール
ド性能を大幅に向上させ、かつその高いシールド性能を
有する周波数帯域幅を大幅に広げることを自在に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電磁遮蔽窓部材の概略構
成を示す図であって、(a)はその正面図、(b)は
(a)のAA線断面図である。
【図2】本発明の原理を模式的に示す図である。
【図3】図1の熱線遮蔽パネルの正面図である。
【図4】図1のFSSパネルおよび熱線遮蔽パネルがそ
れぞれ単体の場合と複合の場合とにおける電波周波数に
対する減衰特性図である。
【図5】ダイポールアンテナの電波反射面を示す図であ
る。
【図6】図5のダイポールアンテナのアンテナ受信抵抗
Rを短絡した場合の電波反射面を示す図である。
【符号の説明】
1 電磁遮蔽パネル 2 透明基体 3 FSS素子 3a FSS素子イメージ成分 4 FSSパネル 5 熱線遮蔽膜 6 ガラス板 7 熱線遮蔽パネル 8 パネル枠

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数帯域の電波を選択的に電磁遮
    蔽するとともに、熱線遮蔽機能を有する電磁遮蔽体であ
    って、 所定周波数の電波を選択的に反射作用する電磁遮蔽素子
    が配列された電磁遮蔽面と、熱線を反射作用する熱線遮
    蔽膜が設けられた熱線遮蔽面とを所定間隔に配設したこ
    とを特徴とする電磁遮蔽体。
  2. 【請求項2】 前記所定間隔は、電磁遮蔽する電波の波
    長をλとした場合に略λ/4の奇数倍の電気長であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電磁遮蔽体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電磁遮蔽体で
    覆われた電磁遮蔽窓部材であって、所定周波数の電波を
    選択的に反射作用する電磁遮蔽素子が配列された電磁遮
    蔽部材と、熱線を反射作用する熱線遮蔽膜が設けられた
    熱線遮蔽部材とを、電磁遮蔽する電波の波長をλとした
    場合に略λ/4の奇数倍の電気長の一定間隔で配設した
    ことを特徴とする電磁遮蔽窓部材。
  4. 【請求項4】 前記電磁遮蔽部材を屋内側に配設したこ
    とを特徴とする請求項3に記載の電磁遮蔽窓部材。
  5. 【請求項5】 熱線を反射作用する熱線遮蔽膜が窓を覆
    う基体の主面に設けられた熱線遮蔽窓と、この熱線遮蔽
    窓の屋内側に配設されると共に、所定周波数の電波を選
    択的に反射作用する電磁遮蔽素子が配列された電磁遮蔽
    部材とを有し、前記熱線遮蔽窓の熱線遮蔽膜と電磁遮蔽
    部材の電磁遮蔽素子の間隔を、電磁遮蔽する電波の波長
    をλとした場合に略λ/4の奇数倍の電気長の一定間隔
    に配設したことを特徴とする電磁遮蔽体。
  6. 【請求項6】 前記電磁遮蔽部材は、前記所定周波数の
    電波を選択的に反射作用する電磁遮蔽素子が配列された
    電磁遮蔽用のカーテン、ブラインドおよびロールスクリ
    ーンのうちの少なくとも何れかであることを特徴とする
    請求項5に記載の電磁遮蔽体。
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