JP2000204682A - 建築用コ―キング材及びその建築用コ―キング材が使用された建築構造物 - Google Patents

建築用コ―キング材及びその建築用コ―キング材が使用された建築構造物

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JP2000204682A
JP2000204682A JP11007975A JP797599A JP2000204682A JP 2000204682 A JP2000204682 A JP 2000204682A JP 11007975 A JP11007975 A JP 11007975A JP 797599 A JP797599 A JP 797599A JP 2000204682 A JP2000204682 A JP 2000204682A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた吸着性、防水性、平滑性。 【解決手段】 建築用コーキング材10、11、12
は、約100〜70重量%、好ましくは約95〜85重
量%の鉱油と、約0〜30重量%、好ましくは約5〜1
5重量%の乾性油とからなる。この結果、鉱油の無皮膜
性により、また、この鉱油の無皮膜性及び乾性油の皮膜
性により、優れた吸着性、防水性、平滑性が得られる。
下地2、200、5、8、800に金属製板材3、6、
9やコンクリート製板材90が建築用コーキング材1
0、11、12を介して固定されている。建築用コーキ
ング材10、11、12の優れた吸着性、防水性、平滑
性により、金属製板材3、6、9やコンクリート製板材
90を確固に固定でき、かつ、優れた防水性や平滑性が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用コーキング
材及びその建築用コーキング材が使用された建築構造物
に係り、特に優れた吸着性、防水性(防腐食性)、平滑
性が得られる建築用コーキング材、金属製板材やコンク
リート製板材等の建築用板材を確固に固定でき、かつ、
優れた防水性や平滑性が得られる建築構造物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】建築用コーキング材としては、目地材等
の種々のものがある。また、この建築用コーキング材が
使用された建築構造物は、一般に、既設若しくは新設の
建築構造物の下地と、その下地に固定された屋根材や壁
材等であって、金属製板材やコンクリート製板材等の建
築用板材と、その建築用板材と下地との間や建築用板材
の継ぎ目に充填された上述の目地材としての建築用コー
キング材とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の建築用コーキング材は、吸着性、防水性、平滑性に課
題がある。また、この建築用コーキング材が使用された
建築構造物においては、建築用板材の固定、防水性、平
滑性に課題がある。
【0004】本発明の目的とするところは、優れた吸着
性、防水性、平滑性が得られる建築用コーキング材、金
属製板材やコンクリート製板材等の建築用板材を確固に
固定でき、かつ、優れた防水性や平滑性が得られる建築
構造物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建築用コーキン
グ材は、上記の問題を解決するために、約100〜70
重量%、好ましくは約95〜85重量%の鉱油と、約0
〜30重量%、好ましくは約5〜15重量%の乾性油と
からなることを特徴とする。
【0006】この結果、本発明の建築用コーキング材
は、鉱油の無皮膜性により、また、この鉱油の無皮膜性
及び乾性油の皮膜性により、優れた吸着性、防水性、平
滑性が得られる。
【0007】請求項3に記載の本発明の建築用コーキン
グ材が使用された建築構造物は、既設若しくは新設のコ
ンクリートスラブや既設若しくは新設のモルタルからな
る建築構造物の下地と、その下地の表面に塗付され、約
100〜70重量%、好ましくは約85重量%の鉱油
と、約0〜30重量%、好ましくは約15重量%の乾性
油とからなる例えば防水用の建築用コーキング材と、を
備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載の本発明の建築用コ
ーキング材が使用された建築構造物は、既設若しくは新
設の建築構造物の下地と、その下地の表面に塗付され、
約100〜70重量%、好ましくは約95重量%の鉱油
と、約0〜30重量%、好ましくは約5重量%の乾性油
とからなる例えば吸着用の建築用コーキング材と、その
建築用コーキング材の表面に固定された金属製板材と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】さらに、請求項5に記載の本発明の建築用
コーキング材が使用された建築構造物は、既設若しくは
新設の建築構造物の下地と、その下地の表面に塗付さ
れ、約100〜70重量%、好ましくは約95重量%の
鉱油と、約0〜30重量%、好ましくは約5重量%の乾
性油とからなる例えば吸着用の第1建築用コーキング材
と、その建築用コーキング材の表面に固定された金属製
板材と、その金属製板材の継ぎ目に充填され、約100
〜70重量%、好ましくは約90重量%の鉱油と、約0
〜30重量%、好ましくは約10重量%の乾性油とから
なる例えば目地処理用の第2建築用コーキング材と、を
備えたことを特徴とする。
【0010】さらにまた、請求項6に記載の本発明の建
築用コーキング材が使用された建築構造物は、既設若し
くは新設の建築構造物の下地と、その下地の表面に塗付
され、約100〜70重量%、好ましくは約95重量%
の鉱油と、約0〜30重量%、好ましくは約5重量%の
乾性油とからなる例えば吸着用の第1建築用コーキング
材と、その第1建築用コーキング材の表面に固定された
金属製板材と、前記金属製板材の表面に塗付され、約1
00〜70重量%、好ましくは約95重量%の鉱油と、
約0〜30重量%、好ましくは約5重量%の乾性油とか
らなる例えば吸着用の第2建築用コーキング材と、その
第2建築用コーキング材の表面に固定されたコンクリー
ト製板材と、そのコンクリート製板材の継ぎ目に充填さ
れ、約100〜70重量%、好ましくは約90重量%の
鉱油と、約0〜30重量%、好ましくは約10重量%の
乾性油とからなる例えば目地処理用の第3建築用コーキ
ング材と、そのコンクリート製板材及び前記第3建築用
コーキング材の表面に1回若しくは数回塗付され、約1
00〜70重量%、好ましくは約85重量%の鉱油と、
約0〜30重量%、好ましくは約15重量%の乾性油と
からなる例えば防水用の第4建築用コーキング材と、を
備えたことを特徴とする。
【0011】この結果、本発明の建築構造物は、建築用
コーキング材の優れた吸着性、防水性、平滑性により、
金属製板材やコンクリート製板材等の建築用板材を確固
に固定でき、かつ、優れた防水性や平滑性が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建築用コーキング
材の一実施形態及びその建築用コーキング材が使用され
た建築構造物の実施形態のうちの3例を添付図面を参照
して説明する。
【0013】[建築用コーキング材の一実施形態]図に
おいて、10、11、12は、本発明の建築用コーキン
グ材である。この本発明の建築用コーキング材10、1
1、12は、約100〜70重量%、好ましくは約95
〜85重量%の鉱油と、約0〜30重量%、好ましくは
約5〜15重量%の乾性油とからなるものであって、こ
の鉱油と乾性油とを練り合わせてなるものである。すな
わち、吸着用の建築用コーキング材(以下、単に吸着用
コーキング材と称する)10は、約95重量%の鉱油
(例えば、グリス)と、約5重量%の乾性油(例えば、
桐油)とからなるもの、又は、100重量%の鉱油(例
えば、グリス)からなるものである。また、目地処理用
の建築用コーキング材(以下、単に目地処理用コーキン
グ材と称する)11は、約90重量%の鉱油(例えば、
グリス)と、約10重量%の乾性油(例えば、桐油)と
からなるものである。さらに、防水用の建築用コーキン
グ材(以下、単に防水用コーキング材と称する)12
は、約85重量%の鉱油(例えば、グリス)と、約15
重量%の乾性油(例えば、桐油)とからなるものであ
る。
【0014】この実施形態における本発明の建築用コー
キング材10、11、12は、約100〜70重量%、
好ましくは約95〜85重量%の鉱油(例えば、グリ
ス)と、約0〜30重量%、好ましくは約5〜15重量
%の乾性油(例えば、桐油)とからなるものであるか
ら、鉱油の無皮膜性により、また、この鉱油の無皮膜性
及び乾性油の皮膜性により、優れた吸着性、防水性、平
滑性が得られる。すなわち、本発明の建築用コーキング
材10、11、12の表面に太陽光線や紫外線を当てる
と、乾性油の作用により、本発明の建築用コーキング材
10、11、12の表面が乾燥し、その本発明の建築用
コーキング材10、11、12の表面に薄い(厚さ約
0.5mm)皮膜が形成され、かつ、その皮膜の中は乾
燥していない。そして、その皮膜を剥がすと、また、本
発明の建築用コーキング材10、11、12の表面に薄
い皮膜が再度形成され、何度でも薄い皮膜が形成され
る。一方、本発明の建築用コーキング材10、11、1
2の表面に太陽光線や紫外線を当てずに、かつ、本発明
の建築用コーキング材10、11、12の温度を50〜
60°C以上に保つと、1ヵ月経過しても、本発明の建
築用コーキング材10、11、12の表面には乾燥した
皮膜が形成されない。この結果、本発明の建築用コーキ
ング材10、11、12は、優れた吸着性、防水性、平
滑性が得られる。
【0015】例えば、吸着性においては、一の平板の表
面上に吸着用コーキング材10(若しくは目地処理用コ
ーキング材11や防水用コーキング材12等)を塗付
し、その吸着用コーキング材10の表面上に他の平板を
載置して、2枚の平板を吸着用コーキング材10を介し
て吸着させたものにおいて、この2枚の平板を平面に対
して垂直方向に剥がす場合には、平板1m2 当りに対し
て約1000kg以上の力が必要であることを出願人が
実験で確認した。
【0016】また、防水性においては、金属製板材の一
面若しくは両面に防水用コーキング材12(若しくは吸
着用コーキング材10や目地処理用コーキング材11)
を塗布したものにおいて、防水用コーキング材12を塗
付した金属製板材の面には無皮膜性の鉱油が常時被覆さ
れているので、金属製板材は半永久的に錆びるようなこ
とはないので、この金属製板材及び防水用コーキング材
12により優れた防水性が得られる。すなわち、建築用
コーキング材10、11、12の鉱油のグリスは、半永
久的にグリスであり、金属を半永久的に錆びから保護す
ることができる。
【0017】さらに、平滑性においては、乾性油の皮膜
性により、建築用コーキング材10、11、12の表面
には皮膜が形成されるので、この皮膜により、優れた平
滑性が得られる。
【0018】[建築構造物の第1実施形態]図1乃至図
5は、本発明の建築構造物の第1実施形態を示す。図に
おいて、10は上述の吸着用コーキング材、11は上述
の目地処理用コーキング材である。
【0019】図において、2は建築構造物の下地であ
る。この例の建築構造物の下地2は、既設用であって、
既設のコンクリートスラブ20と、その既設のコンクリ
ートスラブ20の表面に施された既設の防水層21とか
ら構成されている。ここで、上述の建築構造物の下地2
が傷んでいるとする。この場合は、上述の既設の防水層
21上に建築用板材(例えば、厚さ12mmの合板、厚
さ18mmの硬質木片板、厚さ20mmのTSボード等
々)22がコンクリート釘(ファスナー)23により固
定されている。この建築用板材22により、傷んだ下地
2の表面を平にすることができる。
【0020】図において、3は金属製板材である。この
金属製板材3は、鋼板やステンレス鋼板や銅板等の金属
板の表裏両面に、ふっ素樹脂をラミネートしたり、焼き
付け塗装を施したりしてなるものである。この金属製板
材3は、平板形状をなしており、図2において、上下方
向に連続するものであり、右側縁を下側にほぼレの字形
状に折り曲げて上ハゼ30が形成されており、一方、左
側縁を上側にほぼレの字形状に折り曲げて下ハゼ31が
形成されているものである。
【0021】図において、4は吊り子である。この吊り
子4は、例えば、金属板からなり、図3に示すように、
一端部の水平な固定部40と、他端部を若干上方に折り
曲げて、かつ、その先端部を下方にほぼVの字形状に折
り曲げてなる掛け止め部41とからなる。
【0022】次に、上述の第1実施形態における本発明
の建築構造物の施工作業について図1及び図4及び図5
を参照して説明する。まず、傷んだ下地2の表面に建築
用板材22を固定する。その建築用板材22の表面上に
吸着用コーキング材10を厚さ約1.5mm〜2.0m
m塗付する。この吸着用コーキング材10の表面上に一
の金属製板材3(3A)を載置して、その一の金属製板
材3(3A)を下地2に吸着用コーキング材10を介し
て吸着させる。この一の金属製板材3(3A)の下ハゼ
31の上面及びその近辺の吸着用コーキング材10上に
目地処理用コーキング材11(若しくは吸着用コーキン
グ材10)を塗付する。一方、吊り子4の掛け止め部4
1中に目地処理用コーキング材11を充填しておく(図
4参照)。
【0023】続いて、上述の一の金属製板材3(3A)
の下ハゼ31に上述の吊り子4の掛け止め部41を掛け
止めて、この一の金属製板材3(3A)の下ハゼ31と
吊り子4の掛け止め部41との間に目地処理用コーキン
グ材11を充填させる。この吊り子4の固定部40を釘
(ファスナー)24により上述の下地2(建築用板材2
2)に固定する。その吊り子4の固定部40及び掛け止
め部41の上面に目地処理用コーキング材11(若しく
は吸着用コーキング材10)を塗付する。一方、他の金
属製板材3(3B)の上ハゼ30の外側に目地処理用コ
ーキング材11を充填しておく(図5参照)。
【0024】それから、上述の一の金属製板材3(3
A)の下ハゼ31及び上述の吊り子4の掛け止め部41
に、上述の他の金属製板材3(3B)の上ハゼ30を嵌
合し、かつ、その部分を平にする。この結果、他の金属
製板材3(3B)が下地2に吸着用コーキング材10を
介して吸着されると共に、一の金属製板材3(3A)の
下ハゼ31と他の金属製板材3(3B)の上ハゼ30と
の間(継ぎ目)には、目地処理用コーキング材11が充
填される(図1参照)。以下、上述の作業工程を繰り返
して下地2に金属製板材3を固定する。
【0025】この第1実施形態における本発明の建築構
造物は、既設の建築構造物の下地2と、その下地2の表
面に塗付された吸着用コーキング材10と、その目地処
理用コーキング材10の表面に固定された金属製板材3
(3A)(3B)と、その金属製板材3(3A)(3
B)の上ハゼ30と下ハゼ31との間の継ぎ目に充填さ
れた目地処理用コーキング材11と、から構成されてい
るものであるから、金属製板材3(3A)(3B)が吸
着用コーキング材10を介して下地2に完全密着して確
固に固定されることとなる。また、金属製板材3(3
A)(3B)の下地2側の面には吸着用コーキング材1
0が塗付されているので、この金属製板材3(3A)
(3B)の下地2側の面は、吸着用コーキング材10の
グリス及び桐油により半永久的に錆びるようなことはな
い。さらに、この金属製板材3(3A)(3B)の継ぎ
目には目地処理用コーキング材11が充填されているの
で、優れた防水性が得られることとなる。
【0026】なお、上述の建築構造物の下地2が傷んで
いなければ、上述の既設の防水層21上に、建築用板材
22を固定せずに、吸着用コーキング材10を直接塗付
して金属製板材3(3A)(3B)を固定しても良い。
【0027】図6はこの第1実施形態における本発明の
建築構造物の変形例を示す。図中、図1乃至図5と同符
号は同一のものを示す。この例の建築構造物は、新設の
下地200である。この新設の下地200は、新設のコ
ンクリートスラブ201と、その新設のコンクリートス
ラブ201の表面に施された新設の均しモルタル202
とから構成されている。この変形例のものは、上述のも
のと同様の作用効果を達成することができる。
【0028】なお、この第1実施形態において、金属製
板材3の上面にさらに上述のコーキング材10、11、
12を塗付しても良い。また、この第1実施形態のもの
は、請求項5にかかる発明の実施形態である。
【0029】[建築構造物の第2実施形態]図7乃至図
10は、本発明の建築構造物の第2実施形態を示す。図
において、10は上述の吸着用コーキング材、11は上
述の目地処理用コーキング材である。
【0030】図において、5は既設若しくは新設の建築
構造物の下地である。この例の建築構造物の下地5は、
野垂木50と、その野垂木50に釘51により固定され
た厚さ約5mmの合板52と、その野垂木50及び合板
52に釘51により固定された上垂木53と、その上垂
木53に釘51により固定された厚さ約12mmの野地
板(若しくは合板)54と、その野地板54と合板52
との間の空間中に敷き込まれた厚さが約50mmであっ
て10kg/m3 のグラスウールの断熱材55とから構
成されている。
【0031】図において、6は金属製板材である。この
金属製板材6は、鋼板やステンレス鋼板や銅板等の金属
板の表裏両面に、ふっ素樹脂をラミネートしたり、焼き
付け塗装を施したりしてなるものである。この金属製板
材6は、図8に示すように、上下方向に連続するもので
あって、平板部60と、平板部60の一側部(右側部)
を上方に垂直に折り曲げかつ外側に斜下方折り返しさら
に下方に垂直に折り曲げて形成されたメス嵌合はぜ部6
1と、メス嵌合はぜ部61の先端部を内側に斜下方に折
り曲げかつ外側にほぼ下方に折り返して形成された係止
係合部62と、平板部60の他側部(左側部)を上方に
垂直に折り曲げかつ内側に斜下方に折り返して形成され
たオス嵌合はぜ部63と、オス嵌合はぜ部63の先端部
を外側に斜方に折り返して形成された弾性係合部64
と、から構成されている。
【0032】図において、7は吊り子である。この吊り
子7は、例えば、金属板からなり、図9に示すように、
一端部の水平な固定部70と、他端部を上方に垂直に折
り曲げかつその先端部を外側に斜下方に折り曲げさらに
その先端を下方にほぼ垂直に折り曲げて形成された係止
部71とからなる。前記固定部70にはタッピングスク
リュウ72挿通用の円形透孔73が設けられている。前
記水平板の固定部70から垂直板にかけて2条の補強リ
ブ74が設けられている。
【0033】次に、上述の第2実施形態における本発明
の建築構造物の施工作業について説明する。まず、下地
5の野地板54の表面上に吸着用コーキング材10を厚
さ約1.5mm〜2.0mm塗付する。この吸着用コー
キング材10の表面上に一の金属製板材6(6A)を載
置して、その一の金属製板材6(6A)を下地5に吸着
用コーキング材10を介して吸着させる。この一の金属
製板材6(6A)のオス嵌合はぜ部63に吊り子7の係
止部71を係止させる。この吊り子7の固定部70をタ
ッピングスクリュウ72により下地5に固定させる。こ
の一の金属製板材6(6A)のオス嵌合はぜ部63及び
吊り子7の係止部71に他の金属製板材6(6B)のメ
ス嵌合はぜ部61を嵌合させると共に、この一の金属製
板材6(6A)の弾性係合部64に他の金属製板材6
(6B)の係止係合部62を弾性係合させる。この他の
金属製板材6(6B)を下地5に吸着用コーキング材1
0を介して吸着させる。以下、上述の作業工程を繰り返
して、金属製板材6を下地5に固定する。
【0034】この第2実施形態における本発明の建築構
造物は、建築構造物の下地5と、その下地5の表面に塗
付された吸着用コーキング材10と、その目地処理用コ
ーキング材10の表面に固定された金属製板材6(6
A)(6B)と、から構成されているものであるから、
金属製板材6(6A)(6B)が吸着用コーキング材1
0を介して下地5の野地板54に完全密着して確固に固
定されることとなる。この結果、雨音の防止、強風音の
防止、金属製板材6の歪防止等の効果が得られる。
【0035】また、金属製板材6(6A)(6B)の下
地5側の面には吸着用コーキング材10が塗付されてい
るので、この金属製板材6(6A)(6B)の下地5側
の面は、吸着用コーキング材10のグリス及び桐油によ
り半永久的に錆びるようなことはない。この結果、優れ
た防水性が得られることとなる。
【0036】なお、この第2実施形態において、金属製
板材6の上面にさらに上述のコーキング材10、11、
12を塗付しても良い。また、この第2実施形態のもの
は、請求項4にかかる発明の実施形態である。
【0037】[建築構造物の第3実施形態]図11及び
図12は、本発明の建築構造物の第3実施形態を示す。
図において、10は上述の吸着用コーキング材、11は
上述の目地処理用コーキング材、12は防水用コーキン
グ材である。
【0038】図において、8は建築構造物の下地であ
る。この例の建築構造物の下地8は、新設用であって、
新設のコンクリートスラブ80と、その新設のコンクリ
ートスラブ80の表面に施された新設の均しモルタル8
1とから構成されている。
【0039】図において、9は金属製板材である。この
金属製板材9は、鋼板やステンレス鋼板や銅板等の金属
板の表裏両面に、ふっ素樹脂をラミネートしたり、焼き
付け塗装を施したりしてなるものである。この金属製板
材9は、平板形状をなしている。
【0040】図において90はコンクリート製板材であ
る。このコンクリート製板材90は、例えば厚さ約30
mmの歩行用コンクリート板、又は、厚さ約12mmの
スラブセメントパーライト板、TSボード、LC板等か
らなる。
【0041】次に、上述の第3実施形態における本発明
の建築構造物の施工作業について説明する。まず、下地
8の均しモルタル81の表面上に第1吸着用コーキング
材10を厚さ約1.5mm〜2.0mm塗付する。この
第1吸着用コーキング材10の表面上に一の金属製板材
9(9A)を載置して、その一の金属製板材9(9A)
を下地8に第1吸着用コーキング材10を介して吸着さ
せる。この一の金属製板材9(9A)の右側部上に第2
吸着用コーキング材10(若しくは目地処理用コーキン
グ材11)を塗付し、その上に他の金属製板材9(9
B)の左側部を重ねる。この重ね合わせた一の金属製板
材9(9A)の右側部及び他の金属製板材9(9B)の
左側部を均しモルタル81に釘(ファスナー)82によ
り固定すると共に、この他の金属製板材9(9B)を下
地8に第1及び第2吸着用コーキング材10を介して吸
着させる。以下、上述の作業工程を繰り返して、金属製
板材9を下地8に固定する。
【0042】それから、上述の金属製板材9の表面上に
第3吸着用コーキング材10を厚さ約1.5mm〜2.
0mm塗付する。このようにして、金属製板材9を吸着
用コーキング材10により完全にサンドイッチする。こ
の第3吸着用コーキング材10の表面上に上述のコンク
リート製板材90を載置して、このコンクリート製板材
90を金属製板材9に第3吸着用コーキング材10を介
して吸着させる。このコンクリート製板材90の継ぎ目
91に目地処理用コーキング材11を充填する。なお、
このコンクリート製板材90の継ぎ目91は、実線にて
示すように、平行の場合と、二点鎖線にて示すようにV
字形状をなす。
【0043】そして、上述のコンクリート製板材90の
表面上に防水用コーキング材12を厚さ約0.2mm塗
付して乾燥させ、その上3回〜4回重ね塗りして防水用
コーキング材12を施す。
【0044】この第3実施形態における本発明の建築構
造物は、造園(防水用コーキング材12上に造園用の土
等を盛る)や駐車場等に適しており、新設の建築構造物
の下地8と、その下地8の表面に塗付された第1吸着用
コーキング材10と、その第1吸着用コーキング材10
の表面に固定された金属製板材9と、その金属製板材9
の表面に塗付された第3吸着用コーキング材10と、そ
の第3吸着用コーキング材10の表面に固定されたコン
クリート製板材90と、そのコンクリート製板材90の
継ぎ目91に充填された目地処理用コーキング材11
と、そのコンクリート製板材90及び目地処理用コーキ
ング材11の表面に数回塗付された防水用コーキング材
12とからなるものであるから、金属製板材9(9A)
(9B)が第1吸着用コーキング材10を介して下地8
に、また、コンクリート製板材90が第3吸着用コーキ
ング材10を介して金属製板材9(9A)(9B)にそ
れぞれ完全密着して確固に固定されることとなる。
【0045】また、金属製板材9(9A)(9B)の両
面には吸着用コーキング材10が塗付されているので、
この金属製板材9(9A)(9B)の両面は、吸着用コ
ーキング材10のグリス及び桐油により半永久的に錆び
るようなことはない。その上、金属製板材9の間には第
2吸着用コーキング材10が、また、コンクリート製板
材90の継ぎ目91には目地処理用コーキング材11
が、それぞれ充填されているものであるから、優れた防
水性が得られる。
【0046】さらに、コンクリート製板材90の表面に
は防水用コーキング材12が施されているので、優れた
防水性及び平滑性が得られることとなる。
【0047】図13及び図14はこの第3実施形態にお
ける本発明の建築構造物の変形例を示す。図中、図1乃
至図12と同符号は同一のものを示す。この例の建築構
造物は、既設の下地800である。この既設の下地80
0は、既設のコンクリートスラブ801と、その既設の
コンクリートスラブ801の表面に施された既設の均し
モルタル802と、その既設の均しモルタル802の票
円に施された既設の防水層803と、その既設の防水層
803の表面に釘82により固定された建築用板材(例
えば、厚さ12mmの合板、厚さ18mmの硬質木片
板、厚さ20mmのTSボード等々)804とから構成
されている。この変形例のものは、上述のものと同様の
作用効果を達成することができる。
【0048】なお、この第3実施形態において、上述の
建築構造物の下地800が傷んでいなければ、上述の既
設の防水層803上に、建築用板材804を固定せず
に、第1吸着用コーキング材10を直接塗付して金属製
板材9(9A)(9B)を固定しても良い。また、この
第3実施形態のものは、請求項6にかかる発明の実施形
態である。
【0049】なお、本発明の建築構造物は、請求項3に
かかる発明のように、既設若しくは新設のコンクリート
スラブや既設若しくは新設のモルタルからなる建築構造
物の下地と、その下地の表面に塗付された防水用コーキ
ング材と、からなるものであっても良い。
【0050】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の建築
用コーキング材は、優れた吸着性、防水性、平滑性が得
られる。
【0051】また、本発明の建築構造物は、建築用コー
キング材の優れた吸着性、防水性、平滑性により、金属
製板材やコンクリート製板材等の建築用板材を確固に固
定でき、かつ、優れた防水性や平滑性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築構造物の第1実施形態を示した一
部縦断面図である。
【図2】同じく金属製板材の一部斜視図である。
【図3】同じく吊り子の斜視図である。
【図4】同じく、一の金属製板材に吊り子をセットする
状態を示した一部縦断面図である。
【図5】同じく、一の金属製板材及び吊り子に他の金属
製板材をセットする状態を示した一部縦断面図である。
【図6】本発明の建築構造物の第1実施形態の変形例を
示した一部縦断面図である。
【図7】本発明の建築構造物の第2実施形態を示した一
部縦断面図である。
【図8】同じく金属製板材の一部斜視図である。
【図9】同じく吊り子の斜視図である。
【図10】金属製板材の嵌合部分の拡大断面図である。
【図11】本発明の建築構造物の第3実施形態を示した
一部縦断面図である。
【図12】同じく要部の拡大断面である。
【図13】本発明の建築構造物の第3実施形態の変形例
を示した一部縦断面図である。
【図14】同じく要部の拡大断面である。
【符号の説明】
10…吸着用コーキング材、11…目地処理用コーキン
グ材、12…防水用コーキング材、2、200、5、
8、800…建築構造物の下地、3、6、9…金属製板
材、90…コンクリート製板材。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月7日(1999.12.
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建築用コーキン
グ材は、上記の問題を解決するために、約99〜70重
量%、好ましくは約95〜85重量%の鉱油と、約
30重量%、好ましくは約5〜15重量%の乾性油とか
らなることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】請求項3に記載の本発明の建築用コーキン
グ材が使用された建築構造物は、既設若しくは新設のコ
ンクリートスラブや既設若しくは新設のモルタルからな
る建築構造物の下地と、その下地の表面に塗付され、約
99〜70重量%、好ましくは約85重量%の鉱油と、
〜30重量%、好ましくは約15重量%の乾性油と
からなる例えば防水用の建築用コーキング材と、を備え
たことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、請求項4に記載の本発明の建築用コ
ーキング材が使用された建築構造物は、既設若しくは新
設の建築構造物の下地と、その下地の表面に塗付され、
99〜70重量%、好ましくは約95重量%の鉱油
と、約〜30重量%、好ましくは約5重量%の乾性油
とからなる例えば吸着用の建築用コーキング材と、その
建築用コーキング材の表面に固定された金属製板材と、
を備えたことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】さらに、請求項5に記載の本発明の建築用
コーキング材が使用された建築構造物は、既設若しくは
新設の建築構造物の下地と、その下地の表面に塗付さ
れ、約99〜70重量%、好ましくは約95重量%の鉱
油と、約〜30重量%、好ましくは約5重量%の乾性
油とからなる例えば吸着用の第1建築用コーキング材
と、その建築用コーキング材の表面に固定された金属製
板材と、その金属製板材の継ぎ目に充填され、約99
70重量%、好ましくは約90重量%の鉱油と、約
30重量%、好ましくは約10重量%の乾性油とからな
る例えば目地処理用の第2建築用コーキング材と、を備
えたことを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】さらにまた、請求項6に記載の本発明の建
築用コーキング材が使用された建築構造物は、既設若し
くは新設の建築構造物の下地と、その下地の表面に塗付
され、約99〜70重量%、好ましくは約95重量%の
鉱油と、約〜30重量%、好ましくは約5重量%の乾
性油とからなる例えば吸着用の第1建築用コーキング材
と、その第1建築用コーキング材の表面に固定された金
属製板材と、前記金属製板材の表面に塗付され、約99
〜70重量%、好ましくは約95重量%の鉱油と、約
〜30重量%、好ましくは約5重量%の乾性油とからな
る例えば吸着用の第2建築用コーキング材と、その第2
建築用コーキング材の表面に固定されたコンクリート製
板材と、そのコンクリート製板材の継ぎ目に充填され、
99〜70重量%、好ましくは約90重量%の鉱油
と、約〜30重量%、好ましくは約10重量%の乾性
油とからなる例えば目地処理用の第3建築用コーキング
材と、そのコンクリート製板材及び前記第3建築用コー
キング材の表面に1回若しくは数回塗付され、約99
70重量%、好ましくは約85重量%の鉱油と、約
30重量%、好ましくは約15重量%の乾性油とからな
る例えば防水用の第4建築用コーキング材と、を備えた
ことを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】[建築用コーキング材の一実施形態]図に
おいて、10、11、12は、本発明の建築用コーキン
グ材である。この本発明の建築用コーキング材10、1
1、12は、約99〜70重量%、好ましくは約95〜
85重量%の鉱油と、約〜30重量%、好ましくは約
5〜15重量%の乾性油とからなるものであって、この
鉱油と乾性油とを練り合わせてなるものである。すなわ
ち、吸着用の建築用コーキング材(以下、単に吸着用コ
ーキング材と称する)10は、約95重量%の鉱油(例
えば、グリス)と、約5重量%の乾性油(例えば、桐
油)とからなるものある。また、目地処理用の建築用コ
ーキング材(以下、単に目地処理用コーキング材と称す
る)11は、約90重量%の鉱油(例えば、グリス)
と、約10重量%の乾性油(例えば、桐油)とからなる
ものである。さらに、防水用の建築用コーキング材(以
下、単に防水用コーキング材と称する)12は、約85
重量%の鉱油(例えば、グリス)と、約15重量%の乾
性油(例えば、桐油)とからなるものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】この実施形態における本発明の建築用コー
キング材10、11、12は、約99〜70重量%、好
ましくは約95〜85重量%の鉱油(例えば、グリス)
と、約〜30重量%、好ましくは約5〜15重量%の
乾性油(例えば、桐油)とからなるものであるから、鉱
油の無皮膜性により、また、この鉱油の無皮膜性及び乾
性油の皮膜性により、優れた吸着性、防水性、平滑性が
得られる。すなわち、本発明の建築用コーキング材1
0、11、12の表面に太陽光線や紫外線を当てると、
乾性油の作用により、本発明の建築用コーキング材1
0、11、12の表面が乾燥し、その本発明の建築用コ
ーキング材10、11、12の表面に薄い(厚さ約0.
5mm)皮膜が形成され、かつ、その皮膜の中は乾燥し
ていない。そして、その皮膜を剥がすと、また、本発明
の建築用コーキング材10、11、12の表面に薄い皮
膜が再度形成され、何度でも薄い皮膜が形成される。一
方、本発明の建築用コーキング材10、11、12の表
面に太陽光線や紫外線を当てずに、かつ、本発明の建築
用コーキング材10、11、12の温度を50〜60°
C以上に保つと、1ヵ月経過しても、本発明の建築用コ
ーキング材10、11、12の表面には乾燥した皮膜が
形成されない。この結果、本発明の建築用コーキング材
10、11、12は、優れた吸着性、防水性、平滑性が
得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 13/12 101 E04F 13/12 101M Fターム(参考) 2E001 DA01 DH25 EA01 EA07 FA24 FA51 HD11 HF02 MA04 2E108 BN01 CC02 CC11 DD18 GG09 2E110 AA14 AA26 AB04 DD03 GA33W GB02Y GB42W 4H017 AA04 AA31 AA35 AB11 AC04 AD05 AE03 4J038 JA38 JC43 NA01 NA04 PB05 PB12 PC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 約100〜70重量%、好ましくは約9
    5〜85重量%の鉱油と、約0〜30重量%、好ましく
    は約5〜15重量%の乾性油とからなることを特徴とす
    る建築用コーキング材。
  2. 【請求項2】 前記鉱油は、グリスからなり、前記乾性
    油は、桐油からなることを特徴とする請求項1に記載の
    建築用コーキング材。
  3. 【請求項3】 既設若しくは新設のコンクリートスラブ
    や既設若しくは新設のモルタルからなる建築構造物の下
    地と、 前記下地の表面に塗付され、約100〜70重量%、好
    ましくは約85重量%の鉱油と、約0〜30重量%、好
    ましくは約15重量%の乾性油とからなる建築用コーキ
    ング材と、 を備えたことを特徴とする建築構造物。
  4. 【請求項4】 既設若しくは新設の建築構造物の下地
    と、 前記下地の表面に塗付され、約100〜70重量%、好
    ましくは約95重量%の鉱油と、約0〜30重量%、好
    ましくは約5重量%の乾性油とからなる第1建築用コー
    キング材と、 前記建築用コーキング材の表面に固定された金属製板材
    と、 を備えたことを特徴とする建築構造物。
  5. 【請求項5】 既設若しくは新設の建築構造物の下地
    と、 前記下地の表面に塗付され、約100〜70重量%、好
    ましくは約95重量%の鉱油と、約0〜30重量%、好
    ましくは約5重量%の乾性油とからなる第1建築用コー
    キング材と、 前記建築用コーキング材の表面に固定された金属製板材
    と、 前記金属製板材の継ぎ目に充填され、約100〜70重
    量%、好ましくは約90重量%の鉱油と、約0〜30重
    量%、好ましくは約10重量%の乾性油とからなる第2
    建築用コーキング材と、 を備えたことを特徴とする建築構造物。
  6. 【請求項6】 既設若しくは新設の建築構造物の下地
    と、 前記下地の表面に塗付され、約100〜70重量%、好
    ましくは約95重量%の鉱油と、約0〜30重量%、好
    ましくは約5重量%の乾性油とからなる第1建築用コー
    キング材と、 前記第1建築用コーキング材の表面に固定された金属製
    板材と、 前記金属製板材の表面に塗付され、約100〜70重量
    %、好ましくは約95重量%の鉱油と、約0〜30重量
    %、好ましくは約5重量%の乾性油とからなる第2建築
    用コーキング材と、 前記第2建築用コーキング材の表面に固定されたコンク
    リート製板材と、 前記コンクリート製板材の継ぎ目に充填され、約100
    〜70重量%、好ましくは約90重量%の鉱油と、約0
    〜30重量%、好ましくは約10重量%の乾性油とから
    なる第3建築用コーキング材と、 前記コンクリート製板材及び前記第3建築用コーキング
    材の表面に1回若しくは数回塗付され、約100〜70
    重量%、好ましくは約85重量%の鉱油と、約0〜30
    重量%、好ましくは約15重量%の乾性油とからなる第
    4建築用コーキング材と、 を備えたことを特徴とする建築構造物。
  7. 【請求項7】 前記建築用コーキング材において、前記
    鉱油は、グリスからなり、前記乾性油は、桐油からなる
    ことを特徴とする請求項3又は4又は5又は6に記載の
    建築構造物。
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