JP2023127566A - 屋根構造及びカバーの取付け方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーの装着作業が容易となる屋根構造及びカバーの取付け方法を提供すること。【解決手段】 本発明の一態様に係る屋根構造は、第1の屋根材と、前記第1の屋根材の、第1方向一方側に配される有効表面を有する第2の屋根材と、前記第2の屋根材の表面と、前記第1の屋根材の表面の少なくとも一部を覆う天板と、前記第2の屋根材の第1方向一方側に配される返し部と、を有するカバーと、を備え、前記カバーの前記天板の第1方向の寸法は、前記第2の屋根材のうち前記第1の屋根材と重ならない有効表面の第1方向の寸法の1.5倍以上である。【選択図】 図5

Description

本発明は、屋根構造及びカバーの取付け方法に関する。
住居等に用いられる建築物として、例えば、木造軸組、木造枠組、鉄筋造、RC造等の建築構造が用いられる技術が知られている。また、このような建築物は、屋根形状として、屋根面が平面である屋根により形成された屋根構造が知られている。このような屋根構造として、例えば、複数の板状の屋根材が野地板に緊結釘によって緊結される技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述した屋根材は、経年劣化によって外観美や防水性が低下する。例えば、外観美や防水性を向上させる化粧カバーであるカバーによって屋根材を覆うことで、外観美や防水性を向上させる技術も知られている。このようなカバーは、屋根材の上面、端面及び底面を覆うための天板、側板、底板を有する。屋根材にカバーを取り付ける方法として、カバーを装着する前に、屋根材の表面に接着剤を供給することがある。カバー装着の対象となる屋根材の表面は、汚れが付着していることが多く、前処理として屋根材の表面を洗浄する必要がある。このため、多数の屋根材にカバーを取り付ける作業が煩雑となる。このため、屋根材を容易且つ強固に固定する技術が望まれている。
特開2016-089541号公報
そこで本発明は、カバーの装着作業が容易となる屋根構造及びカバーの取付け方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る屋根構造は、第1の屋根材と、前記第1の屋根材の、第1方向一方側に配される有効表面を有する第2の屋根材と、前記第2の屋根材の表面と、前記第1の屋根材の表面の少なくとも一部を覆う天板と、前記第2の屋根材の第1方向一方側に配される返し部と、を有するカバーと、を備え、前記カバーの前記天板の第1方向の寸法は、前記第2の屋根材のうち前記第1の屋根材と重ならない有効表面の第1方向の寸法の1.5倍以上である。
本発明の他の一態様に係るカバーの取付け方法は、一部が積層されるとともに第1方向に配列される第1の屋根材及び第2の屋根材を有する屋根構造において、第1の屋根材の第1方向一方側において、前記第1の屋根材の一方側に配され、前記第2の屋根材のうち前記第1の屋根材と重ならない有効表面の第1方向の寸法の1.5倍以上を有する第2のカバーを装着して前記第2の屋根材を覆い、前記第2のカバーの積層方向表側に固定具を配し、互いに積層される前記第2の屋根材と、前記第2のカバーと、前記固定具と、を締結し、前記第2の屋根材よりも他方側に配される他の屋根材と前記固定具とを覆う第1のカバーを装着する。
本発明によれば、カバーの装着作業が容易となる屋根構造及びカバーの取付け方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る屋根構造の構成を示す斜視図。 同屋根構造の構成を示す斜視図。 同屋根構造の構成を示す斜視図。 同屋根構造のカバーの構成を示す斜視図。 同屋根構造の固定具の構成を示す斜視図。 同屋根構造の構成を示す断面図。 同屋根構造の構成を拡大して示す断面図。 同カバー及び固定具の取付け方法を示す説明図。 他の実施形態にかかる固定具の構成を示す説明図。 同実施形態にかかる固定具の取付け方法を示す説明図。 同実施形態にかかる固定具の構成及び取付け方法を示す説明図。 同実施形態にかかる固定具の構成及び取付け方法を示す説明図。 同実施形態にかかる固定具の構成を示す説明図。
以下、本発明の第1実施形態に係るカバー150を用いた屋根構造1の構成及びカバー150の取付け方法について、図1乃至図8を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る屋根構造の構成を示す斜視図である。なお、図1中、説明のため一方側のカバー150を省略し、内部構造を示している。図2は、屋根構造の構成を示す斜視図であり、カバー150が取付けられる前の状態を示す。図3は、屋根構造の構成を示す斜視図、図4は屋根構造のカバーの構成を示す斜視図である。図5は屋根構造の固定具の構成を示す斜視図、図6は屋根構造の構成を示す断面図である。図7は屋根構造の構成を拡大して示す断面図であり、図8はカバー及び固定具の取付け方法を示す説明図である。各図において説明のため、適宜構成を拡大、縮小又は省略して示す。
屋根構造1は、野地板110と、下葺き材120と、複数の屋根材130と、複数の緊結釘140と、複数のカバー150と、軒先水切170と、けらば水切180と、端部カバー200と、棟包220と、笠木と、を備える。なお、図1及び図3において、内部の屋根材130との配置関係を示すために、カバー150を一部切り欠き、あるいは省略して示す。
なお、屋根構造1は、野地板110と屋根材130との間に、遮熱シートや通風用の部材等の他の部材を有していてもよい。
野地板110は、釘等によって垂木に留め付けられる。野地板110は、例えば、構造用合板により形成される。なお、野地板110は、MDF(Medium Density Fiberboard)、パーティクルボード、OSB(Oriented Strand Board)であってもよく、また、杉無垢材等の一枚の板材であってもよい。
下葺き材120は、防水性を有する所謂ルーフィングシートである。例えば、下葺き材120は、基材にアスファルトを含浸及び/又は塗布させることで形成される。下葺き材120は、例えば、野地板110に留め付けられる。具体例として、下葺き材120は、野地板110の表板上に設けられる。
複数の屋根材130は、棟11から軒先12に向かう野地板110の傾斜方向(縦方向)である第1方向と、第1方向に直交又は交差する幅方向(横方向)である第2方向と、においてそれぞれ複数列配列される。例えば第2方向において隣り合う屋根材130の間には、継手が配置される。なお、部位によっては傾斜していない場合もある。
複数の屋根材130は、棟11から軒先12に向かう傾斜方向(第1方向)で、一部が積層されて、下葺き材120が留め付けされた野地板110上に緊結釘140(緊結部材)により緊結される。
屋根材130は、板状に形成される。屋根材130は、例えば、野地板110の傾斜方向で中央側に、該傾斜方向と直交する方向に複数の下穴131を有する。下穴131は、緊結釘140の頭部141の外径よりも小径であって、且つ、緊結釘140の釘部142の外径よりも大径に形成される。即ち、下穴131は、緊結釘140の釘部142を挿通させる開口である。
緊結釘140は、図5に示すように、屋根構造1において、例えば、屋根材130を野地板110に緊結するために用いられる。
緊結釘140は、例えば、野地板110の厚さ方向、換言すると、野地板110の主面の面方向に直交する方向で、野地板110に打ち込まれる。なお、緊結釘140の打ち込み方向は、野地板110の厚さ方向に限定されない。
緊結釘140は、例えば、頭部141と、釘部142と、を備える。
頭部141は、円板状に形成される。
釘部142は、頭部141の一方の主面に一体に成形される。釘部142は、円柱状に形成される。また、釘部142は、例えば、釘部142の軸方向(長手方向)に等間隔に複数形成されたリング状の突起142aを複数有する。
複数の突起142aは、緊結釘140を野地板110に打ち込んだときに、屋根材130を野地板110に緊結する緊結力を向上させる。換言すると、複数の突起142aは、野地板110に打ち付けられたときに、野地板110から緊結釘140が抜ける方向の保持力である引張強度を向上させる。複数の突起142aは、例えば、野地板110及び屋根材130の緊結力を向上可能に、野地板110内に配置される部位に少なくとも設けられる。なお、突起142aの数及び形状は、緊結力を向上可能であれば適宜設定できる。
カバー150は、同じ高さ位置にあり幅方向に並列された複数の屋根材130のうち単数又は複数の屋根材130を覆う。例えば、カバー150は、屋根材130が経年劣化等によって外観美や防水性が低下したときに、屋根材130を覆うことで外観美や防水性を向上させる化粧カバーである。なお、本実施形態において、カバー150は、軒先12に位置する屋根材130は覆わず、軒先12に位置する屋根材130を端部カバー200が覆う。
カバー150は、天板151と、側板152と、底板153と、を備える。カバー150は、例えば、厚さが0.35mm~0.5mm程度の、鋼板を曲げ加工することで、天板151、側板152及び底板153が一体に形成される。例えばカバー150は、天板151の軒先12側の端部から2箇所で屈曲された側板152と底板153とによって、固定具160の下端側を覆う返し部155を構成している。また、カバー150は、側板152及び底板153との稜部、又は、側板152の底板153側に、矩形状の水抜き孔154が複数形成される。カバー150は、耐水性や耐候性を有するとともに、外観美を得るために、塗装等が施される。カバー150は、例えば、単数又は複数の屋根材130に締結されて固定される。
天板151は、屋根材130の上面の少なくとも外部に露出する領域を覆う。天板151の幅寸法は、一つの屋根材130の幅寸法よりも大きく設定される。また、天板151の奥行き寸法は、棟11から軒先12に向かう傾斜方向において一部が積層されて隣接する一対の屋根材130のうち、軒側の屋根材130にカバー150が配置されたときに、天板151が棟側の屋根材130の少なくとも一部を覆う長さに設定される。
カバー150は、縦方向の寸法が、屋根材130の有効寸法の1.5倍程度、あるいは1.5倍以上に構成される。例えば1.5倍程度とは、1.5倍の前後±10%の範囲を含み、例えば屋根材130の有効寸法の1.35倍~1.65倍となる。本実施形態においては、一例としてカバー150の傾斜方向の寸法は屋根材130の有効寸法の1.5倍以上、2倍以下に設定される。例えば本実施形態において、カバー150は、縦方向の寸法が、屋根材130の有効寸法の1.5倍とする。したがって、1つのカバー150は一つの段の屋根材130の有効表面の全長を覆うととともに、上段に重ねて配置されるもう1つの段の屋根材130の有効表面の全長の半分程度を少なくとも覆う。
なお、有効寸法とは、棟側の屋根材130と重ならない部分である有効表面の寸法であり、屋根材130の並び方向のピッチである。すなわち、1枚のカバー150が2枚の屋根材130にわたって、設けられる。例えば3列の屋根材130に、2列のカバーが装着される。例えば天板151は1枚の屋根材130の下端から当該屋根材130の上端部を経て、その棟側に一部重ねて隣接配される屋根材130の有効表面の傾斜方向の中央に至る寸法である。
なお、ここで、奥行きとは、屋根構造1における水下(軒先12)側及び水上(棟11)側となる方向を意味する。天板151は、縦方向の中途位置において、幅方向に沿う段差151bが形成される。段差151bは、第2方向に沿って延びる傾斜面を有し、縦方向に隣接して一部が重ねて配される一対の屋根材130の境界部分に形成される段差に対応する形状に構成される。したがって天板151の形状は、屋根材130同士の境界部に形成される段差に沿っている。
また、天板151は、棟側の端縁に、表側に折り曲げられて軒側に延出する返し片151cを有する返し構造部151dを備える。返し構造部151dは例えば固定具160の位置によって、固定具160のベース片161の端部の位置を規制する。
側板152は、天板151及び底板153と一体に接続する。側板152は、屋根材130の軒先12側の側面を覆う。側板152の幅寸法は、例えば、天板151の幅寸法と同一寸法に設定される。側板152は、天板151の軒先12側に配置される。側板152は、天板151側よりも底板153側が軒先12側となるべく、天板151の面方向に沿った面及び天板151に直交する方向に対して鋭角に、例えば、45°に傾斜する。
換言すると、側板152は、天板151の下面(カバー150の内側の主面)に対する角度が鈍角、例えば135°に傾斜する。なお、ここで、天板151の面方向に沿った面とは、天板151の側板152側の端部から、天板151の面方向に沿って延びる仮想平面である。側板152と屋根材130の端縁との間には固定具160が配置される。
底板153は、天板151と平行又はほぼ平行に設定される。よって、側板152の底板153に対する傾斜角度は、鋭角に、一例として45°に設定される。なお、天板151及び底板153の間隔は、屋根材130が配置可能な間隔に設定される。底板153の幅寸法は、天板151の幅寸法と同じ寸法に設定される。底板153の奥行き寸法は、天板151の奥行き寸法よりも短く設定される。より具体的には、底板153の奥行き寸法は、下方の屋根材130に取り付けられるカバー150の天板151の棟側の端部よりも軒側となる寸法に設定される。底板153は、側板152と所定距離離れた折り返し位置において板材が裏側に折り返された返し片153aを有する二重構造を成す。
水抜き孔154は、カバー150の幅方向で複数箇所に設けられる。水抜き孔154は、カバー150内に浸入した水を抜く水抜き穴である。
複数のカバー150は縦方向において一部を重ねて、隣接して配置される。一例として、各カバー150は横方向に並ぶ複数の屋根材の幅より大きいサイズ及び形状に形成される。例えば幅方向に並ぶ三枚の屋根材130に対して一枚のカバー150が取り付けられる。
一部が積層されるとともに縦方向に並ぶ一対の屋根材130において、棟11側の屋根材130を第1の屋根材130、軒先12側の屋根材130を第2の屋根材130として説明するとともに、棟11側のカバー150を第1のカバー150、軒先12側のカバー150を第2のカバー150として、説明する。第1の屋根材130には、少なくとも軒先12側の端部を覆う第1のカバー150が装着され、第2の屋根材130には少なくとも軒先12側の部位を覆う第2のカバー150が装着される。
また、縦方向に並ぶ一対のカバー150は、軒側のカバー150(第2のカバー)の天板151の表面の中途部の表面に、棟側のカバー150(第1のカバー)の底板153が重ねて配される。また、軒側のカバー150の天板151の端縁の返し構造部151dは、棟側のカバー150の底板153の棟11側の端部よりも棟側に所定距離ずれた位置に配置される。そして、軒側のカバー150の天板151は棟側の屋根材130の表面側であって当該屋根材の装着される固定具160のベース片161の裏側に配される。言い換えると本実施形態に係るカバー150の天板151は一部積層して並ぶ2枚の屋根材130の段差を乗り越えて、棟側の屋根材130の表面に至って延出している。
各カバー150は、その天板151が、取付け対象となる屋根材130の表側に配され、一対の屋根材130の段差を経て当該屋根材130の棟11側に隣接され一部が表側に積層して配置された屋根材130の表面上の位置に至り、締結部材165によって、積層される複数の屋根材130と固定具160とともに、締結される。すなわち、第2のカバー150の天板151は第2の屋根材130及び第1の屋根材130の一部の表側を覆う。そして、第2のカバー150の天板151の棟側の端縁部分と、第1の屋根材130に締結された固定具160と、第1の屋根材130とが、第1のカバー150によって覆われる。
固定具160は、傾斜方向に並ぶ2つのカバー150のうち、軒側のカバー150の天板151の棟側の返し構造部151dと、棟側のカバー150の軒側の返し部155との間に配置される。また、固定具160は、積層方向において、第1のカバー150と、第2のカバーとの間に配される。固定具160は、金属の板材が曲成され、ベース片161と、押さえ部としての押さえ片163と、を一体に連続して有する。固定具160は、補強や排水のために段差を有していてもよい。
例えば図6に示す例では、傾斜方向に並ぶ2つの固定具160について、軒側の固定具160は隣接する屋根材130間の段差部に設けられているが、棟側の固定具160は、屋根材130の中途部に設けられている。例えばカバー150の寸法が屋根材130の1.5倍となる寸法設定であれば、1段毎に、段差部に配される固定具160と、中途部に配される固定具160が交互に設けられる。
固定具160は、屋根材130の幅寸法と同等の幅寸法を有する。例えば複数の固定具160が屋根構造1の幅方向において隣接して配置され、屋根構造1の幅方向における全長に設けられている。あるいは固定具160は、屋根材130の幅寸法よりも小さく構成されていてもよく、屋根構造1の幅方向のうち、一部に設けられている構成であってもよい。
ベース片161は、例えば第1方向に所定幅を有するとともに、第2方向に沿って延出する矩形板状に構成される。ベース片161は、締結部材が貫通する締結部としての締結孔を有していてもよい。ベース片161は棟側に、例えば屋根材130に向かって屈曲する係止部としての係合片161aを有し、係合片161aが第2のカバー150の天板151上において、返し構造部151d内に保持され、位置決めされる。
ベース片161は、ベース片161は、例えば所定の幅寸法及び奥行き寸法を有する矩形の板状に構成される。固定具160のベース片161の裏面は、両面接着の防水テープを介して、カバー150に貼付けられていてもよい。
押さえ片163は、ベース片161の軒先側に連続して形成される。押さえ片163は、天板151に沿うベース片161の一方側が屈曲して軒側かつ屋根材130に向けて屈曲して折り返される屋根押さえ1163aと、さらに屋根押さえ1163aの一方側が屈曲して返し部155に向けて屈曲して折り返される返し押さえ1163bと、を連続して一体に備える。返し押さえ1163bの頂部がカバー150の側板152と底板153との間のコーナー部に係止される係止部となる。例えば屋根押さえ1163aの一部は屈曲して段差151bの傾斜面に沿って延びる。また、返し押さえ1163bの端縁側の部位は側板152に沿って延びる。
固定具160は、傾斜方向に隣接する一対の屋根材130の段差部または屋根材130の中途部位において、隣接して配置される一対のカバー150の天板151の間に、配置される。固定具160は、少なくとも1つの屋根材130あるいは積層される複数の屋根材と、第1の屋根材130上に配された第2のカバー150の天板151と、に締結される。すなわち、固定具160のベース片161は、締結部材165によって、第1方向に一部が積層して並ぶ第1の屋根材130及び第2の屋根材130あるいは一方の屋根材130と、第2のカバー150の天板151と、それらの表側に重ねて配される第2のカバー150の天板151と、に締結されるとともに、押さえ片163が第1のカバー150の返し部155に係合する。
締結部材165は例えばパッキン付きのビスである。締結部材165は例えば、カバー150を屋根材130に緊結するために用いられる。
締結部材165は、例えば、円板状の頭部165aと、円柱状の釘部165bと、を一体に有するとともに、釘部165bの頭部側の基端部の外周に環状のパッキンが設けられる。釘部165bは、その外周面においてらせん状に形成された突条部を有する。
幅方向で隣り合うカバー150間には継手が設けられる。継手は、屋根材130の上方であって、且つ、カバー150の下方に配置される。継手は、例えばカバー150の面に沿って形成され、天板、側板と、を備える。天板は、幅方向で隣り合うカバー150の天板151の端部と対向する。側板は、隣り合うカバー150の側板152の端部と対向する。
軒先水切170は、例えば、軒先12の幅方向(第2方向)に沿って設けられる。軒先水切170は、例えば、軒先12における野地板110及び下葺き材120の間に配置される基部171と、基部171の軒先12側の端部から下方に垂下する水切板172と、を有する。水切板172は、下端の野地板110側に返し部を有する。
けらば水切180は、例えば、各けらば13に配置される。けらば水切180は、例えば、笠木を介して野地板110に緊結される。けらば水切180は、けらば13から下方に垂下する水切板を有する。
また、端部カバー200は、第1実施形態と同様に構成され、軒先12に配置された屋根材130を覆う。例えば、軒先12において屋根材130は二枚積層されて配置されることから、端部カバー200は、二枚の屋根材130を覆う。また、端部カバー200は、軒先12において幅方向に複数配置された積層された屋根材130のうち、一組の又は複数組の積層された屋根材130を覆う。
例えば、端部カバー200は、屋根材130が経年劣化等によって外観美が低下したときに、屋根材130を覆うことで外観美を向上させる化粧カバーである。端部カバー200は、天板201と、側板202と、底板203と、を備える。端部カバー200は、例えば、鋼板を曲げ加工することで、天板151、側板202及び底板203が一体に形成される。本実施形態において、例えば端部カバー200の天板201は、端部の屋根材130とその棟側に重ねて並べられる2段目の屋根材130の表側に至って配置される。すなわち端部カバー200の天板201の傾斜方向の寸法は、端部の屋根材130の表面から、二段目の屋根材130の端縁を通り、二段目の屋根材130の表面に至る長さに設定される。一例として、天板201において、屋根材130の段差に対応する位置に、段差が形成されていてもよい。端部カバー200は、装着対象の軒先12側の屋根材130(第2の屋根材)の表側に一部が重ねて一列棟11側に配される屋根材130(第1の屋根材)の表面上に、その一部が配置される。また、端部カバー200は、側板202及び底板203との稜部、又は、側板202の底板203側に、矩形状の水抜き孔が単数又は複数形成されていてもよい。端部カバー200は、耐水性や耐候性を有するとともに、外観美を得るために、塗装等が施される。端部カバー200は、例えば、単数又は複数の屋根材130に締結されて固定される。
棟包220は、棟11に設けられる。棟包220は、例えば、棟11及び棟11に配置された屋根材130の棟11側の端部を覆う。例えば、棟包220は、笠木を介して野地板110に緊結される。
次に、本実施形態に係る屋根構造1の製造方法における、カバー150の装着方法について説明する。本実施形態に係るカバー150の装着方法は、軒先12側のカバー150と屋根材130に固定具160を締結する固定工程と、固定具160と棟11側の屋根材130にカバー150を被せる組付工程と、を備える。
組付工程として、屋根材130に対して、カバー150を割り付ける。例えば本実施形態において、幅方向に並ぶ3つの屋根材130に対して1つのカバー150を装着する例を示す。組付工程において、軒先側の列から棟側の列に向かって順番に、一定幅ずつ、あるいは幅方向に延びる一列ずつ、カバー150を順次装着する。ここで、カバー150は傾斜方向において1.5倍程度あるいは1.5倍以上の寸法を有しているため、3列の屋根材130に対して、2列のカバー150を装着する。
まず、最初に軒先12側の端に配列される屋根材130に端部カバー200を装着する(装着工程)。具体的には、端部カバー200の天板201と底板203との間の開口に、軒先12の屋根材130の端縁を配置させ、端部カバー200を棟11側に移動させることで、端部カバー200を装着する。例えば端部カバー200の天板201は、端部の屋根材130とその棟側に重ねて並べられる2段目の屋根材130の表側に至って配置される。端部カバー200は、装着対象の軒先12側の屋根材130(第2の屋根材)の表側に一部が重ねて一列棟11側に配される屋根材130(第1の屋根材)の表面上に、その一部が配置される。そして、2段目の屋根材130の表側に配置された端部カバー200の天板201の上に、固定具160を配置し、防水テープ169で貼付けて仮固定し、締結する(締結工程)。このとき、一対の屋根材130が重なる段差部に、ベース片161の端縁が配置されるように、固定具160を位置決めする。そして、互いに積層される固定具160のベース片161と、第1の屋根材130と、第2のカバー150の天板151と、第2の屋根材130と、第2の屋根材130の裏面に積層される野地板110を貫通するように締結部材165を螺合し、締結する。
なお、軒先12側の端から2列目以降は、既に装着された軒先側のカバー200,150に固定具160を防水テープ169で貼付けて仮固定し、屋根材130とカバー200,150とを締結する(締結工程)。このとき、既に装着されたカバー150(第2のカバー)の天板151の返し構造部151dに、ベース片161の係合片161aを挿入し、係合させることで、軒側のカバー150に位置決めし、保持させる。そして、軒側のカバー150及びその裏側の屋根材130に、締結部材165で締結する。
なお、図8に示す様に、固定具160は、既に装着されたカバー150(第2のカバー)の天板151の返し構造部151dに、ベース片161の係合片161aが挿入される位置の他、図8に破線で示すように、返し構造部151dから外れ対置に取付けてもよい。例えば屋根材130やカバー150の位置関係に応じて、固定具160の取付け位置を適宜調整できる。例えば返し構造部151dよりも傾斜方向の一方側あるいは他方側にずれた位置の上から、ベース片161の係合片161aを配置し、締結してもよい。
そして固定具160の締結後、固定具160と棟11側の屋根材130とに、カバー150を装着する(装着工程)。このとき、棟11側のカバー150の底板153を、固定具160と軒先12側のカバー150の天板151との間に形成される隙間に、差し込みながら、装着する。以上により、縦方向に並ぶカバー150が、互いに一部を重ねて、配置される。
以上の、締結工程と、装着工程を、軒先12側の列から棟11側の列へ順番に必要数繰り返すことで、屋根へのカバー150の装着が完了する。
このように構成されたカバー150及び屋根構造1によれば、カバー150に固定具160を装着し、当該固定具160に棟側のカバー150を係合させる構成により、容易に複数のカバー150を装着することができる。そしてカバー150の長さを有効表面の1.5倍程度あるいは1.5倍以上としたことにより、カバー150の数を減らすことができ、作業効率の向上や低コスト化が実現できる。また、カバー150の長さを屋根材130の1.5倍以上として複数の屋根材130を1枚のカバー150で覆うことにより、カバー150、固定具160、締結部材165の部品点数を2/3倍に減らすことが可能となる。
また、固定具160を用いて締結することにより、例えば汚れなどが付着しやすい屋根材の表面に接着剤を塗布して接着する場合と比べて、固定の強度を維持しやすく、また、予め塗布面を高圧洗浄するなどの前処理を省略することができ、工程数を減らすことができる。さらに、洗浄によって汚水が飛び散ることもないため、洗浄のための養生を省略できる。また、例えば一部が重なる屋根材130の隙間に差し込む構成と比べ、屋根材130上に被せる構成であるため、装着が容易となる。例えば屋根材130の隙間にこけや埃が入り込んで塞がれているような状態であっても、簡単にカバー150を取付けることができる。また、屋根材130の寸法によらず、カバー150を固定できるため、装着が容易にできる。また図8に示すように、固定具160の締結位置を調整することもできるため、カバー150の位置を調整することができる。したがって、既存の屋根材の葺き足の長さのばらつきにも対応できる。
また、上記実施形態に係る屋根構造1によれば、カバー150と屋根材130とを、締結により固定するため、取付けの強度が増し、耐風力も向上する。また、上記の屋根構造1によれば、カバー150の底板153と屋根材130との間に固定具160を配する構成とし、傾斜方向において底板153と屋根材130との間が離間することにより、風の吹き上げや毛細管現象により雨水が浸入して屋根材130に至るのを防止できる。
また、上記実施形態において固定具160は金属板を曲げ加工して形成しているため、屈曲部分で角度の調整がしやすく、周囲の材料との位置関係に追従して変形可能である。したがって屋根材130の形状やサイズに合わせて固定具160の形状を変形させることができ、屋根材130の厚みに追従させることができる。また、固定具160が金属片で弾性変形可能に構成され、固定具160とカバー150とを嵌合させることができるため、装着性や作業性がよい。また固定具160を屋根材130やカバー150に被せて締結させることで、屋根材130の端部を押さえ、反りやあばれを押さえることが可能である。また、締結部材によって締結することにより、全面で接着する方法と比べ、解体作業が容易であり、さらに分別作業も容易である。
また、カバー150の天板151は薄い板状で構成され、屋根材130の上面に沿って配設することができ、屋根材130からの浮きが少ない。このため、例えば屋根構造1の既存の屋根材130と、屋根材130を覆って装着されている既存の軒先水切170、けらば水切180、棟包220等、のカバー用部材との間に差し込むことができ、装着作業が容易となる。
また、本実施形態においては、第2の屋根材130に装着される第2のカバー150の天板151の棟側の一部が、棟側に積層される第1の屋根材130の上面側に至って延びることで、屋根材130の積層部分の隙間から水が浸入するのを防止できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
例えば本実施形態において、カバー150は、縦方向の寸法が、屋根材130の有効寸法の1.5倍である例を示したが、これに限られるものではない。例えばカバー150の縦方向の寸法は屋根材の有効寸法の整数倍、例えば2倍としてもよい。この場合、2列の屋根材130に対して、1列のカバー150で対応でき、作業工程や部品点数を減らすことが出来る。あるいは整数倍ではなく、有効寸法の1/2の倍数、例えば2.5倍に設定してもよい。
例えば上記実施形態においては1つのカバー150が2列の屋根材130にわたって設けられる例を示したが、屋根材130の配置や条件によって、1枚の屋根材130に1枚のカバー150が装着される部位があってもよい。固定具160の構成も上記の例に限られるものではない。
また、複数の屋根材130の段差に渡って天板151,201が配される実施形態において、天板151,201に段差が形成される例を示したが、これに限られるものではない。例えば薄い平板状で変形可能に構成されていてもよい。すなわち、薄板で平板状に構成されたカバー150,200が段差に乗り上げ、段差の棟側の中途部において、固定具160を締結することで、各屋根材130の上面に沿って配設することができる。
例えば、カバー150と屋根材130との締結に加え、屋根材130と各カバー150との間をさらに接着してもよい。例えば、屋根材130の表面にカバー150を被せて組み付ける前に、屋根材130の表面又はカバー150の天板の裏面の所定箇所に予め接着材を塗布しておくことで、各屋根材130と各カバー150とを接合してもよい。さらに、組付け後に、縦方向に隣接するカバー150の重なる部位の間に、接着剤を充填させて接合してもよい。
また、上述した例では、天板151と底板153とが平行に延びるとともに、天板151と側板152との間が鈍角となり側板152と底板153との間が鋭角となるように、側板152が傾斜する例を示したが、これに限られるものではない。例えば天板151と底板153とが平行に延びるとともに、側板152が天板151及び底板153に対して垂直に延びる構成であってもよい。
例えば上記実施形態における各カバー150は、金属の薄板で構成されていてもよく、あるいは樹脂製であってもよい。また、固定具160の材料も、上記金属にかぎられるものではなく、樹脂等他の材料を用いることも可能である。
また、上述した例では、固定具160の棟側の端縁が、天板151の返し構造部151dの内部に配置され、固定具160の端縁の表側に返し片151cが配される例を示したが、これに限られるものではない。例えば他の実施形態として図9乃至図13に示すように、固定具160Aの棟側の端縁が、天板151の端縁を覆う構成としてもよい。
図9は他の実施形態にかかる固定具160Aの構成を示す説明図であり、図10は、固定具160Aの取付け方法を示す説明図である。図11及び図12は固定具160Aの構成及び取付け方法を示す説明図であり、図11は固定具160Aを図9の位置よりも一方側に配置した状態を示し、図12は他方側に配置した状態を示す。図13は固定具160Aの構成を示す説明図であり、傾斜角度を大きくした状態を示す。
本実施形態において、固定具160Aは傾斜方向一方である棟側の端縁に、返し係合部166を有する。返し係合部166は、天板151の端縁が、屋根材130側に折曲げられ、さらに軒側に折り返される折り返し片167を有する、2重構造を成し、天板151の棟側の端部に係合可能に構成される。例えば返し構造部166はカバー150の返し構造部151dの外面形状に沿って、返し構造部151dが収容可能な形状に曲成される。
本実施形態にかかる固定具160Aは、図10に示すように、取付け時に天板151の端縁の返し構造部151dの表面側を覆うように被せる。このため、返し部166の折り返し部内に天板151の返し構造部151dが配置され、天板151が返し係合部166に係合することで、固定具160Aの下方への移動が規制される。したがって固定具160Aが天板151に支持され、落下を抑制できる。
なお、図11に示すように、本実施形態にかかる固定具160Aも取付け位置を調整することができ、例えば締結時に、傾斜方向に所定範囲で位置をずらして固定することが可能である。例えば図11に示すように、天板151が返し係合部166内に収まる位置関係とすることで、浮き上がりを抑えることが可能である。
一方で、調整量によっては、図12に示すように、返し係合部166を天板151の端縁よりも軒側に位置させて固定することも可能であり、現場の周辺部材の位置関係に応じて適宜調整することができる。
その他の構成や取付け方法は、上記実施形態にかかる屋根構造1や固定具160と同様である。
本実施形態にかかる固定具160Aによれば、固定具160Aの棟側の端縁が、天板151の端部を覆うように係合し、軒側への移動が規制されるため、固定具160の落下が防止でき、施工の作業性を向上できる。例えば図13に示すように、傾斜角度が大きい場合にも、固定具の落下を防止できる。
また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…屋根構造、11…棟、12…軒先、13…けらば、16…ベース片、110…野地板、120…下葺き材、130…屋根材、140…緊結釘、141…頭部、142…釘部、142a…突起、150…カバー、151…天板、151b…段差、151c…返し片、151d…返し構造部、152…側板、153…底板、153a…返し片、154…水抜き孔、155…返し部、160、160A…固定具、161…ベース片、161a…係合片、163…押さえ片、165…締結部材、165a…頭部、165b…釘部、166…返し係合部、167…折り返し片、169…防水テープ、170…軒先水切、171…基部、172…水切板、180…けらば水切、200…端部カバー、201…天板、202…側板、203…底板、220…棟包、1163a…屋根押さえ、1163b…返し押さえ。

Claims (9)

  1. 第1の屋根材と、
    前記第1の屋根材の、第1方向一方側に配される有効表面を有する第2の屋根材と、
    前記第2の屋根材の表面と、前記第1の屋根材の表面の少なくとも一部を覆う天板と、前記第2の屋根材の第1方向一方側に配される返し部と、を有するカバーと、
    を備え、
    前記カバーの前記天板の第1方向の寸法は、前記第2の屋根材のうち前記第1の屋根材と重ならない有効表面の第1方向の寸法の1.5倍以上である、屋根構造。
  2. 第1方向において隣接する複数の屋根材と、
    一方側の前記屋根材の表面と、他方側の前記屋根材の表面の少なくとも一部を覆う天板と、一方側の前記屋根材の他方側に配される返し部と、を有するカバーと、
    一方側の前記カバーの前記天板に締結されるとともに、他方側の前記カバーの前記返し部に係合する固定具と、を備え、
    前記カバーの前記天板の第1方向の寸法は、一方側の前記屋根材のうち他方側の前記屋根材と重ならない有効表面の第1方向の寸法の1.5倍以上である、屋根構造。
  3. 前記カバーの前記天板の第1方向の寸法は、一方側の前記屋根材のうち他方側の前記屋根材と重ならない有効表面の第1方向の寸法の1.5倍、または2倍である請求項1または2に記載の屋根構造。
  4. 複数の前記屋根材は、一部が積層されて、前記第1方向に並べて配置され、
    一方側の前記カバーの前記天板は、一方側の前記屋根材の表面側から他方側の前記屋根材との段差を通り他方側の前記屋根材の表面側に至って延び、
    前記固定具は、他方側の前記屋根材上に配され、他方側の前記屋根材に締結されるベース片と、前記ベース片から延出し他方側の前記カバーの前記返し部に配される係止部を有する押さえ部と、を一体に有する、請求項2に記載の屋根構造。
  5. 前記返し部は、前記屋根材の表面側に対向する前記天板と、前記固定具の少なくとも一部の裏側に配される底板と、前記天板と前記底板とを接続する側板と、を備え、
    複数の前記屋根材は、前記第1方向及び、前記第1方向と交差する第2方向において、それぞれ複数列配列される、請求項4に記載の屋根構造。
  6. 前記第1方向に並ぶ複数の前記カバーのうち軒側の前記カバーの前記天板と棟側の前記カバーの前記底板とが少なくとも一部重ねて配置され、
    前記固定具は、積層方向において、他方側の前記カバーの前記天板と一方側の前記カバーの前記天板との間に配され、一方側の前記カバーの前記天板と、一方側の前記屋根材と、一方側の前記屋根材の下に設けられる野地板と、に締結される、請求項5に記載の屋根構造。
  7. 一部が積層されるとともに第1方向に配列される第1の屋根材及び第2の屋根材を有する屋根構造において、
    第1の屋根材の第1方向一方側において、前記第1の屋根材の一方側に配され、前記第2の屋根材のうち前記第1の屋根材と重ならない有効表面の第1方向の寸法の1.5倍以上を有する第2のカバーを装着して前記第2の屋根材を覆い、
    前記第2のカバーの積層方向表側に固定具を配し、互いに積層される前記第2の屋根材と、前記第2のカバーと、前記固定具と、を締結し、
    前記第2の屋根材よりも他方側に配される他の屋根材と前記固定具とを覆う第1のカバーを装着する、カバーの取付け方法。
  8. 前記カバーは、前記屋根材の表面側に対向する天板と、前記屋根材の裏側に対向する底板と、前記天板と前記底板とを接続する側板と、を備え、
    前記カバーを装着する際、前記カバーの前記底板を、軒側に設けられた他の前記カバーの前記天板と、当該カバーに締結された前記固定具との間の隙間に挿入する、請求項7に記載のカバーの取付け方法。
  9. 前記ベース片の第1方向一方側の端縁は前記屋根材の第1方向一方側の端縁を覆う返し係合部を有する、請求項4に記載の屋根構造。
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