JP2000204654A - 躯体構造 - Google Patents

躯体構造

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Publication number
JP2000204654A
JP2000204654A JP11003089A JP308999A JP2000204654A JP 2000204654 A JP2000204654 A JP 2000204654A JP 11003089 A JP11003089 A JP 11003089A JP 308999 A JP308999 A JP 308999A JP 2000204654 A JP2000204654 A JP 2000204654A
Authority
JP
Japan
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fixing surface
eaves girder
plate
hut
ceiling
Prior art date
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Pending
Application number
JP11003089A
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English (en)
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Yoshifumi Suzuki
良文 鈴木
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小屋梁に隣接して勾配天井が設けられる場合に
好適な躯体構造を提供する。 【解決手段】断面略L字状に形成され、一面が軒桁固定
面11、他面が小屋梁固定面12となされ、これら軒桁
固定面11と小屋梁固定面12との間に補強リブ13が
設けられてなる火打ちプレート1が、軒桁2と小屋梁3
との交点部分に固定され、この火打ちプレート1は、小
屋梁3横に設けられる勾配天井の内装下地材4と緩衝せ
ず、かつ、室内空間Sに露出しないようになされた躯体
構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造住宅の躯体構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5に示すように、木造住宅
の躯体構造において、軒桁aと小屋梁bとの交点部分
に、火打ち金具cを固定して、この交点部分の施工強度
を高めるといったことが行われている。この火打ち金具
cは、軒桁aと小屋梁bとのそれぞれの水平力を分散さ
せて隅部の角度の変形を防止するといったことから、軒
桁aおよび小屋梁bに対して45度の取付角度で、かつ
隅部からある程度距離を隔てた軒桁aおよび小屋梁bの
位置間に固定できる長尺に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この小屋梁b
に隣接して勾配天井が設けられているような場合には、
火打ち金具cが勾配天井の内装下地ラインdよりも室内
側に露出してしまうといった不都合を生じることとな
る。
【0004】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、小屋梁に隣接して勾配天井が設けられる場合
に好適な躯体構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の躯体構造は、断面略L字状に形成され、一面
が軒桁固定面、他面が小屋梁固定面となされ、これら軒
桁固定面と小屋梁固定面との間に補強リブが設けられて
なる火打ちプレートが、軒桁と小屋梁との交点部分に固
定され、この火打ちプレートは、小屋梁横に設けられる
勾配天井の内装下地材と緩衝せず、かつ、室内空間に露
出しないようになされたものである。
【0006】また、この躯体構造において、軒桁の天端
面と火打ちプレートの軒桁固定面の上辺とが略一致する
高さ位置に、火打ちプレートが固定され、この火打ちプ
レートの軒桁固定面の上辺直下の位置から小屋梁固定面
にかけて水平方向に補強リブが延設されるとともに、小
屋梁固定面の外周縁下部には、勾配天井の勾配に合わせ
て切欠部が設けられてなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0008】図1は躯体構造の全体構成の概略を示し、
図2および図3は同要部を示している。
【0009】すなわち、この躯体構造は、火打ちプレー
ト1が、軒桁2と小屋梁3との交点部分に固定され、小
屋梁3横に設けられる勾配天井下地材4と緩衝せず、か
つ、室内空間Sに露出しないようになされている。
【0010】火打ちプレート1は、折り曲げ成形した鋼
板を溶接加工して形成されており、図4に示すように、
断面略L字状に形成され、一面が軒桁固定面11、他面
が小屋梁固定面12となされている。
【0011】軒桁固定面11には、この軒桁固定面11
を軒桁2に固定するためのボルト孔11aが設けられて
いる。小屋梁固定面12にも、この小屋梁固定面12を
小屋梁3に固定するためのボルト孔12aが設けられて
いる。
【0012】本実施の形態では、これらのボルト孔11
a、12aは一個となされているが、それぞれ複数個設
けられていても良い。
【0013】図2および図3に示すように、軒桁2は、
小屋梁3よりも一段低くなった位置で小屋梁3と接合さ
れているので、火打ちプレート1は、この軒桁2と小屋
梁3との接合形状に合わせて、軒桁固定面11の上部が
切り欠かれ、小屋梁固定面12の上辺12bよりも軒桁
固定面11の上辺11bが一段低くなされている。小屋
梁固定面12は、外周縁下部に、勾配天井の勾配に合わ
せて斜めに切り欠かれた切欠部12cが設けられ、勾配
天井下地材4と緩衝しないようになされている。
【0014】これら軒桁固定面11と小屋梁固定面12
との間には、補強リブ13が設けられている。この補強
リブ13は、軒桁固定面11の上辺11bの直下の位置
から水平方向に延設され、小屋梁固定面12の中間部に
かけて設けられている。このように補強リブ13を火打
ちプレート1のできるだけ高い位置、すなわち、軒桁固
定面11の上辺11bの直下の位置に設けることで、火
打ちプレート1の補強リブ13が、小屋梁3に隣接して
設けられる勾配天井下地材4と緩衝しないようになされ
ている。
【0015】この火打ちプレート1は、軒桁2と小屋梁
3との交点部分に当接されてボルト5によって固定され
る。この際、火打ちプレート1は、軒桁固定面11の上
辺11bと軒桁2の天端面21とが略一致するように、
できるだけ高い位置に固定する。
【0016】したがって、この固定状態で、火打ちプレ
ート1の補強リブ13は、火打ちプレート1のできるだ
け高い位置に設けられているのに相まって、火打ちプレ
ート1自体の取り付け位置も高くしているので、軒桁2
の天端面21の直下の高さ位置に位置させることがで
き、勾配天井下地材4と緩衝しないようにすることがで
きる。また、小屋梁固定面12にも切欠部12cを設け
ているので、この火打ちプレート1の小屋梁固定面12
と、勾配天井下地材4とが緩衝しないようにすることが
できる。
【0017】この躯体構造によると、小屋梁3に隣接し
て勾配天井を設けることができる。しかも、この火打ち
プレート1は、軒桁固定面11と小屋梁固定面12とを
補強リブ13で補強することによってコンパクトながら
も高剛性が得られるので、従来の火打ち金具に匹敵する
施工強度が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、断
面略L字状に形成され、一面が軒桁固定面、他面が小屋
梁固定面となされ、これら軒桁固定面と小屋梁固定面と
の間に補強リブが設けられてなる火打ちプレートを、軒
桁と小屋梁との交点部分に固定することで、長尺の火打
ち金具を用いた場合と同等に、軒桁と小屋梁とのそれぞ
れの水平力を分散させて隅部の角度の変形を防止するこ
とができる。しかもこの火打ちプレートは、軒桁と小屋
梁との交点部分にコンパクトに納めることができる。し
たがって、躯体構造は、軒桁と小屋梁との交点部分に固
定した火打ちプレートを、小屋梁横に設けられる勾配天
井の内装下地材と緩衝せず、かつ、室内空間に露出しな
いようにすることができる。
【0019】また、請求項2記載の躯体構造によると、
軒桁の天端面と火打ちプレートの軒桁固定面の上辺とが
略一致する高さ位置に、火打ちプレートを固定し、この
火打ちプレートの軒桁固定面の上辺直下の位置から小屋
梁固定面にかけて水平方向に補強リブを延設させること
で、勾配天井の内装下地材と補強リブとの緩衝を防止す
ることができる。また、小屋梁固定面の外周縁下部に、
勾配天井の勾配に合わせて切欠部を設けることで、勾配
天井の内装下地材と小屋梁固定面との緩衝を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る躯体構造の全体構成の概略を示す
部分斜視図である。
【図2】本発明に係る躯体構造の要部を示す部分斜視図
である。
【図3】本発明に係る躯体構造の要部を示す部分側面図
である。
【図4】本発明に係る躯体構造に用いられる火打ちプレ
ートを示す斜視図である。
【図5】従来の躯体構造を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 火打ちプレート 11 軒桁固定面 12 小屋梁固定面 13 補強リブ 2 軒桁 3 小屋梁 4 勾配天井下地材 S 室内空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略L字状に形成され、一面が軒桁固
    定面、他面が小屋梁固定面となされ、これら軒桁固定面
    と小屋梁固定面との間に補強リブが設けられてなる火打
    ちプレートが、軒桁と小屋梁との交点部分に固定され、
    この火打ちプレートは、小屋梁横に設けられる勾配天井
    の内装下地材と緩衝せず、かつ、室内空間に露出しない
    ようになされたことを特徴とする躯体構造。
  2. 【請求項2】 軒桁の天端面と火打ちプレートの軒桁固
    定面の上辺とが略一致する高さ位置に、火打ちプレート
    が固定され、この火打ちプレートの軒桁固定面の上辺直
    下の位置から小屋梁固定面にかけて水平方向に補強リブ
    が延設されるとともに、小屋梁固定面の外周縁下部に
    は、勾配天井の勾配に合わせて切欠部が設けられてなる
    請求項1記載の躯体構造。
JP11003089A 1999-01-08 1999-01-08 躯体構造 Pending JP2000204654A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009203670A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Sumitomo Forestry Co Ltd 火打ち部材

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