JP2009097254A - 外壁構造体 - Google Patents

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寛 日吉
Keiko Akimoto
敬子 穐本
Motonori Yoshida
元紀 吉田
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裕介 南
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Abstract

【課題】断熱材及び外壁面材を固設する際に、外壁構造体の内部に熱橋効果が発生するのを防止することができ、作業効率の向上を図ることができる外壁構造体を提供する。
【解決手段】集合住宅1の室内空間7と屋外との間を区切るために設けられる外断熱仕様の外壁構造体40であって、フレーム23bと、前記フレーム23bより屋外側に取り付けられる木質系材料により構成される下地材55と、前記下地材55の間を塞ぐように設置される断熱材62と、前記下地材55の上面に固定される外壁面材63とを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、外壁構造体の技術に関し、特に外断熱処理が施された外側構造体の技術に関するものである。
従来、建築物の室内空間と屋外との間を区切るために設けられる外壁構造体において、屋外との断熱を行うための方法として建物の内側に断熱材を充填する内断熱工法と断熱材を建物の外側に施工する外断熱工法がある。
しかし、前記内断熱工法では、柱や梁等の軸材が屋外の温度変化の影響を受けてしまうため、内部結露等が発生してしまっていた。
そこで、断熱材を建物の外側に施工する外断熱工法が採用されている。前記外断熱工法を採用する場合には、柱や梁などで構成される軸組の外側(屋外側)にグラスウールなどの断熱材を設けており、前記断熱材は軸組に断熱材固定用釘によって固設されていた。また、前記断熱材の外側に外壁面材を設ける場合には、前記断熱材の外側に胴縁が配置され、該胴縁は胴縁固定用釘によって軸組によって固定され、前記外壁面材は前記胴縁に外壁面材固定用釘によって固設されていた(特許文献1参照)。
また、特許文献2では、前記柱や梁の外側に補強材を設けて、釘や螺子等の固定金具によって胴縁を固設して、前記胴縁を介して外壁面材を固定していた。
特開平7―48875号公報 特許第3792819号公報
しかし、前記断熱材が柔らかく軽量であるのに対し、前記胴縁及び外壁面材の重量が大きいために、断熱材での保持力をほとんど期待できず、胴縁固定用釘及び外壁面材固定用釘に大きな負担がかかっていた。また、前記胴縁固定用釘は胴縁及び断熱材を貫通して軸組に到達しており、前記胴縁固定用釘を通じて室内空間の熱が屋外へと逃げていく熱橋効果が発生し、結露を生じさせる可能性があった。
また、特許文献2に記載された方法では、補強材を設けることにより部品点数が多くなってしまっていた。また、断熱材を取り付けた後に補強材を取り付けるため、組立作業が煩雑になっていた。
そこで本発明はかかる課題に鑑み、断熱材及び外壁面材を固定する際に、外壁構造体の内部に熱橋効果が発生するのを防止することができ、作業効率の向上を図ることができる外壁構造体を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、建築物の室内空間と屋外との間を区切るために設けられる外断熱仕様の外壁構造体であって、フレームと、前記フレームより屋外側に取り付けられる木質系材料により構成される下地材と、前記下地材の間を塞ぐように設置される断熱材と、前記下地材の上面に固定される外壁面材とを備えたものである。
請求項2においては、前記フレームは、建築物の高さ方向に延びる垂直部材と、建築物の水平方向に延びる水平部材とから構成され、前記下地材は、前記フレームの屋外側に前記高さ方向に伸びる下地材用柱材と、前記水平方向に伸びる下地材用梁と、前記下地材用柱材と前記下地材用梁によって区切られた略矩形状の空間に嵌設される下地材用枠材とから構成され、前記下地材用枠材の内部に断熱材を敷設して、前記下地材用枠材を下地材用柱材及び下地材用梁に固定具によって固定して、前記下地材を前記フレームに固定具によって固定したものである。
請求項3においては、前記外壁面材は、正面視において上辺及び下辺が水平方向に整列して配置された略矩形状の板材と前記板材の上下間に配置される水切り材とを備え、前記水切り材は、前記板材の表面より屋外側へ突設しており、屋外側へ向かうに従って下方へ傾斜するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、前記断熱材と外壁面材の下地となる下地材とを一体に構成することができるため、下地材及び断熱材の施工の簡略化を図ることができる。また、前記下地材を木質系材料で構成したことから、前記フレームと屋外との間の断熱を行うことができ、前記垂直部材による熱橋効果を防止することができる。
請求項2においては、下地材を木質系材料で構成し、該下地材に固定具を貫通させてフレームに固定したため、前記下地材を前記フレームに固定するための固定具から室内空間の熱が逃げるのを防止することができる。
請求項3においては、水切り材が板材の表面よりも屋外側に突設することとなり、前記板材に水滴が付着せず清潔な状態を保つことができる。また、板材間の目地にコーキングを行う必要がなくなるため、板材を小割りにして交換することが可能となる。また、外壁面材の意匠性が向上する。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る集合住宅の全体的な構成を示した平面図、図2は(a)フレームの正面図(b)フレームの側面図、図3はフレームの正面図である。図4は下地材及びフレームを示す平面断面図、図5は下地材の正面図、図6は下地材のA−A´線断面図、図7は(a)内断熱工法を施した外壁構造体の温度変化図(b)外断熱工法を施した外壁構造体の温度変化図(c)本実施例にかかる外壁構造体の温度変化図、図8は水切り板を供えた外壁面材の斜視図である。
本実施例の建築物の一実施例である集合住宅について説明する。
前記集合住宅1は、単身者若しくは夫婦が居住することを想定したワンルームタイプと子供のいる家族が居住することを想定したLDKタイプの集合住宅であり、一方向に長い平面視略矩形状を成し、図1に示すように長辺方向(桁行方向)に沿って複数の住戸が配列されている。
前記集合住宅1では、長辺方向(桁行方向)に梁3が横架されている。また、前記集合住宅1の短辺方向(梁間方向)における一端側に長辺方向(桁行方向)に沿って各住戸の共用部分であるバルコニー5が設けられ、他端側に共用部分としての外廊下6が設けられて、これらバルコニー5と外廊下6との間に各住戸の専用部分である室内空間7が設けられている。そして、隣接する室内空間7・7は、梁間方向に延びる戸境壁8で仕切られている。前記戸境壁8の内部にはブレース9が設けられ、耐震補強が図られている。
前記集合住宅1の躯体を構成する梁3は、二本の長尺部材3a・3aを接合して成るものである。つまり、一組の溝形鋼(C型鋼)からなる長尺部材3a・3aを背中合わせに螺結して梁3が構成されている。梁3は、桁行方向に略等間隔に複数並設されている。
次に、前記戸境壁8について図2及び図3を用いて説明する。
前記戸境壁8は図2及び図3に示すように、梁間方向に延びる水平部材21と集合住宅高さ方向に延びる垂直部材22とで構成されており、垂直部材22を長辺として、水平部材21を短辺とする長方形状のフレーム23が構成されている。
前記戸境壁8は、梁間方向に延びる第一水平部材21aと集合住宅1の高さ方向に延びる第一垂直部材22aとで構成されており、第一垂直部材22aを長辺として、第一水平部材21aを短辺とする長方形状の第一フレーム23aが構成されている。前記第一垂直部材22aは、図2に示すように、長手方向断面視L字型に構成し、長手方向断面視L字型のそれぞれの端部に90度内側に折り曲げて立設したリップ31aを有する二本のリップ付山形鋼31で構成している。該リップ付山形鋼31は、それぞれの一辺を背中合わせに配置して複数の箇所を溶接などの方法により接合している。また、前記リップ付山形鋼31とリップ付山形鋼31との間には取付孔が穿設されたブレース取付板32が介設されており、溶接などの方法によってリップ付山形鋼31に固設されている。
一方、前記第一フレーム23aの上辺、即ち集合住宅1高さ方向上方の辺を構成する第一水平部材21aは二本のリップ付山形鋼31・31で構成されており、前記リップ付山形鋼31とリップ付山形鋼31との間には前記ブレース取付板32の上端が挟持されており溶接などの方法によってリップ付山形鋼31に固設されている。また、前記第一フレーム23aの下辺、即ち集合住宅1高さ方向下方の辺を構成する第一水平部材21aはリップ付山形鋼31で構成されており、前記ブレース取付板32の下端が溶接等の方法によってリップ付山形鋼31に固設されている。
前記ブレース9は、ブレース9本体の両端にブレース取付金具9aが溶接等の方法によって固設され、該ブレース取付金具9aに螺子等が螺設されるように取付孔が穿設されており、ブレース9本体の中間部にはターンバックル9bが設けられている。このため、前記ブレース9を取り付けた後にブレース9の張りを調整することができる。
前記ブレース取付板32は、例えば長方形に構成されており、前記ブレース9を固定する螺子を螺設するためのブレース取付孔が穿設されている。なお、ブレース取付板32の形状は本実施例の形状に限定せず、例えば三角形に構成してもよく、また、ブレース取付孔の位置も限定するものではない。
次に、本発明の要部である、室内空間7と屋外を区切るための外壁構造体40について図3を用いて説明する。
前記外壁構造体40は、梁間方向に延びる第二水平部材21bと集合住宅1高さ方向に延びる第二垂直部材22bとで構成されており、第二垂直部材22bを長辺として、第二水平部材21bを短辺とする長方形状の第二フレーム23bが構成されている。前記第二垂直部材22bは、図4に示すように、長手方向断面視L字型に構成し、長手方向断面視L字型のそれぞれの端部に90度内側に折り曲げて立設したリップ41aを有する一本のリップ付山形鋼41で構成している。また、前記リップ付山形鋼41には取付孔が穿設されたブレース取付板42が溶接などの方法によって固設されている。
一方、前記第二水平部材21bは一本のリップ付山形鋼41で構成されており、前記リップ付山形鋼41には前記ブレース取付板42の下端もしくは上端が溶接などの方法によって固設されている。
〔下地材〕
次に外壁構造体40に取り付ける下地材55の構成について図4から図6を用いて説明する。
前記外壁構造体40の外側には、例えば、桟木、集成材、LVL、木粉配合樹脂などの木質系材料で形成された下地材55が固設されている。図5に示すように、前記下地材55は下地材用梁56及び下地材用柱材57及び下地材用枠材58で構成され、前記下地材用梁56は図示せぬボルトにより第二水平部材21bに固設しており、前記下地材用柱材57は前記第二垂直部材22bを構成するリップ付山形鋼41の間に介設した固定具としてのボルト61により前記第二フレーム23bに固設されている。また、前記下地材用枠材58は横部材58a及び縦部材58bで略格子状に構成された部材であり、図6に示すように、前記下地材用梁56及び下地材用柱材57によって区切られた略矩形状の空間に嵌設して固定具としての枠材固定用釘59・59・・・によって前記下地材用梁56及び下地材用柱材57に固設されるものである。
また、図4に示すように、前記下地材用枠材58に形成された格子状の隙間には例えばグラスウールなどで構成された断熱材62が敷設されている。このように構成することにより、下地材55の内側に断熱材62を設けることで、外壁固定に充分な強度を確保するとともに、下地材55及び断熱材62の施工の簡略化を図ることができる。また、下地材55を木材で構成することにより、従来木造住宅で行われていた外壁取付方法が採用でき、外壁材の選択幅が広がる。また、下地材55を木材で構成することにより、金属で構成されたフレームが熱橋となることを防止することができる。また、断熱材62を前記下地材55内に収めることができるため、省スペースを実現できる。
また、前記下地材用柱材57及び縦部材58bの外側(戸外側)には外壁面材63を固設するための胴縁64を具備する。前記胴縁64も木材で構成されており、前記外壁面材63を釘等により前記胴縁64に固定する。
一方前記外壁構造体40を構成する第二フレーム23bの内側には、木材で形成した内側下地材70が固設されている。前記内側下地材70は内側柱材72と内側枠材73から構成されている。前記内側柱材72は集合住宅1の梁間方向端部、即ち角部に立設した第二フレーム23bの第二垂直部材22bの内側(室内空間7側)を被覆するように固設している。一方、枠材73は前記下地材55の下地材用枠材58の内側に固設されている。前記内側下地材70の内側には胴縁74が設けられ、例えば石膏ボード等で構成された内壁80が固設される。
このように構成することにより、金属からなる第二垂直部材22bの周囲を木材で覆うこととなり熱橋の影響を小さくすることが可能となる。また、前記第二フレーム23bの外側に断熱材62を敷設することにより、集合住宅1の桁行方向両端部全体を断熱することが可能となるため、断熱効果が向上して、集合住宅全体が断熱されることとなる。
次に、前記下地材55を用いたことによる断熱効果について、図7を用いて説明する。
図7(c)が本実施例にかかる外断熱工法を使用した場合の温度分布を表した図であり、図7(a)は比較対象である内断熱工法を使用した場合の温度分布を表した図、図7(b)は比較対象である垂直部材22bに四本のリップ付山形鋼41を使用した場合の温度分布を表した図である。
図7(a)のように、前記外壁構造体40の垂直部材22bと内壁80との間に木材81を配置し、前記外壁構造体40の内側(室内側)寄りに断熱材82を配置した内断熱構造では、内側に熱源を配置した場合、前記外壁構造体40の垂直部材22bが熱橋となるため、垂直部材22b付近の外壁構造体40の温度は低下するものの、その他の部分は断熱材82が敷設されているため熱交換が行われず、結果として、前記外壁構造体40内の温度にばらつきが生じる。すなわち、垂直部材22b付近の温度は垂直部材22bの熱橋効果により、熱源に触れていない屋外側に熱を逃がすため周囲の温度より低くなっており、等温線が室内空間側に大きく張り出している。これにより、室内空間7側の熱が熱橋効果によって、前記垂直部材22bを通して屋外側へ逃げていることが分かる。
次に、図7(b)のように、前記外壁構造体40の垂直部材22bと外壁面材63との間に木材83を配置し、前記外壁構造体40の外側(屋外側)寄りに断熱材84を配置した外断熱構造では、内側に熱源を配置した場合には、屋外側からの熱を遮断することが可能となるが、前記垂直部材22bを四本のリップ付山形鋼41で構成したことにより、屋外側に垂直部材22bが突出してしまい、熱橋効果の原因となる。すなわち、垂直部材22bが熱橋となり室内空間7側の熱を屋外側に逃がすこととなるため、垂直部材22b付近の温度が周囲の温度より低くなっている。
そこで、図7(c)のように、前記垂直部材22bのリップ付山形鋼41の本数を二本にして、前記垂直部材22bの外側に下地材55及び断熱材62を配置できるようにすることで、熱橋の影響を小さくすることができる。すなわち、前記リップ付山形鋼41の屋外側に木材で形成された下地材55を構成する下地材用柱材57及び下地材用枠材58を配置することにより、熱橋効果を防止することができる。このように構成することにより、前記外壁構造体40の室内側の熱を屋外側に逃がすことなく断熱することができるため、断熱効果を向上させることができる。
なお、前記外壁面材63を固定する手段として胴縁64を用いず、前記下地材55に直接金属から構成される取付金具を固定して、前記取付金具に外壁面材を掛架する構成とすることも可能である。
次に、前記外壁面材63について説明する。
前記外壁面材63は、集合住宅1の桁行方向端部両側に設けられた最外部を被覆する部材であり、木材、金属鋼材、もしくはセメント質原料と繊維質材料とを混合した窯業系材料から一枚の板状に構成されている。前記外壁面材63は長方形状に構成されており、前記下地材55の外側に集合住宅1の桁行方向端部両側の面を全て被覆するように取り付けられている。
また、図8に示すように、外壁面材93は、水切りを備えた構成とすることもできる。すなわち、前記外壁面材93の内側(室内空間側)に当たる面を金属の内側板93aで構成し、水切り材としての水切り板93bを突設して螺子等によって内側板93aに固定する。前記水切り板93bは、水平方向に対して下方に傾斜しており先端部は垂直下方に折り曲げられている。また、前記水切り板93bと水切り板93bとの間に長方形状の板材93cを設ける。これにより、前記外壁面材93に等間隔に水切りを設けることができる。
このように構成することにより、前記板材93cは取り外し可能となるため、板材93c一枚のみが汚れた場合でも、外壁面材93全体を交換する必要は無く、板材93cを前記内側板93aから取り外して交換するだけでよい。また、水切り板93bを設けたことにより、外壁面材93に付着した水滴が水切り板93bに沿って流れ落ちるため、前記外壁面材93に雨水による汚れが付着し難くなる。
以上のように、本発明にかかる外壁構造体は、集合住宅1の室内空間7と屋外との間を区切るために設けられる外断熱仕様の外壁構造体40であって、フレーム23bと、前記フレーム23bより屋外側に取り付けられる木質系材料により構成される下地材55と、前記下地材55の間を塞ぐように設置される断熱材62と、前記下地材55の上面に固定される外壁面材63とを備えたものである。このように構成することにより、前記断熱材62と外壁面材63の下地となる下地材55とを一体に構成することができるため、下地材55及び断熱材62の施工の簡略化を図ることができる。また、前記下地材55を木質系材料で構成したことから、前記フレーム23bと屋外との間の断熱を行うことができ、前記垂直部材22bによる熱橋効果を防止することができる。
また、前記フレーム23bは、集合住宅1の高さ方向に延びる垂直部材22bと、建築物の水平方向に延びる水平部材21bとから構成され、前記下地材55は、前記フレームの屋外側に前記高さ方向に伸びる下地材用柱材57と、前記水平方向に伸びる下地材用梁56と、前記下地材用柱材57と前記下地材用梁56によって区切られた略矩形状の空間に嵌設される下地材用枠材58とから構成され、前記下地材用枠材58の内部に断熱材62を敷設して、前記下地材用枠材58を下地材用柱材57及び下地材用梁56に枠材固定用釘59によって固定して、前記下地材55を前記フレームにボルト61によって固定したものである。このように構成することにより、下地材55を木質系材料で構成し、該下地材55に枠材固定用釘59を貫通させてフレームに固定したため、前記下地材55を前記フレーム23bに固定するためのボルト61から室内空間7の熱が逃げるのを防止することができる。
また、前記外壁面材93は、正面視において上辺及び下辺が水平方向に整列して配置された略矩形状の板材93cと前記板材93cの上下間に配置される水切り材93bとを備え、前記水切り材93bは、前記板材93cの表面より屋外側へ突設しており、屋外側へ向かうに従って下方へ傾斜するものである。このように構成することにより、水切り材93bが板材93cの表面よりも屋外側に突設することとなり、前記板材93cに水滴が付着せず清潔な状態を保つことができる。また、板材93c間の目地にコーキングを行う必要がなくなるため、板材93cを小割りにして交換することが可能となる。また、外壁面材93の意匠性が向上する。
本発明の一実施例に係る集合住宅の全体的な構成を示した平面図。 (a)フレームの正面図(b)フレームの側面図。 フレームの正面図。 下地材及びフレームを示す平面断面図。 下地材の正面図。 下地材のA−A´線断面図。 (a)内断熱工法を施した外壁構造体の温度変化図(b)外断熱工法を施した外壁構造体の温度変化図(c)本実施例にかかる外壁構造体の温度変化図。 水切り板を供えた外壁面材の斜視図。
符号の説明
1 集合住宅
8 戸境壁
9 ブレース
21b 第二水平部材
22b 第二垂直部材
23b 第二フレーム
40 外壁構造体
55 下地材
56 下地材用梁
57 下地材用柱材
58 下地材用枠材
59 枠材固定用釘
61 ボルト
62 断熱材
63 外壁面材
64 胴縁
93 外壁面材
93b 水切り材
93c 板材

Claims (3)

  1. 建築物の室内空間と屋外との間を区切るために設けられる外断熱仕様の外壁構造体であって、
    フレームと、
    前記フレームより屋外側に取り付けられる木質系材料により構成される下地材と、
    前記下地材の間を塞ぐように設置される断熱材と、
    前記下地材の上面に固定される外壁面材とを備えたことを特徴とする外壁構造体。
  2. 前記フレームは、
    建築物の高さ方向に延びる垂直部材と、建築物の水平方向に延びる水平部材とから構成され、
    前記下地材は、
    前記フレームの屋外側に前記高さ方向に伸びる下地材用柱材と、前記水平方向に伸びる下地材用梁と、前記下地材用柱材と前記下地材用梁によって区切られた略矩形状の空間に嵌設される下地材用枠材とから構成され、
    前記下地材用枠材の内部に断熱材を敷設して、前記下地材用枠材を下地材用柱材及び下地材用梁に固定具によって固定して、
    前記下地材を前記フレームに固定具によって固定した
    ことを特徴とする請求項1に記載の外壁構造体。
  3. 前記外壁面材は、
    正面視において上辺及び下辺が水平方向に整列して配置された略矩形状の板材と前記板材の上下間に配置される水切り材とを備え、
    前記水切り材は、前記板材の表面より屋外側へ突設しており、屋外側へ向かうに従って下方へ傾斜する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の外壁構造体。
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JP7007118B2 (ja) 2017-06-26 2022-01-24 大和ハウス工業株式会社 壁パネル、耐力要素の交換方法および建物

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