JP6563684B2 - 梁の被覆構造 - Google Patents
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ところが、断面矩形状に形成された角材からなる木製梁とは異なり、鉄骨梁には様々な断面形状のものが用いられるため、隙間を塞ぎにくい場合があった。
前記建物の外周部には外壁材5〜9が設けられ、
前記外壁材5〜9のうち前記梁1〜4が突出する位置には前記梁1〜4が貫通可能な切欠部5a〜8aが形成され、
前記梁1〜4と前記切欠部5a〜8aとの間には隙間Sが形成されており、
前記隙間Sには、前記梁1〜4のうち少なくとも前記切欠部5a〜8aの縁部に対向する箇所を被覆する耐火板材10と、この耐火板材10と前記切欠部5a〜8aの縁部との間に充填されるシーリング材11と、が設けられており、
前記梁1,2は、対向する前記外壁材5,6・5,7間に架設される化粧梁であり、
前記耐火板材10は、前記梁1,2の長さ方向および全周に亘って当該梁1,2の全体を被覆しており、当該耐火板材10は化粧カバー13によって被覆されていることを特徴とする。
また、シーリング材11を充填するに当たって、耐火板材10は板であるため、当該シーリング材11の下地材として機能する。これによって、例えば繊維状の素材からなる耐火材を使用するよりも、シーリング材11を確実に充填することができるとともに、その状態を安定的に維持できるので、建物の外周部の梁1〜4が突出する部分における防水性能の向上に貢献できる。
さらに、耐火板材10は、梁1,2の長さ方向および全周に亘って当該梁1,2の全体を被覆しており、当該耐火板材10は化粧カバー13によって被覆されているので、梁1,2の全体を、化粧カバー13によって意匠性を高めつつ、耐火板材10によって耐火性能を向上させることができる。
前記建物の外周部には外壁材5〜9が設けられ、
前記外壁材5〜9のうち前記梁1〜4が突出する位置には前記梁1〜4が貫通可能な切欠部5a〜8aが形成され、
前記梁1〜4と前記切欠部5a〜8aとの間には隙間Sが形成されており、
前記隙間Sには、前記梁1〜4のうち少なくとも前記切欠部5a〜8aの縁部に対向する箇所を被覆する耐火板材10と、この耐火板材10と前記切欠部5a〜8aの縁部との間に充填されるシーリング材11と、が設けられており、
前記梁3,4は、バルコニー30を支持する支持梁であり、
前記梁3,4における前記バルコニー30中央側の面には、前記バルコニー30の床30aの側端部を支持する支持部材30bが設けられており、
前記梁3,4は、前記床30aの側端部のうち前記支持部材30bによって支持される箇所を除き、前記耐火板材10と前記床30aの側端部によって略全周に亘って被覆され、
前記耐火板材10と前記床30aの側端部との間には、前記床30aの側端部のうち前記支持部材30bによって支持される箇所を跨ぐようにして耐火被覆材14が設けられることを特徴とする。
また、シーリング材11を充填するに当たって、耐火板材10は板であるため、当該シーリング材11の下地材として機能する。これによって、例えば繊維状の素材からなる耐火材を使用するよりも、シーリング材11を確実に充填することができるとともに、その状態を安定的に維持できるので、建物の外周部の梁1〜4が突出する部分における防水性能の向上に貢献できる。
さらに、梁3,4のバルコニー30中央側の面に支持部材30bが設けられているので、梁3,4は、床30aの側端部のうち支持部材30bによって支持される箇所を除き、耐火板材10と床30aの側端部によって略全周に亘って被覆された状態となる。このような状態において、耐火板材10と床30aの側端部との間に、床30aの側端部のうち支持部材30bによって支持される箇所を跨ぐようにして耐火被覆材14が設けられるので、梁3,4を全周に亘って耐火被覆することができる。
前記耐火板材10と前記シーリング材11との間に、透湿防水シート16と耐水シート17のうち少なくとも一方が介在していることを特徴とする。
前記耐火板材10と前記梁1〜4を被覆する耐火被覆材14とが、前記梁1〜4の長さ方向に隣接して設けられていることを特徴とする。
本実施の形態における梁1〜4の被覆構造は、図1〜図15に示すように、建物の外周部から突出する梁1〜4を被覆してなるものである。
建物の外周部には外壁材5〜9が設けられ、外壁材5〜9のうち梁1〜4が突出する位置には梁1〜4が貫通可能な切欠部5a〜8aが形成され、梁1〜4と切欠部5a〜8aとの間には隙間Sが形成されている。
そして、隙間Sには、梁1〜4のうち少なくとも切欠部5a〜8aの縁部に対向する箇所を被覆する耐火板材10と、この耐火板材10と切欠部5a〜8aの縁部との間に充填されるシーリング材11と、が設けられている。
鉄骨梁の種類としては、本実施の形態ではH形鋼が用いられているが、これに限られるものではなく、I型鋼や溝形鋼等の鉄骨梁が用いられてもよい。
梁1〜4は、説明の便宜上、以下において第一梁1、第二梁2、第三梁3、第四梁4と称する。
また、バックアップ材12は不燃材料であり、本実施の形態においては例えばロックウールを成形したものが採用されている。
なお、本実施の形態における建物は、鉄骨軸組工法によって建築されており、柱や梁等を接合して躯体が形成されている。
図1に示すような外階段が設けられる領域20は、アパートやマンション等の集合住宅等の建物に設けられており、例えば外廊下と一体的に形成されている。
外階段が設けられる領域20の周囲には、当該領域20を囲むようにして複数の壁21,22,23が設けられている。
壁21は、外階段領域20のコーナーに配置されており、壁22および壁23と対向するように配置されている。つまり、壁22と壁23は、壁21を基点にして互いに直交する方向に設けられている。
第一梁1は、対向する壁21,22間に、すなわち対向する外壁材5,6間に架設される、化粧が施された化粧梁である。
第二梁2は、対向する壁21,23間に、すなわち対向する外壁材5,7間に架設される、化粧が施された化粧梁である。
外壁材5のうち第一梁1が突出する位置には、図2,図3に示すように、第一梁1が貫通可能な切欠部5aが形成されている。
切欠部5aは、断面視における第一梁1の最大外形よりも範囲が広くなるように外壁材5に形成されている。すなわち、H形鋼である第一梁1は、ウェブと上下のフランジとを有する。そして、上側のフランジの上面と、下側のフランジの下面と、上側のフランジの短手方向両端部と下側のフランジの短手方向両端部とをそれぞれ仮想的に繋ぐ線とで構成される矩形状の範囲が、断面視における第一梁1の最大外形とされている。外壁材5に形成される切欠部5aは、このような第一梁1の最大外形よりも範囲が広くなるように設定されている。
なお、複数の外壁材5が隣接する箇所(図9参照)から第一梁1が突出する場合は、その外壁材5ごとに切欠形成された箇所を集合させて、第一梁1の最大外形に対応した切欠部5aを形成している。
すなわち、外壁材5は、厚みがある(例えば80mm程度)ため、切欠部5aは、外壁材5の内外方向に沿って外壁材5の厚み分に対応した面が形成されている。このような切欠部5aの面と、第一梁1のうち外壁材5から突出する根元の位置2aとの間に、隙間Sが形成されている。
なお、外壁材5における切欠部5aの外部側縁は座堀り加工が施されており、後述する化粧カバー13の端部を収納して、化粧カバーを外壁材5側に寄せて配置できるようにしている。
なお、第一梁1が上述のように化粧梁である場合には、耐火板材10は、第一梁1の長さ方向および全周に亘って当該第一梁1の全体を被覆しているものとする。すなわち、耐火板材10は、複数の耐火板材10を矩形枠状に組み立てて、第一梁1を囲むようにして設けられている。
より詳細に説明すると、隙間Sにおいて、耐火板材10と切欠部5aの縁部との間に、まずバックアップ材12が目地底となるように設けられており、バックアップ材12と、外壁材5の切欠部5aと、耐火板材10と、に対して密着した状態となるようにシーリング材11が充填されている。
このような第一梁1を被覆する耐火被覆材14と耐火板材10とが、第一梁1の長さ方向に隣接して設けられている。すなわち、第一梁1のうち、外壁材5よりも壁21の内部側が耐火被覆材14によって被覆されている。
また、このように耐火被覆材14が捨て張りされた位置よりもさらに壁21の内部側には、他の耐火被覆材15が設けられている。当該他の耐火被覆材15は、中央部分が第一梁1のウェブに対して固定されている。
なお、施工時には、図4に示すように、矩形枠状に組まれた耐火板材10を、耐火被覆材14側にスライドさせて、当該耐火被覆材14に当接させる。
また、耐火板材10は、第一梁1のウェブに固定されて側方に張り出すブラケット18に対してビス等により固定されている(図9参照)。ブラケット18自体は、ウェブに対してボルト・ナットで固定されている。
すなわち、図示はしないが、壁22側においても外壁材6に切欠部が形成されており、第一梁1と切欠部との間に形成された隙間Sには、耐火板材10とシーリング材11とが設けられている。
また、第一梁1の壁22側の端部は、外壁材6よりも壁22の内部において耐火被覆材14によって被覆されている。
ただし、上述の第一梁1の被覆構造と重複する構成については説明を省略する。
切欠部7aは、断面視における第二梁2の最大外形よりも範囲が広くなるように外壁材7に形成されている。
そして、隙間Sには、第二梁2のうち少なくとも切欠部7aの縁部に対向する箇所を被覆する耐火板材10が設けられている。
なお、第二梁2が上述のように化粧梁である場合には、耐火板材10は、第二梁2の長さ方向および全周に亘って当該第二梁2の全体を被覆しているものとする。
さらに、隙間Sには、耐火板材10と切欠部7aの縁部との間に充填されるシーリング材11が設けられている。
第二梁2は、他の梁Hとの接合部において耐火被覆材14によって被覆されている。すなわち、第二梁2の接合側端部が、外壁材7よりも壁23の内部において耐火被覆材14によって被覆されている。
より詳細に説明すると、図5,図7に示すように、第二梁2の接合側端部を左右から挟み込むようにして耐火被覆材14が設けられている。さらに、図6,図7に示すように、第二梁2の接合側端部を上下から挟み込むようにして耐火被覆材14が設けられている。当該上下から挟み込む耐火被覆材14は、第二梁2と他の梁Hとに跨って配置されている。
また、このように耐火被覆材14が捨て張りされた位置よりもさらに他の梁Hの長さ方向端部側には、他の耐火被覆材15が設けられている。当該他の耐火被覆材15は、中央部分が第一梁1のウェブに対して固定されている。
なお、施工時には、図7に示すように、矩形枠状に組まれた耐火板材10を、耐火被覆材14側にスライドさせて、当該耐火被覆材14に当接させる。
すなわち、図示はしないが、壁21側においても外壁材5に切欠部が形成されており、第二梁2と切欠部との間に形成された隙間Sには、耐火板材10とシーリング材11とが設けられている。
また、第二梁2の壁21側の端部は、外壁材5よりも壁21の内部において耐火被覆材14によって被覆されている。
すなわち、耐火板材10とシーリング材11との間に、透湿防水シート16と耐水シート17のうち少なくとも一方が介在した状態となっている。本実施の形態においては、図8に示すように、透湿防水シート16と耐水シート17の双方が、耐火板材10とシーリング材11との間に介在している。
すなわち、図8(a)に示すように、第一梁1または第二梁2の少なくとも根元の位置1a,2aを被覆する耐火板材10の周りに、透湿防水シート16を巻き付ける。
次に、図8(b)に示すように、耐火板材10における各梁1,2の根元の位置1a,2aに対応した箇所に耐水シート17を巻き付ける。
ここで、これら透湿防水シート16と耐水シート17が巻き付けられた耐火板材10を、耐火被覆材14側にスライドさせて、当該耐火被覆材14に当接させる。
その後、バックアップ材12を隙間Sに設け、当該バックアップ材12と、外壁材5,6の切欠部5aと、耐火板材10と、に対して密着した状態となるようにシーリング材11を充填する。
なお、透湿防水シート16は、各梁1,2の根元の位置1a,2aに対応した耐火板材10の箇所だけに設けられてもよいし、各梁1,2を全体的に被覆する耐火板材10の全体に亘って設けられてもよい。
一方、耐水シート17は、各梁1,2の根元の位置1a,2aに対応した耐火板材10の箇所だけに設けられているものとする。
化粧カバー13の内側面には、当該化粧カバー13の剛性を補強するための芯材13aが設けられている。
また、化粧カバー13の左右側面には、当該化粧カバー13の長さ方向に沿って横目地13bが形成されている。化粧カバー13は、この横目地13bから耐火板材10に向かってビス等が設けられることによって、耐火板材10に対して固定されている。
なお、化粧カバー13は、図示はしないが、上下に分割される構成であり、上側の分割体の端部と、下側の分割体の端部とが横目地13bの箇所で重なり合う構成となっている。すなわち、この重なり部分をビス止めしている。
図10に示すようなバルコニー30は、アパートやマンション等の集合住宅や戸建て住宅等の建物に設けられている。
バルコニー30の周囲には、当該バルコニー30を囲むようにして複数の壁31,32が設けられている。
また、壁31は、建物のコーナーに配置されており、壁32は、建物の中央側に配置されている。すなわち、図10に示すバルコニー30は、建物のコーナーに配置されている。
第三梁3は、壁31から外壁材8を貫通するようにして外側に突出し、バルコニー30を支持する支持梁である。
第四梁4は、壁32から外壁材9を貫通するようにして外側に突出し、バルコニー30を支持する支持梁である。
床30aは、ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)からなる耐火性能を有する。
支持部材30bは、第三梁3に対し、当該第三梁3のウェブに取り付けられた図示しないブラケットを介して取り付けられている。
また、図示はしないが、第四梁4におけるバルコニー30中央側の面にも同様に支持部材30bが設けられているものとする。
外壁材8のうち第三梁3が突出する位置には、第三梁3が貫通可能な切欠部8aが形成されている。
切欠部8aは、断面視における第三梁3の最大外形よりも範囲が広くなるように外壁材8に形成されている。このように形成された切欠部8aと第三梁3との間には隙間Sが形成されている。
なお、外壁材8における切欠部8aの外部側縁は座堀り加工が施されており、バルコニー30の図示しない仕上げ材の端部を収納できるようになっている。
より詳細に説明すると、第三梁3は、床30aの側端部のうち支持部材30bによって支持される箇所を除き、耐火板材10と床30aの側端部によって略全周に亘って被覆されている。すなわち、図12に示すように、第三梁3を囲む耐火ラインが、支持部材30bの位置で途切れた状態となっている。
そこで、耐火板材10と床30aの側端部との間には、床30aの側端部のうち支持部材30bによって支持される箇所を跨ぐようにして耐火被覆材14が設けられている。耐火被覆材14は、耐火板材10の側面と床30aの下面とに取り付けられるため、L字状に折り曲げられて設けられている。
一枚の耐火板材10は、上端部が支持部材30bの高さに位置している。
コ字状体10aは、第三梁3の上面および下面と、バルコニー30中央とは反対側の側面と、を被覆する三枚の耐火板材10によって予めコ字状に組まれてなる。
一枚の耐火板材10は、ビスや釘等によって、上端部が支持部材30bの側面に固定され、下端部が、コ字状体10aを構成する下側の耐火板材10の端面に固定される。
このような平面視L字状に組まれた耐火板材10も、コ字状体10aや一枚の耐火板材10と同様に、隙間S内に設けられた状態となっている。
より詳細に説明すると、隙間Sにおいて、耐火板材10と切欠部8aの縁部との間に、まずバックアップ材12が目地底となるように設けられており、バックアップ材12と、外壁材8の切欠部8aと、耐火板材10と、に対して密着した状態となるようにシーリング材11が充填されている。
また、コ字状体10aよりも上方に設けられた平面視L字状に組まれた耐火板材10の周囲にもシーリング材11が充填されている。
すなわち、第三梁3のうち、外壁材8よりも外側であって、バルコニー30の完成後には当該バルコニー30の仕上げ材によって遮蔽される箇所が耐火被覆材14によって被覆されている。
すなわち、図示はしないが、壁32側においても外壁材9に切欠部が形成されており、第四梁4と切欠部との間に形成された隙間Sには、耐火板材10とシーリング材11とが設けられている。
また、第四梁4も、外壁材9よりも外側において耐火被覆材14によって被覆されている。
その後、バルコニー30は、外側の床梁30cに対して手摺を取り付けたり、外周を覆う仕上げ材を取り付けたりして、その施工が行われる。
また、シーリング材11を充填するに当たって、耐火板材10は板であるため、当該シーリング材11の下地材として機能する。これによって、例えば繊維状の素材からなる耐火材を使用するよりも、シーリング材11を確実に充填することができるとともに、その状態を安定的に維持できるので、建物の外周部の梁1〜4が突出する部分における防水性能の向上に貢献できる。
2 梁(第二梁)
3 梁(第三梁)
4 梁(第四梁)
5 外壁材
5a 切欠部
6 外壁材
7 外壁材
7a 切欠部
8 外壁材
8a 切欠部
9 外壁材
10 耐火板材
11 シーリング材
14 耐火被覆材
20 外階段が設けられる領域
21 壁
22 壁
23 壁
30 バルコニー
31 壁
32 壁
S 隙間
Claims (4)
- 建物の外周部から突出する梁を被覆してなる梁の被覆構造において、
前記建物の外周部には外壁材が設けられ、
前記外壁材のうち前記梁が突出する位置には前記梁が貫通可能な切欠部が形成され、
前記梁と前記切欠部との間には隙間が形成されており、
前記隙間には、前記梁のうち少なくとも前記切欠部の縁部に対向する箇所を被覆する耐火板材と、この耐火板材と前記切欠部の縁部との間に充填されるシーリング材と、が設けられており、
前記梁は、対向する前記外壁材間に架設される化粧梁であり、
前記耐火板材は、前記梁の長さ方向および全周に亘って当該梁の全体を被覆しており、当該耐火板材は化粧カバーによって被覆されていることを特徴とする梁の被覆構造。 - 建物の外周部から突出する梁を被覆してなる梁の被覆構造において、
前記建物の外周部には外壁材が設けられ、
前記外壁材のうち前記梁が突出する位置には前記梁が貫通可能な切欠部が形成され、
前記梁と前記切欠部との間には隙間が形成されており、
前記隙間には、前記梁のうち少なくとも前記切欠部の縁部に対向する箇所を被覆する耐火板材と、この耐火板材と前記切欠部の縁部との間に充填されるシーリング材と、が設けられており、
前記梁は、バルコニーを支持する支持梁であり、
前記梁における前記バルコニー中央側の面には、前記バルコニーの床の側端部を支持する支持部材が設けられており、
前記梁は、前記床の側端部のうち前記支持部材によって支持される箇所を除き、前記耐火板材と前記床の側端部によって略全周に亘って被覆され、
前記耐火板材と前記床の側端部との間には、前記床の側端部のうち前記支持部材によって支持される箇所を跨ぐようにして耐火被覆材が設けられることを特徴とする梁の被覆構造。 - 請求項1又は2に記載の梁の被覆構造において、
前記耐火板材と前記シーリング材との間に、透湿防水シートと耐水シートのうち少なくとも一方が介在していることを特徴とする梁の被覆構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の梁の被覆構造において、
前記耐火板材と前記梁を被覆する耐火被覆材とが、前記梁の長さ方向に隣接して設けられていることを特徴とする梁の被覆構造。
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