JP2000204617A - システム配管構造及び該システム配管構造を用いたユニット建物 - Google Patents

システム配管構造及び該システム配管構造を用いたユニット建物

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JP2000204617A
JP2000204617A JP11006677A JP667799A JP2000204617A JP 2000204617 A JP2000204617 A JP 2000204617A JP 11006677 A JP11006677 A JP 11006677A JP 667799 A JP667799 A JP 667799A JP 2000204617 A JP2000204617 A JP 2000204617A
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Japan
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unit
building
wall
drainage
pipe
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JP11006677A
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Yoshio Sakata
義雄 酒田
Masakatsu Arihara
正勝 有原
Tatsuo Ochiai
辰雄 落合
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】施工が容易で、利用者のニーズに応じた排水設
備の配置を得ることが出来るシステム配管構造及び該シ
ステム配管構造を用いたユニット建物を提供する。 【解決手段】ユニット建物1の床下に設けられ、洗面台
40又は便器51から延設される排水管9,9を、ロー
ト状に形成されたトラップ本体108aの円形の上縁部
108bに沿ってスライド移動可能に係止すると共に、
この排水管9,9と前記洗面台40又は便器51との配
管接続部18,18を、トラップ本体108aを中心と
する同心円状に設けるシステム配管構造である。前記洗
面台40及び便器51は、装脱着可能な洗面器付壁ユニ
ット34及び水タンク付壁ユニット35に装着されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、目的に応じて排水設
備を交換可能な建物のシステム配管構造及び該システム
配管構造を用いたユニット建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、規定寸法に規格化された建物
ユニットを工場で生産して、これらの建物ユニットを建
築現場で組み合わせることにより、ユニット建物を建築
現場で短期間で構築することが行われている(例えば、
特開平5−230883号公報等参照)。
【0003】このうち、洗面室に設けた便器の排水機構
と浴槽の給水設備とを、洗面室と浴室との間に配置した
タワー内のランドリーに近接させて集約することによ
り、配管設備を容易に施工できる様にしたものが知られ
ている(特開平4−20668号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の建物では、洗面台及び便器等の排水設備の配
置を変更しようとすると、排水管を始めから施工し直さ
なければならない。
【0005】特に、賃貸等の物置では、利用者のニーズ
に応じた洗面台及び便器等の排水設備の配置変更を行わ
なければならず、施工が容易であるとは言い難かった。
【0006】そこで、この発明は、施工が容易で、利用
者のニーズに応じた排水設備の配置を得ることが出来る
システム配管構造及び該システム配管構造を用いたユニ
ット建物を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、建物内の排水設備から床
下延設される排水管を、接続部が回動自在になされると
共に、前記建物の床下に設けられた自在継手に接続した
システム配管構造を特徴としている。
【0008】ここで、前記自在継手としては、トラップ
やますの機能を有するものであってもよい。 このよう
に構成された請求項1記載のものでは、前記排水設備か
ら延設される排水管が、接続部を介して、回動自在とな
るように前記自在継手に接続されているので、該同一長
さの排水管を用いて、該自在継手を中心とする同心円上
の何れの箇所にも前記排水設備を配置出来る。
【0009】このため、施工が容易で、利用者のニーズ
に応じた排水設備の配置を得ることが出来る。
【0010】また、請求項2に記載されたものでは、前
記排水設備は、建物の側部に装脱着可能な外壁部材を有
する壁ユニットに設けられている請求項1記載のシステ
ム配管構造を特徴としている。
【0011】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記排水設備が、建物の側部に装脱着可能な外壁
部材を有する壁ユニットに設けられている。このため、
前記外壁部材を有する壁ユニットを前記建物の側部に装
脱着する際に、前記排水設備の配置も行われて、容易に
前記配管接続部と接続出来、更に施工性が良好である。
【0012】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記建物を建物ユニットによって構成する請求項1又は
2記載のシステム配管構造を用いたユニット建物を特徴
としている。
【0013】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記建物が建物ユニットによって構成されている
ので、増設又は撤去施工を容易に行うことが出来て、例
えば、介護用の賃貸住宅等に用いて好適である。
【0014】
【発明の実施の形態1】以下、この発明の実施の形態1
を図面に基づいて説明する。
【0015】図1乃至図14は、この発明にかかるシス
テム配管構造及び該システム配管構造を用いたユニット
建物1を示している。
【0016】このユニット建物1は、妻方向長さを桁方
向長さに比して長く設定した建物ユニット10によって
主に構成されている。
【0017】この建物ユニット10は、図4に示される
ように、フレーム枠体としての金属製の一対の天井梁
2,2及び妻梁3,3で構成された略矩形形状の上面部
4と、フレーム枠体としての一対の床梁5,5及び妻梁
6,6で構成された略矩形形状の下面部7とを有してい
る。
【0018】これらの上面部4の四隅及び対向する下面
部7の四隅間は、ジョイントピース9,9を介して、各
々四本のフレーム枠体としての中空の柱材8…の上,下
端部8a,8bに接合されて、略ボックス形状のラーメ
ン構造体が形成されている。
【0019】このラーメン構造体のうち、長手方向略半
分の側面部には、図1に示すように予め壁面部材11
が、貼設されている。
【0020】この壁面部材11は、主に、防水性能を有
する外壁部材12と、内壁部材13と、これらの外壁部
材12及び内壁部材13との間に介在される断熱材14
とから構成されている。
【0021】また、前記下面部7には、図2に示すよう
に、所定間隔を置いて設けられた複数の床根太15…の
上に、板状の床仕上材16が取り付けられている。この
床仕上材16には、上下に貫通する配管用開口17が複
数形成されている。
【0022】また、この建物ユニット10の長手方向略
半分の前記床仕上材16の下方には、自在継手108が
設けられている。この自在継手108は、前記各配管用
開口17…の配管接続部18…位置が、この自在継手1
08に対して略同一距離となるように同心円上に配置す
ることにより、各配管接続部18の中心に設けられてい
る。
【0023】この自在継手108は、図3に示すように
トラップ本体108aは、上面を開放した略ロート状に
形成されて、上面視円形の上縁部108bに、前記各排
水設備の下方に位置して、エルボ管18aを有する配管
接続部18から延設される各排水管9…のうち、下方に
向けて折曲された先端部9aを、円周に沿ってスライド
移動可能に係止させて回動可能となるように構成されて
いる。
【0024】この自在継手108の下方には、これらの
各排水管9…から流れてくる排水を集めて、下水道或い
は浄化槽に排出する集中排水管109が一体となるよう
に接続されている。
【0025】また、この自在継手108の側面部108
cには、浴槽側開口108dが形成されている。
【0026】そして、この建物ユニット10載置時に、
床下で配管を接続した後、前記配管用開口17をカバー
部材19で覆うように構成されている。このカバー部材
19の表面は、床仕上材の意匠と同じ意匠となるように
構成されている。なお、この自在継手108の上方の床
面には、点検口27aが形成されていて、蓋体27bが
脱着自在に設けられている。
【0027】また、この自在継手108の周囲の床下に
は、排水管9が回動出来るスペースが形成されている。
【0028】更に、この建物ユニット10には、図1に
示すように、長手方向の残りの半分に浴室30が設けら
れている。
【0029】この浴室30には、建物ユニット10の長
手方向半分の内側に取り付けられ且つ防水処理が施され
た前記内壁材13,洗い場30a,浴槽本体30b,洗
面台30c等が設けられている。
【0030】このうち、前記浴槽本体30bに形成され
た排水口30dは、床下に延設される排水パイプ30e
を介して前記浴室側開口8dに接続されている。
【0031】また、前記洗面台30cに形成された排水
口30fは、床下に延設される排水パイプ30g及びチ
ーズ管30hを介して、前記排水パイプ30eに接続さ
れている。
【0032】そして、前記建物ユニット10の前記半分
には、規定寸法(この実施の形態1では、後述する2壁
ユニット分の幅を有している)の開口部31…が予め形
成されている。この実施の形態1の建物ユニット10で
は、妻側側面に2カ所、両桁側側面に2カ所づつ、合計
6箇所の開口部31…が形成されている。
【0033】この開口部31には、開閉塞可能な壁ユニ
ットとして、図4に示す通常の外壁部材12を有する通
常壁ユニット33の他、図6に示す様な排水設備として
洗面器40を設けた洗面器付壁ユニット34、図8に示
すようにトイレの水タンク50を設けた水タンク付壁ユ
ニット35等が、適宜交換されて嵌着される。
【0034】これらの各壁ユニット33〜35には、各
々外壁部材12よりも小さい外形を有して裏面側に設け
られる前記柱材8と略同一厚みで略方形状に形成される
木枠フレーム38を介して、補強された内壁部材13a
が貼設されていて、内部に適宜前記断熱材14が介在さ
れている。
【0035】また、これらの外壁部材21の裏面側両側
縁近傍には、左右一対の取付ステイ部材39,39が固
着されている。
【0036】更に、前記開口部31…には、金属製のス
タッド32…が、所定間隔を置いて配設される。このス
タッド32は、断面略コ字状を呈すると共に、上,下端
面が、ボルト部材によって各々前記天井梁2,妻梁3及
び床梁5,床梁6に固定されている。
【0037】また、前記壁ユニット33〜35等が対と
なって隣接する箇所のスタッド32,32では、図6に
示すように、これらの各スタッド32,32の凹部に嵌
合される木ブロック32a,32aが設けられている。
そして、これらの木ブロック32a,32aには、カバ
ー部材32bがネジ止め等で固定されている。このカバ
ー部材32bの表面には、仕上げ材32cが貼設されて
いる。この仕上げ材32cの表面は、内壁部の表面の意
匠と同一の意匠が施されている。
【0038】そして、前記左,右一対の取付ステイ部材
39,39をこのスタッド32,32に各々ボルト部材
等を用いて装着する事により、前記各壁ユニット33〜
35が、交換可能に装着される。
【0039】また、この実施の形態1では、図4に示す
ように、四隅コーナー部に位置する前記柱材8外側面に
は、略L字状断面を有するコーナーピース部材22aが
適宜装着されている。 このコーナーピース部材22a
の外側面は、後述する各壁ユニット33〜35等の装着
状態で、各壁ユニット33〜35の外壁部材12の外側
面と略面一となるように設定されている。
【0040】また、図6に示した前記洗面器付壁ユニッ
ト34は、内壁部材13a内面側に排水設備としての洗
面器40が取り付けられている。この洗面器40には、
蛇口41が設けられて、給水管(給水パイプ)42及び
前記洗面器40の排水口43と接続され、トラップを有
する縦排水管(排水パイプ)44が設けられている。
【0041】この縦排水管44の下端部44aは、前記
配管接続部18まで下方に向けて延設されている。
【0042】また、この内壁部材13a内面側には、鏡
45及び照明46が設けられている。
【0043】次に、この実施の形態1のシステム配管構
造及び該システム配管構造を用いたユニット建物の作用
について説明する。
【0044】このシステム配管構造を用いたユニット建
物1では、図7に示した蛇口41への給水管42及び洗
面器40からの排水管44が、配管開口17に挿通され
て床下に配管される。また、給水管42及び排水管44
の露出部は、カバー部材47でカバーされると共に、前
記配管用開口17は、凹部48aによって前記各給水管
42及び排水管44との干渉を防止されたカバー部材4
8で閉成される。
【0045】尚、図8に示す前記水タンク付壁ユニット
35では、水タンク50に、便器51が接続固定して使
用される。この場合、便器51から下方に延設される排
水管52が、前記配管接続部18まで延設されて、排水
管9に接続されることにより、同様にして床下に配管さ
れる。
【0046】例えば、図1に示したように、浴室30側
から見た場合において、左側の2つの開口部31,31
に洗面器付壁ユニット34,及びトイレ用の水タンク付
壁ユニット25を装着し、左,右側の開口31,31の
一つにドア付壁ユニット等を装着して母屋等への通路口
とする。尚、他の開口31…は、例えば、前記通常壁ユ
ニット33…等で閉成される。
【0047】このように構成されたこの実施の形態1の
システム配管構造及び該システム配管構造を用いたユニ
ット建物では、図1中実線で示すように、前記各配管用
開口17…の配管接続部18…位置を、前記自在継手1
08を中心として、略同一距離となるように同心円上に
配置されている。
【0048】このため、排水設備の位置を変更する場合
には、前記蓋体27bを取り外して前記点検口27aを
開口し、前記排水管9を回動させて位置合わせを行うこ
とにより、前記各排水設備が、この自在継手に接続され
る。従って、略同一長さの排水管9,9を用いて、前記
洗面台40から自在継手108までの配管及び前記便器
51から自在継手108までの配管を行える。
【0049】また、この実施の形態1では、図1及び図
7に示すように、壁面部の開口部31に対応する部分に
位置する床仕上材16に形成された各配管用開口17,
17が、前記カバー部材19,及び48等で覆われる。
【0050】従って、前記洗面器付壁ユニット34等を
多数の開口31の一つに取り付けられていて、通常壁ユ
ニット33に交換する場合には、洗面器付壁ユニット3
4が取り付けられた開口31に対応する部分のカバー部
材48の代わりに、また、予め取り付けられている場合
には、一旦、取り外されて、図2のごとく、前記配管開
口17から前記排水管9が、撤去又は、そのままを保持
されて、カバー部材19で覆われる。
【0051】尚、図8に示す水タンク付壁ユニット35
では、水タンク50に、便器51が接続固定して使用さ
れる。この場合、便器51からの排水管52が、前記配
管接続部18を介して前記排水管9と接続され、前記排
水管9と略同様にして床下に配管される。
【0052】このように、目的に応じた排水設備が組み
込まれた前記洗面器付壁ユニット34、又は水タンク付
壁ユニット35等を選択して、前記開口部31に取り付
けることで、前記建物ユニット1内に、必要な内部設備
を組み合わせ、容易に組み付けて直ちに使用することが
できる。
【0053】また、これらの開口部31は、フレーム柱
としての柱材18,18間に形成されているので、この
開口部31周縁に耐力構造を用いる必要がなく、前記ス
タッド32,32等の取り付け手段を用いて、大きさ
を、壁ユニットの寸法単位に適した所望の大きさに設定
できる。例えば、この実施の形態1では、前記スタッド
32,32により、一壁面に対となる2カ所の開口部3
1,31を設けて、2つの排水機能を有する壁ユニット
34,35を装着できる様にしている。
【0054】しかも、この実施の形態1では、図1に示
すように、前記開口部31,31を建物ユニット10の
長手方向略半分に偏在させているので、この建物ユニッ
ト10の長手方向の反対側略半分に、浴室30等の固定
される機能を集中させて固定配管し、変更が行われる可
能性のある洗面台40及び便器51等を残りの半分に偏
在させて、更に効率よく、交換可能としている。
【0055】
【変形例1】図9は、この発明の実施の形態の変形例1
を示すものである。
【0056】この変形例1のユニット建物101では、
柱材8を挟んでコーナ部の両側に、前記洗面器付壁ユニ
ット34及び水タンク付壁ユニット35が設けられてい
る。
【0057】このように構成された変形例1では、前記
実施の形態1の前記洗面器付壁ユニット34及び水タン
ク付壁ユニット35の開口部31,31配設位置を前記
柱材8を挟んでコーナ部の両側に変更しても、前記排水
管9の先端部9aを図3中白抜き矢印に示すように、前
記上縁部108bに沿わせてスライド移動させることに
より、各排水設備の真下に、各配管接続部18,18を
位置させることが出来る。
【0058】このため、各配管接続部18,18と、前
記縦排水管44及び排水管52とを、配管用開口17を
介して容易に変更接続させることが出来る。
【0059】従って、変更施工が容易で、例えば、この
変形例1では、前記柱材8を挟んでコーナ部の両側に前
記便器51及び洗面台40を近接させて位置させること
により、使用利便性が良好で、利用者のニーズに応じた
排水設備の配置を得ることが出来る。
【0060】
【変形例2】図10は、この発明の実施の形態の変形例
2を示すものである。
【0061】この変形例2のユニット建物102では、
浴室30側から見た場合において、洗面器付壁ユニット
34及びトイレ用の水タンク付壁ユニット35を正面の
開口31,31に装着し、右側の開口31,31の一つ
にドア付き壁ユニット37aを装着して勝手口とし、左
側の開口31,31の一つにドア付き壁ユニット37b
を装着して、母屋への連絡通路37cが形成されてい
る。
【0062】このように構成された変形例2では、開口
部31…が形成された建物ユニット102内に、車椅子
を用いる要介護者等の通行に必要とされる通路面積を充
分に確保出来る。
【0063】また、介護用住宅として使用した後は、再
び、前記ユニット建物102等は撤去されて元の状態に
戻される。撤去の際、前記排水管9,9は、前記自在継
手108の上縁部8bに、先端部9a,9aを各々係止
させているだけなので、容易に撤去出来、撤去されたユ
ニット建物102等は、他の場所でリサイクル利用出来
る。
【0064】この際、必要に応じて、いずれかの前記開
口部31…に、前記洗面器付壁ユニット34及び水タン
ク付壁ユニット35を交換して取り付けて、使用者の多
様なニーズに応えることが低コストで実現出来る。
【0065】このように、このシステム配管構造及び該
システム配管構造を用いたユニット建物では、排水管周
縁の施工効率が良好で、また、介護用住宅等を増設する
際にも、最も時間が必要とされる水廻りの配管のうち、
排水関係の配管を容易に行え、多様な居住者のニーズに
応えることができる。
【0066】
【変形例3】図11及び図12は、この発明の実施の形
態1の変形例3を示すものである。
【0067】この変形例3のユニット建物103では、
浴室30側から見た場合において、洗面器付壁ユニット
34を右側の開口31,31の一つに装着している。
【0068】このユニット建物103の床下には、床部
に開口形成された点検口27aの下方に、自在継手とし
てのトラップ付きます208が設けられている。
【0069】このトラップ付きます208は、前記排水
パイプ30eが接続されるバス側連結口部208aと、
前記集中排水管109が接続される排水側連結口部20
8bと、ます本体208cに回動自在に枢着されるU字
状トラップ部208cを有して、前記排水管9と連結す
る連結口部208dとから主に構成されている。
【0070】また、左側の開口31,31の一つにドア
付き壁ユニット37bを装着して、母屋への連絡通路3
7cが形成されている。
【0071】このように構成された変形例3の建物ユニ
ット103では、前記トラップ付きます208のU字状
トラップ部208cを前記ます本体208cに対して、
図12中白抜き矢印に示す様に回動させることにより、
図11に示すように、洗面器付壁ユニット34を右側の
開口31,31のいづれにも装着出来る。
【0072】他の作用,効果については、前記実施の形
態1と略同様であるので説明を省略する。
【0073】
【変形例4】図13及び図14は、この発明の実施の形
態1の変形例4を示すものである。この変形例4のユニ
ット建物104では、浴室30側から見た場合におい
て、洗面器付壁ユニット34を右側の開口31,31の
一つに装着している。
【0074】このユニット建物103の床下略中央に
は、自在継手としての分岐管308が設けられている。
【0075】この分岐管308は、図14に示すよう
に、前記排水パイプ30eが、2次元或いは3次元自在
継手308bを介して接続されるバス側連結口部308
aと、前記集中排水管109が接続される排水側連結口
部308cと、前記排水管9と連結する連結口部308
dとから主に構成されている。
【0076】このように構成された変形例4の建物ユニ
ット104では、前記分岐管308本体を前記自在継手
308bを相互に回動させることにより、図12中白抜
き矢印に示す様に、前記連結口部308dを回動させる
ことが出来る。
【0077】このため、図13に示すように、洗面器付
壁ユニット34を右側の開口31,31のいづれにも装
着出来る。
【0078】他の作用,効果については、前記実施の形
態1と略同様であるので説明を省略する。
【0079】以上、本発明の実施の形態及び変形例1乃
至4を説明してきたが、本発明は、前記実施の形態及び
変形例1乃至4に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含
まれる。
【0080】例えば、前記発明の実施の形態のユニット
建物1では、建物ユニット10を単体で用いているが、
特にこれに限らず、例えば、他の建物ユニット10等を
隣接させて配置してもよい。
【0081】また、いずれかの前記開口部31…に設け
られる前記洗面器付壁ユニット34及び水タンク付壁ユ
ニット35に、排水機能を有する洗面台40及び便器5
1等を装着するようにしているが、特にこれに限らず、
自在継手108を中心とする同心円Cの周上に、前記接
続部18…を位置させることによって接続されるもので
あるならば、外壁部材12等の壁構造と独立して設けら
れるものであってもよい。
【0082】更に、浴室30側から見た場合において、
洗面器付壁ユニット34及びトイレ用の水タンク付壁ユ
ニット35を右側に開口部31,31に設けたり、或い
は、左,右側に各々設けて対向させる等の構成としても
良く、数量、装着位置等が特に限定されるものではな
い。
【0083】そして、前記変形例3では、浴室30側か
ら見た場合において、前記トラップ付きます208のま
す本体208c右側に、前記U字状トラップ部208c
が回動自在となるように枢着されているが、特にこれに
限らず、例えば、左側に設けたり、或いは、左,右両側
に設けてもよいことは当然である。
【0084】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明では、前記排水設備から延設される排水管が、接
続部を介して、回動自在となるように前記自在継手に接
続されているので、該同一長さの排水管を用いて、該自
在継手を中心とする同心円上の何れの箇所にも前記排水
設備を配置出来る。
【0085】このため、施工が容易で、利用者のニーズ
に応じた排水設備の配置を得ることが出来る。
【0086】また、請求項2に記載されたものでは、前
記排水設備が、建物の側部に装脱着可能な外壁部材を有
する壁ユニットに設けられている。このため、前記外壁
部材を有する壁ユニットを前記建物の側部に装脱着する
際に、前記排水設備の配置も行われて、容易に前記配管
接続部と接続出来、更に施工性が良好である。
【0087】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記建物が建物ユニットによって構成されているので、
増設又は撤去施工を容易に行うことが出来て、例えば、
介護用の賃貸住宅等に用いて好適である、という実用上
有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるシステム配管構
造及び該システム配管構造を用いたユニット建物のう
ち、一建物ユニットの構成を説明する平面図である。
【図2】この発明の実施の形態1のシステム配管構造及
び該システム配管構造を用いたユニット建物で、要部の
断面図である。
【図3】実施の形態1のシステム配管構造の自在継手の
斜視図である。
【図4】実施の形態1のシステム配管構造で、壁ユニッ
トの組み付けの様子を説明する斜視図である。
【図5】実施の形態1のシステム配管構造で、図4中B
−B線に沿った位置での取付を説明するため一般的な通
常壁ユニット及び周縁部の構成を説明する断面図であ
る。
【図6】実施の形態1のシステム配管構造に用いられる
洗面器付壁ユニットの斜視図である。
【図7】実施の形態1で、洗面器付壁ユニットの取付を
説明する図1中A−A線に沿ったインストルメントパネ
ル5位置での断面図である。
【図8】実施の形態1のシステム配管構造に用いられる
水タンク付壁ユニットの斜視図である。
【図9】実施の形態1の変形例1の排水設備の配置を説
明する模式図である。
【図10】実施の形態1の変形例2の排水設備の配置を
説明する模式図である。
【図11】実施の形態1の変形例3の排水設備の配置を
説明する模式図である。
【図12】実施の形態1の変形例3のトラップ付きます
の斜視図である。
【図13】実施の形態1の変形例4の排水設備の配置を
説明する模式図である。
【図14】実施の形態1の変形例4の分岐管の斜視図で
ある。
【符号の説明】
C 同心円 1,101,102 ユニット建物(建物) 9 配水管 10 建物ユニット 18 配管接続部 排水設備 34 洗面器付壁ユニット 35 水タンク付壁ユニット 108 自在継手 108a トラップ本体 108b 上縁部 自在継手 208 トラップ付きます 308 分岐管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物内の排水設備から床下延設される排水
    管を、接続部が回動自在になされると共に、前記建物の
    床下に設けられた自在継手に接続したことを特徴とする
    システム配管構造。
  2. 【請求項2】前記排水設備は、建物の側部に装脱着可能
    な外壁部材を有する壁ユニットに設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のシステム配管構造。
  3. 【請求項3】前記建物を建物ユニットによって構成する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のシステム配管構
    造を用いたユニット建物。
JP11006677A 1999-01-13 1999-01-13 システム配管構造及び該システム配管構造を用いたユニット建物 Withdrawn JP2000204617A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012117587A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Toyota Home Kk 建物の配管構造
JP2019035287A (ja) * 2017-08-18 2019-03-07 丸一株式会社 排水継手

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