JP2000203601A - エア抜き機構を有する包装袋 - Google Patents

エア抜き機構を有する包装袋

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JP2000203601A
JP2000203601A JP11004473A JP447399A JP2000203601A JP 2000203601 A JP2000203601 A JP 2000203601A JP 11004473 A JP11004473 A JP 11004473A JP 447399 A JP447399 A JP 447399A JP 2000203601 A JP2000203601 A JP 2000203601A
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JP
Japan
Prior art keywords
packaging bag
bag
heat
sealing
nonwoven fabric
Prior art date
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Pending
Application number
JP11004473A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yagishita
義博 柳下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】袋内の余剰エアを円滑に確実に袋外へ放出する
ことができ、水や虫などの侵入がなく、そのうえ、製造
工程での作業性が良好なエア抜き機構を有する包装袋を
提供する。 【解決手段】少なくとも一方に周縁シール部101 を有す
る包装袋100 において、周縁シール部には熱融着可能な
不織布120 を介在させ、さらに未シール部102 からなる
エア抜き部が一定の間隔を設けて形成されるようにシー
ルする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米などの食品など
を充填して封止したのちに袋内の余剰エアを円滑で確実
に袋外へ放出することが可能なエア抜き機構を有する包
装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、米袋としては、袋内の余剰エアを
放出する手段として、袋を構成する前後面のフィルムに
複数の孔を設けたプラスチック製の袋を用いていたが、
この場合、前記孔から流通過程において、水や虫などが
入り込むなど衛生上の問題が生じていた。
【0003】この問題を解決するものとしては、実用新
案登録番号第3045067号の考案が知られている。
この考案の袋は、周縁シール部の複数箇所に、未シール
部からなる通気部を間隔を存して設け、周縁シール部の
内側に不織布の一方側端部を表面フィルムに他方側端部
を裏面フィルムに熱融着して介装したものであった。ま
た、周縁シール部の内側の不織布を折り曲げた状態で熱
融着して設けたものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の改良された袋は、水や虫などの侵入を防止するこ
とが可能となったが、周縁部に設けた未シール部の通気
部において、静電気などにより表裏のフィルムの密着性
が強くなる場合があり、十分なエア抜きができないこと
があった。また、製造工程においても、不織布の位置決
めが難しく作業性が悪く、さらには、不織布とフィルム
との境界線でフィルムがエッジ切れを起こすなどの問題
が生じおり、製造費用の面でも高いものとなっていた。
【0005】本発明は、上述のような従来の米袋の問題
を解決したものであり、袋内の余剰エアを円滑に確実に
袋外へ放出することができ、水や虫などの侵入がなく、
さらに、製造工程での作業性が良好なエア抜き機構を有
する包装袋を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の発明は、少なくとも一方に周縁シール部を有する包装
袋において、該周縁シール部には熱融着可能な不織布を
介在させ、さらに未シール部からなるエア抜き部が一定
の間隔を設けて形成されるようにシールしてなることを
特徴とするエア抜き機構を有する包装袋ある。
【0007】次に、本発明の第2の発明は、第1の発明
において、前記不織布がポリエチレンおよびポリエステ
ルの混抄により形成されてなるエア抜き機構を有する包
装袋である。
【0008】
【作用】本発明のエア抜き機構を有する包装袋は、包装
袋の周縁シール部において、表裏を形成するフィルム間
に、ポリエチレンとポリエステルとを混抄してなる熱融
着可能な不織布を上下方向に連続して介在させたもので
あり、さらに、未シール部からなるエア抜き部が上下方
向に一定の間隔を設けて複数箇所形成させるようにシー
ルしたものである。すなわち、この未シール部がエア抜
き孔の働きをするものである。未シール部には、包装袋
の表裏を構成するフィルム間に不織布が介在しているた
め、水や虫などの侵入がなく、また、表裏を構成する前
記フィルムが静電気などにより密着することがなく、こ
の未シール部から包装袋内の余剰エアを円滑にかつ確実
に袋外へ放出することができる。
【0009】また、本発明のエア抜き機構を有する包装
袋は、製造工程において、所定幅の不織布を表裏のフィ
ルムの周縁部間に挿着させるだけであり、不織布の位置
決めが容易である。また、この状態で回転ロールシール
などのヒートシール法で熱融着してシール部を形成する
ことにより、不織布とフィルムとの境界線でフィルムが
エッジ切れ現象を起こしにくくなり、シール強度が安定
化し、製造工程での作業性が良好である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のエア抜き機構を有する包
装袋の実施の形態について、次に、図を用いて詳細に説
明する。
【0011】本発明の包装袋の構造は、図1(a)乃至
(c)に示すように、少なくとも一方に周縁シール部
(101)を有する包装袋(100)において、ポリエ
チレンフィルムからなる前記包装袋(100)の周縁シ
ール(101)に、ポリエチレンとポリエステルとを混
抄してなる熱融着可能な不織布(120)を上下方向に
連続して介在し、さらに未シール部(102)からなる
エア抜き部が上下方向に一定の間隔を設けて複数箇所形
成されるようにシールしてなるエア抜き機構を有する包
装袋(100)である。
【0012】なお、上述の袋の表裏を構成するポリエチ
レンフィルムとしては、ポリエチレンフィルム単体もし
くは特性の異なるポリエチレンフィルムを積層させたポ
リエチレンフィルムの積層体を用いてもよい。また、シ
ール部は、ヒートシール法により熱融着させて形成する
ものであるが、シール時の過剰な熱によってポリエチレ
ンフィルムが溶解することなどによるエッジ切れ現象を
防ぐため、ポリエチレンフィルムになるべく衝撃を与え
ないように、上下方向の回転ロールシール方式などで行
うことが好ましい。また、包装袋の材質に合わせて、シ
ール強度が安定するような材質の不織布を選定すること
は可能である。
【0013】
【実施例】まず、図2に示すように、袋の外面側には、
通常のポリエチレンフィルム(111)(東セロ社製4
0μm厚)が、袋の内面側には、ヒートシール性が良好
なポリエチレンフィルム(112)(東セロ社製50μ
m厚)が形成されるようにドライラミネーションで積層
してポリエチレンフィルムの積層体を作製した。なお、
外面側のポリエチレンフィルムの表面には、図2に示す
文字絵柄の印刷(104)と図3に示すセンサーマーク
(105)の印刷を行った。
【0014】次に、製袋機で、作製した2枚の積層ポリ
エチレンフィルムを内面側のポリエチレンフィルム面を
合わせて重ね、所定幅にスリットし、その左右両端の周
縁部に、表裏の積層ポリエチレンフィルム間に流れ方向
に連続するポリエチレンとポリエステルとからなる熱融
着可能な所定幅の不織布を介在させるとともに、流れ方
向の複数箇所に間隔を設けて未シール部(102)が形
成されるように上下方向の回転シーラーを用いて熱融着
し、所定のピッチでフィルムの流れ方向に連続させて形
成して、本発明のエア抜き機構を有する包装袋用巻取り
を作製した。なお、製袋作業は良好であった。
【0015】次に、この巻取りを精米機に装填し、セン
サーマークにより下部シールと裁断を行い、開口部から
米を充填したのち、上部をシールして、米を充填封止し
た本実施例の包装袋を作製した。
【0016】そして、上述の本実施例の包装袋は、袋内
の余剰エアの脱気が良好であり、積み重ねても荷崩れが
なく、通常の流通及び保管工程を経てのち、包装袋内へ
の水や虫の侵入の有無を確認したが、皆無であった。
【0017】
【発明の効果】本発明のエア抜き機構を有する包装袋
は、周縁シール部に熱融着可能な不織布が上下方向に連
続して介在し、さらに未シール部からなるエア抜き部が
上下方向に一定の間隔を設けて複数箇所形成されるよう
にシールされているため、未シール部からの袋内の余剰
エアの脱気が良好であり、しかも水や虫の侵入がない。
【0018】また、本発明のエア抜き機構を有する包装
袋は、製造工程において、不織布の位置決めが容易であ
り、不織布とフィルムとの境界線でフィルムがエッジ切
れ現象を起こしにくく、シール強度も安定しており、作
業性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例の包装袋の平面図
であり、(b)は、そのA−A’線断面図であり、
(c)は、B−B’線断面図である。
【図2】実施例のポリエチレンフィルムの構成を示す説
明図である。
【図3】実施例で作製した巻取りの割付けを示す平面図
である。
【符号の説明】
100……包装袋 101……周縁シール部 102……未シール部 103……開口部 104……印刷 105……センサーマーク 110,111,112……ポリエチレンフィルム 120……不織布 200……巻取り

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方に周縁シール部を有する包
    装袋において、該周縁シール部には熱融着可能な不織布
    を介在させ、さらに未シール部からなるエア抜き部が一
    定の間隔を設けて形成されるようにシールしてなること
    を特徴とするエア抜き機構を有する包装袋。
  2. 【請求項2】前記不織布がポリエチレンおよびポリエス
    テルの混抄により形成されてなることを特徴とする請求
    項1記載のエア抜き機構を有する包装袋。
JP11004473A 1999-01-11 1999-01-11 エア抜き機構を有する包装袋 Pending JP2000203601A (ja)

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ID=11585099

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211585A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Dainippon Printing Co Ltd 通気性袋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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