JP2000203514A - 梱包機におけるバンド懸回操作機構 - Google Patents

梱包機におけるバンド懸回操作機構

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JP2000203514A
JP2000203514A JP8246933A JP24693396A JP2000203514A JP 2000203514 A JP2000203514 A JP 2000203514A JP 8246933 A JP8246933 A JP 8246933A JP 24693396 A JP24693396 A JP 24693396A JP 2000203514 A JP2000203514 A JP 2000203514A
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JP
Japan
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band
packing machine
operation mechanism
opening
pieces
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Saichi Matsubara
左一 松原
E White Jack
イー ホワイト ジャック
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Individual
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B13/00Bundling articles
    • B65B13/02Applying and securing binding material around articles or groups of articles, e.g. using strings, wires, strips, bands or tapes
    • B65B13/04Applying and securing binding material around articles or groups of articles, e.g. using strings, wires, strips, bands or tapes with means for guiding the binding material around the articles prior to severing from supply
    • B65B13/06Stationary ducts or channels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 梱包体の周囲にバンドを懸回緊締する操作を
適当なバランス条件下で容易且つ的確に達成し、耐用性
が高く、しかも比較的軽量なバンド懸回操作機構とな
し、更にバンドを懸回すべき梱包体を載置すべきテーブ
ルの下方においてバンドの懸回ないし切断および溶着を
なすための各機構を比較的コンパクトに構成せしめ、し
かも的確なそれらの操作を円滑に遂行することのできる
機構を提供する。 【構成】 梱包体40を囲繞するように一連のバンド通
路28を形成すると共に連結部材3で連結するようにさ
れた複数個の駒部体2を有し、それら駒部体2における
前記バンド通路28を固定部と上記梱包体40に面して
対設された開閉扉22により形成し、それら開閉扉22
は前記固定部の両側面に対し弾性復元部材21によって
取付けられると共に上記固定部と各開閉扉22との間に
磁石25と該磁石25により吸着される被吸着材26と
を対設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は梱包機におけるバン
ド懸回操作機構に係り、その基本的目的とするところは
梱包体の周囲にバンドを懸回緊締する操作を適当なバラ
ンス条件下で容易且つ的確に達成することができる機構
を提供しようとするものである。また本発明における別
の目的は耐用性の高く、しかも比較的軽量なバンド懸回
操作機構を提供しようとするものである。更に本発明に
おける他の目的はバンドを懸回すべき梱包体を載置すべ
きテーブルの下方においてバンドの懸回ないし切断およ
び溶着をなすための各機構を比較的コンパクトに構成せ
しめ、しかも的確なそれらの操作を円滑に遂行すること
のできる機構を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】梱包体を能率的にバンド掛けする自動梱
包機においては強靱樹脂質によるバンドを梱包体の周面
に対し正確に懸回して締着連結する操作を円滑に行わし
める機構として自動梱包機は広く実用化されている。即
ち梱包物をセットした条件下で梱包物の周囲に形成され
たセット部体内に挿通設定された前記バンドをループ状
に囲繞配装してからバンド先端部を把持固定し、次いで
バンド引き締めに際しストリッパーなどと称される機構
でバンドをセット部体内の拘束状態から引出し、即ちバ
ンドをセット部体における側面開放側から横すべり状に
引き出したような状態で前記バンドの供給端側を引戻し
て緊締状態を形成してから前記バンドの先端部と供給側
とを溶着し、供給端側を切断する操作を梱包体の各方向
において交叉状または平行状に実施するものであって、
それによって荷役に適した梱包体を能率的に得しめる。
【0003】従ってこのような自動梱包機については各
方面において種々の提案がなされており、近時発表され
ているものとして例えば特開平6−144404号にお
いてはバンド案内アーチとして梱包機上のアーチカバー
側面に設けたバンドウェイの全長に亘ってフラップの開
放側側片によりバンド通過許容間隙を介して被蓋せし
め、フラップの支持側側片にスプリングの一端を固定
し、他端をアーチカバーに固定してフラップを支持し、
フラップを開閉自在に設け、またバンド案内アーチのコ
ーナ部フラップはそれぞれフラップの開放側側片のバン
ド供給側側端縁に対して係合した角部を形成することが
提案されている。即ちバンドが引戻されてもコーナ部の
フラップを開放しようとするバンドへの引戻し力は角部
で阻止されるためバンドは各コーナ部から先に飛び出さ
ず、バンド供給端側からバンド先端側へと順次脱出して
始めて角部から外れ脱出するものである。
【0004】なお特開昭62−271809や特開平2
−57515、および特開平3−111218などにお
いても前記したような梱包機におけるバンド案内アーチ
に関して、それぞれ提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来か
ら採用または提案されているものはそれぞれのメリット
を有するとしても実際の梱包機におけるバンド掛けに採
用した場合においてそのバンド掛け操作が必ずしも円滑
でない欠点がある。即ち前記した特開平6−14440
4などのものは成程バンド案内アーチからのバンドの脱
出順序が規則的に行われるとしてもバンドがフラップか
ら脱出されるためには一端側で取付けられたフラップの
全体が傾動して他端側端部とアーチカバーとの間に形成
された間隙から脱出することとなるので、フラップの作
動距離が大きく、またその操作力も大であって、バンド
の脱出が容易でない不利がある。
【0006】特にその脱出時におけるバンドの作動力な
いし抵抗作用が不均衡であって円滑な作用を求め難い不
利があり、またこのように作動距離が大で、円滑な作用
を求め難いフラップはバンドが脱出した後における復動
も不円滑であって、瞬間的な復動を求め難く、このため
能率的な梱包作業を本質とする自動梱包機の目的を十分
に達し得ない不利がある。
【0007】また前記したような従来のバンド懸回操作
機構においては、近時における多数の梱包体に対する連
続且つ高能率なバンド懸回操作条件において耐用性が充
分に得難い不利がある。即ち梱包体にバンドを懸回する
には開閉作用をなす蓋をもったバンド受入体の多数個を
連設し、それらのバンド受入れ体内にバンドを挿通した
状態で前記蓋を開披してバンドを引出し梱包体の周囲に
添着することとなるから連設された多数個のバンド受入
体における各蓋を開閉し、バンドをストリップするため
の機構および弾性線材などが微細化し、充分な耐用性を
求め難い。例えば開閉作動に不可欠の発条の太さは少な
くとも0.7mm以下、一般的には0.4〜0.5mm程度の線材
となり、成程その材質が入念に選ばれたとしてもその耐
用性は一般的に10〜15万回程度であっても、個別的
には2〜5万回前後の開閉で破損するようなこととな
る。即ち各梱包体において一般的に2回以上のバンド掛
けを連続して順次且つ高速に実施しなければならない今
日の利用条件下で、その耐用性は不充分とならざるを得
ず、多数個連接されたバンド受入体の補修交換に忙殺さ
れる不利がある。
【0008】なおこのようなバンド懸回操作機構は鋼材
を主体として形成され、即ち相当に苛酷な作業条件下に
耐用性を確保するためにそれなりの強度が要求されるこ
とから鋼材によらざるを得ないものとされ、必然的に重
量は相当に大とならざるを得ない。しかもこのバンド懸
回操作機構はそれなりに大型として形成し適用される梱
包体の寸法範囲を広くすることが一般的であって、実質
的には被結束物たる梱包体の形態や寸法に必ずしも即応
しない不利がある。
【0009】更にこのようなバンド懸回操作機構は一般
的にテーブル上に梱包体を載置し、該テーブル面下部に
テーブル上部におけると同様に前記したバンド受入体を
連接して梱包体に対する懸回状態を形成し、またこのよ
うなテーブル下部において装入されたバンドの切断や溶
接操作などを行うこととなるのでテーブル下部における
それらの機構設備が大型高姿勢化する。特にテーブル下
部に連設されたバンド受入体にはそれぞれ開閉蓋を設け
ることが必要で、しかもそれらの開閉蓋はバンド装入部
分の全般をカバーする蓋を用い、そうした蓋が各懸回操
作毎に開閉することが要求されるからそうしたバンド装
入部全般をカバーする比較的大型な開閉蓋の開閉ストロ
ーク範囲をテーブル下面において確保することが要求さ
れるから大きなスペースをテーブル下面に必要とせざる
を得ない不利を有している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術における課題を解消することについて検討を重
ね、前記したようなバンドの懸回状態保持およびこのよ
うな懸回状態保持から梱包体外面への緊圧のためのバン
ド脱出を対設されたバンド案内によって行い、しかもそ
れらバンド案内の開閉作動に関して弾性板と磁石を併用
することより、バランスした作動条件下で、また比較的
短小な作動によって有効適切な作用を得しめ、更には耐
用性の高い機構を提供し、しかも梱包物を載置すべきテ
ーブル下部におけるバンド懸回、切断、溶着機構のコン
パクト化を得ることに成功したものであって以下の如く
である。
【0011】(1) 梱包体を囲繞するように一連のバ
ンド通路を形成すると共に連結部材で連結するようにさ
れた複数個の駒部体を有し、それら駒部体における前記
バンド通路を固定部と上記梱包体に面して対設された開
閉扉により形成し、それら開閉扉は前記固定部の両側面
に対し弾性復元部材によって取付けられると共に上記固
定部と各開閉扉との間に磁石と該磁石により吸着される
被吸着材とを対設したことを特徴とする梱包機における
バンド懸回操作機構。
【0012】(2) 駒部体におけるバンド通路がバン
ド通過方向における入側において広大で出側において狭
小とされ、しかも対設された開閉扉の内面が挿通された
バンドに引締め力が作用した場合に該バンドを前記対設
開閉扉の中間接合ラインを中心とした方向に案内する誘
導傾斜面とされたことを特徴とする前記(1)項に記載
した梱包機におけるバンド懸回操作機構。
【0013】(3) 対設された開閉扉が駒部体の固定
部に対し弾性合成樹脂板、ゴム質板または弾性金属板の
何れかまたはそれらの複合部材である弾性復元部材によ
って取付けられたことを特徴とする前記(1)項または
(2)項の何れか1つに記載した梱包機におけるバンド
懸回操作機構。
【0014】(4) 駒部体における固定部においてバ
ンド通路の両側に埋設された鉄製フレームの中に永久磁
石を前記鉄製フレームの側縁より少許凹入した状態とし
て取付け、前記固定部の両側に弾性復元部材を介して対
向連結された開閉扉には前記永久磁石に対する被吸着材
を夫々取付けたことを特徴とする前記(1)〜(3)項
の何れか1つに記載した梱包機におけるバンド懸回操作
機構。
【0015】(5) 駒部体がポリアセタール系、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリエチレンテレフタレート
その他の合成樹脂質によって成形され、固定部と共に該
固定部に対設された開閉扉が前記合成樹脂質にガラスま
たは金属質によるファイバー材を混入した耐摩耗性部体
として成形されたことを特徴とする前記(1)〜(4)
項の何れか1つに記載した梱包機におけるバンド懸回操
作機構。
【0016】(6) 複数個の駒部体における固定部に
フラットな連結部材挿入孔と取付部材係止部を形成し、
前記連結部材挿入孔に挿入された帯状連結部材によって
目的とする梱包体の大きさに適合した長さに複数個の前
記駒部体を狂いのない整列体として連結せしめたことを
特徴とする前記(1)項に記載の梱包機におけるバンド
懸回操作機構。
【0017】(7) 帯状連結部材がアルマイト被覆さ
れないアルミニウムまたはアルミニウム合金によるバン
ド状部材であることを特徴とする前記(6)項に記載の
梱包機におけるバンド懸回操作機構。
【0018】(8) 連結部材によって連結された一連
の駒部体の何れかにおける取付部材係止部に係止された
取付部材によって梱包体を収容するようにされた枠部体
に装脱可能として設けられたことを特徴とする前記
(1)項に記載の梱包機におけるバンド懸回操作機構。
【0019】(9) 連結部体が駒部体の固定部に対設
された溝状係止部に係脱する弾性係着爪を対設した螺合
軸を有し、該螺合軸に枠部体に対する止着部を設けると
共に前記した弾性係着爪の取付位置を調整するための調
整手段を設けたことを特徴とする前記(8)項に記載の
梱包機におけるバンド懸回操作機構。
【0020】(10) 連結部材によって連結された一
連の駒部体の両端部が夫々梱包体を載置するようにされ
たテーブルの下部に導かれ、テーブルの下部に導かれた
それらの各駒部体における開閉扉に代えスライダブルな
蓋部体を設け、該蓋部体に対し前記駒部体の側方に移動
操作する作動機構を設けたことを特徴とする前記(1)
〜(5)項の何れか1つに記載の梱包機におけるバンド
懸回操作機構。
【0021】(11) テーブルの下部に複数個の連結
された駒部体を設け、それらの駒部体に一体化された蓋
部体とこの一体化蓋部体に対し可曲的に連結された別の
蓋部体とを配設し、駒部体列の側方に移動操作する作動
機構を上記の一体化された蓋部体に設けたことを特徴と
する前記(10)項に記載の梱包機におけるバンド懸回
操作機構。
【0022】
【発明の実施の形態】上記したような本発明によるもの
の具体的な実施態様を添附図面に示すものについて説明
すると、本発明の適用される自動梱包機(automatic st
rapping machine)の全般的な構成作用関係は図1に示す
如くであって、ポリプロピレンなどによる熱可塑性樹脂
バンド(ストラップ)を用いてダンボール紙その他によ
る梱包体40の周囲を囲繞するガイド10の中に誘導
し、バンドの引締作用によってガイド10から引出され
て梱包体40の周面に対しバンド1を緊締するものであ
る。梱包体40はテーブル(図示せず)に設けられたロ
ーラコンベアの如きによりガイド10内の所定位置に搬
入され、また上記のような緊締後に搬出される。
【0023】前記バンド1はリール5から引出され、引
出しロール34によってループ室6内に少くとも1回の
梱包に必要な長さが蓄えられ、該ループ室6の出口に設
けられた出口チャンバー7を介して送出ロール9、引戻
しロール9a部分を通過し、ヒータブレードや押圧ヘッ
ドからなる接着機構を経てガイド10に誘導され、スラ
イドテーブル31の端部に設けられたリミットスイッチ
32部分に達せしめられるようになっている。
【0024】梱包操作は前記のようにローラコンベアな
どを利用して適当な支持台上に設けられたガイド10内
に梱包体40をセットし、起動スイッチなどによる作動
開始指示により前方グリッパー14がカム機構の如きに
よって上昇し、スライドテーブル11との間でバンド1
の先端側を固定し、しかもそれと同時に押えロール17
が上昇してバンド1の押込みを解除すると共に押えロー
ル20が下降して回転中の引戻しローラ9aとの間にバ
ンド1を挟み、バンド1に引戻力を作用させるように成
っている。即ちこのような引戻しローラ9aによる引戻
し力によってガイド10内における後述するような駒部
体2の開閉扉22が開放され、バンド1は駒部体2から
引出されて梱包部体40の周囲に密着緊締される。
【0025】上記したようなバンド1の梱包体周囲に対
する密着緊締と共にバンド1の溶着が行われ、即ち前記
したようなテープ挿入方向における前方クリッパー14
の押圧ヘッド16より後方に押圧ヘッド16とスプリン
グ18を内蔵した後方クリッパー15を備えており、こ
れらの部分の好ましい実施態様の仔細については別に図
10に示す如くである。
【0026】即ち前記した前方クリッパー14は上端部
近くにおける押圧ヘッド16の上方にバンド1の挿通孔
14aが形成され、上記のようなループ室6から引出さ
れたバンド1が該挿通孔14aの下側に導かれるが、こ
のような前方クリッパー14の後方にはシールアンビル
11と押圧ヘッド16との間にセンターガイド17が取
付けられていて前述したようなリール5およびループ室
6から引き出されたバンド1はこのセンターガイド17
における下方からガイド10の入口部に送り込まれ、図
10に矢印を以て示したような一連のバンド通路形成ガ
イド10の出口部10bから押出されたバンド1の先端
はこのセンターガイド17における上方部分前方に位置
したリミットスイッチ19に向けて前進するように構成
されている。
【0027】前述したような前方クリッパー14の前方
にはガイド孔13が形成されていてバンド1をガイド1
0に導くようになっていて溶着に必要なバンド1の走行
線を確保するようになっているが、上記したような前置
クリッパー14、押圧ヘッド16および後方クリッパー
15の下端に対してそれぞれスプリングを介して設けら
れた転子のような従動部に対しては操作軸41に設けら
れた操作カム42、42a、42bが作用し、所定のタ
イミングで作動するように成っている。
【0028】前記した図10のような構成における溶着
は、従来から知られているような溶着作動として上述し
たようにセンターガイド17の上部に挿入されたバンド
1の先端がリミットスイッチ19に作用することにより
センターガイド17がヒータブレードと交替し、即ち上
下のバンド1、1内にヒータブレードが位置することと
なり、押圧ヘッド16が操作カム42aの作用で上昇
し、最初は上下のバンドをヒータブレードに軽く接触せ
しめて各バンドの表面を薄く溶解させ、次いでヒータブ
レードをバンド間から後退させると共に押圧ヘッド16
で両バンドを強く圧着せしめることにより部分的に溶融
していたバンド相互を有効に接着せしめ得ることは公知
の通りである。
【0029】また上記のような上下バンドの接着後にお
いて前置クリッパー14を下降させ該前置クリッパー1
4の挿通孔14aにおける側面に沿って切断刃を作用さ
せることにより、該切断刃の鋏作用でリール側バンドを
切断することができ、また溶着連結されたバンド1と梱
包体40との間に位置しているシールアンビル11は溶
着作業後に引抜かれ、しかも前記したような引戻しロー
ル9aによる引戻し作用により溶着バンドは直接に梱包
体と接した結束梱包状態を形成することは一般的に知ら
れているところと同じである。
【0030】然して上記したように作用する梱包機にお
いて、本発明による懸回操作機構の仔細は図2に示すよ
うに梱包物を包囲して形成されるガイド10を図3、4
または図5、6に示すような駒部体2の連綴によって形
成するもので、駒部体2としては図3、4または図5に
示すように端面を対向傾斜面として形成し、側面的に台
形とした曲線部用の駒部体2と、別に図6として示すよ
うに端面を平行面として形成し側面的に矩形状とした直
線部用の駒部体2aとを採用し、図2に示したようなガ
イド部10を形成するが、この図2の状態を形成するた
めに例えばアルミニウムなどの金属帯状材による連結部
材3を用いて各駒部体2、2aの係合溝24、24と平
行な挿入孔30に挿入連結したものである。
【0031】前記連結部材3については本発明者は各種
の部材に関し、その取扱操作性や強度などについて多く
の実験検討を重ねたが、最も好ましい部材3としてはア
ルミニウム帯状材であって、それもアルマイト加工など
の施されてない単なるアルミニウム帯材として厚さが1
〜3mm、幅が15〜35mm、特に厚さが1.5〜2mmで幅
が18〜23mm程度のものは挿入孔30に対する挿入操
作が容易で、しかも挿入された連結部材3が駒部体2の
状態によくなじみ、略正確な駒部体2群のセット状態を
単純な挿入操作程度のみで略的確に形成し、また解脱で
きることが確認されている。従って何れかの駒部体を変
換、補修するような操作についても予備の駒部体を準備
しておく程度で、適宜に解脱し、駒部体を補充または一
部取外す程度によって専門的な技術や工具を用いるよう
なことなしに簡易且つ適切に実施できる。即ち目的とす
る梱包体の寸法や形状変化に適宜即応できる。
【0032】また前記のように連結部材3で挿入連結さ
れた駒部体2または2aの一部のものは間欠的に取付部
材4によって枠部材8に取付けられ、所定の梱包体を包
囲収容するように構成保持される。即ち各駒部体2また
は2aには図3、図4と共に図5〜図9にそれぞれ示し
てあるように背面部に係止突部23を形成し、該係止突
部23の両側における係合溝24、24に取付部材4を
図8、9として示されているように対設された弾性係止
部46を係止して駒部体2または2aを把持し、また取
付部材4の背面側中央部には図7〜図9に示すように調
整手段43、43を螺合させた螺合軸44を備え、該螺
合軸44の端部に螺合した固定手段45、45によって
枠部材8に定着するようにしたものである。
【0033】即ち、この図示されたような取付部体4は
ダブルクリップ状の弾性挟着部材47を用い、その中心
部に設けた取付軸44の調整子43、43を設けて駒部
体2または2aに対する取付関係位置を調整し、また固
定手段45、45によって固定部材たる枠部材8に固定
するもので、前記弾性挟着部材47の両肩部を適当な挟
圧工具で挟圧することにより各駒部体2または2aに対
する弾性係着爪48を用いた取付け関係を解除し、また
この挟圧を解放して取付け関係を自動的に形成するよう
にしたもので簡易に駒部体2または2aを装脱せしめ、
交換ないし調整設定を容易とし、この点においても上述
したような梱包体の形状や寸法に即応した組替え性を確
保したものである。
【0034】各駒部体2または2aは本発明においてバ
ンド懸回操作を容易化すると共に的確な懸回緊締を図る
べく特別な構成が採用されている。即ち各駒部体2、2
aは前述したような係止突部23および係合溝24、2
4をベースたる固定部20の背面に突出形成し、しかも
該固定部20の梱包体に面した前面両側に開閉扉22、
22を対設したもので、それらの開閉扉22、22は前
記固定部20の両外側面に対し弾性復元部材21によっ
て取付けられ、従って開閉扉22、22は常に固定部2
0の前面をカバーするように附勢されている。
【0035】また本発明においては両開閉扉22、22
を上記のように弾性復元部材21で取付けると共に固定
部20と両開閉扉22との間に図4として示すように磁
石25と該磁石25で吸着される鉄片のような被吸着材
26とを対設し、弾性復元部材21で復元した各開閉扉
22、22を少くとも最終的に磁石25の吸引力で吸着
固定化するように成っている。
【0036】なお前記した磁石25についてはこれを鉄
系圧延材による収容箱27内に収容してセットするすと
により、圧粉成形焼結体の如きによる磁石25を有効に
補強し、特に前記収容箱27の端縁を磁石25の表面よ
り少許突出させた状態として設定することにより開閉扉
22の被吸着材26が衝撃的に吸着されても圧粉成形焼
結された前記磁石25を損傷し、特に亀裂などの発生す
ることがないようにされており、しかもこのような鉄系
収容箱27または収容枠内に収容して設定された磁石2
5はその吸引力も増大される傾向がある。
【0037】また前記したような固定部20と開閉扉2
2との間にはその中央部分にバンド通路28が凹入して
形成され上述したように挿通されるバンド1を通過させ
るが、このようなバンド通路28は図3、図4あるいは
図5、図6に示すように入側口28aが幅および厚さ方
向の何れにおいても大きく開口されているのに対し出側
口28bは狭小化され、特に傾斜と共に弯曲面29を適
宜に採用して通過するバンド1が相当に高速であっても
正確な送出位置を採らしめ、また挿通されたバンドに引
締め力が作用した場合に該バンド1を対設開閉扉22、
22を中間接合ラインを中心とした方向に案内する誘導
傾斜面とするように成っている。
【0038】なお上記したような駒部体として図3およ
び図4に示したように適当な硬さと強度をもった木材に
よって形成したものであるが、一般的には図5と図6に
示すようにポリアセタール、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポ
リブチレンテレフタレートなどのような合成樹脂成形体
として準備することにより量産的に得ることができる。
即ち前者は特に木材の場合に比較的厚肉となり、駒部体
2が大型となる傾向があるのに対し後者はコンパクト化
されるが、前者の木材によるものは適宜の寸法、形態に
製作することが可能で特別な型部体や圧入成形設備を必
要とせずに製作できるメリットがあり、試作に適してい
る。これに対し図5、図6のように合成樹脂成形体によ
るものは量産的に同一寸法、同一形状の製品として提供
し得るもので、工業的製品として好適し、一般的にはこ
のものによって実用化されることは当然である。これら
合成樹脂成形体は一般的に軽量でしかも強度的に優れて
おり、例えば前記ポリエチレンテレフタレートによるも
のは比重が1.4程度で、しかも強度はピアノ線レベルま
たはそれ以上であるから、軽量で充分な強度が得られ
る。
【0039】前記した弾性復元部材21としては弾性金
属板やゴム質板などを採用してよいことは当然である
が、本発明者等が各種の部材について検討した結果によ
ると適当な柔軟さをもった弾性合成樹脂板を用いること
がそれなりの柔軟性をもった開閉作動を確保する上に有
用であることが知られ、またこのものは適宜に電気振動
溶着法の如きで的確に接着され、勿論接着剤などを用い
て固定部体20に取付け得る。特にこのような弾性板状
復元部材21についてはこのような駒部体の自動復元式
開閉扉として従来から採用されて来た弾性線材による弾
機に比較し著しく耐用性が高いことであって、弾性板状
復元部材の厚さ全般が耐用性をもたし、例えば厚さが1
〜2mm程度のポリエチレンテレフタレート樹脂による板
状復元部材は約500万回以上の開閉作動に耐え、金属
線材による弾性復元部材の10倍以上特に30〜50倍
を超えるような耐用性を示すことができる。
【0040】図11から図16には上記したような本発
明のバンド懸回機構がより好ましい状態として構成され
た態様を示す。即ち図11は前記した図2に相当した本
発明の他の構成態様を示すもので、梱包体40を載置す
るテーブル50面との関係を考慮したものであり、駒部
体2列としてはテーブル50より上部において図2の場
合と全く同じで、枠部材8に対する取付関係も取付部材
4によって基本的に同じとされる。
【0041】上記のようなテーブル50上の構成に対
し、テーブル50より下部においても駒部体2を連設す
るが、斯うして連設されたテーブル50面から下方の各
駒部体2においてはその上面において対設された開閉扉
22が存在しないものとし、バンド1の挿入側および各
駒部体2列を通過した後のバンド1送出側に対し、共通
した単一的蓋部体52をスライダブルに設けたものであ
って、代表的にバンド送出側を示した図12〜図14の
ものは、バンド1の挿入側では対称的に形成されるが一
体の蓋部体52に対しテーブル50の上面50aの下部
に進入した直後位置の駒部体2に対する蓋部体51は図
12に示すように前記蓋部体52に対しヒンジ53によ
って可曲的に連結されている。
【0042】然して前記したような一体の蓋部体52に
対してその側方に設けられているのが、図13と図14
に示すようなソレノイド55を用いたスライド機構であ
って、ガイド枠56の中央部に設けられたソレノイド5
5で操作されるソレノイド軸54の先端部には操作リン
ク57、57の一端部が夫々可曲的に連結され、それら
の操作リンク57、57の他端部に設けられた各長孔5
8は上述したような単一的蓋部体52の両端部に対し適
宜にスライドし得るように連結されている。即ち信号に
より作動するソレノイド55によりガイド枠56に案内
され、単一的蓋部体52とその一端側にヒンジ53で連
結された蓋部体51とを図13に示す実線位置と仮想線
位置のようにスライド操作する。
【0043】即ち図13、図14に示すような操作リン
ク57、57の一端をソレノイド軸54の先端に連結
し、各操作リンク57、57の先端部を蓋部体52の一
側に可動的に連結し、しかも各操作リンク57、57と
ガイド枠56との間に夫々弾性材59を取付けた構成の
ものはソレノイド軸54の操作距離が操作リンク57、
57の長孔58による連結点において蓋部体52を移動
操作するようにし、例えばソレノイド軸54の一般的市
販機構における移動距離6mmのものによって蓋部体52
および51を35mm程度移動することが容易で駒部体2
におけるバンド通路28に挿通収容されている一般的に
15〜22mm程度の幅をもったバンド1を充分に露出す
ることができる。
【0044】即ち、上記のように蓋部体51、52が施
されたテーブル面から下方の各駒部体2は開閉扉22を
有しないことから図15および図16として1例を示す
ようにバンド通路28が露出状態のままとして準備さ
れ、上述したように蓋部体51、52を移動させたなら
ばバンド通路28に位置していたバンド1は瞬間的に梱
包体40面に引き寄せ締着される。つまり前記した図1
0までに示したものにおいてはテーブル50の下方にお
いてテーブル底面から開閉扉22の開閉を可能にするだ
けの間隔を採って各駒部体2が位置することとならざる
を得ず、その距離は開閉扉22、22を45°前後開披
して引出すものとして設計上50mm程度となるのに対
し、図11以下に示した場合においては開閉扉22が存
しないことから各駒部体2がテーブル50の底面に対し
充分に近接して位置せしめられる。なお蓋52は図1
1、12において図示のものではテーブル50の下にお
ける駒部体2が3個に対して1枚とした場合を示した
が、この駒部体2の数については、適宜に増減でき、即
ち適用される梱包体40の大きさに応じて1〜6個の程
度の範囲で適当に増減して実施することができる。
【0045】つまりテーブル50上に置かれた梱包体4
0に対して上記のようにして近接した状態で既述したよ
うにバンド1の溶着をなし、図1に示したようにバンド
1に引戻しロール9aを作用せしめた条件下でバンド1
が切断されるならばその瞬間に結束バンドは梱包体40
面に近距離から緊締され、また斯うした結束バンドの緊
締作用を阻害するものは何もない。このようにしてバン
ド1の締着が行われた後ソレノイドの通電が遮断される
ことによって弾性材59の復元作動によりテーブル上に
おける駒部体のように磁力などを必要とせずに自動的に
バンド通路28を閉塞して次の作業に備えることができ
る。
【0046】なお、本発明によるものの上述したような
開閉扉22については駒部体2と同質のポリアセタール
系、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレンテレフ
タレートその他の合成樹脂、あるいは強度性に優れた木
質材などによって形成してよいことは当然で、それによ
って前記したような本発明の特質性を得しめるが、また
場合によってはステンレスその他の鋼材やアルミニウム
合金などによっても製造することができ、何れにしても
本発明の有利性を充分に得しめる。
【0047】上記したような本発明によるものは、梱包
体を囲繞するように一連のバンド通路を形成すると共に
連結部材で連結するようにされた複数個の駒部体を有
し、それら駒部体における前記バンド通路を固定部と上
記梱包体に面して対設された開閉扉により形成したこと
により開閉扉の幅を半減せしめ、バンドのバンド通路か
らの引出し操作を弾性材などの作用条件下において均衡
した条件下で容易且つ円滑化せしめる。
【0048】前記のように対設されたそれら開閉扉は前
記固定部の両側面に対し弾性復元部材によって取付けら
れると共に上記固定部と各開閉扉との間に磁石と該磁石
により吸着される被吸着材とを対設したことにより弾性
復元部材と磁石を併用した吸着作用を図り、特に両開閉
扉の閉成状態を安定化し、的確なバンド通路を形成、保
持させる。
【0049】上記したような各駒部体におけるバンド通
路がバンド通過方向における入側において広大で出側に
おいて狭小とされ、しかも対設された開閉扉の内面が挿
通されたバンドに引締め力が作用した場合に該バンドを
前記対設開閉扉の中間接合ラインを中心とした方向に案
内する誘導傾斜面とされたことにより相当の高速条件下
で挿通されるバンドの挿通を適切に案内して容易化し、
しかも挿入位置せしめられたバンドを適正なバンドのセ
ット位置に保持する。
【0050】前記したように対設された開閉扉が駒部体
の固定部に対し弾性合成樹脂板、ゴム質板または弾性金
属板の何れかまたはそれらの複合部材である弾性復元部
材によって取付けられたことにより相当の高速条件下で
作業されるこの種梱包機におけるバンド懸回操作機構の
耐用性を向上する。即ち例えば一般的に細小な金属スプ
リングの採用される開閉扉の枢着機構における耐用性を
10倍以上にも高めることを可能とする。
【0051】上述したような駒部体における固定部にお
いてバンド通路の両側に埋設された鉄製フレームの中に
永久磁石を前記鉄製フレームの側縁より少許凹入した状
態として取付け、前記固定部の両側に弾性復元部材を介
して対向連結された開閉扉には前記永久磁石に対する被
吸着材を夫々取付けたことにより焼結金属体である永久
磁石の損壊を適切に防止し耐用性に優れると共に磁力作
用にも優れた機構を形成する。
【0052】前述したような駒部体がポリアセタール
系、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレンテレフ
タレートその他の合成樹脂質によって成形され、固定部
に対設された開閉扉が前記合成樹脂質にファイバー材を
混入した耐摩耗性部体として成形されたことにより量産
的に得られる駒部体により、しかも好ましい耐用性をも
った機構を得しめ、加うるに適切に軽量であって好まし
い強度が確保される。
【0053】上述したような複数個の駒部体における固
定部にフラットな連結部材挿入孔と取付部材係止部を形
成し、前記連結部材挿入孔に挿入された帯状連結部材に
よって目的とする梱包体の大きさに適合した長さに複数
個の前記駒部体を誤差の少ない適正な整列体として連結
せしめたことにより複数個の駒部体が目的とする梱包体
の大きさに適合した長さに容易に連結することができ
る。
【0054】前記した帯状連結部材がアルマイト被覆さ
れないアルミニウムまたはアルミニウム合金若しくはそ
れらに準ずる軟質金属によるバンド状部材であることに
より挿入連結された一連の駒部体が略適切に梱包体を包
囲した枠状として連結され、またこれを適宜に組み替え
て夫々の梱包体に適した連結部体として容易に準備する
ことができる。しかもこのようなアルミニウムなどの軽
金属材を用いることにより前記した駒部体を合成樹脂で
成形することと相俟って、このようなバンド懸回操作機
構を充分に軽量化する。
【0055】連結部材によって連結された一連の駒部体
の何れにおける取付部材係止部に係止された取付部材に
よって梱包体を収容するようにされた枠部体に装脱可能
として設けられたことによって比較的僅かな取付部材に
よって梱包体収容部を簡易且つ適切に形成し、またこれ
を変更することができる。
【0056】連結部体が駒部体の固定部に対設された溝
状係止部に係脱する弾性係着爪を対設した螺合軸を有
し、該螺合軸に枠部体に対する止着部を設けると共に前
記した弾性係着爪の取付位置を調整するための調整手段
を設けたことにより弾性係着爪を利用して平易に装脱操
作せしめ、しかも的確な取付状態を迅速に形成する。
【0057】連結部材によって連結された一連の駒部体
の両端部が夫々梱包体を載置するようにされたテーブル
の下部に導かれ、テーブルの下部に導かれたそれらの各
駒部体における開閉扉に代えスライダブルな蓋部体を設
け、該蓋部体に対し前記駒部体の側方に移動操作する作
動機構を設けたことによって梱包体を載置設定するテー
ブルの下面部分における駒部体に関してスライダブルな
蓋部体を採用せしめ開閉扉を操作するための余分なスペ
ースを不要にし、また梱包体面に近接した位置にセット
されたバンドによって容易且つ的確な緊締を図る。
【0058】テーブルの下部に複数個の連結された駒部
体を設け、それらの駒部体に一体化された蓋部体とこの
一体化蓋部体に対し可曲的に連結された別の蓋部体とを
配設し、駒部体列の側方に移動操作する作動機構を上記
の一体化された蓋部体に設けたことにより一連の駒部体
に配設された蓋部体を簡易な作動機構によって的確に操
作せしめる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるものは
一連の駒部体2または2aにおいて梱包体バンドを適切
に案内し、またそうした一連の駒部体において対設され
た開閉扉をそれら開閉扉の開閉操作に関して採用された
弾性復元部材と磁石および挿通緊締されるバンドによっ
て対称的に開披し、梱包体に対し安定且つ的確に懸回緊
締せしめることが可能であり、従来のこの種梱包機にお
ける如きストリッパー機構の如き煩雑な構成を必要とし
ないでバンド脱出時およびこのバンド脱出後における開
閉扉などの復動作用不円滑さを適切に改善し能率的に円
滑な作用を行わせ得るものであるから工業的にその効果
の大きい発明である。
【0060】また本発明によるものは弾性復元作動をな
す開閉扉を用いるものであるが、その弾性復元作用をな
す弾機として金属線スプリングの如きを採用しないでそ
れなりの厚さを有する板状部材を用いたので好ましい安
定した耐用性を得しめる。
【0061】更に本発明においてはバンドを懸回すべき
梱包体を載置するテーブルの下方に設けられるバンド装
入機構ないしバンドの切断溶着機構をテーブル下面に近
接して設定せしめ、上記のように切断溶着されたバンド
を有効的確に梱包体へ緊締せしめる。
【0062】なお本発明によるものは複数個の駒部体に
おけるフラットな連結部材挿入孔にアルミニウム帯状材
を挿入して連結組立て、容易且つ迅速で、しかも的確な
駒部体の連結状態を形成するなどの効果をも有してい
る。特に前記駒部体をポリエチレンテレフタレート樹脂
などで成形したものは充分な強度を有しながら軽量であ
って、この種バンド懸回操作機構を充分に軽量化し、操
作性に優れた機構として提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】梱包機におけるバンド懸回操作機構の全般的な
構成および作用関係を略解的に示した説明図である。
【図2】その梱包体を囲繞して形成されるバンド通路形
成駒部体の配設関係を示した正面図である。
【図3】その駒部体の1つとしてカーブ形成用木質材製
のもののバンド挿入口側から見た斜面図である。
【図4】図3に示した駒部体についてその対設開閉扉を
大きく開いて内部の構成関係を示した斜面図である。
【図5】合成樹脂製の図3と同様なカーブ形成用駒部体
の斜面図である。
【図6】合成樹脂製
【図7】駒部体を係止して取付けるための取付部材によ
る止着状態を示した側面図である。
【図8】図7に示したもののバンド挿入口側から見た側
面図である。
【図9】図7、8に示したもののバンド出口側から見た
側面図である。
【図10】溶着機構部分の1例を示した説明図である。
【図11】本発明によるもう1つの全般的構成関係を示
した説明図である。
【図12】図11に示したもののテーブル面部分におけ
る拡大説明図である。
【図13】図12に示したもののテーブル面下方におけ
る駒部体操作機構についての平面図である。
【図14】図13に示したものの端面図である。
【図15】図11〜図13に示した構成におけるテーブ
ル下面でのコーナ部用駒部材の斜面図である。
【図16】図11〜図13に示した構成におけるテーブ
ル下面でのストレート部用駒部材の斜面図である。
【符号の説明】
1 バンド 2 駒部体 3 連結部材(アルミニウムなどの金属帯状材) 4 取付部材 5 リール 6 ループ室 7 出口チャンバー 8 枠部材 9 送出ロール 9a 引戻しロール 10 ガイド 10a その入口部 10b その出口部 11 レールアンビル 12 引戻しローラ 13 ガイド孔 14 前置クリッパー 14a その挿通孔 15 後方クリッパー 16 押圧ヘッド 17 センターガイド 18 スプリング 19 リミットスイッチ 20 ベース部体(駒(2)の) 21 弾性復元部材 22 開閉扉 23 係止突部 24 係合溝 25 磁石 26 被吸着材 27 鉄系圧延材収容箱 28 バンド通路 29 弯曲面 30 挿入孔 31 スライドテーブル 32 リミットスイッチ 34 引出しロール 40 梱包体 41 操作軸 42 操作カム 42a 操作カム 42b 操作カム 43 調整子 44 取付軸 45 固定手段 46 弾性係止部 47 弾性挟着部材 48 弾性係着爪 50 テーブル 50a テーブル面 (51) 蓋部体(連結) 52 単一的蓋部体 53 ヒンジ 54 ソレノイド軸 55 ソレノイド 56 ガイド枠 57 操作リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャック イー ホワイト カナダ,エル7ピー 2ダブリュ7,オン タリオ州,バーリントン,ボンフィールド コート, 2167 Fターム(参考) 3E052 BA03 CA01 CB05 CB07 FA05 HA01 JA02 LA03 LA08 LA09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梱包体を囲繞するように一連のバンド通
    路を形成すると共に連結部材で連結するようにされた複
    数個の駒部体を有し、それら駒部体における前記バンド
    通路を固定部と上記梱包体に面して対設された開閉扉に
    より形成し、それら開閉扉は前記固定部の両側面に対し
    弾性復元部材によって取付けられると共に上記固定部と
    各開閉扉との間に磁石と該磁石により吸着される被吸着
    材とを対設したことを特徴とする梱包機におけるバンド
    懸回操作機構。
  2. 【請求項2】 駒部体におけるバンド通路がバンド通過
    方向における入側において広大で出側において狭小とさ
    れ、しかも対設された開閉扉の内面が挿通されたバンド
    に引締め力が作用した場合に該バンドを前記対設開閉扉
    の中間接合ラインを中心とした方向に案内する誘導傾斜
    面とされたことを特徴とする請求項1に記載した梱包機
    におけるバンド懸回操作機構。
  3. 【請求項3】 対設された開閉扉が駒部体の固定部に対
    し弾性合成樹脂板、ゴム質板または弾性金属板の何れか
    またはそれらの複合部材である弾性復元部材によって取
    付けられたことを特徴とする請求項1または2の何れか
    1つに記載した梱包機におけるバンド懸回操作機構。
  4. 【請求項4】 駒部体における固定部においてバンド通
    路の両側に埋設された鉄製フレームの中に永久磁石を前
    記鉄製フレームの側縁より少許凹入した状態として取付
    け、前記固定部の両側に弾性復元部材を介して対向連結
    された開閉扉には前記永久磁石に対する被吸着材を夫々
    取付けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに
    記載した梱包機におけるバンド懸回操作機構。
  5. 【請求項5】 駒部体がポリアセタール系、ポリテトラ
    フルオロエチレン、ポリエチレンテレフタレートその他
    の合成樹脂質によって成形され、固定部と共に該固定部
    に対設された開閉扉が前記合成樹脂質にガラスまたは金
    属質によるファイバー材を混入した耐摩耗性部体として
    成形されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つ
    に記載した梱包機におけるバンド懸回操作機構。
  6. 【請求項6】 複数個の駒部体における固定部にフラッ
    トな連結部材挿入孔と取付部材係止部を形成し、前記連
    結部材挿入孔に挿入された帯状連結部材によって目的と
    する梱包体の大きさに適合した長さに複数個の前記駒部
    体を狂いのない整列体として連結せしめたことを特徴と
    する請求項1に記載の梱包機におけるバンド懸回操作機
    構。
  7. 【請求項7】 帯状連結部材がアルマイト被覆されない
    アルミニウムまたはアルミニウム合金若しくはそれらに
    準ずる軟質金属によるバンド状部材であることを特徴と
    する請求項6に記載の梱包機におけるバンド懸回操作機
    構。
  8. 【請求項8】 連結部材によって連結された一連の駒部
    体の何れかにおける取付部材係止部に係止された取付部
    材によって梱包体を収容するようにされた枠部体に装脱
    可能として設けられたことを特徴とする請求項1に記載
    の梱包機におけるバンド懸回操作機構。
  9. 【請求項9】 連結部体が駒部体の固定部に対設された
    溝状係止部に係脱する弾性係着爪を対設した螺合軸を有
    し、該螺合軸に枠部体に対する止着部を設けると共に前
    記した弾性係着爪の取付位置を調整するための調整手段
    を設けたことを特徴とする請求項8に記載の梱包機にお
    けるバンド懸回操作機構。
  10. 【請求項10】 連結部材によって連結された一連の駒
    部体の両端部が夫々梱包体を載置するようにされたテー
    ブルの下部に導かれ、テーブルの下部に導かれたそれら
    の各駒部体における開閉扉に代えスライダブルな蓋部体
    を設け、該蓋部体に対し前記駒部体の側方に移動操作す
    る作動機構を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何
    れか1つに記載の梱包機におけるバンド懸回操作機構。
  11. 【請求項11】 テーブルの下部に複数個の連結された
    駒部体を設け、それらの駒部体に一体化された蓋部体と
    この一体化蓋部体に対し可曲的に連結された別の蓋部体
    とを配設し、駒部体列の側方に移動操作する作動機構を
    上記の一体化された蓋部体に設けたことを特徴とする請
    求項10に記載の梱包機におけるバンド懸回操作機構。
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