JP2000203316A - き電切替制御装置 - Google Patents

き電切替制御装置

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JP2000203316A
JP2000203316A JP11004376A JP437699A JP2000203316A JP 2000203316 A JP2000203316 A JP 2000203316A JP 11004376 A JP11004376 A JP 11004376A JP 437699 A JP437699 A JP 437699A JP 2000203316 A JP2000203316 A JP 2000203316A
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JP
Japan
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train
middle section
switching control
feeder
power
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JP11004376A
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English (en)
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Sakae Ishikawa
栄 石川
Tsutomu Saito
勉 齋藤
Hiroshi Konishi
弘 小西
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Central Japan Railway Co
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Central Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車に搭載された電気機器にショックを与え
ず、乗客の乗り心地を改善するき電切替制御装置を提供
する。 【解決手段】 き電切替制御装置10では、中セクション
11を列車TRが未通過の状態では第1真空開閉器15のみ投
入され、東京方の架線51のみから中セクション11へ電源
が供給されている。列車TRが中セクション11を通過する
際、両架線51、54を接続したときに過電流が流れるおそ
れのない場合には、列車全体が中セクション11に入って
から所定期間は両開閉器15、17が投入され、両架線51、
54から中セクション11へ電源が供給される(並列き
電)。所定期間後、第2真空開閉器17のみ投入状態にさ
れ、大阪方の架線54のみから中セクション11へ電源が供
給される。この場合き電切替時に停電しないため、列車
に搭載された電気機器にショックを与えず、列車力行中
であっても加速が中断されないので乗り心地がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、両隣の変
電所から送られてきた電気がぶつかって横流が発生する
のを防ぐ「き電区分所」に設置されるき電切替制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】き電設備とは電気鉄道において列車を走
行させるために電気を送る設備のことをいうが、新幹線
の交流き電用変電所やき電区分所では、一般に切替セク
ションと呼ばれるき電切替制御装置が用いられている。
例えばき電区分所に設けられた切替セクションは、両隣
の変電所から送られてきた電気がぶつかって横流が発生
するのを防止するものである。横流は、ある変電所から
送られるき電電圧とその隣の変電所から送られるき電電
圧との間で位相差や電位差がある場合に、両者を繋いぐ
と高電位側から低電位側へ電気が流れる現象であり、位
相差や電位差が大きくなると急激に電流が流れてしまい
(過電流)、時には電車線等が損傷するおそれがある。
【0003】このような切替セクションは、例えば図6
に示すように、東京方の架線51と大阪方の架線54の
間にて両架線51、54と絶縁して設けられた中セクシ
ョン101と、東京方の架線51から中セクション10
1への交流電源の供給・非供給を切り替える第1真空開
閉器105と、大阪方の架線54から中セクション10
1への交流電源の供給・非供給を切り替える第2真空開
閉器107と、両真空開閉器105、107の切替制御
を行うシーケンサ(図示せず)とを備え、初期状態(=
定位)では、シーケンサは第1真空開閉器105を投入
状態とし、第2真空開閉器107を開放状態とする。即
ち、第1真空開閉器105は投入定位であり、第2真空
開閉器107は開放定位である。このため、定位では、
中セクション101は東京方の架線51のみから交流電
源が供給されている。
【0004】そして、列車TRが東京方から進行してき
て地点Aから地点Bへ進み、地点Bから地点Cに設けら
れたATC軌道回路121に列車TRの最前部が進入す
ると、その信号がシーケンサに伝達され、シーケンサは
第1真空開閉器105を開放状態にし、その約0.3秒
後に第2真空開閉器107を投入状態にする。すると、
中セクション101は大阪方の架線54から交流電源が
供給されている状態になる。その後、列車TRが中セク
ション101を通過してその最後尾が地点Cを抜ける
と、その信号がシーケンサに伝達される。すると、シー
ケンサは第2真空開閉器107を開放状態にし、続いて
第1真空開閉器105を投入状態にする。つまり定位に
戻す。この結果、列車TRの先頭が地点Bに達するまで
は列車TRには東京方の架線51から交流電源が供給さ
れ、列車TRの先頭が地点Bを過ぎた後は大阪方の架線
54から交流電源が供給される。
【0005】ところで、列車TRの先頭がATC軌道回
路121に進入すると、シーケンサは第1真空開閉器1
05を開放状態にした後直ちに第2真空開閉器107を
投入状態にするのではなく、約0.3秒後に第2真空開
閉器107を投入状態にしているが、これは以下の理由
による。即ち、列車力行中においては、無電圧になって
から電圧を再び印加すると列車TRの主電動機に突進電
流が流れるため、この突進電流を抑制する目的で電圧を
再印加する前に回路に一時直列抵抗を挿入する方式をと
っており、これに要する時間(約0.2秒)は少なくと
も待機する必要がある。また、車内の照明電源として電
動発電機が使用されているが、この電動発電機の回転子
は停電して無電圧になっても暫くの間(約0.5秒)は
慣性で所要回転数で回転しており、このように慣性で所
要回転数で回転している間に電圧を再印加する必要があ
る。したがって上述の約0.3秒は、0.2〜0.5秒
の範囲から適当に選ばれた値なのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
切替セクションでは、列車TRが切替セクションを通過
するごとに約0.3秒の短時間の停電を伴うため、例え
ばエアコンのファンへの通電が切れるとモータが発電機
となり、その後急に電源電圧が印加されると急激な力で
回り始めるためファンが曲がったりモータが焼き付いた
りするおそれがあり、列車TRに搭載された電気機器の
寿命が短くなるおそれがあった。
【0007】また、列車力行中に切替セクションを通過
した場合には加速の中断により列車TRに前後衝動が生
じて乗客の乗り心地を悪くするという問題があった。更
に、列車TRが、交流回生ブレーキ作動中に交流回生ブ
レーキが失効したときにはその代わりにディスクブレー
キを作動させる機能を備えている場合、その列車TRが
交流回生ブレーキの作動中に切替セクションを通過する
と、一旦交流回生ブレーキが失効するためディスクブレ
ーキがかかる。この結果、列車TRに前後衝動が生じて
乗客の乗り心地を悪くするうえ、ブレーキライニングの
損耗が増大するという問題もあった。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、列車に搭載された電気機器にショックを与えず、乗
客の乗り心地を改善するき電切替制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明のき電切替制御装置は、第1電
車線と第2電車線の間にて両電車線と絶縁して設けられ
た中セクションと、前記第1及び第2電車線から前記中
セクションへの交流電源の供給・非供給を切り替えるき
電切替手段と、前記き電切替手段の切替制御を行う切替
制御手段とを備え、前記切替制御手段は、列車が前記中
セクションを通過していない状態では、前記第1電車線
のみから前記中セクションへ交流電源が供給されるよう
に前記き電切替手段を制御し、列車が前記中セクション
を通過する際には、第1及び第2電車線を接続したとき
に過電流が流れるか否かを判断し、過電流が流れないと
判断した場合には、列車全体が前記中セクションに入い
ってから所定期間は前記第1及び第2電車線の両方から
前記中セクションへ交流電源が供給されるように、また
前記所定期間経過後は前記第2電車線のみから前記中セ
クションへ交流電源が供給されるように前記き電切替手
段を制御することを特徴とする。
【0010】本発明のき電切替制御装置では、列車は第
1電車線から中セクションを経て第2電車線へと進行し
ていく。列車が中セクションを通過していない状態(定
位)では、第1電車線のみから中セクションへ交流電源
が供給されている。一方、列車が中セクションを通過す
る際、第1及び第2電車線を接続したときに過電流が流
れるおそれのない場合には、列車全体が中セクションに
入ってから所定期間(例えば所定時間経過するまで、あ
るいは所定位置に到達するまで)は両電車線から中セク
ションへ交流電源が供給される。そして、所定期間経過
後は第2電車線のみから中セクションへ交流電源が供給
される。この場合、き電切替時には一時的に横流による
電力損失が僅かに発生するものの停電することはない。
このため、列車に搭載された電気機器にショックを与え
ることはなく、また列車力行中であっても加速が中断さ
れることがなく乗客の乗り心地が改善される。
【0011】なお、列車が中セクションを通過する際、
第1及び第2電車線を接続したときに過電流が流れるお
それのある場合には、列車全体が中セクションに入って
から所定期間は両電車線から中セクションへの交流電源
の供給を停止し、所定期間経過後は第2電車線のみから
中セクションへ交流電源を供給するのが好ましい。これ
は、過電流が流れた場合には電車線等が損傷するおそれ
があるからである。
【0012】本発明のき電切替制御装置において、前記
切替制御手段は、前記第1電車線と前記第2電車線のき
電電圧の位相差及び電位差に基づいて、両電車線を接続
したときに過電流が流れるか否かを判断することが好ま
しい。これは、両電車線を接続したときに過電流が流れ
るか否かは、両電車線のき電電圧の位相差及び電位差に
密接に関連しているからである。具体的には、例えば、
き電電圧の位相差が所定位相差を下回り且つ電位差が所
定電位差を下回っていれば、両電車線を接続したときに
過電流が流れないと判断することが好ましい。なお、位
相差及び電位差の両方をパラメータとして過電流が流れ
るか否かを判断しているのは、位相差のみが小さくても
電位差が大きければ過電流が流れるおそれがあり、また
電位差のみが小さくても位相差が大きければ電位差は時
間経過に伴い変化するため過電流が流れるおそれがある
からである。
【0013】また、本発明のき電切替制御装置におい
て、前記切替制御手段は、前記列車の最前部が前記中セ
クションに進入したか否かの情報、及び、前記列車の最
後尾が前記中セクションを抜けた否かの情報につき軌道
回路を通じて検出することが好ましい。従来より軌道回
路は列車位置情報を検出する手段として信頼性の高いも
のだからである。
【0014】更に、本発明のき電切替制御装置におい
て、前記き電切替手段は、前記第1電車線と前記中セク
ションとの間に設けた第1真空開閉器と、前記第2電車
線と前記中セクションとの間に設けた第2真空開閉器と
で構成されていることが好ましい。列車力行中は100
0A程度の大電流が流れているため、空気中では、電線
を切断しても切断距離を充分大きくしないとアークが発
生して電気が供給され続けてしまうので電気の供給を停
止できない。このため、真空開閉器を採用して、アーク
が発生しにくい真空中で電流を切断して電気の供給を停
止できるようにすることが好ましいのである。
【0015】更に又、本発明のき電切替制御装置は、交
流回生ブレーキ作動中に当該ブレーキが失効した場合に
はディスクブレーキを作動させるブレーキ切替制御手段
を備えた列車用のき電設備とすることが好ましい。従来
では、このような列車が交流回生ブレーキの作動中に中
セクションを通過した場合には一時的に停電するため、
一旦交流回生ブレーキが解除された後ディスクブレーキ
がかかる。このため、列車に前後衝動が生じて乗客の乗
り心地を悪くするうえ、ブレーキライニングの損耗が増
大するという問題があったが、本発明ではき電切替時に
停電することがないため、このような問題が生じない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。き電用変電所は、電力会社
から供給された三相交流電源を東京方の架線(パンタグ
ラフと接触する電車線)と大阪方の架線に送電するので
あるが、一方の架線にはM座(Mはメイン(main)
の略)、もう一方の架線にはこれと位相差90°のT座
(Tはテーサ(teaser)の略)を送電する。
【0017】図1はき電設備の概略説明図である。隣接
するき電用変電所のうち一方のき電用変電所SS1は東
京方の架線51にT座、大阪方の架線52にM座を送電
し、もう一方のき電用変電所SS2は東京方の架線53
にM座、大阪方の架線54にT座を送電する。き電区分
所SPは東京方の架線51と大阪方の架線54の接続地
点に設けられる設備である。両き電用変電所SS1、S
S2が同じ電力会社から三相交流電源を供給されている
場合には、き電区分所SPにおいて東京方の架線51と
大阪方の架線54のき電電圧はほぼ同位相になる。本実
施形態のき電切替制御装置10は、このようなき電区分
所SPに設けられる設備である。
【0018】本実施形態のき電切替制御装置10は、図
2に示すように、中セクション11と、第1及び第2真
空開閉器15、17(き電切替手段)と、第1及び第2
き電計器用変圧器19、20と、ATC軌道回路21
と、シーケンサ22(切替制御手段)を備えている。
【0019】中セクション11は、東京方の架線51
(第1電車線)と大阪方の架線54(第2電車線)の間
にて第1及び第2エアセクション13、14を介して設
けられた架線であり、第1及び第2エアセクション1
3、14によって架線51、54と電気的に絶縁されて
いる。
【0020】第1真空開閉器15は、東京方の架線51
と中セクション11とを繋ぐき電線16の途中に設けら
れ、東京方の架線51から中セクション11への交流電
源の供給・非供給を切り替えるものである。第2真空開
閉器17は、大阪方の架線54と中セクション11とを
繋ぐき電線18の途中に設けられ、大阪方の架線54か
ら中セクション11への交流電源の供給・非供給を切り
替えるものである。なお、各架線51、11、54はパ
ンタグラフと接触する電車線であるのに対して、き電線
16、18はパンタグラフと接触しない電車線である。
【0021】第1き電計器用変圧器19はき電線16の
うち東京方の架線51と第1真空開閉器15の間に設け
られ、第2き電計器用変圧器20はき電線18のうち大
阪方の架線54と第2真空開閉器17の間に設けられて
いる。ATC軌道回路21は、自動列車制御のための軌
道回路であり、レール間が列車TRの車輪により短絡さ
れたことを列車位置情報として検出する回路である。こ
のATC軌道回路21は図2における地点Bから地点C
までの区間に設けられている。地点Bは、中セクション
11内に設けられた地点であり、第1エアセクション1
3から列車進行方向に列車長さ以上(例えば550m以
上)離れている。換言すれば、地点Bは、列車TRの最
前部の車輪がこの地点Bに達したときに列車全体が中セ
クション11に入いるような位置に設けられている。ま
た地点Bは、第2エアセクション14から列車進行方向
とは逆方向に所定長さ以上(所定長さは列車が真空開閉
器の切替時間に走行する距離等を考慮して決められる長
さであり、例えば150m以上)離れている。一方、地
点Cは大阪方の架線54側に設けられた地点であり、列
車TRの最後尾の車輪がこの地点Cを通過したときに列
車全体が中セクション11から抜け出るような位置に設
けられている。
【0022】シーケンサ22は、周知の電磁継電器方式
又はCPU、ROM、RAM、タイマー等の静止化ME
装置で構成され、ATC軌道回路21からの列車位置情
報や第1及び第2き電計器用変圧器19、20からのき
電電圧情報を入力するように接続され、第1及び第2真
空開閉器15、17に動作制御信号を出力するように接
続されている。
【0023】次に、本実施形態のき電切替制御装置10
の動作についてME装置での例において説明する。シー
ケンサ22は、図示しないROMに記憶されたフラグ切
替制御のプログラム(図3参照)に基づいて、図示しな
いRAMに一時的にデータを記憶させながらフラグ切替
制御処理を行う。なお、図3のフラグ切替制御は数ms
ecごとにくり返し実行される処理である。
【0024】まず、シーケンサ22は、ステップ(以下
Sと略す)100において、第1及び第2き電計器用変
圧器19、20から入力されるき電電圧情報を取り込
み、続くS110において、そのき電電圧情報から両架
線51、54のき電電圧の位相差を求め、その位相差と
予め定めた所定位相差P0とを比較し、位相差が所定位
相差P0を越えていれば(S110でNO)、両架線5
1、54を接続した場合に過電流が流れるおそれがある
ため、S140に進んで瞬時並列き電フラグをオフにす
る。つまり、この場合は中セクション11を列車TRが
通過するときに従来通り瞬時停電式の切替を行うことに
なる。一方、位相差が所定位相差P0以下ならば(S1
10でYES)、S120に進み、き電電圧情報から両
架線51、54のき電電圧電位差を求め、その電位差と
予め定めた所定電位差E0とを比較し、その電位差が所
定電位差E0を越えていれば(S120でNO)、両架
線51、54を接続した場合に過電流が流れるおそれが
ないため、前述したS140に進む。一方、S120で
電位差が所定電位差以下ならば(S120でYES)、
S130に進む。S130では、き電電圧の位相差が所
定位相差以下で且つ電位差が所定電位差以下であったこ
とから両架線51、54を接続した場合に過電流が流れ
るおそれがないと判断し、瞬時並列き電フラグをオンに
する。つまり、この場合は中セクション11を列車TR
が通過するときに従来と異なり停電させることなく両架
線51、54から中セクション11へ交流電源を供給す
ることになる。なお、所定位相差P0や所定電位差E0
経験的に求められた値であり、例えば所定位相差P0
数度とし、所定電位差E0を標準電圧の1/10程度と
してもよい。
【0025】また、シーケンサ22は、図示しないRO
Mに記憶されたき電切替制御のプログラム(図4参照)
に基づいて、RAMにデータを一時的に記憶させながら
き電切替制御処理を行う。なお、図4のき電切替制御は
数msごとにくり返し実行される割込処理である。
【0026】まず、シーケンサ22は、S200におい
て、ATC軌道回路21の列車位置情報に基づき列車T
Rの最前部の車輪が地点Bに達したか否か、つまり列車
全体が中セクション11に入いったか否かを検出する。
列車TRの最前部の車輪が地点Bに達していなければ
(S200でNO)、そのままき電切替制御を終了す
る。このとき、第1真空開閉器15は投入状態、第2真
空開閉器17は開放状態であり(定位、図5(a)参
照)、中セクション11には東京方の架線51のみから
交流電源が供給されている。一方、列車TRの最前部の
車輪が地点Bに達したならば(S200でYES)、つ
まり列車全体が中セクション11に入ったならば、S2
10に進んで瞬時並列フラグがオンか否かを判断する。
このフラグは前述の通りフラグ切替制御において設定さ
れるものである。
【0027】瞬時並列フラグがオンならば(S210で
YES)、S220に進んで第2真空開閉器17を投入
状態にする。定位では、図5(a)に示すように、第1
真空開閉器15は投入状態、第2真空開閉器17は開放
状態であるため、中セクション11には東京方の架線5
1のみから交流電源が供給され、また、東京方及び大阪
方の架線51、54はそれぞれ自分のき電用変電所SS
1、SS2のみから交流電源を供給されていたところ
(図1参照)、S220の処理により第1及び第2真空
開閉器15、17の両方が投入状態になるため、図5
(b)に示すように、中セクション11には両架線5
1、54から交流電源が供給され、また、両架線51、
54はそれぞれ隣接する2つのき電用変電所SS1、S
S2の両方から交流電源が供給されることになり、並列
き電状態になる。この結果、き電電圧の位相差及び電位
差に応じた電流が流れるが、その電流は十分小さいため
架線が損傷するおそれはなく、また、横流による電力損
失が発生するもののその損失量は小さい。その後、S2
30に進んで所定時間(ここでは0.3秒)経過したか
否かを判断し、所定時間経過したならば(S230でY
ES)、S240に進んで第1真空開閉器15を開放状
態にする。この結果、図5(c)に示すように、所定期
間経過後は中セクション11には大阪方の架線54のみ
から交流電源が供給され、また、東京方及び大阪方の架
線51、54はそれぞれ自分のき電用変電所SS1、S
S2のみから交流電源を供給される。
【0028】一方、瞬時並列フラグがオフならば(S2
10でNO)、S250に進んで第1真空開閉器15を
開放状態にする。定位では、上述した通り、第1真空開
閉器15は投入状態、第2真空開閉器17は開放状態で
あるため、S250の処理により第1及び第2真空開閉
器15、17の両方が開放状態になり、中セクション1
1には東京方及び大阪方の架線51、54のいずれから
も交流電源が供給されないことになる(図5(b’)参
照)。この結果、列車TRは停電状態になる。その後、
S260に進んで所定時間(ここでは0.3秒)経過し
たか否かを判断し、所定時間経過したならば(S260
でYES)、S270に進んで第2真空開閉器17を投
入状態にする。この結果、図5(c)に示すように、中
セクション11には大阪方の架線54のみから交流電源
が供給され、東京方及び大阪方の架線51、54はそれ
ぞれ自分のき電用変電所SS1、SS2のみから交流電
源を供給される。
【0029】S240又はS270の処理のあと、続く
S280において、ATC軌道回路21の列車位置情報
に基づき列車TRの最後尾の車輪が地点Cに達したか否
か、つまり列車全体が中セクション11から抜け出した
か否かを検出する。列車TRの最後尾の車輪が地点Cに
達していなければ(S280でNO)、そのまま待機
し、列車TRの最後尾の車輪が地点Cに達したならば
(S280でYES)、つまり列車全体が中セクション
11から抜け出したならば、S290に進み、第2真空
開閉器17を開放状態にし、所定期間(例えば0.3
秒)経過後に第1真空開閉器15を投入状態にし、瞬時
並列フラグをリセットする。これによって定位に戻る。
【0030】以上のき電切替制御につき、列車TRの進
行に伴ってどのように列車TRに交流電源が供給される
のかを説明する。両架線51、54のき電電圧の位相差
が所定位相差P0以下で且つ電位差が所定電位差E0以下
の場合には、列車全体が中セクション11に入るまでは
列車TRは東京方の架線51のみから交流電源が供給さ
れ、列車全体が中セクション11に入った後0.3秒経
過するまでは列車TRは東京方及び大阪方の架線51、
54の両方から交流電源が供給され、列車全体が中セク
ション11に入り0.3秒経過した後は大阪方の架線5
4のみから交流電源が供給される。この場合、き電切替
時に列車TRは停電することがないため、列車TRに搭
載された電気機器にショックを与えることはなく、また
列車力行中であっても加速が中断されることがなく乗客
の乗り心地が改善される。特に、列車TRが交流回生ブ
レーキ作動中に該ブレーキが失効したときその代わりに
ディスクブレーキを作動させるブレーキ切替制御装置を
備えている場合には、一時的に停電すると一旦交流回生
ブレーキが解除された後ディスクブレーキがかかるた
め、列車TRに前後衝動が生じて乗客の乗り心地を悪く
するうえ、ブレーキライニングの損耗が増大するという
問題が生じるが、本実施形態ではき電切替時に停電する
ことがないため、このような問題が生じない。
【0031】一方、両架線51、54のき電電圧の位相
差が所定位相差P0を越えるか又は電位差が所定電位差
0を越える場合には、列車全体が中セクション11に
入るまでは列車TRは東京方の架線51のみから交流電
源が供給され、列車全体が中セクション11に入った後
0.3秒経過するまでは列車TRはどこからも交流電源
が供給されないため停電し、列車全体が中セクション1
1に入り0.3秒経過した後は大阪方の架線54のみか
ら交流電源を供給される。この場合、両架線51、54
を接続したとすれば過電流による不具合が発生するおそ
れがあるため、従来通り列車を一時的に停電させるので
ある。
【0032】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記実施形態では、東京方及び大阪方の架
線51、54を接続したときに過電流が流れるか否かに
つき、き電電圧の位相差及び電位差をパラメータとして
判断したが、これ以外のパラメータを用いて判断しても
よい。
【0033】また、上記実施形態では、き電区分所での
切替装置への適応として説明したが、同種の切替設備を
持つ設備であれば適応可能である。また、上記実施形態
では、切替開閉器として真空開閉器を採用して説明した
が、真空開閉器と同等もしくはそれ以上の絶縁能力を持
つガス開閉器であっても適応可能である。
【0034】また、列車位置情報につき軌道回路を用い
て検出したが、周知の位置検出センサなどを用いて検出
してもよい。更に、上記実施形態ではS280で列車全
体が中セクションを抜けた後S290で速やかに定位に
戻したが、定位に戻すタイミングは列車全体が中セクシ
ョンを抜けてから次の列車の最前部が中セクションに進
入する前までの間であればいつでもよく、特に制限され
ない。更にまた、上記実施形態は新幹線であっても在来
線であっても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 き電設備の概略構成図である。
【図2】 き電切替制御装置の概略構成図である。
【図3】 フラグ切替制御のフローチャートである。
【図4】 き電切替制御のフローチャートである。
【図5】 き電切替制御におけるき電設備の状況を表す
説明図である。
【図6】 従来の切替セクションの概略構成図である。
【符号の説明】
10・・・き電切替制御装置、11・・・中セクショ
ン、13、14・・・第1及び第2エアセクション、1
5、17・・・第1及び第2真空開閉器、16、18・
・・き電線、19、20・・・第1及び第2き電計器用
変圧器、21・・・ATC軌道回路、22・・・シーケ
ンサ、51・・・東京方の架線、54・・・大阪方の架
線、SP・・・き電区分所、SS1、SS2・・・き電
用変電所。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 弘 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 Fターム(参考) 5H161 AA01 BB03 BB04 CC13 DD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電車線と第2電車線の間にて両電車
    線と絶縁して設けられた中セクションと、 前記第1及び第2電車線から前記中セクションへの交流
    電源の供給・非供給を切り替えるき電切替手段と、 前記き電切替手段の切替制御を行う切替制御手段とを備
    え、 前記切替制御手段は、 列車が前記中セクションを通過していない状態では、前
    記第1電車線のみから前記中セクションへ交流電源が供
    給されるように前記き電切替手段を制御し、 列車が前記中セクションを通過する際には、第1及び第
    2電車線を接続したときに過電流が流れるか否かを判断
    し、過電流が流れないと判断した場合には、列車全体が
    前記中セクションに入いってから所定期間は前記第1及
    び第2電車線の両方から前記中セクションへ交流電源が
    供給されるように、また前記所定期間経過後は前記第2
    電車線のみから前記中セクションへ交流電源が供給され
    るように前記き電切替手段を制御することを特徴とする
    き電切替制御装置。
  2. 【請求項2】 前記切替制御手段は、前記第1電車線と
    前記第2電車線のき電電圧の位相差及び電位差に基づい
    て、両電車線を接続したときに過電流が流れるか否かを
    判断する請求項1記載のき電切替制御装置。
  3. 【請求項3】 前記切替制御手段は、前記き電電圧の位
    相差が所定位相差を下回り且つ前記電位差が所定電位差
    を下回っていれば、両電車線を接続したときに過電流が
    流れないと判断する請求項1又は2記載のき電切替制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記切替制御手段は、前記列車の最前部
    が前記中セクションに進入したか否かの情報、及び、前
    記列車の最後尾が前記中セクションを抜けた否かの情報
    につき軌道回路を通じて検出する請求項1〜3のいずれ
    かに記載のき電切替制御装置。
  5. 【請求項5】 前記き電切替手段は、前記第1電車線と
    前記中セクションとの間に設けた第1真空開閉器と、前
    記第2電車線と前記中セクションとの間に設けた第2真
    空開閉器とで構成されている請求項1〜4のいずれかに
    記載のき電切替制御装置。
  6. 【請求項6】 交流回生ブレーキ作動中に該ブレーキが
    失効したときにはその代わりにディスクブレーキを作動
    させるブレーキ切替制御手段を備えた列車用のき電設備
    である請求項1〜5のいずれかに記載のき電切替制御装
    置。
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