JP2010035338A - 電気車制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インバータの直流電力側に供給される電力が無くなった後、電力が復帰したときに、電動機にトルクショックを発生させない制御をする電気車制御装置を提供することにある。
【解決手段】 インバータ9の直流電力側にフィルタコンデンサ8が接続され、集電装置2から取り込まれ、遮断器L1,L2を介して、インバータ9の直流電力側に供給された電力を変換して電気車1の電動機10に供給し、無電区間に進入した場合、遮断器L1,L2を開放し、インバータ9を制御してフィルタコンデンサ8の電圧を定格電圧にし、無電区間を抜けた場合、インバータ9を制御してフィルタコンデンサ8の電圧を架線電圧に一致させ、遮断器L1,L2を投入する電気車制御装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気車を制御する電気車制御装置に関する。
一般的に、永久磁石式同期電動機を駆動源とする電気車が知られている。例えば、電動機が許容最高回転数以上で駆動される場合でも、インバータの破損防止をすることのできる電気車が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、電気車において、インバータリレーの再投入動作が終了するまで、バッテリからインバータのパワー素子へ充電電流が流れ込まないようにするために、インバータの正側又は負側に接続されたパワー素子を導通させることが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−322302号公報 特開平9−294301号公報
しかしながら、永久磁石式同期電動機を電気鉄道車両に用いた場合、以下のような問題が生じる。
永久磁石式同期電動機は、回転中に永久磁石により誘起電圧が発生する。この誘起電圧は、インバータ素子のダイオードにより整流され、インバータの直流側に直流電圧として発生する。
ここで、電動機の回転速度が高速域においては、この誘起電圧は、架線電圧による出力可能なインバータ出力電圧を超えることがある。このとき、この誘起電圧によりインバータの直流側に発生する直流電圧は、架線から供給される電圧を超える。このため、この直流電圧は、架線側に回生電流として流れ込む。回生電流が架線側に流れると、電動機にはブレーキ側にトルクがかかる。即ち、惰行中にもかかわらず、電気車は、減速する方向に力を受けることになる。
このような事態を防止するために、電気車は、インバータから同期電動機に弱め磁束電流を流して同期電動機の磁束を弱める制御を行う。これにより、誘起電圧は、架線電圧による出力可能なインバータ出力電圧以下に抑えられる。このため、電気車の惰行時も、インバータは、ゲートを出力し、同期電動機の誘起電圧に応じたインバータ電圧を出力する。このようにして、電気車は、誘起電圧により電動機からインバータ側に電流が流れ込みブレーキトルクが発生することを防止する。
しかし、電動機に弱め磁束電流を流す制御は、走行中のパンタグラフの瞬時離線により架線からインバータに供給される電圧がゼロとなった場合、または地下鉄等によくある架線電圧のない無電区間に電気車が進入した場合は行うことができない。さらに、架線電圧急変等の外乱によってインバータ直流電圧の過電圧に至ったような場合はインバータを保護するためにインバータゲートを止めなくてはならない。
このような場合は、同期電動機とインバータの間に設けられた負荷接触器を開いて、電動機の誘起電圧をインバータの出力側にかからないようにする。このようにして、電動機の誘起電圧による直流電圧が架線電圧を超えることを防止する。しかし、走行中にインバータゲートを止めた後、電気車は、負荷接触器を再び閉じて再起動する。このとき、電動機の高速回転領域では、誘起電圧はインバータで出力可能な最大電圧を超えていることがある。このような場合、インバータ出力電圧と電動機から発生した誘起電圧との間に差が生じた状態で起動することになる。従って、負荷接触器を閉じて弱め磁束電流を流すまでの間は、その差に応じた短絡電流が流れることになる。この短絡電流により、電動機からトルクショックが発生する。このトルクショックは、電気車の乗り心地を悪化させる。
このような状況は、電気車が力行中に無電区間に進入した場合も同様である。電気車が無電区間に進入すると、インバータに供給される架線電圧はゼロとなる。このため、インバータと電動機間に設けられた負荷接触器を開く。その後の再起動時には、負荷接触器を閉じて再起動する。この場合も電動機とインバータ出力電圧との間に生じる電圧差に応じた短絡電流により、トルクショックが発生する。これにより、電気車の乗り心地は悪化する。
一方、直流架線の電気車においては、架線電圧は走行区間、走行時間帯、他車の走行状態によりその電圧値が大きく変化する。1500V架線の標準的な電気鉄道では、900Vから1800Vまで変化する可能性がある。地下鉄における第三軌条の電圧は、平均的な600Vまたは750V架線の鉄道では、400Vから900V程度まで変化する可能性がある。さらに、電気車の集電は、台車に設けられた集電靴により行われる。この集電靴は電力を供給する第三軌条との間で走行中離線が多く発生する。また、地下鉄の場合、路線のあちこちに無電区間が存在する。その無電区間に、電車が力行または回生のまま侵入することもある。これらの事情により、VVVF(Variable Voltage Variable Frequency)インバータは、走行中にかなり頻繁に供給電圧がゼロとなる状態がある。その後、供給電圧が復活してインバータを再起動するときに、前述したトルクショックが毎回発生すると、電車としてはかなり乗り心地の悪いものとなる。
そこで、本発明の目的は、インバータの直流電力側に供給される電力が無くなった後、電力が復帰したときに、電動機にトルクショックを発生させない制御をする電気車制御装置を提供することにある。
本発明の観点に従った電気車制御装置は、電車線から遮断器を介して供給された直流電力を、フィルタコンデンサが直流電力側に接続された電力変換装置により変換して、電動機に供給し、前記電動機の駆動により走行する電気車の制御をする電気車制御装置であって、前記電車線から電力の供給が無いことを検知する無電検知手段と、前記無電検知手段により検知した場合、前記遮断器を開放する開放手段と、前記開放手段により前記遮断器が開放された場合、前記インバータを制御して、前記フィルタコンデンサの電圧を前記インバータの許容する電圧に制御する無電時フィルタコンデンサ電圧制御手段と、前記無電検知手段による検知後、前記電車線から電力の供給が復帰したことを検知する電力復帰検知手段と、前記電力復帰検知手段により電力の供給が復帰したことを検知した場合、前記インバータを制御して、前記フィルタコンデンサの電圧を前記電車線の電圧に一致させる制御をする復帰時フィルタコンデンサ電圧制御手段と、前記復帰時フィルタコンデンサ電圧制御手段による制御後に、前記遮断器を投入する投入手段とを備えている。
本発明によれば、インバータの直流電力側に供給される電力が無くなった後、電力が復帰したときに、電動機にトルクショックを発生させない制御をする電気車制御装置を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電気車1の構成を示す構成図である。なお、以降の図における同一部分には、同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。以降の実施形態も同様にして重複する説明を省略する。
電気車1は、集電装置2と、高速度遮断器3と、充電抵抗器4と、車輪5と、フィルタリアクトル6と、負荷接触器7と、フィルタコンデンサ8と、VVVFインバータ9と、永久磁石式同期電動機10と、制御装置20と、直流電圧検出器DP1,DP2と、遮断器L1,L2とを備えている。
電気車1は、直流架線から直流電力の供給を受けて走行する電気鉄道車両である。
集電装置2は、直流架線と電気的に接触するように設けられている。集電装置2は、高速度遮断器3、遮断器L1、リアクトル6、遮断器L2を順次に介して、VVVFインバータ9の直流電力側の正極端子に接続されている。集電装置2は、直流架線から電気車1に直流電力を取り込む装置である。集電装置2は、例えばパンタグラフである。集電装置2は、永久磁石式同期電動機10を駆動するために、取り込んだ直流電力をVVVFインバータ9に供給する。
高速度遮断器3は、異常な直流電流を高速度で検知し、故障電流を遮断する遮断器である。
充電抵抗器4は、遮断器L1の両端を短絡するように設けられている。充電抵抗器4は、遮断器L2を投入した時に、フィルタコンデンサ8に過電流が流れ込まないようにするために設けられている。
車輪5は、VVVFインバータ9の直流電力側の負極端子に接続されている。車輪5は、電気車1が走行するための車輪である。車輪5は、レールと電気的に接触する。車輪5は、VVVFインバータ9の直流電力側の負極となる。
フィルタリアクトル6は、フィルタコンデンサ8と共に、フィルタ回路を構成する機器である。
負荷接触器7は、VVVFインバータ9と永久磁石式同期電動機10との電気的な接続又は切離しを行うための機器である。
フィルタコンデンサ8は、VVVFインバータ9の直流電力側の正極端子と負極端子との間に設けられている。フィルタコンデンサ8は、フィルタリアクトル6と共に、フィルタ回路を構成する機器である。
VVVFインバータ9は、架線から供給された直流電力を交流電力に変換し、永久磁石式同期電動機10に交流電力を供給する。VVVFインバータ9は、永久磁石式同期電動機10から発生した交流電力を直流電力に変換し、直流架線に直流電力を供給する。
永久磁石式同期電動機10は、電気車1が走行するための動力源である。
直流電圧検出器DP1は、一方の端子を高速度遮断器3と遮断器L1との間の電線に接続し、もう一方の端子をVVVFインバータ9の直流電力側の負極端子と同電位の箇所に接続している。直流電圧検出器DP1は、高速度遮断器3と遮断器L1との間の箇所の対地間の電圧を検出する。即ち、直流電圧検出器DP1は、架線電圧を検出する。
直流電圧検出器DP2は、VVVFインバータ9の直流電力側の正極端子と負極端子との間に、フィルタコンデンサ8と並列に接続されている。直流電圧検出器DP2は、フィルタコンデンサ8の電圧を検出する。
遮断器L1は、投入されると、充電抵抗器4を短絡する。
遮断器L2は、直流架線とVVVFインバータ9との電気的な接続及び切離しを行う機器である。
制御装置20は、電気車1を全般的に制御する。
制御装置20は、接触器開閉制御部21と、FC電圧制御部24と、電動機トルク制御部26と、切替器27とを備えている。
接触器開閉制御部21は、直流電圧検出器DP2により検出された電圧信号を受信する。接触器開閉制御部21は、受信した電圧信号に基づいて、遮断器L1,L2の投入及び開放を行う。接触器開閉制御部21は、受信した電圧信号に基づいて、切替器27の切り替えをする。
FC電圧制御部24は、直流電圧検出器DP1,DP2のそれぞれにより検出された電圧信号を受信する。FC電圧制御部24は、フィルタコンデンサ電圧が所定の電圧になるように、VVVFインバータ9を制御する。
電動機トルク制御部26は、直流電圧検出器DP1により検出された電圧信号を受信する。電動機トルク制御部26は、VVVFインバータ9を制御して、永久磁石式同期電動機10のトルクを制御する。
切替器27は、VVVFインバータ9の制御をするために、FC電圧制御部24又は電動機トルク制御部26のいずれか一方を選択する。従って、VVVFインバータ9の制御方式は、切替器27により切り替えられる。
図2は、本実施形態に係る制御装置20による力行時の制御手順を示すフローチャートである。図3は、本実施形態に係る電気車1の力行時における各構成機器の状態の変化を示すグラフ図である。(a)は、直流電圧検出器DP1により検出された電圧を示すグラフ図である。(b)は、直流電圧検出器DP2により検出された電圧を示すグラフ図である。(c)は、遮断器L1の状態を示すグラフ図である。(d)は、遮断器L2の状態を示すグラフ図である。(e)は、負荷接触器7の状態を示すグラフ図である。(f)は、VVVFインバータ9へのゲート信号の状態を示すグラフ図である。(g)は、永久磁石式同期電動機10のトルクを示すグラフ図である。
図2及び図3を参照して、制御装置20による電気車1の力行時の制御について説明する。具体的には、電気車1が力行時に無電区間に進入してから抜けるまでの間の制御について説明する。
制御装置20は、無電区間に進入する前の力行時の電気車1の制御を、電動機トルク制御部26により行う。
電気車1が無電区間に進入すると、電気車1に直流電力が取り込まれなくなる(図3の時刻t11)。従って、直流電圧検出器DP1により検出される架線電圧はゼロになる。
電気車1に直流電力が取り込まれなくなると、フィルタコンデンサ8に蓄えられた電荷は、永久磁石式同期電動機10の駆動により消費される。このため、フィルタコンデンサ8の電圧は低下する。従って、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値は低下する(図3の時刻t11から時刻t12間)。
直流電圧検出器DP2により検出される電圧値が閾値以下となると(図2のステップS101)、接触器開閉制御部21は、遮断器L1及び遮断器L2を開放する(図2のステップS102、図3の時刻t12)。このとき、制御装置20は、インバータゲート及び負荷接触器7を開放しない。同時に、接触器開閉制御部21は、切替器27により、電動機トルク制御部26からFC電圧制御部24による制御に切り替える(図2のステップS103)。
FC電圧制御部24は、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値を、VVVFインバータ9の力行時の定格電圧になるように、VVVFインバータ9を制御する(図2のステップS104、図3の時刻t12)。例えば、この定格電圧は、1500V架線のシステムであれば1500V、600V架線のシステムであれば600Vである。この制御により、VVVFインバータ9は、直流電力を消費させないように制御されるため、永久磁石式同期電動機10のトルクは減少し、ゼロになる。
電気車1は、無電区間を抜けると、直流架線による直流電力の供給を受ける。制御装置20は、直流電圧検出器DP1により、架線電圧の復帰を検出する(図2のステップS105、図3の時刻t13)。
FC電圧制御部24は、架線電圧の復帰を検出すると、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値を、直流電圧検出器DP1により検出される電圧値になるように、VVVFインバータ9を制御する(図2のステップS106)。即ち、FC電圧制御部24は、フィルタコンデンサ8の電圧を架線電圧に一致させるように制御する。
接触器開閉制御部21は、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値と直流電圧検出器DP1により検出される電圧値とが一致すると、遮断器L1及び遮断器L2を投入する(図2のステップS107、図3の時刻t14)。同時に、接触器開閉制御部21は、切替器27により、FC電圧制御部24から電動機トルク制御部26による制御に切り替える(図2のステップS108)。
電動機トルク制御部26は、永久磁石式同期電動機10のトルクを、乗り心地を害しない傾きで上昇させて力行トルクを復活させる(図2のステップS109、図3の時刻t14)。これにより、電動機トルク制御部26は、電気車1のトルク制御による力行運転を再開する。
図4は、本実施形態に係る制御装置20による回生時の制御手順を示すフローチャートである。図5は、本実施形態に係る電気車1の回生時における各構成機器の状態の変化を示すグラフ図である。(a)は、直流電圧検出器DP1により検出された電圧を示すグラフ図である。(b)は、直流電圧検出器DP2により検出された電圧を示すグラフ図である。(c)は、遮断器L1の状態を示すグラフ図である。(d)は、遮断器L2の状態を示すグラフ図である。(e)は、負荷接触器7の状態を示すグラフ図である。(f)は、VVVFインバータ9へのゲート信号の状態を示すグラフ図である。(g)は、永久磁石式同期電動機10のトルクを示すグラフ図である。
図4及び図5を参照して、制御装置20による電気車1の回生時の制御について説明する。具体的には、電気車1が回生時に無電区間に進入してから抜けるまでの間の制御について説明する。
制御装置20は、無電区間に進入する前の回生時の電気車1の制御を、電動機トルク制御部26により行う。
電気車1が無電区間に進入すると、永久磁石式同期電動機10から発生した回生電力の行き場がなくなる(図5の時刻t21)。このとき、直流電圧検出器DP1により検出される架線電圧はゼロになる。
回生電力の行き場が失われると、回生電力は、フィルタコンデンサ8に蓄電される。このため、フィルタコンデンサ8の電圧は上昇する。従って、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値は上昇する(図5の時刻t21から時刻t22間)。
直流電圧検出器DP2により検出される電圧値が閾値以上となると(図4のステップS201)、接触器開閉制御部21は、遮断器L1及び遮断器L2を開放する(図4のステップS202、図5の時刻t22)。このとき、制御装置20は、インバータゲート及び負荷接触器7を開放しない。同時に、接触器開閉制御部21は、切替器27により、電動機トルク制御部26からFC電圧制御部24による制御に切り替える(図4のステップS203)。
FC電圧制御部24は、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値を、VVVFインバータ9の力行時の定格電圧になるように、VVVFインバータ9を制御する(図4のステップS204、図5の時刻t22)。例えば、この定格電圧は、1500V架線のシステムであれば1500V、600V架線のシステムであれば600Vである。この制御により、VVVFインバータ9は、直流電圧が下がらないように制御されるため、永久磁石式同期電動機10のトルクは減少し、ゼロになる。
電気車1は、無電区間を抜けると、集電装置2に直流架線が電気的に接触する。制御装置20は、直流電圧検出器DP1により、架線電圧の復帰を検出する(図4のステップS205、図5の時刻t23)。
FC電圧制御部24は、架線電圧の復帰を検出すると、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値を、直流電圧検出器DP1により検出される電圧値になるように、VVVFインバータ9を制御する(図4のステップS206)。即ち、FC電圧制御部24は、フィルタコンデンサ8の電圧を架線電圧に一致させるように制御する。
接触器開閉制御部21は、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値と直流電圧検出器DP1により検出される電圧値とが一致すると、遮断器L1及び遮断器L2を投入する(図4のステップS207、図5の時刻t24)。同時に、接触器開閉制御部21は、切替器27により、FC電圧制御部24から電動機トルク制御部26による制御に切り替える(図4のステップS208)。
電動機トルク制御部26は、永久磁石式同期電動機10のトルクを、乗り心地を害しない傾きで上昇させてブレーキトルクを復活させる(図4のステップS209、図5の時刻t24)。これにより、電動機トルク制御部26は、電気車1のトルク制御による回生運転を再開する。
本実施形態によれば、電気車1が無電区間に進入し、集電装置2に架線電圧が印加されなくなっても、VVVFインバータ9と永久磁石式同期電動機10との間に設けられた負荷接触器7は、遮断されない。このため、架線電圧の復活による負荷接触器7の再投入という操作がない。よって、負荷接触器7の再投入時に、VVVFインバータ9の出力電圧と永久磁石式同期電動機10の誘起電圧との電圧差により流れる短絡電流により、永久磁石式同期電動機10のトルクショックが生じるという問題は発生しない。即ち、電気車1の無電区間の通過による負荷接触器7の再投入により、トルクショックが生じて、電気車1の乗り心地の悪化を招くという問題は発生しない。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る電気車1Aの構成を示す構成図である。
電気車1Aは、図1に示す第1の実施形態に係る電気車1に、集電装置2A、車輪5A、及び直流電圧検出器DP0を追加して設け、制御装置20を制御装置20Aに置き換えた構成である。その他の点は、電気車1と同様の構成である。
集電装置2Aは、VVVFインバータ9に直流電力を供給するための集電装置2よりも電気車1Aの進行方向に対して前方に設けられている。集電装置2Aは、直流架線の電圧を検出するための装置である。集電装置2Aは、例えばパンタグラフである。
車輪5Aは、車輪5よりも電気車1Aの進行方向に対して前方に設けられている。車輪5Aは、電気車1Aが走行するための車輪である。車輪5Aは、レールと電気的に接触する。車輪5Aは、集電装置2A側を正極とする直流電力の負極となる。
直流電圧検出器DP0は、一方の端子を集電装置2Aに接続し、もう一方の端子を車輪5Aに接続している。直流電圧検出器DP0は、集電装置2Aを正極とし、車輪5Aを負極とする直流電圧を検出する。即ち、直流電圧検出器DP0は、架線電圧を検出する。
制御装置20Aは、電気車1Aを全般的に制御する。
制御装置20Aは、接触器開閉制御部21Aと、FC電圧制御部24Aと、電動機トルク制御部26Aと、切替器27Aとを備えている。
接触器開閉制御部21Aは、直流電圧検出器DP0,DP1,DP2のそれぞれにより検出された電圧信号を受信する。接触器開閉制御部21Aは、直流電圧検出器DP0から受信した電圧信号に基づいて、遮断器L1,L2の開放を行う。接触器開閉制御部21Aは、直流電圧検出器DP1から受信した電圧信号に基づいて、遮断器L1,L2の投入を行う。接触器開閉制御部21Aは、直流電圧検出器DP0又は直流電圧検出器DP1から受信した電圧信号に基づいて、切替器27の切り替えをする。
FC電圧制御部24Aは、直流電圧検出器DP0,DP1,DP2のそれぞれにより検出された電圧信号を受信する。FC電圧制御部24Aは、フィルタコンデンサ電圧が所定の電圧になるように、VVVFインバータ9を制御する。
電動機トルク制御部26Aは、直流電圧検出器DP0により検出された電圧信号を受信する。電動機トルク制御部26Aは、VVVFインバータ9を制御して、永久磁石式同期電動機10のトルクを制御する。
切替器27Aは、VVVFインバータ9の制御をするために、FC電圧制御部24A又は電動機トルク制御部26Aのいずれか一方を選択する。従って、VVVFインバータ9の制御方式は、切替器27Aにより切り替えられる。
図7は、本実施形態に係る制御装置20Aによる制御手順を示すフローチャートである。図8は、本実施形態に係る電気車1Aの各構成機器の状態の変化を示すグラフ図である。(a)は、直流電圧検出器DP0により検出された電圧を示すグラフ図である。(b)は、直流電圧検出器DP1により検出された電圧を示すグラフ図である。(c)は、直流電圧検出器DP2により検出された電圧を示すグラフ図である。(d)は、遮断器L1の状態を示すグラフ図である。(e)は、遮断器L2の状態を示すグラフ図である。(f)は、負荷接触器7の状態を示すグラフ図である。(g)は、VVVFインバータ9へのゲート信号の状態を示すグラフ図である。(h)は、永久磁石式同期電動機10のトルクを示すグラフ図である。
図7及び図8を参照して、制御装置20Aによる電気車1Aの制御について説明する。具体的には、電気車1Aが無電区間に進入してから抜けるまでの間の制御について説明する。制御装置20Aは、力行時の制御と回生時の制御とは同様に行う。
制御装置20Aは、無電区間に進入する前の電気車1Aの制御を、電動機トルク制御部26Aにより行う。
電気車1Aの集電装置2Aが無電区間に進入すると、直流電圧検出器DP0により検出される電圧はゼロになる(図7のステップS301、図8の時刻t31)。これにより、VVVFインバータ9に供給される直流電力(直流電圧検出器DP1により検出される電圧)が無くなる前に、制御装置20Aは、無電区間に進入することを検知する。
電動機トルク制御部26Aは、直流電圧検出器DP0により無電区間に進入することを事前に検知すると、永久磁石式同期電動機10のトルクを絞る制御をする(図7のステップS302、図8の時刻t31)。
接触器開閉制御部21Aは、電動機トルク制御部26Aがトルクを絞りきった後に、遮断器L1及び遮断器L2を開放する(図7のステップS303、図8の時刻t32)。例えば、接触器開閉制御部21Aは、直流電圧検出器DP0による無電区間の検出から所定時間後に、遮断器L1及び遮断器L2を開放する。このとき、制御装置20Aは、インバータゲート及び負荷接触器7を開放しない。同時に、接触器開閉制御部21Aは、切替器27Aにより、電動機トルク制御部26AからFC電圧制御部24Aによる制御に切り替える(図7のステップS304)。
FC電圧制御部24Aは、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値を、VVVFインバータ9の定格電圧になるように、VVVFインバータ9を制御する(図7のステップS305、図8の時刻t32)。例えば、この定格電圧は、1500V架線のシステムであれば1500V、600V架線のシステムであれば600Vである。
その後、電気車1Aの集電装置2が無電区間に進入する。よって、VVVFインバータ9に供給される直流電力が無くなる。即ち、直流電圧検出器DP1により検出される電圧がゼロになる(図8の時刻t33)。このとき、既に、永久磁石式同期電動機10のトルクは、ゼロに絞られている。また、VVVFインバータ9の直流電力側は、定格電圧に制御されている。
電気車1Aが無電区間を通過する際、最初に集電装置2Aが無電区間を抜ける。このとき、直流電圧検出器DP0は、架線電圧の復帰を検出する(図8の時刻t34)。次に集電装置2が無電区間を抜ける。このとき、直流電圧検出器DP1は、架線電圧の復帰を検出する。(図7のステップS306、図8の時刻t35)。制御装置20Aは、直流電圧検出器DP0,DP1により、架線電圧の復帰を検出する。
FC電圧制御部24は、直流電圧検出器DP1により架線電圧の復帰を検出すると、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値を、直流電圧検出器DP1により検出される電圧値になるように、VVVFインバータ9を制御する(図7のステップS307)。即ち、FC電圧制御部24Aは、フィルタコンデンサ8の電圧を架線電圧に一致させるように制御する。
接触器開閉制御部21Aは、直流電圧検出器DP2により検出される電圧値と直流電圧検出器DP1により検出される電圧値とが一致すると、遮断器L1及び遮断器L2を投入する(図7のステップS308、図8の時刻t36)。同時に、接触器開閉制御部21Aは、切替器27Aにより、FC電圧制御部24Aから電動機トルク制御部26Aによる制御に切り替える(図7のステップS309、図8の時刻t36)。
電動機トルク制御部26Aは、永久磁石式同期電動機10のトルクを、乗り心地を害しない傾きで上昇させてトルクを復活させる(図7のステップS310、図8の時刻t36)。これにより、電動機トルク制御部26Aは、電気車1のトルク制御による運転を再開する。
本実施形態によれば、第1の実施形態による作用効果に加え、以下の作用効果を得ることができる。
VVVFインバータ9に直流電力を供給する集電装置2の進行方向の前方に設けられた集電装置2Aに印加される架線電圧を検出することで、制御装置20Aは、事前に、集電装置2が無電区間に進入することを検出することができる。このような構成により、制御装置20Aは、VVVFインバータ9に供給される直流電力が無くなる前に、永久磁石式同期電動機10のトルクを絞ることができる。このため、電気車1Aは、無電区間の進入時においても、急激なトルク減少を防止することができる。従って、電気車1Aは、無電区間の進入時において、第1の実施形態に係る電気車1よりも、乗り心地を向上させることができる。
なお、第1の実施形態において、電気車1は、直流架線からの直流電力の供給により、走行する構成としたがこれに限らない。例えば、電気車1は、第三軌条により直流電力が供給され、走行する構成としてもよい。この場合において、集電装置2は、架空線式に主に用いられるパンタグラフなどを、第三軌条式に主に用いられる集電靴などに置き換えた構成とすることができる。同様に、第2の実施形態においても、図9に示すように、電気車1Aは、第三軌条TRにより直流電力が供給される構成としてもよい。この場合において、集電装置(集電靴)2Aを、集電装置(集電靴)2が設けられた近傍の車輪よりも進行方向に対して前方の車輪近傍に設けることで、電気車1Aを構成することができる。このとき、直流電圧検出器DP0は、集電装置2Aと集電装置2Aの近傍の車輪との間の電圧を検出するように設けることができる。
また、各実施形態において、FC電圧制御部24は、無電区間におけるフィルタコンデンサ8の電圧を、直流架線の定格電圧となるように制御したが、定格電圧以外の他の電圧に制御してもよい。この制御の基準となる電圧は、VVVFインバータ9の主回路の許容する範囲内の電圧であれば、任意に設定してよい。
さらに、各実施形態において、VVVFインバータ9への供給電力が無くなる場合を、説明の便宜上、無電区間を通過する場合として説明したが、他の原因による場合も同様に制御することができる。例えば、他の原因としては、電車線の電圧の大きな変動、集電装置の電車線からの離線などである。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る電気車の構成を示す構成図。 第1の実施形態に係る制御装置による力行時の制御手順を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る電気車の力行時における各構成機器の状態の変化を示すグラフ図。 第1の実施形態に係る制御装置による回生時の制御手順を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る電気車の回生時における各構成機器の状態の変化を示すグラフ図。 本発明の第2の実施形態に係る電気車の構成を示す構成図。 第2の実施形態に係る制御装置による制御手順を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る電気車の各構成機器の状態の変化を示すグラフ図。 第2の実施形態に係る電気車を第三軌条式に適用した構成を示す構成図。
符号の説明
1…電気車、2…集電装置、3…高速度遮断器、4…充電抵抗器、5…車輪、6…フィルタリアクトル、7…負荷接触器、8…フィルタコンデンサ、9…VVVFインバータ、10…永久磁石式同期電動機、20…制御装置、21…接触器開閉制御部、24…FC電圧制御部、26…電動機トルク制御部、27…切替器、DP1,DP2…直流電圧検出器、L1,L2…遮断器。

Claims (8)

  1. 電車線から遮断器を介して供給された直流電力を、フィルタコンデンサが直流電力側に接続された電力変換装置により変換して、電動機に供給し、前記電動機の駆動により走行する電気車の制御をする電気車制御装置であって、
    前記電車線から電力の供給が無いことを検知する無電検知手段と、
    前記無電検知手段により電力の供給が無いことを検知した場合、前記遮断器を開放する開放手段と、
    前記開放手段により前記遮断器が開放された場合、前記インバータを制御して、前記フィルタコンデンサの電圧を前記インバータの許容する電圧に制御する無電時フィルタコンデンサ電圧制御手段と、
    前記無電検知手段により電力の供給が無いことを検知した後、前記電車線から電力の供給が復帰したことを検知する電力復帰検知手段と、
    前記電力復帰検知手段により電力の供給が復帰したことを検知した場合、前記インバータを制御して、前記フィルタコンデンサの電圧を前記電車線の電圧に一致させる制御をする復帰時フィルタコンデンサ電圧制御手段と、
    前記復帰時フィルタコンデンサ電圧制御手段による制御後に、前記遮断器を投入する投入手段と
    を備えたことを特徴とする電気車制御装置。
  2. 前記無電時フィルタコンデンサ電圧制御手段は、前記インバータの定格電圧に制御して、前記インバータの許容する電圧とすること
    を特徴とする請求項1に記載の電気車制御装置。
  3. 前記無電検知手段は、力行時は前記フィルタコンデンサの電圧が第1の閾値以下になったときを電力の供給が無いとして検知し、回生時は前記フィルタコンデンサ電圧が第2の閾値以上になったときを電力の供給が無いとして検知すること
    を特徴とする請求項1に記載の電気車制御装置。
  4. 電車線から遮断器を介して供給された直流電力を、フィルタコンデンサが直流電力側に接続された電力変換装置により変換して、電動機に供給し、前記電動機の駆動により走行する電気車の制御をする電気車制御装置であって、
    前記インバータの直流電力側に供給される電力が無くなることを事前に検知する無電事前検知手段と、
    無電事前検知手段により検知した場合、前記インバータを制御して、前記電動機のトルクを減少させる電動機トルク減少制御手段と、
    前記電動機トルク減少制御手段による制御後、前記遮断器を開放する開放手段と、
    前記開放手段により前記遮断器が開放された場合、前記インバータを制御して、前記フィルタコンデンサの電圧を前記インバータの許容する電圧に制御する無電時フィルタコンデンサ電圧制御手段と、
    前記無電事前検知手段による検知後、前記電車線から電力の供給が復帰したことを検知する電力復帰検知手段と、
    前記電力復帰検知手段により電力の供給が復帰したことを検知した場合、前記インバータを制御して、前記フィルタコンデンサの電圧を前記電車線の電圧に一致させる制御をする復帰時フィルタコンデンサ電圧制御手段と、
    前記復帰時フィルタコンデンサ電圧制御手段による制御後に、前記遮断器を投入する投入手段と
    を備えたことを特徴とする電気車制御装置。
  5. 前記投入手段による前記遮断器の投入後、前記インバータを制御して、乗り心地を害さないように前記電動機のトルクを増加させる電動機トルク増加制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気車制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気車制御装置を備えたこと
    を特徴とする電気車。
  7. 電車線から遮断器を介して供給された直流電力を、フィルタコンデンサが直流電力側に接続された電力変換装置により変換して、電動機に供給し、前記電動機の駆動により走行する電気車の制御をする電気車制御方法であって、
    前記電車線から電力の供給が無いことを検知する無電検知手順と、
    前記無電検知手順により電力の供給が無いことを検知した場合、前記遮断器を開放する開放手順と、
    前記開放手順により前記遮断器が開放された場合、前記インバータを制御して、前記フィルタコンデンサの電圧を前記インバータの許容する電圧に制御する無電時フィルタコンデンサ電圧制御手順と、
    前記無電検知手順による検知後、前記電車線から電力の供給が復帰したことを検知する電力復帰検知手順と、
    前記電力復帰検知手順により電力の供給が復帰したことを検知した場合、前記インバータを制御して、前記フィルタコンデンサの電圧を前記電車線の電圧に一致させる制御をする復帰時フィルタコンデンサ電圧制御手順と、
    前記復帰時フィルタコンデンサ電圧制御手順による制御後に、前記遮断器を投入する投入手順と
    を含むことを特徴とする電気車制御方法。
  8. 電車線から遮断器を介して供給された直流電力を、フィルタコンデンサが直流電力側に接続された電力変換装置により変換して、電動機に供給し、前記電動機の駆動により走行する電気車の制御をする電気車制御方法であって、
    前記インバータの直流電力側に供給される電力が無くなることを事前に検知する無電事前検知手順と、
    無電事前検知手順により検知した場合、前記インバータを制御して、前記電動機のトルクを減少させる電動機トルク減少制御手順と、
    前記電動機トルク減少制御手順による制御後、前記遮断器を開放する開放手順と、
    前記開放手順により前記遮断器が開放された場合、前記インバータを制御して、前記フィルタコンデンサの電圧を前記インバータの許容する電圧に制御する無電時フィルタコンデンサ電圧制御手順と、
    前記無電事前検知手順による検知後、前記電車線から電力の供給が復帰したことを検知する電力復帰検知手順と、
    前記電力復帰検知手順により電力の供給が復帰したことを検知した場合、前記インバータを制御して、前記フィルタコンデンサの電圧を前記電車線の電圧に一致させる制御をする復帰時フィルタコンデンサ電圧制御手順と、
    前記復帰時フィルタコンデンサ電圧制御手順による制御後に、前記遮断器を投入する投入手順と
    を含むことを特徴とする電気車制御方法。
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